JP2002251808A - 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法

Info

Publication number
JP2002251808A
JP2002251808A JP2001274234A JP2001274234A JP2002251808A JP 2002251808 A JP2002251808 A JP 2002251808A JP 2001274234 A JP2001274234 A JP 2001274234A JP 2001274234 A JP2001274234 A JP 2001274234A JP 2002251808 A JP2002251808 A JP 2002251808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
magnetized
information
information recording
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001274234A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Nishikawa
正一 西川
Kazuyuki Usuki
一幸 臼杵
Yoshihisa Usami
由久 宇佐美
Makoto Nagao
信 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001274234A priority Critical patent/JP2002251808A/ja
Priority to SG200108053A priority patent/SG116437A1/en
Priority to US10/023,832 priority patent/US6829201B2/en
Priority to EP01130504A priority patent/EP1220204A3/en
Priority to KR1020010082454A priority patent/KR20020051868A/ko
Priority to MYPI20015828A priority patent/MY127195A/en
Priority to CNB011449357A priority patent/CN1257490C/zh
Publication of JP2002251808A publication Critical patent/JP2002251808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】正確にトラッキング・サーボを行うことができ
る情報記録媒体を提供する。また、正確にトラッキング
・サーボを行いながら情報の記録及び再生の少なくとも
一方の処理を行うことにより、良好なS/Nで信号の記
録及び再生を行うことができる情報記録媒体の処理方法
を提供する。 【解決手段】光磁気ディスク10は磁気的に情報を記録
する磁気記録層16を備えており、この磁気記録層16
が、磁化方向が異なる磁化領域A及び磁化領域Bが半径
方向に交互に配列されるように、ディスク中心に対し同
心円状またはスパイラル状に予め磁化されているので、
トラッキングを連続的に行うことができ、正確なトラッ
キング・サーボを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体及び
情報記録媒体の処理方法に係り、特に、トラッキング用
サーボ情報を磁気的にプリフォーマット記録した情報記
録媒体、及びこの情報記録媒体を用いてサーボ情報を読
み取りトラッキングを行いながら情報の記録及び再生の
少なくとも一方の処理を行う情報記録媒体の処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータで取り扱う情
報量の飛躍的な増加に伴い、大容量かつ安価であり、ア
クセス時間の短い情報記録媒体が続々と開発されてい
る。このような大容量の情報記録媒体としては、例え
ば、ハードディスク等の内蔵型の磁気記録媒体、アイオ
メガ社が開発したZIP等のリムーバルな磁気記録媒体
を挙げることができる。これらハードディスクやZIP
では、トラック幅を狭めトラック密度を大きくすること
により、大容量化を実現しており、狭いトラックを磁気
ヘッドが正確に走査し、良好なS/Nで記録信号を再生
するためには、磁気ヘッドとトラックとの相対的なずれ
を検出して、磁気ヘッドの位置を補正するトラッキング
・サーボ技術が重要な役割を果たしている。
【0003】ハードディスクやZIPでは、トラッキン
グ用サーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号
等が、磁気記録媒体の製造時に予め高い位置精度で記録
(プリフォーマット記録)されている。これらの信号が
記録された領域(サーボ領域)は、ディスク面に対し離
散的に配置されており、磁気ヘッドはこれらの信号を再
生することにより、ヘッドの位置を確認、修正しながら
トラック上を正確に走査している。
【0004】一方、次世代の高密度記録方式としては、
エバネッセント光を利用した記録方式(近接場光記録方
式、ニアフィールド記録方式ともいう)が有力視されて
いる。この記録方式では、100ギガビット/インチ2
以上の高密度化が可能になると期待されている。
【0005】エバネッセント光は、波長以下の微小開口
で光が散乱、回折したときに発生し、微小開口の近傍
(微小開口の出射端からその光の波長以下の領域内)に
局在する非伝搬光である。また、固体浸漬レンズ(SI
L:Solid Immersion Lens)に光
を集光することによっても、エバネッセント光を発生さ
せることができる。このエバネッセント光を用いて光記
録を行うことにより、通常の光記録による記録マークよ
りも小さい記録マークを形成することができ、これによ
り情報の面記録密度を大幅に増加させることができる。
【0006】その一方、エバネッセント光は、記録ヘッ
ドとなる微小開口やSILの出射端から光の波長以下の
領域内にしか存在しないため、エバネッセント光の発生
手段および検出器(ヘッド)を記録媒体の極近傍(具体
的には、数10nm以内の領域)に配置して、記録及び
再生を行わなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、更なる
高密度化に伴いトラック幅は狭くなる一方であり、従来
のサーボ方式では、磁気ヘッドはトラック上を正確に走
査すること(サーボ・フォローイング)ができない、と
いう問題が生じる。特に100ギガビット/インチ2
上の記録密度では、サーボ・フォローイングに問題を生
じる可能性が高い。また、ディスク面積に対するサーボ
領域の面積の割合を高めることにより、サーボ・フォロ
ーイングを確実に行おうとすれば、記録領域の減少を招
き、記録容量を高く維持することが困難になる。
【0008】また、光ディスクでは、ディスク内に同心
円状またはスパイラル状に設けられたランド/グルーブ
構造のトラッキング・ガイドを利用してトラッキングを
行うサーボ方式を採用しているが、この方式ではディス
ク表面に大きな凸凹が存在することになる。このため、
検出器を記録媒体の極近傍に配置する必要がある次世代
の高密度記録方式では、安定したヘッド走行状態を実現
することが難しい。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みな
されたものであり、本発明の目的は、正確にトラッキン
グ・サーボを行うことができる情報記録媒体を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、正確にトラッ
キング・サーボを行いながら情報の記録及び再生の少な
くとも一方の処理を行うことにより、良好なS/Nで信
号の記録及び再生を行うことができる情報記録媒体の処
理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の情報記録媒体は、磁気的に情報を
記録する磁気記録層を支持体上に備え、該磁気記録層
が、トラッキングのために予めディスク中心に対し同心
円状またはスパイラル状に磁化されると共に、磁化方向
が異なる磁化領域が半径方向に交互に配列されるように
磁化されたことを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の情報記録媒体は、磁気的
に情報を記録する磁気記録層を支持体上に備えている。
この磁気記録層がトラッキングのために予め磁化方向が
異なる磁化領域が半径方向に交互に配列されるように磁
化されているので、磁化領域の磁化方向の相違に基づい
てトラッキングを行うことができる。また、磁気記録層
がトラッキングのために予めディスク中心に対し同心円
状またはスパイラル状に磁化されているので、トラッキ
ングを連続的に行うことができ、正確なトラッキング・
サーボを行うことができる。更に、磁化領域の磁化方向
の相違に基づいてトラッキングを行うことができるの
で、媒体表面に凸凹を形成する必要がなく、検出器を記
録媒体の極近傍に配置する場合にも、安定したヘッド走
行状態を実現することができる。
【0012】上記の情報記録媒体において、トラッキン
グのための磁化方向を、ディスク面に対して垂直とする
ことが好ましい。磁化方向をディスク面に対して垂直と
したことにより、半径方向に交互に配列された磁化方向
が異なる磁化領域が、相互にその磁力を弱め合うことが
なくなり、各磁化領域の磁力が安定化する。
【0013】情報記録媒体の支持体としては、一般的な
ハードディスクドライブと同様にアルミニウム、ガラ
ス、ポリカーボネート等を使用しても良いが、ディスク
状の可とう性非磁性支持体を使用することが好ましい。
その支持体として可とう性非磁性支持体を用いたことに
より、ヘッドとディスクとが接触した際の衝撃が低減さ
れ、フライング・ヘッドを使用する次世代の高密度記録
方式のようにヘッドを記録媒体の極近傍に配置する場合
にも、ヘッドとディスクとが安定に接触摺動し、安定し
たヘッド走行が可能となる。また、可とう性非磁性支持
体を基材として用いているので、安価に製造することが
できる。
【0014】支持体と磁気記録層との間には、反射膜を
形成することが好ましい。記録および再生光としてエバ
ネッセント光をしようする場合においても非伝搬光であ
る近接場光は伝搬光に変換されて反射膜により反射され
るので、磁気カー効果を利用して近接場光の磁気記録層
表面での反射光を検出する際に、伝搬光による反射光が
ファラデー効果により検出されて検出信号のS/Nが向
上する、いわゆるエンハンス効果を得ることができる。
【0015】磁気記録層には、予め離散的サーボ・フィ
ールドを磁気的に記録しておくことができる。磁気記録
層に予め離散的にサーボ・フィールドを磁気的に記録し
ておくことにより、記録時または再生時に、カー効果等
の磁気光学効果を利用してサーボ・フィールドを読み出
し、セクター・サーボを行なうことができる。トラッキ
ング・サーボとセクター・サーボとを併用することによ
り、正確なトラッキングが可能になると同時に、所定領
域へのアクセス速度が速くなる。
【0016】磁化領域は一定周波数で蛇行するように形
成することができる。この通り、いわゆるウォブルを施
すことで、トラッキング信号を検出すると同時に、クロ
ック信号やアドレス信号を生成することができる。
【0017】請求項8に記載の情報記録媒体の処理方法
は、本発明の情報記録媒体を用い、前記磁気記録層の磁
化領域の磁化方向の相違に基づいてトラッキングを行い
ながら情報の記録及び再生の少なくとも一方の処理を行
うことを特徴とする。本発明の情報記録媒体は、その磁
気記録層が、トラッキングのために予めディスク中心に
対し同心円状またはスパイラル状に磁化されると共に、
磁化方向が異なる磁化領域が半径方向に交互に配列され
るように磁化されている。従って、この情報記録媒体を
用いて情報の記録及び再生の少なくとも一方の処理を行
う際には、磁化領域の磁化方向の相違に基づいて正確に
トラッキング・サーボを行いながら情報の記録及び再生
の少なくとも一方の処理を行うことができ、良好なS/
Nで信号の記録及び再生を行うことができる。
【0018】上記の処理方法においては、前記磁化領域
に直線偏光を照射して、前記磁化方向の相違に応じた反
射光の偏光面の回転方向を検出し、検出した反射光の偏
光面の回転方向に基づいてトラッキングを行うことがで
きる。情報の記録及び再生の少なくとも一方の処理を行
う際には、磁気カー効果を利用し、磁化領域に直線偏光
を照射して、磁化方向の相違に応じた反射光の偏光面の
回転方向を検出することができる。そして、検出した反
射光の偏光面の回転方向に基づいてトラッキングを行う
ことができる。
【0019】トラッキングを行うための直線偏光として
は、エバネッセント光を用いることができる。また、ト
ラッキングを行うためのトラッキング・エラー検出方式
としては、2本のトラッキング・ビームによる反射光の
偏光面の回転方向を各々検出すると共に2つの検出値を
比較する3ビーム法が好ましい。
【0020】上記の処理方法においては、磁化領域に情
報を記録することが好ましい。トラッキングのために予
め磁化された磁化領域に情報を記録するので、サーボ領
域の面積増加による記録容量低下を防止することができ
る。
【0021】情報を記録する方法は、前記磁化領域に光
変調方式または磁界変調方式により情報を記録すること
を特徴とする。情報記録媒体の磁気記録層に光を照射す
ることにより、光照射部分をキュリー温度付近まで加熱
すると共に、磁気ヘッドから磁界を印加することによ
り、磁気的に情報の記録を行ない、その方式は光変調方
式でもよく、磁界変調方式でもよい。また、記録に使用
する光は、半導体レーザ等で発振させたレーザ光を光学
レンズで集光した一般的な手法でもよいが、エバネッセ
ント光を照射しながら記録を行なうこともできる。レー
ザ光源としては、例えば400〜780nmの範囲の発
振波長を有する半導体レーザが使用できる。記録密度を
高めるために、青紫色半導体レーザ、赤外半導体レーザ
と波長変換素子(SHG)とから構成される青紫色SH
Gレーザ等を用いることが好ましく、波長405nm前
後の青紫色半導体レーザが特に好ましい。
【0022】情報を記録する場合に、所定の磁化方向に
磁化された磁化領域にのみ磁気的に情報を記録すること
ができる。このとき所定の磁化方向に磁化された磁化領
域を、異なる磁化方向に磁化された磁化領域より広くす
ることにより、フォーマット効率が向上する。また、前
記所定の磁化方向に磁化された磁化領域を複数のトラッ
クに分けて記録することもできる。この場合も同様にフ
ォーマット効率が向上する。
【0023】記録された情報を再生する方法としては、
前記磁化領域に直線偏光を照射して、前記磁化方向の相
違に応じた反射光の偏光面の回転方向を検出し、検出し
た反射光の偏光面の回転方向に基づいて、前記磁化領域
に記録された情報を再生する方法がある。この方法によ
れば、磁化領域に情報を記録された情報は、磁気カー効
果を利用して再生することができる。
【0024】記録された情報を再生する他の方法として
は、前記磁化領域の磁気から電磁誘導により電流を発生
させ、前記磁化方向の相違に応じた電流の方向を検出
し、検出した電流の方向に基づいて、前記磁化領域に記
録された情報を再生する方法がある。この方法によれ
ば、磁化領域に情報を記録された情報は、電磁誘導を利
用して再生することができる。
【0025】記録された情報を再生する更に他の方法と
しては、前記磁化領域の磁気により電気抵抗を変化さ
せ、電気抵抗の変化を検出し、検出した電気抵抗の変化
に基づいて、前記磁化領域に記録された情報を再生する
方法がある。この方法によれば、磁化領域に情報を記録
された情報は、磁気抵抗効果を利用して再生することが
できる。
【0026】また、情報の記録及び再生の処理を行う場
合には、磁気記録層の表面と磁気ヘッドとをディスク面
平均で100nm以下に近接させて、記録及び再生の処
理を行うことが好ましい。即ち、情報記録媒体と磁気ヘ
ッドとが安定に接触摺動している状態で、情報の記録や
再生を行なうことが好ましい。このような状態は、例え
ば、ディスク状の可とう性非磁性支持体を使用する場合
に実現することができる。磁気記録層の表面と磁気ヘッ
ドとをディスク面平均で100nm以下に近接させては
じめて、エバネッセント光等を利用した高密度記録が可
能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。 (情報記録媒体)本発明の情報記録媒体の実施の形態に
係る光磁気ディスク10は、一般的なハードディスクド
ライブの形態で使用しても良いが、可換性を有し、且つ
接触記録を可能とするために、図1(A)に示すよう
に、中心部にセンターホールが形成されたいわゆるフレ
キシブル・ディスクであることが好ましい。このフレキ
シブル・ディスクは、プラスチック等で形成されたカー
トリッジ12内に格納されている。なお、カートリッジ
12には、通常、金属性のシャッタ(図示せず)で覆わ
れたアクセス窓(図示せず)を備えており、このアクセ
ス窓を介して光磁気ディスク10への記録や再生が行わ
れる。
【0028】光磁気ディスク10は、図1(C)に示す
ように、ディスク状の支持体14上に、磁気的に情報を
記録する磁気記録層16、磁気記録層16を劣化や摩耗
から保護する保護層18、及び潤滑剤の付与により走行
耐久性および耐食性を改善する潤滑層20が、この順に
積層されて構成されている。磁気記録層16は、ディス
ク面に対して垂直方向に磁化(プリフォーマット磁化)
されおり、ディスク支持体14と反対側の表面を記録面
とした場合、支持体側がS極で記録面側がN極になる方
向に磁化された磁化領域16Aと、支持体側がN極で記
録面側がS極になる方向に磁化された磁化領域16B
と、で構成されている。これら磁化領域16A及び磁化
領域16Bは、ディスク半径方向に交互に配列されてい
る。また、図1(B)に、図1(A)の領域Aにおける
磁気記録層16の記録面の磁化状態を示すが、図1
(B)に示すように、磁化領域16A及び磁化領域16
Bの各々は、ディスク中心に対し同心円状またはスパイ
ラル状に形成され、各々がトラックを構成している。即
ち、磁化領域16A及び磁化領域16Bは、その磁化方
向の相違により、トラッキング・ガイドとして使用され
ると共に、記録領域として使用される。この光磁気ディ
スク10においては、磁気記録層16の側からレーザ光
が照射され、情報の記録及び再生が行われる。
【0029】また、図7に示すように、磁化領域16A
及び磁化領域16Bは、一定周波数で蛇行する(ウォブ
ルを施す)ように形成してもよい。このウォブルの蛇行
周波数を検出して、線速度を制御する制御信号として使
用することができる。例えば、内周から外周まで同じ周
期のウォブルを入れることにより、半径位置に拘らず線
速度が一定になるように制御することができる。内周か
ら外周にかけて周期を長くするようにウォブルを入れる
ことにより、角速度が一定になるように制御することが
できる。即ち、ウォブルを入れることにより、クロック
信号やアドレス信号を生成することができる。
【0030】支持体14は、ヘッドとの接触時の衝撃を
回避するために、可とう性を備えた樹脂フィルムで構成
されている。このような樹脂フィルムとしては、芳香族
ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミドイミ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリエーテルイミド、ポリサルフォン、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリエチレンナフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネート、トリアセ
テートセルロース、フッ素樹脂等からなる樹脂フィルム
が挙げられる。
【0031】支持体14の厚みは、10μm〜200μ
m、好ましくは20μm〜150μm、さらに好ましく
は30μm〜100μmである。支持体14の厚みが薄
すぎると、高速回転時の安定性が低下し、面ぶれが増加
する。一方、支持体14の厚みが厚すぎると、回転時の
剛性が高くなり、接触時の衝撃を回避することが困難に
なり、記録ヘッドの跳躍を招く。
【0032】支持体14の表面は、磁気ヘッドによる記
録を行うために、可能な限り平滑であることが好まし
い。具体的には、ハードディスク基板作製時に行われる
バーニッシュ処理を行った場合や、後述する下塗り層を
使用する場合では、光学式の表面粗さ計で測定した表面
粗さが平均中心線粗さRaで5nm以内、好ましくは2
nm以内、触針式粗さ計で測定した突起高さが1μm以
内、好ましくは0.1μm以内である。
【0033】磁気記録層16が設けられる側の支持体表
面には、平面性の改善を目的として下塗り層を設けるこ
とが好ましい。磁気記録層16をスパッタリング等で形
成するため、下塗り層は耐熱性に優れることが好まし
く、下塗り層の材料としては、例えば、ポリイミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂、シリコン樹脂、フッ素系樹
脂等を使用することができる。熱硬化型ポリイミド樹
脂、熱硬化型シリコン樹脂は、平滑化効果が高く、特に
好ましい。下塗り層の厚みは、0.1μm〜3.0μm
が好ましい。支持体14に他の樹脂膜をラミネートする
場合には、ラミネート加工前に下塗り層を形成してもよ
く、ラミネート加工後に下塗り層を形成してもよい。
【0034】熱硬化性ポリイミド樹脂としては、例え
ば、丸善石油化学社製のビスアリルナジイミド「BAN
I」のように、分子内に末端不飽和基を2つ以上有する
イミドモノマーを、熱重合して得られるポリイミド樹脂
が好適に用いられる。このイミドモノマーは、モノマー
の状態で支持体表面に塗布した後に、比較的低温で熱重
合させることができる。このように原料となるモノマー
を支持体上に直接塗布して硬化させることができるた
め、汎用溶剤を使用することができ、凹凸に対する回り
込みも良く、平滑化効果が高い。
【0035】熱硬化性シリコン樹脂としては、有機基が
導入されたケイ素化合物を原料としてゾルゲル法で重合
したシリコン樹脂が好適に用いられる。このシリコン樹
脂は、二酸化ケイ素の結合の一部を有機基で置換した構
造からなりシリコンゴムよりも大幅に耐熱性に優れると
共に、二酸化ケイ素膜よりも柔軟性に優れるため、可と
う性フィルムからなる支持体上に樹脂膜を形成しても、
クラックや剥離が生じ難い。また、原料となるモノマー
を支持体上に直接塗布して硬化させることができるた
め、汎用溶剤を使用することができ、凹凸に対する回り
込みも良く、平滑化効果が高い。更に、縮重合反応は、
酸やキレート剤などの触媒の添加により比較的低温から
進行するため、短時間で硬化させることができ、汎用の
塗布装置を用いて樹脂膜を形成することができる。
【0036】下塗り層の表面には、ヘッドとの真実接触
面積を低減し、摺動特性を改善することを目的として、
微小突起を設けることが好ましい。また、微小突起を設
けることにより、支持体のハンドリング性も良好にな
る。微小突起を形成する方法としては、球状シリカ粒子
を塗布する方法、エマルジョンを塗布して有機物の突起
を形成する方法などが使用できるが、下塗り層の耐熱性
を確保するため、球状シリカ粒子を塗布して微小突起を
形成するのが好ましい。
【0037】微小突起の高さは5nm〜60nmが好ま
しく、l0nm〜30mmがより好ましい。微小突起の
高さが高すぎると記録再生ヘッドと媒体のスペーシング
ロスによって信号の記録再生特性が劣化し、微小突起が
低すぎると摺動特性の改善効果が少なくなる。微小突起
の密度は0.1〜100個/μm2が好ましく、1〜1
0個/μm2がより好ましい。微小突起の密度が少なす
ぎる場合は摺動特性の改善効果が少なくなり、多すぎる
と凝集粒子の増加によって高い突起が増加して記録再生
特性が劣化する。
【0038】また、バインダーを用いて微小突起を支持
体表面に固定することもできる。バインダーには、十分
な耐熱性を備えた樹脂を使用することが好ましく、耐熱
性を備えた樹脂としては、熱硬化型ポリイミド樹脂、熱
硬化型シリコン樹脂を使用することが特に好ましい。
【0039】基板14と磁気記録層16との間には、一
般的な光磁気ディスクと同様に、反射膜を設けることが
好ましい。反射膜には、レーザ光に対する反射率が高い
光反射性物質が使用される。このような光反射性物質と
しては、例えばAl、Al―Ti、Al−In、Al―
Nb、Au、Ag、Cu等の金属及び半金属を挙げるこ
とができる。これらの物質は単独で用いてもよく、二種
以上を組合せて用いてもよい。また、合金として用いて
もよい。この中でも、Al合金、Ag合金等の光反射性
物質で反射膜を構成するのが特に好ましい。非伝搬光で
ある近接場光は伝搬光に変換されて反射膜により反射さ
れるので、磁気カー効果を利用して近接場光の磁気記録
層表面での反射光を検出する際に、伝搬光による反射光
がファラデー効果により検出されて検出信号のS/Nが
向上する(エンハンス効果)。Al合金、Ag合金等で
構成された反射膜は、反射率が高いため、高いエンハン
ス効果を得ることができる。
【0040】上記の反射膜は、上記光反射性物質を基板
12上にスパッタリング、または電子ビーム真空蒸着す
ることにより形成することができる。反射膜の膜厚は1
0nm〜200nmが好ましい。
【0041】磁気記録層16には、光磁気記録媒体で一
般的に使用される各種金属合金等の磁気記録材料を使用
することができる。磁気記録材料は、垂直磁気異方性を
有し、光磁気特性に優れ、キュリー点が200℃前後の
ものが好ましく、このような磁気記録材料としては、希
土類遷移金属非晶質材料が挙げられ、具体的にはTbF
eCo、NdFeCo、GdFeCo、DyFeCoな
ど好ましい。中でもTbFeCo系合金は高い垂直磁気
異方性を有しており、非常に小さな記録マークでも安定
に記録することができるため、特に好ましい。またこれ
らの合金に耐食性を改善するためCrを添加したものが
さらに好ましい。磁気記録層16は、例えばスパッタリ
ング法により作製することができ、磁気記録層16の層
厚としては、10nm〜50nmが好ましい。
【0042】保護層18には、シリカ、アルミナ、チタ
ニア、ジルコニア、酸化コバルト、酸化ニッケルなどの
酸化物、窒化チタン、窒化ケイ素、窒化ホウ素などの窒
化物、炭化ケイ素、炭化クロム、炭化ホウ素等の炭化
物、グラファイト、無定型カーボンなどの炭素等の材料
を使用することができる。保護層18の摺動耐久性を高
めるためには、ヘッド材質と同等またはそれ以上の硬度
を有する硬質膜であり、摺動中に焼き付きを生じ難くそ
の効果が安定して持続し、且つピンホールが少ないもの
が好ましく、このような保護膜としては、CVD法で作
製されるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)と呼ば
れる硬質炭素膜が挙げられる。
【0043】潤滑層20には、公知の炭化水素系潤滑
剤、フッ素系潤滑剤、極圧添加剤等の潤滑剤が付与され
ている。また、耐食性をさらに高めるために防錆剤を併
用することができる。潤滑剤は単独もしくは複数を併用
して使用することができ、潤滑剤を有機溶剤に溶解した
溶液を、スピンコート法、ワイヤーバーコート法、グラ
ビアコート法、ディップコート法等で保護層18表面に
塗布するか、真空蒸着法により保護層18表面に付着さ
せればよい。潤滑剤の塗布量としては、1〜30mg/
m2が好ましく、2〜20mg/m2が特に好ましい。
【0044】なお、磁気記録層16上には、超解像によ
り記録マークを小型化するための超解像層が形成されて
いてもよく、磁気記録層16の両側には、光の干渉を利
用して磁気光学効果をエンハンスするため、および記録
膜の劣化を防止するための誘電体保護層等が磁気記録層
16に隣接して形成されていてもよい。誘電体保護層と
しては、記録に利用する光の吸収が少なく、屈折率の高
い材料が好ましく、その様な材料としては、窒化ケイ
素、窒化アルミ、酸化ケイ素、硫化亜鉛やこれらの混合
物が利用できる。
【0045】磁気記録層16をプリフォーマットする方
法は、特に限定されない。例えば、磁気ヘッドにより磁
化領域を書き込んでもよく、磁気転写により磁化領域を
形成してもよい。微細なパターンの磁化領域を短時間で
形成するためには、磁気転写により磁化領域を形成する
のが特に好ましい。
【0046】磁気転写は、図2(A)〜(C)に示すよ
うに、磁性層28が形成されたマスター担体24から、
磁化される前の磁気記録層16を備えたスレーブ媒体2
2に、磁気を転写して所定パターンの磁化領域を形成す
る方法である。マスター担体24は、シリコン、アルミ
ニウム等の非磁性材料で構成された基板26上に、転写
パターンに応じた形成された磁束密度が大きなCo、F
eなどの強磁性体からなる凸状の磁性層28を形成した
ものであり、基板26と磁性層28との間には、必要に
応じてCr、Ti等の非磁性金属材料で構成された導電
性層を設けることができる。マスター担体24は、フォ
トファブリケーションや、光ディスクの基板形成に使用
するスタンパを用いて作製することができる。例えば、
スタンパにより所定パターンが形成されたニッケル基板
に磁性層を形成してマスター担体24を得ることができ
る。以下、磁気転写により磁化領域を形成する方法を具
体的に説明する。
【0047】まず、図2(A)に示すように、支持体1
4上に、磁化される前の磁気記録層16、保護層(図示
せず)、及び潤滑層(図示せず)を積層したスレーブ媒
体22に、矢印A方向の直流磁界を印加して、スレーブ
媒体22の磁気記録層16を矢印A方向に励磁する(初
期磁化)。なお、磁気記録層16は、初期磁化されて全
体が磁化領域16Aとなる。
【0048】次に、図2(B)に示すように、マスター
担体24を、初期磁化されたスレーブ媒体22に密着さ
せて、転写磁界として矢印B方向の直流磁界または交流
バイアス磁界等を印加し、磁性層28を矢印B方向に励
磁する。これにより、図2(C)に示すように、スレー
ブ媒体22と磁性層28とが接触している部分から、磁
気記録層16の対応する部分に矢印B方向の磁界が印加
されて、その部分の磁化方向が反転し、磁化領域16A
中に磁化領域16Bが形成される。これによりスレーブ
媒体22の精密なプリフォーマットが行われる。(トラ
ッキング・サーボ)次に、上記の光磁気ディスクにおけ
るトラッキング・サーボの方法について説明する。図3
(A)に示すように、支持体側がS極で記録面側がN極
になる方向に磁化された磁化領域16Aに直線偏光を照
射すると、磁気カー効果により、その反射光の偏光面は
入射光の偏光面から所定角度θ(例えば右回り)だけ回
転する。一方、図3(B)に示すように、支持体側がN
極で記録面側がS極になる方向に磁化された磁化領域1
6Bに同じ直線偏光を照射すると、磁気カー効果によ
り、その反射光の偏光面は入射光の偏光面から所定角度
−θ(例えば左回り)だけ回転する。
【0049】従って、磁化領域に照射された光ビーム
は、光磁気ディスク10で反射されるが、偏光板等を通
してこの反射光から偏光面が所定角度だけ回転した反射
光を検出し、この反射光の強度により、ヘッドとトラッ
クの相対的なずれを検出して、トラッキング・サーボを
行うことができる。即ち、同心円状またはスパイラル状
に設けられた磁化領域16A及び磁化領域16Bは、ト
ラッキング・ガイドとしての役割を果たす。
【0050】トラッキング・エラー検出方式としては、
2分割フォトディテクタを用いてトラッキング誤差信号
を得るプッシュプル法、3ビーム法等、光ディスクにお
いて使用されるトラッキング・エラー検出方式を使用す
ることができる。この中でも、生成するサーボエラー信
号品位が最も高くなる3ビーム法が特に好ましい。
【0051】図9(A)〜(E)を参照して3ビーム法
について説明する。3ビーム法は、レーザ光源から発生
させたレーザ光を、信号の記録再生に使用するメインビ
ームとトラッキングを行なうための2本のサブビームと
に分光してトラッキングを行なう方式である。図9
(A)に示すように、メインビームによるスポット10
0が記録トラックの直上にある場合は、サブビームによ
るスポットA及びスポットBは同じ磁化方向のトラック
に同程度重なっており、検出した反射光の偏光面の回転
角度は略等しく、図10に示す回路でのトラッキング誤
差信号の出力はゼロとなる。これに対し、図9(B)及
び(C)に示すように、同じ磁化方向のトラックに重な
る程度がスポットA及びスポットBで異なる場合には、
図10に示す回路でのトラッキング誤差信号の出力は、
プラスまたはマイナスとなる。従って、トラッキング誤
差信号の出力により、メインビームの記録トラック中心
からのずれを検出することができる。
【0052】図9(D)及び図9(E)は、ビーム配置
の変形例を示す図であり、図9(D)の場合は、メイン
ビームとサブビームの配置を変更した例であり、図9
(E)の場合は、サブビームが読み取るサーボトラック
が記録トラックから離れた例である。 (情報の記録及び再生)次に、以上説明した光磁気ディ
スクへの情報の記録と、記録された情報の再生と、につ
いて説明する。図5に、上記の光磁気ディスクへの情報
の記録、及び記録した情報の再生に使用することができ
る記録再生装置の概略構成を示し、図6に、記録再生装
置の記録再生ヘッド部の概略構成を示す。
【0053】この記録再生装置は、図5及び図6に示す
ように、スイングアーム34の先端に取り付けられ、光
磁気ディスク10の回転に伴い浮上する浮上型スライダ
32を備えている。この浮上型スライダ32は、サスペ
ンション38の先端部に固定された薄型の板バネである
ジンバル52の下面に取り付けられ、サスペンション3
8は、スイングアーム34に支持されている。また、浮
上型スライダ32は、その浮上面(ABS:Air B
earing Surface)40が光磁気ディスク
10の記録面に対向するように、光磁気ディスク10の
記録面上方に配置され、矢印C方向に沿ったスイングア
ーム34の回動により、光磁気ディスク10の半径方向
に移動可能とされている。
【0054】この記録再生装置の記録再生ヘッド部は、
図6に示すように、光磁気ディスク10の回転に伴い浮
上する浮上型スライダ32を備えており、その浮上面4
0には、正圧または負圧を付与するためのレールパター
ン42が設けられている。浮上型スライダ32の浮上面
40には、光の波長よりも小さな径の微小開口46が設
けられている。この微小開口46に外部から光を導くた
めに、サスペンション38と平行に光ファイバ44が設
けられている。光ファイバ44の出射端は、浮上型スラ
イダ32内部に配置され、光ファイバ44の出射端の下
方には、微小開口46に光を集光するための集光レンズ
47が配置されている。また、浮上面40には、励磁コ
イルを備えた磁気ヘッド50が設けられている。この磁
気ヘッド50は、情報記録時に印加する磁界を制御する
記録磁界制御回路36に接続されている。この装置で
は、光ファイバ44により導かれた光を、集光レンズ4
7で微小開口46に集光し、微小開口46から出射させ
ることにより、微小開口46の近傍にエバネッセント光
54を発生させることができる。
【0055】光磁気ディスク10を回転させると共に、
この光磁気ディスク10に対して浮上型スライダ32を
押し当てると、光磁気ディスク10と浮上型スライダ3
2とは非常に弱い力で安定に接触摺動する。この通り、
安定な接触摺動状態とすることにより、光磁気ディスク
10の磁気記録層16と磁気ヘッド50との距離はディ
スク面平均で100nm以下にまで近付けることができ
る。ヘッドの安定走行のために、ディスクの回転数は1
000rpm〜10000rpmが好ましく、2000
rpm〜7500rpmがより好ましい。また、ディス
クの面振れは小さい方が好ましく、約50μm程度以下
とすることがより好ましい。
【0056】情報記録時には、この安定に接触摺動して
いる状態で、磁気記録層16にエバネッセント光を照射
することにより、光照射部分をキュリー温度付近まで加
熱して、加熱部分の抗磁力を十分低下させ、比較的小さ
な磁界強度でも磁化反転し易くする。そして、記録磁界
制御回路36から磁気ヘッド50に制御信号を供給し、
情報に対応する磁界を、磁気記録層16の磁化を反転し
易くなった領域に印加することにより、磁気的に情報の
記録を行なう(磁界変調方式)。磁界変調方式により情
報の記録を行った場合には、図7に示すように、磁化領
域16A及び磁化領域16Bの各々沿って、エバネッセ
ント光54による加熱部分と略同じ大きさの記録信号5
8が連続して記録される。
【0057】情報再生時には、同様に安定に接触摺動し
ている状態で、トラッキング・サーボの場合と同様に、
記録信号が記録された磁化領域に直線偏光であるエバネ
ッセント光を照射し、磁気カー効果を利用して、磁化方
向の相違に応じた反射光の偏光面の回転方向を検出する
ことにより、磁気的に記録された記録信号を読み出すこ
とができる。また、情報の再生は、磁界の強さに応じて
電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した、MR(M
agneto Resistive)ヘッド、GMR
(Giant Magneto Resistive)
ヘッド、TMR(Tunnel Magneto Re
sistive)ヘッド等の磁気ヘッドを用いて行って
もよい。中でも、高感度なGMRヘッド及びTMRヘッ
ドが特に好ましい。
【0058】以上説明した通り、本実施の形態の光磁気
ディスクでは、 (1)磁気記録層がトラッキングのために予め磁化方向
が異なる磁化領域が半径方向に交互に配列されるように
磁化されているので、磁化領域の磁化方向の相違に基づ
いて、トラッキングを行うことができる。この通り、磁
化領域の磁化方向の相違に基づいてトラッキングを行う
ことができるので、媒体表面に凸凹を形成する必要がな
く、検出器を記録媒体の極近傍に配置する場合にも、安
定したヘッド走行状態を実現することができる。 (2)磁気記録層がトラッキングのために予めディスク
中心に対し同心円状またはスパイラル状に磁化されてい
るので、トラッキングを連続的に行うことができ、正確
なトラッキング・サーボを行うことができ、良好なS/
Nで信号の記録及び再生を行うことができる。また、ト
ラッキングのために予め磁化された磁化領域に情報を記
録するので、サーボ領域の面積増加による記録容量低下
を防止することができる。特に、磁化方向をディスク面
に対して垂直としたことにより、半径方向に交互に配列
された磁化方向が異なる磁化領域が、相互にその磁力を
弱め合うことがなくなり、各磁化領域の磁力が安定化す
る。 (3)磁化領域の磁化方向の相違に基づいてトラッキン
グを行うことができるので、媒体表面に凸凹を形成する
必要がなく、エバネッセント光を利用した次世代の高密
度記録方式等のように検出器を記録媒体の極近傍に配置
する場合にも、安定したヘッド走行状態を実現すること
ができる。また、光磁気ディスクは可とう性を備えた樹
脂フィルム等の支持体を基材としているため磁気ヘッド
との接触時の衝撃が回避され、光磁気ディスクと磁気ヘ
ッドとは非常に弱い力で安定に接触摺動する。更に、可
とう性を備えた樹脂フィルム等を基材として用いる場合
には、光磁気ディスクを安価に製造することができる。 (4)磁化領域をいわゆる磁気転写により形成するの
で、磁界を印加した時点で大量のサーボ情報を一括して
複写することが可能である。このため極めて短時間で磁
化領域を磁化することができる。また、静的に磁化する
ことができるので、正確なプリフォーマット記録が可能
である。
【0059】上記の実施の形態では、薄膜の光磁気ディ
スクをカートリッジ内に格納して、可換媒体として使用
する例について説明したが、本発明の情報記録媒体は、
ハードディスクにも適用することができる。ハードディ
スクに適用する場合には、アルミニウム基板、ガラス基
板、ポリカーボネート基板、カーボン基板等、比較的硬
度の高い支持体が使用され、支持体の厚みは0.2mm
〜1.2mmが好ましく、0.3mm〜0.9mmより
好ましい。
【0060】上記の実施の形態では、磁気記録層の側か
らエバネッセント光を照射して情報の記録及び再生を行
う例について説明したが、基板側から一般的なレーザ光
を照射して情報の記録及び再生を行う構成とすることも
できる。この場合、支持体には、記録及び再生に使用す
る所定波長のレーザ光に対し透過率が高い材料を使用す
る。
【0061】また、上記の実施の形態では、支持体の片
面に磁気記録層を設ける例について説明したが、支持体
の両面に磁気記録層を設けてもよい。また、片面に磁気
記録層を設けた支持体同士を支持体側を内側にして貼り
合わせて、ディスクの両面に磁気記録層を設けてもよ
い。
【0062】上記の実施の形態では、エバネッセント光
を用いて記録や再生を行う例について説明したが、光情
報記録装置で一般的に使用される他のレーザ光源を用い
て記録や再生を行うこともできる。
【0063】また、微小開口によりエバネッセント光を
発生させる装置を使用する例について説明したが、SI
Lに光を集光してエバネッセント光を発生させる装置を
用いて記録や再生を行うこともできる。この装置では、
図8に示すように、浮上型スライダ32内部には、その
出射面が浮上型スライダ32の浮上面40に露出するよ
うにSIL60が埋め込まれている。SIL60の上方
には、浮上型スライダ32外部からの光を集光する集光
レンズ62が、浮上面40に露出したSIL60の出射
面で焦点を結ぶように配置されている。集光レンズ62
により浮上型スライダ32外部からの光を集光し、SI
L60の出射面で焦点を結ばせることにより、焦点近傍
にエバネッセント光54が発生する。なお、図6に示す
装置と同じ構成部分については同じ符号を付して説明を
省略する。
【0064】上記の実施の形態では、磁界変調方式によ
り情報の記録を行なう例について説明したが、図4に示
すように、磁化領域16A及び磁化領域16Bのいずれ
か一方に、その磁化方向と反対の磁界を印加し、レーザ
光30を照射した部分だけ磁化を反転させて、磁気的に
情報の記録を行なうこともできる(光変調方式)。この
ときレーザ光の強度分布はガウス分布になっているた
め、強度が大きいスポットの中心部分に記録信号31が
形成される。このため、レーザ光30のスポットより小
さい記録信号31が記録信号に応じて記録される。
【0065】上記の実施の形態では、磁気記録層をトラ
ッキングのために予めディスク中心に対し同心円状また
はスパイラル状に磁化し、トラッキングを連続的に行う
例について説明したが、磁気記録層をトラッキングのた
めに予めディスク中心に対し同心円状またはスパイラル
状に磁化すると共に、磁気記録層に予め離散的にサーボ
・フィールドを磁気的に記録しておくことができる。
【0066】図11(A)、(B)は、サーボフィール
ドを離散的に配置した例であるが、このサーボフィール
ドにはアドレス情報やトラック情報が記録されている。
また、このサーボフィールドとは別にトラッキングを連
続的に行うための同心円状のサーボバンドが書き込まれ
ている。
【0067】これにより、カー効果等の磁気光学効果を
利用してサーボ・フィールドを読み出し、セクター・サ
ーボを行なうことができる。トラッキング・サーボとセ
クター・サーボとを併用することにより、正確なトラッ
キングが可能になると同時に、所定領域へのアクセス速
度が速くなる。
【0068】上記の実施の形態では、N型の磁化領域1
6A及びS型の磁化領域16Bは略同じ幅としたが、N
型の磁化領域16Aのみに記録し、S型の磁化領域16
Bはトラッキングのために使用する場合には、図12
(A)に示すように、トラッキング用の磁化領域16B
の幅を、記録用の磁化領域16Aの幅より狭くすること
が好ましい。記録用の磁化領域16Aの幅をより広くす
ることでフォーマット効率が向上する。例えば、トラッ
キング用の磁化領域16Bの幅を0.1μmとし、記録
用の磁化領域16Aの幅を約0.2μmとすることがで
きる。また、図12(B)に示すように、記録用の磁化
領域16Aの幅を更に広げ、記録用の磁化領域16Aに
複数のトラック16A1〜16A5が内在するものとし
て、複数の磁気ヘッドを備えたいわゆるマルチヘッドか
ら書き込みを行なうこともできる。
【0069】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体は、正確にトラッ
キング・サーボを行うことができる、という効果を奏す
る。また、本発明の情報記録媒体の処理方法は、正確に
トラッキング・サーボを行いながら情報の記録及び再生
の少なくとも一方の処理を行うことにより、良好なS/
Nで信号の記録及び再生を行うことができる、という効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本実施の形態に係る光磁気ディスク
の概略構成を示す平面図であり、(B)は、(A)の領
域Aの磁気記録層表面の磁化状態を示す部分拡大図であ
り、(C)は、(B)のA−A線断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、磁気転写の工程を示す断面
図である。
【図3】(A)及び(B)は、トラッキング信号の読み
出し原理を説明する説明図である。
【図4】光変調方式により情報の記録を行った場合の記
録パターンを示す平面図である。
【図5】本実施の形態に係る光磁気ディスクへの情報の
記録及び再生に使用することができる記録再生装置の概
略構成を示す平面図である。
【図6】図5に示す記録再生装置の記録再生ヘッド部の
概略構成を示す光軸に沿った断面図である。
【図7】磁界変調方式により情報の記録を行った場合の
記録パターンを示す平面図である。
【図8】本実施の形態に係る光磁気ディスクへの情報の
記録及び再生に使用する記録再生装置の他の構成例を示
す平面図である。
【図9】(A)〜(E)は3ビーム方式によるトラッキ
ング原理を説明するための図である。
【図10】トラッキング誤差信号を出力する回路の入出
力関係を示す図である。
【図11】(A)及び(B)は、磁気記録層に離散的に
サーボ情報が記録された変形例を示す図である。
【図12】(A)は、記録用の磁化領域の幅をトラッキ
ング用の磁化領域の幅より広くした場合の磁気記録層表
面の磁化状態(光変調記録)を示す部分拡大平面図であ
り、(B)は、記録用の磁化領域に複数のトラックが内
在する場合の磁気記録層表面の磁化状態を示す部分拡大
平面図である。
【符号の説明】
10 光磁気ディスク 12 カートリッジ 14 支持体 16 磁気記録層 18 保護層 20 潤滑層 16A 磁化領域 16B 磁化領域 18 保護層 20 潤滑層 22 スレーブ媒体 24 マスター担体 32 浮上型スライダ 50 磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/105 566 G11B 11/105 566F 586 586W 5/02 5/02 S 5/65 5/65 11/10 502 11/10 502Z 13/00 13/00 20/12 20/12 21/10 21/10 A B M (72)発明者 宇佐美 由久 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 長尾 信 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5D006 DA02 DA03 5D044 AB01 BC06 CC04 DE02 DE46 5D075 CE04 CE05 CF06 DD05 DD06 EE03 FF20 5D091 AA08 CC18 CC23 CC24 DD03 HH20 5D096 AA05 CC05 EE03 EE09 EE18 GG01 MM01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気的に情報を記録する磁気記録層を支持
    体上に備え、 該磁気記録層が、トラッキングのために予めディスク中
    心に対し同心円状またはスパイラル状に磁化されると共
    に、磁化方向が異なる磁化領域が半径方向に交互に配列
    されるように磁化された情報記録媒体。
  2. 【請求項2】トラッキングのための磁化方向を、ディス
    ク面に対して垂直とした請求項1に記載の情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】前記支持体がディスク状の可とう性非磁性
    支持体である請求項1または2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】前記磁気記録層に、予め離散的なサーボ・
    フィールドが磁気的に記録された請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】前記磁化領域が一定周波数で蛇行するよう
    に形成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報
    記録媒体。
  6. 【請求項6】所定の磁化方向に磁化された磁化領域を、
    異なる磁化方向に磁化された磁化領域より広くした請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報
    記録媒体を用い、前記磁気記録層の磁化領域の磁化方向
    の相違に基づいてトラッキングを行いながら情報の記録
    及び再生の少なくとも一方の処理を行う情報記録媒体の
    処理方法。
  8. 【請求項8】前記磁化領域に直線偏光を照射して、前記
    磁化方向の相違に応じた反射光の偏光面の回転方向を検
    出し、検出した反射光の偏光面の回転方向に基づいてト
    ラッキングを行う請求項7に記載の情報記録媒体の処理
    方法。
  9. 【請求項9】前記直線偏光がエバネッセント光である請
    求項8に記載の情報記録媒体の処理方法。
  10. 【請求項10】2本のトラッキング・ビームによる反射
    光の偏光面の回転方向を各々検出すると共に2つの検出
    値を比較する3ビーム法により前記トラッキングを行な
    う請求項7〜9のいずれか1項に記載の報記録媒体の処
    理方法。
  11. 【請求項11】請求項4に記載の情報記録媒体を用い、
    前記磁気記録層の磁化領域の磁化方向の相違に基づいて
    トラッキングを行いながら情報の記録及び再生の少なく
    とも一方の処理を行う情報記録媒体の処理方法であっ
    て、 前記離散的に記録されたサーボ・フィールドに基づいて
    セクター・サーボを行なう情報記録媒体の処理方法。
  12. 【請求項12】請求項5に記載の情報記録媒体を用い、
    前記磁気記録層の磁化領域の磁化方向の相違に基づいて
    トラッキングを行いながら情報の記録及び再生の少なく
    とも一方の処理を行う情報記録媒体の処理方法であっ
    て、 前記一定周波数で蛇行する磁化領域の該周波数に基づい
    てクロック信号及びアドレス信号の少なくとも一方を生
    成する情報記録媒体の処理方法。
  13. 【請求項13】前記磁化領域に情報を記録する請求項7
    〜12のいずれか1項に記載の情報記録媒体の処理方
    法。
  14. 【請求項14】前記磁化領域に光変調方式または磁界変
    調方式により情報を記録する請求項7〜13のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の処理方法。
  15. 【請求項15】前記磁気記録層の磁化領域に、エバネッ
    セント光を照射することにより光照射部分をキュリー温
    度付近まで加熱すると共に、磁気ヘッドから所定方向の
    磁界を印加して磁気的に情報を記録する請求項7〜14
    のいずれか1項に記載の情報記録媒体の処理方法。
  16. 【請求項16】所定の磁化方向に磁化された磁化領域に
    のみ磁気的に情報を記録する請求項7〜15のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の処理方法。
  17. 【請求項17】前記所定の磁化方向に磁化された磁化領
    域を異なる磁化方向に磁化された磁化領域より広くする
    請求項16に記載の情報記録媒体の処理方法。
  18. 【請求項18】前記所定の磁化方向に磁化された磁化領
    域を複数のトラックに分けて記録する請求項16または
    17に記載の情報記録媒体の処理方法。
  19. 【請求項19】前記磁化領域に直線偏光を照射して、前
    記磁化方向の相違に応じた反射光の偏光面の回転方向を
    検出し、検出した反射光の偏光面の回転方向に基づい
    て、前記磁化領域に記録された情報を再生する請求項7
    〜18のいずれか1項に記載の情報記録媒体の処理方
    法。
  20. 【請求項20】前記磁化領域の磁気から電磁誘導により
    電流を発生させ、前記磁化方向の相違に応じた電流の方
    向を検出し、検出した電流の方向に基づいて、前記磁化
    領域に記録された情報を再生する請求項7〜18のいず
    れか1項に記載の情報記録媒体の処理方法。
  21. 【請求項21】前記磁化領域の磁気により電気抵抗を変
    化させ、電気抵抗の変化を検出し、検出した電気抵抗の
    変化に基づいて、前記磁化領域に記録された情報を再生
    する請求項7〜18のいずれか1項に記載の情報記録媒
    体の処理方法。
  22. 【請求項22】前記磁気記録層の表面と磁気ヘッドとを
    ディスク面平均で100nm以下に近接させて、情報の
    記録及び再生の少なくとも一方の処理を行う請求項7〜
    21のいずれか1項に記載の情報記録媒体の処理方法。
JP2001274234A 2000-12-22 2001-09-10 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法 Pending JP2002251808A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274234A JP2002251808A (ja) 2000-12-22 2001-09-10 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法
SG200108053A SG116437A1 (en) 2000-12-22 2001-12-20 Information recording medium, information recording and reproducing method and manufacturing method of information recording medium.
US10/023,832 US6829201B2 (en) 2000-12-22 2001-12-21 Magnetic information recording medium having regions magnetized in different directions, a method for recording and reproducing for the same, and a method of manufacturing the same
EP01130504A EP1220204A3 (en) 2000-12-22 2001-12-21 Information recording medium, information recording and reproducing method and manufacturing method of information recording medium
KR1020010082454A KR20020051868A (ko) 2000-12-22 2001-12-21 정보기록매체, 정보기록방법 및 정보기록매체의 제조방법
MYPI20015828A MY127195A (en) 2000-12-22 2001-12-21 Magnetic information recording medium having regions magnetized in different directions, a method for recording and reproducing for the same, and a method of manufacturing the same
CNB011449357A CN1257490C (zh) 2000-12-22 2001-12-24 信息记录媒体、信息记录方法以及信息记录媒体的制造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000391341 2000-12-22
JP2000-391341 2000-12-22
JP2001274234A JP2002251808A (ja) 2000-12-22 2001-09-10 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002251808A true JP2002251808A (ja) 2002-09-06

Family

ID=26606439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274234A Pending JP2002251808A (ja) 2000-12-22 2001-09-10 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002251808A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130187A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Samsung Electronics Co Ltd 磁気記録装置および磁気記録方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130187A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Samsung Electronics Co Ltd 磁気記録装置および磁気記録方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6829201B2 (en) Magnetic information recording medium having regions magnetized in different directions, a method for recording and reproducing for the same, and a method of manufacturing the same
JP4971245B2 (ja) データ記憶装置
US5889641A (en) Magneto-resistive magneto-optical head
JP2000331302A (ja) 記録再生ヘッド、記録再生ディスク装置、および磁気センサの製造方法
JP2000173093A (ja) 光学素子および情報記録再生装置
US7518827B2 (en) Laser assisted track width definition and radial control with magnetic recording
JP4038336B2 (ja) 情報記録再生方法
US6704250B1 (en) Near-field magneto-optical head having a magnetic sensor
WO2008068973A1 (ja) 磁気記録装置及び磁気記録ヘッド
JP2002251808A (ja) 情報記録媒体及び情報記録媒体の処理方法
JP2002251810A (ja) 情報記録方法
US6977786B2 (en) Information recording method using a vertical magnetic system
JP2002251809A (ja) 情報記録媒体
JP2006073175A (ja) 磁気記録媒体の記録再生方法、磁気記録媒体の記録再生装置および磁気記録媒体
US20050111123A1 (en) Master information carrier and method of manufacturing the same, method of recording master information signal on magnetic recording medium, method of manufacturing the magnetic recording medium, and magnetic recording and reproducing apparatus
JP2004199737A (ja) 情報記録媒体及びその情報記録再生方法
JP4008139B2 (ja) 磁気ヘッドと光ヘッドとの位置合わせ方法および位置合わせ装置
JP2003067993A (ja) 情報記録媒体
JP2004199736A (ja) 情報記録媒体及びその情報記録再生方法
JP2004199735A (ja) 情報記録媒体及びその情報記録再生方法
JP2002251725A (ja) 情報記録媒体の製造方法
JP2003173587A (ja) 情報記録媒体
JPH1173682A (ja) 光記録媒体、光ヘッド及び光記録装置
JP2003346395A (ja) ディスク状情報記録媒体およびそれを用いた情報記録方法
JP2002032941A (ja) ヘッド位置調整方法及び記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212