JP2002250898A - 偏光照明装置およびそれを用いた投写型液晶表示装置 - Google Patents

偏光照明装置およびそれを用いた投写型液晶表示装置

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JP2002250898A
JP2002250898A JP2001047547A JP2001047547A JP2002250898A JP 2002250898 A JP2002250898 A JP 2002250898A JP 2001047547 A JP2001047547 A JP 2001047547A JP 2001047547 A JP2001047547 A JP 2001047547A JP 2002250898 A JP2002250898 A JP 2002250898A
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Tsutomu Nakajima
努 中島
Takashi Tsunoda
隆史 角田
Yutaka Matsuda
裕 松田
Takuya Shiaki
卓也 仕明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るく、単純構成であり、小型軽量である直
線偏光光源を実現すること、および、明るく、単純構成
であり、小型軽量であり、マルチレンズアレイ以外のイ
ンテグレータを用いることが可能である投写型液晶表示
装置を実現する。 【解決手段】 リフレクタを有する光源の光束出射面近
傍に位相差板と反射型偏光板を光源側から位相差板、反
射型偏光板の順に光軸に略垂直に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示素
子を用いた投写型映像表示装置、偏光顕微鏡、水上から
の水中照明に係り、特に照明光が直線偏光であることが
必要あるいは有効である装置および装置用の照明に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子によって映像を表示し、光
源からの光を液晶表示素子に投射し、液晶表示素子から
の透過光または反射光に基づく映像を投写手段により拡
大投写する液晶プロジェクタ等の投写型液晶表示装置が
数多く提案されている。
【0003】液晶表示素子の代表例であるTN型液晶表
示素子は、液晶の電気光学効果により偏光面を回転させ
る作用を利用している。通常、液晶表示素子の前後に偏
光子や、検光子等の偏光フィルタが設けられている。偏
光フィルタは入射する光の特定の偏光方向を透過し、そ
れと直交する偏光方向を遮断する特性を有している。
【0004】入射側の偏光子によって一定方向の直線偏
光に揃えられた光は、液晶表示素子を透過する際、液晶
表示素子への入力信号に応じて偏光面が回転させられる
為、その後の検光子を透過する光量が液晶表示素子への
入力信号に応じて変化する。この様に液晶表示素子は偏
光子や、検光子等の偏光フィルタと組み合わせることに
よって映像を表示している。従って、液晶プロジェクタ
に利用される光は入射側の偏光子により、少なくとも半
分は遮断されることになるため、光源から放射される全
光束量に対して投射映像に寄与する光束量の比率(以
下、光利用効率と称す)が低くなる。
【0005】液晶プロジェクタ用の照明装置として、液
晶表示素子への入射光を、特定の方向に偏光面を有する
光束として変換し射出させる偏光変換素子と、被照射面
上を均一に照明するための均一照明手段(インテグレー
タ)として二つのマルチレンズアレイとを用い、光利用
効率の向上を図りつつ被照明領域を照明するようにした
偏光照明装置が例えば特開平8−304739号公報で
提案されている。
【0006】上記偏光変換素子は、マルチレンズアレイ
の各セルの縦一列と同等サイズを一つのユニットとして
おり、各ユニットは二つの偏光ビームスプリッター(以
下、PBSと称す)プリズム(あるいは一つのPBSプ
リズムと一つの全反射プリズム)とλ/2位相差板によ
って構成される。このユニットをマルチレンズアレイの
横方向のセル数と同じだけアレイ状(PBSプリズムア
レイ)に並べることで偏光変換素子は構成される。PB
Sプリズムの偏光分離面(以後PBS面と称す)は入射
光のP偏光成分のP偏光波とS偏光成分のS偏光波の何
れか一方を透過し、他方を反射する。そして、反射され
た方の偏光波はPBS面に平行に配置されたPBS面
(あるいは全反射面)によりさらに反射されて他方の偏
光波と平行な方向に進行する。PBSプリズムにはS偏
光波とP偏光波のいずれかの出射面にλ/2位相差板が
配置されており、このためλ/2位相差板が出射面に配
置されている方の偏光波は偏光方向を90°回転され、
他方の偏光波と同じ偏光となる。この偏光変換素子を用
いることにより光源からのランダムな偏光波を一方向の
偏光方向に揃えて液晶表示素子へ入射させることができ
る。従って原理的には、偏光変換素子を用いることによ
り用いない場合と比較して、光利用効率を2倍とするこ
とが可能である。しかし、光源から放射された光のうち
リフレクタの方向に向かう光量に対する、PBS及び偏
光変換素子透過後の光量は光線追跡による計算では約6
0%以下であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、PBS面は光軸に対して傾いて(通常は略45
°)配置されるため従来の偏光変換素子は光軸方向への
厚みが必要であり、また通常はPBS面は透明な材質か
らなるプリズムの内部に構成されるが、このプリズム重
量が光学系重量の増加の一因であった。また、上記の偏
光変換素子は複雑な構成をしており製造に比較的高度な
技術を要する。
【0008】この課題を解決する反射型偏光板を用いた
偏光照明装置のアイデアが特開平11−223798で
開示されている。
【0009】図1は、上記反射型偏光板を用いた偏光照
明装置のアイデアを示す光線図と軸角度図である。以
下、図1を用いて、上記アイデアを説明する。
【0010】図1において、1は超高圧水銀ランプ、メ
タルハライドランプ、キセノンランプ、水銀キセノンラ
ンプ、ハロゲンランプ等の白色光源、2は略焦点位置に
配置された光源1からの光を光軸に略平行に反射する回
転放物面形状をした放物リフレクタ、4は光軸に略垂直
に配置された反射型偏光板、5は光軸である。9は光源
1からの光を示す光線、10は反射型偏光板4を透過し
たX偏光波である。
【0011】反射型偏光板4は、Z軸に等しい光軸5に
略垂直に配置されている。図1では、反射型偏光板4の
反射軸7がY軸に略平行である場合を示しているが、X
軸に略平行であっても同様の効果が得られる。
【0012】光源1より放射して放物リフレクタ2の方
向に進行する光線9は放物リフレクタ2で反射するが、
放物リフレクタ2が放物面形状であるため、光線9は光
軸5に略平行となって反射型偏光板4の方向に進行す
る。そして光線9は反射型偏光板4に入射する。反射型
偏光板4に入射した光線9のうち、反射軸(Y軸)7に
平行な振動方向の偏光成分は反射し、振動方向が反射軸
7に垂直な透過軸(X軸)方向の偏光成分は透過する。
即ち、光源1と放物リフレクタ2と反射型偏光板4から
なる偏光照明装置は、透過軸方向の直線偏光の光線であ
るX偏光波10を発生することが出来る。
【0013】光源1は任意の振動方向を持った無偏光波
の集まりである白色光であるため、反射型偏光板4で光
線9の略1/2が反射する。
【0014】反射型偏光板4は光軸5に略垂直に配置さ
れているため、反射型偏光板4を反射した光線9は反射
型偏光板4へ入射するまでと同じ軌跡を逆行して放物リ
フレクタ2で反射し、光源1へと戻って行く。光源1へ
達した光線9は光源1から影響を受けずに通過する。光
源1を通過した光線9は、放物リフレクタ2で2回目の
反射をして、光軸5に略平行となって反射型偏光板4に
再入射する。
【0015】最初に反射型偏光板4で反射した光線9
は、反射軸(Y軸)7に略平行な直線偏光となってい
る。この反射型偏光板4で反射した光線9のうち、反射
型偏光板4のX軸、Y軸近傍以外で反射した光線9は、
反射位置により徐々に異なっており、X軸、Y軸近傍で
は回転せず、Y=X線およびY=−X線の近傍では、反
射光線は偏光が略90°回転するようになる。
【0016】前記反射型偏光板4で反射した光線9のう
ち、反射型偏光板4のX軸、Y軸近傍で反射した光線9
は、放物リフレクタ2での反射の際、方位角(光線の振
動方向と入射面とのなす角)が略0度又は略90度とな
るため、偏光方向(振動方向)が変わらない。
【0017】従って、最初に反射型偏光板で反射した、
反射位置がX軸、Y軸近傍以外の光線9(反射光の略1
/2)は放物リフレクタ2による2回の反射で、偏光方
向(振動方向)が任意の方向に回転し、再入射光の1/
2は透過する。反射型偏光板4で再び反射した再反射光
線9は、上記と同様に、放物リフレクタ2による2回の
反射で偏光方向が任意の方向に回転し再再度反射型偏光
板4に入射する。この手順が以下繰替えされ、結果とし
て、最初に反射型偏光板4で反射した、反射位置がX
軸、Y軸近傍以外である光線9(反射光の略1/2)は
反射型偏光板4を略全てが透過することになる。
【0018】しかし、最初に反射型偏光板4で反射した
光線9のうち、反射型偏光板4での反射位置がX軸、Y
軸近傍の光線9は、放物リフレクタ2による2回の反射
の際、方位角が略0度又は略90度となるため、偏光方
向(振動方向)が回転しないので反射型偏光板4を透過
出来ない。
【0019】以上の説明から明らかなように、上記した
光源と放物リフレクタと反射型偏光板を用いた偏光照明
装置では、光源1から放射された光のうち放物リフレク
タ2の方向に向かう光量に対する、反射型偏光板4を透
過する光量の割合は原理的に3/4となる(但し、光線
は何度も反射して往復することにより、減衰し平行度も
保てなくなり、効率の低下は避けられない)。これに対
して、上記したマルチレンズアレイとPBSプリズムア
レイによる偏光変換素子を組み合わせる従来の構成で
は、光源の発光部1から放射された光のうち放物リフレ
クタ2の方向に向かう光量に対する偏光変換素子透過後
の光量は光線追跡による計算では約60%以下であっ
た。従って、反射型偏光板による偏光変換方法は前記偏
光変換素子の場合より、光利用効率は原理的に約15%
向上することがわかる。
【0020】しかし、上記した光源と放物リフレクタと
反射型偏光板からなる偏光照明装置では、反射型偏光板
での反射光のうち、反射位置が反射型偏光板の透過軸
(X軸)、反射軸(Y軸)近傍の反射光の場合、放物リ
フレクタでの2回の反射による任意の方向への偏光方向
(振動方向)の回転が生ぜず、透過光として利用するこ
とが出来ない。
【0021】本発明の目的は、上記した課題である、P
BSプリズムアレイとマルチレンズアレイとを組合わせ
た偏光照明装置に替えて、PBSプリズムアレイをなく
して小型軽量化、単純構成化を計り、反射型偏光板の透
過軸(X軸)、反射軸(Y軸)近傍での反射光を透過光
として光利用効率を向上させ、さらに、マルチレンズア
レイ以外のインテグレ−タを用いることができるで反射
型偏光板を用いた偏光照明装置およびこれを用いた投写
型液晶表示装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、リフレクタと光源と反射型偏光板とを有し、該反
射型偏光板の透過軸方向に偏光した光を出射する偏光照
明装置であって、光軸を原点とした時の透過軸と反射軸
の各々からの角度が25度以下の領域を略λ/4の位相
差を生じさせる領域とする位相差板を前記反射型偏光板
の前記光源側に配置した構成とする。
【0023】更に、前記位相差板の略λ/4の位相差を
生じさせる領域での特性が、上記原点に対して対向する
領域間で異なるように構成する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0025】図2は本発明の実施形態を示す光線図と軸
角度図である。図2において、3はλ/4位相差板であ
る。4は反射型偏光板で、光源の発光部の管球よりも硬
度な材質により構成されており、反射型偏光板が光源の
管球の破裂などに伴う破裂音の防音および破裂物の飛散
防止などの役割を兼ねている。6はλ/4位相差板3の
遅相軸あるいは進相軸(以後、これらを併せて光学軸と
呼ぶ)を示す。他の図1と共通の部分には、同一符号を
付して説明を省略する。
【0026】図2の構成は、図1の構成にλ/4位相差
板3を追加したものであり、λ/4位相差板3は反射型
偏光板4と同様に光軸5(Z軸に等しい)に略垂直に、
光源側よりλ/4位相差板3、反射型偏光板4の順で配
置されている。λ/4位相差板3の配置されている領域
およびその光学軸6の角度は、例えば図2の軸角度図に
示すようなものであり、配置されている領域は、λ/4
位相差板3の中心8から放射状にX軸(透過軸)、Y軸
(反射軸)、Y=XおよびY=-Xを中心線として8等分
された領域のうちのX軸およびY軸を中心とする斜線で
示した4つの領域(X軸、Y軸から各々22.5度以下
の領域)としており、光学軸6の軸角度は、反射型偏光
板4の反射軸に対して45°傾いており、さらに対向す
る領域同士で反転している。また、λ/4位相差板3の
中心8は光軸5にほぼ一致するように配置されている。
【0027】以下、図2を用いて詳細に説明する。
【0028】光源1より放射した光線9のほとんどは放
物リフレクタ2を反射して光軸5に略平行となり、λ/
4位相差板3がある領域はλ/4位相差板3を透過し、
λ/4位相差板3がない領域はそのまま反射型偏光板4
に入射する。反射型偏光板4に入射した光線9のうち、
反射型偏光板4の反射軸(Y軸)に平行な偏光成分の光
は反射し、反射軸に垂直な透過軸(X軸)方向の偏光成
分の光は透過する。反射型偏光板4を反射した光はY軸
に略平行な直線偏光波となっている。この反射した光線
9がλ/4位相差板3がある領域を再び透過すると円偏
光となる。これらの光線9は放物リフレクタ2を反射
し、光源1を通過し、再度放物リフレクタ2を反射し、
λ/4位相差板3を再々透過し、反射型偏光板4に入射
する。
【0029】このときの各光線の偏光状態について以下
に説明する。円偏光の回転方向は反射する度に反転する
ため、λ/4位相差板3のある領域であるX軸およびY
軸近傍に再々入射する光線は、その円偏光の回転方向が
放物リフレクタ2を2回反射する前と同じとなる。しか
し進行方向が逆であることから、再々透過光の偏光を反
射型偏光板4の反射軸に垂直(即ち透過軸に平行)にす
るために、再々透過光の透過位置でのλ/4位相差板3
の光学軸6の角度を、この光線がλ/4位相差板3を再
透過した領域の光学軸角度を略90°回転させた角度と
する必要がある。そこで、λ/4位相差板3の軸角度
は、対向する位置で互いに反転するように配置されてお
り、このためにX軸およびY軸近傍のλ/4位相差板を
再々透過した光線の偏光方向はちょうど反射型偏光板の
透過軸方向と略同一となるため、再々透過光は反射型偏
光板4を透過することが出来る。
【0030】λ/4位相差板3がない領域を再透過と再
々透過する光線は、図1を用いて説明した場合と同じで
ある。
【0031】以上述べたように、本発明による偏光照明
装置では、光源1から放射された光のうち放物リフレク
タ2の方向に向かう光量に対する、反射型偏光板4を透
過する光量の割合は原理的に7/8とすることが出来
る。従って、本発明による偏光変換方法はλ/4位相差
板のない場合に比べ、約13%高効率となる。
【0032】以上の実施の形態では、X軸、Y軸の各々
から22.5度以下の全領域をλ/4位相差板3がある
領域として説明したが、25度以下の全領域をλ/4位
相差板3がある領域としても、同様の効果を得ることが
実験により確認できた。また、本発明はこの領域に限定
するものではなく、X軸、Y軸との角度を更に狭くした
領域をλ/4位相差板3がある領域とする場合において
も本発明が適用可能であることは明らかである。
【0033】図3は本発明による偏光照明装置を適用し
た投写型液晶表示装置の概略を示す図である。
【0034】図3において、11は第1マルチレンズア
レイ、12は第2マルチレンズアレイで、2つのマルチ
レンズアレイ11と12を用い被照射面上を均一に照明
するための均一照明手段(インテグレータ)としてい
る。13は全反射ミラ−、14はB透過RG反射ダイク
ロイックミラ−、15はR透過G反射ダイクロイックミ
ラ−、16と17と18は全反射ミラ−、19はR液晶
表示素子、20はG液晶表示素子、21はB液晶表示素
子である。22は液晶表示素子19、20、21で変調
されたRGB光を色合成する色合成ダイクロイックプリ
ズム、23はスクリ−ン(図示せず)に拡大投射する投
射レンズである。その他の共通する部分には同一符号を
付して説明を略す。
【0035】以下、図3を用いて、投写型液晶表示装置
の動作を述べる。
【0036】図3において、光源1と放物リフレクタと
λ/4位相差板と反射型偏光板からなる偏光照明装置を
出射した光は、第1マルチレンズアレイ11、第2マル
チレンズアレイ12を通過して全反射ミラー13にて光
線の方向を90°曲げられ、ダイクロイックミラー14
とダイクロイックミラー15によってR(赤色)、G
(緑色)、B(青色)に色分離された後、全反射ミラー
16、全反射ミラー17、全反射ミラー18により光線
の方向を曲げられてR、G、Bに対応するライトバルブ
素子である液晶表示素子19、液晶表示素子20、液晶
表示素子21に入射する。R、G、Bそれぞれの液晶表
示素子を通過した光はダイクロイックプリズム22によ
って再び色合成され、投射レンズ23によってスクリー
ンに投射される。
【0037】図3の構成から明らかなように、インテグ
レ−タであるマルチレンズアレイにPBSプリズムアレ
イを組合わせてないので、小型軽量化と単純構成化が可
能となる。また、本発明による偏光照明装置を適用して
いるので、光利用効率が向上し、明るさの向上した投写
型液晶表示装置とすることができる。
【0038】上記では、インテグレ−タとしてマルチレ
ンズアレイを用いたが、偏光照明装置としてPBSプリ
ズムアレイとマルチレンズアレイを組合わせた特開平8
−304739号で開示の技術を使用せず、反射型偏光
板を利用しているので、これに限定されるものではな
く、ライトパイプ等を用いることができるのは明らかで
ある。
【0039】尚、図3では、本発明による偏光照明装置
を透過型液晶表示素子による投写型液晶表示装置に適用
した場合について述べたが、これに限定されるものでは
ないことは明らかである。
【0040】本発明による偏光照明装置とこれを用いた
投写型液晶表示装置により、明るく、小型軽量とするこ
とができ、またマルチレンズアレイ以外のインテグレ−
タ−方式を用いることが可能となった。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の偏光照明
装置および投写型液晶表示装置は反射型偏光板による偏
光変換方式を用いることにより、明るさの向上、単純構
成化、小型軽量化、マルチレンズアレイ以外のインテグ
レータ方式の採用が実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射型偏光板を用いた従来技術を示す図であ
る。
【図2】本発明の偏光照明装置の実施の形態を示す図で
ある。
【図3】本発明の偏光照明装置を投写型液晶表示装置に
適用した実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…光源、2…放物リフレクタ、3…λ/4位相差板、
4…反射型偏光板、5…光軸、6…λ/4位相差板の光
学軸、7…反射型偏光板の反射軸、8…λ/4位相差板
の中心、9…光線、10…X偏光波、11…第1マルチ
レンズアレイ、12…第2マルチレンズアレイ、13…
全反射ミラー、14…ダイクロイックミラー、15…ダ
イクロイックミラー、16…全反射ミラー、17…全反
射ミラー、18…全反射ミラー、19…液晶表示素子、
20…液晶表示素子、21…液晶表示素子、22…ダイ
クロイックプリズム、23…投射レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/30 G02F 1/13363 G02F 1/13 505 G03B 21/00 E 1/13363 21/14 A G03B 21/00 F21Y 101:00 21/14 F21M 1/00 R // F21Y 101:00 (72)発明者 松田 裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 仕明 卓也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA07 BA43 BB03 BB61 BC22 2H088 EA14 HA13 HA16 HA18 HA21 HA24 HA25 MA06 MA20 2H091 FA05Z FA08Z FA11Z FA14Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z LA11 LA16 MA07 2H099 AA12 BA09 CA11 DA00 3K042 AA01 AB02 AC06 AC07 BA01 BB03 BD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフレクタと光源と反射型偏光板とを有
    し、該反射型偏光板の透過軸方向に偏光した光を出射す
    る偏光照明装置であって、光軸を原点とした時の透過軸
    と反射軸の各々からの角度が略25度以下の所定の領域
    を略λ/4の位相差を生じさせる領域とする位相差板を
    前記反射型偏光板の前記光源側に配置したことを特徴と
    する偏光照明装置。
  2. 【請求項2】前記位相差板の略λ/4の位相差を生じさ
    せる領域での特性が、上記原点に対して対向する領域間
    で異なるように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の偏光照明装置。
  3. 【請求項3】前記リフレクタが略放物面形状であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載の偏
    光照明装置。
  4. 【請求項4】前記反射型偏光板を、前記光源の発光部の
    管球よりも硬度な材質で構成し、前記管球の破裂による
    破裂物の外部への飛散を防止するようにしたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の偏光照明
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4の何れかに記載の偏
    光照明装置と、照明光学系と、液晶表示素子と、投射レ
    ンズとを有することを特徴とする投写型液晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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