JP2002253120A - 茶葉のケバ取り装置 - Google Patents

茶葉のケバ取り装置

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JP2002253120A
JP2002253120A JP2001056291A JP2001056291A JP2002253120A JP 2002253120 A JP2002253120 A JP 2002253120A JP 2001056291 A JP2001056291 A JP 2001056291A JP 2001056291 A JP2001056291 A JP 2001056291A JP 2002253120 A JP2002253120 A JP 2002253120A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケバと他の茶との分離を容易に、且つ正確に行
うことができる茶葉のケバ取り装置を提供する。 【解決手段】一端側から他端側へ茶葉を搬送する搬送手
段25と、搬送される茶葉を搬送手段25から落下させ
て選別するふるい手段26と、ふるい手段26から落下
した茶葉を収容する振動コンベア27と、ふるい手段2
6上を通過した茶葉をケバが吸引され得る吸引力にて吸
引する吸引手段28とを具備した茶葉のケバ取り装置に
おいて、ふるい手段26は、搬送手段25の一端側から
他端側に延びる複数の長孔26aを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製茶工程において
生じるケバを取り除くための茶葉のケバ取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、茶園から搬送された生茶葉
は、受入部にて入荷処理が行われた後に製茶加工ライン
における生葉自動コンテナへ移送され、その後順次、茶
葉を蒸すための蒸熱工程、蒸茶を揉乾するための中火工
程、及び最終工程である仕上げ工程を経ることにより製
品茶(緑茶)に加工される。
【0003】上記製造工程の過程において、茶葉は揉り
込まれて乾燥し、針状に固くなった茶の他、茎のささく
れ等が乾燥して綿状になったケバや茶粉等が生成され、
このうちケバが製品茶内に混入すると茶葉の形状や色等
の外観が悪化して品質が低下してしまうことが知られて
いる。このため、従来、略正方形状の網目から成るふる
いを具備したケバ取り装置を茶の加工ライン中に備える
ことにより、生成されたケバを取り除いていた。
【0004】即ち、製造過程の茶葉を上記ふるい上に載
せて振動させ、針状の固い茶や茶粉を下方に落下させる
一方、ケバをふるい上に残留させることにより、ケバと
その他の茶を分離してケバを取り除いていたのである。
かかる分離を行うべく、ふるいはケバのみが残留するよ
うに適宜の大きさの網目のものが用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のケバ取り装置においては、ふるいが略正方形状の網
目から成っているため、当該網目が小さいとケバが残留
した上に針状の固い茶や茶粉が堆積し易く、すぐに網目
に茶葉等が詰まってしまい、網目が大きいとケバもふる
いから落下してしまうので、ケバの分離が行えないとい
う不具合があり、適当な網目のふるいを選択するのは極
めて困難であった。
【0006】一方、本出願人は、針状の固い茶の多くは
直線状を成しているのに対し、ケバはふわふわして曲線
状を成していることが多いことに着目し、このような形
状の違いによってケバを茶から取り除く方法を検討する
に至った。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ケバと他の茶との分離を容易に、且つ正確に
行うことができる茶葉のケバ取り装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端側から他端側へ茶葉を搬送する搬送手段と、該搬送
手段の途中に設けられ、搬送される茶葉を当該搬送手段
から落下させて選別するふるい手段と、該ふるい手段の
下方に配設され、当該ふるい手段から落下した茶葉を収
容する収容手段と、前記ふるい手段上を通過して前記搬
送手段の他端側まで搬送された茶葉を所定吸引力にて吸
引する吸引手段とを具備した茶葉のケバ取り装置におい
て、前記ふるい手段は、前記搬送手段の一端側から他端
側に延びる複数の長孔を有することを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、ケバを含んだ茶葉
は、搬送手段により一端側から他端側まで搬送される途
中において、ふるい手段が具備する長孔に達し、そこで
針状の固い茶と茶粉が収容手段へ落下される一方、ケバ
は更に搬送されて搬送手段の他端側へ達する。そして、
当該他端側まで搬送されたケバは、吸引手段により吸引
されることにより取り除かれることとなる。即ち、長孔
は、茶粉や針状の茶を通過して落下させる一方、当該長
孔の幅よりも大きく曲がったケバは、一の長孔とそれと
隣接する長孔との間に引っ掛かってふるい上に残留する
とともに、吸引手段で吸引されるので、ケバのみを他の
茶から取り除くことができるのである。
【0010】請求項2記載の発明は、前記長孔が、前記
搬送手段の他端側で開口して櫛形とされるとともに、当
該開口直下から前記搬送手段の他端まで搬送面が形成さ
れたことを特徴とする。
【0011】かかる構成によれば、搬送手段によって搬
送される途中で、櫛形を構成する一の長孔とそれと隣接
する長孔との間に引っ掛かったケバは、当該長孔の開口
から落下し、当該開口直下から形成された搬送面で搬送
手段の他端まで搬送される。
【0012】請求項3記載の発明は、前記収容手段が、
振動コンベアであることを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、ケバを含んだ茶葉
は、搬送手段の一端側から他端側まで搬送され、その途
中において針状の固い茶と茶粉のみが振動コンベアへ落
下し、次工程である袋詰め工程等に振動を付与されつつ
搬送される。一方、ケバは更に搬送されて搬送手段の他
端側へ達し、吸引手段で吸引される。
【0014】請求項4記載の発明は、前記搬送手段が、
前記振動コンベアによる茶葉の搬送方向へ延設されるよ
うに当該振動コンベア内に配設されたことを特徴とす
る。
【0015】請求項5記載の発明は、前記吸引手段が、
前記搬送手段の他端で開口した吸引フードと、該吸引フ
ードと連結されたサイクロンと、前記吸引フードからサ
イクロンへ吸引力を生じさせるブロアとを具備したこと
を特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、前記サイクロンの
吐出口側に設けられ、吸引したケバを受け得るとともに
下方に複数の小孔が形成された受け容器と、該受け容器
内のケバを所定部位まで搬送するケバ搬送手段とを具備
して、吸引フードから吸引した茶粉を分離するための粉
分離器を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、前記搬送手段は、
茶葉の仕上げ工程における乾燥機の吐出口にその一端を
位置して配設されたことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、前記ふるい手段
が、高さが段々低くなるよう前記搬送手段の長手方向に
対して複数段に配設されたことを特徴とする
【0019】請求項9記載の発明は、前記ふるい手段
が、略同一形状の長孔を有するものが2枚上下に重ねら
れ、該長孔の幅方向へ各ふるい手段を相対的にずらすこ
とにより、当該長孔のクリアランスを調整し得るもので
あることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係
るケバ取り装置は、茶葉の仕上げ工程における乾燥機か
ら排出された茶葉に含まれるケバを取るものであり、ま
ず、当該乾燥機について説明する。
【0021】図8において、茶葉の乾燥機1は、乾燥機
本体2と熱風発生装置3とで主に構成されており、乾燥
機本体2に設けられた乾燥室4内に4台のキャタピラ5
がそれぞれ略水平状態にて配設され、この各キャタピラ
5の上下の搬送面5a、5bが各段を形成している。そ
して、各キャタピラ5の搬送面5a、5bは、茶葉が通
過しない内径の孔を有する多孔板又は金網で形成される
とともに、各キャタピラ5の上段の下流側と下段の下流
側には茶葉を下段に排出するための排出機構部6、7が
それぞれ設けられている。また、最下段のキャタピラ5
の下方には、粉取装置8が傾斜した状態で配設され、該
粉取装置8の一端側(最下段の搬送面5bの下流側)に
は、茶葉を排出する吐出口としてのチャージングバルブ
9が配設されている。
【0022】更に、最上段のキャタピラ5の他端側(最
上段の搬送面5aの下流側)上方には、排気ファン10
とサイクロン11及び排気フード12が配設され、最上
段のキャタピラ5の一端側の上部には、投入口13を介
して昇降機14が連結されている。なお、乾燥室4の昇
降機14下部の側壁には、キャタピラ5や昇降機21を
作動させるインバータ15及び駆動部16が配設され、
乾燥室4の側壁内面には各キャタピラ5に対応してジャ
マ板17がそれぞれ配設されている。
【0023】また、この乾燥機2における側板には丸型
温度計18が配設されており、乾燥室4内の温度を計測
している。かかる丸型温度計18により、乾燥室4内が
設定温度に達したことを検知して茶葉の投入を行うよう
制御したり、製茶中の乾燥室4内の温度をモニタリング
することができる。
【0024】一方、熱風発生装置3は、熱風ダクト21
を介して乾燥室4内に熱風を供給するガンタイプのバー
ナ20と、冷風ダクト22を介して乾燥室4内に冷風を
供給する冷却ファン23と、バーナ20及び冷却ファン
23を制御するバーナ制御部24等を有している。ま
た、熱風ダクト21の下流側は、4台のキャタピラ5の
うち下方の2台のキャタピラ5の上面側及び粉取装置8
の上面側に連通し、冷風ダクト22の下流側は熱風ダク
ト21と同一のキャタピラ5の上面側に連通した状態と
なっており、同図中の入口a、bにおける温度が略同一
となるように設定されている。
【0025】また、熱風ダクト21の下流入口b近傍に
は、乾燥室4内に供給する熱風の温度を計測するための
サーミスタ型温度センサ19が配設されており、該サー
ミスタ型温度センサ19で検知された熱風温度の検知信
号はバーナ制御部24に送信され、この信号に基づいて
熱風発生装置3内に配設されたバーナ20の燃焼量が調
整され得るよう構成されている。
【0026】上記構成により、昇降機14を介して投入
口13から投入された茶葉は、各段のキャタピラ5にお
ける搬送面5a、5bを経てチャージングバルブ9から
排出されるまでの間に、所望水分に乾燥されることとな
る。尚、茶葉の搬送経路については、同図において実線
の矢印で示しており、熱風の流路については破線の矢印
で示している。
【0027】ここで、本実施形態に係るケバ取り装置
は、乾燥機本体2におけるチャージングバルブ9の下方
近傍に配設されたもので、図1で示すように、チャージ
バルブ9の直下に一端を有する搬送手段25と、該搬送
手段25の途中に設けられたふるい手段26と、収容手
段としての振動コンベア27と、吸引手段28とから主
に構成されている。
【0028】搬送手段25は、床面に固設されたフレー
ム33に対し板バネ34、35で支持された台座32を
介して取り付けられたもので、図示しない駆動源により
振動が付与されつつ一端側(チャージングバルブ9側)
から他端側(同図中左方)へ茶葉を搬送するものであ
る。かかる搬送手段25は、第1の桶部29と、第2の
桶部30と、ふるい手段26とから主に構成されてい
る。
【0029】第1の桶部29は、搬送手段25の一端側
を構成し、後面及び側面のフランジが立設されたステン
レス製部材であり、床面に対し所定角度前方へ傾斜して
台座32に取り付けられている。フランジの立設されて
いない前面側には、取付金座31によって固定されたふ
るい手段26が形成されている。
【0030】ふるい手段26は、第1の桶部29で搬送
された茶葉を落下させて選別するためのステンレス製板
材から成るもので、図3で示すように、搬送手段25の
一端側から他端側に(同図において上下方向に)延びる
複数の長孔26aを有したものである。かかる長孔26
aは、搬送手段25の他端側で開口して櫛形とされてい
るが、開口しない長孔としてもよい。
【0031】この長孔26aは、針金状の固い茶や茶粉
を下方へ通過させつつふわふわのケバのみを残留させる
べく適宜の寸法で形成されるのが好ましいが、例えば実
施形態においては、幅hが60mmの板材において、長
さL1及びL2が45mm及び36mm程度の寸法で適
宜のクリアランスwを有した長孔26aが複数形成され
ている。尚、同図中の符号26cは、ふるい手段26を
取付金座31及び第1の桶部29と連結させるネジのネ
ジ孔である。
【0032】第2の桶部30は、長孔26aの開口直下
から搬送手段25の他端まで延設され、上面がケバの搬
送面を成すとともに、側面のフランジが立設されたステ
ンレス製部材である。即ち、ふるい手段26の先端と第
2の桶部30の後端とが高さが異なりつつオーバーラッ
プしており、長孔26aの開口から落下したケバが第2
の桶部30内へ達するよう構成されている。
【0033】振動コンベア27は、ふるい手段26の下
方に配設され、当該ふるい手段から落下した茶を収容
し、その茶を次工程へ搬送するためのものである。かか
る振動コンベア27は、図4で示すように、その搬送面
が駆動源38によって振動されるべく板バネ36、37
によって支持されたものである。
【0034】吸引手段28は、ふるい手段26上を通過
して搬送手段25の他端側を構成する第2の桶部30ま
で搬送された茶のうちケバを吸引するもので、当該第2
の桶部30を覆いつつ開口した吸引フード39と、集合
ダクト40を介して吸引フード39と連結されたサイク
ロン42と、吸引フード39からサイクロン42へ吸引
力を生じさせるブロア41とを具備している。尚、図1
中符号44は、吸引フード39と集合ダクト40とを連
結する配管を、符号45は、集合ダクト40とサイクロ
ン42とを連結する配管を示している。
【0035】また、サイクロン42の下方に位置する吐
出口42a側にはロータリバルブ46が配設されてお
り、ブロア41によるサイクロン42内の負圧を維持し
得るよう構成されている。即ち、ブロア41によりサイ
クロン42内のエアを噴き出して負圧とし、該負圧によ
って吸引フード39からの吸引力を得ているのである。
【0036】サイクロン42の吐出口42aには、図5
で示すように、吸引フード39からケバとともに吸引し
た茶粉を分離するための粉分離器43が接続されてい
る。該粉分離器43は、吸引したケバを受け得るととも
に下方に複数の小孔43bが形成された受け容器43a
と、該受け容器43a内のケバを所定部位(受け容器4
3aの右端)まで搬送するケバ搬送手段としての送り羽
根43cとを具備している。
【0037】送り羽根43cはモータMによって回転駆
動するスパイラルスクリューから成り、サイクロン42
から吐出された茶粉を含んだケバのうち、ケバのみを受
け容器43aの右端まで搬送するとともに、茶粉を小孔
43bから落下してこれらを分離し、茶粉を製品茶へ混
入し得る状態としている。かかる粉分離器43によれ
ば、吸引フード39から吸引してしまった茶粉をケバか
ら分離して製品茶に戻すことができる。
【0038】尚、上記吸引手段28に代えて、図6に示
すように、配管45にブロア41を接続するとともに該
ブロア41のエア吐出口にサイクロン42を接続するよ
うにしてもよい。かかる構成によれば、サイクロン42
内を負圧に保つ必要がなく、吐出口42a側のロータリ
バルブを不要とすることができる。尚、かかる形態に適
用されたサイクロン42の吐出口42aに前述の粉分離
器43を接続するようにしてもよい。
【0039】次に、上記構成のケバ取り装置における作
用について説明する。乾燥機1による乾燥が終了した茶
葉は、チャージングバルブ9から吐出されて搬送手段2
5における第1の桶部29へ落下され、振動を受けつつ
ふるい手段26上に達する。ここで、図7に示すよう
に、ふわふわして曲がった形状のケバAは、長孔26a
で落下せず、隣接する長孔26a間の突出部26bで引
っ掛かって、そのまま同図矢印方向へ移動し、当該長孔
26aの開口から第2の桶部30に落下して搬送される
一方、針状の固い茶Bや茶粉Cは、長孔26aから振動
コンベア27へ落下され、該振動コンベア27にて次工
程へ搬送され袋詰め工程等を経て製品茶とされる。
【0040】かかるふるい手段26による選別では、1
本の針状の固い茶Bは長孔26aから落下するものの、
例えば複数の茶が重なり合って長孔26aから落下しな
い状態となったものや、ケバと近似した形状の茶等は、
ふるい手段26上を通過して、ケバと混ざった状態で第
2の桶部30へ落下することとなる。即ち、ふるい手段
26は、荒い選別を行うことが目的であるので、ある程
度ケバ以外の茶葉が混入するのは予想されており、むし
ろ次に示す吸引手段28による吸引でより厳密なケバの
選別が行われることとなる。
【0041】即ち、ふるい手段26上を通過して第2の
桶部30へ達したものは、吸引フード39内で所定圧の
吸引力が付与されるので、ふわふわして軽いケバは吸引
される一方、固くて比較的重い茶は吸引されず、第2の
桶部30の他端側から振動コンベア27へ落下すること
となる。尚、かかる吸引作用を奏させるべく、軽いケバ
は吸引する一方、比較的重い茶は吸引しないよう、ブロ
ア41によって生じさせる吸引力を所定値に予め設定し
ておく必要がある。
【0042】上記吸引力によりケバが吸引フード39に
吸引されるのであるが、この際、極めて軽い茶粉も微量
だけ吸引してしまう。こうして吸引された茶粉を含んだ
ケバは、吸引フード39、配管44、集合ダクト40及
び配管45を経てサイクロン42内に送られ、粉分離器
43内へ落下される。この粉分離器43にて吸引フード
39で吸引してしまった茶粉を分離してケバのみを取り
除き、一連のケバ取り作業が終了する。
【0043】本実施形態によれば、ふるい手段26に形
成された長孔26aでケバとそれ以外の茶とを分離して
いるので、略正方形の網目を有する従来のふるい等に比
べて、目詰まりを抑制することができる。即ち、ケバは
通常ふわふわで曲がっているため、網目に引っ掛かって
しまうと、その後に振動を加えてもふるい上に留まって
目詰まりを生じさせてしまうのに対し、本長孔26aに
おいては、ふるい上で引っ掛かったケバが振動によりス
ムーズに搬送方向へ流れ、当該長孔26aの開口から落
下するよう構成されているので、目詰まりを抑制するこ
とができるのである。また、製茶工程における最終工程
に配設された乾燥機の吐出口側に本ケバ取り装置を設け
ているので、その後の工程でケバが生じる余地がなく、
製品茶にケバが混入するのを確実に防止することができ
る。
【0044】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。本実施形態に係るケバ取り装置は、図9及び図1
0に示すように、チャージバルブ9の直下に一端25a
を有し、振動コンベア27内に同図の如く配設された搬
送手段25と、該搬送手段25の途中に設けられたふる
い手段26x、26y及び26zと、収容手段としての
振動コンベア27と、吸引フード39を含む吸引手段と
から主に構成されている。
【0045】搬送手段25は、搬送板25cとその先端
に固設されたふるい手段26xから成る第1の構成部位
と、該第1の構成部位から所定寸法下方であって、ふる
い手段26xの先端に対し所定寸法オーバーラップさせ
て配設されたふるい手段26yから成る第2の構成部位
と、該第2の構成部位から所定寸法下方であって、ふる
い手段26yの先端に対し所定寸法オーバーラップさせ
て配設されたふるい手段26zから成る第3の構成部位
とから構成されており、各構成部位は振動コンベア27
における収容部の内周壁に固定されている。
【0046】このように、ふるい手段を3段にして構成
することにより、先の実施形態と比べてふるい手段の長
手方向の寸法を大きくすることができ、ふるい手段によ
る選別処理能力を維持させることができる。即ち、比較
的幅を広く取ることができる先の実施形態に係る搬送手
段25に比べて、振動コンベア内に配設された搬送手段
は比較的幅狭となってしまい、1つのふるい手段のみに
よる茶葉の選別では選別処理が追いつかず、極めて荒い
選別となってしまうので、ふるい手段が占める長手方向
の寸法を長く設定し、選別処理能力を向上させているの
である。
【0047】尚、本実施形態においては、搬送手段25
を3段で構成しているが、選別処理能力の向上が達成さ
れれば2段であってもよく、4段以上であれば更に好ま
しい。また、本実施形態においては、搬送板25cの先
端にふるい手段26xが固設されているが、搬送板の先
端に長孔を形成し、これら搬送板25cとふるい手段2
6xとを一体構成のものとしてもよい。
【0048】ふるい手段26(26x、26y及び26
zの全てに共通)は、図11に示すように、搬送手段2
5の一端25a側から他端25b側に延び、先端が開口
した複数の長孔26aを有するものを2枚重ねて構成し
たものである。即ち、ふるい手段26及び26’の基端
側にそれぞれ左右に延びる長孔26dをそれぞれ形成し
ておき、当該ふるい手段26と26’とを重ね合わせた
状態で長孔26dにボルトBを貫通させるとともに、該
ボルトBの先端からナット(図示せず)を螺合して締め
付けることにより、2枚のふるい手段26と26’とが
一体構成とされている。
【0049】このように2枚重ねた構成のふるい手段に
よれば、ナットを緩めてふるい手段26と26’とを左
右方向に相対的にずらした後、当該ナットを再び締め付
ければ、図12に示すように、長孔26aのクリアラン
スwをwaとすることができるので、以下の如き効果を
得ることができる。即ち、茶葉の摘採時期や茶葉の蒸し
工程における蒸し度によっては、茶に含まれる茶粉やケ
バの割合が大きく異なり、一定のクリアランスwでは選
別効果が不十分な場合があるのに対し、本実施形態によ
れば、ふるい選別する対象の茶に応じてクリアランスを
調整することができるので、選別作業をより正確なもの
とすることができる。
【0050】尚、振動コンベア27及び吸引手段(吸引
フード39のみ図示)は、先の実施形態と同様の構成で
あるので詳細な説明を省略するが、吸引フード39は、
図11に示すように、ふるい手段26y及び26zを覆
って開口するよう配設されるのが好ましい。また、本実
施形態によれば、比較的幅狭の搬送手段にて茶を搬送し
ているので、吸引フード39の開口をそれほど大きくす
る必要がなく、ブロア(不図示)で生じさせる吸引力が
先の実施形態と比べて小さくてすむという有利な効果を
有する。
【0051】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば振動コン
ベア27の代わりに他の収容手段(例えば、ベルトコン
ベア等の他の搬送手段や一定容量の容器等)を配設して
もよく、本実施形態の吸引手段に代えて他の汎用的な吸
引手段を用いてもよい。また、搬送手段25は、振動す
るものの他、廻し篩の如く旋回運動するものとし、かか
る旋回作用により一端側から他端側へ茶葉を搬送するよ
う構成してもよい。更に、振動や旋回運動の他、茶葉を
搬送手段25の一端側から他端側へ搬送させるものであ
れば、他の動作を行わせるようにしてもよい。また更
に、本ケバ取り装置は、乾燥機の吐出口側に配設されて
いるが、これに限定されるものではなく、製茶工程の種
々の位置に配置することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の長孔を
有するふるいで茶葉のふるい分けするので、ふるいの目
詰まりを抑制し、ケバと他の茶との分離を容易に、且つ
正確に行うことができる。
【0053】請求項2の発明によれば、搬送手段の他端
側が開口した櫛形の長孔によりケバを分離し、ふるい上
に残留したケバを当該開口から落下させ、吸引手段側へ
搬送しているので、ふるいの目詰まりの抑制効果を更に
向上させることができる。
【0054】請求項3の発明によれば、ふるい手段によ
りふるい分けた茶を振動コンベアへ落下させているの
で、製品茶の対象とされる茶のみを当該振動コンベアに
より次工程へ搬送することができる。
【0055】請求項4の発明によれば、搬送手段が収容
手段としての振動コンベア内に配設されるので、既存設
備に導入し易いとともに、長手方向に長く、且つ、幅狭
に形成することができ、吸引手段の吸引口を狭くするこ
とができる等、スペースの有効利用を図ることができ
る。
【0056】請求項5の発明によれば、ブロアにより生
じた吸引力で搬送手段の他端側に達したケバを吸引フー
ド及びサイクロンを介して吸引するので、強い吸引作用
を発揮できて確実にケバを取ることができる。
【0057】請求項6の発明によれば、ブロアにより生
じた吸引力で搬送手段の他端側に達したケバを吸引する
際に茶粉をも吸引した場合であっても、当該茶粉を受け
容器に形成された小孔から落下させ、ケバのみをケバ搬
送手段で選別させることができる。
【0058】請求項7の発明によれば、製茶工程におけ
る最終工程を施すための乾燥機の吐出口でケバを取り除
くので、その後の工程でケバが生じる余地がなく、製品
茶にケバが混入するのを確実に防止することができる。
【0059】請求項8の発明によれば、ふるい手段が複
数段で配設されているため、茶葉の選別をより正確に行
わせることができるとともに、本装置における搬送手段
をその長手方向へ長く形成することができるので、例え
ば幅狭の振動コンベア等内への配設を容易にすることが
できる。
【0060】請求項9の発明によれば、ふるい選別する
対象の茶に応じてクリアランスを調整することができる
ので、選別作業をより正確なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置を
示す模式図
【図2】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置に
おける搬送手段の近傍を示す斜視図
【図3】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置に
おけるふるい手段を示す上面図
【図4】図1におけるIV−IV線断面図
【図5】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置に
おける粉分離器を示す模式図
【図6】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置に
おける吸引手段の他の形態を示す模式図
【図7】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置に
おけるふるい手段によるふるい作用を示す模式図
【図8】本発明の実施形態に係る茶葉のケバ取り装置の
適用される乾燥機を示す模式図
【図9】本発明の他の実施形態に係る茶葉のケバ取り装
置を側面から見た模式図
【図10】本発明の他の実施形態に係る茶葉のケバ取り
装置を上面から見た模式図
【図11】本発明の他の実施形態に係る茶葉のケバ取り
装置におけるふるい手段を示す斜視図
【図12】本発明の他の実施形態に係る茶葉のケバ取り
装置におけるふるい手段のクリアランス調整を説明する
ための模式図
【符号の説明】
1…乾燥機 2…乾燥機本体 3…熱風発生装置 4…乾燥室 5…キャタピラ 5a、5b…搬送面 6、7…排出機構部 8…粉取装置 9…チャージングバルブ 10…排気ファン 11…サイクロン 12…排気フード 13…投入口 14…昇降機 15…インバータ 16…駆動部 17…ジャマ板 18…丸型温度計 19…サーミスタ型温度センサ 20…バーナ 21…熱風ダクト 22…冷風ダクト 23…冷却ファン 24…バーナ制御部 25…搬送手段 26、26’、26x〜26z…ふるい手段 26a…長孔 26b…突出部 27…振動コンベア(収容手段) 28…吸引手段 29…第1の桶部 30…第2の桶部 31…取付金座 32…台座 33…フレーム 34〜37…板バネ 38…駆動源 39…吸引フード 40…集合ダクト 41…ブロア 42…サイクロン 43…粉分離器 43a…受け容器 43b…小孔 43c…送り羽根(ケバ搬送手段) 44、45…配管 46…ロータリバルブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側から他端側へ茶葉を搬送する搬送手
    段と、 該搬送手段の途中に設けられ、搬送される茶葉を当該搬
    送手段から落下させて選別するふるい手段と、 該ふるい手段の下方に配設され、当該ふるい手段から落
    下した茶葉を収容する収容手段と、 前記ふるい手段上を通過して前記搬送手段の他端側まで
    搬送された茶葉を所定吸引力にて吸引する吸引手段と、
    を具備した茶葉のケバ取り装置において、 前記ふるい手段は、前記搬送手段の一端側から他端側に
    延びる複数の長孔を有することを特徴とする茶葉のケバ
    取り装置。
  2. 【請求項2】前記長孔は、前記搬送手段の他端側で開口
    して櫛形とされるとともに、当該開口直下から前記搬送
    手段の他端まで搬送面が形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の茶葉のケバ取り装置。
  3. 【請求項3】前記収容手段は、振動コンベアであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の茶葉のケバ取
    り装置。
  4. 【請求項4】前記搬送手段は、前記振動コンベアによる
    茶葉の搬送方向へ延設されるように当該振動コンベア内
    に配設されたことを特徴とする請求項3記載の茶葉のケ
    バ取り装置。
  5. 【請求項5】前記吸引手段は、 前記搬送手段の他端で開口した吸引フードと、 該吸引フードと連結されたサイクロンと、 前記吸引フードからサイクロンへ吸引力を生じさせるブ
    ロアと、 を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1つに記載の茶葉のケバ取り装置。
  6. 【請求項6】前記サイクロンの吐出口側に設けられ、吸
    引したケバを受け得るとともに下方に複数の小孔が形成
    された受け容器と、 該受け容器内のケバを所定部位まで搬送するケバ搬送手
    段と、 を具備して、吸引フードから吸引した茶粉を分離するた
    めの粉分離器を備えたことを特徴とする請求項1〜請求
    項5のいずれか1つに記載の茶葉のケバ取り装置。
  7. 【請求項7】前記搬送手段は、茶葉の仕上げ工程におけ
    る乾燥機の吐出口にその一端を位置して配設されたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載
    の茶葉のケバ取り装置。
  8. 【請求項8】前記ふるい手段は、高さが段々低くなるよ
    う前記搬送手段の長手方向に対して複数段に配設された
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに
    記載の茶葉のケバ取り装置。
  9. 【請求項9】前記ふるい手段は、略同一形状の長孔を有
    するものが2枚上下に重ねられ、該長孔の幅方向へ各ふ
    るい手段を相対的にずらすことにより、当該長孔のクリ
    アランスを調整し得るものであることを特徴とする請求
    項1〜請求項8のいずれか1つに記載の茶葉のケバ取り
    装置。
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