JP2002252592A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JP2002252592A
JP2002252592A JP2001049638A JP2001049638A JP2002252592A JP 2002252592 A JP2002252592 A JP 2002252592A JP 2001049638 A JP2001049638 A JP 2001049638A JP 2001049638 A JP2001049638 A JP 2001049638A JP 2002252592 A JP2002252592 A JP 2002252592A
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雅之 熊谷
Yoichi Kato
洋一 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信システムの起動時間を短縮する。 【解決手段】 光源手段と、光ファイバ伝送路と、物理
量反映手段と、物理量抽出手段とを備えた光通信システ
ムにおいて、前記物理量抽出手段は、反映変調信号に対
応した電気信号として変換反映変調信号を生成し、出力
する信号変換部と、変換反映変調信号に、基準信号に対
応した乗算信号を乗算してその乗算結果を出力する基準
乗算部と、光源手段における周波数変調の位相角と、乗
算信号の位相角を、光源手段から物理量反映手段を経て
信号変換部に至るまでの伝送距離に応じた伝送遅延時間
に合わせて設定する位相タイミング調整部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信システムに関
し、例えば、光ファイバセンサシステムなどに適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】干渉型の光ファイバセンサシステム10
の構成を図2に示す。
【0003】図2において、FM変調回路12は、レー
ザ発生器11からの出射光をcosω・tで表わされ
る信号aを用いてFM変調し、当該FM変調結果をパル
ス出力回路13を通してパルス化して得られる信号bが
光ファイバ伝送路27に送出される。
【0004】当該光ファイバ伝送路27上には所定の物
理量を検出するためのセンサ14が配置されている。当
該センサ14によって検出すべき外部信号hの成分を含
む信号iが出力される。
【0005】信号iはO/E変換器15により電気信号
Cに変換される。
【0006】当該電気信号CはDMUX部28を経て、
A/D変換器16でディジタル化され、信号nとして、
回路17および18に入力される。
【0007】なお、DMUX部28は、信号C上に時分
割多重されている各チャネルを多重分離する部分であ
る。
【0008】当該信号nに対し回路17は、上述したF
M変調用の信号aと同一周波数のcosω・tで表わ
される信号jを乗算器21で乗算し、2倍の周波数であ
るcos2ω・tで表わされる信号kを乗算器23で
乗算する。
【0009】各乗算器21,23の乗算結果は、低域通
過フィルタ(L.P.F)22,24を通して、信号
d、信号eとして復調回路19に供給される。
【0010】センサ14が検出した外部信号hをφ
(t)とした場合、当該信号dはDsinφ(t)、信
号eはEsinφ(t)と表される。この信号dおよび
信号eが所定構成の復調回路9に入力されると、信号g
として信号h(すなわちφ(t))が取り出される。
【0011】ここで、FM変調のキャリア信号aと回路
17で乗算する信号jとで位相差がある場合(システム
10の構成上、一般的に当該位相差が存在する)、その
位相差をθとすると、信号d、eはそれぞれDsinφ
(t)・cosθ,Ecosφ(t)・cos2θとな
り、信号gはK(θ,φ(t))・cosθ・cos2
θ・φ(t)となる。
【0012】回路18及び位相差検出回路20は、この
位相差θを求めるものである。
【0013】回路18の出力信号fは、Dsinθ・s
inφ(t)であり、位相差検出回路20で信号dとt
anθを求めて、その値から位相差θを求める。
【0014】その後、求めた位相差θから乗算器21や
23で乗算する信号j、kの初期位相を変更するか、ま
たは信号dをcosθで、信号eをcos2θでそれぞ
れ除算して、求めるφ(t)を取り出すことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した光フ
ァイバセンサシステム10では、前記外部信号h、すな
わちφ(t)そのものが時間的に変化するため、温度な
どの周囲条件の変動による影響を抑制しながら信頼性の
高い位相差θを求めるには、当該外部信号hの変化時間
に比べて十分に長い時間を位相差検出のために費やす必
要があり、その間、復調回路19側では、信頼性の高い
信号gを取り出すことができない。すなわちシステムの
起動時間が長い。
【0016】また、システム10では、tanθの値か
ら位相差θを求めるため、θが0〜πの範囲にあるか、
π〜2πの範囲にあるかを区別することができない。こ
れにより復調処理回路19の出力信号g、すなわちco
sθ・cos2θ・φ(t)には、正負符号の反転が生
じる可能性がある。
【0017】符号の反転が生じた場合の影響の種類や程
度は、具体的なシステム構成の詳細に応じて変化し得
る。
【0018】例えば、前記センサ14が1つ(1チャネ
ル)だけで前記外部信号hとして音響信号を検出する場
合などには特段の影響はないものと考えられるが、セン
サ14が復調処理結果(前記gなど)を受け取る単一ユ
ーザあたりに複数(複数チャネル)存在する場合には、
大きな影響が発生する可能性が高い。
【0019】この場合、複数チャネルの音響信号のそれ
ぞれを、前記復調回路19と同様な構成の復調回路から
信号gとして取り出すことになるが、ここでは1ユーザ
あたりのチャネル数を2とし、各チャネルに対応する信
号gを、g1、g2とする。そして復調回路の後段に配
置された図示しない処理回路を用い、当該信号g1とg
2を合成することによってS/N比の改善をはかるもの
とする。
【0020】このケースでは、符号の反転がない場合、
信号g1とg2を合成することによって有効な信号成分
の割合は増大し、白色雑音的にランダムに発生する雑音
成分の割合は増大しないから、期待した通りにS/N比
を改善することが可能であるものの、符号が反転する場
合には、信号g1とg2を合成した場合、信号成分どう
しが打ち消し合って信号成分の割合が増大しない可能性
があるため、期待通りにS/N比の改善を達成すること
ができない可能性が生じる。
【0021】また、このように単一ユーザが複数チャネ
ルを使用せず単一チャネルだけを使用する場合でも、外
部信号hの種類や信号gの利用のしかたによっては正負
符号自体に重要な意味がある場合も起こり得るので、そ
のような場合には、当該符号反転が与える影響は重大で
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は、所定の基準信号によって周波数変調さ
れた基準変調信号を出力する光源手段と、当該基準変調
信号を伝送する光ファイバ伝送路と、当該光ファイバ伝
送路上に配置され、その配置位置で所定の物理量を前記
基準変調信号の位相角に反映させることで、反映変調信
号を生成、出力する物理量反映手段と、前記光ファイバ
伝送路を介して当該反映変調信号を受信し、当該反映変
調信号から前記物理量を抽出する物理量抽出手段とを備
えた光通信システムにおいて、前記物理量抽出手段は、
(1)前記反映変調信号に対応した電気信号として変換
反映変調信号を生成し、出力する信号変換部と、(2)
当該変換反映変調信号に、前記基準信号に対応した乗算
信号を乗算してその乗算結果を出力する基準乗算部と、
(3)前記光源手段における周波数変調の位相角と、当
該乗算信号の位相角を、当該光源手段から前記物理量反
映手段を経て前記信号変換部に至るまでの伝送距離に応
じた伝送遅延時間に合わせて設定する位相タイミング調
整部とを備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施形態】(A)実施形態 以下、本発明の光通信システムを、干渉型光ファイバセ
ンサシステムに適用した場合を例に、実施形態について
説明する。
【0024】(A−1)実施形態の構成および各部の動
作 本実施形態の干渉型光ファイバセンサシステム30は、
図1に示すような構成を有している。光ファイバセンサ
システム30は、例えば道路、鉄道、下水道、河川、送
電線、ガス配管などのインフラの維持管理などのために
も使用され得るものである。
【0025】図1において、当該光ファイバセンサシス
テム30は、レーザ発生器11と、FM変調回路12A
と、パルス出力回路13Aと、センサ(干渉計)14
と、O/E変換器15と、A/D変換器16Aと、復調
回路19と、CPU31と、出力制御回路32と、遅延
回路33と、ディジタル信号処理回路34と、遅延計測
装置35とを備えている。
【0026】このうち図2に示した光ファイバセンサシ
ステム10と同一の符号を付した各構成部分11,1
4,15,19,27、28の機能は、図2に対応し、
同一の符号を付与した各信号b、iの機能も図2と各信
号に対応している。
【0027】前記出力制御回路32は、CPU(中央処
理装置)31から供給される制御信号C1に応じて出力
する信号aA、p、C11を変化させて、FM変調回路
12Aにおける周波数変調の位相角と信号bの出力タイ
ミング、およびA/D変換器16Aが非動作状態から動
作状態に変化するタイミングなどを制御する回路であ
る。
【0028】また、当該光ファイバセンサシステム30
の中央処理装置である当該CPU31は、前記制御信号
C1のほか、遅延回路33に供給する制御信号C2と、
ディジタル信号処理回路34に供給する制御信号C3
と、遅延計測装置35に供給する制御信号C1、C4な
どを出力する部分である。
【0029】前記出力制御回路32から信号aAを受け
取るFM変調回路12Aは、レーザ発生器11から受け
取ったレーザ光Lに対し、当該信号aAに応じた位相角
および周波数で、周波数変調を施して変調光LFを出力
する部分である。ここで、信号aAは時間に比例してそ
の位相角が変化する正弦波(余弦波)であるが、本実施
形態の場合、当該信号aAの初期位相(最初の位相角)
は所定値に固定されており、一例として位相角0である
ものとする。
【0030】また、前記信号pを出力制御回路32から
受け取り、当該変調光LFをFM変調回路12Aから受
け取るパルス出力回路13Aは、信号pに応じて変調光
LFをパルス状に成形して信号bを出力する回路であ
る。すなわち当該パルス出力回路13Aは、信号pが有
効状態の場合には駆動して変調光LFに対応した所定振
幅のパルス光である信号bを出力するが、信号pが無効
状態の場合には駆動せず当該信号bを出力しない。
【0031】前記CPU31から制御信号C3を受け取
るディジタル信号処理回路34は、前記回路17と同様
に、乗算器21,23と、フィルタ22,24とを備え
ているが、乗算器21、23で乗算に用いる信号jAや
kAは、従来の信号jやkが初期位相を変更する必要が
あったのに対し、本実施形態では最初から前記信号aA
との位相差が存在しないように当該信号jA、kAを生
成するので、初期位相を変更する必要がない。
【0032】例えば、信号jAを発生するためにROM
(リードオンリーメモリ)を使用する場合には、前記デ
ィジタル信号処理回路34は、図3に示す構成例に対応
する信号生成回路40を備えているものとする。
【0033】(A−1−1)信号生成回路の内部構成 図3において、当該信号生成回路40は、読出し回路4
1と、ROM42とを備えている。
【0034】ここで、ROM42の各アドレスA1〜A
Nには、ωを一定値とし、tを一定時間間隔の離散的
な値とすることによって得られる1周期分のcosω
・tの波形データを示す数値データV1〜VNが格納さ
れている。
【0035】すなわち、ROMアドレスA1には数値デ
ータV1が格納され、ROMアドレスA2には数値デー
タV2が格納され、ROMアドレスA3には数値データ
V3が格納され、…、ROMアドレスAN−1には数値
データVN−1が格納され、ROMアドレスANには数
値データVNが格納されている。そして各数値データV
1〜VNによって、cosω・tの波形が示される。
【0036】また、読み出し回路41は、前記CPU3
1から供給される制御信号C3に応じてROMアドレス
A1〜ANから該当する各数値データV1〜VNを読み
出し、当該数値データV1〜VNを信号jAとして乗算
器21に供給する回路である。
【0037】1周期分のcosω・tを示す曲線上で
隣接している離散値を示す数値データが、ROM42上
の隣接しているアドレスに格納されているものとし、位
相角0を示す数値データ「1.000」が前記V1で、
当該V1から読み出しを開始するものと仮定すると、制
御信号C3を受け取った読み出し回路41は、まずRO
MアドレスA1を指定して数値データV1を信号jAと
して読み出し、以降は、順次、数値データV2、V3、
V4、…、VN−1、VNを、当該信号jAとして読み
出していくことになる。
【0038】図2に示す従来の光ファイバセンサシステ
ム10で、求めた位相差θから乗算器21や23で乗算
する信号j、kの初期位相を変更して前記φ(t)を取
り出す場合には、当該変更時に、当該変更に対応して読
み出し回路41によるアドレス指定を、その時点で指定
していたアドレスに隣接していないアドレスを指定する
ように変更する必要があった。
【0039】例えば、それまで位相差θが0であるもの
として初期位相0で信号jを発生していたところ、位相
差検出(この検出のために外部信号hの変化時間に比べ
て十分に長い時間を要する)の結果、位相差θが例えば
π/3であることが判明した場合には、当該π/3を初
期位相とし最初の数値データとしては「0.500」を
読み出す必要があるので、読み出し回路41はこのよう
な初期位相の変更に対応するため、アドレス指定の順番
を不連続的に変更することを求められる。
【0040】これに対し本実施形態の場合にはアドレス
指定の順番を変更する必要がないので、読み出し回路4
1は、所定のアドレス指定の順番にしたがって、連続的
なアドレス指定を継続することができる。
【0041】なお、ここでは、図3の信号生成回路40
は、信号jAを発生するための回路であるものとした
が、当該信号生成回路40と同様な構成の回路を用いて
信号kAを発生することもできるので、以上の説明は信
号kAを発生する場合にも当てはまる。
【0042】また、図2に示す従来の光ファイバセンサ
システム10で、信号dをcosθ、信号eをcos2
θで除算してφ(t)を求める場合には、cosθ、c
os2θを生成する回路が必要になるが、本実施形態で
は、cosθ、cos2θを生成する必要が無くなる。
当該cosθ,cos2θを生成する回路の構成は、例
えば、当該信号生成回路40と同様な構成とすることが
できる。
【0043】一方、前記O/E変換器15に対して光を
入力するPGC方式の干渉計14の光の出力強度は次の
式(30)で記述することができる。
【0044】 I=A+B・cosη(t) …(30) ここで、η(t)は干渉計14のアーム間の位相差であ
り、定数AとBは当該干渉計14に対する入力光のパワ
ーや、O/E変換器24の変換効率に依存する。
【0045】入力光の角周波数を上述したωとし、最
大周波数領域fdで光路差がΔlとすると、式(30)
は、次の式(31)となる。
【0046】 I=A+B・cos(C・cosω・t+φ(t)) …(31) ただしC≒2・π・fd・Δl/vであり、このうちv
は光速を示す。また、φ(t)は本来の外部信号hだけ
でなく周囲の影響も含んでいる。
【0047】この式(31)をベッセル関数によって展
開すると、次の式(32)が得られる。
【0048】 I=A+B・J(C)・cosφ(t) +2・B・Σ(−1)・J2k(C)・cos2kωCt・cosφ( t) −2・B・Σ(−1)・J2k+1(C)・cos(2k+1)ωCt ・sinφ(t) …(32) ここで、Σは、k=0,1,2,…,∞の総和を示す。
また、式(32)中のB、C、J(C)の意味は、
B:入力光量に比例する定数、C:FM変調信号の最大
周波数変移および干渉光路差との関数になる変調度、J
(C):ベッセル関数(このうちkはベッセル関数の
次数で、k=0,1,2,…)である。なお、φ(t)
は、上述した通り外部信号hに対応する信号であるが、
例えば、音響信号であってよい。
【0049】前記乗算器21で、O/E変換器15の干
渉出力Cに対応する信号nと周波数ω/2πの正弦信
号jAとを乗算し、LPF(ローパスフィルタ)22を
通過させることにより、次式(2)で示される信号dA
の出力が得られる。
【0050】 −B・J(C)・sinφ(t) …(2) また、前記乗算器23で、当該信号nと周波数2ω
2πの正弦信号kAとを乗算し、ローパスフィルタ24
を通過させることにより、次式(3)で示す信号eAの
出力が得られる。
【0051】 −B・J(C)・cosφ(t) …(3) ここで、J(C)は、DMUX部28直後に配置され
る図示しないローパスフィルタが無かったとしたなら、
信号nに含まれ得る無数の側波帯のうち、最大エネルギ
を持つ側波帯に対応し、J(C)は2番目に大きなエ
ネルギを持つ側波帯に対応する。また、これらのローパ
スフィルタ21と23は同じ周波数特性を備えており、
復調回路19の処理帯域(復調処理帯域)を超える高域
の周波数成分をカットする。
【0052】したがってディジタル信号処理回路34中
で、乗算器21やローパスフィルタ22を有する系統
は、信号n中から最大エネルギの側波帯に対応する出力
dAを取り出すための部分であり、乗算器23やローパ
スフィルタ24を有する系統は、信号n中から2番目に
大きなエネルギの側波帯に対応する出力eAを取り出す
ための部分である。
【0053】ディジタル信号処理回路34中にこのよう
な2つの系統を設けたのは、復調回路19の内部構成に
対応するものであるので、必要に応じて、当該系統の数
は、3系統以上としてもよく、1系統としてもよい。
【0054】当該2系統に対応する本実施形態の復調回
路19は、一例として、図4に示すような内部構成を備
えているものとする。当該復調回路19は、PGC(P
hase Generated Carrier)変調
された光ハイドロホン(Hydrophone:聴音
器。当該光ハイドロホンは、前記センサ14の一例)な
どの出力をパッシブホモダイン方式でディジタル復調す
る機能を備えている。
【0055】(A−1−2)復調回路の内部構成図4に
おいて、当該復調回路19は、乗算器54,56,6
0,61、64,66と、微分器55,56と、積分器
58と、除算器59と、加算器67と、ローパスフィル
タ68とを備えている。
【0056】このうち乗算器54は前記ローパスフィル
タ22の出力端子に接続されるもので、乗算器64は前
記ローパスフィルタ24の出力端子に接続されるもので
ある。
【0057】そして乗算器54の出力側には、微分器5
5、乗算器66および乗算器60が接続され、乗算器6
4の出力側には、微分器65、乗算器56および乗算器
61が接続されている。微分器55の出力側には、乗算
器56、さらに、乗算器56の出力側には、減算器57
が接続され、微分器65の出力側には、乗算器66、さ
らに、乗算器66の出力側には、減算器57が接続され
ている。
【0058】また、減算器57の出力側には、積分器5
8、さらに、積分器58の出力側には、除算器59が接
続されている。
【0059】一方、乗算器60および乗算器61の出力
側は加算器67へ接続され、さらに、加算器67の出力
側には、ローパスフィルタ68が接続されている。ロー
パスフィルタ68の出力側には、除算器59が接続され
ている。
【0060】このような接続関係のもと、前記乗算器5
4で、ローパスフィルタ22の出力信号dAと係数J
(C)を乗算し、乗算器64で、ローパスフィルタ24
の出力信号eAと係数J(C)を乗算すると、それぞ
れ、次式(4)、(5)で示される出力が得られる。
【0061】 −B・J(C)・J(C)・sinφ(t) …(4) −B・J(C)・J(C)・cosφ(t) …(5) 次に、微分器55で微分し、乗算器56でクロス乗算す
ると、次式(6)で示される出力が得られ、微分器65
で微分し、乗算器66でクロス乗算すると、次式(7)
で示される出力が得られる。
【0062】 B・J(C)・J(C)・cosφ(t)・{dφ(t)/d t} …(6) −B・J(C)・J(C)・sinφ(t)・{dφ(t)/ dt} …(7) さらに、減算器57で、乗算器56の出力から乗算器6
6の出力を減算することにより、次式(8)で示される
出力が得られる。
【0063】 B・J(C)・J(C)・{dφ(t)/dt} …(8) この出力を、積分器58で積分することにより、次式
(9)で示される出力が得られる。
【0064】 B・J(C)・J(C)・φ(t) …(9) 一方、乗算器60および乗算器61で自乗乗算を行い、
加算器67で加算し、ローパスフィルタ68を通過させ
ることにより、次式(10)で示される出力が得られ
る。
【0065】 B・J(C)・J(C) …(10) 最後に、除算器59で、積分器58の出力をローパスフ
ィルタ68の出力で除算することにより、求める音響信
号φ(t)が復調される。
【0066】なお、以上の式(2)〜(10)は、上述し
たように、前記位相差θが無い場合に対応しているが、
当該位相差θが存在する従来の光ファイバセンサシステ
ム10の場合には、式(9)は以下の式(19)となり、
式(10)は以下の式(20)となる。
【0067】 B・J(C)・J(C)・cosθ・cos2θ・φ(t)…( 19) (1/2)・B・{J(C)・J(C)・cosθ・sinφ (t)+J(C)・J(C)・cos2θ・cosφ(t)}…( 20) したがって前記除算器59が、式(19)を式(20)
で除算することによって得られる除算器59の出力は、
上述したK(θ,φ(t))・cosθ・cos2θ・
φ(t)となる。
【0068】なお、以上の説明は、復調回路19の内部
構成の一例を示したものにすぎないので、復調回路19
は必要に応じて、これ以外の内部構成を備えるようにし
てもよい。
【0069】一方、前記遅延計測装置35の内部構成例
は、図5に示す。当該遅延計測装置35は、パルス出力
回路13A、センサ14、OE変換器15のあいだで発
生する信号bの伝送遅延時間を精密に算出するための装
置である。当該伝送遅延時間を求めることは、本実施形
態の運用上、重要である。
【0070】一例としては、ディジタルオシロスコープ
を用いて当該遅延計測装置35を構成することができ
る。当該遅延計測装置35は、光ファイバセンサシステ
ム30の遅延時間計測状態でのみ有効に動作し、光ファ
イバセンサシステム30の通常運用状態では動作しな
い。
【0071】(A−1−3)遅延計測装置の内部構成 図5において、当該遅延計測装置35は、波形記憶部3
6と、概略遅延計測部37と、微小遅延計測部38と、
遅延時間算出部39とを備えている。
【0072】このうち波形記憶部36は、O/E変換器
15から出力される信号CをA/D変換するA/D変換
部と、当該A/D変換の結果として得られる信号Cの波
形データをディジタルデータとして格納するメモリとを
内蔵している。
【0073】また、概略遅延計算部37は、波形記憶部
36が格納している波形データをもとに概略的な遅延時
間を計測する部分である。
【0074】一般的に、光センサシステム30の通常運
用状態において前記パルス出力回路13Aから出力され
る信号bのパルス周期(パルス波形の繰り返し周期)に
比べて、当該遅延計測装置35が計測しようとする前記
伝送遅延時間ははるかに長いため、通常運用状態と同じ
パルス周期を用いたのでは、次々と受信されるパルスの
うちいずれに着目して伝送遅延時間を計測するのかを特
定することができない。
【0075】したがって、遅延時間計測状態のなかの概
略遅延時間計測状態では、前記パルス出力回路13Aか
ら通常運用状態よりはるかに周期の長い(前記伝送遅延
時間に比べて十分にパルス周期の長い)パルスを、概略
遅延計測用パルスとして出力する。
【0076】当該パルス出力回路13Aから概略遅延計
測用パルスが出力される時刻は、出力制御回路32から
供給される信号pによって決定されるが、当該信号pの
出力タイミングはCPU31が出力する制御信号C1で
決定される。
【0077】CPU31はまた、遅延計測装置35内の
概略遅延計測部37に供給する制御信号C1によって、
当該パルス出力回路13Aから前記概略遅延計測用パル
スを出力するパルス送信時刻を通知する。
【0078】概略遅延計測部37は当該パルス送信時刻
から波形記憶部36が格納する波形データを参照し、こ
の波形データが、前記概略遅延計測用パルスの受信を示
すパルス受信時刻を検出する。これらパルス送信時刻と
パルス受信時刻の差を、通常運用状態におけるパルス周
期で除算して得られる商が、概略遅延計測部37が求め
る概略遅延時間D3である。
【0079】当該概略遅延時間D3は、当該除算の余り
に相当する時間だけ少な目の伝送遅延時間を示すため、
精密な真の伝送遅延時間と同じか、またはそれより短い
時間となる。ただし真の伝送遅延時間との差は、通常運
用状態における信号bのパルス周期の1周期未満であ
る。
【0080】この概略遅延時間D3を求めるとき、波形
記憶部36が内蔵しているA/D変換部のサンプリング
周波数は低くてもよい。
【0081】当該概略遅延時間D3が求まると、CPU
31は制御信号C1を用いて出力制御回路32を制御
し、パルス出力回路13Aから通常運用状態と同じパル
ス周期でパルス(微小遅延計測用パルス)を出力させ、
遅延時間計測状態は、前記概略遅延時間計測状態から微
小遅延時間計測状態へ移行する。
【0082】微小遅延時間計測状態では微小遅延計測部
38が動作する。
【0083】このとき微小遅延計測部38は、概略遅延
計測部37から信号D7として概略遅延時間D3を受け
取るとともに、CPU31から制御信号C1としてパル
ス出力回路13Aが微小遅延計測用パルスを送信するパ
ルス送信時刻を受け取る。
【0084】そして、当該パルス送信時刻から当該概略
遅延時間D3に相当する時間を計測し、当該D3に相当
する時間の経過後、波形記憶部36が格納する波形デー
タを参照しはじめ、この波形データが、微小遅延計測用
パルスの受信(ここで受信されるパルスは通常、厳密に
は、前記パルス送信時刻にパルス出力回路13Aから送
信されたパルスとは異なる)を示すパルス受信時刻を検
出する。
【0085】当該D3に相当する時間の経過時から当該
パルス受信時刻までの時間が、微小遅延計測部38が求
める微小遅延時間D6である。
【0086】なお、この微小遅延時間D6を求めると
き、波形記憶部36が内蔵しているA/D変換部のサン
プリング周波数は十分に高く設定する必要がある。
【0087】前記概略遅延計測部37から概略遅延時間
D3を受け取り、微小遅延計測部38から微小遅延時間
D6を受け取る遅延時間算出部39は、次の演算式(1
1)に基づいて、精密な遅延時間DTを算出する。
【0088】 DT=DD×NF+Δt …(11) ここで、DDは前記概略遅延時間D3である商、NFは
前記通常運用状態におけるパルス周期、Δtは前記微小
遅延時間D6である。
【0089】算出した精密遅延時間DTは、信号C5と
してCPU31に供給され、CPU31は当該精密遅延
時間DTに応じた制御信号C2によって、当該精密遅延
時間DTに対応する遅延時間を、図1に示す遅延回路3
3に格納することになる。
【0090】タイマを内蔵している当該遅延回路33
は、前記通常運用状態においてCPU31から制御信号
C2の入力を受けた場合、当該制御信号C2の入力時点
から計測して前記遅延時間DTが経過したときに制御信
号C12を用いてA/D変換器16Aの動作を開始させ
る回路である。
【0091】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。
【0092】(A−2)実施形態の全体動作 本実施形態の光ファイバセンサシステム30は、前提と
して、前記パルス出力回路13A、センサ14、OE変
換器15のあいだで発生する信号(b)の伝送遅延時間
を精密に算出しておく必要があるため、当該伝送遅延時
間が変動する要因が発生した場合などには適宜、通常運
用状態から遅延時間計測状態に移行する。例えば、光フ
ァイバ伝送路27の取替え、センサ14の増設や削除な
どが行われた場合には、当該遅延時間計測状態に移行す
る。
【0093】遅延時間計測状態のなかの概略遅延時間計
測状態では、上述した通り、前記パルス出力回路13A
から通常運用状態よりはるかに周期の長い概略遅延計測
用パルスを出力し、当該概略遅延計測用パルスの伝送遅
延時間を計測し、その時間を通常運用状態におけるパル
ス周期で除算して得られる商を、概略遅延時間D3とし
て求める。
【0094】次に、遅延時間計測状態が当該概略遅延時
間計測状態から微小遅延時間計測状態へ移行すると、通
常運用状態と同じパルス周期の微小遅延計測用パルスが
パルス出力回路13Aから出力される。
【0095】このときパルス出力回路13Aから出力さ
れるパルスを、図6(A)に示し、遅延計測装置35の
波形記憶部36が受信するパルスを図6(B)に示す。
【0096】パルス出力回路13Aから4個のパルスO
P1〜OP4が送信されているのと同じ時間内に、遅延
計測装置35が12(=4×3)個のパルスIP11〜
IP43を受信しているのは、センサ14に相当するセ
ンサが光ファイバ伝送路25上に3つ配置されているケ
ースに対応するものである。光ファイバ伝送路27上
で、1つの出力パルスbはセンサ(14)の数に応じた
数の応答パルスになるためである。
【0097】また、上述したように、通常運用状態にお
ける信号bのパルス周期(通常パルス周期NC)に比べ
て、遅延計測装置35が計測しようとする伝送遅延時間
ははるかに長いため、例えば、パルス出力回路13Aか
ら送信されたパルスOP2が出力順序(パルス出力回路
13Aから出力された順番)N番目の出力パルスである
とすると、例えば遅延計測装置35が受信するパルス
(微小遅延計測用パルス)IP21、IP22、IP2
3は、当該パルスOP2よりもかなり前にパルス出力回
路13Aから送信された出力パルスに対応する応答パル
スであり、一例として、出力順序N−20番目の出力パ
ルスなどに対応する応答パルスである。
【0098】微小遅延計測部38が計測する微小遅延時
間D6は、前記通常パルス周期NCの1周期未満の時間
範囲内で、微小な遅延時間の計測を行うものである。
【0099】したがって、前記概略遅延時間D3と微小
遅延時間D6を受け取る遅延時間算出部39は、上述し
た式(11)によって、精密な遅延時間DTを算出する
ことができる。
【0100】算出した精密遅延時間DTは、上述したよ
うに信号C5としてCPU31に供給され、CPU31
は前記制御信号C2によって、当該精密遅延時間DTに
対応する遅延時間を遅延回路33に格納する。
【0101】このあと光ファイバセンサシステム30
は、当該遅延時間計測状態から通常運用状態に移行す
る。
【0102】当該通常運用状態ではCPU31が、出力
制御回路32から、例えば初期位相として所定の位相角
を持つ信号aAを発生させるとともに、所定のパルス送
信タイミング(パルス送信時刻)でパルス出力回路13
Aがパルスを出力するように、前記制御信号C1を出力
する。
【0103】ここで、当該所定の位相角を位相0とする
と、初期位相0の信号aAで周波数変調された信号LF
に対応するパルスが、信号bとしてパルス出力回路13
Aから出力されることになる。
【0104】CPU31はまた、当該制御信号C1に対
応する制御信号C2を用いて、当該パルス送信時刻を遅
延回路33に通知する。
【0105】これを受けて遅延回路33は、当該パルス
送信時刻から計測開始した時間が、前記遅延時間計測状
態で格納した遅延時間DTに達したときに、制御信号C
12を用いてA/D変換器16Aの動作を開始させるか
ら、それ以降、A/D変換器16Aは信号nを出力する
ようになる。
【0106】一方、CPU31は、制御信号C3を用い
て前記信号aAの初期位相が0であることを、ディジタ
ル信号処理回路34内の信号生成回路40に通知してあ
るので、当該信号生成回路40は、当該通知に対応した
初期位相0の信号jAおよび信号kAを出力する。以
降、この初期位相0は、変更する必要はない。
【0107】なお、信号生成回路40が信号jAおよび
kAを出力しはじめるタイミングは、A/D変換器16
Aが信号nを出力し始めるタイミングに合致させるよう
にするとよい。
【0108】そのタイミング自体を遅延回路33と同様
な遅延回路で設定するようにしてもよいし、A/D変換
器16Aの動作に追随して信号生成回路40の出力動作
が開始する構成としてもよい。
【0109】なお、以上の説明では、信号(n)を、遅
延時間計測装置35(またはA/D変換器16A)から
乗算器21,23まで伝送するために要する時間は、前
記伝送遅延時間に比べても十分に短いものとして無視し
たが、この時間が無視できないほど大きい場合には、こ
の時間も考慮した上で信号jA、kAの初期位相を設定
する必要がある。
【0110】(A−3)実施形態の効果 本実施形態によれば、FM変調のキャリア信号(信号a
A)とディジタル信号処理回路(34)内で出力される
信号(jA、kA)のあいだで位相差が生じなくなるこ
とから、従来のように位相差を検出する必要性がなくな
りシステムの起動時間を十分に短くすることができ、起
動後ただちに、信頼性の高い復調信号(gA)を得るこ
とが可能で、システム運用の時間効率が高まる。
【0111】また本実施形態では、従来は必須であった
位相差を検出するための位相差検出回路(20)や回路
(18)が不要となるだけでなく、信号(jAやk
A)、あるいは前記cosθ・cos2θの位相をずら
す必要もなくなるので、受信側の機能を節約し、構成を
小規模化することが可能である。
【0112】さらに本実施形態では、発明が解決しよう
とする課題の項で述べたような、正負符号が反転するこ
とに関連する問題も解消することができるため、通信の
信頼性を向上することができる。
【0113】(B)他の実施形態 上記実施形態では、センサ(14)の数が1つの場合や
3つの場合について説明したが、この数は、1または3
以外の任意の数とすることができる。例えば、センサが
1つだけのシステム構成を取った場合、前記DMUX部
28は必ずしも必要ではない。
【0114】また、上記実施形態では、前記制御信号C
3を用いて信号aAの初期位相を信号生成回路40に通
知するようにしたが、当該初期位相を固定し変更するこ
とがない場合(例えば必ず位相角0に固定的に設定する
場合)には、当該制御信号C3は省略することが可能で
ある。
【0115】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず干渉型光ファイバセンサ(例えば、音波、圧力、温度
等)を用いた計測システムに広く適用することができ
る。
【0116】また本発明の適用範囲は光ファイバセンサ
システムにも限定されず、光ファイバセンサシステム以
外にも適用可能である。
【0117】さらに、上記実施形態では本発明をハード
ウエア的に実現したが、本発明は、ソフトウエア的に実
現することも可能である。
【0118】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、位相タイミング調整部が光源手段における周波数変
調の位相角と乗算信号の位相角を、伝送遅延時間に合わ
せて設定することにより、当初から、変換反映信号と乗
算信号のあいだに位相差はないので、光通信システムの
起動後ただちに、信頼性の高い物理量の抽出が可能で、
システム運用の時間効率が高まる。
【0119】また、本発明では、物理量抽出手段の機能
を節約し、構成を小規模化することが可能であるととも
に、通信の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る光ファイバセンサシステムの主
要部の構成例を示す概略図である。
【図2】従来の光ファイバセンサシステムの構成例を示
す概略図である。
【図3】実施形態に係る光ファイバセンサシステムで使
用する信号生成回路の主要部の構成例を示す概略図であ
る。
【図4】実施形態に係る光ファイバセンサシステムで使
用する復調回路の主要部の構成例を示す概略図である。
【図5】実施形態に係る光ファイバセンサシステムで使
用する遅延計測装置の主要部の構成例を示す概略図であ
る。
【図6】実施形態の動作説明図である。
【符号の説明】
10、30…光ファイバセンサシステム、11…レーザ
発生器、12…FM変調回路、13、13A…パルス出
力回路、14…センサ、15…O/E変換器、16,1
6A…A/D変換器、17,18…回路、19…復調回
路、21,23,25…乗算器、22,24,26…ロ
ーパスフィルタ、27…光ファイバ伝送路、28…DM
UX部、35…遅延計測装置、36…波形記憶部、37
…概略遅延計測部、38…微小遅延計測部、39…遅延
時間算出部、40…信号生成回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準信号によって周波数変調され
    た基準変調信号を出力する光源手段と、当該基準変調信
    号を伝送する光ファイバ伝送路と、当該光ファイバ伝送
    路上に配置され、その配置位置で所定の物理量を前記基
    準変調信号の位相角に反映させることで、反映変調信号
    を生成、出力する物理量反映手段と、前記光ファイバ伝
    送路を介して当該反映変調信号を受信し、当該反映変調
    信号から前記物理量を抽出する物理量抽出手段とを備え
    た光通信システムにおいて、 前記物理量抽出手段は、 前記反映変調信号に対応した電気信号として変換反映変
    調信号を生成し、出力する信号変換部と、 当該変換反映変調信号に、前記基準信号に対応した乗算
    信号を乗算してその乗算結果を出力する基準乗算部と、 前記光源手段における周波数変調の位相角と、当該乗算
    信号の位相角を、当該光源手段から前記物理量反映手段
    を経て前記信号変換部に至るまでの伝送距離に応じた伝
    送遅延時間に合わせて設定する位相タイミング調整部と
    を備えたことを特徴とする光通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の光通信システムにおいて、 前記光源手段は、 前記基準変調信号をパルス波形に成形して基準変調パル
    ス信号を出力するパルス成形部を備え、 前記物理量抽出手段は、 当該パルス成形部から該当する基準変調パルス信号が出
    力されるタイミングと、当該基準変調パルス信号に対応
    した前記変換反映変調信号を受信して処理し始めるタイ
    ミングを、前記伝送遅延時間に合わせて設定するパルス
    タイミング調整部を備えたことを特徴とする光通信シス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101530260B1 (ko) * 2014-04-15 2015-07-07 한국 천문 연구원 기준 주파수 전송을 위한 실시간 안정도 측정 시스템 및 방법

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KR101530260B1 (ko) * 2014-04-15 2015-07-07 한국 천문 연구원 기준 주파수 전송을 위한 실시간 안정도 측정 시스템 및 방법

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