JP7171606B2 - フルフェイスマスク用のバルブ装置 - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
[01] 本特許出願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2017年3月28日に出願された米国仮出願第62/477,608号の優先権を主張し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
[02] 本発明は、患者インターフェースデバイスに関する。本発明はまた、患者インターフェースデバイス用のバルブ装置に関する。
[03] 多くの人が睡眠時の呼吸障害に苦しんでいる。睡眠時無呼吸は、世界中で何百万人もの人が苦しんでいるそのような睡眠呼吸障害の一般的な例である。睡眠時無呼吸の1つのタイプは、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)であり、これは、気道、通常は上気道又は咽頭領域の閉塞のために呼吸できないことによって睡眠が繰り返し中断される状態である。気道の閉塞は、一般に、少なくとも部分的には、上気道部を安定化させる筋肉の全体的な弛緩によって、組織が気道をつぶしてしまうことによると考えられている。睡眠時無呼吸症候群の別のタイプは、中枢性無呼吸であり、これは、脳の呼吸中枢からの呼吸信号がないことによる呼吸の停止である。閉塞性、中枢性、又は、閉塞性と中枢性との組み合わせである混合性のいずれであっても、無呼吸状態は、呼吸の完全な停止又はほぼ停止、例えばピーク呼吸気流量の90%以上の減少と定義される。
[04] 睡眠時無呼吸に苦しむ人々は、潜在的に深刻な程度のオキシヘモグロビン不飽和化を伴って、睡眠中の睡眠断片化及び完全又はほぼ完全な換気の停止を断続的に経験する。これらの症状は、極端な昼間の眠気、心不整脈、肺動脈高血圧、鬱血性心不全及び/又は認知機能障害に臨床的に解釈される場合がある。睡眠時無呼吸がもたらす他の影響には、右心室機能不全、覚醒時及び睡眠中の二酸化炭素貯留、並びに、継続的な動脈血酸素分圧の低下が含まれる。睡眠時無呼吸患者は、これらの要因による過度の死亡の危険性があるだけでなく、潜在的に危険な機器を運転及び/又は操作している間の事故の危険性が高まる。
[05] 患者が気道の完全又はほぼ完全な閉塞に苦しんでいなくとも、睡眠からの覚醒といった悪影響が、気道が部分的にしか閉塞していない場合でも起こりうることが知られている。気道の部分的な閉塞は、通常、低呼吸と呼ばれる浅い呼吸をもたらす。低呼吸は、通常、ピーク呼吸気流量の50%以上の減少と定義される。睡眠時呼吸障害の他のタイプには、上部気道抵抗症候群(UARS)や、一般にいびきと呼ばれる咽頭壁の振動といった気道の振動が含まれるがこれらに限定されない。
[06] 患者の気道に持続的気道陽圧(CPAP)を印加することによって睡眠時呼吸障害を治療することはよく知られている。この陽圧は、気道を効果的に「固定」し、これにより、肺への開放通路が維持される。患者の快適さを増すために、患者に送られるガスの圧力が、患者の呼吸周期又は患者の呼吸努力と共に変化する陽圧療法を提供することも知られている。この圧補助技術は、二段階圧補助と呼ばれ、患者に送られる吸気気道陽圧(IPAP)が呼気気道陽圧(EPAP)よりも高い。更に、患者が無呼吸及び/又は低呼吸を経験しているかどうかといった患者の検出された状態に基づいて、圧力が自動的に調整される陽圧療法を提供することも知られている。この圧補助技術は、圧補助デバイスが呼吸障害を治療するのに必要なだけ高い圧力を患者に提供しようとするので、自動滴定タイプの圧補助と呼ばれる。
[07] 上述のような圧補助治療は、患者の顔に、柔らかくて柔軟性のあるシーリングクッションを有するマスク構成要素を含む患者インターフェースデバイスを配置することを伴う。マスク構成要素は、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻及び口を覆う鼻/口マスク、又は、患者の顔を覆うフルフェイスマスクであってよいが、これらに限定されない。このような患者インターフェースデバイスはまた、額支持体、頬パッド及び顎パッドといった他の患者接触構成要素も使用することができる。患者インターフェースデバイスは、通常、ヘッドギア構成要素によって患者の頭部に固定される。患者インターフェースデバイスは、ガス送達管又は導管に接続され、また、圧補助デバイスを患者の気道につなげ、これにより、呼吸ガスの流れを圧力/流れ発生デバイスから患者の気道に送達することができる。
[08] 圧補助システムは、多くの場合、患者インターフェースデバイスに組み込まれた又はその近くに配置された窒息防止機構を含む。1つの既知の窒息防止機構は、圧補助システムの開口部(即ち、周囲ガスへの開口部)において又はその付近に配置されるフラッパ構成要素といったバルブ部材の使用を伴う。圧補助治療が患者に提供されているときは、フラッパ構成要素は開口部を塞ぐ。しかし、障害状態中や、患者が患者インターフェースデバイスを装着しているが、ガス流発生器の電源がオンになっていない等、圧補助治療が患者に提供されていないときは、フラッパ構成要素は、患者が周囲ガスを呼吸することができるようにする開位置に動かされる。適切に機能するためには、フラッパ構成要素がこれらの2つの位置(つまり、圧補助治療中は開口部を塞ぎ、圧補助治療が提供されていないときは開口部を塞がない)の間を移動することができることが重要である。患者が患者インターフェースデバイスを装着していて、圧補助治療が提供されておらず、フラッパ構成要素がその開口部を塞いでいる場合、窒息状態になる可能性がある。
[09] したがって、本発明は、改良された患者インターフェースデバイス及び当該デバイス用のバルブ装置を提供することを目的とする。
[10] 開示される概念の一態様として、患者の気道に呼吸ガスの流れを送る際に使用するための患者インターフェースデバイス用のバルブ装置が提供される。患者インターフェースデバイスは、内部に空洞が画定されるフレーム部を含む。空洞は、患者の気道に移る前に呼吸ガスの流れを受け入れる。バルブ装置は、バルブ装置は、結合部及び結合部から延在する遮断部を有するバルブ部材と、結合部及び結合部から延在する保護部を有するガード部材とを含み、バルブ部材の結合部は、フレーム部に結合され、遮断部は、空洞と外部環境との間に通路を提供する開口部の周りに密封係合し、遮断部は、第1の位置と第2の位置との間で移動し、ガード部材の結合部は、フレーム部に結合される。バルブ部材の遮断部が第1の位置から第2の位置に向かって移動すると、遮断部は、ガード部材の保護部に向かって移動する。
[11] 開示される概念の別の態様として、患者の気道に呼吸ガスの流れを送る際に使用するための患者インターフェースデバイスが提供される。患者インターフェースデバイスは、患者の少なくとも口の周りに密封係合するシーリング部と、シーリング部を支持し、内部に空洞が画定されるフレーム部と、少なくとも1つの窒息防止装置とを含み、空洞は、患者の気道に移る前に呼吸ガスの流れを受け入れる。窒息防止装置は、フレーム部に画定される開口部と、結合部及び結合部から延在する遮断部を有するバルブ部材とを含み、開口部は、周囲環境から空洞への周囲空気の通過を可能にするように配置及び構造化され、結合部は、フレーム部に結合され、遮断部は、遮断部が開口部の周りを密封して、周囲空気が開口部を通過しないようにする第1の位置と、遮断部の少なくとも一部が開口部から離間されることにより、周囲空気が空洞を通過して開口部へと入ることを可能にする第2の位置との間を移動する。窒息防止装置は更に、結合部及び結合部から延在する保護部を有するガード部材を含み、結合部は、フレーム部に結合される。ガード部材の保護部は、シーリング部が患者の少なくとも口の周りに密封係合されるときに、バルブ部材の遮断部と患者の口との間に配置されるように配置及び構造化される。バルブ部材の遮断部が、第1の位置から第2の位置に向かって移動すると、遮断部は、ガード部材の保護部に向かって移動する。
[12] 本発明のこれらの及び他の目的、特徴及び特性、並びに、構造体の関連要素及び部品の組み合わせの動作方法及び機能及び製造の経済性は、添付図面を参照して以下の説明及び請求項を検討することにより明らかとなろう。図面はすべて、本明細書の一部を形成し、同様の参照符号は、様々な図面において対応する部分を指す。しかし、当然ながら、図面は、例示及び説明のために過ぎず、本発明の限定の定義を意図していない。
[13]図1は、開示される概念の1つの非限定的な実施形態による圧補助システムの部分的に簡略化された等角図である。 [14]図2は、隠れた構造を見るために一部が示されていない、図1の圧補助システム用の患者インターフェースデバイスの正面図である。 [15]図3は、説明を簡単にするために追加部分が示されていない、図2の患者インターフェースデバイスの一部の背面図である。 [16]図4は、隠れた構造を見るために追加部分が示されていない、図3の患者インターフェースデバイスの別の背面図である。 [17]図5Aは、バルブ部材の遮断部が第1の位置に配置されて示されている、図4の患者インターフェースデバイスの一部の等角図である。 [18]図5Bは、バルブ部材の遮断部が第2の位置に配置されて示されている、図4の患者インターフェースデバイスの一部の別の等角図である。 [19]図6は、図4の患者インターフェースデバイスのフレーム部の一部の背面等角図である。 [20]図7Aは、図4の患者インターフェースデバイス用のバルブ装置の異なる図である。 [20]図7Bは、図4の患者インターフェースデバイス用のバルブ装置の異なる図である。 [21]図8Aは、図7A及び図7Bのバルブ装置用のガード部材の異なる図である。 [21]図8Bは、図7A及び図7Bのバルブ装置用のガード部材の異なる図である。 [22]図9Aは、図7A及び図7Bのバルブ装置用のバルブ部材の異なる図である。 [22]図9Bは、図7A及び図7Bのバルブ装置用のバルブ部材の異なる図である。 [23]図10は、図4の患者インターフェースデバイスの構成要素の上面図である。 [24]図11は、図10の線A-Aに沿った図10の構成要素の断面図である。
[25] 本明細書において使用される場合、「a」、「an」及び「the」の単数形は、特に明記されない限り、複数形への参照も含む。本明細書において使用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が「結合される」との記載は、リンクが形成される限り、それらの部品が直接的に(即ち、1つの部品が別の部品内又は上に直接的に配置される)又は間接的に(即ち、1つ以上の中間部品又は構成要素を介する)互いに接合していること又は一緒に動作することを意味するものとする。本明細書において使用される場合、「直接的に結合される」とは、2つの構成要素が互いに直接接触することを意味する。
[26] 本明細書において使用される場合、「単一の」との用語は、構成要素が単一の部品又はユニットとして作成されていることを意味する。この定義に基づけば、別個に作成され、組み合わせユニットとして後に結合された複数の部品を含む構成要素は、「単一の」構成要素又は本体ではない。本明細書において使用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が互いに「係合する」との記載は、これらの部品が、直接的に又は1つ以上の中間部分若しくは構成要素を介して、互いに力を及ぼすことを意味するものとする。本明細書において使用される場合、「数」との用語は、1又は1より大きい整数(即ち、複数)を意味するものとする。
[27] 本明細書において使用される場合、「密封係合(sealingly engage)」という語句は、それらの間にほぼ気密の密封が形成されるように互いに接触する要素を意味するものとする。
[28] 本明細書において使用される場合、引力が利用される装置において、「磁性材料」は、鉄又はスチールに引き付けられる材料(例えば典型的な磁石)と、鉄、スチール又は第1の材料が引き付けられる別の磁石等の材料とを含む。このような装置における2つの「磁性材料」の目的は、2つの材料を互いに磁気的に引き付けることであることが理解されよう。したがって、2つの非磁性材料、例えば2つの通常のスチール部品は、このような装置における「磁性材料」ではない。
[29] 本明細書において使用される場合、「引き合うように(attractive manner)」相互作用する2つ以上の要素は、一般的に磁力を介して互いに引き寄せられる(例えば次に限定されないが、互いに向き合う反対の極(即ち、NS、SN)を有して配置される2つの磁石)。
[30] 図1は、開示される概念の1つの非限定的な実施形態による圧補助システム2の部分簡略図である。圧補助システム2は、ガス流発生器4(概略的に示す)と、ガス流発生器4に流体連結される導管(例えば概略的に示されるホース6、これに限定されない)と、患者インターフェースデバイス10とを含む。ガス流発生器4は、患者の気道に送られる呼吸ガスの流れを生成する。患者インターフェースデバイス10は、ホース6に結合されるエルボ部材12と、エルボ部材12に結合される導管14と、導管14に結合されるフレーム部16と、フレーム部16によって支持され、そこから延在するシーリング部18と、患者の頭部に固定されるヘッドギア19と、ヘッドギア19にそれぞれ結合される幾つかのクリップ部材70、80とを含む。例示的な実施形態では、シーリング部18は、患者の口及び鼻の周りに密封係合する。加えて、フレーム部16及びシーリング部18は別々の要素として描かれているが、適切な代替患者インターフェースデバイス(図示せず)が、1つの単一要素として形成されたシーリング部及びフレーム部を使用することは、開示される概念の範囲内である。
[31] したがって、ガス流発生器4は、ホース6、エルボ部材12を通り導管14へと呼吸ガスの流れを通す。図2は、患者インターフェースデバイス10の一部の正面図を示し、図3は、患者インターフェースデバイス10の一部の背面図を示す。それぞれ、患者インターフェースデバイス10の一部の部分が示されていない。フレーム部16には、患者の気道に移す前に導管14から呼吸ガスの流れを受け入れる空洞20(図3に示す)が画定される。
[32] 図4は、患者インターフェースデバイス10の別の背面図を示し、隠れた構造を見るために、患者インターフェースデバイス10の追加部分が示されていない。開示される概念によれば、患者インターフェースデバイス10は、窒息状態となる可能性のある動作状態から患者を守るための新規の窒息防止装置30を含む。窒息防止装置30は、フレーム部16に画定される幾つかの開口部32、34(図2及び図6を参照)と、幾つかのバルブ部材36、38と、幾つかのガード部材40、42とを含む。開口部32、34は、周囲環境から空洞20への周囲空気の移動を可能にするように配置及び構造化される。より具体的には、開口部32、34は、故障状態中にガス流発生器4(図1)の電源がオフにされている場合等、ガス流発生器4から圧補助治療が提供されていない状態において、患者が周囲空気を呼吸できるようにする安全機構を提供する。しかし、バルブ部材36、38は、圧補助治療が提供されているときには、開口部32、34を密封することができる機構を提供する。説明を容易にし、開示を簡潔とするために、開口部32、バルブ部材36及びガード部材40間での相互作用のみについて、以下により詳細に説明する。しかし、開口部34、バルブ部材38及びガード部材42は、それぞれ開口部32、バルブ部材36及びガード部材40と実質的に同様に相互作用することが理解されよう。また、開示される概念の範囲から逸脱することなく、代替の患者インターフェースデバイス(図示せず)が任意の適切な数の開口部/バルブ部材/ガード部材を有してもよいことも理解されよう。
[33] 図5Aを参照すると、バルブ部材36は、結合部44と、結合部44から延在するほぼ平面の遮断部46とを含む。ガード部材40は、結合部48と、結合部48から延在するほぼ平面の保護部50とを含む。1つの例示的な実施形態では、バルブ部材36の結合部44と、ガード部材40の結合部48とは、フレーム部16に結合される。更に、例示的な実施形態では、バルブ部材36、38及びガード部材40、42のそれぞれは、単一片の材料から作られた単一の構成要素である。しかし、適切な代替の患者インターフェースデバイス(図示せず)は、異なる構造のバルブ部材及び/又はガード部材(例えばフレーム部に別々に結合されるのではなく、フレーム部と一体である。しかし、これに限定されない)を使用してもよいことが理解されよう。更に、1つの例示的な実施形態では、バルブ部材36は、比較的撓みやすい材料(例えばシリコーン。しかし、これに限定されない)で作られ、ガード部材40は、比較的硬い材料(例えば熱可塑性材料。しかし、これに限定されない)で作られる。したがって、その可撓性により、バルブ部材36の遮断部46は、有利に位置間を移動することができる。
[34] 図5Aは、第1の位置に配置された遮断部46を示す。この位置では、遮断部46は、開口部32の周りを密封して、周囲空気が開口部を通過するのを防ぐ。更に、圧補助治療が提供されているときは、加圧された呼吸ガスが、遮断部46を第1の位置(図5A)に保つ。しかし、圧補助治療がオフにされると/されている場合(例えばガス流発生器4(図1)の潜在的な故障状態中)、遮断部46は、第1の位置(図5A)から、図5Bに示す第2の位置に移動する。図5Bに示すように、遮断部46の少なくとも一部が開口部32から離間されている。1つの例示的な実施形態では、第2の位置において、遮断部46全体が開口部32から離間される。したがって、遮断部46が第2の位置にあると(図5B)、周囲空気が開口部32を通って空洞20内に、したがって、患者の気道に流れることができる。
[35] シーリング部18(図1~図3)が患者の口及び/又は口/鼻の周りに密封係合されるとき、保護部50は、バルブ部材36の遮断部46と患者の口との間に位置するように配置及び構成されることが理解されよう。図5Aに示すように、遮断部46が第1の位置にあるときは、遮断部46と保護部50とは概して互いから離間され、互いに平行になっている。更に、遮断部46が第1の位置(図5A)から第2の位置(図5B)に向かって移動すると、遮断部46は、ガード部材40の保護部50に向かって移動する。更に、患者インターフェースデバイス10が患者の顔の上にあるとき、保護部50は、患者と、開口部32及び遮断部46の両方との間に配置される。したがって、保護部50が、患者とバルブ部材36との間のバリアとして有利に機能することが理解されよう。
[36] より具体的には、比較的硬い保護部50は、患者の顔のどの部分もバルブ部材36の遮断部46を押さず、バルブ部材36が意図したように機能するのことを妨げないことを実質的に確実にすることができる。したがって、特定の顔特徴(例えば比較的大きな唇及び/又は顔の毛。しかし、これらに限定されない)を有する患者は、窒息する可能性のある状態を防ぐための信頼できる機構を有利に有する。即ち、圧補助治療が提供されていないとき(即ち、窒息する可能性のある危険な状態となりうる)に、顔特徴がバルブ部材36を押し、遮断部46が開口部32を密封してしまうのではなく、このような動作状態下で、ガード部材40の保護部50は、遮断部46を開き、周囲空気が開口部32を通過することを可能にする可能性を大幅に増加する。したがって、患者インターフェースデバイス10は、クッションの近くの窒息防止特徴を有利に使用する。これは、窒息防止機能のない既存の圧補助システム構成要素(例えばエルボ部材。しかし、これに限定されない)がある患者にとって有利である。
[37] 1つの例示的な実施形態では、バルブ部材36の結合部44は、ガード部材40の結合部48に直接的に結合される。図7A及び図7Bは、バルブ装置60の形態であるバルブ部材36及びガード部材40の様々な図である。図示されるように、保護部50は、幾つかの貫通孔を有する(図7A及び図7Bには複数の貫通孔52が示されている)。貫通孔52は、ガスが保護部50を通過してバルブ部材36の遮断部46を第1の位置(図5A)に向けて押して、通常の動作状態(即ち、圧補助治療が提供されているとき)となるように開口部32を閉じることが有利にできるようにする。しかし、貫通孔52の使用は、ガス流がバルブ部材36の遮断部46を適切に作動させることを確実にする方法の1つであることは理解されよう。例えば、次に限定されないが、適切な代替のガード部材(図示せず)が貫通孔を有さないが、バルブ部材36の遮断部46をあらゆる状況においても作動させるためのガス流を促進するように構造化されている異なる形状を有することは、開示される概念の範囲内である。
[38] 図8A及び図8Bは、ガード部材40の様々な図を示す。図示されるように、ガード部材40の結合部48は、貫通孔を有する受け部54を有する。図9A及び図9Bは、バルブ部材36の様々な図を示す。図示されるように、バルブ部材36の結合部44は、第1の部分62と、第1の部分62の反対側にある第2の部分64と、第1の部分62と第2の部分64との間の中間部分66とを含む。例示的な実施形態では、バルブ部材36の中間部分66は、ガード部材40の受け部54の貫通孔を通って延在し、第1の部分62及び第2の部分はそれぞれ受け部54の両側と係合して、バルブ部材36がガード部材40に直接的に結合されることが理解されよう。
[39] したがって、バルブ装置60(図7A及び図7B)の製造は、比較的簡単である。より具体的には、患者インターフェースデバイス10に設置する前に、バルブ部材36は、典型的には、第1の部分62(図9A及び図9B)から外向きに延在し、第1の部分62と一体化した尾部(図示せず)を有する。バルブ装置60(図7A及び図7B)を製造及び/又は組み立てるためには、操作者は、尾部(図示せず)をガード部材40の受け部54(図8A及び図8B)の貫通孔に挿入し、比較的柔らかい第1の部分62及び第2の部分64が受け部54の両側にしっかりと配置されるまで引いた後、尾部(図示せず)を切り取るだけでよい。
[40] 図8A及び図8Bに再び参照するに、ガード部材40の結合部48は更に、受け部54から延在する本体部56を含む。例示的な実施形態では、本体部56は円筒形であり、その端部分と比較して比較的狭い中間部分を有する。したがって、バルブ装置60が患者インターフェースデバイス10に設置されると、本体部56はフレーム部16を通って延在し、フレーム部16に結合される。1つの例示的な実施形態では、ガード部材40は比較的硬いため、本体部56は、スナップ式でフレーム部16に結合され、したがって、比較的単純かつ信頼性の高い組み立てが可能になる。
[41] 図10は、ヘッドギア(例えばヘッドギア19)のストラップ及びガード部材40と共に使用するためのクリップ部材70の上面図を示す。図11は、図10のアセンブリの断面図を示す。図11に示すように、クリップ部材70は、ガード部材40の本体部56内に延在する突出部72を有する。突出部72と本体部56との接続は、クリップ部材70とガード部材40とが互いに結合されたときに、ガード部材40に対するクリップ部材70の横方向の動きを有利に防止する。しかし、患者インターフェースデバイス10が更に、幾つかの磁性材料41、71を含むことも理解されるであろう。図11に示すように、環状の磁性材料41がガード部材40の本体部56の中又は上に設けられ、環状の磁性材料71がクリップ部材70の中又は上に設けられる。組み立て中に、磁性材料41はガード部材40によってオーバーモールドされ、磁性材料71はクリップ部材70によってオーバーモールドされてよい。磁性材料41、71は、引き合うように相互作用することが理解されよう。したがって、ガード部材40及びクリップ部材70は、突出部72と本体部56との相互作用が磁性材料41、71の磁力と組み合わされた二重機構によって確実に互いに結合される。したがって、ガード部材40は、上述したように、保護部50を介して、窒息する可能性のある状態から保護する信頼できる機構を提供すると共に、クリップ部材70(即ち、したがって、ヘッドギア19、図1)を患者インターフェースデバイス10に結合する信頼できる機構を提供するように有利に機能する。
[42] したがって、開示される概念は、改良された(例えば次に限定されないがより安全で製造/組立てが容易である)患者インターフェースデバイス10及び当該デバイス用のバルブ装置60を提供することが理解されよう。
[43] 請求項において、括弧内に配置されたいかなる参照符号も請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「含む」との用語は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。幾つかの手段を列挙しているデバイスクレームにおいて、これらの手段の幾つかは、同一のハードウェアのアイテムによって具現化されてよい。要素に先行する単語「a」又は「an」は、そのような要素が複数存在することを排除するものではない。幾つかの手段を列挙しているどのデバイスクレームにおいても、これらの手段の幾つかは、同一のハードウェアアイテムによって具現化されてよい。特定の要素が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの要素を組み合わせて使用できないことを示すものではない。
[44] 本発明は、最も実用的で好適である実施形態であると現在考えられているものに基づいて、説明の目的で詳細に説明したが、当然ながら、このような詳細は、単に当該目的のためであり、本発明は、開示された実施形態に限定されず、それどころか、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内にある修正形態及び等価な構成を対象とすることを意図している。例えば当然ながら、本発明は、可能な範囲で、任意の実施形態の1つ以上の特徴を任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせてもよいことを想定している。

Claims (15)

  1. 患者の気道に呼吸ガスの流れを送る際に使用するための患者インターフェースデバイス用のバルブ装置であって、
    前記患者インターフェースデバイスは、前記患者の少なくとも口の周りに密封係合するシーリング部と、前記シーリング部を支持し、内部に空洞が画定されるフレーム部を含み、前記空洞は、前記患者の前記気道に移る前に呼吸ガスの前記流れを受入れ、
    前記バルブ装置は、
    結合部及び前記結合部から延在する遮断部を有するバルブ部材と、
    結合部及び前記結合部から延在する保護部を有するガード部材と、
    を含み、
    前記バルブ部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、前記遮断部は、(i)前記フレーム部に画定されて、前記空洞と外部環境との間に通路を提供する開口部の周りに前記遮断部が密封係合して、周囲空気が前記開口部を通過しないようにする第1の位置と、(ii)前記遮断部の少なくとも一部が前記開口部から離間されることにより、周囲空気が前記開口部を通過して前記空洞へ入ることを可能にする第2の位置との間で移動し、
    前記ガード部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、前記ガード部材の前記保護部は、前記シーリング部が前記患者の少なくとも口の周りに密封係合されるときに、前記バルブ部材の前記遮断部と前記患者の前記口との間に配置されるように配置及び構造化され、
    前記バルブ部材の前記遮断部が前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動すると、前記遮断部は、前記ガード部材の前記保護部に向かって移動する、バルブ装置。
  2. 前記バルブ部材の前記結合部は、前記ガード部材の前記結合部に結合される、請求項1に記載のバルブ装置。
  3. 患者の気道に呼吸ガスの流れを送る際に使用するための患者インターフェースデバイス用のバルブ装置であって、
    前記患者インターフェースデバイスは、内部に空洞が画定されるフレーム部を含み、前記空洞は、前記患者の前記気道に移る前に呼吸ガスの前記流れを受入れ、
    前記バルブ装置は、
    結合部及び前記結合部から延在する遮断部を有するバルブ部材と、
    結合部及び前記結合部から延在する保護部を有するガード部材と、
    を含み、
    前記バルブ部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、前記遮断部は、(i)前記フレーム部に画定されて、前記空洞と外部環境との間に通路を提供する開口部の周りに前記遮断部が密封係合して、周囲空気が前記開口部を通過しないようにする第1の位置と、(ii)前記遮断部の少なくとも一部が前記開口部から離間されることにより、周囲空気が前記開口部を通過して前記空洞へ入ることを可能にする第2の位置との間で移動し、
    前記ガード部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、
    前記ガード部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、
    前記バルブ部材の前記遮断部が前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動すると、前記遮断部は、前記ガード部材の前記保護部に向かって移動し、
    前記バルブ部材の前記結合部は、前記ガード部材の前記結合部に結合され、
    前記ガード部材の前記結合部は、貫通孔を有する受け部を有し、前記バルブ部材の前記結合部は、第1の部分、前記第1の部分の反対側に配置され、前記遮断部と結合された第2の部分及び前記第1の部分と前記第2の部分との間に延在する中間部分を有し、前記中間部分は、前記受け部の前記貫通孔を通り延在し、前記第1の部分及び前記第2の部分はそれぞれ、前記バルブ部材を前記ガード部材に直接的に結合するために、前記受け部と係合する、バルブ装置。
  4. 前記ガード部材の前記結合部は更に、前記フレーム部を通り延在し、前記フレーム部に結合される本体部を有する、請求項1に記載のバルブ装置。
  5. 前記本体部の中又は上に設けられ、前記患者インターフェースデバイスのクリップ部材が有する磁性材料と結合するための磁性材料を更に含む、請求項4に記載のバルブ装置。
  6. 前記保護部は、幾つかの貫通孔を有する、請求項1に記載のバルブ装置。
  7. 前記遮断部が前記第1の位置にあるときに、前記遮断部と前記保護部とが互いにほぼ平行である、請求項1に記載のバルブ装置。
  8. 前記ガード部材は、硬い熱可塑性材料で作られ、前記バルブ部材は、シリコーンで作られる、請求項1に記載のバルブ装置。
  9. 患者の気道に呼吸ガスの流れを送る際に使用するための患者インターフェースデバイスであって、
    (a)前記患者の少なくとも口の周りに密封係合するシーリング部と、
    (b)前記シーリング部を支持し、内部に空洞が画定されるフレーム部と、
    (c)窒息防止装置と、
    を含み、
    前記空洞は、前記患者の前記気道に移る前に呼吸ガスの前記流れを受け入れ、
    前記窒息防止装置は、
    (1)前記フレーム部に画定される開口部と、
    (2)結合部及び前記結合部から延在する遮断部を有するバルブ部材と、
    (3)結合部及び前記結合部から延在する保護部を有するガード部材と、
    を含み、
    前記開口部は、周囲環境から前記空洞への周囲空気の通過を可能にするように配置及び構造化され、
    前記バルブ部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、前記遮断部は、
    (i)前記遮断部が前記開口部の周りを密封して、前記周囲空気が前記開口部を通過しないようにする第1の位置と、
    (ii)前記遮断部の少なくとも一部が前記開口部から離間されることにより、周囲空気が前記開口部を通過して前記空洞へと入ることを可能にする第2の位置との間を移動し、
    前記ガード部材の前記結合部は、前記フレーム部に結合され、前記ガード部材の前記保護部は、前記シーリング部が前記患者の少なくとも口の周りに密封係合されるときに、前記バルブ部材の前記遮断部と前記患者の前記口との間に配置されるように配置及び構造化され、前記バルブ部材の前記遮断部が、前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動すると、前記遮断部は、前記ガード部材の前記保護部に向かって移動する、患者インターフェースデバイス。
  10. 前記ガード部材の前記結合部は、スナップ式に前記フレーム部に結合される、請求項9に記載の患者インターフェースデバイス。
  11. 前記バルブ部材の前記結合部は、前記ガード部材の前記結合部に結合される、請求項9に記載の患者インターフェースデバイス。
  12. 前記保護部は、幾つかの貫通孔を有する、請求項9に記載の患者インターフェースデバイス。
  13. ヘッドギアと、少なくとも1つのクリップ部材とを更に含み、前記少なくとも1つのクリップ部材は、前記ヘッドギア及び前記ガード部材の前記結合部に結合される、請求項9に記載の患者インターフェースデバイス。
  14. 前記少なくとも1つのクリップ部材の中又は上に設けられる少なくとも1つの磁性材料を更に含み、前記少なくとも1つの窒息防止装置は更に、前記ガード部材の前記結合部の中又は上に設けられる磁性材料を含み、前記少なくとも1つのクリップ部材の中又は上に設けられる前記少なくとも1つの磁性材料は、前記少なくとも1つのクリップ部材を前記ガード部材の前記結合部に結合するために、前記ガード部材の前記結合部の中又は上に設けられる前記磁性材料と引き合うように相互作用する、請求項13に記載の患者インターフェースデバイス。
  15. 前記ガード部材の前記結合部は、前記フレーム部を通り延在し、前記フレーム部に結合される本体部を更に有する、請求項9に記載の患者インターフェースデバイス。
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