JP2002251147A - 携帯情報機器および表示装置 - Google Patents

携帯情報機器および表示装置

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JP2002251147A
JP2002251147A JP2001247100A JP2001247100A JP2002251147A JP 2002251147 A JP2002251147 A JP 2002251147A JP 2001247100 A JP2001247100 A JP 2001247100A JP 2001247100 A JP2001247100 A JP 2001247100A JP 2002251147 A JP2002251147 A JP 2002251147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の位置ずれを防止する携帯情報機器
を提供すること。 【解決手段】 フィルム液晶装置2の周縁部に突起部1
4を設け、この突起部14を第一保持部材4の溝部21
に嵌合し、この状態でフィルム液晶装置2を湾曲させて
保持する。これにより、フィルム液晶装置2を位置決め
して湾曲保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置を用い
て情報を表示するようにしたもので、表示装置を湾曲さ
せて実装する場合にその位置ずれを防止できるようにし
た電子時計、携帯電話その他の携帯情報機器および表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置が電子時計などの電子情
報機器に多く使用されている。この表示装置は、例えば
液晶表示装置では、従来の硬質ガラス基板を用いた液晶
表示装置に比べて配置の自由度が高いという利点がある
が、折り曲げた場合に壊れやすく、表示が見にくくなる
という欠点がある。このため、従来から表示装置の実装
構造につき種々の工夫がなされている。
【0003】図16は、従来のフィルム液晶装置の実装
構造を示す断面図である。このフィルム液晶装置の実装
構造は、特開平6−160820号公報に開示されたも
のであって、ハウジング51の上面が曲面52に形成さ
れており、この曲面52に沿ってフィルム液晶装置53
を載せるようにした構造である。符号55は裏蓋、符号
56は回路ブロックを示す。フィルム液晶装置53の周
縁は、弾性を有する押さえ部材54によって前記曲面5
2に付勢されている。これによって、フィルム液晶装置
53の全体がハウジング51の曲面52に接触し、当該
曲面52に沿って湾曲固定されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近ではデザイン上の
観点から、表示部分が湾曲した矩形状のもののみなら
ず、変形した楕円形状などの形状のものが人気を集めて
いる。かかる場合、表示部分を構成する表示装置も同様
の変形した楕円形状となるが、上記従来のような実装構
造では、湾曲させたとき、矩形の表示装置53のような
比較的単純な変形ではなく形状に応じて変形が複雑にな
るため、平面的なズレが予測し難くなる。このため、表
示装置を実装するときにその位置決めが困難になるとい
う問題点があった。
【0005】加えて、従来の表示装置では、フィルム液
晶装置をハウジングの曲面52に接触させて支持してい
るため、組み込み時や携帯時における振動によってフィ
ルム液晶装置を傷つけるおそれがあるという問題点があ
った。また、実際にフィルム液晶装置53をハウジング
51の曲面52上に湾曲支持した場合、フィルム液晶装
置53の中央部分が鞍状に変形するため、当該中央部分
がハウジング曲面に付勢されてしまう。このため、液晶
のセルギャップが変わり、表示が困難になるという問題
点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような観点から、
この発明は、湾曲することができる表示装置と、前記表
示装置を湾曲させた状態で保持する保持部材と、前記表
示装置の曲面頂部に位置すると共に前記保持部材に対す
る係止を行う係止部とを有する携帯情報機器である。表
示装置を保持部材によって湾曲保持する際に表示装置と
保持部材との相互位置決めを行うための係止部を設け、
この係止部をもって組込み時の位置決めを容易に行うこ
とができるようにした。この係止部は、表示装置と保持
部材との位置関係を決めることができれば、係止部の構
成はどのようなものであってもよい。このような係止部
としては、例えば突起部と溝部との組み合わせ、突起部
と穴部との組み合わせ、フック状の構造と凹部などを挙
げることができる。なお、表示装置の曲面頂部に位置さ
せたのは、当該位置を固定した状態で湾曲させることが
できるからである。
【0007】また、この発明は、前記保持部材は、前記
表示装置を湾曲させた状態で前記保持部材の下面の一部
により保持する携帯情報機器である。保持部材の下面の
一部が表示装置を保持することにより、表示装置に無理
な力が加わらないので、ギャップムラ等の表示の不具合
を解消することができる。また、中央部分で表示装置を
見づらくなるのを防ぐこともできる。
【0008】また、この発明は、前記表示装置は湾曲し
て保持した際の前記曲面頂部に突起部を有し、前記保持
部材は、前記突起部を嵌合すると共にシリンダー曲面に
形成された取付部に前記表示装置の周縁部を嵌め込んで
前記表示装置を湾曲保持する溝部を有する携帯情報機器
である。表示装置の周縁部を嵌め込むことにより、表示
装置を確実に保持部材で固定することができると共に、
表示ムラを防ぐことができる。
【0009】また、この発明は、湾曲する際に発生する
曲面頂部と、前記曲面頂部で且つ外周に保持するための
係止部と、を有する表示装置である。係止部を曲面頂部
で外周に設けることにより、矩形の表示装置のみなら
ず、様々な外形形状を有する表示装置をわん曲させて
も、確実に表示装置を固定することができる。
【0010】また、この発明は、前記保持部材が環状構
造の第一保持部材および第二保持部材から構成され、こ
の第一保持部材および第二保持部材により前記表示装置
を挟んで固定するにあたり、第一保持部材と表示装置と
の間に弾性部材を介在させたので、保持の際に表示装置
に加わる荷重を緩和し、また表示装置の変形を吸収して
ギャップムラの発生を防止できる。好ましくは、前記弾
性部材のうち、前記表示装置を湾曲して保持した際の前
記曲面頂部に対応する位置に弾性突起を設けるようにす
ると、より効果的である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0012】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかる携帯情報機器を示す組立図である。こ
の携帯情報機器100は、水晶振動子や分周回路などを
有する回路ブロック1と、変形した楕円形状のフィルム
液晶装置2と、フィルム液晶装置2のバックライトとな
るELパネル3と、フィルム液晶装置2およびELパネ
ル3を保持する第一保持部材4および第二保持部材5
と、これらを収納するケース6とを備えている。フィル
ム液晶装置2は、導通部材7によって回路ブロック1と
電気的に接続されている。
【0013】図2は、図1に示したフィルム液晶装置を
示す説明図であり、(a)に平面図、(b)に側面図を
示す。図3は、フィルム液晶装置を第一保持部材および
第二保持部材によって保持した状態を示す平面図であ
る。このフィルム液晶装置2は、直線部11と円弧部1
2とから構成された略楕円形状をしており、湾曲したと
きに曲面頂部(図中一点鎖線13で示す)となる部分に
突起部14が形成されている。フィルム液晶装置2の一
つの直線部11には、接続端子15が形成されており、
この接続端子15と導通部材7の端子とが圧着されて電
気的に接合している。なお、図中二点鎖線16は、フィ
ルム液晶装置2の表示可能範囲(以下「アクティブエリ
ア」という。)を示す。
【0014】また、第一保持部材4にもこの突起部14
に対応する溝部21が形成されており、図4に示すよう
に、両者が嵌合することによって当該第一保持部材4に
対してフィルム液晶装置2を係合し、位置決めすること
ができる。フィルム液晶装置2は略楕円形状をしてお
り、シリンダー面状に湾曲して組み込む際にその形状に
応じた複雑な応力が作用してフィルム液晶装置2に平面
的なズレを生じさせるが、突起部14と溝部21によっ
て位置決めすることにより、前記平面的なズレを防止し
て所定の位置にフィルム液晶装置2を容易に組込むこと
が可能になる。組込みの際は、この突起部を支持した状
態でフィルム液晶装置を湾曲させればよい。かかる構成
によって、組込んだときのアクティブエリア16の位置
ずれを防止することができる。
【0015】また、第一保持部材4および第二保持部材
5は、フィルム液晶装置2の形状に合わせた環状になっ
ており、当該第一保持部材4には、フィルム液晶装置2
およびELパネル3を嵌め込むための段部22が形成さ
れている。一方、第二保持部材5は、環状の湾曲形状と
なる。また、第一保持部材4の周縁には第二保持部材5
を固定するための突起23が設けられている。この突起
23は第二保持部材5の固定穴24に挿入し、締まりば
めまたは、熱カシメ等により固定する。これによって、
第一保持部材4と第二保持部材5とを図5に示すように
固定することができる。また、第一保持部材4は、ケー
ス6に段形成された取付部25に嵌め込まれて固定され
る。
【0016】つぎに、フィルム液晶装置2の直線部11
であって前記曲面頂部13と略平行する部分には、液晶
の封止部31が設けられている。この封止部31は、フ
ィルム液晶装置2の上フレキシブル基板32と、下フレ
キシブル基板33との間に液晶を注入する注入口部分を
接着剤などにより封止した構造である。この封止部31
を湾曲軸方向に略平行で且つ直線部11に設けたのは、
フィルム液晶装置2を湾曲させて組み込む場合、当該封
止部31に起因したギャップむらの発生を最小限にでき
るからである。フィルム液晶装置2を湾曲させようとす
ると、封止部31が他の部分に比べて非常に硬くなって
いるため、この封止部31に起因してギャップにむらが
できてしまう。また、円弧部12に設けた場合、湾曲し
たときに応力の高い部分と低い部分とが発生し、同様に
ギャップむらが発生してしまう。これより、封止部31
は、湾曲軸方向に略平行な湾曲しない部分に設けるよう
にするのが良く、更に円弧部12ではなく直線部11に
設けるのがより好ましいものとなる。
【0017】また、フィルム液晶装置2は、その周縁を
第一保持部材4および第二保持部材5によって保持され
ており、当該フィルム液晶装置2の下面は非接触状態と
なっている。フィルム液晶装置2は湾曲させた状態で鞍
状に変形するが、フィルム液晶装置2の下面を非接触で
保持しているので、中央部分と周縁部分とで発生するギ
ャップ差を抑制できる。このため、フィルム液晶装置2
の中央部分で液晶表示が見え難くなるのを防止できる。
更に、組込み時あるいは使用時にフィルム液晶装置を傷
つけることがない。
【0018】なお、上記構成において、フィルム液晶装
置2に凹部または穴部を設け、第一保持部材4(または
第二保持部材5)にこれに嵌合する突起部を設けること
で位置決めできることは言うまでもない(図示省略)。
更に、図6に示すように、前記溝部21を断面鍵状に形
成してもよい。この場合、突起部14を溝部21入れて
一方にずらすことでフィルム液晶装置2を仮固定するこ
とができる。
【0019】また、上記発明は、一部のみを湾曲させる
フィルム液晶装置2に対しても適用可能である。図7に
示すように、平面部35と曲面部36を有するフィルム
液晶装置37の場合であっても、曲面頂部38に突起部
39を形成することでフィルム液晶装置37の実装を容
易に行うことができる。また、平面部35に突起部を形
成することもできる。
【0020】更に、フィルム液晶装置の形状は、湾曲保
持するときに位置決めしにくい非対称形状のものに適用
でき、上図に示したものの他、だるま形状、三日月形状
などのフィルム液晶装置に適用できる。また、上記構成
は、携帯情報機器のみならず、携帯電話、携帯型音楽録
再装置、デジタルカメラ、携帯ゲーム機などに適用する
ことができる。表示装置はフィルム液晶以外にも、エレ
クトロルミネッセンスや柔軟性のある薄膜トランジスタ
で表示させるもの等でもよい。
【0021】(実施の形態2)図8乃至図10は、この
発明の実施の形態2にかかる携帯情報機器を示す組立図
である。この携帯情報機器200は、上記実施の形態1
にかかる携帯情報機器100における第一保持部材4
と、第二保持部材5との間に弾性部材40を介在させた
点に特徴がある。なお、実施の形態1にかかる携帯情報
機器100と同一の構成要素には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。また、ELパネル3、回路ブロック
1およびケース6については図示省略する。
【0022】弾性部材40は、第一および第二保持部材
4,5に近似した環状構造であり、更にその下面には保
持壁41が略環状に形成されている。フィルム液晶装置
2は、この保持壁41内に嵌り込むようにしてその平面
的な位置ずれを規制される。また、弾性部材40は、ゴ
ム材料や硬度の低い樹脂により一体成形されたものであ
り、例えばNBR(nitrile-butadiene rubber)等から
構成される。更に、弾性部材40のうち、曲面頂部13
aに対応する位置と、曲面の裾付近13bに対応する位
置とには、弾性突起42が形成されている。
【0023】フィルム液晶装置2は、製造段階において
その曲率や剛性にばらつきが生じるため、湾曲させて組
み込んだ場合にギャップむらが生じやすいが、前記弾性
部材40および弾性部材40に形成した弾性突起42に
より、湾曲時の全体的なばらつきを吸収する一方で、あ
る程度の位置規定が可能となる。このため、フィルム液
晶装置2のギャップ変化が抑制される。
【0024】また、第一保持部材4および第二保持部材
5に対してフィルム液晶装置2を組み込む際、フィルム
液晶装置2に多大な荷重が加わることになるが、弾性部
材4および弾性突起42によりこの荷重が吸収緩和され
るので、フィルム液晶装置2の組込時の破損が防止され
る。更に、フィルム液晶装置2は、主に偏向板の剛性が
高いために湾曲させて組み込む際、第一保持部材4と第
二保持部材5の曲面に載り難くなり、ギャップムラが発
生しやすくなるが、弾性突起42によって曲面頂部を支
持することにより、フィルム液晶装置2のスプリングバ
ックを吸収するから、これに起因したギャップムラの発
生を抑制できる。
【0025】また、寸法や形状によっては、前記弾性突
起42によってフィルム液晶装置2と弾性部材40との
間に所定の隙間を形成できる。すなわち、弾性部材40
全体でフィルム液晶装置2を押さえ付けるのではなく、
弾性突起42によりフィルム液晶装置2の湾曲に必要十
分な部位(例えば曲面頂部13aと裾付近13b)を押
さえることで、押え付ける力にばらつきが生じないよう
にできる。このようにすれば、更にギャップムラの発生
や破損を防止することができる。
【0026】また、第一保持部材4には固定用の突起2
3が複数形成されている。この突起23は弾性部材40
に設けた複数の固定穴43を貫通し、このとき、図11
の部分拡大図に示すように、弾性部材40の固定穴43
を形成するブシュ44が第一保持部材4の突起周囲に形
成した凹部45と突起23の大径部分23aとの間に押
し込まれ、弾性部材40が第一保持部材4に仮固定され
る。従って、フィルム液晶装置2は、第二保持部材5に
よる本固定の前に第一保持部材4に対して仮固定される
から、フィルム液晶装置2の組立を容易に行うことがで
きる。なお、ブシュ44を押し込んだときの第一保持部
材4と弾性部材40との結合力は、フィルム液晶装置2
を湾曲したときのスプリングバックより多少大きくなる
ようにするのが好ましい。このようにすれば、仮固定時
にフィルム液晶装置2を湾曲状態に保持できるので、よ
り組立作業を容易化できる。
【0027】つぎに、弾性部材40の固定穴43を貫通
した突起23を、第二保持部材5に設けた複数の固定穴
24に嵌入し、突起23の端部を熱かしめ(かしめ部2
3b)することで、第一保持部材4と第二保持部材5と
を固定する。この状態で、図12の部分拡大図に示すよ
うに、フィルム液晶装置2が第一保持部材4と第二保持
部材5との間に挟まれ固定される。
【0028】以上から、弾性部材40および弾性突起4
2により、フィルム液晶装置2を破損や不具合を生じさ
せることなく、固定保持することができる。また、落下
等の外乱を受けた場合にも弾性部材40および弾性突起
42が緩衝体として作用するので、フィルム液晶装置2
の破損を更に防止できる。更に、弾性部材40によりフ
ィルム液晶装置2を仮固定する際、既に保持壁41によ
ってその位置が規制されているため、本固定の際に同時
にフィルム液晶装置2の位置決めをする必要がない。こ
のため、フィルム液晶装置2を組込み時の粗雑な作業や
誤った作業に起因する位置ずれが確実に防止される。な
お、第一保持部材4および第二保持部材5によって固定
されたフィルム液晶装置2は、図1に示したように、回
路ブロックと共にケース内に収められる(図示省略)。
【0029】なお、前記保持壁41は、フィルム液晶装
置2の位置を規制できれば、図8のような形状に限定さ
れない。例えば図13に示すように、断片的な保持壁4
6を形成することによってもフィルム液晶装置2の位置
を規制できる。また、弾性突起42は、角柱形状であっ
てもよい。更に、図示しないが、棒状の突起を複数形成
することで、フィルム液晶装置2の位置を規制するよう
にしてもよい。
【0030】(実施の形態3)図14は、この発明の実
施の形態3にかかる携帯情報機器を示す組立図である。
この携帯情報機器250は、上記実施の形態1にかかる
携帯情報機器100の第二保持部材5に弾性突起47を
設けた点に特徴がある。その他の構成は実施の形態1に
かかる携帯情報機器100と同一であるためその説明を
省略し、同一の構成要素には同一の符号を付する。この
弾性突起47は、曲面頂部13aに対応する位置と、曲
面の裾付近13bに対応する位置とにそれぞれ設けられ
ている(図8の弾性突起42と同じ位置)。弾性突起4
7は、第二保持部材5に対して接着固定されており、そ
の材料には、例えばNBR等を用いることができる。
【0031】この弾性突起47により、フィルム液晶装
置2を第一保持部材4および第二保持部材5に対して組
み込む際、フィルム液晶装置2に加わる荷重を緩和し、
フィルム液晶装置2のスプリングバックを吸収するか
ら、ギャップムラの発生を抑制でき且つ破損を防止でき
る。このため、上記実施の形態2に記載した弾性部材4
0および弾性突起42を用いる場合より劣るが、弾性突
起47のみによってもフィルム液晶装置2のギャップム
ラの発生および破損を防止する効果を得ることができ
る。
【0032】(実施の形態4)図15は、この発明の実
施の形態4にかかる携帯情報機器を示す組立図である。
この携帯情報機器300は、上記実施の形態2にかかる
携帯情報機器200に透明太陽電池パネル48を設けた
点に特徴がある。その他の構成は実施の形態2にかかる
携帯情報機器200と同一であるためその説明を省略
し、同一の構成要素には同一の符号を付する。
【0033】現在、透明高導電性酸化物によるp−n接
合が可能となっており、かかる透明高導電性酸化物を透
明電極として用いた透明太陽電池パネルが提案されてい
る。この携帯情報機器300では、透明太陽電池パネル
48を、その周囲に設けた固定穴49に突起23を貫通
させ、弾性部材40と第二保持部材5との間に挟み込ん
で固定する。透明太陽電池パネル48は、フィルム液晶
装置2ほど位置決めの必要はないため、保持壁41によ
り位置を規制しなくてもよい。透明太陽電池パネル48
の出力端子50は、図示しない回路ブロックに接続され
て電源として用いられる。このように、透明太陽電池パ
ネル48をフィルム液晶装置2の前面に設置すること
で、発電しつつ液晶表示を見ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の携帯情
報機器では、曲面頂部に係止部を設けることにより、矩
形の表示装置のみならず、様々な外形形状を有する表示
装置を湾曲させて、表示することができる。
【0035】また、保持部材の下面の一部で保持するこ
とにより、表示装置の損傷を防止し、中央部分で液晶が
見え難くなるのを防止することができる。
【0036】また、表示装置の周縁部を嵌め込むことに
より、表示装置を確実に保持部材で固定することができ
ると共に、表示ムラを防ぐことができる。
【0037】更に、係止部を曲面頂部で外周に設けるこ
とにより、矩形の表示装置のみならず、様々な外形形状
を有する表示装置をわん曲させても、確実に表示装置を
固定することができる。また、携帯情報機器を組み立て
る場合、当該フィルム液晶装置を位置決めして容易に組
込むことができる。
【0038】また、表示装置を挟んで固定するにあた
り、第一保持部材と表示装置との間に弾性部材を介在さ
せ、好ましくは前記弾性部材のうち、前記表示装置を湾
曲して保持した際の前記曲面頂部に対応する位置に弾性
突起を設けることで、保持の際に表示装置に加わる荷重
を緩和し、また表示装置の変形を吸収してギャップムラ
の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる携帯情報機器
を示す組立図である。
【図2】図1に示したフィルム液晶装置を示す説明図で
ある。
【図3】フィルム液晶装置を第一保持部材および第二保
持部材によって保持した状態を示す平面図である。
【図4】第一保持部材にフィルム液晶装置を嵌め込んだ
状態を示す斜視図である。
【図5】第一保持部材および第二保持部材によりフィル
ム液晶装置を保持した状態を示す斜視図である。
【図6】実装構造の変形例を示す説明図である。
【図7】フィルム液晶装置の変形例を示す説明図であ
る。
【図8】この発明の実施の形態2にかかる携帯情報機器
を示す組立図である。
【図9】図8に示した携帯情報機器を示す組立図であ
る。
【図10】図8に示した携帯情報機器を示す組立図であ
る。
【図11】図8に示した携帯情報機器の部分拡大図であ
る。
【図12】図8に示した携帯情報機器の部分拡大図であ
る。
【図13】図8に示した弾性部材の変形例を示す斜視図
である。
【図14】この発明の実施の形態3にかかる携帯情報機
器を示す組立図である。
【図15】この発明の実施の形態4にかかる携帯情報機
器を示す組立図である。
【図16】従来のフィルム液晶装置の組込み構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
100 携帯情報機器 1 回路ブロック 2 フィルム液晶装置 3 ELパネル 4 第一保持部材 5 第二保持部材 6 ケース 7 導通部材 11 直線部 12 円弧部 13 曲面頂部 14 突起部 15 接続端子 16 アクティブエリア 21 溝部 22 段部 23 突起 24 固定穴 25 取付部 31 封止部 32 上フレキシブル基板 33 下フレキシブル基板 35 平面部 36 曲面部 37 フィルム液晶装置 38 曲面頂部 39 突起部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲することができる表示装置と、 前記表示装置を湾曲させた状態で保持する保持部材と、 前記表示装置の曲面頂部に位置すると共に前記保持部材
    に対する係止を行う係止部とを有する携帯情報機器。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記表示装置を湾曲さ
    せた状態で前記保持部材の下面の一部により保持する請
    求項1記載の携帯情報機器。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は湾曲して保持した際の前
    記曲面頂部に突起部を有し、 前記保持部材は、前記突起部を嵌合すると共にシリンダ
    ー曲面に形成された取付部に前記表示装置の周縁部を嵌
    め込んで前記表示装置を湾曲保持する溝部を有する請求
    項1または2記載の携帯情報機器。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、環状構造の第一保持部
    材および第二保持部材から構成され、この第一保持部材
    および第二保持部材により前記表示装置を挟んで固定す
    るにあたり、第一保持部材と表示装置との間に弾性部材
    を介在させた請求項1乃至3のいずれか一つに記載の携
    帯情報機器。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材のうち、前記表示装置を湾
    曲して保持した際の前記曲面頂部に対応する位置に弾性
    突起を設けた請求項4に記載の携帯情報機器。
  6. 【請求項6】 湾曲する際に発生する曲面頂部と、前記
    曲面頂部で且つ外周に保持するための係止部と、を有す
    る表示装置。
JP2001247100A 2000-12-21 2001-08-16 携帯情報機器 Expired - Fee Related JP4849746B2 (ja)

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