JP2002251577A - 著作物の出版システム - Google Patents

著作物の出版システム

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JP2002251577A
JP2002251577A JP2001050317A JP2001050317A JP2002251577A JP 2002251577 A JP2002251577 A JP 2002251577A JP 2001050317 A JP2001050317 A JP 2001050317A JP 2001050317 A JP2001050317 A JP 2001050317A JP 2002251577 A JP2002251577 A JP 2002251577A
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Japan
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JP2001050317A
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English (en)
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Kazunori Hirono
一紀 廣野
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HIRO IN KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売総数を考慮せずに投稿者から受け入れた
電子的な著作情報から電子出版物を作製し、通信手段を
用いたコンピュータネットワークを利用した読者に電子
的に販売すると共に読後評価を収集し、販売実績と読後
評価を著作物の購読料に逐次反映させて著作料を決定す
る著作物の出版システムを提供する。 【解決手段】 著作情報を出版業者のサーバー11に供
給する投稿受付手段13と、著作情報に基づいて電子出
版物をサーバー11内に掲載する掲載手段16と、コン
ピュータネットワークを介してサーバー11に接続した
読者に電子出版物の内容を無料で閲覧させる閲覧手段1
7と、有料で購読希望する読者に出版業者との間で購読
契約を結ばせる販売手段18と、有料で購読した読者の
読後評価に基づいて購読料を算定する購読料決定手段1
9と、算定された購読料に基づき投稿者に著作料を支払
う著作料支払手段20とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投稿者から受け入
れた電子的な著作情報から電子出版物を作製し、通信手
段を用いたコンピュータネットワークを利用して購読を
希望する読者に電子的に販売することが可能な著作物の
出版システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信手段を用いたコンピュータネ
ットワーク、例えばインターネットを利用して著作物を
電子的に出版することが行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターネットを利用した著作物の電子的な出版では、
その大半が書籍として販売されている著作物を電子出版
物として再出版しているものであり、読者にとっては同
一の著作情報を異なる情報伝達媒体を用いて利用できる
という利点しかない。一方、書籍として販売されてない
著作情報を電子出版物として出版することも行なわれて
いるが、著者の多くは著名な作家に集中しており、新人
が自由に活躍できる投稿活動の場を提供するような環境
には至っていない。また、電子出版物を購入する際、読
者は書店で書籍を購入するときのように電子出版物の内
容を実際に確認することが困難で、出版物の題目、目
次、粗筋等の情報のみを判断材料として電子出版物の購
入決定を行なわねばならなかった。更に、現在の出版体
制では販売総数がある程度期待されないと利益が発生し
ないため、過去の出版物や絶版図書のように販売総数が
あまり期待できない出版物では、再版時の価格設定が高
価に設定されるため購入が容易でないという問題があ
る。また、現在の出版物は販売価格が出版業者により予
め設定されており、需要と供給の経済原理が適用されな
い不合理な価格体系を形成しており、購入価格と読後感
の間には時に大きな乖離が生じる場合がある。本発明は
かかる事情に鑑みてなされたもので、販売総数を考慮せ
ずに投稿者から受け入れた電子的な著作情報から電子出
版物を作製し、通信手段を用いたコンピュータネットワ
ークを利用した読者に電子的に販売すると共に読後評価
を収集し、販売実績と読後評価を著作物の購読料に逐次
反映させて著作料を決定することが可能な著作物の出版
システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る著作物の出版システムは、通信手段を用いたコンピ
ュータネットワークを利用する著作物の出版システムで
あって、複数の投稿者の供給した各著作情報を出版業者
のサーバーに受け入れる投稿受付手段と、受け入れた各
前記著作情報を前記サーバー内で出版物情報に加工しそ
の題目を含む各電子出版物を前記サーバー内に掲載する
掲載手段と、前記コンピュータネットワークを介して前
記サーバーに接続した読者に前記サーバー内に掲載した
各前記電子出版物から興味のある電子出版物を選択させ
その出版物情報の始めの所定範囲内を無料で閲覧させる
閲覧手段と、前記出版物情報の残りの部分を有料で購読
希望する前記読者に前記出版業者との間で購読契約を結
ばせる販売手段と、前記購読契約を結んだ読者に前記電
子出版物の読後評価を予め前記出版業者が設定した評価
基準に基づき入力させその読後評価を前記電子出版物毎
に逐次蓄積し、前記電子出版物毎に蓄積された読後評価
を用いて所定の計算方式により各前記電子出版物の購読
料を算定する購読料決定手段と、前記電子出版物毎の販
売件数と前記購読料決定手段により算定される前記購読
料に基づいて各前記投稿者にそれぞれ著作料を支払う著
作料支払手段とを有する。
【0005】通信手段を用いたコンピュータネットワー
ク、例えばインターネットや、磁性体や半導体を利用し
た各種記録媒体を介して、投稿受付手段により著作情報
を出版業者のサーバーに入力させることができるので、
多様なジャンルの著作情報を、全世界の不特定多数の投
稿希望者から入手することが可能となる。受け入れた著
作情報は、各種法律や公序良俗に反しないことを審査し
た後、掲載手段により電子出版物に加工しサーバー内に
掲載するので、短期間で受け入れた著作情報を電子出版
物に加工することができる。閲覧手段により、コンピュ
ータネットワークを介してサーバーに接続した読者にサ
ーバー内に掲載した各電子出版物から興味のある電子出
版物を選択させその出版物情報の始めの所定範囲内を無
料で閲覧させるので、読者に電子出版物の内容を自由に
確認させることができる。販売手段により、無料閲覧さ
れた電子出版物に関して残りの出版物情報を有料で購読
希望する読者に出版業者との間で購読契約を結ばせるの
で、出版業者はその結果は直ちに確認することができ
る。購読料決定手段は購読した各読者に各電子出版物の
読後評価をさせ、その評価結果を逐次蓄積していくの
で、各電子出版物に対して常に読後評価に基づいた適正
な購読料を設定することができる。著作料支払手段は電
子出版物の販売件数と購読料決定手段で算定された購読
料に基づいて投稿者に著作料を支払うので、読後評価と
販売実績が反映された著作料の支払体系を構築すること
ができる。
【0006】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記購読料決定手段には、各前記電子出版物が前記
サーバーに掲載されてから所定期間内では各前記電子出
版物の購読料を各前記投稿者が指定した各暫定購読料に
設定し、前記所定期間経過後は各前記電子出版物の購読
料を、各前記暫定購読料と各前記電子出版物の掲載期
間、販売件数、及び逐次蓄積される前記読後評価に基づ
いて所定の計算方式により算定した購読料に設定する購
読料算定部が設けられていることが好ましい。当初は投
稿者が設定した暫定購読料で購読が行なわれるので、投
稿者の意思を十分に反映させることができる。また、所
定期間経過後は、購読料算定部により暫定購読料、掲載
期間、販売件数、及び逐次蓄積される読後評価の結果に
基づいて算定された購読料金が適用されるので、投稿者
の意思と読者の意思を共に反映させてより適正な購読料
を決定することができる。
【0007】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記投稿受付手段には、前記出版業者が各前記著作
情報を各前記出版物情報に加工し前記サーバー内に各前
記電子出版物として掲載して前記読者に各前記暫定購読
料で前記サーバー内に掲載された各前記電子出版物を販
売することを各前記投稿者に依頼させる登録依頼部が設
けられていることが好ましい。登録依頼部により、投稿
者は出版業者と電子的に契約を結ぶことができ、更に、
例えば種々のサンプルの中から電子出版物の装丁、使用
する活字の種類等の出版物条件の設定を行なうことがで
きる。
【0008】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記掲載手段には、各前記著作情報を各該著作情報
の表記言語とは異なる言語に翻訳する翻訳部が設けられ
ていることが好ましい。掲載手段に翻訳部を設けること
により、全世界の投稿者から著作情報を受け入れ異なる
言語に変換し、出版業者のサーバー内で出版物情報に加
工しその題目を含む各電子出版物として掲載することが
できる。また、国内の投稿者の著作情報から外国語の電
子出版物を作製してサーバー内に掲載することができ
る。
【0009】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記閲覧手段には、前記サーバー内に掲載された各
前記電子出版物の題目を、掲載日、投稿者名、及び購読
料と共に表示する分類表示部と、前記分類表示部により
示された各前記電子出版物の題目から前記読者が選択し
た電子出版物についてその出版物情報を始めの所定範囲
について無料で表示する無料購読部(無料開放部)が設
けられていることが好ましい。分類表示部により、読者
は出版業者のサーバー内に掲載されている電子出版物の
ジャンルを、例えば一覧表の形式で参照することができ
る。更に、興味のあるジャンルに具体的にどのような電
子出版物が存在するかを、例えば電子出版物の題目とし
て把握することができる。次に、無料購読部により、読
者に自由に興味のある題目の電子出版物の出版物情報を
閲覧させることができる。
【0010】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記販売手段には、前記読者に閲覧された各前記電
子出版物の中から購読契約の申込みを行なわせる購読契
約部と、申し込まれた購読契約の内容に基づいて購読料
の支払方法を前記出版業者に通知する購読料支払部と、
購読契約された電子出版物の出版物情報を前記読者に全
て開示する出版物情報開示部が設けられていることが好
ましい。購読契約部を設けることにより、例えば、無料
閲覧範囲を超えて出版物情報を入手したい読者に対し
て、これ以上は有料入手の範囲であることを知らせ、電
子出版物の購入を促すことができる。その結果、購入を
希望する読者に購入条件の設定(例えば、継続購読契
約、定期購読契約、又は即時決済契約)、購読料の支払
方法等の条件設定を行なわせることができる。支払方法
としては、例えば、読者が指定した金融機関からの引き
落とし、クレジットカード、デビットカード等の各種カ
ードによる支払い、インターネットバンキング、携帯電
話等の電子的支払方法による支払い、コンビニエンスス
トア等の代行受領者への支払い等を利用することができ
る。なお、購入条件、購読料の支払方法等の設定された
データは購読料支払部に転送され、出版業者に通知され
る。購読契約部による購読契約が終了しその結果が購読
料支払部に転送されると、出版物情報開示部により契約
された電子出版物の残りの出版物情報が読者に全て開示
され、読者はその出版物情報を自由に閲覧し、更に種々
の記録媒体にその出版物情報を記録するとも可能とな
る。
【0011】本発明に係る著作物の出版システムにおい
て、前記著作料支払手段には、各前記電子出版物の販売
件数を記録する販売実績管理部と、各前記電子出版物に
関する前記販売実績管理部のデータ及び前記購読料決定
手段により算定される各前記電子出版物の各購読料から
各著作料を算定する著作料算定部と、各前記投稿者に前
記著作料算定部が算定した各著作料の支払を通知する著
作料支払部と、前記購読料決定手段により算定される各
購読料に基づいて各前記投稿者に対して次回の投稿時に
設定可能な前記暫定購読料の範囲を通知する次回暫定購
読料設定部が設けられていることが好ましい。販売実績
管理部により各電子出版物毎に販売件数が常に記録され
るので、各電子出版物の購読料を用いて著作料算定部に
より各投稿者毎に著作料を直ちに計算することができ
る。そのため、予め決められた支払方法で著作料の支払
を行なうことができ、各投稿者にその支払通知を行なう
ことができる。更に、次回暫定購読料設定部により次回
の投稿時に設定可能な暫定購読料の範囲が各投稿者に通
知されるので、各投稿者は自分の作品の需要に応じた購
読料を次回暫定購読料として設定することができ、需要
と供給の経済原理が適用された合理的な購読料の価格体
系を形成することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る著作物の出版システムの構成を示したブロック
図、図2は同著作物の出版システムの投稿受付手段を説
明するブロック図、図3は同著作物の出版システムの掲
載手段を説明するブロック図、図4は同著作物の出版シ
ステムの閲覧手段を説明するブロック図、図5(a)、
(b)はそれぞれ同著作物の出版システムの閲覧手段で
表示される表示画面の一例を示す表示図、図6は同著作
物の出版システムの販売手段を説明するブロック図、図
7は同著作物の出版システムの購読料決定手段を説明す
るブロック図、図8は同著作物の出版システムの著作料
支払手段を説明するブロック図、図9は同著作物の出版
システムを適用した出版方法の説明図である。
【0013】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る著作物の出版システム10は、出版業者が所有し
コンピュータを主体に構成されるサーバー11と、通信
手段を用いたコンピュータネットワーク12との接続に
用いられる、例えばモデム等の通信回線用の図示しない
接続機とを有している。ここで、サーバー11には、複
数の投稿者の供給した各著作情報をサーバー11に受け
入れる投稿受付手段13と、受け入れた各著作情報を記
録する著作情報記録手段14と、著作情報記録手段14
に記録された各著作情報を各出版物情報に加工しその題
目を含む各電子出版物をサーバー11内の出版物情報記
録手段15に掲載する掲載手段16と、コンピュータネ
ットワーク12を介してサーバー11に接続した読者に
出版物情報記録手段15内に掲載した各電子出版物から
興味のある電子出版物を選択させその出版物情報の始め
の所定範囲内を無料で閲覧させる閲覧手段17と、出版
物情報の残りの部分を有料で購読希望する読者に出版業
者との間で購読契約を結ばせる販売手段18と、購読契
約を結んだ読者に電子出版物の読後評価を予め出版業者
が設定した評価基準に基づき入力させその読後評価を電
子出版物毎に逐次蓄積し、電子出版物毎に蓄積された読
後評価を用いて所定の計算方式により各電子出版物の購
読料を算定する購読料決定手段19と、各電子出版物の
販売件数と購読料決定手段19により算定される購読料
に基づいて各投稿者にそれぞれ著作料を支払う著作料支
払手段20が設けられている。以下、これらについて詳
細に説明する。
【0014】図2に示すように、投稿受付手段13は、
投稿者が、例えば、通信手段を用いたコンピュータネッ
トワーク12を介して、マンガ、写真、小説、ノンフィ
クション、生活情報等の各著作情報を出版業者のサーバ
ー11に入力するための機能を有している。投稿受付手
段13には、例えば、出版業者に出版を希望する投稿者
が投稿手数料、希望購読料、著作料入金指定等の投稿条
件を出版業者と契約して電子出版物の販売を依頼するた
めの電子的契約機能を有する登録依頼部21と、契約合
意後に出版する電子出版物の著作情報をサーバー11内
の著作情報記録手段14に入力する著作情報入力部22
と、著作情報に対する翻訳の有無、出版業者が予め設定
した電子出版物の分類基準に基づく著作情報の分類指
定、及び電子的出版物の活字の種類、構成、装丁等の出
版物の具体的形式を含む出版物条件設定のデータを出版
業者に伝える出版物条件設定部23と、投稿手数料の支
払方法を出版業者に知らせる投稿手数料支払部24を備
えている。出版物条件設定部23で設定された出版物条
件設定のデータと、投稿手数料支払部24で入力された
データは、著作情報と共に著作情報記録手段14内に格
納される。なお、著作情報記録手段14は、例えば、磁
気テープ、ハードディスク、磁気ディスク、コンパクト
ディスク、半導体記憶素子等の各種情報記録媒体と各種
情報記録媒体用の入出力装置とを有している。
【0015】図3に示すように、掲載手段16は著作情
報記録手段14の出力装置を起動させて、投稿者が投稿
受付手段13を介して著作情報記録手段14内に入力し
た著作情報と出版物条件設定のデータを掲載手段16に
転送させて出版物情報に加工し、その題目を含む各電子
出版物を出版物情報記録手段15内に掲載する機能を有
している。掲載手段16には、著作情報の表記に使用さ
れている言語と異なる言語に著作情報を翻訳する翻訳部
25と、出版物条件設定のデータに基づいて著作情報を
出版物情報に加工する電子製本部26が設けられてい
る。著作情報記録手段14に保存されている著作情報
は、電子製本部26に入力される前に、出版物条件設定
部23で設定された翻訳の有無により翻訳部25を経由
するかしないかが決定される。電子製本部26では、出
版物条件設定部23で設定された出版物条件設定のデー
タに基づいて著作情報が実際の出版物の具体的形式に沿
って出版物情報に加工される。出版物情報は、出版業者
が予め設定した分類項目内での分類指定、題目、購読料
と共に電子出版物として出版物情報記録手段15内に掲
載される。出版物情報記録手段15は、例えば、磁気テ
ープ、ハードディスク、磁気ディスク、コンパクトディ
スク、半導体記憶素子等の各種情報記録媒体と各種情報
記録媒体用の入出力装置とを有している。
【0016】図4に示すように、閲覧手段17は、コン
ピュータネットワーク12を介してサーバー11に接続
した読者に出版物情報記録手段15内に掲載した各電子
出版物から興味のある電子出版物を選択させその出版物
情報の始めの所定範囲内を無料で閲覧させる機能を有し
ている。閲覧手段17には、通信手段を用いたコンピュ
ータネットワーク12を介してサーバー11に接続した
読者に出版物情報記録手段15内に掲載している各電子
出版物の利用方法を説明する案内表示部27と、読者に
出版物情報記録手段15内に掲載している各電子出版物
の掲載日、投稿者名、及び題目を表示し、読者に閲覧を
希望する電子出版物を指定させる分類表示部28と、分
類表示部28で読者が選択した電子出版物の出版情報に
ついて始めの所定範囲内を無料で閲覧させる無料開放部
(すなわち、無料購読部)29が設けられている。な
お、分類表示部28は、出版物情報記録手段15内に掲
載している各電子出版物を、例えば図5(a)に示すよ
うなジャンル別の大分類項目として表示する機能と、大
分類項目内で読者が選択したジャンル、例えばマンガが
選択された場合は図5(b)に示すように、マンガの分
類を掲載マンガ情報として表示する中分類表示機能と、
中分類表示された各分類毎について各電子出版物の題目
と購読料を表示する機能と、読者に無料閲覧したい電子
出版物を選択させる機能を有している。
【0017】販売手段18は、閲覧手段17で無料開示
された出版物情報の残りの部分を有料で購読希望する読
者に出版業者との間で購読契約を結ばせる機能を有して
いる。図6に示すように、販売手段18には、閲覧手段
17の無料開放部29を介して電子出版物の出版物情報
を閲覧している読者に対して、無料閲覧範囲が終了した
ことを伝えて残りの出版物情報を有料で購読するかを判
断させ購読契約の申込みを行なわせる購読契約部30
と、購読契約が成立した場合に購読契約部30からの信
号により出版物情報記録手段15内の残りの出版物情報
を読者に開示する出版物情報開示部31と、出版業者に
購読契約の内容に基づいて購読料の支払方法を通知する
購読料支払部32と、各電子出版物の購読契約と購読料
支払方法を一括管理する販売情報管理部33が設けられ
ている。なお、販売情報管理部33に管理されるデータ
は、必要に応じて著作料支払手段20に転送される。
【0018】購読料決定手段19は、各電子出版物を有
料で購読した読者に予め設定した評価基準に基づく各電
子出版物の読後評価を入力させる評価欄を設けて読後評
価を逐次蓄積し、逐次蓄積される読後評価から所定の計
算方式で各電子出版物の購読料を算定する機能を有して
いる。図7に示すように、購読料決定手段19には、各
電子出版物を有料で購読した読者に予め設定した評価基
準に基づく各電子出版物の読後評価を、例えば通信手段
を用いたコンピュータネットワーク12を介して入力さ
せる評価欄を設けて読後評価を逐次蓄積する読後評価部
34と、逐次蓄積される読後評価、及び投稿者が投稿手
段13の登録依頼部21を介して入力した暫定購読料に
基づいて所定の計算方式で各出版物情報の購読料を算定
するする購読料算定部35が設けられている。購読料算
定部35では、各電子出版物が出版物情報記録手段15
内に掲載されてから所定期間内では各電子出版物の購読
料を各投稿者が指定した各暫定購読料に設定して閲覧手
段17の分類表示部28に転送し、また著作料支払手段
20に転送される。所定期間経過後は、読後評価部34
に蓄積された各読後評価と各暫定購読料に基づいて購読
料算定部35で算定された購読料が閲覧手段17の分類
表示部28に転送され、また著作料支払手段20に転送
される。
【0019】著作料支払手段20は、各電子出版物の販
売件数と購読料決定手段19により算定される購読料に
基づいて各投稿者にそれぞれ著作料の支払を通知する機
能を有している。図8に示すように、著作料支払手段2
0には、販売手段18に設けられた販売情報管理部33
で管理されている各電子出版物の販売情報管理データか
ら各電子出版物毎に販売件数を算出して記録する販売実
績管理部36と、販売実績管理部36からの各電子出版
物毎の販売件数及び購読料決定手段19に設けられた購
読料算定部35で算定された購読料に基づいて各電子出
版物の投稿者毎に著作料を算定する著作料算定部37
と、著作料算定部37で算定された各著作料を各投稿者
にそれぞれ支払うことを通知する著作料支払部38と、
購読料算定部35で算定される各購読料に基づいて各投
稿者に対して次回の投稿時に設定可能な暫定購読料の範
囲を通知する次回暫定購読料設定部39が設けられてい
る。ここで、各投稿者への各著作料の支払通知と、次回
投稿時における各暫定購読料の設定範囲の通知は、例え
ば通信手段を用いたコンピュータネットワーク12を介
して行なわれる。
【0020】次に、本発明の一実施の形態に係る出版シ
ステム10を適用した電子出版物の出版方法について説
明するが、電子出版物の出版方法は、図9に示すように
投稿者が出版業者のサーバー11に著作情報を供給し、
この著作情報に基づいて作製した電子出版物をサーバー
11内に掲載する掲載段階と、サーバー11内に掲載さ
れた各電子出版物の内容を読者が閲覧して購入する販売
段階と、読者の読後評価と販売実績に基づいた著作料を
投稿者に支払う著作料支払段階に分けられるので、各段
階ごとに詳細に説明する。
【0021】(1)掲載段階 先ず、投稿者は、自分の創作した、例えばマンガ、写
真、小説、ノンフィクション、生活情報等の各著作情報
を電子出版物として出版するため、例えば、通信手段を
用いたコンピュータネットワーク12を介して、投稿受
付手段13に設けられた登録依頼部21により、投稿手
数料、暫定購読料、著作料入金指定等の投稿条件を出版
業者との間で電子的に契約する。ここで、暫定購読料
は、投稿者の希望する購読料であり、例えば、初回投稿
時には10〜50円の範囲で設定できる。契約手続が終
了すると、出版する電子出版物の著作情報を著作情報入
力部22を介してサーバー11内の著作情報記録手段1
4に入力し、また出版物条件設定部23により著作情報
に対する翻訳の有無、出版業者が予め設定した出版物分
類項目に基づく著作情報の分類指定、及び電子出版物の
活字の種類、構成、装丁等の出版物の具体的形式を含む
出版物条件を個々に設定し出版業者に伝える。更に、投
稿手数料支払部24により投稿手数料の支払方法を出版
業者に指定する。以上の操作を行なうことにより、出版
物条件設定のデータ、投稿手数料の支払方法、及び著作
情報は著作情報記録手段14内に格納される。
【0022】続いて、著作情報記録手段14内に格納さ
れた著作情報は、その内容が各種法律や公序良俗に反し
ないことを審査された後、出版物条件設定のデータに基
づいて電子製本部26により出版物情報に加工される。
この際、著作情報が外国語で表現され日本での出版を投
稿者が希望している場合は、翻訳部25で日本語に翻訳
されてから電子製本部26に転送される。また、出版を
世界的に行なうことを投稿者が希望している場合は、著
作情報は翻訳部25で、例えば英語に翻訳してから電子
製本部26に転送される。電子製本部26で著作情報は
出版物情報に加工され、分類項目、題目、購読料と共に
電子出版物として出版物情報記録手段15内に掲載され
る。
【0023】(2)販売段階 先ず、通信手段を用いたコンピュータネットワーク12
を介して出版業者のサーバー11に接続した読者は、閲
覧手段17を起動させて案内表示部27により出版物情
報記録手段15内に掲載されている各電子出版物の利用
方法について理解する。次に、読者は分類表示部28を
起動させて、例えば図5(a)に示すようなジャンル別
の大分類項目を表示させる。表示された大分類項目の中
から興味を持った項目を選択し、例えば図5(b)に示
されるような中分類項目を表示させる。更に、表示され
た中分類項目の中から興味を持った項目を選択すると、
選択された項目に含まれる各電子出版物の題目と購読料
が表示される。表示された各電子出版物の題目の中から
特に興味を持った題目を選択すると、無料開放部29が
起動して選択された電子出版物の出版物情報を始めの所
定範囲、例えば最初の数ページにわたって読者に無料で
開示する。
【0024】読者は、無料開放された電子出版物の出版
物情報を閲覧し、面白くないと感じた場合は、閲覧を中
止して再度電子出版物の題目と購読料を表示させて別の
電子出版物の出版物情報を無料で閲覧することができ
る。出版物情報を無料で閲覧できる範囲が終了すると、
販売手段18の購読契約部30が起動して、読者に対し
て無料閲覧範囲が終了したことを伝えて残りの電子出版
物の出版物情報は有料で開示されることを伝える。有料
で出版物情報を閲覧する必要はないと読者が判断した場
合、閲覧を中止して再度電子出版物の題目と購読料を表
示させて別の電子出版物の出版物情報を閲覧することが
できる。読者が残りの出版物情報を有料で閲覧すると判
断した場合、購読契約部30の指示に従って入力を行な
うことにより電子的に出版業者と購読契約を行なうこと
ができる。
【0025】購読契約では、読者が購読契約したい電子
出版物が連載物であり次回も有料で購読を希望しようと
考えた場合は定期購読契約を、今回だけの有料購読にし
ようと考えた場合は即時決済契約を選択することができ
る。購読契約が成立した場合に購読契約部30からの信
号により出版物情報開示部31が起動して出版物情報記
録手段15より残りの出版物情報を読者に開示する。な
お、定期購読契約を結んだ場合、出版業者から契約読者
に対してパスワード等の登録読者識別記号が配布され、
その読者には毎月あるいは毎週決まった曜日の決まった
時間にメールで電子出版物が配信される。登録読者識別
記号が配布された読者は、配信されたメールを登録読者
識別記号を入力して開くことにより出版物情報を自由に
閲覧することができる。
【0026】出版業者と購読契約を結んだ読者について
は、購読料支払部32から出版業者に購読料の支払方法
に関するデータが転送され、出版業者はこの転送された
データに基づいて購読料を読者から徴収することができ
る。定期購読契約を行なった読者からは、例えば読者が
開設している金融機関の口座番号等の振込に必要なデー
タを出版業者に通知させることにより、例えば、月末に
一括して銀行等の金融機関から購読料を引き落とすこと
ができる。また、即時決済契約の読者からは、例えばク
レジットカードの登録番号を出版業者に連絡させること
によりカードで決済させることができる。なお、各出版
物情報毎の購読契約内容、購読料支払方法は、販売情報
管理部33により一括管理される。
【0027】ここで、各電子出版物を有料で購読した読
者からの読後評価は、各電子出版物の最後に、予め設定
した評価基準に基づく読後評価を入力させる評価欄を設
けることにより行なうことができる。例えば、マンガの
場合では、絵の表現力、ストーリー性等の作品を種々の
方向から評価する項目を予め選定し、各選定した項目毎
に、例えば10段階の数値を付けて、読者に各項目毎に
数値評価させる。各項目はすべて等しく評価対象とする
ように設定しても、所定項目に重み付けをして評価する
ようにしてもよい。得られた各項目別の評価から全項目
で得た数値の合計を求めて、この合計値を各項目で全て
10点を取得した場合に得られる最大得点(満点)に対
するパーセンテージで表して読後評価を数値的に行な
う。また、掲載期間と販売件数から、例えば所定掲載期
間中の販売件数を求めて、その販売件数を購読料の算定
基準に反映させる。ここで、所定掲載期間としては、季
刊の定期出版物及び単行出版物では6か月間、月刊の出
版物では例えば1か月間、日刊及び週刊の出版物の場合
は例えば1週間とする。販売件数が1件以上であれば販
売実績有りと判断して、読後評価の結果を購読料の算定
基準に反映させる。例えば、パーセンテージが50%以
上であれば、投稿者が指定した暫定購読料を今後も適用
すると共に、次回投稿時に設定できる暫定購読料を10
〜100円の範囲で自由に設定することができる。パー
センテージが40%台であれば投稿者が指定した暫定購
読料の80%の値が新しい購読料とされ、次回投稿時に
設定できる暫定購読料を10〜40円の範囲で設定する
ことになる。また、パーセンテージが30%台であれば
投稿者が指定した暫定購読料の60%の値が新しい購読
料とされ、次回投稿時に設定できる暫定購読料を10〜
30円の範囲で設定することになる。更に、パーセンテ
ージが20%未満であれば投稿者が指定した暫定購読料
の40%の値が新しい購読料とされ、次回投稿時に設定
できる暫定購読料を10〜20円の範囲で設定すること
になる。所定掲載期間中の販売件数が1件もない場合
は、需要が著しく低いと考えて、例えば、購読料を暫定
購読料の20%に設定するというように取り決めること
ができる。
【0028】(3)著作料支払段階 各電子出版物が出版物情報記録手段15内に掲載されて
から所定期間内、例えば1カ月以内は、各電子出版物の
購読料は各投稿者が指定した各購読料、すなわち暫定購
読料に設定されているので、この暫定購読料と販売実績
管理部36が管理している販売件数により著作料が算定
される。また、所定期間経過後、例えば1カ月経過後
は、読後評価部34に蓄積された1カ月間の各読後評価
と各暫定購読料に基づいて購読料算定部35で購読料が
算定され、この算定された購読料と1カ月経過後からの
累積販売件数に基づいて著作料が算定される。算定され
た著作料は著作料支払手段20に転送されて、予め指定
された支払方法で著作料が支払われる支払依頼作業が行
なわれ、支払通知は、例えば、通信手段を用いたコンピ
ュータネットワーク12を介して、著作料支払部38よ
り各投稿者に連絡される。また、著作料の支払通知と併
せて、各投稿者には購読料算定部35で算定された購読
料に基づき、次回投稿時に設定できる暫定購読料の範囲
が次回暫定購読料設定部39を介して通知される。
【0029】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
例えば、即時決済契約を選択した読者が購読料を支払う
方法として、クレジットカードによる支払方法を使用し
たが、デビットカード、インターネットバンキングを利
用することもできる。また、出版業者がコンビニエンス
ストアと代行受領契約をしておくと、読者は出版業者か
ら送付された請求書を使用してコンビニエンスストアで
購読料の支払を行なうこともできる。更に、通信手段を
用いたコンピュータネットワークの端末に携帯電話を使
用して、携帯電話による著作情報の供給や出版情報の閲
覧を行なうことも可能である。携帯電話による閲覧を行
なう場合、購読料の支払も携帯電話により行なうことも
可能となる。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜7記載の著作物の出版システ
ムにおいては、複数の投稿者の供給した各著作情報を出
版業者のサーバーに受け入れる投稿受付手段と、受け入
れた各著作情報をサーバー内で出版物情報に加工しその
題目を含む各電子出版物をサーバー内に掲載する掲載手
段と、コンピュータネットワークを介してサーバーに接
続した読者にサーバー内に掲載した各電子出版物から興
味のある電子出版物を選択させその出版物情報の始めの
所定範囲内を無料で閲覧させる閲覧手段と、出版物情報
の残りの部分を有料で購読希望する読者に出版業者との
間で購読契約を結ばせる販売手段と、購読契約を結んだ
読者に電子出版物の読後評価を予め出版業者が設定した
評価基準に基づき入力させその読後評価を電子出版物毎
に逐次蓄積し、電子出版物毎に蓄積された読後評価を用
いて所定の計算方式により各電子出版物の購読料を算定
する購読料決定手段と、電子出版物毎の販売件数と購読
料決定手段により算定される購読料に基づいて各投稿者
にそれぞれ著作料を支払う著作料支払手段とを有するの
で、多くの投稿希望者から著作情報の供給を受けること
ができ、各種ジャンルの電子出版物を短期間に低コスト
で作製することができる。更に、読者に対しては、読者
の意思が反映された購読料に基づいて電子出版物を供給
することが可能となる。
【0031】特に、請求項2記載の著作物の出版システ
ムにおいては、購読料決定手段には、各電子出版物がサ
ーバーに掲載されてから所定期間内では各電子出版物の
購読料を各投稿者が指定した各暫定購読料に設定し、所
定期間経過後は各電子出版物の購読料を、各暫定購読料
と各電子出版物の掲載期間、販売件数、及び逐次蓄積さ
れる読後評価に基づいて所定の計算方式により算定した
購読料に設定する購読料算定部が設けられているので、
電子出版物の質の向上を常に図ることが可能であると共
に、適正な購読料を公平に設定することが可能となる。
【0032】請求項3記載の著作物の出版システムにお
いては、投稿受付手段には、出版業者が各著作情報を各
出版物情報に加工しサーバー内に各電子出版物として掲
載して読者に各暫定購読料でサーバー内に掲載された各
電子出版物を販売することを各投稿者に依頼させる登録
依頼部が設けられているので、投稿者に場所的、時間
的、金銭的等の種々の制約を感じさせずに、出版業者は
出版依頼を受け付けることができる。
【0033】請求項4記載の著作物の出版システムにお
いては、掲載手段には、各著作情報を各著作情報の表記
言語とは異なる言語に翻訳する翻訳部が設けられている
ので、外国の投稿希望者の著作情報を基に日本語の電子
出版物を作製してサーバー内に掲載し、国内の読者に閲
覧させ購読させることができる。また、国内の投稿希望
者の著作情報を基に外国語の電子出版物を作製してサー
バー内に掲載し、外国の読者に閲覧させ購読させること
ができる。
【0034】請求項5記載の著作物の出版システムにお
いては、閲覧手段には、サーバー内に掲載された各電子
出版物の題目を、掲載日、投稿者名、及び購読料と共に
表示する分類表示部と、分類表示部により示された各電
子出版物の題目から読者が選択した電子出版物について
その出版物情報を始めの所定範囲について無料で表示す
る無料購読部が設けられているので、読者は書店で出版
物を選別し購入するのと同様の感覚で電子出版物の出版
物情報を確認することができる。
【0035】請求項6記載の著作物の出版システムにお
いては、販売手段には、読者に閲覧された各電子出版物
の中から購読契約の申込みを行なわせる購読契約部と、
申し込まれた購読契約の内容に基づいて購読料の支払方
法を出版業者に通知する購読料支払部と、購読契約され
た電子出版物の出版物情報を読者に全て開示する出版物
情報開示部が設けられているので、読者に電子出版物の
内容を確認させてから購入契約をさせることができ、更
に、読者の希望する方法で購読料の支払いを行なわせる
ことができる。
【0036】請求項7記載の著作物の出版システムにお
いては、著作料支払手段には、各電子出版物の販売件数
を記録する販売実績管理部と、各電子出版物に関する販
売実績管理部のデータ及び購読料決定手段により算定さ
れる各電子出版物の各購読料から各著作料を算定する著
作料算定部と、各投稿者に著作料算定部が算定した各著
作料の支払を通知する著作料支払部と、購読料決定手段
により算定される各購読料に基づいて各投稿者に対して
次回の投稿時に設定可能な暫定購読料の範囲を通知する
次回暫定購読料設定部が設けられているので、電子出版
物の販売実績と読後評価に応じた著作料が容易に決定さ
れて投稿者に支払うことができると共に、投稿者には自
己の出版物の販売実績と内容評価に基づいた暫定購読料
を設定させる機会を与えることが可能となる。その結
果、投稿される著作情報の水準が向上し、質が高く内容
の豊富な電子出版物を掲載することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る著作物の出版シス
テムの構成を示したブロック図である。
【図2】同著作物の出版システムの投稿受付手段を説明
するブロック図である。
【図3】同著作物の出版システムの掲載手段を説明する
ブロック図である。
【図4】同著作物の出版システムの閲覧手段を説明する
ブロック図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ同著作物の出版シス
テムの閲覧手段で表示される表示画面の一例を示す表示
図である。
【図6】同著作物の出版システムの販売手段を説明する
ブロック図である。
【図7】同著作物の出版システムの購読料決定手段を説
明するブロック図である。
【図8】同著作物の出版システムの著作料支払手段を説
明するブロック図である。
【図9】同著作物の出版システムを適用した出版方法の
説明図である。
【符号の説明】
10:出版システム、11:サーバー、12:コンピュ
ータネットワーク、13:投稿受付手段、14:著作情
報記録手段、15:出版物情報記録手段、16:掲載手
段、17:閲覧手段、18:販売手段、19:購読料決
定手段、20:著作料支払手段、21:登録依頼部、2
2:著作情報記入力部、23:出版物条件設定部、2
4:投稿手数料支払部、25:翻訳部、26:電子製本
部、27:案内表示部、28:分類表示部、29:無料
開放部、30:購読契約部、31:出版物情報開示部、
32:購読料支払部、33:販売情報管理部、34:読
後評価部、35:購読料算定部、36:販売実績管理
部、37:著作料算定部、38:著作料支払部、39:
次回暫定購読料設定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を用いたコンピュータネットワ
    ークを利用する著作物の出版システムであって、複数の
    投稿者の供給した各著作情報を出版業者のサーバーに受
    け入れる投稿受付手段と、受け入れた各前記著作情報を
    前記サーバー内で出版物情報に加工しその題目を含む各
    電子出版物を前記サーバー内に掲載する掲載手段と、前
    記コンピュータネットワークを介して前記サーバーに接
    続した読者に前記サーバー内に掲載した各前記電子出版
    物から興味のある電子出版物を選択させその出版物情報
    の始めの所定範囲内を無料で閲覧させる閲覧手段と、前
    記出版物情報の残りの部分を有料で購読希望する前記読
    者に前記出版業者との間で購読契約を結ばせる販売手段
    と、前記購読契約を結んだ読者に前記電子出版物の読後
    評価を予め前記出版業者が設定した評価基準に基づき入
    力させその読後評価を前記電子出版物毎に逐次蓄積し、
    前記電子出版物毎に蓄積された読後評価を用いて所定の
    計算方式により各前記電子出版物の購読料を算定する購
    読料決定手段と、前記電子出版物毎の販売件数と前記購
    読料決定手段により算定される前記購読料に基づいて各
    前記投稿者にそれぞれ著作料を支払う著作料支払手段と
    を有することを特徴とする著作物の出版システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の著作物の出版システムに
    おいて、前記購読料決定手段には、各前記電子出版物が
    前記サーバーに掲載されてから所定期間内では各前記電
    子出版物の購読料を各前記投稿者が指定した各暫定購読
    料に設定し、前記所定期間経過後は各前記電子出版物の
    購読料を、各前記暫定購読料と各前記電子出版物の掲載
    期間、販売件数、及び逐次蓄積される前記読後評価に基
    づいて所定の計算方式により算定した購読料に設定する
    購読料算定部が設けられていることを特徴とする著作物
    の出版システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の著作物の出版システムに
    おいて、前記投稿受付手段には、前記出版業者が各前記
    著作情報を各前記出版物情報に加工し前記サーバー内に
    各前記電子出版物として掲載して前記読者に各前記暫定
    購読料で前記サーバー内に掲載された各前記電子出版物
    を販売することを各前記投稿者に依頼させる登録依頼部
    が設けられていることを特徴とする著作物の出版システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の著作物の出版シス
    テムにおいて、前記掲載手段には、各前記著作情報を各
    該著作情報の表記言語とは異なる言語に翻訳する翻訳部
    が設けられていることを特徴とする著作物の出版システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の著
    作物の出版システムにおいて、前記閲覧手段には、前記
    サーバー内に掲載された各前記電子出版物の題目を、掲
    載日、投稿者名、及び購読料と共に表示する分類表示部
    と、前記分類表示部により示された各前記電子出版物の
    題目から前記読者が選択した電子出版物についてその出
    版物情報を始めの所定範囲について無料で表示する無料
    購読部が設けられていることを特徴とする著作物の出版
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載の著
    作物の出版システムにおいて、前記販売手段には、前記
    読者に閲覧された各前記電子出版物の中から購読契約の
    申込みを行なわせる購読契約部と、申し込まれた購読契
    約の内容に基づいて購読料の支払方法を前記出版業者に
    通知する購読料支払部と、購読契約された電子出版物の
    出版物情報を前記読者に全て開示する出版物情報開示部
    が設けられていることを特徴とする著作物の出版システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項に記載の著
    作物の出版システムにおいて、前記著作料支払手段に
    は、各前記電子出版物の販売件数を記録する販売実績管
    理部と、各前記電子出版物に関する前記販売実績管理部
    のデータ及び前記購読料決定手段により算定される各前
    記電子出版物の各購読料から各著作料を算定する著作料
    算定部と、各前記投稿者に前記著作料算定部が算定した
    各著作料の支払を通知する著作料支払部と、前記購読料
    決定手段により算定される各購読料に基づいて各前記投
    稿者に対して次回の投稿時に設定可能な前記暫定購読料
    の範囲を通知する次回暫定購読料設定部が設けられてい
    ることを特徴とする著作物の出版システム。
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