JP2002253482A - 内視鏡形状検出プローブ - Google Patents

内視鏡形状検出プローブ

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JP2002253482A
JP2002253482A JP2001058908A JP2001058908A JP2002253482A JP 2002253482 A JP2002253482 A JP 2002253482A JP 2001058908 A JP2001058908 A JP 2001058908A JP 2001058908 A JP2001058908 A JP 2001058908A JP 2002253482 A JP2002253482 A JP 2002253482A
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道雄 佐藤
Atsushi Watanabe
厚 渡辺
Takayasu Miyagi
隆康 宮城
Hideo Ito
秀雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目視確認がし易く、組立作業が容易な内視鏡
検出プローブを提供する。 【解決手段】 磁界により位置検出に用いられる複数の
コイルにそれぞれ先端が接続され、ツイストペアに撚っ
た信号線40a、41aと、40b、41bと、…、4
0y、41yとはその後端側でその撚りが解かれ、その
絶縁被覆の色による識別の他に、プローブ34の先端側
でのコイルの配置順に応じて8本づつ長さが異なる識別
部材45a、45b、45cによりそれぞれまとめら
れ、従って、絶縁被覆の色で識別が困難な場合にも、識
別部材45a、45b、45cとを組み合わせることで
簡単に識別ができ、接続の組立作業を容易に行うことが
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体腔内等に挿入され
る内視鏡の挿入部の形状を検出する内視鏡形状検出プロ
ーブに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡形状検出プローブの従来の技術と
しては特開平7−111969号公報がある。内視鏡形
状検出プローブを内視鏡形状検出装置を用いて、内視鏡
形状表示を行う際、内視鏡形状検出装置は内視鏡形状検
出プローブに設けられた複数のコイルを特定する必要が
あり、そのためコイルと接続された信号線は識別されて
正しく配線される必要がある。
【0003】信号線の識別方法として信号線の絶縁被膜
の色や模様などが用いられており、信号線の数に合わせ
て絶縁被膜の色数や、絶縁被膜の模様を多種にして識別
手段としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コイルの数が多く、多
色の信号線を用いて識別を行っていたが、色の識別が難
しく組立性が悪かった。
【0005】コイルを識別するための手段として、コイ
ルの数に合わせて絶縁被膜の色数や、絶縁被膜の模様を
多種にして識別手段としていたが、信号線は非常に細い
ので目視確認が困難で、色や模様が多種になればなるほ
ど似たような色が多くなり識別が更に困難になる。その
ため、組立性が悪くなるので組立時間がかかってしまっ
たり、歩留まり率が向上せずにその結果原価が高くなっ
てしまうという問題があった。
【0006】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、目視確認がし易く、組立作業が容易
な内視鏡検出プローブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】体腔内に挿入される内視
鏡に設置され、磁界を用いて内視鏡位置の検出に用いら
れる複数のコイル部と、芯線と絶縁被膜からなる信号線
とを備える内視鏡形状検出プローブにおいて、前記絶縁
被膜を第1の識別手段とし、前記信号線に設けた前記絶
縁被膜と別の識別部材を第2の識別手段として、前記第
1と第2の識別手段を組み合わせて、前記信号線に取り
付けられた前記コイルを特定するための識別手段とした
ことを特徴とする。
【0008】このように、識別手段を持つ信号線にさら
に識別部材を設置し、絶縁被膜の色や模様といった信号
線の識別手段と、さらに設けた識別部材の組み合わせ
で、信号線に接続されたコイルを特定できるようにし
た。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1ないし図10は
本発明の第1の実施の形態に係り、図1は磁界検出によ
り内視鏡形状の検出を行う内視鏡システムの全体構成を
示し、図2は第1の実施の形態が設けられた内視鏡の挿
入部周辺の構造を示し、図3はコネクタの外観を示し、
図4は形状検出信号コネクタ部に防水キャップを取り付
けた状態での内部構造を示し、図5は防水キャップの構
造を示し、図6は防水キャップに設けた凹部の作用の説
明図を示し、図7はコネクタに長い鎖により接続した防
水キャップを示し、図8はコネクタを薬液を入れたトレ
イに浸漬した状態を示し、図9はプローブの断面構造を
示し、図10はプローブの後端付近を示す。
【0011】図1に示すように内視鏡システム1は内視
鏡2により内視鏡検査を行う内視鏡装置3と、内視鏡2
の挿入部4の形状を推測し、更に推測された形状に対応
するモデル化された内視鏡挿入部形状の画像を表示する
内視鏡形状検出装置5とからなる。
【0012】この内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入
部4と、その後端に接続された操作部6、この操作部6
側部から延出されたユニバーサルコード7、ユニバーサ
ルコード7の端部に設けられたコネクタ8を有し、コネ
クタ8は内視鏡装置3を構成する光源装置9に着脱自在
に接続される。
【0013】このコネクタ8は更にスコープケーブル1
0を介してビデプロセッサ11に着脱自在で接続され、
このビデプロセッサ11により信号処理されて生成され
た映像信号はモニタ12に出力され、このモニタ12に
は内視鏡画像が表示される。また、コネクタ8には内視
鏡2の挿入部4内に配置された内視鏡形状検出プローブ
と接続された形状検出信号コネクタ部13が設けられて
いる。この形状検出信号コネクタ部13にはさらに形状
検出信号ケーブル14の一端が接続され、この形状検出
信号ケーブル14の他端は内視鏡形状検出装置5を構成
する形状検出装置本体15に着脱自在に接続される。
【0014】この形状検出装置本体15にはさらにアン
テナユニット16が接続ケーブル17を介して接続さ
れ、形状表示用モニタ18に内視鏡挿入部形状の画像を
表示するようにしている。なお、コネクタ8には接続チ
ューブ77を介して送水タンク78が接続される。
【0015】図2に示すように挿入部4は硬質の金属部
材で形成された先端部19と、湾曲自在の湾曲部20
と、可撓性を有する長尺の可撓管21とからなり、操作
部6に設けた湾曲ノブ22(図1参照)を操作すること
により、湾曲部20を所望の方向に湾曲することができ
る。
【0016】また、挿入部4内には照明光を伝送するラ
イトガイド23が挿通され、このライトガイド23は操
作部6を経て、操作部6から延出されたユニバーサルコ
ード7内を挿通され、末端のコネクタ8に至る。このコ
ネクタ8の端面には、光源装置9に内蔵されたランプ
(図示しない)から照明光が供給され、照明光はライト
ガイド23によって伝達され、先端部19に空けられて
いる照明窓24に取り付けられた照明レンズ25の先端
面から前方に射出される。
【0017】この照明レンズ25から射出された照明光
により照明された体腔内の内壁あるいは患部などの被写
体は先端部19の照明窓24に隣接して形成した観察窓
26に取り付けた対物レンズ27によってその焦点面に
配置された固体撮像素子として電荷結合素子(以下CC
Dと略記)28に像を結ぶ。
【0018】ビデプロセッサ11に内蔵された信号処理
部内(図示しない)のCCDドライブ回路から出力され
るCCDドライブ信号がCCD28に印加されることに
より、CCD28で光源変換された画像信号は読み出さ
れ、挿入部4内等を挿通した映像信号線29を経てビデ
オプロセッサ11内部の信号処理回路(図示しない)で
信号処理され、標準的な映像信号に変換されることによ
り内視鏡画像をモニタ12に出力する。
【0019】また、挿入部4には処置具チャンネル或い
は鉗子チャンネル(以下チャンネルと略記)30が設け
られ、このチャンネル30の挿入口31からチャンネル
30内へ図示しない処置具を挿通することができる。
【0020】先端部19には金属製のチャンネル接続パ
イプ32が接着されている。ここで用いられている接着
剤が絶縁性接着剤である場合、チャンネル接続パイプ3
2の外周全てに接着剤が付着して先端部19に固定され
てしまうと、先端部19とチャンネル接続パイプ32は
電気的な導通が確保できない可能性がある。
【0021】高周波処置具を用いた処置を行なう際に、
帰還電流が内視鏡2を介して高周波装置に帰還するため
には先端部19とチャンネル接続パイプ32は確実に導
通していることが必要であり、そのために先端部19に
は電流を流すことができる導電性のビス33が螺合し、
チャンネル接続パイプ32と突き当たっている。よっ
て、先端部19とチャンネル接続パイプ32は確実に導
通が確保され、内視鏡全体の高周波内部抵抗を確実に確
認することができる。
【0022】挿入部4には内視鏡形状検出プローブ(以
下、プローブと略記)34が挿通しており、このプロー
ブ34の先端は先端部19に接着によって固定されてい
る。このプローブ34内には後述する図9で説明するよ
うに、形状検出に用いられ、磁界を発生する多数のコイ
ル35がそれぞれ信号線36と接続した状態で配置され
ている。
【0023】このプローブ34の後端は、図1に示すよ
うにコネクタ8に設けられている形状検出信号コネクタ
部13と電気的に接続されており、この形状検出信号コ
ネクタ部13は形状検出信号ケーブル14を介して形状
検出信号を処理する形状検出装置本体15と着脱自在に
接続される。
【0024】そして、プローブ34側の各コイル35で
発生した磁界をアンテナユニット16内のコイルにより
検出し、その検出した磁界を接続ケーブル17により形
状検出装置本体15に送り、挿入部形状の信号を生成
し、形状表示用モニタ18により挿入形状を表示するよ
うになっている。
【0025】次に、コネクタ8の詳細を以下に説明す
る。図3に示すようにコネクタ8はユニバーサルコード
7の端部に折れ止め部材50を介して取り付けられてお
り、このコネクタ8は電気接点部51とライトガイドコ
ネクタ52、形状検出信号コネクタ部13、鎖止め5
4、鎖55、防水キャップ56とを具備している。
【0026】電気接点部51は映像信号線29と接続さ
れておりCCD28からの映像信号が伝達される。ま
た、前述しているように電気接点部51にはスコープケ
ーブル10が着脱自在に取り付けられ、スコープケーブ
ル10を介してビデオプロセッサ11へ映像信号を伝達
することができる。
【0027】ライトガイドコネクタ52は光源装置9に
接続され、前述しているように光源装置9に内蔵された
ランプ(図示しない)からの照明光を受け取ってライト
ガイド23に照明光を供給する。また、この照明光は前
述したようにライトガイド23を経て先端部19まで伝
送される。
【0028】形状検出信号コネクタ部13はプローブ3
4の多数の信号線36の後端が接続され、この形状検出
信号コネクタ部13には形状検出信号ケーブル14が接
続される。
【0029】図4は、形状検出信号コネクタ部13に防
水キャップ56が取り付けられた状態を示した部分断面
図である。なお、防水キャップ56の構造を図5(A)
及び(B)に示す。
【0030】形状検出信号コネクタ部13はコネクタ本
体部材57と導電性のあるピン部材58(図4では複数
のピン部材を58a、58bで示している)とからなっ
ている。
【0031】コネクタ本体部57は硬質の樹脂等ででき
ており、絶縁部材である。コネクタ本体部57の形状は
円柱形状であり、外周の全周にわたって突起部57aが
設けられ、ピン部材58を取り付けるための穴59(図
4では複数の穴を59a、59bで示している)が空い
ている。穴59は取り付けられるピン部材58の数だけ
ある。また、後述するナット部材60を取り付けるため
のネジ部も外周に有している。ピン部材58は金属でで
きており電気を導通する。その形状はパイプ形状であ
る。
【0032】コネクタ本体部57はコネクタ8の外装部
材61に空けられている穴62に設置され、コネクタ8
の外側(図4では右側)では外装部材61と突起部57
aの間には防水キャップ56を取り付けるためのネジ部
材63を挟み込むように取り付けてある。また、コネク
タ8の内側ではコネクタ本体部57のネジ部とナット部
材60が螺合して、コネクタ本体部57が外装部材61
に固定されている。
【0033】ネジ部材63は防水キャップ56を固定す
るために、その内周面にネジ部63aを有している。後
述する防水キャップ56のインサート部材64とネジ部
材63とは螺合し、防水キャップ56をネジ部材63に
固定することができる。
【0034】また、ネジ部材63と外装部材61の間は
Oリング65によって水密が確保されている。ネジ部材
63に防水キャップ56を螺合させた時には防水キャッ
プ56のインサート部材64の外周面の周溝に収納した
Oリング66により、ネジ部材63との水密を確保して
いる。
【0035】ピン部材58は後述するプローブ34の
(コイル35或いは)コイル部37の数に応じて必要な
数を備えている。ピン部材58の基端(図4で左側の端
部)はコネクタ本体部57に接着で固定されており、そ
の内部側の片端は信号線36が絶縁被覆をはぎ取った状
態で半田付けされ、ピン部材58の他端はコネクタ本体
部57から外表面に突出し、形状検出信号ケーブル14
を接続した時に形状検出信号ケーブル14に設けられた
接続端子(図示しない)がピン部材58と接触すること
で電気的に接続できるようにしている。また、ピン部材
58と信号線36の接続方法は半田付けではなく、導電
性のある接着剤などでもよい。
【0036】信号線36は多数であるので、ピン部材5
8にそれぞれ接続する場合には図9で説明するように信
号線36を色分けにより、識別できるようにすると共
に、さらにその色分けした複数の信号線を識別部材45
で束ねるようにして、より識別し易い状態にして、ピン
部材58に誤りなく接続できるようにしている。
【0037】ナット部材60は、金属などでできてお
り、全外周にわたって凹部60aが設けられ、凹部60
aに信号線36の余裕分を巻き付けて収納することがで
きるようになっている。
【0038】凹部60aは十分な深さを有しており、巻
き付けられた信号線36の山が崩れてしまったりするが
無いので、信号線36を巻き付けることが容易にできる
ようになっている。更に、コネクタ本体部57を交換し
たり、信号線36の断線のためピン部材58と信号線3
6の半田付けを再度行うときには、ナット部材60に巻
き付けられている信号線36の余裕分をほぐして使用す
る事ができ、修理性がよい。
【0039】防水キャップ56は洗滌・消毒時にコネク
タ8より内視鏡2内に水や薬液は浸漬してしまう事を防
ぐためのものである。防水キャップ56は鎖止め54に
取り付けられた鎖55を介してコネクタ8と接続されて
いる。
【0040】図5(A)に示すように、防水キャップ5
6はグリップ部材67と、このグリップ部材67の前端
凹部にインサート形成したインサート部材64と、この
インサート部材64の外表面側の周溝部に収納したOリ
ング66とから構成され、グリップ部材67とインサー
ト部材64はビス69と接着により固定されている(図
5(A)のB−B断面を示す図5(B)では3箇所のビ
スを69a、69b、69cで示している)。インサー
ト部材64は金属などでできており、ネジ部材63と螺
合するためのネジ部64aが設けられている。
【0041】図5(B)に示したようにグリップ部材6
7とインサート部材64が嵌合する部分では、インサー
ト部材64は真円ではなく一部直線状にD字形状にカッ
トされ、グリップ部材67に設置されたインサート部材
64が嵌合する凹部形状も真円ではなく一部直線状の部
分を有している。
【0042】そのため、グリップ部材67とインサート
部材64を嵌合し、ビス止めする際には、ビス位置合わ
せをしてグリップ部材67とインサート部材64を動か
して正しい組み付け位置を見つける必要はない。グリッ
プ部材67とインサート部材64を嵌合させ、ビス69
で止めるだけでよく、組立性を良くすることができる。
また、インサート部材64は硬質の樹脂などでも良い。
【0043】図6(A)は防水キャップ56と形状検出
信号コネクタ部13に取り付ける時を示しているが、図
中に示されたクロスハッチング部は、防水キャップ56
の内部の空気で、コネクタ本体部57とネジ部材63に
よって密閉された空気70aを示している。
【0044】防水キャップ56はネジ部64aとネジ部
63aが螺合して固定することができ、前述したOリン
グ65、66によって形状検出信号コネクタ部13周辺
の防水を保つことができるが、図6(A)と図4に示す
ように、防水キャップ56をねじ込むときには、空気7
0aは徐々に圧縮される。
【0045】図4のように防水キャップ56がコネクタ
8に取り付けられた時には、空気70aは図4のクロス
ハッチングで示された密閉部分70bの体積まで圧縮さ
れることになる。
【0046】この時、空気70aと密閉部分70bの圧
縮比率が大きいと、防水キャップ56をねじ込みながら
空気も圧縮しなければならないため、圧縮された空気が
抵抗となってねじ込み力量が大きくなり操作性が悪い。
【0047】図6(C)、(D)に示すクロスハッチン
グの70cと70dの場合では、取り付け前後で空気の
圧縮比率が大きく操作性が悪いが、本実施の形態では図
6(B)に示すようにインサート部材64内部に凹部7
1を設け、この凹部71のクロスハッシング部で示した
部分70bだけ内部の体積が大きくなるようすることで
図6(A)と図4に示した空気70a、密閉部分70b
の圧縮比率が小さくすることができ、防水キャップ56
をねじ込むときの操作性が良くなるようにしている。
【0048】つまり、図6(C)のように凹部71が設
けてないと、ねじ込む時のクロスハッチングの空気70
c部分はねじ込んで装着した場合には図6(D)に示す
クロスパッチングの空気70dまで圧縮されるが、予め
凹部71を設けてその凹部71に空気を入れておくこと
により、ねじ込み(装着)前とねじ込み(装着)後の空
気体積の比率を小さくでき、小さな力量でねじ込み(装
着)ができる。
【0049】また、図7に示したようにコネクタ8と防
水キャップ56を繋いでいる鎖55の長さは、防水キャ
ップ56と鎖55の取り付けられている部分と鎖止め5
4までの距離Cよりも十分に長い。そのため防水キャッ
プ56を形状検出信号コネクタ部13にねじ込むときに
防水キャップ56を回転しても長さに余裕があり、鎖5
5が突っ張ってしまうって防水キャップ56の回転操作
を妨げることはなく、鎖55は操作性に影響を与えな
い。
【0050】図8は図3の矢視A方向から見た図であ
り、コネクタ8をトレイ73に入った薬液(消毒液)7
4に浸漬した概略図である。内視鏡2を洗滌消毒する際
は、前述している電気接点部51に防水キャップ75
を、形状検出信号コネクタ部13に防水キャップ56を
取り付けて行なう。
【0051】図8に示すようにコネクタ8を薬液74の
中に浸漬させた時、鎖止め54の位置は、コネクタ8を
薬液74に浸漬するためにトレイ73に入れた時に、薬
液74の液面74aから鎖止め54までの距離が、薬液
74の液面74aからコネクタ8までの距離よりも離れ
る(大きくなる)ように決められている。
【0052】そのため、コネクタ8を薬液74に浸漬す
るときには鎖止め54が薬液74の液面74aから突出
すること無く、コネクタ8を薬液74に浸すことで確実
に鎖止め54も薬液74に浸漬することができる。ま
た、消毒に必要な薬液74の量が鎖止め54が取り付け
られたことで増えてしまうことも無い。
【0053】次にプローブ34の内部構造を図9等を参
照して説明する。図9に示すように、プローブ34は支
持部材38と、この支持部材38上に配置された複数の
コイル部37と、コイル部37と形状検出信号コネクタ
部13を繋ぎ、コイル部37に形成されたコイル35へ
と電流を供給する信号線36と、プローブ34の外装で
ある可撓性の外装チューブ39とから構成されている。
【0054】信号線36はコイル部37に磁界を発生さ
せる駆動信号を供給できるように、各コイル部37に2
本ずつ取り付けられている。信号線36はコイル35に
電圧を印加する印加線40とアース線41の2本で構成
されており、先端部14から数えて1番目のコイル35
に取り付けられた2本の信号線36をそれぞれ40aと
41a、2番目のコイル35に取り付けられた2本の信
号線36をそれぞれ40bと41b、…とした時、信号
線40a、41aと、信号線40b、41b、…はそれ
ぞれ一組にされ、捻られてツイストペアとなっている。
【0055】信号線40kと41k(k=a、b、…)
に流れる電流により磁界が発生するが、この信号線40
k、41k部分で発生する磁界は形状検出を行なう際に
は不要な磁界である。信号線40kと41kをツイスト
ペアすることでこの不要な磁界を打ち消すことができ
る。
【0056】また、信号線36は長さに十分な余裕があ
り、コイル部37とコイル部37の間において信号線3
6を弛んだ状態で設置されている。コイル部37の間隔
をDとした時に、この間隔Dよりも長い長さの信号線3
6が弛んだ状態で設置されている。この弛みがあるので
プローブ34が屈曲されて、プローブ34が先端部14
の方向に引っ張られる時などにも信号線36は張ること
が無い。
【0057】信号線40kは複数色用意されており、コ
イル35の先端から順番によって取り付けられる色が割
り当てられて(第1の識別手段を形成して)いる。この
色の種類はコイル35の数と同じ、もしくはコイル35
の数より少ない数になっており、例えば信号線40kは
8種類の色から選択でき、コイル35の数が24個の
時、先端から1番目から8番目のコイル35には8色の
信号線40a、40b…、40hが取り付けられ、先端
から9番目から16番目のコイルには40i、40j
…、40pが、先端から17番目から24番目のコイル
には40q、40r…、40yが取り付くようになって
いる。
【0058】信号線40aから40h、40iから40
p、40qから40yでは取り付けられる色の順序は決
まっており、例えば、信号線40aと40iと40qは
青色、40bと40jと40rは赤色、40cと40k
と40sは橙色、…といったようにそれぞれ同色の信号
線が取り付けられている。
【0059】信号線41kも複数色用意されている。こ
の為、ツイストペア状態で信号線40kと41kが取り
付けられたコイル35の先端からの順番を確認すること
ができる。前述した例で説明すると、信号線41a、4
1b…、41hは白、信号線41i、41j…、41p
は黒、信号線41q、41r…、41yは透明というよ
うに設定されていれば、先端から1個目のコイル部37
には青色の信号線40aと白色の41aが取り付けら
れ、先端から9個目のコイルには青色の信号線40iが
取り付けられているので、確実に信号線40kと41k
を確認することで、信号線40kと41kが接続されて
いるコイル35が先端部14から何番目であるかが分か
る。
【0060】図10に示すようにプローブ34はその後
端側となるコネクタ8側となるコイル部37が配置され
てない信号線挿通チューブ部分では外装チューブ39の
内側にブレード42が設置されている。ブレード42は
ステンレスなどの金属でできており内視鏡2を介してア
ースされている、これを取り付けることでプローブ34
から発信する電気的なノイズの低減、外部からのノイズ
による影響の低減を図ることができる。また、ブレード
42を取り付けることでプローブ34の耐久性を向上さ
せることもできる。
【0061】外装チューブ39の端面ではツイストペア
状態で多数の信号線40kと41kがあるが、これらは
前述した形状検出信号コネクタ部13(の接続ピン5
8)にそれぞれ接続される。信号線40kは(信号線4
1kとの)ツイストペア状態を解除され、絶縁被覆を剥
いで芯線43kが形状検出信号コネクタ部13に接続さ
れる。この時、同電位であるアース線41a、41b、
41c、41d、…、41yは各芯線44kをまとめて
半田などで1本のアース線44になっている。
【0062】信号線40kと41kがツイストペア状態
となっていることでコイル部37が特定できるようにな
っているので、ツイストペア状態を解除したときに、信
号線40kと接続されているコイル部37が分からなく
なってしまう。そのため、本実施の形態では絶縁被覆の
色がすべて異なる複数の信号線40kをまとめて一束と
し、一束ごとに識別部材45a、45b、45c、…、
を取り付けて(信号線40kによる第1の識別手段の識
別機能を補完或いはより高める第2の識別手段を形成し
て)いる。
【0063】識別部材45は例えば熱収縮チューブであ
り、長さが異なる複数種類が用いられている。前述した
例で説明すると、信号線41a、41b…、41hには
一番長い識別部材45aが、信号線41i、41j…、
41pの束には2番目に長い識別部材45bが、信号線
41q、41r…、41yの束には一番短い識別部材4
5cが取り付けられており、先端から一番目のコイル部
37に接続されている信号線40aは一番長い識別部材
45aが取り付けられた青色の信号線であることが分か
る。
【0064】今まではネガティブアースでの場合を説明
していたが、ポジティブアースとする場合、信号線40
kと41kの色関係を交換し、信号線40kを半田など
で1本にまとめて同電位としても良い。また、本実施の
形態では8色の信号線40kと、8色の信号線41と、
3種類の長さの識別部材45を例に出して説明したが、
これらの識別が容易であれば色数と長さの数はいくつで
も良く、識別部材45を組み合わせる順序はいずれでも
良い。更に、色の種類も識別が困難な組み合わせではな
ければどのようにな組み合わせでも良いが、識別が容易
にできる7色や8色程度以下であることは好ましい。
【0065】本実施の形態では長さの異なる複数の識別
部材45を用いているが、識別部材45は熱収縮チュー
ブではなくテフロン(登録商標)チューブなどを信号線
40kに接着しても良い。また、模様もしくは色が異な
る複数の識別部材45を用いても同様の効果が得られ
る。例えば、信号線40kの束に塗料を塗ったり、識別
部材45が熱収縮チューブではなく、識別部材45が色
の異なる接着剤であって、信号線40kの束を形成して
も良い。
【0066】次に本実施の形態の作用を説明する。長さ
の異なる識別部材45を取り付け、識別部材45と信号
線40kの絶縁被覆の色で、信号線40kに接続された
コイル部37を識別することができる。信号線40kの
絶縁被覆は目視確認で判別できる小数の色数しかない
が、識別部材45により、さらに簡単に区別できるの
で、信号線40kの色による識別と識別部材45との組
み合わせすることで多数のコイル部37を簡単に目視で
特定できる。
【0067】このように信号線40kと、信号線40k
に取り付けられる識別部材45とを確認する事で信号線
40kに接続されたコイル部37を容易に識別する事が
できるので正しく配線するための作業が容易になる。
【0068】よってコネクタ13と信号線40kの接続
作業を容易にすることができ、歩留まり率の向上や組立
工数の削減などを図ることができるので安価なプローブ
34を提供する事ができる。
【0069】従って、本実施の形態は以下の効果を有す
る。ツイストペア状態のままコネクタ接続作業を行った
場合、組立や修理の際に信号線40kに取り付けられた
コイル部37を特定するためにツイストペアの相方を確
認する必要があったが、信号線40kだけをまとめて識
別部材45を取り付けたことで、信号線40kと識別部
材45を確認すればコイル部37が特定可能となり、作
業性・視認性が良くなる。そのため、信号線の接続の作
業性が良くなり、安価な形状検出プローブ34を提供す
ることができる。
【0070】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図11を参照して説明する。なお、第1の
実施の形態との相違点を以下に示す。図11(A)に示
すように信号線40kの絶縁被覆46kは複数種類の模
様が用意されており、(内視鏡2の先端側から順次配置
される)コイル35の順番によって取り付けられる模様
が特定の順序を持って割り当てられている。
【0071】この模様は種類数はコイル35の数と同
じ、もしくはコイル35の数より少ない数になってお
り、例えば信号線40は8種類の模様から選択でき、コ
イル35の数が24個の時、先端から1番目から8番目
のコイルには8種類の絶縁被覆の信号線40i、40j
…、40pが取り付けられ、先端から9番目から16番
目のコイル35にも8種類の絶縁被覆の信号線40i、
40j…、40pが、先端から17番目から24番目の
コイルにも8種類の絶縁被覆の信号線40q、40r
…、40yが取り付くようになっている。
【0072】信号線40aから信号線40h、信号線4
0iから信号線40p、信号線40qから信号線40y
では取り付けられる模様の順序を持って割り当てられて
おり、信号線40aと40iと40q、信号線40bと
40jと40r、信号線40cと40kと40s、…そ
れぞれ同じ模様の絶縁被覆の信号線となっている。
【0073】信号線41kと信号線40kと同様に複数
種類の絶縁被覆が用意されている。この為、ツイストペ
ア状態で信号線40と41が取り付けられたコイル35
の先端からの順番を確認することができる。
【0074】本実施の形態では図11(B)に示すよう
に識別部材45は外径の異なる複数種が用意されてお
り、すべての信号線40に取り付けられていない。前述
した例を用いて説明すると絶縁被覆に施された模様がす
べて異なる複数の信号線40、つまり信号線40a、4
0b…、40hの束には太い識別部材45aが、同様に
信号線40i、…、40pの束には細い識別部材45b
が取り付けられている。なお、信号線40q、40r
…、40yの束には識別部材45は取り付けられていな
い。
【0075】次に本実施の形態の作用を説明する。識別
部材45の有無、太さと、信号線40の模様を確認する
ことで信号線に取り付けられたコイルを特定することが
できる。
【0076】本実施の形態は第1の実施の形態とほぼ同
じ効果を有する。また、信号線40kと41kは模様に
よって識別できるようになっているため、色弱・色盲者
にも容易に作業を行う事ができる。識別部材45の目視
確認が難しい場合でも触れることで識別部材45の有無
を確認できコイルを特定する事ができる。すべての信号
線40に識別部材45に取り付けなくても識別すること
ができ、部品点数を減らす事ができる。
【0077】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図12を参照して説明する。なお、第1の
実施の形態との相違点を以下に示す。図12は第3の実
施の形態における内視鏡2の挿入部4周辺の断面図であ
る。本実施の形態の形状検出プローブ80は内視鏡2と
独立しており、内視鏡2に設けられた挿入口31に挿入
されて内視鏡2のチャンネル30内に設置されている。
プローブ80に設けられたストッパ81と挿入口31が
突き当たることでプローブ80は挿入部4の長さに合わ
せた分だけチャンネル30内に設置され挿入部4の形状
を検出することができ、プローブ80が先端部19より
も突出してしまうことはない。
【0078】プローブ80の基端は図1に示した形状検
出装置本体15に着脱自在に取り付けられ、形状検出装
置本体15はプローブ80内に設置されたコイル部37
に電流を供給してコイル部37に磁界を発生させる。ア
ンテナユニット16にてその磁界を検知し挿入部4の形
状を検出することができる。
【0079】プローブ80が組み込まれる内視鏡2はさ
まざまな長さのものが存在する。例えば、肛門からS状
結腸を観察する内視鏡2は挿入部4の長さが800mm
弱程度しかないが、大腸全長を観察する・処置する内視
鏡2の挿入部4では1700mm弱、小腸まで観察する
内視鏡2の挿入部4では200mm以上の長さを有する
ものもある。
【0080】この時、長さの異なるプローブ80で、コ
イル部37の数を変えることなくコイル部37の間隔を
変えた場合、表示される挿入部4の形状は、挿入部4の
長さによって分解能が異なり、湾曲形状が同じでも表示
される形状が異なってしまうため術者にとって使い勝手
が悪い。そのため挿入部4の長さが異なる時はコイル部
37の間隔を変えないでコイル部37の数を変えること
で対応している。
【0081】この時、コイル部37の数は挿入部4の長
さによって異なってくるが、コイル部37の数にかかわ
らず、コイル部37の先端からの順番と、コイル部37
の識別手段である信号線40kと41kの組み合わせは
同じである。例えば、信号線40kが7色の絶縁被覆か
らなり、先端部19から1番目のコイル部37に取り付
けられた信号線40aが茶色、2番目の信号線40bが
赤色、3番目の信号線40cが橙色、4番目の信号線4
0dが黄色、5番目の信号線40cが緑色、6番目の信
号線40fが青色、7番目の信号線40gが紫色であっ
た時、以下同様に8番目から14番目、15番目から2
1番目…、までのコイル部37に取り付けられた信号線
40も同様の順番で取り付けられていて、これはコイル
部37の数が異なるプローブ34でも同様である。
【0082】更に信号線41kも同様であり、例えば1
番目から7番目までのコイル部37に取り付けられた信
号線41kは白色に茶色の線状の模様、8番目から14
番目までのコイル部37に取り付けられた信号線41k
は白色に赤色の線状の模様、15番目から21番目まで
のコイル部37に取り付けられた信号線41kは白色に
橙色…、という順序で取り付けられている場合、この順
序はコイル部37の数にはよらず、コイル部37の数が
異なるプローブ80でも同様の順になっている。
【0083】コイル部37の数が第1の実施の形態のよ
うに信号線40kの数がコイル部37よりも少ない時
や、コイル部37の数が信号線40kの数よりも少ない
場合でも同様の順序になっている。
【0084】また、絶縁被覆の色がすべて異なる複数の
信号線40kをまとめて一束とし、一束ごとに塗料でマ
ーキングを行っており、信号線40kの絶縁被覆の色と
マーキングの組み合わせで信号線40kに取り付けられ
ているコイル部37の特定を行なうことができる。本実
施の形態では信号線40kと41kの識別手段は色であ
ったが、模様で識別できるようにしても良い。
【0085】本実施の形態では磁界を検出するコイル
(明確化するため、センスコイルと呼ぶ)を内蔵したア
ンテナユニット16(図1参照)が内視鏡2の外にあっ
たが、アンテナユニット16側のセンスコイルを内視鏡
2に内蔵し、逆にプローブ80側の磁界の発生に用いた
コイル(ソースコイルと呼ぶ)を内視鏡2の外に設ける
ようにして、内視鏡2の挿入部4内に配置した複数のセ
ンスコイルの位置を検出することにより、挿入形状を検
出するようにしても良い。
【0086】次に本実施の形態の作用を説明する。コイ
ル部37の先端からの順番と、コイル部37に取り付け
られた信号線40kと41kの組み合わせは統一されて
おり、コイル部37の数が異なるプローブ80でも同じ
である。
【0087】本実施の形態は以下の効果を有する。信号
線の絶縁被覆は目視確認で判別できる少数の色数しかな
いが、多数のコイル部37を特定できる。コネクタと信
号線の接続作業を行う際に信号線40kを目視すること
で信号線40kと接続されたコイル部37を容易に識別
することができるので正しく配線するための作業が容易
になる。よって組立を容易にすることができるので安価
な形状検出プローブを提供する事ができる。
【0088】ツイストペア状態のままコネクタ接続作業
を行った場合、組立や修理の際に信号線40kに取り付
けられたコイル部37を特定するためにツイストペアの
相方を確認する必要があったが、信号線40kだけをま
とめて識別部材45を取り付けた事で、信号線40kと
識別部材45を確認すればコイル部37が特定可能とな
り、作業性・視認性が良くなった。そのため、作業性が
よく安価な形状検出プローブを提供する事ができる。
【0089】長さの異なる内視鏡であっても、形状検出
プローブの組立・修理方法は同じであるため作業性がよ
く安価な形状検出プローブを提供する事ができる。な
お、上述した各実施の形態等を部分的等により組み合わ
せて構成される実施の形態等も本発明に属する。
【0090】[付記] 1.体腔内に挿入される内視鏡に設置され、磁界を用い
て内視鏡位置の検出に用いられる複数のコイル部と、芯
線と絶縁被膜からなる信号線とを備える内視鏡形状検出
プローブにおいて、前記絶縁被膜を第1の識別手段と
し、前記信号線に設けた前記絶縁被膜と別の識別部材を
第2の識別手段として、前記第1と第2の識別手段を組
み合わせて、前記信号線に取り付けられた前記コイルを
特定するための識別手段としたことを特徴とする内視鏡
形状検出プローブ。
【0091】2.前記第1の識別手段は、前記絶縁被膜
の色であることを特徴とした付記1の内視鏡形状検出プ
ローブ。 3.前記第1の識別手段は、前記絶縁被膜の模様である
ことを特徴とする付記1もしくは2の内視鏡形状検出プ
ローブ。
【0092】4.前記第2の識別手段は、第1の識別手
段で識別できる複数の信号線を1つの束とし、少なくと
も一つの前記束に識別部材を設けたことを特徴とする付
記1ないし3の内視鏡形状検出プローブ。 5.前記識別部材は、熱収縮チューブであることを特徴
とする付記4の内視鏡形状検出プローブ。 6.前記識別部材は、塗料であることを特徴とする付記
4の内視鏡形状検出プローブ。
【0093】7.前記識別部材は、それぞれ全長が異な
ることを特徴とする付記4ないし6の内視鏡形状検出プ
ローブ。 8.前記識別部材は、それぞれ外径が異なることを特徴
とする付記4ないし6の内視鏡形状検出プローブ。 9.前記識別部材は、それぞれ模様が異なることを特徴
とする付記5ないし7の内視鏡形状検出プローブ。
【0094】10.前記識別部材は、それぞれ異なる色
であることを特徴とする付記5ないし7の内視鏡形状検
出プローブ。 11.前記内視鏡形状検出プローブは、内視鏡の鉗子チ
ャンネル内に挿脱自在に設置されることを特徴とする付
記1ないし10の内視鏡形状検出プローブ。
【0095】12.体腔内に挿入される内視鏡に設置さ
れ、磁界を用いて内視鏡位置の検出に用いられる複数の
コイル部と、前記コイル部に接続され前記コイルを特定
する識別手段を設けた信号線とからなる内視鏡形状検出
プローブにおいて、内視鏡先端側からの前記コイル部の
順番と、識別手段の組み合わせが、前記コイル部の数が
異なる多種類の内視鏡形状検出プローブにおいても同じ
であることを特徴とする内視鏡形状検出プローブ。
【0096】13.前記識別手段は、前記信号線の絶縁
被覆の色であることを特徴とする付記12の内視鏡形状
検出プローブ。 14.前記識別手段は、前記信号線の絶縁被覆の模様で
あることを特徴とする付記12の内視鏡形状検出プロー
ブ。 15.前記内視鏡形状検出プローブは、内視鏡の鉗子チ
ャンネル内に挿脱自在に設置されることを特徴とした付
記12ないし14の内視鏡形状検出プローブ。
【0097】(付記12〜15の背景)従来技術は本文
の従来技術と同じ。 (従来技術の問題点)内視鏡形状検出プローブには、コ
イルを識別するために信号線の色を多種類にするなどし
て識別しているが、内視鏡の種類によってコイルの数は
異なるため、コイルを識別する信号線の組み合わせが内
視鏡の種類によって異なると配線を間違えるなど作業ミ
スが生じ易く、正しく配線するための確認作業などに時
間がかかるなど、生産性が悪く原価が高くなってしまう
という問題があった。
【0098】(付記12〜15の目的)安価な内視鏡検
出プローブを提供する。このために付記12〜15の構
成にした。 (作用)コイルに取り付ける信号線の種類と、識別手段
を取り付ける順序を統一し、コイルの数が異なる内視鏡
検出プローブであっても、信号線に接続されたコイルの
確認が容易にできるようにした。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
腔内に挿入される内視鏡に設置され、磁界を用いて内視
鏡位置の検出に用いられる複数のコイル部と、芯線と絶
縁被膜からなる信号線とを備える内視鏡形状検出プロー
ブにおいて、前記絶縁被膜を第1の識別手段とし、前記
信号線に設けた前記絶縁被膜と別の識別部材を第2の識
別手段として、前記第1と第2の識別手段を組み合わせ
て、前記信号線に取り付けられた前記コイルを特定する
ための識別手段を形成したことにより、絶縁被膜の色や
模様といった第1の識別手段での識別が困難な場合で
も、第2の識別手段との組み合わせで、信号線に接続さ
れたコイルを簡単に特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁界検出により内視鏡形状の検出を行う内視鏡
システムの全体構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態が設けられた内視鏡の挿入部
周辺の構造を示す断面図。
【図3】コネクタの外観を示す斜視図。
【図4】形状検出信号コネクタ部に防水キャップを取り
付けた状態での内部構造を示す断面図。
【図5】防水キャップの構造を示す断面図。
【図6】防水キャップに設けた凹部の作用の説明図。
【図7】コネクタに長い鎖により接続した防水キャップ
を示す側面図。
【図8】コネクタを薬液を入れたトレイに浸漬した状態
を示す図。
【図9】プローブの内部構造を示す断面図。
【図10】プローブの後端付近の識別構造を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態のプローブの後端
付近の識別構造を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態のプローブを内視
鏡とともに示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡システム 2…内視鏡 3…内視鏡装置 4…挿入部 5…内視鏡形状検出装置 6…操作部 8…コネクタ 9…光源装置 10…スコープケーブル 11…ビデオプロセッサ 12…モニタ 13…形状検出信号コネクタ部 14…形状検出信号ケーブル 15…形状検出装置本体 16…アンテナユニット 17…接続ケーブル 18…形状表示用モニタ 34…プローブ 35…コイル 36…信号線 37…コイル部 38…支持部材 39…外装チューブ 40a〜40y…信号線(印加線) 41a〜41y…信号線(アース線) 42…ブレード 43a〜43y…芯線 44a〜44y…芯線 45(45a〜45c)…識別部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮城 隆康 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 HH51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される内視鏡に設置され、
    磁界を用いて内視鏡位置の検出に用いられる複数のコイ
    ル部と、芯線と絶縁被膜からなる信号線とを備える内視
    鏡形状検出プローブにおいて、 前記絶縁被膜を第1の識別手段とし、前記信号線に設け
    た前記絶縁被膜と別の識別部材を第2の識別手段とし
    て、前記第1と第2の識別手段を組み合わせて、前記信
    号線に取り付けられた前記コイルを特定するための識別
    手段としたことを特徴とする内視鏡形状検出プローブ。
  2. 【請求項2】 前記第1の識別手段は、前記絶縁被膜の
    色であることを特徴とした請求項1の内視鏡形状検出プ
    ローブ。
  3. 【請求項3】 前記第1の識別手段は、前記絶縁被膜の
    模様であることを特徴とする請求項1もしくは2の内視
    鏡形状検出プローブ。
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