JPS6231422Y2 - - Google Patents

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JPS6231422Y2
JPS6231422Y2 JP18441782U JP18441782U JPS6231422Y2 JP S6231422 Y2 JPS6231422 Y2 JP S6231422Y2 JP 18441782 U JP18441782 U JP 18441782U JP 18441782 U JP18441782 U JP 18441782U JP S6231422 Y2 JPS6231422 Y2 JP S6231422Y2
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JP
Japan
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lid
base material
flange surface
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thin strip
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JP18441782U
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JPS5987470U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食品等を収納・包装するための気密性
にすぐれた開閉自在の蓋付き容器に関する。
食品(例えば、味噌、佃煮、ハム、ジヤム)等
の容器は、流通過程での異物混入や内容物の変質
をきたさないために密封(気密)状態に保持され
ることを要し、かつ消費者の食に供されるまで内
容物の確実なバージン性を保証し得るものでなけ
ればならない。更に、消費者において内容物を食
するに当つては、一度に全量消費されることは少
く、複数回に分けて使用されるのが一般であるか
ら、容器破封後にも、内容物の取出しの都度、容
易に開閉し得るとともに、確実な気密状態で保管
できることが望まれる。気密性に欠けると、例え
ば冷蔵庫等での保管中に、内容物の性状(含水
量、形態、味など)に変化が生じて食品価値を損
うばかかりか、極端な場合には食に供し得なくな
つてしまうからである。
従来、上記用途の容器として、第9図に示すよ
うに、開口周囲に凸条12が形成された容器本体
1と、シート状内蓋2aと、周縁に溝条2b・1
を有する外蓋2bとからなる容器が広く使用され
ている。これは、容器本体1内に内容物を収納し
たのち、シート状内蓋2aを開口周縁のフランジ
面13に接着剤などにて気密に貼着し、そのうえ
から外蓋2bをその溝条2b・1と本体の凸条1
2との嵌め合いにより着脱自在に冠着して封緘を
完成し、一方内容物の取出しに当つては、内蓋2
aを剥離除去し、その後は外蓋2bにて開口を閉
じて保管するようにしたものである。したがつ
て、流通過程での気密性や内容物のバージン性は
内蓋2aの貼着によつて保証されるが、一旦破封
したのちは、外蓋2bを本体の開口凸条12を嵌
め合せるにすぎないので、保管中の気密性は殆ん
ど期待することができない。また、予め内蓋と外
蓋の2種類を準備せねばならず、かつ内蓋の貼着
と外蓋の冠着の二重の手間を要するなど、コスト
および工程面での負担も大きい。
本考案は上記問題を解決したものであり、破封
前の気密性、バージン性にすぐれるとともに、破
封ののちも、開閉自在で、気密に開口を閉じるこ
とができる容器を提供する。
本考案の実施例を添付の図面に従つて説明すれ
ば、1は容器本体であり、その開口のまわりにフ
ランジ面11を有する。2は蓋であり、その周縁
帯域が本体フランジ面11に重なるように開口に
かぶせられる。周縁帯域の一部領域21は本体の
フランジ面11に剥離しないように固着される固
定部である。
蓋2は、第2図〜第4図に示すように、おもて
基材22とうら基材23とが粘着剤層24にて一
体に接合されてなり、そのうら基材23の周縁帯
域(本体フランジ面11に当接する領域)には、
前記固定部21を除いて刻設された2本の切取線
25,25にて細帯条26が画成されている。な
お27は蓋の開閉時のつまみ用突片である。
上記蓋2は、内容物Mが収納された本体1の開
口フランジ面11に周縁帯域が重なるようにかぶ
せられ、固定部21および細帯条26をフランジ
面11に剥離しないように固着させることにより
封緘を完成する(第5図)。
封緘した容器を破封するには、突片27をつま
みとして蓋2を、固定部21を除いてフランジ面
11から引剥がせばよい。蓋を引剥すと、うら基
材の細帯条26は切取線25,25にそつて蓋か
ら切取られてそのまゝフランジ面11に残り、一
方引剥がされた蓋2の裏面の周縁帯域には、切取
られた細帯条のあとに粘着剤層24の露出する溝
条Gが形成される(第1図、第6図)。なお、蓋
2の引剥しは切取線25,25の終端部で停止
し、破封後も固定部21はフランジ面11に固着
したまゝである。
破封した器内から内容物Mの一部を取出したの
ち、蓋2を開口フランジ面11上にもどし、その
周縁帯域を指でフランジ面に押しつければ、溝条
G内に露出した粘着剤層24を介して、フランジ
面上の細帯条26と密着し、前記第5図のように
再び気密状態に封止される。蓋2の開閉は、固定
部21を支点として必要に応じて何度もくりかえ
すことができる。
容器本体1の構成材料は、内容物の種類、包装
重量、その他の包装条件に応じて公知の材料か選
らばれる。代表的には、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)などのプラスチツク射出形成形品
であるが、そのほか紙、合成紙などの成形加工品
であつてもよい。むろん、その形状は、蓋2の貼
着に必要なフランジ面11を有するほかは、直方
体、円筒体など任意である。
蓋2を構成するおもて基材22、うら基材23
としては、例えばプラスチツクシートもしくはフ
イルム、紙、合成紙、金属箔などのなかから、包
装される内容物の性質などに応じて必要な材料特
性(例えば、防湿性、ガスバリアー性)を有する
ものが適宜使用される。おもて基材とうら基材の
材料の組合せの例として、おもて基材およびうら
基材ともプラスチツク、おもて基材は紙、うら基
材はプラスチツク、おもて基材は合成紙、うら基
材はアルミニウム箔、などを挙げることができ
る。また、必要に応じて、おもて基材やうら基材
として、それぞれ異種材料を貼合せたラミネート
材が使用されることもある。
おもて基材22とうら基材23とを接合する粘
着剤24は、該両基材が容易に剥離することがな
く、かつ蓋の開閉のくりかえしのつど、フランジ
面上の細帯条26との気密な密着状態を与え得る
粘着力を有するものであればよい。
前記の蓋2の例では、おもて基材22にその裏
面全体をおゝううら基材23を当てがつて両者を
粘着剤層24で接合しているが、必ずしもそうす
る必要はなく、例えば第7図、第8図に示すよう
に、フランジ面に当接する周縁帯域のみにうら基
材23を接合したものであつてもよく、そのうら
基材23に切取線25,25で細帯条26を画成
しておけば前記例の蓋と同様に本考案の目的を達
成することができる。
容器を封緘する際の蓋2のうら基材23に画成
された細帯条26および固定部21のフランジ面
11に対する固着は適宜の方法で行えばよい。例
えば、うら基材23とフランジ面11とが互いに
熱融着性を有する材質である場合には、第5図の
仮想線に示すように、加熱融着手段Hを蓋2とフ
ランジ面11の両側から当接させて固着すべき界
面を熱融着させればよく、またそれ自身では熱融
着性を有しない場合には、固着すべき界面に予め
ホツトメルト剤(感熱接着剤)を塗布しておいて
上記と同じ要領で融着させることにより剥離しな
いように固着させることができる。
うら基材周縁帯域の細帯条26を画成する切取
線25,25は、破切に支障のない末切断部分を
随伴する所謂ハーフカツトライン、例えば断続ス
リツト、ミシン線、あるいは浅く切込まれた連続
スリツトなどである。このように切取線に断続的
もしくは連続的な末切断部分を残しておけば、最
初に破封される際に、の末切断部分の破切の有無
により内容物のバージン性を容易に確認すること
ができる。
本考案は上記の構成であるから、 (i) 破封されるまでの確実な封緘とバージン性を
保証するだけなく、破封後にも蓋の開閉が簡単
で、かつ繰返し気密に封止することができる。
従つて、食品などの包装、保存容器として使
用することにより、従来容器における内容物の
変質等の問題を解消することができる。もちろ
ん、食品に限らず、要するに内容物のバージン
性や気密保存が望まれる各種物品の容器として
も使用される。
(ii) 従来の前軌容器のような外蓋と内蓋との2種
類を準備する必要がない。また容器本体の開口
部や蓋に、嵌め合いのための凹凸溝を設ける必
要もなく、かつ蓋を本体フランジ面に貼着する
だけで封緘を完成する。従つ、材料コストの低
減や製造工程、封緘工程の簡略化をもたらす。
(iii) 蓋のおもて基材に予め印刷により着色、図
柄、商標等を表示し、あるいは別途用意したラ
ベルを貼着することにより、意匠効果を付与
し、店頭効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の破封時の斜視図、第
2図は蓋の例を示す裏面図、第3図はA−A断面
図、第4図はB−B断面図、第5図および第6図
はそれぞれ本考案の実施例の断面説明図、第7図
は蓋の他の例を示す裏面図、第8図はC−C断面
図、第9図は従来例の分解断面図である。 1……容器本体、2……蓋、21……固定部、
22……おもて基材、23……うら基材、24…
…粘着剤層、25……切取線、26……細帯条、
27……つまみ用突片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口のまわりにフランジ面11を有する容器本
    体1と、フランジ面に固着された周縁帯域の一部
    21を固定部として開閉される蓋2とからなる容
    器であつて、 蓋2は、おもて基材22とうら基材23とが粘
    着剤層24を介して接合されてなり、かつうら基
    材23の周縁帯域には前記固定部21を除いて刻
    設された2本のハーフカツトライン25,25に
    て細帯条26が画成されており、該うら基材23
    の固定部21および細帯条26をフランジ面11
    に剥離しないように固着して封緘を完成し、破封
    に際しては、ハーフカツトライン25,25にそ
    つて細帯条26を破切し、破封後は、細帯条が切
    取られたあとの溝条G内に露出する粘着剤層24
    にて蓋をフランジ面上の細帯条26に密着させて
    気密に封止するようにしたことを特徴とする気密
    性開閉自在蓋付き容器。
JP18441782U 1982-12-06 1982-12-06 気密性開閉自在蓋付き容器 Granted JPS5987470U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18441782U JPS5987470U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 気密性開閉自在蓋付き容器

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JP18441782U JPS5987470U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 気密性開閉自在蓋付き容器

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Publication Number Publication Date
JPS5987470U JPS5987470U (ja) 1984-06-13
JPS6231422Y2 true JPS6231422Y2 (ja) 1987-08-12

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ID=30398875

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JP18441782U Granted JPS5987470U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 気密性開閉自在蓋付き容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL1645517T3 (pl) * 2004-10-11 2008-10-31 Impress Group Bv Wieko z folii do ponownego zamykania
JP2011025962A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Kyodo Printing Co Ltd 包装袋及び包装容器

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Publication number Publication date
JPS5987470U (ja) 1984-06-13

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