JP2002254806A - 感圧複写シート - Google Patents

感圧複写シート

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JP2002254806A
JP2002254806A JP2001059786A JP2001059786A JP2002254806A JP 2002254806 A JP2002254806 A JP 2002254806A JP 2001059786 A JP2001059786 A JP 2001059786A JP 2001059786 A JP2001059786 A JP 2001059786A JP 2002254806 A JP2002254806 A JP 2002254806A
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Yasuto Tai
靖人 田井
Koji Koga
康治 古賀
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筆記などによる複写のほかに、データ記憶素子
が、外部のリーダーライターと非接触でデーターを通信
することができるので、バーコードなどでは管理できな
かった物流管理、販売管理などに適した感圧複写シート
を提供する。 【解決手段】電子供与性有機発色剤と、電子受容性顕色
剤との発色反応を利用した、上用紙と下用紙、若しくは
上用紙、少なくとも1枚の中用紙、および下用紙よりな
る多数枚を組み合わせてなる感圧複写シート、または、
前記シートに裏カーボンシート若しくは自己発色性感圧
複写紙を組み合わせた感圧複写シートにおいて、上用
紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙、自己発色性感圧複
写紙の何れかに、送受信部とデータ記憶及び/又は演算
部を有するデータ記憶素子を含むことを特徴とする感圧
複写シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧複写シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】感圧複写シートは、電子供与性発色剤
(ロイコ染料)を溶解した疎水性芯物質を内包したマイ
クロカプセルを主成分とするマイクロカプセル組成物を
支持体の片面に塗布した上用紙と、支持体の片面には上
記発色剤と接触したとき呈色する電子受容性顕色剤を主
成分とする顕色剤成分を塗布し、反対面にはマイクロカ
プセル組成物を塗布した中用紙、及び支持体の片面に顕
色剤組成物を塗布した下用紙があり、これら3種類のシ
ートを上用紙、下用紙或いは上用紙、中用紙、下用紙の
順で組み合わせて複写セットとして実用化されている。
また支持体の同一面上に発色剤と顕色剤を塗布して1枚
で感圧記録可能とした自己発色性感圧複写紙(セルフコ
ンテンドペーパー)、支持体の裏面にカーボン層を形成
した裏カーボン紙を適宜組み合わせたものもある。この
ような感圧複写シートは表面に筆記等の圧力により、複
数の複写がえられるものであり、配送用伝票などとして
広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の感圧複写シート
では、筆記などによる情報のみなので情報量が少ない。
バーコードなどを付与することにより作業の効率化がは
かられているものの、やはり情報量が不足である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、送受信部
とデータ記憶及び/又は演算部を有するデータ記憶素子
を感圧複写シートに組み合わせることにより、これまで
以上の情報量を保持できる感圧複写シートを見出したの
である。
【0005】(1)本発明は、電子供与性有機発色剤
と、電子受容性顕色剤との発色反応を利用した、上用紙
と下用紙、若しくは上用紙、少なくとも1枚の中用紙、
および下用紙よりなる多数枚を組み合わせてなる感圧複
写シート、または、前記シートに裏カーボンシート若し
くは自己発色性感圧複写紙を組み合わせた感圧複写シー
トにおいて、上用紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙、
自己発色性感圧複写紙の何れかに、送受信部とデータ記
憶及び/又は演算部を有するデータ記憶素子を含むこと
を特徴とする感圧複写シートである。 (2)また本発明は、電子供与性有機発色剤と、電子受
容性顕色剤との発色反応を利用した、上用紙と下用紙、
若しくは上用紙、少なくとも1枚の中用紙、および下用
紙よりなる多数枚を組み合わせてなる感圧複写シート、
または、前記シートに裏カーボン紙若しくは自己発色性
感圧複写紙を組み合わせた感圧複写シートにおいて、上
用紙の上か、上用紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙お
よび自己発色性感圧複写紙から選ばれる積層シートの間
か、或いは下用紙の下に、送受信部とデータ記憶及び/
又は演算部を有するデータ記憶素子を含むシートが存在
することを特徴とする感圧複写シートである。 (3)更に、データ記憶素子が、外部のリーダーライタ
ーと非接触でデータを通信する(1)又は(2)の感圧
複写シートである。これらの感圧複写シートはフィルム
で覆われていたり、袋上のフィルムに挿入されていても
よく、また感圧複写シートの最下層の支持体裏面には粘
着剤層が形成されていてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】感圧複写シートを構成する上用
紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙、自己発色性感圧複
写紙を構成する支持体としては、上質紙、中質紙など
紙、合成紙、フィルム、不織布などの公知の感圧複写シ
ートの支持体が適宜使用できる。電子供与性有機発色剤
層は、電子供与性有機発色剤をマイクロカプセルに内包
したものを支持体に塗布することにより形成される。
【0007】電子供与性有機発色剤としては、公知の材
料より、所望の色調に応じて少なくとも1種を選択使用
されるが、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p
−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)フタリド等のトリアリルメタン
系化合物、4,4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオー
ラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオ
ーラミン等のジフェニルメタン系化合物、7−ジメチル
アミノ−3−クロロフルオラン、7−ジメチルアミノ−
3−クロロ−2−メチルフルオラン、2−フェニルアミ
ノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルア
ミノフルオラン等のフルオラン系化合物、ベンゾイルロ
イコメチレンブルー、p−ニトロベンジルロイコメチレ
ンブルー等のチアジン系化合物、3−メチル−スピロ−
ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−プロピル−スピロ−ジナフトピラン、3−プロ
ピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系化合物等が
挙げられる。
【0008】本発明で使用されるマイクロカプセルの製
造方法としては、いわゆるコアセルベーション法、油水
の界面でポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミ
ド樹脂等を生成させる界面重合法(特公昭42−446
号、特公昭42−771号、特公昭54−6506号、
特開昭58−55036号等)、メラミン−ホルムアル
デヒド樹脂や尿素−ホルムアルデヒド樹脂の利用で代表
されるin−situ重合法等、公知の方法を任意に利
用できる。
【0009】マイクロカプセルの芯物質に用いるオイル
としては、天然又は合成油を単独又は混合して用いるこ
とができ、その例としては、綿実油、灯油、パラフィ
ン、ナフテン油、アルキル化ビフェニル、アルキル化タ
ーフェニル、塩素化パラフィン、アルキル化ナフタレ
ン、ジアリールアルカン、フタル酸エステルなどの二塩
基酸エステル類等、いわゆる疎水性オイル類の使用が一
般的であり、少なくとも1種を適宜選択して使用され
る。
【0010】通常感圧複写紙用マイクロカプセルは、疎
水性オイル中に上記の電子供与性有機発色剤、必要によ
り助剤類等を溶解した後に、親水性液体中に乳化分散
し、更に加熱等によるカプセル壁膜の生成反応及び/又
は硬化工程を経て作成されるが、この時乳化剤の使用も
一般的に知られており、例えばポリビニルアルコール、
スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ゼラチン、アラ
ビアゴム、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、デ
ンプン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチ
レン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸等の保
護コロイドや、アルキルベンゼンスルホン酸、ポリオキ
シエチレン硫酸塩、ロート油等のイオン性界面活性剤、
更に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性
界面活性剤等を、必要により単独又は混合して使用す
る。カプセル壁膜の形成のために必要な成分等は選択し
たカプセル調製方法に準じて適宜選択され、疎水性液体
及び/又は親水性液体に添加される。
【0011】本発明における電子供与性有機発色剤層塗
被液(マイクロカプセル塗被液)は、上記で得られたマ
イクロカプセルや、デンプン粒子、セルローズパウダー
等のマイクロカプセル緩衝剤、更に各種バインダー類を
添加して調製されるが、必要により感圧複写紙製造分野
で公知の各種助剤を適宜添加することもできる。
【0012】一方、本発明において用いられる電子受容
性顕色剤層を形成する顕色剤としては、公知の材料より
適宜1種以上を選択して使用されるが、最近は有機顕色
剤の使用が一般的である。有機顕色剤としては、ノボラ
ック型フェノール樹脂およびその多価金属塩や、サリチ
ル酸誘導体およびその多価金属塩等が挙げられる(特公
昭40−9309号公報、特公昭45−14039号公
報、特開昭48−51510号公報、特開昭52−14
0483号公報、特開昭57−210886号公報、特
開昭58−87089号公報、特開昭59−11286
号公報、特開昭60−176795号公報、特開昭61
−95988号公報等に詳細に記載)。
【0013】フェノール樹脂のフェノール性原料として
は、例えば無置換フェノール、アルキル基置換フェノー
ル(例:クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェノ
ール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等でパラ
置換体が主)、アラルキル基置換フェノール(例:パラ
−ベンジルフェノール、パラ−クミルフェノール等)、
アリール基置換フェノール(例:パラ−フェニルフェノ
ール)等が挙げられる。
【0014】サリチル酸誘導体としては、例えば3−フ
ェニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジベンジル
サリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチ
ル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸、ベ
ンジル化スチレン化サリチル酸、ピネン化サリチル酸等
が挙げられる。
【0015】さらに多価金属の具体例としては、マグネ
シウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄、コバル
ト、ニッケル等が挙げられるが、このうち亜鉛が最も好
ましく用いられる。
【0016】電子受容性顕色剤層を形成するための塗被
液の調製方法については特に限定されないが、一般的に
は顕色剤、無機及び/又は有機顔料類、バインダー類、
分散剤その他の助剤、添加剤類等とともに機械的に水に
分散して調製される。有機顕色剤は、機械的分散力を利
用した各種分散機を用いて微粒子状に分散処理する方
法、有機溶剤を有機顕色剤の水性分散体に添加して含有
させた顕色剤及び/又は顕色剤の有機溶媒溶液を各種分
散機を用いて水中に乳化分散せしめた後、水蒸気蒸留等
の方法で有機溶媒を留去することにより微粒子状に分散
処理する方法等、所望の粒子径に前もって処理すること
により感圧複写紙適性を適宜調節して用いるのが一般的
である。
【0017】かくして調製された電子供与性有機発色剤
層塗被液(マイクロカプセル塗被液)、及び電子受容性
顕色剤層塗被液は、支持体にエアーナイフコーター、ブ
レードコーター、ロッドブレードコーター、ロールコー
ター、バーコーター、サイズプレスコーター、ビルブレ
ードコーター、カーテンコーター、ショートドウェルコ
ーター等の通常の塗布装置によって塗布され感圧複写シ
ート用上用紙、中用紙、下用紙、自己発色性感圧複写紙
として仕上げられる。
【0018】支持体への塗工量は本発明の作用効果が得
られる限り特に限定されないが、顕色剤層の塗工量は、
乾燥重量で1〜20g/m2、好ましくは、2〜10g/m2
であり、一般に電子供与性有機発色剤層の塗工量は、乾
燥重量で1.5〜10g/m2、好ましくは2〜5g/m2
ある。また、電子供与性有機発色剤層塗被液を塗布する
以前にオンあるいはオフのスーパーカレンダーやソフト
ニップカレンダー等に通紙して加圧平滑化仕上げするこ
とも可能である。
【0019】また、電子供与性有機発色剤層、あるいは
電子受容性顕色剤層は上記の塗工液の塗工による形成に
限られず、電子供与性有機発色剤、あるいは電子受容性
顕色剤をインクの形態に加工し、感圧複写シートの必要
な領域に印刷して形成することも可能である。また、部
分的に発色を抑制するために、公知の減感インクを用い
て印刷することもできる。裏カーボン紙としても公知の
カーボン層が使用できる。
【0020】一方、データ記憶素子としては、特に限定
するものではなく、略平板状の送受信部(アンテナ部)
と、該送受信部と接続されたデータ記憶及び/又は演算
部とを少なくとも有するものが使用できる。このような
データ記憶素子としては、ICカードなどで実用化されて
いるICモジュールが適宜使用できる。送受信部として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの樹脂からなる厚さ20〜100μmの
絶縁性シートに、銀や銅等のワイヤーからなるコイルを
貼り付ける方法、銅やアルミニウム等をコイル状にエッ
チングする方法、導電性インキ等を用いてコイル状に印
刷したコイル状アンテナや、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの樹脂や紙から
なる絶縁性シートに導電性インキ等を用いて印刷、ある
いは銅やアルミニウム等の金属を蒸着した板状アンテナ
等が使用できる。また、データ記憶及び/又は演算部と
しては各種ICチップが使用できる。このほか、コンデ
ンサーなどを配置することも適宜可能である。最近、絶
縁性シートに導電性インキ等を用いて印刷し、ICチッ
プと組み合わせたデータ記憶素子がモトローラ社からB
iStatixという商品名で提案されているが、この
データ記憶素子も本発明では適用できる。また、データ
記憶素子は、樹脂フィルム、樹脂板などで固定あるいは
保護してもよい。
【0021】本発明の感圧複写シートは、上用紙と下用
紙、または上用紙、少なくとも1枚の中用紙、および下
用紙よりなる感圧複写紙、更に裏カーボン紙や自己発色
性感圧複写紙の多数枚のセットを重ね、1壁面を接着剤
で糊付けすること(所謂、天糊)、シート面同士を剥離
性を有する接着剤で点接着すること、上用紙と下用紙の
3辺を接着して封筒状にし、その間に中用紙を配置する
こと、最も下層の支持体裏面に粘着剤層および剥離シー
トを形成すること(所謂、粘着加工)、感圧複写シート
の表面をフィルムで覆うこと、袋状のフィルム内に感圧
複写シートを挿入することなど適宜施してもよい。
【0022】粘着加工について説明すると、粘着剤層を
形成する粘着剤としては、特に限定されるものではな
く、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系、ウレタン
系等のエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型粘着剤
を使用することができる。また用途に応じて永久粘着
用、強粘着用、冷食用、再剥離用などの粘着剤を使用で
きる。粘着剤層の塗布量は、乾燥重量で5〜50g/m
、好ましくは7〜30g/mである。粘着剤層に
は、酸化チタン、アルミナ、カーボンブラック、着色剤
などの隠蔽剤を配合することもできる。また、必要に応
じて粘着付与剤、架橋剤、顔料、紫外線吸収剤などの助
剤を配合してもよい。
【0023】剥離シートとしては、グラシン紙のような
高密度紙、クレーコート紙、クラフト紙、上質紙などに
ポリエチレン等の樹脂をラミネートしたいわゆるポリラ
ミ紙、あるいはクラフト紙や上質紙等にポリビニルアル
コール、澱粉等の水溶性高分子などと顔料を主成分とす
る目止め層を設けた樹脂コーティング原紙、あるいはポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィ
ルム等に、エマルジョン型、溶剤型あるいは無溶剤型の
シリコーン樹脂やフッ素樹脂等を乾燥重量で0.05〜
3g/m程度になるように塗布後、熱硬化、電子線硬
化、紫外線硬化などによって剥離剤層を形成したものが
適宜使用できる。なお、厚さには制限はないが、通常3
0〜300μmである。
【0024】第1の発明は、電子供与性有機発色剤と、
電子受容性顕色剤との発色反応を利用した、上用紙と下
用紙、若しくは上用紙、少なくとも1枚の中用紙、およ
び下用紙よりなる多数枚を組み合わせてな感圧複写シー
ト、または、前記シートに裏カーボンシート若しくは自
己発色性感圧複写紙を組み合わせた感圧複写シートにお
いて、上用紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙、自己発
色性感圧複写紙の何れかに、送受信部とデータ記憶及び
/又は演算部を有するデータ記憶素子を含むことを特徴
とする感圧複写シートである。具体例を図面をもって説
明するが、本発明は各図面の構成に限定されるものでは
ない。
【0025】図1、図2は、上用紙と下用紙からなる感
圧複写シートの例である。支持体2の裏面に電子供与性
有機発色剤層3を形成した上用紙4、支持体5の表面に
電子受容性顕色剤層6を形成した下用紙7からなり、一
端を天糊8により接合されている感圧複写シートであっ
て、下用紙7の裏面に送受信部9とデータ記憶及び/又
は演算部10を有するデータ記憶素子11を構成した感
圧複写シート1である。この構成の場合、データ記憶及
び/又は演算部10が筆圧により破壊される可能性があ
るので、例えば、図1に示すように、筆記(複写)する
領域12、筆記(複写)しない領域13を設け、筆記を
しない欄に相当する部分にデータ記憶及び/又は演算部
10を配置するとよい。また、図2のように、データ記
憶及び/又は演算部10を保護する為の補強材14を介
在させることもできる。補強材としては、プラスチック
板、金属板など、筆記などからデータ記憶及び/又は演
算部10を保護する材であれば特に限定しない。補強材
14は、データ記憶素子11全体にわたり形成されてい
てもよい。また、下用紙7を弾性を有する支持体や厚み
の大きい支持体を使用する、破壊され難く好ましい態様
である。下用紙7の厚みを100〜1500μmにすれ
ば、下用紙をICカードとして利用することもできる。下
用紙自身を公知のICカードを用いることもできる。こ
の場合、ICカードの少なくとも一部分に顕色剤層を形
成し、上用紙または中用紙の発色剤によりICカードに
複写記録することができる。例えば、感圧複写シートに
署名者のサイン部分をICカードに記録することができ
る。また、データ記憶素子11をフィルムや紙などによ
り挟み込んだシートをICカードとして使用できる下用
紙に使用することもできる。図示はしないが、上用紙4
にデータ記憶素子11を形成することもできる。この場
合、データ記憶及び/又は演算部10の配置は、筆記を
しない欄となるように構成することが望ましい。
【0026】図1、図2の感圧複写シートに、上用紙4
と下用紙7の間に中用紙を配置することもできる。図3
は、図1の感圧複写シートに中用紙を有する構成を感圧
複写シートの例である。支持体2の裏面に電子供与性有
機発色剤層3を形成した上用紙4、支持体15の表面に
電子受容性顕色剤層16を、裏面に電子供与性有機発色
剤層17を形成した形成した中用紙18、支持体5の表
面に電子受容性顕色剤層6を形成した下用紙7からな
り、一端を天糊8により接合されている感圧複写シート
であって、下用紙7の裏面に送受信部9とデータ記憶及
び/又は演算部10を有するデータ記憶素子11を構成
した感圧複写シート16である。中用紙16は、上用紙
4と下用紙7の間に複数枚存在させてもよい。
【0027】図4は、中用紙にデータ記憶素子を有する
感圧複写シートの例である。支持体2の裏面に電子供与
性有機発色剤層3を形成した上用紙4、支持体19の表
面に電子受容性顕色剤層20を、裏面の全域に電子供与
性有機発色剤層21を形成した形成した第一の中用紙2
2、支持体23の表面の全域に電子受容性顕色剤層24
を、裏面の一部分に電子供与性有機発色剤層25を形成
した形成した第二の中用紙26、支持体5の表面に電子
受容性顕色剤層6を形成した下用紙7からなる感圧複写
シートであって、第二の中用紙26の裏面に送受信部9
とデータ記憶及び/又は演算部10を有するデータ記憶
素子11を構成した感圧複写シート1である。中用紙2
2は、上用紙4とデータ記憶素子11を有する第二の中
用紙26の間、データ記憶素子11を有する第二の中用
紙26と下用紙7の間に、複数枚存在させてもよい。第
二の中用紙の裏面には電子供与性有機発色剤層25が部
分的に形成されているが、例えば、発色剤をインクにし
て、必要部分に印刷して形成するとよい。また、第二の
中用紙26には、切り取り用のミシン目27を形成して
おくと、例えば使用後に、データ記憶素子11を容易に
回収することができる。この構成の場合、データ記憶及
び/又は演算部10が筆圧により破壊される可能性があ
るので、例えば、図1に示すように、筆記をしない欄に
相当する部分にデータ記憶及び/又は演算部10を配置
するとよい。また、図4に示すように、データ記憶及び
/又は演算部10を保護する為の補強材14を介在させ
ることもできる。補強材としては、プラスチック板、金
属板など、筆記などからデータ記憶及び/又は演算部1
0を保護する材であれば特に限定しない。補強材10
は、データ記憶素子11全体にわたり形成されていても
よい。
【0028】図5は、多色記録および改ざん防止に適し
た感圧複写シートの例である。支持体28の裏面全域に
電子供与性有機発色剤層29を形成し、更に部分的に異
なった色調の電子供与性有機発色剤層30を設けた上用
紙31、支持体32の表面の全域に電子受容性顕色剤層
33を、裏面の一部分に電子供与性有機発色剤層34を
形成した形成した中用紙35、支持体5の表面に電子受
容性顕色剤層6を形成した下用紙7からなる感圧複写シ
ートであって、中用紙35の裏面に送受信部9とデータ
記憶及び/又は演算部10を有するデータ記憶素子11
を構成した感圧複写シート1である。上用紙31に二種
類の発色剤層29,30が形成されているので、異なっ
た色調の発色複写が得られる。発色剤層は、重ならない
ように二種類の発色剤層を形成してもよいし、一部領域
を重ねて発色剤層を形成してもよい。重ならないように
発色剤層を形成すると、個々の発色剤の色調の複写が得
られ、重ねて発色剤層を形成すると、混色の色調の複写
が得られる。このように多色記録を行うこともできる。
また、複数の色を使い分けることにより、同一色調の発
色を得ることが困難となるので、改ざん防止に優れるこ
とになる。更に、中用紙33の顕色剤層を複写の際に、
その一部が上用紙31側に転写するように構成すれば、
上用紙31の発色剤層29、30の面に発色が得られ、
より改ざん防止適性を有する感圧複写シートとなる。上
用紙31の電子供与性有機発色剤層30、および中用紙
に電子供与性有機発色剤層34は部分的に形成されてい
るが、例えば、発色剤をインクにして、必要部分に印刷
するとよい。また、中用紙35には、切り取り用のミシ
ン目27を形成しておくと、使用後データ記憶素子11
を容易に回収することができる。中用紙35にも、複数
の発色剤を有する発色剤層を形成してもよい。また、図
3に示すような中用紙18を複数枚配置することもでき
る。なお、多色記録および改ざん防止に適した感圧複写
シートは、図5の構成に限定するものではない。
【0029】図6は、データ記憶素子を有するシート
が、他のシートより大きい構成を採用した感圧複写シー
トの例である。支持体2の裏面に電子供与性有機発色剤
層3を設けた上用紙4、該上用紙4よりも広い面積を有
する支持体34の表面の全域に電子受容性顕色剤層35
を、裏面に前記上用紙4の電子供与性有機発色剤層3と
略おなじの電子供与性有機発色剤層36を形成した形成
した中用紙37、上用紙4と略同じ面積であり支持体5
の表面に電子受容性顕色剤層6を形成した下用紙7から
なる感圧複写シートであって、中用紙37の上用紙3お
よび下用紙5と重ならない部分の裏面に送受信部9とデ
ータ記憶及び/又は演算部10を有するデータ記憶素子
11を構成した感圧複写シート1である。この構成の場
合、データ記憶及び/又は演算部10が筆圧により破壊
される可能性がない。また、中用紙37には、切り取り
用のミシン目25を形成しておくと、使用後データ記憶
素子11を容易に回収することができる。なお、データ
記憶素子を有するシートが、他のシートより大きい構成
を採用した感圧複写シートは、図6の構成に限定するも
のではない。上用紙を大きくし、上用紙にデータ記憶素
子を形成することも、下用紙を大きくし、下用紙にデー
タ記憶素子を形成することもできる。
【0030】図7は、粘着加工を施した感圧複写シート
の例である。支持体2の裏面に電子供与性有機発色剤層
3を形成した上用紙4、支持体32の表面の全域に電子
受容性顕色剤層33を、裏面の一部分に電子供与性有機
発色剤層34を形成した形成した中用紙35、支持体5
の表面に電子受容性顕色剤層6を形成した下用紙7から
なる感圧複写シートであって、中用紙35の裏面に送受
信部9とデータ記憶及び/又は演算部10を有するデー
タ記憶素子11を構成し、下用紙7の裏面に粘着剤層4
0と剥離シート41を積層した感圧複写シート1であ
る。裏面に粘着加工(粘着剤層と剥離シート)を有する
ので被着体に貼着使用することができる。勿論、粘着加
工は、図7の構成に限定するものではない。
【0031】図8は、裏カーボン紙を用いた感圧複写シ
ートの例である。支持体2の裏面に電子供与性有機発色
剤層3を形成した上用紙4、支持体42の表面に電子受
容性顕色剤層43を、裏面の一部領域に裏カーボン層4
4を形成し、更に送受信部9とデータ記憶及び/又は演
算部10を有するデータ記憶素子11を形成した中用紙
45、支持体5の表面に電子受容性顕色剤層6を形成し
た下用紙7からなる感圧複写シートである。勿論、裏カ
ーボン紙は図8の構成に限定されない。
【0032】図9は、データ記憶素子の送受信部に電子
供与性有機発色剤層を形成した感圧複写シートの例であ
る。支持体2の裏面に電子供与性有機発色剤層3を形成
した上用紙4、支持体46の表面に電子受容性顕色剤層
47を、裏面の送受信部9とデータ記憶及び/又は演算
部10を有するデータ記憶素子11を形成し、更に送受
信部9に電子供与性有機発色剤層48を形成した中用紙
45、支持体5の表面に電子受容性顕色剤層6を形成し
た下用紙7からなる感圧複写シートである。データ記憶
素子11のデータ記憶及び/又は演算部10を除く部分
に電子供与性有機発色剤層48を形成し、複写を可能に
した例である。データ記憶および/又は演算部10は、
筆圧により破壊の恐れがあるが、送受信部9は通常の圧
力では破壊され難い。特に、導電性インキ等を用いて印
刷したタイプの送受信部9は、断線の恐れがないため好
ましい。勿論、この構成は中用紙に限らず、上用紙にデ
ータ記憶素子を形成することもできる。また、電子供与
性有機発色剤層に変えて裏カーボン層を形成してもよ
い。
【0033】第2の発明は、電子供与性有機発色剤と、
電子受容性顕色剤との発色反応を利用した、上用紙と下
用紙、若しくは上用紙、少なくとも1枚の中用紙、およ
び下用紙よりなる多数枚を組み合わせてなる感圧複写シ
ート、または、前記シートに裏カーボン紙若しくは自己
発色性感圧複写紙を組み合わせた感圧複写シートにおい
て、上用紙の上か、上用紙、中用紙、下用紙、裏カーボ
ン紙および自己発色性感圧複写紙から選ばれる積層シー
トの間か、或いは下用紙の下に、送受信部とデータ記憶
及び/又は演算部を有するデータ記憶素子を含むシート
が存在することを特徴とする感圧複写シートである。第
1の発明がデータ記憶素子が感圧複写シートの支持体に
形成されているのに対し、第2の発明は、データ記憶素
子が感圧複写シートとは別のシートに形成されているこ
とにある。
【0034】紙、合成紙、フィルムなどから選ばれる支
持体に、送受信部とデータ記憶及び/又は演算部を有す
るデータ記憶素子を形成するとよい。例えば、カード
状、シート状のデータ記憶素子を積層、あるいは挿入す
ればよい。例えば、使用後、カード状、シート状のデー
タ記憶素子を、感圧複写シートから分離して、回収、あ
るいは利用することもできる。具体例を図面をもって説
明するが、本発明は各図面の構成に限定されるものでは
ない。
【0035】図10は、上用紙の上に積層する感圧複写
シートの例である。支持体54の裏面に電子供与性有機
発色剤層53を形成した上用紙54、支持体55の表面
に電子受容性顕色剤層56を形成した下用紙57からな
り、一端を天糊58により接合されている感圧複写シー
トであって、上用紙54の表面に送受信部59とデータ
記憶及び/又は演算部60を有するデータ記憶素子61
(シート状物、カード状物)を接着剤62で積層した構
成の感圧複写シート51である。勿論、図10の構成に
限定するものではない。また、上用紙54と下用紙57
の間に中用紙や裏カーボン紙、自己発色性感圧複写紙を
配置しても構わない。
【0036】図11は、上用紙と下用紙の間に配置する
感圧複写シートの例である。支持体54の裏面に電子供
与性有機発色剤層53を形成した上用紙54、支持体5
5の表面に電子受容性顕色剤層56を形成した下用紙5
7からなり、一端を天糊58により接合されている感圧
複写シートであって、下用紙57の表面に送受信部59
とデータ記憶及び/又は演算部60を有するデータ記憶
素子61(シート状物、カード状物)を接着剤62で積
層した構成の感圧複写シート51である。勿論、図11
の構成に限定するものではない。また、上用紙54と下
用紙57の間に中用紙や裏カーボン紙、自己発色性感圧
複写紙を配置しても構わない。
【0037】図12は、下用紙の下に配置する感圧複写
シートの例である。支持体54の裏面に電子供与性有機
発色剤層53を形成した上用紙54、支持体55の表面
に電子受容性顕色剤層56を形成した下用紙57からな
り、一端を天糊58により接合されている感圧複写シー
トであって、下用紙57の裏面に送受信部59とデータ
記憶及び/又は演算部60を有するデータ記憶素子61
(シート状物、カード状物)を接着剤62で積層した構
成の感圧複写シート51である。勿論、図12の構成に
限定するものではない。また、上用紙54と下用紙57
の間に中用紙や裏カーボン紙、自己発色性感圧複写紙を
配置しても構わない。
【0038】図13は、第2発明の感圧複写シートを粘
着加工した例である。支持体54の裏面に電子供与性有
機発色剤層53を形成した上用紙54、支持体55の表
面に電子受容性顕色剤層56を形成した下用紙57から
なり、一端を天糊58により接合されている感圧複写シ
ートであって、下用紙57の表面(上用紙と下用紙の
間)に送受信部59とデータ記憶及び/又は演算部60
を有するデータ記憶素子61(シート状物、カード状
物)を接着剤62で積層した構成の感圧複写シートであ
り、下用紙の裏面に粘着剤層63および剥離シート64
を設けた感圧複写シート51である。勿論、図13の構
成に限定するものではない。また、上用紙54と下用紙
57の間に中用紙や裏カーボン紙、自己発色性感圧複写
紙を配置しても構わない。
【0039】図14は、粘着加工を施した感圧複写シー
トの別の例である。支持体52の裏面に電子供与性有機
発色剤層53を形成した上用紙54、支持体65の表面
に電子受容性顕色剤層66を、裏面に電子供与性有機発
色剤層67を形成した形成した中用紙68、支持体55
の表面に電子受容性顕色剤層56を形成した下用紙57
からなる感圧複写シートであって、下用紙57の裏面に
粘着剤層69が形成されており、該粘着剤層に送受信部
59とデータ記憶及び/又は演算部60を有するデータ
記憶素子61(シート状物、カード状物)を構成し、更
に剥離シート70を構成した感圧複写シート1である。
裏面に粘着剤層を有するので被着体に貼着使用すること
ができる。なお、この構成は、データ記憶素子61が上
用紙54から離れており、また、粘着剤層69によりデ
ータ記憶素子61が覆われているので、破損が特に生じ
難い。なお、更に、図15のように、データ記憶素子の
貼着面側に、粘着剤層71を形成すると、安定した貼着
適性を有する。
【0040】
【発明の効果】このような感圧複写シートは、筆記など
による複写のほかに、データ記憶素子が、外部のリーダ
ーライターと非接触でデーターを通信することができる
ので、バーコードなどでは管理できなかった物流管理、
販売管理などに優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上用紙と下用紙からなる感圧複写シートで、本
第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を説明する
為の図である。
【図2】上用紙と下用紙からなる感圧複写シートで、本
第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を説明する
為の図である。
【図3】上用紙と中用紙と下用紙からなる感圧複写シー
トで、本第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を
説明する為の図である。
【図4】上用紙と中用紙と下用紙からなる感圧複写シー
トで、本第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を
説明する為の図である。
【図5】上用紙と中用紙と下用紙からなる感圧複写シー
トで、本第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を
説明する為の図である。
【図6】上用紙と中用紙と下用紙からなる感圧複写シー
トで、本第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成を
説明する為の図である。
【図7】上用紙と中用紙と下用紙からなり、裏面に粘着
加工を施した感圧複写シートで、本第1の発明の感圧複
写シートの一例の層構成を説明する為の図である。
【図8】上用紙と中用紙と下用紙からなり、裏カーボン
層を施した感圧複写シートで、本第1の発明の感圧複写
シートの一例の層構成を説明する為の図である。
【図9】上用紙と中用紙と下用紙からなり、データ記憶
素子のデータ送受信部に発色剤層を形成した感圧複写シ
ートで、本第1の発明の感圧複写シートの一例の層構成
を説明する為の図である。
【図10】上用紙、下用紙からなり、上用紙の上にデー
タ記憶素子を配置した感圧複写シートで、本第2の発明
の感圧複写シートの一例の層構成を説明する為の図であ
る。
【図11】上用紙と下用紙からなり、下用紙の上にデー
タ記憶素子を配置した感圧複写シートで、本第2の発明
の感圧複写シートの一例の層構成を説明する為の図であ
る。
【図12】上用紙と下用紙からなり、下用紙の下にデー
タ記憶素子を配置した感圧複写シートで、本第2の発明
の感圧複写シートの一例の層構成を説明する為の図であ
る。
【図13】上用紙と下用紙からなり、下用紙の上にデー
タ記憶素子を配置し、裏面を粘着加工を施した感圧複写
シートで、本第2の発明の感圧複写シートの一例の層構
成を説明する為の図である。
【図14】上用紙と中用紙と下用紙からなり、裏面に粘
着剤層およびデータ記憶素子を配置した感圧複写シート
で、本第2の発明の感圧複写シートの一例の層構成を説
明する為の図である。
【図15】上用紙と中用紙と下用紙からなり、裏面に粘
着剤層およびデータ記憶素子を配置した感圧複写シート
で、本第2の発明の感圧複写シートの一例の層構成を説
明する為の図である。
【符号の説明】
1:感圧複写シート 2、28:支持体(上用紙) 3、29、30:発色剤層(上用紙) 4、31:上用紙 5:支持体(下用紙) 6:顕色剤層(下用紙) 7:下用紙 8:天糊 9:送受信部(アンテナ) 10:データ記憶及び/又は演算部(ICチップ) 11:データ記憶素子 12:印字領域 13:非印字領域 14:保護材 15、19、23、32、36、42、46:支持体
(中用紙) 16、20、24、33、37、43、47:顕色剤層
(中用紙) 17、21、25、34、38、48:発色剤層(中用
紙) 18、35、39、45、49:中用紙 22:第1の中用紙 26:第2の中用紙 27:切り取り線(ミシン目) 40:粘着剤層 41:剥離シート 44:裏カーボン層(中用紙) 51:感圧複写シート 52:支持体(上用紙) 53:発色剤層(上用紙) 54、31:上用紙 55:支持体(下用紙) 56:顕色剤層(下用紙) 57:下用紙 58:天糊 59:送受信部(アンテナ) 60:データ記憶及び/又は演算部(ICチップ) 61:データ記憶素子 62:接着剤層 63、69、71:粘着剤層 64、70:剥離シート 65:支持体(中用紙) 66:顕色剤層(中用紙) 67:発色剤層(中用紙) 68:中用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子供与性有機発色剤と、電子受容性顕色
    剤との発色反応を利用した、上用紙と下用紙、若しくは
    上用紙、少なくとも1枚の中用紙、および下用紙よりな
    る多数枚を組み合わせてなる感圧複写シート、または、
    前記シートに裏カーボンシート若しくは自己発色性感圧
    複写紙を組み合わせた感圧複写シートにおいて、上用
    紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙、自己発色性感圧複
    写紙の何れかに、送受信部とデータ記憶及び/又は演算
    部を有するデータ記憶素子を含むことを特徴とする感圧
    複写シート。
  2. 【請求項2】電子供与性有機発色剤と、電子受容性顕色
    剤との発色反応を利用した、上用紙と下用紙、若しくは
    上用紙、少なくとも1枚の中用紙、および下用紙よりな
    る多数枚を組み合わせてなる感圧複写シート、または、
    前記シートに裏カーボン紙若しくは自己発色性感圧複写
    紙を組み合わせた感圧複写シートにおいて、上用紙の上
    か、上用紙、中用紙、下用紙、裏カーボン紙および自己
    発色性感圧複写紙から選ばれる積層シートの間か、或い
    は下用紙の下に、送受信部とデータ記憶及び/又は演算
    部を有するデータ記憶素子を含むシートが存在すること
    を特徴とする感圧複写シート。
  3. 【請求項3】データ記憶素子が、外部のリーダーライタ
    ーと非接触でデータを通信する請求項1又は2記載の感
    圧複写シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021151763A (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 大日本印刷株式会社 Rfタグ付き複写伝票
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