JP2002254650A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置

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JP2002254650A
JP2002254650A JP2001384653A JP2001384653A JP2002254650A JP 2002254650 A JP2002254650 A JP 2002254650A JP 2001384653 A JP2001384653 A JP 2001384653A JP 2001384653 A JP2001384653 A JP 2001384653A JP 2002254650 A JP2002254650 A JP 2002254650A
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 封止材が凸とならないような構成とすること
によって信頼性向上を図ることができるインクジェット
記録ヘッドを提供すること。 【解決手段】 基板(絶縁基体)10上に形成された液
滴を吐出するためのインク流路30と、該インク流路3
0にインクを供給する共通のインク室と、インク流路3
0に形成されたインクを吐出させるためのエネルギー発
生体21と、該エネルギー発生体に電気的に接続されて
エネルギー発生体を駆動するための電気信号と電力を供
給するための電気配線基板(配線)60と、該電気配線
基板60から基板10外に電気的に接続するために基体
10上に形成された電気的接続電極50を、前記インク
流路30及びエネルギー発生体21を形成している平面
とは別の平面上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録技術、特にバ
ブルジェット(登録商標)記録技術はオフィスの印刷に
おいてカラー化、パーソナル化が進展するに従って急速
に普及してきた。つまり、バブルジェット記録ヘッドは
高密度化、多ノズル化、小液滴化が容易であり、記録装
置のコンパクト化、低価格化、高品質化が非常に容易で
あること、又、ヘッドの設計変更のみで様々な用途に対
して容易に対応できる等の特徴を有しており、このため
にオフィスの主流となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような高品質
化、特に高画質化に関しては、インク液滴を吐出する際
の液滴を同一方向に吐出する性能が高画質化に大きく影
響している。即ち、インク液滴を吐出する際の吐出方向
のずれ(ヨレ)がインクを着弾させる媒体(多くの場合
は紙)に到達するまでに本来着弾すべき位置(理想着弾
点)からずれて着弾した際、その部分にインクが定着す
ることがないため、すじ状に印字されない部分が生じる
ことがある。
【0004】上記すじは人間の視覚上認識され易いた
め、画像の劣化要因として重要であり、インクジェット
記録において重要課題の一つとなっている。具体的に
は、例えば8plの吐出量を有する記録ヘッドで印字し
た場合、印字のモードにもよるが、媒体上で数10μm
ずれると十分にすじとして認識される。この吐出方向の
ずれはインク液滴が吐出される方向とインク吐出口と媒
体との距離とで決定される。即ち、吐出方向が理想着弾
に近ければ近いほど、又、インク吐出口と媒体との距離
が近ければ近いほど、前記ずれは小さくなる。
【0005】インク吐出口と媒体との距離は近似的に0
であれば、吐出方向によらずずれは0になる訳である
が、以下の理由で上記距離を小さくすることは困難であ
った。1.媒体に対してヘッド吐出口が接触した場合、
ヘッド吐出口に障害を生じることがある。又、媒体に着
弾したインクが擦過して画像を劣化させる。2.上記の
ようにヘッド吐出口が媒体に接触しないまでも、近づけ
ることに対してインクが着弾した媒体がインクを吸収す
ることにより、膨張して凸凹となり(コックリング)、
前記インク吐出口と媒体との距離が不定となり、最悪の
場合、上記1.に述べたような障害を発生させることが
ある。又、ヘッド側はインク吐出口よりも媒体側に凸と
なっている部分があるため、媒体とインク吐出口との距
離を凸になっている分だけ広げる必要がある。該凸部分
は、インク流路及びインクを吐出させるエネルギー発生
体を形成した絶縁基体上に、該エネルギー発生体に電気
的信号や電力を送るために形成した電気的接続電極をイ
ンクから保護するための封止材となる。封止材が無い場
合、インクは電解液であることが多いので、絶縁基体上
に形成されたエネルギー発生体を駆動するために必要な
配線電極や前記電気的接続電極を腐食若しくは溶解させ
る等の障書を生じることがある。3.そのため、封止材
が必要となるが、インク吐出口と媒体との距離が1〜2
mmの距離の中で、封止材の高さが0.2〜0.6mm
程度は必要であり、前記すじとなる着弾ずれに対して影
響していた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的の一つは、封止材が凸とならないような構
成とすることによって信頼性向上を図ることができるイ
ンクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録ヘッドは、端面と該端
面に比べて大きな面積を有する表裏二つの主平面とを有
する平板状の基板と、該基板の前記表側の主平面上に形
成された、吐出口からインクを吐出するために利用され
るエネルギーを発生するエネルギー発生体と、前記基板
の前記表側の主平面上に形成された、前記エネルギー発
生体に接続される配線電極と、該配線電極に接続され、
前記基板外から供給される電気信号を受ける接続電極
と、を有し、前記接続電極が、前記基板の、前記表裏二
つの主平面とは別の面上に設けられていることを特徴と
する。また、本発明のインクジェット記録装置は、当該
インクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘ
ッドを載置するための部材と、を具備することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0009】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るインクジェット記録ヘッドの部分断面図であ
る。
【0010】本実施の形態に係るインクジェット記録ヘ
ッドは、平板状の絶縁基体である基板10と、該基板1
0上に形成されたエネルギー発生体(本実施の形態では
ヒータ:電気熱変換体)21と、該ヒータに電気的に接
続するための配線電極20と、ヒータ上にインクを吐出
するためのインク流路30と、該インク流路30にイン
クを供給するための不図示のインク液室と、インクの吐
出方向を決定するインク吐出口40と、前記配線電極2
0に電気的信号若しくは電力を外部から供給するための
接続電極50と、該接続電極50に電気的に接続して成
る電気配線基板(例えば、フレキシブルプリント基板、
TAB等)60と、接続電極50と電気配線基板60と
の接続部を封止するための封止部材70を有している。
基板10は、端面11aと該端面に比べて大きな面積を
有する表裏二つの主平面とを有する。前記配線電極20
を形成している基板10に段差を設けて、インク吐出口
を形成した平面と接続電極50を配置した平面とが別平
面となっている。接続電極50を配置した平面は、基板
の表側の主平面に対して平行な平面である。
【0011】本実施の形態では、配線電極20を形成し
ている基板10の材料としてSiを選定し、段差を形成
する方法を異方性エッチングによっている。ここで、そ
の形成方法について説明する。
【0012】絶縁基板10として使用するSi基板は単
結晶Si基板であり、且つ、その面方位は(100)で
あることが望ましい。その基板10を使用して第1にS
i基板上に所望の形状にエッチングするためのレジスト
材をフォトリソ工程によりパターン形成する。
【0013】次に、レジストパターンをマスクにして、
エッチング液(KOH等)に所定の時間だけ浸漬する。
エッチング後、エッチング液を洗浄し、レジストを剥離
し、形成された段差に絶縁材料をコーティングする。絶
縁方法としては、例えばポリイミド等の有機絶縁材料を
塗布して加熱硬化させる方法、SiO等の無機絶縁材
料をスパッタリング等の真空成膜法により形成する方法
等がある。
【0014】次に、絶縁膜90上に前記エネルギー発生
体を接続して電気信号を供給する配線電極20に接続
し、前記段差状に形成する電気接続材料をパターン形成
する。尚、電気接続材料のパターン形成には、Al、C
u等を真空成膜する方法やAu、Pd等の厚膜を印刷す
る方法等があり、又、パターニングにはスクリーン印刷
による方法やフォトリソグラフィによる方法等がある。
【0015】次に、接続電極50上にバンプ状の電極8
0を形成する。バンプ電極80の形成は必ずしも必須と
は言えないが、バンプ電極80を形成することにより、
該電極80へ供給される電気信号等を接続する配線基板
60との接続信頼性が格段に向上するために形成するこ
とが望ましい。バンプ電極80の形成方法としては、A
uの細線ワイヤーからボールボンディングにより形成す
る方法(スタッドボンディング)やAu、Pt等の電鋳
による方法等がある。
【0016】このバンプ電極80上に、所望のパターン
を形成した配線基板(TAB、PPC等)60を位置合
わせして接合する。配線基板60を接合する方法には、
金属結合、ACF(異方性導電フィルム)による接合、
Agペーストによる接合等がある。
【0017】バンプ電極80と配線基板60との接合
後、該接続部を漏れなく覆うように封止材70によって
封止する。封止材70は様々な材料があるが、ここでは
信頼性を得やすいエポキシ系の封止材料を塗布して加熱
により反応、硬化させている。このとき、前述にように
形成した段差により、封止材70の凸部はインク吐出口
40より飛び出すことはなく、インク吐出口40と媒体
との間の距離に影響を及ぼすことはない。
【0018】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図2に基づいて説明する。尚、図2は本実施の形
態に係るインクジェット記録ヘッドの部分断面図であ
る。
【0019】本実施の形態に係るインクジェット記録ヘ
ッドは、絶縁基体である基板10と該基板10上に形成
されたエネルギー発生体(本実施の形態ではヒータ)
と、該ヒータに電気的に接続するための配線電極20
と、ヒータ上にインクを吐出するためのインク流路30
と、該インク流路30にインクを供給するためのインク
液室と、インクの吐出方向を決定するインク吐出口40
と、前記配線電極20に電気的信号若しくは電力を外部
から供給するための接続電極50と、該接続電極50に
電気的に接続して成る電気配線基板(例えば、フレキシ
ブルプリント基板、TAB等)60と、接続電極50と
配線基板60との接続部を封止するための封止材70を
有している。前記配線電極20を形成している基板10
にほぼ垂直(略90°)の平面を設け、その垂直な端面
に前記配線基板60を接続するための接続電極50を形
成している。
【0020】従って、インク吐出口40を形成している
平面と接続電極50を形成した平面とが別平面となって
いる。
【0021】本実施の形態において使用した基板10
は、面方位が(100)の単結晶Si基板であり、その
形成方法は前記実施の形態1に示した通りである。
【0022】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図3に基づいて説明する。尚、図3は本実施の形
態に係るインクジェット記録ヘッドの部分断面図であ
る。
【0023】本実施の形態に係るインクジェット記録ヘ
ッドは、絶縁基体である基板10と該基板10上に形成
されたエネルギー発生体(本実施の形態ではヒータ)
と、該ヒータに電気的に接続するための配線電極20
と、ヒータ上にインクを吐出するためのインク流路30
と、該インク流路30にインクを供給するためのインク
液室と、インクの吐出方向を決定するインク吐出口40
と、前記配線電極20に電気的信号若しくは電力を外部
から供給するための接続電極50と、該接続電極50に
電気的に接続して成る電気配線基板(例えば、フレキシ
ブルプリント基板、TAB等)60と、接続電極50と
配線基板60との接続部を封止するための封止材70を
有している。前記配線電極20を形成している基板10
に略54°傾いた平面を設け、該平面に前記線基板60
を接続するための接続電極50を形成している。
【0024】従って、インク吐出口40を形成している
平面と接続電極50を形成した平面とが別平面となって
いる。
【0025】本実施の形態において使用した基板10
は、面方位が(100)の単結晶Si基板であり、その
形成方法は前記実施の形態1に示した通りである。
【0026】本発明の実施形態におけるインクジェット
ヘッド11の全体的外観を図5に示し、その要部である
ヘッドチップ12を図4に破断状態で示す。ヘッドチッ
プ12は、例えば厚さ0.5〜1mmのSiウェハを用
いて製造され、相互に平行に配列する6本の細長いイン
ク供給口15がこのインクジェットヘッド11で用いら
れる6色のインクに対応して形成されている。
【0027】各インク供給口15には、このインク供給
口15の長手方向に沿って所定間隔で配列するインク室
13が当該インク供給口15を挟むように2列に形成さ
れており、各インク室13には電気熱変換素子14とこ
の電気熱変換素子14と対向してインクを滴として吐出
するための吐出口16とが設けられている。
【0028】本実施形態では、インク供給口15を挟ん
で相互に平行な2列の吐出口16を相互に半ピッチずら
していわゆる千鳥状に配列しており、各列の吐出口16
に対応するインク室13の間隔を600dpiのピッチ
でそれぞれ配列させているため、各色のインクに対応し
てインク供給口15の長手方向に沿って配列する吐出口
16の間隔は、見かけ上、1200dpiの高密度に配
置された状態となっている。また、電気熱変換素子14
およびAlなどで形成されて電気熱変換素子14に電力
を供給する電極配線17は、成膜技術によりSiウェハ
の表面に形成され、電極配線17の他方の端末は、Au
などで形成されて発熱基板12の表面から突出するバン
プ18となっている。図4においては省略されている
が、本発明ではこのバンブ18の周辺領域が、図1〜3
で説明した様な電気的接続構造をとっている。
【0029】本実施形態における電気熱変換素子14
は、Alなどで形成される電極配線17によって覆われ
ていない、例えばTaN,TaSiN,Ta,Alなど
で形成される発熱抵抗体層19の一部であり、53Ωの
シート抵抗値を有する。また、これら電気熱変換素子1
4および電極配線17は、4000Åの厚みのSiNで
形成された保護層20で覆われ、さらに電気熱変換素子
14の上の保護層20の表面は、2300Åの厚みのT
aによる耐キャビテーション層21が成膜されている。
【0030】上述したインク供給口15は、発熱基板1
2として用いられるSiウェハの結晶方位を利用し、異
方性エッチングにより形成される。つまり、Siウェハ
の表面が<100>で、その厚さ方向に<111>の結
晶方位を持つ場合、例えばKOHやテトラメチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド(TMAH)あるいはヒドラ
ジンなどのアルカリ系異方性エッチング液を用い、エッ
チング方向に選択性を持たせて所望の深さにエッチング
を行う。また、インク室13および吐出口16は、フォ
トリソグラフィ技術によって形成され、電気熱変換素子
14に電力を供給することによって、例えば4ピコリッ
トルのインク滴を吐出口16から吐出させる。
【0031】図6および図7にインクジェット記録方式
を用いたプリンタの概略構成を示す。
【0032】図6において、この実施形態におけるプリ
ンタの外殻をなす装置本体M1000は、下ケースM1
001、上ケースM1002、アクセスカバーM100
3および排出トレイM1004の外装部材と、その外装
部材内に収納されたシャシーM3019(図7参照)と
から構成される。
【0033】前記シャシーM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。
【0034】また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置上
本体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両
ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する
収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部および
前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0035】さらに、前記排出トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排出トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持
面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0036】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジあるいはインク
タンクなどの交換が可能となる。なお、ここでは特に図
示しないが、アクセスカバーM1003を開閉させる
と、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回
転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマ
イクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカ
バーの開閉状態を検出し得るようになっている。
【0037】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018およびレジュームキーE001
9が押下可能に設けられると共に、LED E0020
が設けられており、電源キーE0018を押下すると、
LED E0020が点灯して記録可能であることをオ
ペレータに知らせるものとなっている。また、LEDE
0020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE
0021をならすことによりプリンタのトラブルなどを
オペレータに知らせるなど種々の表示機能を有する。な
お、トラブルなどが解決した場合には、レジュームキー
E0019を押下することによって記録が再開されるよ
うになっている。
【0038】次に、上記プリンタの装置本体M1000
に収納、保持される本実施形態における記録動作機構に
ついて説明する。本実施形態における記録動作機構とし
ては、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する
自動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出
される記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、
記録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く
搬送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記
録シートPに所望の記録を行う記録部と、前記記録部な
どに対する回復処理を行う回復部(M5000)とから
構成されている。記録部は、キャリッジ軸M4021に
よって移動可能に支持されたキャリッジM4001と、
このキャリッジM4001に着脱可能に搭載される記録
ヘッドカートリッジとから主に構成される。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、封止材が凸とならないような構成とすることが
でき、これによってインクジェット記録ヘッドの信頼性
向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインクジェット記
録ヘッドの部分断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るインクジェット記
録ヘッドの部分断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係るインクジェット記
録ヘッドの部分断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るインクジェットヘッド
の要部を示す部分的破断斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係るインクジェットヘッド
の全体的概観を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置の全体的概観を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 基板(絶縁基体) 20 配線電極 30 インク流路 40 インク吐出口 50 接続電極 60 電気配線基板 70 封止材 80 バンプ電極 90 絶縁膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面と該端面に比べて大きな面積を有す
    る表裏二つの主平面とを有する平板状の基板と、 該基板の前記表側の主平面上に形成された、吐出口から
    インクを吐出するために利用されるエネルギーを発生す
    るエネルギー発生体と、 前記基板の前記表側の主平面上に形成された、前記エネ
    ルギー発生体に接続される配線電極と、 該配線電極に接続され、前記基板外から供給される電気
    信号を受ける接続電極と、を有し、前記接続電極が、前
    記基板の、前記表裏二つの主平面とは別の面上に設けら
    れていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記基板が単結晶Siを基材とし該基材
    の表面が絶縁性を有しており、前記別の面が異方性エッ
    チングによって形成されたことを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記基板は、前記端面の近傍で段差状に
    厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項2記載の
    インクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記別の面が前記基板の前記表側の主平
    面に対して平行な平面であることを特徴とする請求項3
    記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記別の面が前記基板の前記表側の主平
    面に対して略54度の角度傾いた平面であることを特徴
    とする請求項2記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記別の面が基板の前記表側の主平面に
    対して略90度の角度をもつ平らな前記端面であること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 前記エネルギー発生体は、熱エネルギー
    を発生する電気熱変換体である請求項1記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記吐出口と前記エネルギー発生体とは
    対面して配されている請求項1記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  9. 【請求項9】 端面と該端面に比べて大きな面積を有す
    る表裏二つの主平面とを有する平板状の基板と、該基板
    の前記表側の主平面上に形成された、吐出口からインク
    を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネ
    ルギー発生体と、前記基板の前記表側の主平面上に形成
    された、前記エネルギー発生体に接続される配線電極
    と、該配線電極に接続され、前記基板外から供給される
    電気信号を受ける接続電極と、を有し、前記接続電極
    が、前記基板の、前記表裏二つの主平面とは別の面上に
    設けられているインクジェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドを載置するための部材と、
    を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
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