JP2002250498A - 保温・移送用配管 - Google Patents

保温・移送用配管

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JP2002250498A
JP2002250498A JP2001044428A JP2001044428A JP2002250498A JP 2002250498 A JP2002250498 A JP 2002250498A JP 2001044428 A JP2001044428 A JP 2001044428A JP 2001044428 A JP2001044428 A JP 2001044428A JP 2002250498 A JP2002250498 A JP 2002250498A
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JP
Japan
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heat
thermoplastic resin
resin sheet
glass tape
layer
Prior art date
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Application number
JP2001044428A
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English (en)
Inventor
Akinobu Tsuda
明信 津田
Katsuyuki Marui
勝之 丸井
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Nitta Moore Co
Original Assignee
Nitta Moore Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時においてグラス繊維の飛散が少なく、
周辺の環境劣化を抑えることができる保温・移送用配管
を提供すること。 【解決手段】 樹脂又は金属の移送管の周囲に加熱体を
接触させると共にその外周に均熱層を介して保温層を形
成してある保温・移送用配管において、保温層は、グラ
ス繊維を帯形状に集合させて成るグラステープ本体40を
薄い熱可塑性樹脂シート41でラッピングして成る保温用
ファイバーグラステープ4aを、均熱層上に巻き付けるよ
うにして構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気体や液体の保
温・移送用配管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】保温・移送用配管は、樹脂又は金属の移
送管の周囲にコードヒータを沿わせると共に、その外周
に均熱層、保温層、保護カバーを順に設けて構成されて
おり、気体や液体を保温しながら移送できるようにして
ある。
【0003】上記保温層は、グラス繊維を帯形状に集合
させると共にその片面を糊等のバインダーで固めて成る
ファイバーグラステープを、均熱層上に巻き付けるよう
にして形成されている。
【0004】しかしながら、この保温用ファイバーグラ
スでは、均熱層への巻き付け作業時に、グラス繊維が多
量に飛散し、周辺の環境を非常に劣化させるという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、製造時においてグラス繊維の飛散が少なく、周辺の
環境劣化を抑えることができる保温・移送用配管を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明は、樹脂又は金属の移送管の周囲に加熱体を接
触させると共にその外周に均熱層を介して保温層を形成
してある保温・移送用配管において、保温層は、グラス
繊維を帯形状に集合させて成るグラステープ本体を薄い
熱可塑性樹脂シートでラッピングして成る保温用ファイ
バーグラステープを、均熱層上に巻き付けるようにして
構成されている。 (請求項2記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1記載の発明に関し、グラステープ本体
の少なくとも上下面に、熱可塑性樹脂シートを熱融着し
てある。 (請求項3記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1記載の発明に関し、グラステープ本体
の上下面及び幅方向両縁面を熱可塑性樹脂シートで覆っ
てあり、少なくともグラステープ本体の上下面と熱可塑
性樹脂シートとを熱融着してある。 (請求項4記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1記載の発明に関し、グラステープ本体
を熱可塑性樹脂シートで包み込んであり、少なくともグ
ラステープ本体の上下面と熱可塑性樹脂シートとを熱融
着してある。 (請求項5記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の発明に関
し、グラステープ本体は、その片面をバインダーで固め
てある。 (請求項6記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に関
し、熱可塑性樹脂シートは、ポリエチレンで構成されて
いる。 (請求項7記載の発明)この発明の保温・移送用配管
は、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の発明に関
し、熱可塑性樹脂シートの厚みは、1μm〜10μmで
ある。
【0007】なお、上記発明の保温・移送用配管の作用
・効果については、以下の発明の実施の形態の欄で明ら
かにする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態の保温・移送
用配管を図面に従って説明する。 〔実施形態1〕図1は、この発明の実施形態の保温・移
送用配管Pの説明図である。 (この保温・移送用配管Pの構成について)この保温・
移送用配管Pは、図1に示すように、移送管1の周囲に
コードヒータ2を沿わせると共にその外周に均熱層3、
保温層4、防湿層5、保護カバー6を順に設けて構成さ
れている。
【0009】移送管1は、気体や液体を移送するもので
樹脂又は金属により構成されている。
【0010】コードヒータ2は、直列式のものであり、
図1に示すように、移送管1の外面に接触させるように
して設けられており、最高400℃まで発熱可能なもの
が使用されている。なお、移送管1内を流れる気体又は
液体の温度は上記コードヒータ2の温度設定器により±
5℃程度の誤差の範囲内で保温設定できるようにしてあ
る。また、このコードヒータ2の被覆層はガラスクロス
テープにより形成してある。
【0011】均熱層3は、移送管1の全周にコードヒー
タ2からの熱が均一に行き渡るようにするためのもので
あり、アルミ泊とガラスクロスシートから成る積層体
(テープ状のものも含む)が用いられている。
【0012】保温層4は、厚みが約5mmの保温用ファ
イバーグラステープ4aを均熱層3の上から4〜5層程度
螺旋状に巻き付けるようにして形成されている。ここ
で、保温用ファイバーグラステープ4aは、図2や図3に
示すように、グラス繊維を帯形状に集合させて成るグラ
ステープ本体40を薄い熱可塑性樹脂シート41(例えばポ
リエチレン製)で包み込んであると共に、少なくとも前
記グラステープ本体40の上下面と熱可塑性樹脂シート41
とを熱融着するようにして構成されている。具体的に
は、例えば、図2や図3に示すように、グラステープ
本体40に熱可塑性樹脂シート41を巻き付けると共にその
両縁部相互を重ね合わせ(重ね合わせ部を符号49で示
す)、この状態で加熱して前記重ね合わせ部49、及びグ
ラステープ本体40の上下面と熱可塑性樹脂シート41相互
を熱溶着したもの、図4に示すように、グラステープ
本体40を挟み込む態様で上下二枚の熱可塑性樹脂シート
41, 41を重ね合わせ、この状態で加熱して上下枚の熱可
塑性樹脂シート41, 41の両縁相互、及びグラステープ本
体40の上下面と熱可塑性樹脂シート41相互を熱融着した
もの等とすることができる。また、上記熱可塑性樹脂シ
ート41は、保温用ファイバーグラステープ4aの柔軟性を
損なわないようにするため厚さを1μm〜10μm程度
としてある。
【0013】防湿層5は、保温層4と保護カバー6の間
に湿気が侵入するものを防止するためのものであり、ポ
リエステル製のテープを保温層4に螺旋状に巻き付ける
ようにして形成されている。
【0014】保護カバー6は、製品の保護及び防水を目
的として設けられたものであり、ポリビニルクロリデン
(PVC)製の円筒状パイプにより構成されている。 (この保温・移送用配管Pの製造時の改善、及びその他
の効果について) .保温層4として、上記の如く構成の保温用ファイバ
ーグラステープ4aを使用した場合、保温用ファイバーグ
ラステープ4aの切り口以外ではグラステープ本体40は外
部に曝されないから、巻き付け作業時におけるグラス繊
維の飛散は少ないものとなる。したがって、製造時にお
いて周辺の環境劣化を抑えることができる。 .同様に保温層4として、上記保温用ファイバーグラ
ステープ4aを使用した場合、グラス繊維を帯形状に集合
させてなるものの片面を糊で固めたものと比較して、均
熱層3への巻き付け時において「折れ」が発生しにくく
なるから、均熱層3の外形状に倣って綺麗に巻き付ける
ことができる。したがって、所定の巻き付け長さで所定
の巻き径となるから、保護層6である円筒状パイプの外
挿が容易である。 〔他の実施形態〕 .この発明の実施形態の保温用ファイバーグラステー
プ4aとしては、グラス繊維を帯形状に集合させて成るグ
ラステープ本体40の少なくとも上下面に、薄い熱可塑性
樹脂シート41を熱融着して成るものでもよい。
【0015】また、この発明の実施形態の保温用ファイ
バーグラステープ4aとしては、グラス繊維を帯形状に集
合させて成るグラステープ本体40の上下面及び幅方向両
縁面を薄い熱可塑性樹脂シート41で覆ってあり、少なく
とも前記グラステープ本体40の上下面と熱可塑性樹脂シ
ート41とを熱融着して成るものでもよい。
【0016】これらの保温用ファイバーグラステープ4a
においても、実施形態1のものと同様にグラス繊維の飛
散は少なく周辺の環境劣化を抑えることができ、且つ巻
き付け時において「折れ」が発生しにくく、組み立て作
業時における均熱層3に倣って綺麗に巻き付けることが
できる。 .グラステープ本体40が、その片面を糊等のバインダ
ーで固めてあるものでもよい。この場合には、巻き付け
時において「折れ」が発生するが、製造時における周辺
の環境劣化を抑えることができる。 .実施形態1は加熱体として、コードヒータを使用し
ているが、これに限定されることなく蒸気を管内に通し
てなる蒸気管でもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから
次の効果を有する。
【0018】発明の実施の形態の欄に記載した内容か
ら、製造時においてグラス繊維の飛散が少なく、周辺の
環境劣化を抑えることができる保温・移送用配管を提供
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の保温・移送用配管の説明
図。
【図2】前記保温・移送用配管を構成する保温層を形成
するためのファイバーグラステープの斜視図。
【図3】前記保温・移送用配管を構成する保温層を形成
するためのファイバーグラステープの断面図。
【図4】他の保温用ファイバーグラステープの断面図。
【符号の説明】 P 保温・移送用配管 1 移送管 2 コードヒータ 3 均熱層 4 保温層 4a 保温用ファイバーグラステープ 40 グラステープ本体 41 熱可塑性樹脂シート 5 防湿層 6 保護カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂又は金属の移送管の周囲に加熱体を
    接触させると共にその外周に均熱層を介して保温層を形
    成してある保温・移送用配管において、保温層は、グラ
    ス繊維を帯形状に集合させて成るグラステープ本体を薄
    い熱可塑性樹脂シートでラッピングして成る保温用ファ
    イバーグラステープを、均熱層上に巻き付けるようにし
    て構成されていることを特徴とする保温・移送用配管。
  2. 【請求項2】 グラステープ本体の少なくとも上下面
    に、熱可塑性樹脂シートを熱融着してあることを特徴と
    する請求項1記載の保温・移送用配管。
  3. 【請求項3】 グラステープ本体の上下面及び幅方向両
    縁面を熱可塑性樹脂シートで覆ってあり、少なくともグ
    ラステープ本体の上下面と熱可塑性樹脂シートとを熱融
    着してあることを特徴とする請求項1記載の保温・移送
    用配管。
  4. 【請求項4】 グラステープ本体を熱可塑性樹脂シート
    で包み込んであり、少なくともグラステープ本体の上下
    面と熱可塑性樹脂シートとを熱融着してあることを特徴
    とする請求項1記載の保温・移送用配管。
  5. 【請求項5】 グラステープ本体は、その片面をバイン
    ダーで固めてあることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の保温・移送用配管。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂シートは、ポリエチレンで
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の保温・移送用配管。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂シートの厚みは、1μm〜
    10μmであることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の保温・移送用配管。
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Effective date: 20031215