JP2002251854A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
絶縁を確保して正確なトラッキング動作を行うことが可
能な磁気ヘッド装置を提供する。 【解決手段】 スライダ21を支持する弾性支持部材1
1と、弾性支持部材11上に搭載された圧電素子12,
13とが備えられ、圧電素子12、13は圧電体層12
a、13aと電極層12b…からなる磁気ヘッド装置1
0であり、弾性支持部材11は、固定基端部11aと固
定基端部11aに対して揺動自在な揺動部11bとから
構成され、圧電素子12,13が固定基端部11aと揺
動部11bとを掛け渡すように配置され、かつ圧電素子
12,13と固定基端部11a及び揺動部11bとが粒
径10μm以上のフィラーを含む接着樹脂により接合さ
れてなることを特徴とする磁気ヘッド装置10を採用す
る。
Description
磁気ヘッド装置に関するものである。
平面図である。このハードディスク装置は、円盤状の磁
気ディスク101と、スピンドルモータ102と、キャ
リッジ103と、ロードビーム104と、スライダ10
5と、ボイスコイルモータ106が備えられている。磁
気ヘッド装置は、ロードビーム104とスライダ105
から概略構成されている。円盤状の磁気ディスク101
は、スピンドルモータ102によって回転駆動されるよ
うになっている。また、剛性を有するキャリッジ103
の先端部103aに支持部材であるロードビーム104
が連結され、ロードビーム104の先端104aにはフ
レキシャ(図示せず)を介してスライダ105が取り付
けられている。ロードビーム104は、板ばね材料によ
り形成されている。ロードビーム104の基端部104
bは、キャリッジ103上に固定される固定部であり、
ロードビーム104の先端部104aがスライダ105
を支持している。
は、ボイスコイルモータ106により、磁気ディスク1
01の半径方向に駆動され、スライダ105に搭載され
た再生素子及び記録素子を任意の記録トラック上に移動
させるシーク動作、並びに前記再生素子及び記録素子の
位置を記録トラックの中心線上に保たせるように微調整
するトラッキング動作が行なわれる。
いくにつれて、トラッキング動作の精度も向上させる必
要がある。そこで最近では、ロードビーム上に微動アク
チュエータを搭載し、ロードビームの先端部のみを動か
してトラッキング動作を行わせる方法が提案されてい
る。
を搭載したロードビームの斜視図である。また図6は、
図5の要部を示す断面図である。このロードビーム11
1は、ステンレスの板ばね材によって形成されており、
キャリッジによって保持される固定基端部111aと固
定基端部111aに対して水平方向に揺動可能な揺動部
111bとを有している。固定基端部111aの前端部
両脇には、固定基端部111aの長手方向に延びる腕部
111c,111cが形成されている。また、揺動部1
11bは弾性支持部111d,111dを介して、腕部
111c,111cに連結されている。揺動部111b
と固定基端部111a上には、圧電素子112、113
が空隙部111e上に架け渡されて設置されている。圧
電素子112、113は、圧電材料からなるチタン酸ジ
ルコン酸鉛(PZT)からなる圧電体層112a、11
3aと、これら圧電体層112a、113aの上下層に
それぞれ成膜された金膜等からなる電極層112b、1
12c、113b、113cとから構成されている。そ
して図6に示すように、圧電素子112,113の電極
層112c、113cと揺動部111b及び固定基端部
111aとが、接着樹脂115により接合されている。
アースが接続されている。そして、図5及び図6に示す
ように、圧電素子112、113の電極層112b、1
13bが金線114a、114aを介してロードビーム
111に電気的に接続されることで、圧電素子112,
113がアースに接続されている。また図6に示すよう
に、電極層112c、113cには金線ワイヤ114
b、114bが接続されており、この金線ワイヤ114
bは端子114cにおいて図示しない制御回路に接続さ
れている。なお、図5中、符号121は、揺動部111
bの先端にフレキシャ(図示せず)を介して取付けられ
たスライダである。
b、112c、113b、113cを介して電圧が加え
られると歪みを発生させる素子である。圧電素子11
2、113の圧電体層112a、113aは膜厚方向に
分極するが、その分極方向は圧電素子112及び113
とで逆方向となっている。従って、電極層112c、1
13cに同じ電位をかけたときに、一方の圧電素子は長
手方向に伸長し、他方の圧電素子は長手方向に収縮する
という性能がある。その結果、弾性支持部111d、1
11dが歪み、揺動部111bの先端部に取りつけられ
たスライダ121の位置が変化する。すなわち、揺動部
111bの先端部に取りつけられるスライダをトラック
幅方向に動かして、トラッキング動作を行わせることが
可能となる。
12,113の電極層112c、113cに制御回路か
ら電圧が印加された際、電荷の一部が揺動部111b及
び固定基端部111aに漏れると、圧電素子112,1
13の伸張、収縮に不具合が生じ、正確なトラッキング
動作が行えない場合がある。そこで、圧電素子112,
113の電極層112c、113cが、揺動部111b
及び固定基端部111aから完全に絶縁される必要があ
る。
と、揺動部111b及び固定基端部111aを接合する
接着樹脂115が高絶縁性であることが必要とされる。
従来から接着樹脂115として使用されている紫外線硬
化型の接着樹脂は、樹脂自体の絶縁性が高く、10μm
程度の接着樹脂の厚さがあれば、印加電圧300Vで1GΩ
以上の絶縁性能が得られる。
バリが生じ、このバリが接着樹脂115を突き抜けて揺
動部111bまたは固定基端部111aと接触して絶縁
を確保できないおそれもある。そこで、電極層112a
2、113a2と揺動部111b及び固定基端部111
aとは、10μm以上の間隔をもって離間していること
が必要とされている。
場合、接着樹脂をロードビーム111に塗布してから紫
外線照射による硬化処理を行う間に、圧電素子112,
113をロードビーム111側に押し当てるため、電極
層112c、113cと揺動部111b及び固定基端部
111aとが直接に接してしまう場合があった。即ち、
電極層112c、113cと揺動部111b及び固定基
端部111aとの間隔を10μm程度の設計値とした場
合、接着樹脂の塗布から硬化に至るまでの間に10μm
の間隔を維持するのが困難な状況であった。
間隔を維持するために、冶具の利用が考えられるが、係
る場合は高精度な冶具が必要となり、磁気ヘッド装置の
製造工程が複雑化するという問題があった。
であって、冶具を用いることなく、圧電素子の一方の電
極層とロードビームとの絶縁を確保して正確なトラッキ
ング動作を行うことが可能な磁気ヘッド装置を提供する
ことを目的とする。
めに、本発明は以下の構成を採用した。本発明の磁気ヘ
ッド装置は、記録媒体に記録された磁気信号を検出する
再生素子及び前記記録媒体に磁気信号を記録する記録素
子が設けられたスライダと、前記スライダを支持する弾
性支持部材と、前記弾性支持部材上に搭載され、該弾性
支持部材に歪みを与えて前記スライダの位置を変化させ
る圧電素子とが備えられてなる磁気ヘッド装置であり、
前記圧電素子は圧電体層と該圧電体層を挟む一対の電極
層からなり、前記弾性支持部材は、固定基端部と、該固
定基端部に連結されて前記スライダを支持するとともに
前記圧電素子によって前記固定基端部に対して揺動自在
な揺動部とから構成され、前記圧電素子の前記一方の電
極層が前記固定基端部及び前記揺動部の側に対向した状
態で、前記圧電素子が前記固定基端部と前記揺動部とを
掛け渡すように配置され、かつ前記圧電素子と前記固定
基端部及び前記揺動部とが粒径10μm以上のフィラー
を含む接着樹脂により接合されてなることを特徴とす
る。
弾性支持部材とが粒径10μm以上のフィラーを含む接
着樹脂により接合されており、このフィラーが圧電素子
と弾性支持部材のスペーサとしての役割を果たすので、
圧電素子と弾性支持部材とを常に10μm以上の間隔を
もって離間させることができ、圧電素子と弾性支持部材
との絶縁を確保することが可能になる。これにより、圧
電素子への印加電圧が弾性支持部材に漏れることがな
く、圧電素子の伸張、収縮が正常に行われて、正確なト
ラッキング動作を行うことが可能になる。
0μm以下の範囲が好ましく、10μm以上50μm以
下の範囲がより好ましい。
載の磁気ヘッド装置であって、前記接着樹脂に含まれる
前記フィラーの添加量が5〜40重量%の範囲であるこ
とを特徴とする。係る磁気ヘッド装置によれば、フィラ
ーの添加量が5重量%以上なので、スペーサとしての機
能を充分に果たすことができ、また添加量が40重量%
以下であるので、硬化前の接着樹脂の流動性を高くして
接着樹脂の操作性を向上させることができる。
載の磁気ヘッド装置であって、前記フィラーの形状が球
状あるいは非球状であることを特徴とする。係る磁気ヘ
ッド装置によれば、フィラーの形状が球状かつ粒度分布
の範囲が狭いものであれば、圧電素子と弾性支持部材と
の間隔を一定にしやすく、かつ硬化前の流動性を損なわ
ず、接着樹脂の操作性を良好に保ちことができる。ま
た、フィラーの形状が非球状であれば、球状フィラーに
比べて安価であるため、コストを低く抑えることがで
き、またフィラーの添加量を少なくすることで、硬化前
の接着樹脂の流動性を保つことが可能である。
を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の磁気
ヘッド装置が備えられたハードディスク装置の例を示す
平面図である。図2は、本実施の形態の磁気ヘッド装置
の斜視図である。図3は、図2のA-A’線に沿う拡大
断面図である。
状の磁気ディスク1と、磁気ディスク1を回転駆動する
スピンドルモータ2と、キャリッジ3と、弾性支持部材
であるロードビーム11と、スライダ21と、ボイスコ
イルモータ6とが備えられている。なお、ロードビーム
11は、剛性支持部材であるキャリッジ3の先端部3a
に連結されて支持されている。キャリッジ3の基端部3
bにはボイスコイルモータ6が取りつけられている。そ
して本発明に係る磁気ヘッド装置10は、ロードビーム
11とスライダ21とから概略構成されている。
成されており、ロードビーム11の先端に取り付けら
れ、スライダ21のトレーリング側端面Tには図2に示
されるごとく薄膜素子21aが設けられている。また、
スライダ21の記録媒体との対向面側には、ABS面
(浮上面)が形成されている。
記録された磁気記録信号を再生する再生素子(MRヘッ
ド)と、記録媒体に磁気信号を記録する記録素子(イン
ダクティブヘッド)との双方を含む、いわゆる複合型薄
膜素子である。再生素子は、例えばスピンバルブ膜に代
表される磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗効果素子と磁
性材料のシールド層とを有して構成され、また記録素子
は、磁性材料のコアとコイルとがパターン形成された構
成となっている。
るロードビーム11は、図2に示すように圧電素子1
2、13を搭載したものである。このロードビーム11
は、ステンレスの板ばね材によって形成されており、キ
ャリッジ3によって保持される固定基端部11aとこの
固定基端部11aに対して水平方向に揺動可能な揺動部
11bとを有している。固定基端部11aの前端部両脇
には、固定基端部11aの長手方向に延びる腕部11
c,11cが形成されている。また、揺動部11bは弾
性支持部11d,11dを介して腕部11c,11cに
連結されている。
上に、圧電素子12、13が空隙部11e上に架け渡さ
れて設置されている。圧電素子12、13は、図2及び
図3に示すように、チタン酸ジルコン酸鉛(ジルコン酸
チタン酸鉛)等の圧電材料を主体とする圧電体層12
a、13aと、この圧電体層12a、13aを挟む一対
の電極層12b、12c、13b、13cとから構成さ
れている。
ームとの接合構造を更に詳細に説明すると、揺動部11
bの空隙部11e側には切欠部11fが設けられ、また
固定基端部11aの空隙部11e側にも切欠部11gが
設けられている。そして圧電素子12は、電極層12c
が切欠部11f、11g側、即ち固定基端部11a及び
揺動部11b側に向いた状態で、切欠部11f、11g
に掛け渡されて配置されている。更に切欠部11f、1
1gにはフィラーを含む接着樹脂15が塗布されてお
り、圧電素子12はこの接着樹脂15を介して切欠部1
1f、11gに接合されている。尚、図3には圧電素子
12のみを示しているが、もう一つの圧電素子13の接
合構造も図3に示す構造とほぼ同一である。
続されている。圧電素子12、13の電極層12b、1
3bは、金線ワイヤ14aを介してロードビーム11に
電気的に接続されることによりアースと接続されてい
る。尚、電極層12b、13bとロードビーム11とを
電気的に接続できるものであれば、金線ワイヤ14aに
限られず、導電性ペースト等を用いても良い。また図3
に示すように、電極層12c、13cは、空隙部11e
を貫通する金線ワイヤ14bに接続されており、金線ワ
イヤ14bは端子14cにおいて図示しない制御回路に
接続されている。
び揺動部11bに接合する接着樹脂15は、粒径10μ
m以上のフィラーを含むものが好ましい。フィラーとし
ては、ガラスビーズ、シリカゲル、球状シリカ等の無機
系フィラーや、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等の有
機系フィラーを例示できる。またフィラーは絶縁性のも
のが好ましい。また接着樹脂15自体の具体例として
は、紫外線硬化性のエポキシ系接着樹脂やアクリル系接
着樹脂を例示できる。粒径10μm以上のフィラーを含
む接着樹脂15が圧電素子12,13と固定基端部11
a及び揺動部11bの間に配置されることにより、フィ
ラーが圧電素子12,13と固定基端部11a及び揺動
部11bのスペーサとしての役割を果たし、圧電素子1
2,13と固定基端部11a及び揺動部11bとを常に
10μm以上の間隔をもって離間させることができ、電
極層12c、13cと固定基端部11a及び揺動部11
bとの絶縁を確保することが可能になる。
以下の範囲が好ましく、10μm以上50μm以下の範
囲がより好ましい。フィラーの粒径が10μm未満であ
ると、圧電素子12,13と固定基端部11a及び揺動
部11bとの絶縁を確保することが困難になるので好ま
しくなく、フィラーの粒径が70μmを越えると、接着
樹脂層15が厚くなって圧電素子12,13の変位が接
着樹脂層に吸収されやすくなるため、スライダ21の変
位量が小さくなる、あるいはスライダ21への圧電素子
12,13の変位の伝達が遅れて適切なトラッキング動
作が行われなくなる、あるいは磁気ヘッド装置の合成が
低くなる、等の製品性能上の問題が発生するので好まし
くない。また、硬化前の接着樹脂15の流動性が低下す
るため、接着樹脂15の塗布操作時において、例えばデ
ィスペンサ等で接着樹脂15を供給する際に吐出時にデ
ィスペンサのノズル詰まりが発生する可能性が高くなる
ので好ましくない。なお、フィラーの粒度分布の幅はで
きるだけ小さいことが好ましい。即ち、フィラーの粒度
がある程度揃っていることが好ましい。例えば、フィラ
ーの平均粒径をDμmとした場合、フィラーの粒径の幅
が(D−(0.4×D))μm〜(D+(0.4×
D))μm程度の範囲にあることが好ましい。
は5〜40重量%の範囲が好ましい。フィラーの添加量
が5重量%未満では、スペーサとしての機能を充分に果
たすことができないので好ましくなく、また添加量が4
0重量%を越えると、硬化前の接着樹脂の流動性が低下
し、接着樹脂の操作性が低下するので好ましくない。特
に、フィラーの形状が非球状の場合は、フィラーの添加
量を5〜20重量%の範囲にすることが好ましい。非球
状のフィラーの添加量が5重量%未満ではスペーサとし
ての機能を充分に果たすことができないので好ましくな
く、添加量が20重量%を越えると、硬化前の接着樹脂
の流動性が低下して接着樹脂の操作性が低下するので好
ましくない。
の範囲が狭いものであれば、電極層12c、13cと固
定基端部11a及び揺動部11bとの間隔を一定にしや
すく、かつ硬化前の接着樹脂15の流動性を損なわず、
接着樹脂15の操作性を良好に保ちことができる。ま
た、フィラーの形状が非球状であれば、球状フィラーに
比べて安価であるため、コストを低く抑えることがで
き、またフィラーの添加量を少なくすることで、硬化前
の接着樹脂の流動性を保つことが可能になる。
2c、13b、13cに電圧が加えられると、歪みを発
生させる素子である。電圧の印加により、圧電素子1
2、13の圧電体層12a、13aは膜厚方向に分極す
るが、その分極方向は圧電素子12、13とで逆方向に
なっている。従って、電極層12c、13cに、金線ワ
イヤ14bを介して同じ電位をかけたときに、一方の圧
電素子は長手方向に伸長し、他方の圧電素子は長手方向
に収縮する。
み、揺動部11bの先端部に取りつけられたスライダ2
1の位置が変化する。すなわち、揺動部11bの先端部
に取りつけられたスライダ21をトラック幅方向(図2
中、両矢印方向)に動かして、トラッキング動作を行わ
せることが可能となる。
素子12,13とロードビーム11とが粒径10μm以
上のフィラーを含む接着樹脂15により接合されてお
り、このフィラーが圧電素子12,13とロードビーム
11とのスペーサとしての役割を果たすので、圧電素子
12、13とロードビーム11とを常に10μm以上の
間隔をもって離間させることができ、これらの絶縁を確
保することが可能になる。これにより、圧電素子12,
13への印加電圧がロードビーム11に漏れることがな
く、圧電素子12、13の伸張、収縮が正常に行われ
て、正確なトラッキング動作を行うことができる。
磁気ヘッド装置によれば、圧電素子と弾性支持部材とが
粒径10μm以上のフィラーを含む接着樹脂により接合
されており、このフィラーが圧電素子と弾性支持部材の
スペーサとしての役割を果たすので、圧電素子と弾性支
持部材とを常に10μm以上の間隔をもって離間させる
ことができ、圧電素子と弾性支持部材との絶縁を確保す
ることができる。これにより、圧電素子への印加電圧が
弾性支持部材に漏れることがなく、圧電素子の伸張、収
縮が正常に行われて、正確なトラッキング動作を行うこ
とができる。
られたハードディスク装置の例を示す平面図である。
ある。
図である。
大断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体に記録された磁気信号を検出
する再生素子及び前記記録媒体に磁気信号を記録する記
録素子が設けられたスライダと、前記スライダを支持す
る弾性支持部材と、前記弾性支持部材上に搭載され、該
弾性支持部材に歪みを与えて前記スライダの位置を変化
させる圧電素子とが備えられてなる磁気ヘッド装置であ
り、 前記圧電素子は圧電体層と該圧電体層を挟む一対の電極
層からなり、前記弾性支持部材は、固定基端部と、該固
定基端部に連結されて前記スライダを支持するとともに
前記圧電素子によって前記固定基端部に対して揺動自在
な揺動部とから構成され、 前記圧電素子の前記一方の電極層が前記固定基端部及び
前記揺動部の側に対向した状態で、前記圧電素子が前記
固定基端部と前記揺動部とを掛け渡すように配置され、
かつ前記圧電素子と前記固定基端部及び前記揺動部とが
粒径10μm以上のフィラーを含む接着樹脂により接合
されてなることを特徴とする磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 前記接着樹脂に含まれる前記フィラー
の添加量が5〜40重量%の範囲であることを特徴とす
る請求項1に記載の磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 前記フィラーの形状が球状あるいは非
球状であることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載の磁気ヘッド装置。
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JP2001050420A JP3811014B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 磁気ヘッド装置 |
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JP2001050420A JP3811014B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 磁気ヘッド装置 |
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