JP2002253488A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002253488A
JP2002253488A JP2001058534A JP2001058534A JP2002253488A JP 2002253488 A JP2002253488 A JP 2002253488A JP 2001058534 A JP2001058534 A JP 2001058534A JP 2001058534 A JP2001058534 A JP 2001058534A JP 2002253488 A JP2002253488 A JP 2002253488A
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Noriko Ota
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被写体と内視鏡との間の被写体距離と、内視鏡
が前記被写体距離内に滞留する時間とを条件として、オ
ートフォーカス機能をON/OFF制御する内視鏡装置
を得る。 【構成】内視鏡1の光学レンズ系3を介して結像される
撮像画像に基いて被写体を観察するための内視鏡装置に
おいて、被写体Pまでの距離を検出する被写体距離検出
部16と、被写体距離検出部16の出力に応じて光学レ
ンズ系3の焦点位置を調整する自動焦点調整部15と、
被写体距離検出部16で検出される被写体距離が予め定
めた設定距離内にあり、かつ前記被写体距離が予め定め
た設定時間以上変化しないことを条件として、自動焦点
調整部15をON/OFFするスイッチ部19とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、医療及び工業等の分野に用いて
最適な内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】消化器官の診断に内視鏡装
置は、光学レンズ系の焦点距離を短焦点距離位置に変化
させて消化器官の組織全体を観察するように構成されて
いるが、この短焦点距離位置に変化させた場合には被写
体と光学レンズ系の距離が離れると画像が小さくなって
しまうため、微細な病変を詳細に観察することができな
くなる。そのため、光学レンズ系の焦点距離を長焦点距
離位置に変化させて微細な病変を拡大して詳細に観察す
るようにしている。
【0003】しかしながら、焦点距離を長焦点距離位置
に変化させた拡大観察では、拡大率が高々10倍位であ
り、微細な病変を詳細に観察するには不充分な倍率であ
る。そこで、ズーム機構を備えた光学レンズ系が用いら
れており、このズーム機構を起動させるには、ズーム機
構を起動させるためのズームレバーを内視鏡の操作部に
取付ける必要がある。このズームレバーを操作すること
により、焦点距離を変化させることができる。
【0004】一方、焦点距離を長焦点距離位置に変化さ
せて被写体を拡大して観察すると、焦点位置のずれ(ピ
ントぼけ)が生じてしまうことがあり、この場合、長焦
点距離位置での焦点調整を行う必要がある。したがっ
て、内視鏡装置を取扱う医者、術者は内視鏡に装填した
処置具の操作、ズームレバーの操作、長焦点距離位置で
の焦点(ピント)合せをそれぞれ行う必要があり、その
操作に困難が伴う。そこで、ズーム機能をもつ光学レン
ズ系を使用して、被写体までの距離に応じてズーム機能
付き光学レンズ系の焦点位置を調整する焦点距離可変手
段を備えた内視鏡装置が開発されている(特開平4−1
3112号公報参照)。
【0005】前記特開平4−13112号公報に開示さ
れた内視鏡装置は、被写体との距離に応じて焦点距離が
可変できる焦点距離可変手段を用いている。前記焦点距
離可変手段は、被写体が遠い距離にある場合に焦点距離
を長焦点距離に変化させ、被写体が近い距離にある場合
に焦点距離を短焦点距離に変化させることにより、被写
体を通常観察するか、又は被写体を拡大して観察してお
り、この焦点距離可変手段は随時駆動される。
【0006】ところで、内視鏡に処置具を装填して処置
を行う場合、処置具が内視鏡の先端側から前方に突き出
し、かつ処置具による処置部分に光が照射された状態で
処置具が使用され、かつ処置具で光反射が起こっている
環境で被写体との距離に応じた焦点距離が調整されるこ
ととなるため、前記焦点距離可変手段は、被写体に焦点
を合せるのではなく、内視鏡から突出た処置具に焦点を
合せる傾向が強く、処置具が遠い距離にある場合に焦点
距離を長焦点距離位置に変化させ、処置具が近い距離に
ある場合に焦点距離を短焦点距離位置に変化させる。
【0007】したがって、処置具を移動させる度に焦点
距離可変手段が動作してしまい、処置具による処置がし
づらい。また体腔内に発生する泡にも焦点距離可変手段
が反応して誤動作する。
【0008】またズームレバーを操作しなければ、焦点
距離可変手段が起動せず、操作側に手間がかかり煩わし
い。
【0009】
【発明の目的】本発明は、被写体と内視鏡との間の被写
体距離と、内視鏡が前記被写体距離内に滞留する時間と
を条件として、オートフォーカス機能をON/OFF制
御する内視鏡装置を得ることを目的とする。
【0010】
【発明の概要】前記目的を達成するため、本発明に係る
内視鏡装置は、内視鏡の光学レンズ系を介して結像され
る撮像画像に基いて被写体を観察するための内視鏡装置
において、前記被写体までの距離を検出する被写体距離
検出部と、前記被写体距離検出部の出力に応じて前記光
学レンズ系の焦点位置を調整する自動焦点調整部と、前
記被写体距離検出部で検出される被写体距離が予め定め
た設定距離内にあり、かつ前記被写体距離が予め定めた
設定時間以上変化しないことを条件として、前記自動焦
点調整部をON/OFFするスイッチ部とを有すること
を特徴とする。
【0011】また前記被写体距離検出部は、前記内視鏡
の先端部端面に対をなす発光素子と受光素子とを有し、
前記発光素子からの光を投射レンズ系に通して前記被写
体に照射し、前記被写体からの反射光を受光レンズ系に
通して前記受光素子にスポット状に集光させ、前記集光
位置と前記受光レンズ系の光軸との間の距離をd、前記
受光レンズ系の焦点距離をf、前記受光レンズ系と前記
投射レンズ系の光軸間距離をL、前記被写体距離をDと
する、D=Lf/dの式に基いて前記被写体距離Dを測
距する。
【0012】また前記発光素子と前記受光素子との間に
形成される光通路は、前記内視鏡の先端部端面に設けら
れる処置具用チャネルの位置を避けて形成することが望
ましい。
【0013】また前記自動焦点調整部は、前記被写体距
離と前記被写体距離の変化時間が条件を満たすときに可
変焦点距離範囲のうち長焦点距離側に前記光学レンズ系
の焦点距離を変化させて焦点合せを行い、前記条件が満
たされないときに可変焦点距離範囲のうち短焦点距離側
に前記光学レンズ系の焦点距離を変化させて焦点合せを
行う。
【0014】また前記光学レンズ系で集光した光信号を
電気信号に変換する撮像素子を有し、前記自動焦点調整
部は、前記撮像素子が出力する信号の所定周波数成分を
評価値として焦点位置の調整を行う。
【0015】また前記撮像素子が電荷結合素子(CCD
素子)であり、前記自動焦点調整部は、前記光学レンズ
系の合焦度合に応じて前記電荷結合素子(CCD素子)
が出力する信号の高周波成分が増減することを利用し、
前記高周波成分を評価値として焦点位置の調整を行う。
【0016】また前記光学レンズ系は、固定位置に設け
た不動レンズ系と、前記不動レンズ系に対して相対移動
可能な可動レンズ系と、前記不動レンズ系及び前記可動
レンズ系を通した光信号を電気信号に変換し、かつ前記
不動レンズ系及び前記可動レンズ系に対して相対移動可
能な撮像素子とを含んでいる。
【0017】また前記自動焦点調整部は、前記不動レン
ズ系と前記可動レンズ系との位置関係を、光学レンズ系
の短焦点距離内に調整し、かつ前記撮像素子を光学レン
ズ系の短焦点距離位置に位置調整して光学レンズ系の焦
点調整を行う動作と、前記不動レンズ系と前記可動レン
ズ系との位置関係を、光学レンズ系の長焦点距離内に調
整し、かつ前記撮像素子を光学レンズ系の長焦点距離位
置に位置調整して光学レンズ系の焦点調整を行う動作
と、を切替えて行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基いて本発明
を説明する。図1に示すように実施形態に係る内視鏡装
置は、ズーム機構付き光学レンズ系3で被写体の像を集
光する内視鏡1と、光学レンズ系3による被写体像を画
像処理するとともに装置全体を制御するためのプロセッ
サ2とを組合せている。
【0019】前記内視鏡1の先端部には体腔内に挿入可
能な細長の挿入部1aが設けられており、その挿入部1
aにはズーム機能付き光学レンズ系3が組込まれてい
る。
【0020】図2及び図3に示すように、ズーム機能付
き光学レンズ系3は、固定位置に設けた不動レンズ系3
aと、前記不動レンズ系3aに対して相対移動可能な可
動レンズ系3bと、前記不動レンズ系3a及び前記可動
レンズ系3bを通した光信号を電気信号に変換し、かつ
前記不動レンズ系3a及び前記可動レンズ系3bに対し
て相対移動可能な撮像素子3cとを含んでいる。
【0021】ズーム機能を備えた光学レンズ系3の一例
を図2及び図3に基いて説明する。図2及び図3に示す
ように、内視鏡1の挿入部1aには筒状をなす不動レン
ズ枠3dが設置され、不動レンズ枠3dに光学レンズ系
3の不動レンズ系3aを搭載して不動レンズ系3aを挿
入部1aの先端側に固定して設ける。また不動レンズ枠
3dの内側に筒状をなすガイド枠3eを設け、ガイド枠
3eには光軸方向(図2の左右方向)に沿って直線案内
溝3f、3gを設けている。
【0022】ガイド枠3eの内側には可動レンズ枠3h
が光軸方向に移動可動に嵌め込まれており、可動レンズ
枠3hのキー3iとガイド枠3eの上段の直線案内溝3
fとの嵌め合せにより可動レンズ枠3hを光軸の周りに
回転させることなく光軸方向に直線移動させる。またガ
イド枠3eの外側にはリング3jが嵌め込まれており、
リング3jと可動レンズ枠3hとはガイド枠3eの下段
の直線案内溝3gを貫通したネジ3kで締結されてい
る。なお、ガイド枠3eの内側に位置する枠3vには光
軸方向へのネジ3kの動きを許容する図示しないスリッ
トが設けられている。
【0023】またリング3jの鍔部3mには連結部材4
aを介して図1のステッピングモータ4が連動されてお
り、ステッピングモータ4により可動レンズ枠3hを光
軸方向に直線移動させる。可動レンズ枠3hには可動レ
ンズ系3bが不動レンズ系3aに対峙して搭載され、可
動レンズ枠3hが直線移動することにより不動レンズ系
3aと可動レンズ系3bとの相対距離が可変する。また
リング3jとバネ座3nとの間にはスプリング3oが設
けられ、スプリング3oはステッピングモータ4による
可動レンズ枠3hへの力が解除された際に可動レンズ枠
3hを不動レンズ系3a側に押し戻して可動レンズ系3
bを所定の位置に復帰させるように作用する(図3
(a))。
【0024】またガイド枠3eの内側には撮像素子枠3
pが光軸方向に移動可動に嵌め込まれており、撮像素子
枠3pのキー3qとガイド枠3eの上段の直線案内溝3
fとの嵌め合せにより撮像素子枠3pは光軸の周りに回
転させることなく、かつカム機構17により光軸方向に
直線移動させる。17はシール材である。また撮像素子
枠3pには撮像素子3cとしてのCCD素子(電荷結合
素子、以下CCD素子3cと表記する)が可動レンズ系
3bに対峙させて搭載されている。また撮像素子枠3p
と可動レンズ枠3hとの間にはスプリング3rが設けら
れ、スプリング3rは可動レンズ系3bにCCD素子3
cの受光面が接触するのを防止する。またカム機構17
は、撮像素子枠3pを可動レンズ系3bに対して光軸方
向に移動させるように動作する。
【0025】また撮像素子枠3pには、CCD素子3c
を駆動制御して光学レンズ系3を通した光信号を電気信
号に変換して出力させるCCD駆動回路3s等の回路
と、CCD素子3cからの電気信号を伝送する信号ケー
ブル3t等が搭載される。信号ケーブル3tはCCD素
子3cからの電気的な映像信号を後述の初段映像信号処
理回路6に伝送し、かつ初段映像信号処理回路6で信号
処理された信号をCCD駆動回路3s等に伝送する双方
向性のものであり、後述するタイミングコントロール1
0による時間制御の下に双方向性の信号伝送が制御され
る。
【0026】また挿入部1aには送光光路5が光学レン
ズ系3に隣接して設置されている。この送光光路5は後
述する調光部9からの調光された光を挿入部1aに導入
するものとして作用し、送光光路5は挿入部1aの先端
端面から送光レンズ5aを通して被写体に平行光線によ
る光照射を行う。なお、挿入部1aは体腔内に挿入する
ものであるから細径である必要があり、送光光路5は光
ファイバーを束ねた光ファイバー束として構成すること
が望ましい。
【0027】一方、図1に示すように前記プロセッサ2
には、初段映像信号処理回路6と、画像メモリ7と、後
段映像信号処理回路8と、調光部9と、タイミングコン
トロール10と、システムコントーロール11と、フロ
ントパネルスイッチ12と、電源部13とが搭載されて
いる。
【0028】初段映像信号処理回路6は、信号ケーブル
3tを通して伝送されるCCD素子3cからの電気信号
を信号処理し、その映像信号を画像メモリ7に逐次記憶
させる。また後段映像信号処理回路8は、画像メモリ7
に蓄積された映像信号を逐次読み出して信号処理を行
い、その映像信号をモニタ―14に出力する。モニタ―
14は後段映像信号処理回路8から出力される映像信号
を表示面に可視画像として表示する。
【0029】またシステムコントーロール11はキーボ
ード11aから入力される指令データ及び図示しないメ
モリに記憶されたプログラムに基いてプロセッサ2の全
体的な動作を制御し、タイミングコントロール10はシ
ステムコントーロール11からの指令に基いてプロセッ
サ2の動作タイミングを制御する。またプロセッサ2は
電源部13から電力供給を受ける。
【0030】また調光部9は、信号ケーブル3tを通し
て伝送されるCCD素子3cからの電気信号に基いて撮
像画像の明るさを検出して調光制御信号を得て、その調
光制御信号に基いて絞りの開閉度合を制御し、その開閉
度が制御された絞りに光源からの光を通過させ、光量が
調整された光を送光光路5に出力する。
【0031】さらに実施形態に係る内視鏡装置は、図1
に示すように被写体Pまでの距離を検出する被写体距離
検出部16と、被写体距離検出部16の出力に応じて光
学レンズ系3の焦点位置を調整する自動焦点調整部15
と、前記被写体距離検出部で検出される被写体距離が予
め定めた設定距離内にあり、かつ前記被写体距離が予め
定めた設定時間以上変化しないことを条件として、前記
自動焦点調整部をON/OFFするスイッチ部19とを
有する。
【0032】前記被写体距離検出部16は、図4に示す
ように前記内視鏡1の先端部端面1bに対をなす発光素
子16aと受光素子16bとを有し、図5に示すように
発光素子16aからの光を投射レンズ系16cに通して
被写体Pに照射し、被写体Pからの反射光を受光レンズ
系16dに通して受光素子16bにスポット状に集光さ
せ、受光素子16b上での集光位置16eと受光レンズ
系16dの光軸16fとの間の距離をd、受光レンズ系
16dの焦点距離をf、受光レンズ系16dと投射レン
ズ系16cの光軸間距離をL、被写体距離をDとする、
D=Lf/dの式に基いて被写体距離Dを測距する。こ
こに、被写体距離Dは図5に示すように被写体Pと投射
レンズ系16cとの間の距離である。
【0033】さらにスイッチ部19は光学レンズ系3に
よる拡大観察に切替える被写体Pと投射レンズ系16c
との間の距離を予め設定してメモリに記憶させておき、
被写体距離検出部16で実測した被写体距離Dと前記設
定距離とを比較する機能と、前記被写体距離Dの変化を
判定する基準となる設定時間を予め設定してメモリに記
憶させておき、測距された前記被写体距離Dに距離変化
が生じるまでの時間と前記設定時間とを比較する機能と
を備え、前記被写体と前記内視鏡1との間の被写体距離
Dと、前記被写体距離Dに変化が生じるまでの時間とを
条件として前記自動焦点調整部15をON/OFFす
る。
【0034】また図4に示すように発光素子16aと受
光素子16bとの間に形成される光通路は、内視鏡1の
先端部端面1bに設けられる処置具用チャネル1cの位
置を避けて形成することが望ましい。なお、内視鏡1の
先端部端面1bに送水チャネル1dが設けられている場
合には、この送水チャネル1dに干渉されない位置に発
光素子16aと受光素子16bとの間の光通路を形成す
ることが望ましい。
【0035】一方、自動焦点調整部15は、前記被写体
距離Dと前記被写体距離Dに変化が生じるまでの時間と
が設定条件を満たすとスイッチ部19が判断して出力し
たフォーカス信号に基いて、光学レンズ系3の可変焦点
距離範囲のうち長焦点距離側に光学レンズ系3の焦点距
離を変化させて焦点合せを行い、前記設定条件が満たさ
れていないとスイッチ部19が判断して出力するフォー
カス停止信号に基いて、光学レンズ系3の可変焦点距離
範囲のうち短焦点距離側に光学レンズ系3の焦点距離を
変化させて焦点合せを行う。
【0036】次にズーム機能付き光学レンズ系3の焦点
調整を行う自動焦点調整部15を図1及び図3に基いて
説明する。図3は、被写体距離Dと被写体距離D内に内
視鏡1が滞留する滞留時間とが設定条件を満たすとスイ
ッチ部19が判断して出力したフォーカス信号に基い
て、光学レンズ系3の可変焦点距離範囲のうち長焦点距
離側に光学レンズ系3の焦点距離を変化させて焦点合せ
を行う場合を説明する図である。
【0037】図5に示す被写体Pと内視鏡1との間の被
写体距離Dが設定距離より短く、内視鏡1の移動に伴っ
て前記被写体距離Dに変化が生じるまでの時間が設定時
間を越えている場合に、スイッチ部19は光学レンズ系
3による拡大観察を行う状態であるとして自動焦点調整
部15にフォーカス信号(自動焦点調整部15を起動さ
せるON信号)を出力する。一方、図5に示す被写体P
と内視鏡1との間の被写体距離Dが設定距離より長い、
或いは内視鏡1の移動に伴って被写体距離Dに変化が生
じるまでの時間が設定時間よりも短い場合に、スイッチ
部19は光学レンズ系3による拡大観察を停止して通常
観察を行う状態であるとして自動焦点調整部15にフォ
ーカス停止信号(自動焦点調整部15を停止させるOF
F信号)を出力する。
【0038】自動焦点調整部15は、図1のステッピン
グモータ4を駆動制御するステッピングモータ駆動回路
部と合焦検知回路部とが含まれている。自動焦点調整部
15のステッピングモータ駆動回路部は、図3に示すよ
うにスイッチ部19が出力するフォーカス信号に基いて
ステッピングモータ4により可動レンズ系3bを光学レ
ンズ系3の可変焦点範囲内のうち長焦点距離側に移動さ
せる。なお、この場合、前記ステッピングモータ駆動回
路部からの出力信号に基いてカム機構17も同様にCC
D素子3cを光学レンズ系3の可変焦点範囲内のうち長
焦点距離側に移動させる。
【0039】さらに自動焦点調整部15の前記合焦検知
回路部はスイッチ部19が出力するフォーカス信号に基
いて直接フォーカシング情報を検出し、図3(a)及び
(c)に示すように光学レンズ系3による被写体撮像画
像の焦点(ピント)がぼけていた場合にはCCD素子3
cに対する光学レンズ系3の焦点距離を調整する長焦点
調整信号を得る。前記ステッピングモータ駆動回路部は
前記合焦検知回路部からの長焦点調整信号をパルス化し
てステッピングモータ4を右回転或いは左回転させ、可
動レンズ系3bを長焦点距離範囲内で光軸方向に可動さ
せる。一方、前記ステッピングモータ駆動回路部からの
出力信号に基いてカム機構17も同様にCCD素子3c
を光学レンズ系3の可変焦点範囲内のうち長焦点距離範
囲内で光軸方向に可動させる。この不動レンズ系3aと
可動レンズ系3bの位置調整とCCD素子3cの位置調
整とにより、光学レンズ系3の焦点調整を長焦点距離側
で行う(図3(b))。
【0040】また自動焦点調整部15の前記合焦検知回
路部はスイッチ部19が出力するフォーカス停止信号に
基いてCCD素子3cに対する光学レンズ系3の焦点距
離を通常観察を行う短焦点調整信号を得る。
【0041】自動焦点調整部15のステッピングモータ
駆動回路部は、スイッチ部19が出力するフォーカス停
止信号をパルス化してパルスステッピングモータ4を右
回転或いは左回転させ、可動レンズ系3bを光学レンズ
系3の可変焦点範囲内のうち短焦点距離側の特定位置に
移動させる。この場合、自動焦点調整部15のステッピ
ングモータ駆動回路部からの出力信号に基いてカム機構
17も同様にCCD素子3cを光学レンズ系3の可変焦
点範囲内のうち短焦点距離側の特定位置に移動させる。
このため、光学レンズ系3の可変焦点範囲内のうち短焦
点距離側の特定位置で光学レンズ系3の焦点が一義的に
合焦される。
【0042】また自動焦点調整部15のステッピングモ
ータ駆動回路部は、図6(a)に示すようにステッピン
グモータ4に入力する位相差をもつパルス信号IN1、
IN2を位相差を識別する地点(例えばA点)で読み出
し、そのパルス信号IN1、IN2によりステッピング
モータ4の右回転、左回転を判別し、ステッピングモー
タ4の回転方向が変わる場合には、パルス信号IN1、
IN2をリセットして再度パルスIN1、IN2を発生
させ、ステッピングモータ4の回転方向を制御してい
る。また図6(b)にはステッピングモータ4が右回転
する場合と左回転する場合のパルス信号IN1、IN2
の組合せを示している。「L」はパルス信号IN1、I
N2がローレベルであることを示しており、「H」はパ
ルス信号IN1、IN2がハイレベルであることを示し
ている。
【0043】さらに自動焦点調整部15は、光学レンズ
系3の可変焦点距離範囲内での長焦点距離側での焦点合
せを、CCD素子3cが出力する信号の所定周波数成分
を評価値として行うものであり、具体的には自動焦点調
整部15は、光学レンズ系3の合焦度合に応じてCCD
素子3cが出力する信号の高周波成分が増減することを
利用し、図3に示すように前記高周波成分を評価値Sと
して焦点位置の調整を行う。
【0044】図3(a)に示すように自動焦点調整部1
5により可動レンズ系3b及びCCD素子3cが移動さ
れて光学レンズ系3の焦点位置がCCD素子3cより遠
い位置にあると、図3(a)に示すようにCCD素子3
cから出力される信号の高周波成分は減少し、自動焦点
調整部15により光学レンズ系3の焦点がCCD素子3
cの受光面上に合焦されると、図3(b)に示すように
CCD素子3cから出力される信号の高周波成分は増加
する。
【0045】自動焦点調整部15は、光学レンズ系3の
合焦度合に応じてCCD素子3cが出力する信号の高周
波成分が増減することを利用し、図3(a)に示すよう
に光学レンズ系3の長焦点距離側でCCD素子3cから
出力される信号の高周波成分が減少する場合には光学レ
ンズ系3の焦点位置がCCD素子3cより遠い位置にあ
ると判断して、ステッピングモータ4で可動レンズ系3
bを光軸方向に移動させる動作とカム機構17でCCD
素子3cを光軸方向に移動させる動作とを並行して行う
ことにより光学レンズ系3の焦点合せを続行し、図3
(b)に示すようにCCD素子3cから出力される信号
の高周波成分は増加し、評価値Sが最大となると、光学
レンズ系3の焦点がCCD素子3cの受光面上に合焦さ
れたと判断して光学レンズ系3の焦点合せを終了させ
る。この場合、上述したように光学レンズ系3の焦点合
せは、光学レンズ系3の可変焦点距離範囲のうち長焦点
距離側で行われる。
【0046】一方、図3(c)において自動焦点調整部
15によりCCD素子3cが可動レンズ系3bから光軸
方向に遠ざけられて光学レンズ系3の焦点位置がCCD
素子3cより手前側にあると、図3(c)に示すように
CCD素子3cから出力される信号の高周波成分は減少
し、また自動焦点調整部15により光学レンズ系3の焦
点がCCD素子3cの受光面上に合焦されると、図3
(b)に示すようにCCD素子3cから出力される信号
の高周波成分は増加する。
【0047】自動焦点調整部15は、光学レンズ系3の
合焦度合に応じてCCD素子3cが出力する信号の高周
波成分が増減することを利用し、図3(c)に示すよう
に光学レンズ系3の短焦点距離側でCCD素子3cから
出力される信号の高周波成分が減少する場合には光学レ
ンズ系3の焦点位置がCCD素子3cの手前側の位置に
あると判断して、ステッピングモータ4で可動レンズ系
3bを光軸方向に移動させる動作とカム機構17でCC
D素子3cを光軸方向に移動させる動作とを並行して行
うことにより光学レンズ系3の焦点合せを続行し、図3
(b)に示すようにCCD素子3cから出力される信号
の高周波成分は増加して評価値Sが最大となると、光学
レンズ系3の焦点がCCD素子3cの受光面上に合焦さ
れたと判断して光学レンズ系3の焦点合せを終了させ
る。
【0048】次に図7、図8及び図9を用いて実施形態
に係る内視鏡装置の動作について説明する。図7のステ
ップS1に示すように、まずプロセッサ2と内視鏡1と
の接続を確認する。
【0049】内視鏡1の接続が確認されると(S1:Y
ES)、図7のステップS2に示すように、自動焦点調
整部15は、光学レンズ系3の焦点を可変焦点距離範囲
内のうちの短焦点距離側で行う。前記接続が確認されな
い場合には(S1:NO)、一連の動作は終了する。
【0050】次に図7のステップS3に示すように、医
者及び術者が体腔内で内視鏡1を移動させると、内視鏡
1の位置検出が行われる。すなわち、被写体距離検出部
16は、図5に示すように発光素子16aからの光を投
射レンズ系16cに通して被写体Pに照射し、被写体P
からの反射光を受光レンズ系16dに通して受光素子1
6bにスポット状に集光させ、その集光位置16eと受
光レンズ系16dの光軸との間の距離をd、受光レンズ
系16dの焦点距離をf、受光レンズ系16dと投射レ
ンズ系16cの光軸間距離をL、被写体距離をDとす
る、D=Lf/dの式に基いて三角測距法で内視鏡1の
位置を測距する。
【0051】次に図7のステップS4に示すように、ス
イッチ部19はステップS3で実測した被写体距離Dと
予め設定した設定距離とを比較して、被写体距離Dが設
定距離より短いか否か、すなわち内視鏡1が拡大観察を
行う側に位置するかを判定する。
【0052】スイッチ部19は被写体距離Dが設定距離
より長い(内視鏡1が通常観察を行う距離範囲に位置す
る)と判断した場合には(S4:NO)、ステップS8
へと進み、自動焦点調整部15を停止させたままに維持
すると判断してOFF信号としてのフォーカス停止信号
を自動焦点調整部15に出力し、ステップS1に戻る。
したがって自動焦点調整部15は起動せず、光学レンズ
系3の焦点は短焦点距離位置側に合焦される。
【0053】一方、スイッチ部19は被写体距離Dが設
定距離より短い(内視鏡1が拡大観察を行う距離範囲に
位置する)と判断した場合には(S4:YES)、ステ
ップS5へと進み、図8にその詳細を示す被写体の位置
検出処理を行う。
【0054】まず、図8のステップS11において、図
7のステップS3で実測した被写体距離Dを初期位置パ
ラメータPに入力し、ステップS12においてカウンタ
tに計測時間を設定する。ステップS13では、カウン
タが0になったか否かを判定し、カウンタが0でなけれ
ば(S13:NO)、ステップS14へと進み、カウン
タtの値を1だけデクリメントした後、ステップS13
へと戻る。ステップS13において、カウンタtが0で
あると判定されると(S13:YES)、ステップS1
5へと進み、ステップS3と同様にして被写体距離を測
定し、その値を所定時間後の位置パラメータP1に入力
した後、メインルーチンへと戻る。
【0055】図7のステップS6ではP=P1か否か、
すなわち、所定時間(t)後に内視鏡1の移動に伴って
被写体距離Dが変化したか否かを判定する。尚、本実施
例では、その実測した時間(t)の長短を判別する基準
となる設定時間を10秒(s)に設定しているが、この
設定時間に限定されるものではない。
【0056】そして、内視鏡1の滞留時間が設定時間よ
り短い場合には(S6:NO)、ステップS8へと進
み、自動焦点調整部15を停止させたままに維持すると
判断してOFF信号としてのフォーカス停止信号を自動
焦点調整部15に出力し、ステップS1に戻る。
【0057】一方、内視鏡1の移動に伴って被写体距離
Dに変化が生じるまでの時間(t)が設定時間より長い
場合には(S6:YES)、スイッチ部19は、自動焦
点調整部15を起動させると判断してON信号としての
フォーカス信号を自動焦点調整部15に出力する。この
フォーカス信号には実測した被写体Pと内視鏡1との間
の被写体距離Dの情報が含まれている。
【0058】次にスイッチ部19からフォーカス信号が
出力されると、図7のステップS7へと進み、図9に示
す自動焦点調整部15によるオートーフォーカス駆動処
理に移行する。
【0059】図9のステップS21に示すように、自動
焦点調整部15は、内視鏡1が実測した被写体距離Dに
位置する場合にCCD素子3cが出力する高周波成分の
評価値を評価値パラメータX0にセットする。
【0060】次に図9のステップS22に示すように、
自動焦点調整部15は、スイッチ部19からのフォーカ
ス信号を受け取ると、ステッピングモータ4を回転させ
ると同時に、上述の方法でステッピングモータの回転方
向を判別し、可動レンズ系3bを光学レンズ系3の可変
焦点距離範囲のうち長焦点距離側に移動させる動作とカ
ム機構17でCCD素子3cを光学レンズ系3の可変焦
点距離範囲のうち長焦点距離側に移動させる動作とを並
行して行い、光学レンズ系3の焦点合せを長焦点距離側
で行う準備を整える。
【0061】次に図9のステップS23に示すように、
長焦点距離側での焦点合せの準備が整った時点におい
て、自動焦点調整部15はリセットカウンタTを「0」
にリセットする。
【0062】次に図9のステップS24において、リセ
ットカウンタTが2より小さいか否かが判定され、T<
2であれば(S24:YES)ステップS25へと進
み、Tが2以上なら(S24:NO)、ステップS31
に進んでステッピングモーターを停止してメインルーチ
ンへと戻る。ステップS25では、ステッピングモータ
4を回転させて可動レンズ系3bを移動させた場合にC
CD素子3cが出力する高周波成分の評価値を評価値パ
ラメータX1に入力し、図9のステップS26において
X0とX1とを比較し、X1がX0より小さければ(S
26:YES)、X0を保持したままステップS29に
て前記リセットカウンタのカウント値Tを1つ加えてか
ら、ステップS30でステッピングモータ4をステップ
S22で判別した回転方向と逆に回転させ、ステップS
24へと戻る。すなわち、可動レンズ系3bを光学レン
ズ系3の可変焦点距離範囲のうち長焦点距離範囲内で移
動させる(図3(a))。
【0063】逆に図9のステップS26において、X1
がX0より大きければ(S26:NO)、ステップS2
7においてX0にX1の値を代入し、図9のステップS
28においてステッピングモータ4をステップS22で
判別した方向と同方向に回転させた後、ステップS24
へと戻る。すなわち、可動レンズ系3bを光学レンズ系
3の可変焦点距離範囲のうち長焦点距離範囲内で移動さ
せる(図3(b))。上述したステップ一連のAF駆動
処理が終わると、図7のステップS8へと進み、自動焦
点調整部15を停止させたままに維持すると判断してO
FF信号としてのフォーカス停止信号を自動焦点調整部
15に出力し、ステップS1に戻る。図9のステップS
31のM0はステッピングモーターの停止を意味する。
【0064】以上の結果、図3(b)に示すようにCC
D素子3cから出力される信号の高周波成分は増加し、
評価値パラメータX0が最大値に到達したときに、光学
レンズ系3の焦点がCCD素子3cの受光面上に合焦さ
れたと判断して光学レンズ系3の焦点合せを終了させ
る。この場合、上述したように光学レンズ系3の焦点合
せは、光学レンズ系3の可変焦点距離範囲のうち長焦点
距離側で行われる。
【0065】以上の実施の形態による説明では、医療現
場で用いる内視鏡装置を例にとって説明したが、本発明
の内視鏡装置及び内視鏡並びにビデオプロセッサは工業
用の分野に用いられる内視鏡装置及び内視鏡並びにビデ
オプロセッサにも同様に適用することができるものであ
り、医療用分野のものに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体と内視鏡との間の被写体距離と、内視鏡が前記被写
体距離内に滞留する時間とを条件として自動焦点調整部
をON/OFFするため、処置具の移動に煩わされるこ
となく、オートフォーカス機能を使いたい時期にオート
フォーカス機能が起動するため、処置具による処置作業
を効率的に行うことができるばかりでなく、体腔内に発
生する泡に対してもオートフォーカス機能が起動するこ
とはなく誤動作を防止することができる。
【0067】またズームレバーを操作することなく内視
鏡の位置を変化させるだけでオートフォーカス機能が起
動するため、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置の一例を示す構成図で
ある。
【図2】CCD素子と光学レンズ系との関係を示す断面
図である。
【図3】光学レンズ系とCCD素子から出力される信号
の状態を示す図である。
【図4】内視鏡の先端端面部を示す斜視図である。
【図5】被写体までの距離を測距する状態を示す構成図
である。
【図6】ステッピングモータのパルス信号を示す図であ
る。
【図7】内視鏡装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】内視鏡の位置検出処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】オートフォーカス処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 プロセッサ 3 光学レンズ系 3a 不動レンズ系 3b 可動レンズ系 4 ステッピングモータ 15 自動焦点調整部 16 被写体距離検出部 19 スイッチ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の光学レンズ系を介して結像される
    撮像画像に基いて被写体を観察するための内視鏡装置に
    おいて、 前記被写体までの距離を検出する被写体距離検出部と、 前記被写体距離検出部の出力に応じて前記光学レンズ系
    の焦点位置を調整する自動焦点調整部と、 前記被写体距離検出部で検出される被写体距離が予め定
    めた設定距離内にあり、かつ前記被写体距離が予め定め
    た設定時間以上変化しないことを条件として、前記自動
    焦点調整部をON/OFFするスイッチ部とを有するこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記被写体距離検出部は、前記内視鏡の先端部端面に対
    をなす発光素子と受光素子とを有し、 前記発光素子からの光を投射レンズ系に通して前記被写
    体に照射し、前記被写体からの反射光を受光レンズ系に
    通して前記受光素子にスポット状に集光させ、前記集光
    位置と前記受光レンズ系の光軸との間の距離をd、前記
    受光レンズ系の焦点距離をf、前記受光レンズ系と前記
    投射レンズ系の光軸間距離をL、前記被写体距離をDと
    する、D=Lf/dの式に基いて前記被写体距離Dを測
    距することを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記発光素子と前記受光素子との間に形成される光通路
    は、前記内視鏡の先端部端面に設けられる処置具用チャ
    ネルの位置を避けて形成することを特徴とする内視鏡装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記自動焦点調整部は、前記条件を満たすときに可変焦
    点距離範囲のうち長焦点距離側に前記光学レンズ系の焦
    点距離を変化させて焦点合せを行い、前記条件が満たさ
    れないときに可変焦点距離範囲のうち短焦点距離側に前
    記光学レンズ系の焦点距離を変化させて焦点合せを行う
    ことを特徴とする内視鏡装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記光学レンズ系で集光した光信号を電気信号に変換す
    る撮像素子を有し、 前記自動焦点調整部は、前記撮像素子が出力する信号の
    所定周波数成分を評価値として焦点位置の調整を行うこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の内視鏡装置において、 前記撮像素子は、電荷結合素子(CCD素子)であるこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の内視鏡装置において、 前記自動焦点調整部は、前記光学レンズ系の合焦度合に
    応じて前記電荷結合素子(CCD素子)が出力する信号
    の高周波成分が増減することを利用し、前記高周波成分
    を評価値として焦点位置の調整を行うことを特徴とする
    内視鏡装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記光学レンズ系は、固定位置に設けた不動レンズ系
    と、前記不動レンズ系に対して相対移動可能な可動レン
    ズ系と、前記不動レンズ系及び前記可動レンズ系を通し
    た光信号を電気信号に変換し、かつ前記不動レンズ系及
    び前記可動レンズ系に対して相対移動可能な撮像素子と
    を含むものであることを特徴とする内視鏡装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の内視鏡装置において、 前記自動焦点調整部は、 前記不動レンズ系と前記可動レンズ系との位置関係を、
    光学レンズ系の短焦点距離内に調整し、かつ前記撮像素
    子を光学レンズ系の短焦点距離位置に位置調整して光学
    レンズ系の焦点調整を行う動作と、 前記不動レンズ系と前記可動レンズ系との位置関係を、
    光学レンズ系の長焦点距離内に調整し、かつ前記撮像素
    子を光学レンズ系の長焦点距離位置に位置調整して光学
    レンズ系の焦点調整を行う動作と、 を切替えて行うことを特徴とする内視鏡装置。
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