JP2002254709A - プリンタ装置及び画像処理装置 - Google Patents

プリンタ装置及び画像処理装置

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JP2002254709A
JP2002254709A JP2001055467A JP2001055467A JP2002254709A JP 2002254709 A JP2002254709 A JP 2002254709A JP 2001055467 A JP2001055467 A JP 2001055467A JP 2001055467 A JP2001055467 A JP 2001055467A JP 2002254709 A JP2002254709 A JP 2002254709A
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JP2001055467A
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Sadahiko Sano
禎彦 佐野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント画像の色再現性を損ねずに、安価なプ
リンタシステムを実現する。 【解決手段】元データ601からは、文字データをレン
ダリングしたイメージデータ602と、文字のマスクデ
ータ603と、文字と合成されるイメージデータ605
とが生成される。それらはホストコンピュータで生成さ
れてプリンタに送信され、まず、イメージデータ605
がマスクデータ603によりマスクされて文字画合成さ
れる部分の色が取り除かれたイメージ606が生成さ
れ、さらにそのデータと文字イメージ602との論理和
が計算されて画像607が再現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面積階調によりカ
ラー印刷を行うドットマトリクスカラープリンタ装置に
おける印刷データの作成方法と印刷データの再現方法お
よび処理方法に係わり、特に印刷する元データ(文字、
イメージ、グラフィックス)の特徴と色再現を可能とし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタでは、図1のような複数
のオブジェクトを合成した画像の印刷を行うときには次
のように処理される。1.ホストコンピュータ上で全て
のオブジェクトデータをイメージデータに変換し、それ
らを合成して1ページのイメージデータを生成し、それ
をプリンタに送信する。プリンタは、それをそのまま印
刷する。2.ホストコンピュータで扱っているオブジェ
クトデータの形式のまま(文字オブジェクトは文字コー
ド、グラフィックスオブジェクトはベクトルデータ、イ
メージオブジェクトはイメージデータとして)プリンタ
に送信し、プリンタ側で各受信したオブジェクトデータ
をレンダリングして印刷する。
【0003】以上2つの方法により印刷は行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法は、それぞれ課題を有している。すなわ
ち、従来技術の第1の方法では、プリンタ装置は単に受
信したイメージデータをそのまま出力すればよいため安
価に構成できるが、ホストコンピュータにおける処理量
は多い。また、1ページごとにまとまったイメージデー
タを生成しているために、オブジェクトごとに異なる解
像度のイメージデータとすることができない。一般に、
文字オブジェクトについては高解像度であれば階調表現
力が低くとも高品質の画像が得られるのに対して、イメ
ージオブジェクト、特に自然イメージについては、文字
ほど高解像度でなくとも、階調表現が十分であれば高品
質の画像が得られる。
【0005】ところが第1の方法では、オブジェクトの
種類ごとに例えば、文字オブジェクトを高解像度で処理
しようとすると、イメージオブジェクト、グラフィック
スオブジェクトも高解像度で処理する必要があった。つ
まり、どれかのオブジェクトに解像度の基準を合わせる
必要があるため、最も高い解像度を必要とするオブジェ
クトを基準にすれば、その他のオブジェクトは不用に高
解像度でレンダリングされることになるし、最も低い解
像度で十分なオブジェクトを基準にすれば、その他のオ
ブジェクトの画質が低下するといった不都合があった。
【0006】これは階調性についても同様であり、最も
高い階調表現力を必要とするオブジェクトを基準にすれ
ば、その他のオブジェクトは不用なほどの高階調表現力
でレンダリングされることになるし、最も低い階調表現
力で十分なオブジェクトを基準にすれば、その他のオブ
ジェクトの画質が低下することになる。
【0007】したがって、すべてのオブジェクトを高画
質で出力するためには、解像度については最も高解像度
を要するオブジェクトを基準にし、階調表現力について
も最も高い表現力を必要とするオブジェクトを基準にす
る必要があった。これは、ホストコンピュータにおける
処理量をさらに増大させるとともに、生成されるイメー
ジデータのサイズを増大させ、ホストコンピュータ及び
プリンタともに、メモリやプロセッサ能力をはじめとす
る資源について、より多くを要求されるという結果をも
たらす。
【0008】一方、ホストコンピュータ及びプリンタの
資源を節約するためには、すべてのオブジェクトあるい
はいずれかのオブジェクトを低画質で出力させねばなら
なない。
【0009】また、従来技術の第2の方法では、プリン
タ装置にホストコンピュータと同様のレンダリング機能
や画像合成機能が要求されるため、プリンタ装置が高価
になってしまっていた。
【0010】プリンタを安価にするためには、プリンタ
装置に高度な機能を載せられないため、入力データ形式
としてイメージのみ、すなわちイメージオブジェクトの
みにする必要がある。そこで、ホストコンピュータにお
いて、文字オブジェクトは、高解像度イメージデータに
レンダリングされ、グラフィックスオブジェクトは、中
解像度のイメージデータにレンダリングされ、イメージ
オブジェクトは低解像度のイメージデータに変換され
る。そして、それらのイメージデータをオブジェクトご
とにプリンタに送り、プリンタでそれらを合成すること
により、それぞれの特徴を生かしたレンダリングが可能
となる。
【0011】例えば図1のようなデータを印刷する場
合、プリンタ側でそれぞれのイメージデータを重ねる必
要がある。しかし、ホストコンピュータ側でレンダリン
グされたイメージデータは矩形であるため、プリンタ側
で合成しようとすると図2のように上書きによる抜けが
発生してしまう。すなわち、図2において、イメージオ
ブジェクト201が最も下に描かれ、その上にグラフィ
クスオブジェクト202が重ね合わされ、さらにその上
に文字オブジェクト203が重ね合わされている。それ
ぞれのオブジェクトは矩形の領域をもつイメージのイメ
ージデータとして生成されているために、オブジェクト
を順に上書きすれば矩形領域の余白部分によってもその
下のオブジェクトが覆い隠されてしまう。
【0012】一方、合成を上書きでなく、下になるイメ
ージデータとその上に重ねられるイメージデータとの間
で単純な論理演算により行うと図3、図4のようになっ
てしまう。図3は同一位置で重ね合わされる2つの画素
の論理和を計算して、その結果を合成される画素とする
方法で生成された画像の例である。この場合には、本来
上になるオブジェクトで覆われるべき下の部分が合成さ
れた色で表に現れてしまう。
【0013】また、図4は、同一位置で重ね合わされる
2つの画素間において、白部分を透明とみなす方法によ
り生成された画像の例である。すなわち、上になる画素
の色が白であれば下の画素の色を、白でなければ上の画
素の色を合成された画素の色としている。図は白黒であ
るために非常に理解しにくいものとなっているが、この
方法では、オブジェクト中に含まれる白部分も透けてし
まうことになり、色の再現が正しく行われない。
【0014】すなわち、イメージデータの色を面積階調
で表現するプリンタの場合、イメージデータに対して疑
似階調処理が施される。階調表現力や解像度が異なるイ
メージデータを合成する場合、面積階調表現にイメージ
データを変換した上で合成が行われる。図5は面積階調
表現されたイメージデータの一例を示す。図5の左端の
色は、その一部を拡大すると、YMCK全色を合成した
上で画素501,502のように白画素がある。この白
画素はむろん背景ではなく、色を再現するために欠くこ
とのできないものである。しかしプリンタが面積階調表
現にイメージデータを変換した上でそれらを合成する
と、この白画素部分も透明な画素とみなして合成が行わ
れる。その結果、透過する色に応じてYMCK各色の成
分比率が変化し、視覚的に認識される色が変化してしま
う。
【0015】すなわち、合成を上書きでなく論理演算に
より行うと、その演算方法によらずプリンタで本来の色
を再現することができない。
【0016】以上のように、いずれの方法を採用して
も、装置に必要とされる資源すなわち装置のコストと出
力される画像の品質とは互いに両立できない関係にあ
り、低コストで高画質のイメージを出力することは困難
であった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例に鑑
みて成されたもので、作成された画像に含まれるオブジ
ェクトの種類に応じたイメージデータを生成し、そのイ
メージデータのうちの必要な部分を合成することによっ
て、安価に高画質の画像を出力するためのプリンタ装置
とその使用方法及び印刷方法及び画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】上記目的を達成するために本発明は次のよ
うな構成から成る。
【0019】重なり合う複数のイメージデータを合成し
たのちに印刷するプリンタにおいて、重なる際に上にく
るイメージデータと同じ形状のマスクデータを使用する
ことにより、プリンタ側でイメージデータを合成する際
に発生する下にくるイメージデータ色との混色を防ぎ、
上にくるイメージデータ色を正確に再現できる。
【0020】他の構成によれば、重なり合う複数のイメ
ージデータを合成したのちに印刷するプリンタにおい
て、重なる際に上にくるイメージデータと同じ形状のマ
スクデータを作成する方法として、文字、グラフィック
データからイメージデータを作成するときに、色データ
を黒データに変換し、重なる際に上にくるイメージデー
タを作成するときに使用するレンダリングルーチンと同
じルーチンを使用してマスクデータを生成する。
【0021】他の構成によれば、重なり合う複数のイメ
ージデータを合成したのちに印刷するプリンタにおい
て、重なる際に上にくるイメージデータと同じ形状のマ
スクデータは、元となるイメージデータフォーマットに
かかわらず2値データとなっている。
【0022】他の構成によれば、イメージデータのうち
マスクデータにより指定される部分を他のイメージデー
タと合成して出力する画像出力装置により画像を出力さ
せる画像処理装置であって、イメージデータの余白部分
を区別するためのマスクデータを生成するマスク生成手
段と、前記イメージデータを、それに対応するマスクデ
ータとともに前記画像出力装置に対して送信する送信手
段とを備える。
【0023】さらに好ましくは、前記イメージデータは
画像オブジェクトから生成されるイメージデータであ
り、前記余白部分は前記画像オブジェクトにより定義さ
れない画像の部分である。
【0024】さらに好ましくは、前記画像オブジェクト
は、形状と色とで定義されるグラフィクスオブジェクト
と、文字コードと色とで定義される文字オブジェクトと
を含む。
【0025】さらに好ましくは、前記マスク生成手段
は、前記画像オブジェクトにおいて定義された色を黒に
変換し、変換後のモノクローム画像オブジェクトに基づ
いて生成されたイメージデータを2値化して前記マスク
データを生成する。
【0026】さらに好ましくは、前記画像オブジェクト
に基づいてイメージデータを生成するレンダリング手段
をさらに備え、該レンダリング手段は、前記画像オブジ
ェクトを基にイメージデータを生成するとともに、前記
モノクローム画像オブジェクトを基にイメージデータを
生成する。
【0027】さらに好ましくは、前記画像オブジェクト
の種類ごとに対応した解像度のイメージデータが生成さ
れる。
【0028】また他の構成によれば、出力用のイメージ
データを格納するためのメモリと、受信したイメージデ
ータを必要に応じて出力用画像の形式に変換したのち、
当該イメージデータのうち、そのイメージデータに対応
するマスクデータによりマスクした部分を前記メモリに
書き込む格納手段とを備え、指定されたイメージデータ
を前記メモリに格納し終えた後、前記メモリ内のイメー
ジデータに基づいて画像を印刷出力する。
【0029】さらに好ましくは、前記格納手段は、受信
したイメージデータを画像オブジェクト単位に出力用画
像の形式に変換し、当該イメージデータのうち、そのイ
メージデータに対応するマスクデータがあればそのマス
クデータにマスクした部分を前記メモリに書き込み、前
記指定されたイメージデータについてその処理を繰り返
し行う。
【0030】本発明の他の側面は次のような構成から成
る。すなわち、第1のイメージデータおよび第1のイメ
ージデータのマスクデータを生成する第1生成手段と、
前記第1のイメージデータとは解像度の異なる第2のイ
メージデータを生成する第2生成手段と、前記第1生成
手段により生成された第1のイメージデータおよび第1
のイメージデータのマスクデータと前記第2生成手段に
より生成された第2のイメージデータとをプリンタに送
信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装
置である。
【0031】さらに好ましくは、前記第1のイメージデ
ータは文字オブジェクトに対応するイメージデータを含
み、前記第2のイメージデータは 前記第1のイメージ
データに比べ低解像度かつ高階調のイメージオブジェク
トに対応するイメージデータを含む。
【0032】さらに好ましくは、前記マスクデータは、
第2のイメージと重なる場合に生成される。
【0033】
【発明の実施の形態】<発明の概要>本発明の原理を図
6に示す。図6に示すように、文字オブジェクトとイメ
ージオブジェクトとを含む元データ601がアプリケー
ションプログラムにより作成されている。元データ60
1に含まれる各画像オブジェクトは、文字イメージデー
タ602とイメージデータ605と、オブジェクトごと
に、それぞれに適した属性を持つイメージデータとして
展開される。例えば、文字オブジェクトは高解像度(1
600dpi)の2値イメージとして展開され、イメー
ジオブジェクトは低解像度(300dpi)だが階調表
現性の高い((10ビット/色成分)/画素)イメージ
データに変換される。
【0034】そして、他のオブジェクトの上になる画像
オブジェクト、図6では文字オブジェクトからは、イメ
ージデータとともにそのイメージの実体を示すマスクデ
ータが作成される。図6では文字「A」の実体すなわち
文字輪郭の内側と、余白部分すなわち文字輪郭の外側と
を、2値のそれぞれの値で定義した2値マスクデータ6
03が作成される。本実施形態ではオブジェクトの実体
部分を0とし、余白部分を1としたマスクが作成され
る。なお、図6のマスク603は、1を黒、0を白とし
て表現されている(ただし、イメージデータ一般におい
ては0が黒であり、画素値があがるほど濃度/輝度が高
くなるのが普通である)。これらデータ601〜603
はプリンタ装置に送信される。なお、各オブジェクトの
画像全体における位置はそのオブジェクトに付随するデ
ータとして与えられ、そのデータを基に、オブジェクト
に対応するイメージデータについても合成時の画像全体
における位置を求めることができる。
【0035】プリンタでは、受信したイメージデータを
面積階調画像データに変換してからそれらを合成する。
マスクデータは2値であるから面積階調変換するまでも
なく、印刷データの解像度に合わせて解像度の変換をす
ればよい。
【0036】上層のイメージデータを下層のイメージデ
ータに上書きする際には、マスクデータがあれば、マス
クされていない部分のみ印刷イメージバッファに上書き
する。具体的には、下地となるイメージデータ605
と、その上に重ね合わされる文字データ602に対応す
るマスクデータ603との論理積を、互いの位置あわせ
をしてから計算する。その結果、文字部分の色が除去さ
れたイメージデータ、すなわち、文字の実体部分の画素
値が0となったイメージデータ606が得られる。この
イメージデータ6060と文字データ602との論理和
を画素ごとに計算することで、文字オブジェクト「A」
は本来の色でイメージオブジェクトと合成される。しか
も、ホストコンピュータからプリンタに渡すイメージデ
ータはオブジェクトの種類に適した属性を有しており、
高画質でありながらデータ量が少なく、ホストコンピュ
ータ及びプリンタそれぞれに必要とされるメモリもデー
タ処理能力もデータ転送能力も小さいもので済む。
【0037】<ホストコンピュータにおけるデータ作成
方法>図7に、本実施形態におけるデータの作成方法の
流れを示す。
【0038】パーソナルコンピュータで実行されるアプ
リケーションプログラムなどで加工された原稿データ7
01は、印刷時にアプリケーションプログラムから印刷
要求とともにOSに渡され、OSの機能によりイメージ
オブジェクトデータ201、グラフィックスオブジェク
トデータ202、文字オブジェクトデータ203として
アプリケーションソフトウェアからプリンタドライバに
渡される。
【0039】プリンタドライバでは、イメージオブジェ
クトデータ201については、低解像度(例えば300
dpi)のRGB多値イメージデータ702に解像度変
換し(P711)、プリンタに送信する。この際、デー
タの形式、例えば色成分の点順次、線順次、面順次の別
などはプリンタコマンドフォーマットにより指定され、
他の形式、例えばデータ圧縮についても同様である。ま
たこの形式の指定のしかたはイメージオブジェクトデー
タに限らず、他のオブジェクトについても同様である。
【0040】グラフィックオブジェクトデータ202に
ついては、OSまたは、プリンタドライバ内のレンダリ
ング機能を使用して中解像度(例えば600dpi)の
RGB多値イメージデータ703にレンダリングし(P
713)、一度パーソナルコンピュータ内に蓄積する。
【0041】さらに、マスクデータを作成するために、
再度同じグラフィックオブジェクトデータを使用し、そ
のデータの色情報を破棄、すなわち(RGB=0,0,
0)とする(P712)。グラフィックオブジェクトデ
ータはアプリケーションから取得し直しても良いが、そ
のデータをOSまたは、プリンタドライバ内のレンダリ
ング機能を使用して中解像度(例えば600dpi)R
GB多値イメージデータにレンダリングする(P71
3)。なお、レンダリングはひとつの色成分について行
えば十分である。そのデータについては、その後2値化
処理(例えばディザリングや単純2値化)を施し、中解像
度(例えば600dpi)2値マスクイメージデータ7
04を作成する。作成されたマスクデータは、グラフィ
ックオブジェクトの実体部分が0であり、余白部分が1
の2値イメージデータとなる。
【0042】そして、グラフィックオブジェクトから作
成したRGB多値イメージデータと2値マスクイメージ
データとをセットにしてプリンタに送信する。文字オブ
ジェクトと同様、点順次、線順次、面順次などはプリン
タコマンドフォーマットにより指定され、またデータ圧
縮についても同様である。これらイメージデータ及びマ
スクデータは、その画像全体における位置は完全に重複
しているため、イメージデータについて画像全体におけ
る位置を指定する位置データを求めてプリンタに送信す
れば、マスクデータについては特に必要ない。
【0043】文字オブジェクトデータ203について
は、OSまたは、プリンタドライバ内のレンダリング機
能を使用して高解像度(例えば1200dpi)のRG
B多値イメージデータをレンダリングしてから(P71
5)、RGB表色系からYMCK表色系に変換する(P
716)。変換後の色は、プリンタのインク色分(例え
ばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒
(K)の4色または、Y, M, C, K,ライトマゼ
ンタ,ライトシアン等の6色)であり、表色系が変換さ
れたイメージデータは一度パーソナルコンピュータ内に
蓄積する。そしてそのイメージデータについて2値化処
理(例えばディザリング)を施して(P714)、高解像
度(例えば1200dpi)2値イメージデータ705
を作成する。
【0044】さらに、マスクデータを作成するために、
もう一度同じ文字オブジェクトデータを使用し、そのデ
ータから色情報を破棄、すなわち(RGB=0,0,
0)とする(P712)。その後、OSまたはプリンタ
ドライバ内のレンダリング機能(P715)を使用して
高解像度(例えば1200dpi)RGB多値イメージ
データとする。その後2値化処理(例えばディザリング)
をかけ高解像度(例えば1200dpi)2値マスクイ
メージデータ706を作成する。作成されたマスクデー
タは、文字オブジェクトの実体部分が0であり、余白部
分が1の2値イメージデータとなる。図7では、1を
黒、0を白で表現している。
【0045】そして、前に作った2値イメージデータ7
05と、2値マスクイメージデータ706とをセットに
してプリンタに送信する。なお、点順次、線順次、面順
次などはプリンタコマンドフォーマットにより指定、ま
たデータ圧縮についても同様である。
【0046】<プリンタにおける画像合成方法>図8
に、図7の要領で作成したデータを受けたプリンタにお
いてデータを合成する流れを示す。
【0047】プリンタでは、受信した順に、イメージオ
ブジェクトから生成されたイメージデータ702につい
ては、文字オブジェクトと同様にYMCK表色系に変換
し(P811)、ハーフトーニング(面積階調処理)し
て(P812)、2値イメージプリントバッファ801
に書き込んでいく。2値イメージプリントバッファ80
1はカラー印刷に使用されるインク色の数だけあり、各
色について同様の処理が行われる。
【0048】グラフィックオブジェクトから生成された
イメージデータ703については、YMCK変換(P8
11)、ハーフトーニング(P812)を行うととも
に、得られた2値イメージデータをいったん一次格納場
所に保管しておく。そして、グラフィックオブジェクト
から生成されたイメージデータ703に対応するマスク
データ704を同時に受信していれば、そのマスクデー
タを参照しながら、指定された合成位置にイメージデー
タを書き込む(P813)。このようにマスクを参照し
ながら書き込んでも良いが、処理の迅速化のために具体
的には次に用にする。
【0049】すなわち、図6によって説明したとおり、
まずマスクデータ704と、マスクデータ704の位置
に対応するプリントバッファ801内の2値イメージデ
ータとの論理積を計算し、得られた値をプリントバッフ
ァ801の元の位置に格納する。グラフィックオブジェ
クトから生成されたイメージデータ703と、その位置
に対応するプリントバッファ801内の2値イメージデ
ータとの論理積を計算し、得られた値をプリントバッフ
ァ801の元の位置に格納する。これを各色成分につい
て行う。
【0050】文字オブジェクトから生成されたイメージ
データ705についてもグラフィックオブジェクトから
生成された706と同じように、マスクデータ706が
あればそれを参照してイメージデータ705をプリント
バッファ801に書き込む。文字オブジェクトはホスト
コンピュータでYMCK表色系の2値イメージデータに
変換されているために、プリンタの解像度に合わせるた
めの解像度変換さえ行えば、色の変換や2値化処理は不
要である。もちろん、イメージデータ705の解像度が
プリンタの解像度と一致していれば解像度変換処理も不
要である。具体的には次に用にする。
【0051】すなわち、図6によって説明したとおり、
まずマスクデータ706と、マスクデータ706の位置
に対応するプリントバッファ801内の2値イメージデ
ータとの論理積を計算し、得られた値をプリントバッフ
ァ801の元の位置に格納する。そして文字オブジェク
トから生成されたイメージデータ705と、その位置に
対応するプリントバッファ801内の2値イメージデー
タとの論理積を計算し、得られた値をプリントバッファ
801の元の位置に格納する。
【0052】以上のようにしてプリンタにおいてイメー
ジデータを合成する。
【0053】2値イメージプリントバッファ801の範
囲分のデータ終了を意味するコマンドを受け取った時点
でプリンタは印刷を開始する。ただし、2値イメージプ
リントバッファ801の範囲は原稿の1ページとは限定
されない。パーソナルコンピュータでデータを作成する
際に、2値イメージプリントバッファ801の範囲を意
識して1ページのデータをいくつかの短冊状に分割する
こともできる。プリンタでは、短冊状に分割されたイメ
ージデータを2組用意し、一方にイメージデータを展開
する間に、他方のイメージデータを印刷出力することも
できる。
【0054】<印刷システムの構成>ここで、図7及び
図8で説明した処理を実際に行うためのシステムについ
て説明する。
【0055】図9はホストコンピュータ3000とプリ
ンタ1000とから構成される印刷システムのブロック
図である。図9において、ホストコンピュータ3000
は、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処
理プログラム等に基づいてグラフィクス、イメージ、文
字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行
するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デ
バイスをCPU1が統括的に制御する。RAM2は、C
PU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キ
ーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や
不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御
する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTデ
ィスプレイ10の表示を制御する。ディスクコントロー
ラ(DKC)7は、ブートプログラム、種々のアプリケ
ーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファ
イル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー
(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11との
アクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRT
C)8は、所定の双方向インターフェース(双方向I/
F)21を介してプリンタ1000に接続されて、プリ
ンタ1000との通信制御処理を実行する。なお、CP
U1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAM
ヘのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理
を実行し、CRT10上でのWYSIWYG(表示内容
と印刷内容とを一致させる機能)を可能としている。ま
た、CPU1はCRT10上の不図示のマウスカーソル
等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウ
ィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0056】一方プリンタ1000において、プリンタ
CPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶
された制御プログラム等に記憶された制御プログラム等
に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイ
スとのアクセスを統括的に制御し、印刷部I/F16を
介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出
力情報としての画像信号を出力する。CPU12は双方
向I/F21を介してホストコンピュータとの通信処理
が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコン
ピュータ3000に通知可能に構成されている。RAM
19はCPU21の主メモリ、ワークエリア等として機
能するRAMである。RAM10はまたプリントバッフ
ァとしても利用される。入力部18はホストコンピュー
タ3000と双方向インターフェース21を介して印刷
状態情報などのステータス情報などの交信を制御し、プ
リンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知
可能に構成されている。メモリコントローラ(MC)2
0は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フ
ォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶
するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(F
D)等の外部メモリ14とのアクセスを制御する。操作
部1012は、表示パネルやキーボードを含んでおり、
オペレータへの情報の提供や、オペレータからの指示の
入力を行わせる。
【0057】図10は、ホストコンピュータ3000で
実行される、アプリケーションで作成されたイメージデ
ータをプリンタにより印刷する際の、プリンタドライバ
プログラムによる送信データ作成手順である。この手順
は、アプリケーションプログラムから印刷を行う際に、
アプリケーションが、ホストコンピュータの資源や入出
力を管理するためのオペレーティングシステム(OS)
に用意された所定の機能を呼び出すことで、OSから呼
び出されて実行される。図10の手順は、ひとつの画像
オブジェクトデータが渡されるごとに実行され、複数の
画像オブジェクトからなるイメージデータの場合には、
すべてのオブジェクトについて図10の手順は実行され
る。
【0058】まず、ステップS1001で、渡されたオ
ブジェクトの種類を判定する。イメージオブジェクトで
あれば、ステップS1031で解像度変換処理を行っ
て、得られたイメージデータを基に、プリンタ1000
で処理可能なプリンタコマンドを生成する。
【0059】オブジェクトがグラフィクスオブジェクト
であれば、ステップS1011でレンダリングし、60
0dpi,8ビット/色のイメージデータを生成する。
次にステップS1012で、マスクデータが必要か判定
する。グラフィクスオブジェクトや文字オブジェクトで
あっても、それが合成される画像の最下層になるもので
あれば、マスクは不要である。しかしながら、マスクの
必要性の有無を判定する手順であるステップS1012
を省いてしまっても良い。この場合には、グラフィクス
オブジェクトと文字オブジェクトについては必ずマスク
が作成される。すなわち、注目オブジェクトが他のオブ
ジェクトと重なるか判別し、重なる場合はマスクデータ
が必要なのでマスクデータを作成し、重ならない場合は
マスクデータは必要ないのでマスクデータを作成する処
理をとばす。また、マスクが必要か否かの判別をする処
理をしない仕組みも考えられる。すなわち、最下層のオ
ブジェクトにはマスクをつけず、最下層でないオブジェ
クトに必ずマスクをつけることにより実現することもで
きる。例えば、イメージが最下層でその上の層に文字が
ある場合、イメージにはマスクをつけず、文字にマスク
をつけるようにすればよい。
【0060】さてマスクを生成する場合には、ステップ
S1013において、図7で説明した要領で、マスクを
生成する。この手順は図11として詳述する。その後、
ステップS1014において、ステップS1011で生
成したイメージデータと、ステップS1013で生成し
たマスクデータとを一組にしてプリンタコマンドを生成
する(ステップS1014)。
【0061】オブジェクトが文字オブジェクトである場
合には、ステップS1021で文字オジェクトをレンダ
リングし、1200dpi,8ビット/色のイメージデ
ータを生成する。ステップS1022でRGBからYM
CKデータに変換し、ステップS1023で各色のデー
タを2値化する。その後は、ステップS1012に進ん
で、グラフィクスオブジェクトと同様の処理が行われ
る。
【0062】<マスク生成>図11は、マスク生成の手
順である。ステップS1100でオブジェクトの種類が
判定され、イメージであればマスクは生成しないためそ
のまま処理を終了する。グラフィクスであればステップ
S1101でグラフィクスオブジェクトの色を黒に変換
し、ステップS1102でそのグラフィクスオブジェク
トをレンダリングして800dpi,8ビット階調のイ
メージデータを生成する。ステップS1103において
それを2値化してマスクデータを得る。
【0063】オブジェクトが文字であれば、ステップS
1111で文字オブジェクトの色を黒に変換し、ステッ
プS1112でその文字オブジェクトをレンダリングし
て1200dpi,10ビット階調のイメージデータを
生成する。ステップS1113においてそれをYMCK
に変換し、さらにステップS1114で2値化してマス
クデータを得る。なお、マスクの生成にステップS11
13はなくともよいが、通常の文字オブジェクトの処理
と共通化するためにこの処理が挿入されている。このた
め、処理をソフトウエア的に実行する場合にはステップ
S1113は省略できる。しかし、処理が図7に示した
ように一連のパイプラインを形成する場合には、このよ
うに処理を共通化することで、より高速かつ簡単に処理
を遂行できる。
【0064】以上の手順によりイメージデータ及び対応
するマスクデータがプリンタコマンドとして生成され、
プリンタに送信される。
【0065】<プリンタにおけるコマンド処理>図12
は、プリンタ1000における、受信したプリントコマ
ンド処理手順を示す。この手順は、ホストコンピュータ
からコマンドを受信すると開始される。図12では、ま
ず、受信したコマンドがデータ終了であるか判定し、そ
うであればプリントコマンドの処理は終了する。次の呼
び出しがあればそのとき再び実行される。データ終了以
外のコマンドであれば、ステップS1202で画像展開
処理を実行する。
【0066】図13は図12のステップS1202の詳
細を示す図である。図13において、ステップS130
1でコマンドに含まれるオブジェクトの種類を判定し、
文字であればステップS1304に進んでマスクデータ
の有無を判定し、マスクデータがあればステップS13
05においてマスクされていない部分のみをプリントバ
ッファ801に書き込む。具体的には、図6,図8で説
明した要領でマスクを利用して文字イメージをプリント
バッファ中のイメージデータと合成する。なお、必要が
あれば解像度の変換を行ってからステップS1304を
行う。
【0067】一方、ステップS1304でマスクデータ
がないと判定された場合には、ステップS1313で、
指定された方法あるいは所定の方法で、プリントバッフ
ァにイメージデータを書き込む。この方法とは、例えば
単純な上書き、論理和、白部分のみの論理和などであ
る。
【0068】グラフィクスの場合には、ステップS13
02でRGBからYMCKデータへの変換を行い、ステ
ップS1303で、プリンタ解像度に応じて2値化処理
して、ステップS1304以後、前述した文字の場合と
同様の処理を行う。
【0069】イメージオブジェクトの場合には、ステッ
プS1311でRGBからYMCKへと変換し、ステッ
プS1312で2値化し、ステップS1313で、指定
された方法あるいは所定の方法でプリントバッファにイ
メージデータを書き込む。この方法とは前述の通りであ
る。
【0070】以上のようにして展開したイメージデータ
を、プリンタ1000は、印刷部17より印刷出力す
る。
【0071】こうして出力された画像は、オブジェクト
の重複部分をマスクしてから合成処理を行っているため
に、オブジェクトの色が混じり合うことがなく、また、
上層のオブジェクトの余白部分によって下層のオブジェ
クトが覆い隠されるという自体を防止できる。このた
め、出力される画像の色の再現性が高い。
【0072】また、プリンタに送信されるデータは、各
オブジェクトの種類に応じた解像度や階調表現力を備え
たイメージデータであるために、必要以上の解像度や階
調によるデータの無駄な増大を防止できる。このため、
ホストコンピュータやプリンタの処理能力も低くてよ
く、生成されたイメージデータを格納するためのメモリ
も、転送のための時間も少なくて済む。それによりシス
テムコストの増大を防止できる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各原稿
データの特徴を生かしたデータ処理を行い、個別にプリ
ンタに送信しその合成を正しく行こなうことにより、よ
り高速でかつ印刷品位が最適化されたプリントシステム
を構築することが可能となる。
【0074】さらに、プリンタに送信されるデータは、
各オブジェクトの種類に応じた解像度や階調表現力を備
えたイメージデータであるために、必要以上の解像度や
階調によるデータの無駄な増大を防止できる。これによ
り、ホストコンピュータやプリンタの処理能力も低くて
よく、生成されたイメージデータを格納するためのメモ
リも、転送のための時間も少なくて済む。それによりシ
ステムコストの増大を防止できる。またプリント画像の
色再現性を損ねることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷データの例を示す図である。
【図2】単純合成の例を示す図である。
【図3】単純論理演算の例を示す図である。
【図4】白地の背景透過の例を示す図である。
【図5】ドットマトリクス、面積階調画像の一例を示す
図である。
【図6】当発明の原理図を示す図である。
【図7】印刷データ生成の模式図である。
【図8】プリンタ内の印刷データ合成の模式図である。
【図9】プリンタシステムのブロック図である。
【図10】ホストコンピュータによる送信データ作成手
順のフローチャートである。
【図11】ホストコンピュータによるマスクデータ作成
のフローチャートである。
【図12】プリンタによるプリントコマンド処理のフロ
ーチャートである。
【図13】プリンタによる画像展開処理のフローチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D 5C076 1/46 1/46 Z 5C077 5C079 Fターム(参考) 2C087 AA15 AA16 AB05 BA01 BA03 BA04 BA05 BA07 BA11 BC05 BD07 BD35 BD36 BD40 CB06 2C187 GA09 2C262 AA24 AB15 BA12 CA08 DA07 DA18 EA06 GA12 5B021 AA01 LG07 LG08 5C074 AA10 DD24 EE04 FF13 FF15 HH04 5C076 AA02 AA11 AA12 AA26 BA02 BA03 BA04 BA06 5C077 LL19 MP06 MP08 PP21 PP23 PP33 TT02 5C079 HB03 LA39 LA40 LB01 LB04 NA03 NA05 NA25 PA03

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重なり合う複数のイメージデータを合成
    したのちに印刷するプリンタにおいて、重なる際に上に
    くるイメージデータと同じ形状のマスクデータを使用す
    ることにより、プリンタ側でイメージデータを合成する
    際に発生する下にくるイメージデータ色との混色を防
    ぎ、上にくるイメージデータ色を正確に再現できること
    を特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 重なり合う複数のイメージデータを合成
    したのちに印刷するプリンタにおいて、重なる際に上に
    くるイメージデータと同じ形状のマスクデータを作成す
    る方法として、文字、グラフィックデータからイメージ
    データを作成するときに、色データを黒データに変換
    し、重なる際に上にくるイメージデータを作成するとき
    に使用するレンダリングルーチンと同じルーチンを使用
    してマスクデータを生成することを特徴とする印刷処理
    方法。
  3. 【請求項3】 重なり合う複数のイメージデータを合成
    したのちに印刷するプリンタにおいて、重なる際に上に
    くるイメージデータと同じ形状のマスクデータは、元と
    なるイメージデータフォーマットにかかわらず2値デー
    タとなっていることを特徴とする印刷処理方法。
  4. 【請求項4】 イメージデータのうちマスクデータによ
    り指定される部分を他のイメージデータに重ねて出力す
    る画像出力装置により画像を出力させる画像処理装置で
    あって、 イメージデータの余白部分を区別するためのマスクデー
    タを生成するマスク生成手段と、 前記イメージデータを、それに対応するマスクデータと
    ともに前記画像出力装置に対して送信する送信手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記イメージデータは画像オブジェクト
    から生成されるイメージデータであり、前記余白部分は
    前記画像オブジェクトにより定義されない画像の部分で
    あることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像オブジェクトは、形状と色とで
    定義されるグラフィクスオブジェクトと、文字コードと
    色とで定義される文字オブジェクトとを含むことを特徴
    とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記マスク生成手段は、前記画像オブジ
    ェクトにおいて定義された色を黒に変換し、変換後のモ
    ノクローム画像オブジェクトに基づいて生成されたイメ
    ージデータを2値化して前記マスクデータを生成するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像オブジェクトに基づいてイメー
    ジデータを生成するレンダリング手段をさらに備え、該
    レンダリング手段は、前記画像オブジェクトを基にイメ
    ージデータを生成するとともに、前記モノクローム画像
    オブジェクトを基にイメージデータを生成することを特
    徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像オブジェクトの種類ごとに対応
    した解像度のイメージデータが生成されることを特徴と
    する請求項4乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 出力用のイメージデータを格納するた
    めのメモリと、 受信したイメージデータを必要に応じて出力用画像の形
    式に変換したのち、当該イメージデータのうち、そのイ
    メージデータに対応するマスクデータによりマスクした
    部分を前記メモリに書き込む格納手段とを備え、 指定されたイメージデータを前記メモリに格納し終えた
    後、前記メモリ内のイメージデータに基づいて画像を印
    刷出力することを特徴とするプリンタ装置。
  11. 【請求項11】 前記格納手段は、受信したイメージデ
    ータを画像オブジェクト単位に出力用画像の形式に変換
    し、当該イメージデータのうち、そのイメージデータに
    対応するマスクデータがあればそのマスクデータにマス
    クした部分を前記メモリに書き込み、前記指定されたイ
    メージデータについてその処理を繰り返し行うことを特
    徴とする請求項10項に記載のプリンタ装置。
  12. 【請求項12】 イメージデータのうちマスクデータに
    より指定される部分を他のイメージデータと合成して出
    力する画像出力装置により画像を出力させる画像出力装
    置の使用方法であって、 イメージデータの余白部分を区別するためのマスクデー
    タを生成するマスク生成工程と、 前記イメージデータを、それに対応するマスクデータと
    ともに前記画像出力装置に対して送信する送信工程とを
    備えることを特徴とする画像出力装置の使用方法。
  13. 【請求項13】 前記イメージデータは画像オブジェク
    トから生成されるイメージデータであり、前記余白部分
    は前記画像オブジェクトにより定義されない画像の部分
    であることを特徴とする請求項12に記載の画像出力装
    置の使用方法。
  14. 【請求項14】 前記画像オブジェクトは、形状と色と
    で定義されるグラフィクスオブジェクトと、文字コード
    と色とで定義される文字オブジェクトとを含むことを特
    徴とする請求項13に記載の画像出力装置の使用方法。
  15. 【請求項15】 前記マスク生成工程は、前記画像オブ
    ジェクトにおいて定義された色を黒に変換し、変換後の
    モノクローム画像オブジェクトに基づいて生成されたイ
    メージデータを2値化して前記マスクデータを生成する
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像出力装置の使
    用方法。
  16. 【請求項16】 前記画像オブジェクトに基づいてイメ
    ージデータを生成するレンダリング工程をさらに備え、
    該レンダリング工程は、前記画像オブジェクトを基にイ
    メージデータを生成するとともに、前記モノクローム画
    像オブジェクトを基にイメージデータを生成することを
    特徴とする請求項15に記載の画像出力装置の使用方
    法。
  17. 【請求項17】 前記画像オブジェクトの種類ごとに対
    応した解像度のイメージデータが生成されることを特徴
    とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の画像
    出力装置の使用方法。
  18. 【請求項18】 受信したイメージデータを必要に応じ
    て出力用画像の形式に変換したのち、当該イメージデー
    タのうち、そのイメージデータに対応するマスクデータ
    によりマスクした部分を出力用のイメージデータを格納
    するためのメモリに書き込む格納工程を備え、 指定されたイメージデータを前記メモリに格納し終えた
    後、前記メモリ内のイメージデータに基づいて画像を印
    刷出力することを特徴とする印刷方法。
  19. 【請求項19】 前記格納工程は、受信したイメージデ
    ータを画像オブジェクト単位に出力用画像の形式に変換
    し、当該イメージデータのうち、そのイメージデータに
    対応するマスクデータがあればそのマスクデータにマス
    クした部分を前記メモリに書き込み、前記指定されたイ
    メージデータについてその処理を繰り返し行うことを特
    徴とする請求項18項に記載の印刷方法。
  20. 【請求項20】 コンピュータにより、イメージデータ
    のうちマスクデータにより指定される部分を他のイメー
    ジデータと合成して出力する画像出力装置により画像を
    出力させるためのコンピュータプログラムであって、 イメージデータの余白部分を区別するためのマスクデー
    タを生成するマスク生成工程と、 前記イメージデータを、それに対応するマスクデータと
    ともに前記画像出力装置に対して送信する送信工程とを
    備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  21. 【請求項21】 前記イメージデータは画像オブジェク
    トから生成されるイメージデータであり、前記余白部分
    は前記画像オブジェクトにより定義されない画像の部分
    であることを特徴とする請求項20に記載のコンピュー
    タプログラム。
  22. 【請求項22】 前記画像オブジェクトは、形状と色と
    で定義されるグラフィクスオブジェクトと、文字コード
    と色とで定義される文字オブジェクトとを含むことを特
    徴とする請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 前記マスク生成工程は、前記画像オブ
    ジェクトにおいて定義された色を黒に変換し、変換後の
    モノクローム画像オブジェクトに基づいて生成されたイ
    メージデータを2値化して前記マスクデータを生成する
    ことを特徴とする請求項22に記載のコンピュータプロ
    グラム。
  24. 【請求項24】 前記画像オブジェクトに基づいてイメ
    ージデータを生成するレンダリング工程をさらに備え、
    該レンダリング工程は、前記画像オブジェクトを基にイ
    メージデータを生成するとともに、前記モノクローム画
    像オブジェクトを基にイメージデータを生成することを
    特徴とする請求項23に記載のコンピュータプログラ
    ム。
  25. 【請求項25】 前記画像オブジェクトの種類ごとに対
    応した解像度のイメージデータが生成されることを特徴
    とする請求項20乃至24のいずれか1項に記載のコン
    ピュータプログラム。
  26. 【請求項26】 コンピュータにより実行されるコンピ
    ュータプログラムであって、 受信したイメージデータを必要に応じて出力用画像の形
    式に変換したのち、当該イメージデータのうち、そのイ
    メージデータに対応するマスクデータによりマスクした
    部分を前記メモリに書き込む格納工程を備え、 指定されたイメージデータを前記メモリに格納し終えた
    後、前記メモリ内のイメージデータに基づいて画像を印
    刷出力するための出力工程とを備えることを特徴とする
    コンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】 前記格納工程は、受信したイメージデ
    ータを画像オブジェクト単位に出力用画像の形式に変換
    し、当該イメージデータのうち、そのイメージデータに
    対応するマスクデータがあればそのマスクデータにマス
    クした部分を前記メモリに書き込み、前記指定されたイ
    メージデータについてその処理を繰り返し行うことを特
    徴とする請求項26項に記載のコンピュータプログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 請求項20乃至27のいずれか1項に
    記載のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  29. 【請求項29】 請求項4乃至9のいずれか1項に記載
    の画像処理装置に、画像出力装置として請求項10また
    は11に記載のプリンタ装置を接続してなることを特徴
    とするプリンタシステム。
  30. 【請求項30】 第1のイメージデータおよび第1のイ
    メージデータのマスクデータを生成する第1生成手段
    と、 前記第1のイメージデータとは解像度の異なる第2のイ
    メージデータを生成する第2生成手段と、 前記第1生成手段により生成された第1のイメージデー
    タおよび第1のイメージデータのマスクデータと前記第
    2生成手段により生成された第2のイメージデータとを
    プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  31. 【請求項31】 前記第1のイメージデータは文字オブ
    ジェクトに対応するイメージデータを含み、前記第2の
    イメージデータは 前記第1のイメージデータに比べ低
    解像度かつ高階調のイメージオブジェクトに対応するイ
    メージデータを含むことを特徴とする請求項30記載の
    情報処理装置。
  32. 【請求項32】 前記マスクデータは、第2のイメージ
    と重なる場合に生成されることを特徴とする請求項30
    記載の情報処理装置。
  33. 【請求項33】 第1のイメージデータおよび第1のイ
    メージデータのマスクデータを生成する第1生成ステッ
    プと、 前記第1のイメージデータとは解像度の異なる第2のイ
    メージデータを生成する第2生成ステップと、 前記第1生成ステップにより生成された第1のイメージ
    データおよび第1のイメージデータのマスクデータと前
    記第2生成ステップにより生成された第2のイメージデ
    ータとをプリンタに送信する送信ステップとを有するこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  34. 【請求項34】 前記第1のイメージデータは文字オブ
    ジェクトに対応するイメージデータを含み、前記第2の
    イメージデータは 前記第1のイメージデータに比べ低
    解像度かつ高階調のイメージオブジェクトに対応するイ
    メージデータを含むことを特徴とする請求項33記載の
    情報処理方法。
  35. 【請求項35】 前記マスクデータは、第2のイメージ
    と重なる場合に生成されることを特徴とする請求項33
    記載の情報処理方法。
  36. 【請求項36】 第1のイメージデータおよび第1のイ
    メージデータのマスクデータを生成する第1生成ステッ
    プと、 前記第1のイメージデータとは解像度の異なる第2のイ
    メージデータを生成する第2生成ステップと、 前記第1生成ステップにより生成された第1のイメージ
    データおよび第1のイメージデータのマスクデータと前
    記第2生成ステップにより生成された第2のイメージデ
    ータとをプリンタに送信する送信ステップとを有するこ
    とを特徴とするコンピュータ可読プログラム。
  37. 【請求項37】 前記第1のイメージデータは文字オブ
    ジェクトに対応するイメージデータを含み、前記第2の
    イメージデータは 前記第1のイメージデータに比べ低
    解像度かつ高階調のイメージオブジェクトに対応するイ
    メージデータを含むことを特徴とする請求項36記載の
    コンピュータ可読プログラム。
  38. 【請求項38】 前記マスクデータは、第2のイメージ
    と重なる場合に生成されることを特徴とする請求項36
    記載のコンピュータ可読プログラム。
  39. 【請求項39】 請求項36、37、または38に記載
    のコンピュータ可読プログラムを記憶する記憶媒体。
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