JP2002253689A - 顔面用濾過マスク - Google Patents

顔面用濾過マスク

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JP2002253689A
JP2002253689A JP2002060002A JP2002060002A JP2002253689A JP 2002253689 A JP2002253689 A JP 2002253689A JP 2002060002 A JP2002060002 A JP 2002060002A JP 2002060002 A JP2002060002 A JP 2002060002A JP 2002253689 A JP2002253689 A JP 2002253689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼気排出中に圧力の低下が非常に小さい顔面
マスクを提供する。 【解決手段】 顔面用濾過マスクの排気弁14は、可撓
性フラップ24を備える。可撓性フラップ24は、排気
弁14が閉鎖位置にあるとき、弁座26の曲線シールリ
ッジ30と接触する。シールリッジ30の凹湾曲は、カ
ンチレバーのように一端を固定し、かつ、可撓性フラッ
プ24の自由部分に一定力及び/又は少なくとも可撓性
フラップ24の自由部分の質量に等しい大きさの力を加
えた可撓性フラップ24が示す変形曲線に一致する。可
撓性フラップ24は、シールリッジ30上にほぼ均一な
圧力を加えて、充分な密閉力を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は、(i)顔面用濾過マスクの排気弁として利用す
ることが可能である逆止弁と、(ii)排気弁を使用した顔
面用濾過マスクと、(iii)逆止弁の製造方法とに関す
る。
【0002】発明の背景 排気弁は、以前から顔面用濾過マスクに利用されてお
り、例えば、米国特許第4,981,134号、4,974,586号、4,
958,633号、4,934,362号、4,838,262号、4,630,604号、
4,414,973号、及び、2,999,498号各明細書に開示されて
いる。特に米国特許第4,934,362号明細書('362号特
許)は、弁座に固定した可撓性フラップを有する一方向
排気弁を開示しており、上記弁座は、放物線状の円形シ
ールリッジを備える。その可撓性フラップは、放物曲線
の頂点で弁座に固定され、弁が閉じた状態のときに、円
形シールリッジ上に接する。顔面マスクの着用者が息を
吐き出すと、その呼気によって、可撓性フラップの自由
端がシールリッジを離れて持ち上がる。その結果、呼気
が顔面マスクの内側から放出される。'362号特許は、顔
面用濾過マスクに使用する上記構造の排気弁によれば、
圧力低下はかなり小さいことを示している。
【0003】発明の要旨 まず第1に、本発明は、次のような逆止弁を提供する。
弁は、第1部分及び第2部分を有する可撓性フラップを
備える。第1部分は弁座に取り付けられる。弁座はオリ
フィス及びシールリッジを有し、シールリッジは側面か
ら見ると凹湾曲を有する。可撓性フラップは、流体がオ
リフィスを通過していないときシールリッジの凹湾曲と
接触する。可撓性フラップの第2部分は、流体がオリフ
ィスを通過しているときシールリッジから自由に持ち上
がる。逆止弁は、(i)変形曲線に対して垂直に、変形
曲線沿いに作用する一定力、(ii)重力の方向に作用す
る力であって、可撓性フラップの第2部分の質量と、少
なくとも1重力単位の加速度との積に等しい大きさを有
する力、又は、(i)及び(ii)が組み合わされた力を
加えた可撓性フラップの第2部分が示す変形曲線に一致
する凹湾曲を備えることを特徴とする。
【0004】第2に、本発明は、次のような顔面用濾過
マスクを提供する。顔面マスクは、(a)人の鼻及び口
を覆ってフィットするようにしたマスクボデーと、
(b)マスクボデーに取り付ける排気弁とを備える。排
気弁は、次のような弁座及び可撓性フラップを備える。 (1)弁座は、(i)流体が通ることのできるオリフィ
スと、(ii)オリフィスを包囲し、側面から見ると凹湾
曲を有する、シールリッジを備える。シールリッジの凹
湾曲の頂点は、湾曲の外端に対して、オリフィスを通る
流体の流れの上流側に位置決めされる。 (2)可撓性フラップは、第1及び第2部分を備える。
第1部分は、オリフィスの包囲した領域の外側の弁座部
分に取り付けられる。第2部分は、弁が閉鎖位置にある
ときシールリッジの凹湾曲を呈し、また、流体が上記オ
リフィスを通っているときシールリッジから自由に持ち
上がる。
【0005】第3に、本発明は、次のような顔面用濾過
マスクを提供する。顔面マスクは、以下の構成のマスク
ボデーと排気弁を備える。 (a)マスクボデーは、人の鼻と口を覆ってフィットす
るようにした形状を有し、マスクボデーを通る流体の汚
染物質を除去するフィルター手段を備える。マスクボデ
ーは開口を有するため、流体は、フィルター手段を通ら
ずにマスクボデーから排出される。開口は、顔面用濾過
マスクを着用者の顔面の鼻と口を覆って装着したとき
に、開口が着用者の口のほぼ真上にくるようにマスクボ
デー上に位置決めされる。 (b)排気弁は、開口の位置でマスクボデーに取り付け
られる。排気弁は、可撓性フラップと弁座を備える。弁
座は、オリフィスとシールリッジを備える。可撓性フラ
ップは、第1端部のところで弁座に取り付けられ、排気
弁が閉鎖位置にあるときシールリッジ上に接する。可撓
性フラップは第2の自由端を備える。第2の自由端は、
流体が排気弁を通っているときにシールリッジから持ち
上がる。
【0006】流体透過性を有する顔面マスクは、通常の
呼気試験において少なくとも8メートル毎秒の速さで気
体が顔面用濾過マスク内に流入したとき、負の圧力低下
を示してもよい。
【0007】第4に、本発明は、以下のステップ
(a),(b)を有する逆止弁を製造する方法を提供す
る。 (a)シールリッジに包囲されたオリフィスを有する弁
座を設けるステップ。シールリッジは、側面から見ると
凹湾曲を有し、凹湾曲は、次のような可撓性フラップが
示す変形曲線に一致する。可撓性フラップは、カンチレ
バーのように面に固定された第1部分を備え、第2部分
である非固定部分は、一定力、すなわち、可撓性フラッ
プの第2部分の質量と、少なくとも1重力単位の加速度
との積に等しい大きさを有する力又はその力が組み合わ
された力を受ける。 (b)可撓性フラップの第1部分を、次のように弁座に
取り付けるステップ。(i)可撓性フラップは、流体が
オリフィスを通っていないときシールリッジと接触す
る。また、(ii)取り付けられた可撓性フラップの第2
部分は、流体がオリフィスを通っているときシールリッ
ジから自由に持ち上がる。
【0008】顔面用濾過マスクは、安全かつ快適に着用
できなければならない。安全性のために、顔面マスク
は、汚染物質が排気弁を通って顔面マスクの内部に流入
しないようになっていなければならない。また、快適に
装着するために、顔面マスクは、最小限の力で、排気弁
を通してできるだけ多くの呼気を取り除かなければなら
ない。本発明は、次の可撓性フラップを有することによ
って、安全な排気弁を提供する。可撓性フラップは、排
気弁の位置にかかわらず、弁座に実質的に均一なシール
を実現する。本発明によって、着用者の不快感は取り除
かれる。すなわち、(1)顔面用濾過マスク内の呼気の
圧力を最小限に抑え、(2)(呼気がフィルター手段を
通るようにするのではなくて、)呼気の大部分を排気弁
から除去し、また場合によっては、(3)外部冷気が顔
面マスク内に流れるようにするために、呼気中に顔面用
濾過マスク内を負圧にする。
【0009】本発明の第1及び第4の点において、可撓
性フラップが弁座のシールリッジ上に実質的に一定な力
を働かせることを可能にする逆止弁が提供される。可撓
性フラップの第1部分を面に取り付け、可撓性フラップ
の第2すなわち自由部分をカンチレバーのように支持す
ることによって、実質的に均一な力が得られる。次に、
可撓性フラップの第2すなわち自由部分を、コンピュー
ターシミュレーションを使用して変形する。コンピュー
ターシミュレーションでは、同一の大きさの複数の力ベ
クトルを、可撓性フラップの湾曲に対して垂直な方向
で、可撓性フラップに付与する。可撓性フラップの第2
部分は、変形曲線と呼ぶ特定の湾曲を呈す。変形曲線の
描いた軌跡をたどり、その軌跡は弁座のシールリッジの
湾曲を規定するのに使用される。この湾曲を有する弁座
によって、可撓性フラップが曲がったり、または、可撓
性フラップが、ある位置ではシールリッジとほとんど又
は全く接触せず、他の位置では強く接触しすぎることを
防止する。このように均一に接触することにより、汚染
物質の流入を防ぎ、弁を安全にする。
【0010】本発明の第1及び第4の点において、逆止
弁は、また、呼気の圧力を最小限に抑える。最小限必要
な力を利用して、可撓性フラップをどのような位置にあ
っても閉鎖状態に保持することによって、上記利点が備
わる。弁座を有する排気弁を備えて、フラップを閉鎖す
る最小限の力を得る。弁座は、凹湾曲を有するシールリ
ッジを備える。この凹湾曲は、可撓性フラップがカンチ
レバーのように一端を固定し自重で曲がるときに可撓性
フラップの示す変形曲線に一致する。この変形曲線に一
致するシールリッジによって、排気弁は完全に裏返って
も閉鎖状態を保ち、また、最小の力で弁を開けて、顔面
マスク全域での圧力低下が小さくなるようにしている。
【0011】本発明の第2の点において、顔面用濾過マ
スクは、小さい空気抵抗力を示す排気弁を備える。気流
の抵抗力が小さいと、排気弁の開放が容易になるという
利点がある。本発明においては、可撓性フラップを、弁
のオリフィスが境界となる領域の外側にある弁座部分に
固定することによって、上記の利点が達成された。上記
構造を有する排気弁によって、可撓性フラップが曲線形
シールリッジから容易に持ち上がるようになる。なぜな
ら、可撓性フラップが、オリフィスの包囲した領域の外
側の弁座に据え付けられると、モーメントアームはより
長くなるからである。上記構造を有する排気弁には、さ
らに、オリフィス全体が、排出中に気流に対して開放す
ることが可能であるという利点がある。
【0012】上記利点に加えて、本発明によって、呼気
の大部分は排気弁を通って放出されることが可能にな
る。また、正の圧力を最初に加えて弁を開いた後におい
ては、顔面用濾過マスク内の圧力が低下して、場合によ
っては排気中に負圧となる場合がある。次のようにし
て、上記の2つの特徴を備える。(i)本発明の排気弁
を、マスク装着時の着用者の口にほぼ直接対面するよう
に、顔面用濾過マスク上に位置決めする。また、(ii)
排気弁のオリフィスのための好ましい断面積を規定す
る。本発明の排気弁が、流体の流れの方向に垂直な平面
から見て2平方センチメートル(cm)以上の断面積
を有するオリフィスを備え、また、顔面用濾過マスク上
に、着用者の口のほぼ真正面に、排気弁を位置決めした
とき、通常の排気中の顔面用濾過マスクの圧力は低下し
て負圧になり得る。
【0013】本発明において、排出気流の速度が遅く、
容積流量が40リットル毎秒(l/min)以上で、圧力
の低下が24.5パスカル以下のとき、少なくとも呼気
の40パーセントは、排気弁を通って顔面マスクから放
出される。(例えば、着用者が唇をすぼめたときのよう
に、)排出気流の速度がより速いと、顔面用濾過マスク
内に負圧が生じるかもしれない。本発明の第3の点にお
いて、負圧を示す顔面用濾過マスクが提供される。負圧
によって、呼気の100パーセント以上の空気量が排気
弁を通って放出される。さらに、負圧によって、人が息
を吐くと周囲の空気がフィルター手段を通って内部へ流
入する。この結果、着用者が次に息を吸うときには、着
用者の息よりも冷たく新鮮で、湿気が少なく、かつ、酸
素含有量の多い、周囲の空気を吸うことができる。周囲
の空気の流入を吸入と呼んでいる。吸入によって、着用
者はより快適に顔面マスクを装着できる。また、吸入効
果は、眼の保護カバーが曇るのを防止する。フィルター
手段を通って顔面マスクから出て行く呼気が少ないため
である。吸入効果の発見は、非常に驚くべきことであ
る。
【0014】上記した本発明の新しい特徴及び利点は、
図面及び次の詳細な説明においてさらに詳細に示され
る。そこでは、類似部材を表わすのに同一の参照符号が
使用される。しかし、図面及び詳細な説明は、例示のみ
を目的としており、本発明の範囲を不当に限定するもの
ではないことを理解しておく必要がある。
【0015】好適な実施例の詳細な説明 本発明の好適な実施例の記載においては、特定の専門用
語を使用して明確に述べることにする。しかし、本発明
は、そのように選択した特定の用語の意味に限定される
ものではなく、選択した各用語は同様に機能する技術の
均等手段の全てを包含すると理解されなければならな
い。
【0016】図1は、本発明に係る顔面用濾過マスク1
0を示している。顔面用濾過マスク10は、排気弁14
を取り付けたカップ型マスクボデー12を備える。マス
クボデー12は、開口(図示せず)を有し、呼気はフィ
ルター層を通過することなく、この開口を通って排出さ
れる。マスクボデー12上の開口は、マスク着用時に着
用者の口の真上に位置するのが好ましい。マスクボデー
12の露出表面全体は、排気弁14のところを除いて、
吸気を透過する。
【0017】マスクボデー12は、曲線を描いた半球形
状でも、あるいはその他の所望形状でもよい。例えば、
マスクボデーは、ジャプンティチ(Japuntich)氏を発
明者とする米国特許4,827,924号明細書に開示された顔
面マスクのような構造を有するカップ型マスクを採用で
きる。マスクボデー12は、内面形状保持層16及び外
面フィルター層18からなる(図2参照)。内面形状保
持層16はマスク10の構造を形成し、フィルター層1
8を保持する。形状保持層16は、フィルター層18の
内側及び/又は外側に備えられる。形状保持層16は、
例えば、カップ型外形に成形した熱接着性繊維の不織布
からなる。形状保持層は、従来技術に従い成形すること
が可能である。形状保持層16は、マスクの構造形成及
びフィルター層の保持を主要目的として設計されるが、
形状保持層16は、また、濾過作用、通常は大粒子の濾
過作用、をするようにしてもよい。顔面マスクを着用者
の顔上にぴったり合わせて保持するために、マスクボデ
ーは、帯紐20、結び紐又はマスクハーネス等を取り付
けるのがよい。マスクボデー12上には、アルミニウム
のような金属からなる非常に柔軟な軟質バンド22が備
えられる。上記バンド22を設けることによって、マス
クボデー12は所望の装着感にて着用者の鼻上で顔面マ
スクを保持する形状となり得る。
【0018】顔面用濾過マスク10の着用者が息を吐き
出すと、呼気は、マスクボデー12及び排気弁14を通
って排出される。マスクボデー12のフィルター手段に
対して排気弁14を通って排出される空気の割合が高け
れば、快適さが増す。呼気が弁座26から可撓性フラッ
プ24を持ち上げることによって、呼気は弁14を通っ
て排出されることになる。可撓性フラップ24は、フラ
ップ24の第1部分28のところで弁座26に取り付け
られ、可撓性フラップ24の縁部の残りの部分は、排気
中、弁座26から自由に持ち上がることができる。ここ
で使用されている用語「可撓性」(flexible)とは、フ
ラップが、カンチレバーのように一端で固定されて側面
から見た際に(例えば図5を参照)、弓形の自己保持形
状に変形又は曲がれることを意味する。自己保持性のな
いフラップは水平面に対して約90度で地面に向かって
垂れ下がることになる。
【0019】図3,4に示すように、弁座26はシール
面31を有するシールリッジ30を備える。流体が弁1
4を通過していないとき、可撓性フラップ24はシール
面31に接触する。シールリッジ30の径方向内側に
は、それを境界として、オリフィス32が形成されてい
る。オリフィス32は、シールリッジ30及び結果的に
は弁14を固定する十字部材34を備える。十字部材3
4は、また、気体が逆流したとき、例えば息を吸ったと
きに、可撓性フラップ24がオリフィス32の内側に入
り込むのを防止する。側面から見ると、十字部材34の
表面は、シール面31より僅か窪んでおり(しかし、同
位置に並んでいてもよい)、十字部材34は、可撓性フ
ラップ24が持ち上げられてシール面31から離れると
いうことのないようにしている(図3参照)。
【0020】シールリッジ30及びオリフィス32は、
流体の流れの方向に対して直交する方向から見たときど
のような形状であってもよい(図4参照)。例えば、シ
ールリッジ30及びオリフィス32は、正方形、方形、
円形、楕円形等であってよい。シールリッジ30の形状
は、オリフィス32の形状に一致していなくてもよい。
例えば、オリフィス32が円形で、シールリッジ30が
方形であってもよい。ただし、シールリッジ30はオリ
フィス32の境界となるので、オリフィス32を通って
望ましくない汚染物質が流入するのを防止することが必
要である。しかし、シールリッジ30及びオリフィス3
2は、流体の流れに対する方向から見ると、円形領域を
有するのが好ましい。マスクボデー12の開口は、好ま
しくは、少なくともオリフィス32と同一の寸法を有す
る領域を備える。もちろん、可撓性フラップ24は、オ
リフィス32よりも広い範囲を覆い、少なくともシール
リッジ30が囲んだ範囲の寸法を有する。オリフィス3
2は、好ましくは、2〜6cmの領域を有し、より好
ましくは3〜4cmである。この寸法のオリフィスを
形成することにより、顔面マスクは、暖かくて湿った呼
気を排除するに効果的な呼吸ができる。呼吸が行われる
際、オリフィスの寸法の上限が重要になる。というの
は、オリフィスを拡大すると、周囲の空気が、フィルタ
ー手段ではなく排気弁のオリフィスを通って顔面マスク
に流入することも考えられ、その結果、呼吸条件が安全
でなくなる可能性があるからである。
【0021】図3は、シールリッジ30上に接する閉鎖
位置の可撓性フラップ24を示すとともに、破線24a
で開放状態の可撓性フラップ24を示している。シール
リッジ30は、図3の方向から見ると、凹湾曲を有して
いる。この凹湾曲は、上記のとおり、可撓性フラップ2
4がカンチレバーのように固定されたときに、可撓性フ
ラップ24の示す変形曲線に一致する。図3に示す凹湾
曲は、自由に湾曲し、図3の側面方向から見て全体的に
まっすぐな線に沿って延在するのが好ましい。流体は矢
印36が示す方向に弁14を通過する。凹湾曲の頂点
は、環状のオリフィス32を通る流体の流れの、凹湾曲
の外端に対して上流側に位置する。環状オリフィス32
を通る流体36は、可撓性フラップ24に対して、フラ
ップ24の自由端38を弁座26のシールリッジ30か
ら持ち上げる力を加え、弁14を開ける。弁14は、好
ましくは、次のように顔面マスク10上に位置決めされ
る。すなわち、可撓性フラップ24の自由端38は、マ
スク10が図1に示すように垂直方向に取り付けられた
ときに、固定端28の下方に位置する。これによって、
呼気は下方に偏向し、着用者の眼の保護カバー上で水分
が凝縮するのを防止する。
【0022】図3,4に示すように、弁座26は、フラ
ップ保持面40を備える。フラップ保持面40は、オリ
フィス32の領域の外側でかつシールリッジ30の外端
を超えた領域の外側に位置決めされる。フラップ保持面
40の幅寸法は、少なくともオリフィス32の幅と同じ
寸法を有することが好ましい。フラップ保持面40は、
該保持面40が弁座26を横切る方向に直線的に延在し
てもよい。フラップ保持面40は、可撓性フラップ24
を所定位置に保持するための複数のピン41を備えるこ
とができる。可撓性フラップ24を弁座26に固定する
ための手段の一つとして、ピン41を利用すると、可撓
性フラップ24は、相応の開口を形成するとともに、ピ
ン41の位置を超えて位置決めされて、好ましくはフラ
ップ保持面40と接して保持される。可撓性フラップ2
4は、また、音波溶接、接着剤、機械的締結、又はその
他の適切な手段によって、フラップ保持面40に取り付
けられてもよい。
【0023】フラップ保持面40は、好ましくは弁座2
6上に形成されていて、流体がオリフィス32を通過し
ていないときには、可撓性フラップ24はシールリッジ
30に押し付けられて接している。フラップ保持面40
は、側面から見ると、シールリッジ30の湾曲に対して
接線をなすように弁座26上に形成できる(図3参
照)。フラップ保持面40は、オリフィス32及びシー
ルリッジ30から離れていることにより、排気中にフラ
ップが一方向に偏向するのを助長するためのモーメント
アームが構成される。フラップ保持面40とオリフィス
32の間の間隔が大きくなるにつれて、モーメントアー
ムは長くなり、かつ、可撓性フラップ24のトルクは小
さくなる。その結果、可撓性フラップ24に呼気による
力が作用したとき、可撓性フラップ24の開放がより容
易になる。しかし、保持面40とオリフィス32との間
の距離は、可撓性フラップが自由に垂れ下がってしまう
ほど、大きくてはいけない。むしろ、可撓性フラップ2
4はシールリッジ30に対して押し付けられて、弁が閉
鎖位置にあるとき、大略均一に密封された方がよい。フ
ラップ保持面とオリフィス32の最接近部との間の距離
は、好ましくは約1〜3.5mm、より好ましくは1.
5〜2.5mmである。
【0024】オリフィス32とフラップ保持面40との
間隔は、また、可撓性フラップ24がシールリッジ30
の曲線をより容易に描くことを可能ならしめるための継
ぎ部を構成する。可撓性フラップ24は、異なる公差に
対応できるように十分に柔軟であるのが好ましい。フラ
ップ保持面40は平面であってもよいし、曲線状シール
リッジ30の延長であってもよい。すなわち、フラップ
保持面40は、可撓性フラップの有する変形曲線の曲線
的延長であってもよい。しかし、その場合、可撓性フラ
ップ24は、固定点と、シールリッジ30に対する接触
点との間に、上記継ぎ部を有するのが好ましい。
【0025】弁座26は、好ましくは、一体形に成形さ
れた比較的軽量のプラスティックからなる。弁座は、射
出成形技術を利用して製造できる。可撓性フラップ24
と接触するシールリッジ30の表面(接触面)は、好ま
しくは、ほぼ均一に平らに形成されて、確実に密閉され
るようにする。接触面は、可撓性フラップ24に対して
シールをなす十分な幅を有することが好ましいが、幅が
広すぎて、凝縮した水分による接着力が、可撓性フラッ
プ24を開放しにくくするようなことがあってはならな
い。接触面の幅は、好ましくは、少なくとも0.2mm
で、約0.25mm〜0.5mmであるのが好ましい。
【0026】可撓性フラップ24は、好ましくは、該可
撓性フラップ24が保持面40で弁座26に固定される
ときに、シールリッジ30に向かって付勢力をもつ材料
からなる。可撓性フラップは、好ましくは、力を加えな
いときには平面形状を有し、また、弾性を有し、永続的
な反りやクリープに対する抵抗力を有する。可撓性フラ
ップは弾性材料で作ることができる。弾性材料の例とし
ては、架橋天然ゴム(例えば、架橋ポリイソプレン)又
は、ネオプレン、ブチルゴム、ニトリルゴム、又はシリ
コーンゴムのような合成エラストマーが挙げられる。可
撓性フラップに使用されてもよいゴムの例として、次の
ものが挙げられる。アメリカ合衆国カリフォルニア州、
オレンジに住所を有するウエスト・アメリカン・ラバー
・カンパニー(West American Rubber Company)から入
手可能な化合物番号40R149、ドイツ、ヘクスター
に住所を有するアーリッツ−オプティベルト合資会社
(Aritz-Optibelt-KG)から入手可能な化合物402A
及び330A、アメリカ合衆国ニューヨーク州、ウォー
ターフォードに住所を有するゼネラル・エレクトリック
・カンパニー(General Electric Company)から入手可
能なRTV−630である。好ましい可撓性フラップ
は、充分な応力緩和を有し、70℃で24時間、どのような
静止位置にあっても可撓性フラップをシールリッジに接
触した状態で保持できなければならない;上記の条件下
の応力緩和を測定する試験については、標準化のための
欧州委員会(European Committee for Standardizatio
n;CEN)の欧州規格、欧州規格(EN)第140篇5.3及び第
149篇5.2.2を参照。可撓性フラップは、好ましくは、
(米国)連邦規則法典(C.F.R.)第30編第11章183-2(1
991年7月1日)に述べられている規格に従って漏出のな
いシールを実現する。架橋ポリイソプレンは、応力緩和
の割合が小さいので好ましい。可撓性フラップは、通
常、ショアー硬度Aスケール約30〜50を有する。
【0027】可撓性フラップ24は、全体的に均一な硬
度を有する材料の平板から切断してもよい。一般的に、
板の厚さは約0.2〜0.8mmであり、より一般的に
は0.3〜0.6mmであり、好ましくは、0.35〜
0.45mmである。可撓性フラップは、好ましくは、
方形に切り取られ、自由端38を有する。自由端38
は、自由端38とシールリッジ30が接触するところで
シールリッジ30の形状に一致するように形成される。
例えば、図1に示すように、自由端38は、円形のシー
ルリッジ30に一致した曲線状の端部42を有する。そ
のように自由端38を切断することによって、自由端3
8はより軽量になり、その結果、排気中にシールリッジ
30から容易に持ち上がることができ、また、反対に吸
気中には容易に閉鎖する。可撓性フラップ24の幅は、
好ましくは約1cm以上、より好ましくは約1.2〜3
cmで、その長さは約1〜4cmである。可撓性フラッ
プの固定端は、通常、可撓性フラップの縁部の周囲全体
の約10〜25%である。そして、残りの75〜90%
は、弁座26から自由に持ち上がる。本発明に係る好ま
しい可撓性フラップの幅は、約2.4cmで、その長さ
は約2.6cmであり、曲線状の自由端38の半径は、
約1.2cmである。
【0028】図1,4に最も良く示されるように、フラ
ンジ43は、弁座26から側方に延在して、排気弁14
をマスクボデー12に固定するための面を構成してい
る。フランジ43は、好ましくは、弁座26の周囲全体
に形成する。マスクボデー12が繊維質の顔面用濾過マ
スクの場合、排気弁14は、音波溶接、接着接合、機械
的締結又はそれらに類する手段によって、マスクボデー
12に対してフランジ43のところで固定できる。排気
弁14は、顔面用濾過マスク10のマスクボデー12に
音波溶接されるのが好ましい。
【0029】本発明に係る好ましい一方向に流体を通す
逆止弁は、次のような利点がある。すなわち、この逆止
弁は、1つの自由端38を有する1つの可撓性フラップ
24を備えており、それぞれが1つの自由端を有する2
つのフラップを備えているのではない点である。1つの
自由端38を有する1つの可撓性フラップ24を備える
ことによって、可撓性フラップ24のモーメントアーム
を、より長くすることが可能であり、可撓性フラップ2
4は、着用者の呼気の動圧によってシールリッジ30か
らより容易に持ち上がるようになる。さらに、1つの自
由端を有する1つの可撓性フラップを使用すると、呼気
が下方に偏向し、着用者の眼の保護カバー又は顔面シー
ルド(例えば、溶接工のヘルメット)が曇るのを防ぐこ
とができるという利点がある。
【0030】図5は、可撓性フラップに対して一定力を
加えることによって、変形する可撓性フラップ24を示
している。可撓性フラップ24は、第1部分28で保持
面46に固定され、そこから第2部分すなわち自由部分
をカンチレバーのように支持する。保持面46は平面で
あるのが望ましい。可撓性フラップ24は、固定端部2
8の幅全体に沿って上記平面に固定されるのが好まし
い。一定力は、同一の大きさの複数の力ベクトル47を
含み、それぞれが、可撓性フラップの湾曲に垂直方向に
作用する。その結果としての変形曲線を、弁座のシール
リッジ30の湾曲を決めるのに使用することにより、可
撓性フラップがシールリッジ上に実質的に均一な力を加
えることができるようになる。
【0031】実質的に均一なシール力を備えるシールリ
ッジ30の曲率は、経験的に決定することは容易でな
い。しかし、有限要素法により数値的に表わすことがで
きる。適用すべき方法は、一部を固定するとともに、そ
の自由端に一定力を加えるようにした可撓性フラップの
モデルを作ることである。作用する力ベクトルは、可撓
性フラップ24の湾曲に対して垂直になるようにする。
なぜなら、シールリッジ30に対する可撓性フラップ2
4のシール力は、シールリッジ30に対して垂直に作用
するからである。次に、この垂直な一定力を加えた可撓
性フラップ24の変形した形状は、シールリッジ30の
凹湾曲を形成するのに利用される。
【0032】有限要素法を利用して、可撓性フラップ
は、一端を固定した曲げビームのように、2次元的有限
要素モデルとして設計できる。この場合、可撓性フラッ
プの自由端は、連続した無数の微小区域すなわち要素に
分割され、その微小区域すなわち要素の範囲で、ビーム
の変形を表わすために近似関数を使用する。ビームの全
体的変形は、個々の要素の作用の一次結合から導かれ
る。可撓性フラップの材料的物性は、モデルに使用され
る。可撓性フラップの材料の応力ひずみ作用が、弾性材
料の場合のように非線形であるならば、ムーニー−リヴ
リン(Mooney-Rivlin)モデルを使用できる[アール・
エス・リヴリン(R.S. Rivlin)氏、ディー・ダブリュ
ー・ソーンダース(D.W.Saunders)氏共著(1951年)、
フィラデルフィア・アール・ソサエティー会報(Phil. T
rans. R. Soc.)、A243,251-98の「等方性材料の大弾
性変形:第7章ゴム変形に関する実験(Large Elastic
Deformation of Isotropic Materials:VII Experim
ents on the Deformation of Rubber)」参照]。ムー
ニー−リヴリンモデルを使用するには、可撓性フラップ
の応力/ひずみ関係作用を示す一連の定数を、実験テス
トデータから決定する必要がある。これらの定数を、ム
ーニー−リヴリンモデル内にあてはめ、2次元有限要素
モデルに使用する。この分析は、大偏位(large deflec
tion)法及び非線形的分析である。数値的解法は、ベク
トルが面に対して垂直に保持されるため、一般に反復性
を有している。解は、前回の力ベクトルに基づいて計算
される。次に、力ベクトルの方向が更新されて、新たな
解が計算される。湾曲形状が、予め定めた最小公差以上
に、ある反復から次の反復に変化していないときに、収
束解が導かれる。ほとんどの有限要素分析コンピュータ
ー・プログラムによって、一定力は要素の圧力としてイ
ンプットされる。要素圧力は、最終的にノーダルフォー
スに変換されるか、又は、ノーダルフォースとして直接
インプットされる。ノーダルフォース全体の大きさは、
可撓性フラップの自由端の質量と、可撓性フラップの質
量に作用する重力加速度又は重力のその他の要因との積
に等しくてよい。好ましい重力要因は下記のとおりであ
る。可撓性フラップを示す湾曲したノードのX,Yの最
終的位置は、凹状シールリッジの形状を決定する多項方
程式に適合する曲線である。
【0033】図6は、重力gにより変形している可撓性
フラップ24を示す。可撓性フラップ24は、硬質ボデ
ー48の面46に対して、端部28のところでカンチレ
バーのように固定される。このように固定された可撓性
フラップ24は、重力加速度gによって変形した曲線を
示す。上記したように、側面から見た弁座のシールリッ
ジの湾曲は、重力方向の力を加えたとき、可撓性フラッ
プ24の変形曲線に一致するように形成できる。上記重
力方向の力は、少なくとも1単位の重力加速度gと可撓
性フラップ24の自由端の質量との積に等しい。
【0034】重力加速度の単位gは、9.807メートル毎
秒毎秒(m/s)に等しい値に定められた。1gを加え
た可撓性フラップの示す変形曲線に一致する曲率を有す
るシールリッジは、可撓性フラップを閉鎖位置で保持す
ることが充分可能である。しかし、シールリッジは、加
速度1g以上、好ましくは1.1〜2gの力を加えた可
撓性フラップの示す変形曲線に一致する曲率を有するの
が好ましい。より好ましくは、シールリッジは、1.2
〜1.5gの加速度が加えられた可撓性フラップの変形
曲線に一致する曲率を有する。最も好ましいシールリッ
ジは、1.3gの加速度による力を加えた可撓性フラッ
プの変形曲線に一致する、側面湾曲を備える。さらに、
追加的重力加速度が、次のような安全要素を提供するた
めに利用される。すなわち、顔面マスクの方向性にかか
わらず、弁座に充分なシール力を保証し、また、フラッ
プの厚さの相違、及び凝縮した水分によるフラップの重
量増加に適応するための安全要素である。
【0035】実際には、可撓性フラップに対して、1g
を超える(例えば、1.1,1.2,1.3gなど)予荷重をか
けるのは困難である。しかし、そのような重力加速度の
大きさに一致する変形曲線は、有限要素法によって決定
できる。
【0036】重力によって曲がる可撓性フラップを数学
的に表現するために、2次元有限要素モデルを、その一
端の自由度が完全に束縛されるように定める。要素ノー
ド(element nodes of interest)においてビーム変形
を生じしめて、1組の代数方程式を解く。要素ノードを
複合すると、変形曲線全体が形成される。これらの点に
曲線をあてはめることによって曲線の方程式が作られ
る。この方程式は、弁座のシールリッジの曲率を作るの
に使用できる。
【0037】有限要素法のよいところは、重力定数の加
速度の大きさ及び方向を様々に変化させることにより、
可撓性フラップ上に所望の予荷重を作り出せるという点
である。例えば、可撓性フラップの重量の10%の予荷
重が必要な場合、1.1gで作られる変形曲線は、側面か
ら見たシールリッジの湾曲として使用される。水平な支
持面に対して重力加速度のベクトルを回転させるか、又
は、重力ベクトルに対して支持面を回転させて、方向を
変化させることもできる。好適な変形曲線は、支持面4
6を水平面と平行にすることによって定められるが、本
研究においては次のことが明らかになっている。すなわ
ち、可撓性フラップ24が水平面に保持されているが、
図5に示すように可撓性フラップ24が水平面より高く
保持されて、支持面46が25〜65度の範囲の角度θ
であるならば、可撓性フラップ24の最大変形は起こら
ないのである。また、水平面に対してある角度で支持面
を回転することによって、曲線状フラップに対して垂直
な一定力を加えた変形曲線に近似する変形曲線を作れる
ことが分かった。長さが一定の可撓性フラップにとって
最良の回転角度θは、重力定数の大きさ及び可撓性フラ
ップの厚さによって決定される。しかし、一般的に、好
ましい変形曲線は、約45度の角度θで支持面46を保
持するときに示される。
【0038】一定力及び/又は少なくとも1単位の重力
加速度の要素力が与えられる可撓性フラップの変形曲線
を定める数式は、多項式の数式であり、通常、少なくと
も3次の多項式の数式である。変形曲線を規定する特定
の多項式の数式は、可撓性フラップの厚さ、長さ、構成
材料、(複数の)付与力、及び該力の方向、のような変
数に関して変化できる。
【0039】排気弁14は弁カバー50を備えていても
よい。これによって、可撓性フラップ24を保護した
り、排気弁を通って汚染物質が通過するのを防止する。
図7に示した弁カバー50は、壁部44に対する摩擦力
により排気弁14に固定する。弁カバー50は、また、
超音波溶接、接着剤又はその他の好適な手段を用いて、
排気弁に固定してもよい。弁カバー50は、流体の通路
である開口52を備える。開口52は、好ましくは、少
なくともオリフィス32の寸法を有し、オリフィス32
より大きいのが好ましい。弁カバー50の開口52は、
好ましくは、流体36の流路に直接位置決めされ、逆流
が最小限に抑えられる。この点に関して、開口52は、
可撓性フラップ24の自由端38が、開放及び閉鎖時に
描く軌跡にほぼ平行である。可撓性フラップ24に関し
ては、弁カバーの開口52は、好ましくは、流体の流れ
を下方に向け、着用者の眼の保護カバーが曇るのを防止
する。弁カバーに流体不透過性側壁部54を備えると、
呼気全体を下方に向けることが可能である。開口52
は、弁カバー50の構造を保持しかつ弁カバー50に美
観を与えるために、横断部材56を備えてもよい。さら
に構造保持及び美観のために、一式のリブ58を弁カバ
ー50に取り付けてもよい。弁カバー50の内部は次の
ように設計される。すなわち、内部は、弁座26のピン
41と嵌合する雌部材(図示せず)を有する。弁カバー
50は、また、可撓性フラップ24をフラップ保持面4
0に対して固定する面(図示せず)を備える。弁カバー
50は、好ましくは、流体不透過性天部60を有し、天
部60は、可撓性フラップの固定端から自由端の方向へ
向かうに従って高くなる。天部60の内部は、リブ又は
並目模様又は放出表面を設けて、天部又は可撓性フラッ
プ上に湿気が生じても、可撓性フラップの自由端が天部
60に付着しないようにできる。弁カバー50の設計
は、米国意匠特許出願第29/000,382号に充分に示されて
いる。本発明に係る顔面マスク上に利用するのに好適で
ある、他の弁カバーは、米国意匠特許出願第29/000,384
号に示されている。
【0040】本発明に係る、一方向に流体を通す逆止弁
は、排気弁としての利用に関して述べた。しかし、上記
弁を他の用途に利用することも可能である。例えば、人
工呼吸器用の吸入弁、又は、衣服用又は正圧ヘルメット
用のパージ弁として利用することも可能である。
【0041】本発明の利点及びその他の特徴を、さらに
次の実例に示す。しかし、次の実例が目的を達成すると
しても、選択した材料、使用量、及び、その他の条件と
詳細は、本発明の範囲を不当にも限定するものではない
と、明白に理解されなければならない。
【0042】実例1(有限要素法による解析:1.3g
の力を付加した可撓性フラップ) 本実例において、弁座のシールリッジの湾曲を規定する
ために、有限要素法に基づく解析を利用した。湾曲は、
1.3gの加速度を受けた可撓性フラップの自由端が描
く変形曲線に一致した。可撓性フラップは、天然ゴムの
合成物からなる。この合成物は、ポリイソプレン80重
量パーセント、酸化亜鉛13重量パーセント、可塑剤と
しての長鎖脂肪酸エステル5重量パーセント、ステアリ
ン酸、及び、酸化防止剤を含む。可撓性フラップの材料
密度は、1.08グラム毎立方センチメートル(g/c
m)であり、極限伸びは670パーセント、極限引張
強さは19.1メガニュートン毎平方メートル、及び、
ショアー硬度Aスケール35であった。可撓性フラップ
の自由に動く部分の長さは2.4cm、幅2,4cm、
厚さ0.43mm、及び、曲線状自由端の半径は1.2
cmであった。可撓性フラップの全長は2.8cmだっ
た。可撓性フラップに対して、張力試験、純粋剪断試
験、及び、2軸引張試験を行い、実際の挙動を示す3つ
のデータを採用した。このデータは、工学的応力及び工
学的歪み度に変換された。次に、有限要素用のアバカス
(ABACUS)・コンピューター・プログラム[米国ロード
アイランド州、ポータケットに住所を有するヒビット,
カールスソン・アンド・ソレンセン,インコーポレイテ
ッド(Hibbitt, Karlsson and Sorensen, Inc.)から入
手可能]を利用して、ムーニー−リヴリン定数を得た。
経験的データに対する応力/歪み試験のコンピューター
・シミュレーションを確認した後に、2つのムーニー−
リヴリン定数を24.09と3.398に設定した。こ
れらの定数は、可撓性フラップ材料の試験から得た実際
のデータに最も近い数値結果であった。
【0043】格子点、境界条件、及び、荷重を表わす入
力変数を選択し、次に、これらの変数とムーニー−リヴ
リン定数をアバカスの有限要素用コンピューター・プロ
グラムに入力した。各要素の形状関数は、ミッドサイド
・ノード(mid-side nodes)を有する2次式となるよう
に選択した。重力定数は1.3gになるよう選択した。
最大変形湾曲の水平面からの回転角度θを、重力ベクト
ルを回転して34度に設定した。データに示された曲線
の回帰は、弁座の曲線を次の方程式によって定めた。 y = + 0.052559x - 2.445429x + 5.785336x - 16.6
25961x + 13.787755x ここで、xとyはそれぞれ横座標と縦座標を表してい
る。相関係数の2乗は、0.99に等しく、有限要素法
による解析データに対するこの方程式の相関を見事に示
した。
【0044】弁座は、アルミニウムを機械加工して作
り、シールリッジも形成した。シールリッジは上記の変
形曲線に一致する側面の湾曲を有した。3.3cm
円形オリフィスを弁座に形成した。可撓性フラップを平
らなフラップ保持面に取り付けた。フラップ保持面は、
曲線状シールリッジに正接するオリフィスの最接近部か
ら1.3mm離れていた。フラップ保持面の長さは6m
mであり、弁座を横断する長さは25mmであった。曲
線状シールリッジの幅は0.51mmだった。弁がどの
ような方向を向いた場合も、可撓性フラップはシールリ
ッジに接触したままであった。可撓性フラップと弁座の
間のシールは漏出を防ぐことが分かった。
【0045】次に、この弁を開放するのに最小限必要な
力を設定した。これは、流体が透過可能なマスクボデー
に弁を取り付け、弁を閉鎖状態に固定し、気流容量の関
数である圧力低下をモニターすることによって定められ
た。弁が閉鎖した状態の顔面用濾過マスクの、圧力低下
対気流のプロットを作成した後、同様に、弁が開いた状
態の顔面用濾過マスクのプロットも作成した。この2組
のデータを比較した。2組のデータが異なる点は開弁時
を示した。何度も反復した結果、開弁時の圧力の低下は
平均して1.03mmHOであった。この圧力は、オ
リフィス内の可撓性フラップの面積で、弁を開放するの
に必要な圧力を割ることによって、可撓性フラップを持
ち上げる力に変換された。オリフィス内の可撓性フラッ
プの面積は、3.49cmであった。これは、0.0
0352ニュートンの開弁力を与えるものであった。可
撓性フラップの自由に動く部分の重量は、0.0025
1ニュートンであり、重量に対する開弁力の比は、1.
40gの予荷重を示した。この量は、選択した重量の定
数1.3gに近似しており、可撓性フラップを開放時に
曲げるのに必要な力がさらに加えられてもよい。
【0046】実例2(有限要素法による解析:一定力を
付加した可撓性フラップ) 本実例において、可撓性フラップが弁座のシールリッジ
上に一定力を加える弁座を規定するために、有限要素法
に基づく解析を利用した。本例で使用した可撓性フラッ
プは、実例1の可撓性フラップと同一であった。実例1
のアバカス(ABACUS)のコンピュータープログラムを、
有限要素の解析に使用した。本解析は、大偏位法及び非
線形を利用した解析であった。本解析で与えられた力の
要素は、可撓性フラップの表面に対して常に垂直であっ
た。反復計算を行った。つまり、曲線を前回の力ベクト
ルに基づいて計算し、その曲線を更新して新たな曲線を
求めた。変形曲線がある反復から次の反復へ大きく変化
しない場合に、曲線の収束方程式が導かれた。最終的な
曲率を、次の5次多項方程式に置き換えた。y = 0.0174
4x - 1.26190x + 0.04768x - 1.83595x + 2.3378
1xここで、xとyはそれぞれ横座標及び縦座標を表し
ている。
【0047】実例3(有限要素法による解析:1.3g
を付加した可撓性フラップ) 本実例においては、実例1と同様に、弁座のシールリッ
ジの曲率を規定するために有限要素法に基づく解析を用
いた。弁座のシールリッジの湾曲は、1.3gの加速度
を受けた可撓性フラップの自由端の湾曲に一致する。こ
の実例は、可撓性フラップが、アーリッツ−オプティベ
ルト合資会社から入手可能な化合物330Aからなる点
において、実例1と異なる。可撓性フラップの材料密度
は、1.07グラム毎立方センチメートル(g/cm)で
あり、極限伸びは600%以上であり、極限引張強さは
17メガニュートン毎平方メートル、及び、ショアー硬
度Aスケール47.5であった。フラップの外形は、実
例1のフラップと同一であった。ゴムに対して実例1と
同様の試験を実施し、ムーニー−リヴリン定数を53.
47と−0.9354に設定した。第1の定数は、上記
材料が実例1の材料よりも硬質であることを示し、ま
た、これについては、(上記材料の)ショアー硬度Aス
ケールがより大きいことにも示されている。
【0048】この材料からなる厚さ0.43mmのフラ
ップを実例1の弁座上に取り付けると、ゴムは弁座の曲
線全体に沿い均一に付着した。しかし、この材料はより
硬質であるため、実例1の材料よりも、開弁時の圧力低
下は僅かに大きかった。より薄い0.38mmのフラッ
プを取り付けて、この圧力低下を小さくすると、この薄
さは弁座を均一に覆わず、曲線の中間で僅かに持ち上が
った。しかし、フラップを均一に漏出のないように弁座
に取り付けることは可能であった。このことは、フラッ
プ保持面を近付けるか、又は、実例1の曲線を僅かに変
化させて、曲線を緩やかにすることによって可能になっ
た。
【0049】実例1において、この材料の変形曲線を求
めるために、アバカスのプログラムを利用した。重力定
数を1.3gになるように定め、変形曲線が可撓性フラ
ップの重量の30パーセントの予荷重を有するようにし
た。この場合、最大変形曲線の水平面からの回転角度θ
を、フラップの厚さが0.38mm、0.43mmのと
き、それぞれ40度と32度に設定した。データの曲線
の回帰は、次のような4次多項方程式で表される弁座の
曲線を示した。厚さ0.38mmのフラップの場合は: y = -0.03878x - 0.91868x - 1.13096x + 1.21551x
及び、厚さ0.43mmのフラップの場合は: y = 0.00287x - 1.03890x + 0.19674x + 0.20014x
ここで、xとyはそれぞれ横座標と縦座標を表してい
る。
【0050】これらの曲線は、実例1で使用したゴムの
場合に求められた曲線よりも緩やかである。また、実例
1の弁座の曲線に適用すると、本例のゴムの予荷重が3
0パーセント以上であることを示している。
【0051】実例4−6(本発明に係る弁と米国特許
第’362号の弁との比較) 実例4〜6では、本発明に係る排気弁を、第’362号
特許の排気弁と比較した。実例4では、次の方法で、実
例1の排気弁の気流抵抗力をテストした。すなわち、排
気弁を、3.2cmの断面積を有する管の開口部に取
り付け、マノメーターで圧力低下を測定した。85リッ
トル毎分(l/min)の気流を管に通した。測定した圧力
低下量は、オリフィスを覆う可撓性フラップの表面積に
従い増加し、気流の抵抗力も大きくなった。集計データ
を表1に示している。
【0052】実例5及び6は、第’362号特許の実例
2及び4にそれぞれ対応している。第’362号特許の
実例2及び4において、フラップの長さ及び幅は変化
し、実例4と同一のノズルを(気流が)85リットル毎
分(l/min)で通る際の圧力低下について、各弁をテス
トした。
【0053】
【表1】
【0054】表1のデータは、本発明に係る排気弁(実
例4)の気流抵抗力は、第’362号特許の排気弁より
も小さいことを示している。
【0055】実例7(吸入効果) 本例では、通常の呼気試験を行い、本発明に係る排気弁
が、呼吸中に顔面マスク内にどのようにして負圧を生じ
得るのかを明らかにした。
【0056】「通常の呼気試験」とは、人の普通の呼気
を模擬する試験である。この試験では、顔面用濾過マス
クを厚さ0.5センチメートル(cm)の平らな金属板
に据え付ける。金属板は、1.61平方センチメートル
(cm)(半径9/16インチ)の円形開口を有する
か、それにノズルを取り付ける。顔面用濾過マスクは、
マスク基底部で平らな金属板に据え付けられ、ノズルを
通る気流を排気弁の方へ直接マスクボデー内部へ向ける
ようにする(つまり、マスク基底部を二分する平面上の
点から排気弁までの最短直線距離に沿って、気流が流れ
るようにする)。板は、垂直方向の導管に水平に取り付
けられる。導管を通る気流は、ノズルを通り、顔面マス
ク内部に流入する。ノズルを通過する気体の速度は、容
積流量(容積/時間)を円形開口の断面積で割って求め
る。顔面用濾過マスク内部にマノメーターのプローブを
取り付けることによって、圧力低下を測定することがで
きる。
【0057】実例1の排気弁は、スリーエム(3M)の
製造番号8810番の顔面用濾過マスクに取り付けられ
た。すなわち、マスク着用時の着用者の口の位置に直接
対するように、マスクボデー上に排気弁を位置決めし
た。ノズルを通る気流は、約80リットル毎秒(l/mi
n)増加し、気流速度は8.3メートル毎秒(m/s)
となった。この速度において、顔面マスク内の圧力低下
はゼロであった。普通の人は、平常時から重労働時まで
を平均すると、口の開放面積に応じて約5〜13メート
ル毎秒の速度で、息を吐き出す。上記範囲の気流速度に
おいては、本発明に係る顔面マスクに負圧及び相当低い
圧力を生じる場合が多い。
【0058】実例8−13(本発明に係る顔面用濾過マ
スク--顔面マスクを通る全気流の関数である、圧力低下
及び排気弁を通る全流量率の測定) 特定の圧力低下時の呼気全体の流量率で表される、排気
弁の呼気排出の効率は、着用者の装着感に影響する主要
な要因である。実例7〜12では、実例1の排気弁を、
スリーエムの製造番号8810番の顔面用濾過マスク上
で試験した。この顔面マスクは、80リットル毎秒で圧
力低下が約63.7パスカルである。マスク装着時の着
用者の口の位置に直接対面するように、マスクボデー上
に排気弁を位置決めした。実例7で述べたように、断面
積が異なる気流ノズルを使用して様々な垂直方向の容積
流量の場合の、弁を通過する際の圧力低下を測定した。
全流量率を次の方法で測定した。第1に、正負の圧力低
下データから得た相関する経験的データによって、弁を
閉鎖した状態での、フィルター手段の容積流量(Q
の圧力低下(ΔP)との関係を示す線形方程式を求めた
(注:圧力低下が正の場合、Qもまた正である)。次
に、弁が開放可能な場合の圧力低下は、特定の容積流量
(Q)で測定した。弁のみを通る流量(Q)は、そ
の圧力低下時のQを使用して、Q = Q - Q
計算する。弁を通る呼気全体の流量率は、100(Q
- Q)/Qで表わす。呼気の圧力低下が負の場合、
フィルター手段を通る顔面マスク内への内向きの流れも
また負であり、弁のオリフィスから外向きの流量Q
呼気流量Qよりも大きいという条件を設定する。圧力
低下及び全流量率のデータは、表2に示している。
【0059】
【表2】
【0060】表2では、気流の運動量が少ないために、
気流が増加すると圧力低下率(ノズル18.1cm
場合)が増加することをデータが示している。気流の運
動量が少ないことは、通常の顔面マスクの使用において
希である。しかし、全流量率は、約30リットル毎秒以
上で50パーセント以上である(実例10〜13)。普
通の人は、その個人の作業量に従い約25〜90リット
ル毎秒で息を吐き出す。平均すると、人は約32リット
ル毎秒の息を吐く。したがって、本発明の顔面マスク
は、気流の運動量が少なくても、着用者が快適に装着す
ることが可能である。
【0061】気流の運動量が多くなったとき(2.26
cmのノズルを使用したときに得られた)、流量が増
加し、18.1cmのノズルを使用したときよりも圧
力の低下が小さくなる。流量が増加していると、圧力低
下が最大に達した時に呼吸効果は顕著になり、次に、流
量の増加により効果が減少する。排気弁を通る全流量率
は、気流が増加するに従って最大70パーセントまで増
加する。その結果、着用者はより快適に装着することが
可能になる。
【0062】気流の運動量が最大のとき(0.95cm
のノズルを使用した)、圧力低下は多少大きくなり、
次に、気流が増加すると小さくなる。これが呼吸効果で
あり、全容積流量率が100パーセント以上として、表
2に示している。例えば、実例13では、80リットル
毎秒のときの全流量率は119パーセントである。ここ
では、全容積流量率の19パーセントはフィルター手段
を通って顔面マスク内部へ吸い込まれ、排気弁を通って
排出される。
【0063】当該技術分野において通常の知識を有する
者には、本発明の範囲内で様々な改良や変更が可能であ
ることは明らかである。したがって、本発明は、上記に
示した実施例に不当に限定されることなく、請求の範囲
に示した範囲及びその均等範囲に制限されなければなら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る顔面用濾過マスク10の正面図
である。
【図2】 図1の顔面用マスクボデーの一部断面図であ
る。
【図3】 図1の3−3線に沿って切断した排気弁の断
面図である。
【図4】 本発明に係る弁座26の正面図である。
【図5】 カンチレバーのように支持され、かつ一定力
を受けた状態の可撓性フラップ24の側面図である。
【図6】 カンチレバーのように支持され、重力加速度
gを受けた状態の可撓性フラップ24の側面図である。
【図7】 本発明に係る弁カバー50の斜視図である。
【符号の説明】
10 顔面用濾過マスク 12 マスクボデー 14 排気弁 24 可撓性フラップ 26 弁座 28 固定端 30 シールリッジ 32 オリフィス 34 十字部材 38 自由端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォーン・ビー・グラニス アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州、 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス33427番 (72)発明者 ハロルド・ジェイ・セッパラ アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州、 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス33427番 (72)発明者 アンソニー・ビー・ファーガソン アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州、 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス33427番 Fターム(参考) 2E185 AA07 BA04 BA16 CA03 CB07 CC06 CC07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーと、 (b)該マスクボデーに取り付ける排気弁とを備え、該
    排気弁は、弁座及び単一の可撓性フラップを備え、 (1)上記弁座は、 (i)シール面と、 (ii)上記シール面に包囲されたオリフィスと、 (iii)上記シール面から僅かに後退して配置され、上
    記オリフィスを横断して上記オリフィス内に複数の開口
    を形成する十字部材とを有し、 (2)上記単一の可撓性フラップは、固定部と、自由部
    と、対向する第1端及び第2端とを有し、上記単一の可
    撓性フラップの上記第1端は、該フラップの上記固定部
    と協働して呼気中に静止し続け、上記可撓性フラップの
    上記第2端は、上記可撓性フラップの上記自由部と協働
    して呼気中に上記シール面から持ち上げられて離れ、さ
    らに、上記第2端は、当該顔面用濾過マスクが被装着者
    に装着されているときに上記第1端より下に位置し、上
    記可撓性フラップは、上記弁座上に配置され、流体が上
    記オリフィスを通らないときに上記シール面に向けて押
    圧されて上記シール面と接触する状態となる、顔面用濾
    過マスク。
  2. 【請求項2】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーと、 (b)該マスクボデーに取り付ける排気弁とを備え、該
    排気弁は、弁座と単一の可撓性フラップと弁カバーとを
    備え、 (1)上記弁座は、 (i)シール面と、 (ii)上記シール面に包囲されたオリフィスとを有し、 (2)上記単一の可撓性フラップは、固定部と、自由部
    と、対向する第1端及び第2端とを有し、上記単一の可
    撓性フラップの上記第1端は、該フラップの上記固定部
    と協働して呼気中に静止し続け、上記第2端は、該フラ
    ップの上記自由部と協働して呼気中に上記シール面から
    持ち上げられて離れ、さらに、上記第2端は、当該顔面
    用濾過マスクが被装着者に装着されているときに上記第
    1端より下に位置し、上記可撓性フラップは、流体が上
    記オリフィスを通らないときに上記シール面に向けて押
    圧されて上記シール面と接触する状態となり、 (3)上記弁カバーは、上記弁座の上方に配置され、 (i)呼気中に上記可撓性フラップの上記自由部が上記
    シール面から持ち上げられたときに流体の経路内に直接
    配置される開口と、 (ii)上記可撓性フラップの上記第1端から上記第2端
    への方向に高さが増大する流体不浸透性天井と、 (iii)上記弁カバーの上記開口内に配置される十字部
    材とを有する、顔面用濾過マスク。
  3. 【請求項3】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーと、 (b)実質的に被装着者の口に対向して上記マスクボデ
    ー上に配置される排気弁とを備え、該排気弁は、弁座と
    単一の可撓性フラップとを備え、 (1)上記弁座は、 (i)シール面と、 (ii)該シール面に包囲されたオリフィスとを有し、 (2)上記単一の可撓性フラップは、固定部と、自由部
    と、対向する第1端及び第2端とを有し、上記単一の可
    撓性フラップの上記第1端は、該フラップの上記固定部
    と協働して呼気中に静止し続け、上記第2端は、該フラ
    ップの上記自由部と協働して呼気中に上記シール面から
    持ち上げられて離れ、さらに、上記第2端は、当該顔面
    用濾過マスクが被装着者に装着されているときに上記第
    1端より下に位置し、上記可撓性フラップは、力が作用
    しないとき標準的に平らな形状となるが、横から見ると
    湾曲した形状を有し、流体が上記オリフィスを通らない
    とき上記シール面に向けて押圧されて上記シール面と接
    触した状態となる、顔面用濾過マスク。
  4. 【請求項4】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーと、 (b)該マスクボデーに取り付ける排気弁とを備え、該
    排気弁は、弁座と単一の可撓性フラップと弁カバーとを
    備え、 (1)上記弁座は、 (i)シール面と、 (ii)上記シール面に包囲されたオリフィスと、 (iii)フラップ保持面とを有し、 (2)上記単一の可撓性フラップは、固定部と、自由部
    と、対向する第1端及び第2端とを有し、上記単一の可
    撓性フラップの上記第1端は、該フラップの上記固定部
    と協働して呼気中に静止し続け、上記第2端は、該フラ
    ップの上記自由部と協働して呼気中に上記シール面から
    持ち上げられて離れ、さらに、上記第2端は、当該顔面
    用濾過マスクが被装着者に装着されているときに上記第
    1端より下に位置し、上記可撓性フラップは、上記弁座
    上に配置され、流体が上記オリフィスを通らないとき、
    上記シール面に向けて押圧されて上記シール面と接触す
    る状態となり、 (3)上記弁カバーは、上記弁の上方に配置され、上記
    可撓性フラップを上記フラップ保持面に対して機械的に
    保持する面を備える、顔面用濾過マスク。
  5. 【請求項5】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーと、 (b)該マスクボデーに取り付ける排気弁とを備え、該
    排気弁は、弁座及び単一の可撓性フラップを備え、 (1)上記弁座は、オリフィスとシール面とを有し、該
    オリフィスは、吐出された空気が通ることを許容し、上
    記シール面に包囲され、 (2)上記単一の可撓性フラップは、上記弁座の上記オ
    リフィスに対して、非中心に作動的に配置され、上記排
    気弁が閉じた状態のときに上記弁座の上記シール面に対
    して押圧され、上記可撓性フラップは、閉状態のとき、
    その断面が湾曲した形状を示し、該湾曲した形状は、上
    記可撓性フラップの第1の静止した部分を上記弁座に固
    定する第1位置から、上記可撓性フラップの第2の自由
    な部分が上記シール面に接触する第2位置まで延在する
    曲線形状を含み、上記可撓性フラップは、上記湾曲した
    形状により、少なくとも一部が、閉状態に保持され、 上記可撓性フラップの第2の自由な部分は、該フラップ
    の自由部だけを形成し、曲がることができ、吐出された
    空気が上記オリフィスを通って上記排気弁を開いた状態
    にすることを許容し、上記可撓性フラップの第2の自由
    な部分が上記第2位置において上記シール面との接触を
    解除される一方、上記可撓性フラップの第1部分が上記
    第1位置において静止し続ける、顔面用濾過マスク。
  6. 【請求項6】 顔面用濾過マスクであって、 (a)被装着者の鼻及び口を覆ってフィットするように
    したマスクボデーであって、該マスクの被装着者によっ
    て吸入される前に、吸入された空気が通過するフィルタ
    ー層を有する、マスクボデーと、 (b)該マスクボデーに取り付けられ、被装着者によっ
    て吐出された空気が上記マスクボデーの内部から外部へ
    上記フィルター層を通過することなく通過することを許
    容する排気弁とを備え、該排気弁は、弁座と単一の可撓
    性フラップとを備え、 (1)上記弁座は、 (a)シール面と、 (b)該シール面によって包囲されるオリフィスとを有
    し、 (2)上記単一の可撓性フラップは、一つの静止部と、
    一つの自由部と、一つの周縁とを有し、該周縁は、上記
    フラップの上記一つの静止部と協働して呼気中に静止し
    続ける第1セグメントと、上記可撓性フラップの上記一
    つの自由部と協働して呼気中に上記シール面から持ち上
    げられて離れる第2セグメントとを有し、さらに、上記
    周縁の上記第2セグメントは、当該顔面用濾過マスクが
    被装着者に装着されたときに上記第1セグメントより下
    に位置し、上記可撓性フラップは上記弁座に取り付けら
    れ、該フラップの上記一つの自由部は、側面から見たと
    き湾曲を示し、流体が上記オリフィスを通過しないとき
    上記シール面に向けて押圧されて上記シール面と接触す
    る状態となる、顔面用濾過マスク。
  7. 【請求項7】 顔面用濾過マスクであって、 (a)人の鼻及び口を覆ってフィットするようにしたマ
    スクボデーと、(b)マスクボデーに取り付ける排気弁
    とを備え、該排気弁は、弁座及び可撓性フラップを備
    え、 (1)上記弁座は、(i)流体が通過することのできる
    オリフィスと、(ii)オリフィスを包囲し、側面から見
    ると凹湾曲を有する、シール面とを備え、該シール面の
    凹湾曲の頂点は、該凹湾曲の外端に対してオリフィスを
    通る流体の流れの上流側に位置し、 (2)上記可撓性フラップは第1及び第2部分を備え、
    上記第1部分は、オリフィスの包囲した領域の外側の弁
    座部分に取り付けられ、上記第2部分は、弁が閉鎖位置
    にあるときシール面の凹湾曲を呈し、また、流体が上記
    オリフィスを通過しているときシール面から自由に持ち
    上がる顔面用濾過マスク。
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