JP2002249950A - 織機の耳組装置 - Google Patents

織機の耳組装置

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JP2002249950A
JP2002249950A JP2001050022A JP2001050022A JP2002249950A JP 2002249950 A JP2002249950 A JP 2002249950A JP 2001050022 A JP2001050022 A JP 2001050022A JP 2001050022 A JP2001050022 A JP 2001050022A JP 2002249950 A JP2002249950 A JP 2002249950A
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JP
Japan
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yarn
guide
loom
assembly device
entangled
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Application number
JP2001050022A
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English (en)
Inventor
Toshio Sawabe
敏夫 沢辺
Magoshiro Azuma
孫司朗 東
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、織機の機仕掛け替え時間の短
縮を図ることができる織機の耳組装置を提供する。 【解決手段】 織物の端からはみ出した房糸11を絡み
糸13で絡み、絡み糸13の反織物側でおさえ糸14に
より房糸11に平組織等を形成する耳組装置12から成
る。絡み糸用ヤーンガイド20の反織物側に位置し、絡
み糸用ヤーンガイド20と一体的に移動可能であり、略
鉛直方向に延在しおさえ糸14の経路を規制するガイド
部22を備える。ガイド部22は、絡み糸用ヤーンガイ
ド20と一体に形成され、絡み糸用ヤーンガイド20と
の接触を阻止する規制面24を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、織物端からはみ
出した緯糸である房糸を、絡み糸に絡ませるとともにお
さえ糸で平組織等を形成する織機の耳組装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織物端からはみ出した緯糸である房糸を
絡み糸に絡ませると、房糸が絡み糸の絡み作用により、
上下方向に力を受けて折り返り、房糸先端部が織物の中
に織り込まれてしまい、織り欠点を作ってしまうことが
ある。房糸が折り返っても織口に入らないようにするに
は、絡み糸で絡む房糸を織物端から十分に離せばよい
が、この場合絡み糸の筬へ通す位置を反織物側へずらす
ことになり、その分緯糸長や筬を長くしなければなら
ず、装置が大型化し緯糸ロスも大きくなると言う問題が
あった。
【0003】そこで、従来、房糸の折り返りに対する防
止策として、図6,図7に示すように、織機の耳組装置
2の絡み糸3の反織物側で、房糸1を数本の糸(以下お
さえ糸4という)で平組織等を形成し、絡み糸3で受け
た上下方向の力を抑えるようにしたものがあった。この
耳組装置2は、絡み糸3が挿通された絡み糸用ヤーンガ
イド5と、綜絖枠8に取り付けられおさえ糸4が挿通さ
れる綜絖9とを有している。さらに、隣接する絡み糸用
ヤーンガイド5の上下運動でおさえ糸4が切断されない
ように、おさえ糸4の筬6に至る経路を規制するおさえ
糸用ガイド7が、織り幅に合わせて綜絖枠8等に取り付
けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、織機の機下ろしの際には、おさえ糸用ガイド7を一
旦取り外して保管し、次いで機掛け時に、絡み糸用ヤー
ンガイド5等をその織布の織り幅に合わせて配置した
後、先に取り外したおさえ糸用ガイド7を絡み糸用ヤー
ンガイド5等に合わせて取り付けるという繁雑な作業を
強いられていた。
【0005】また、おさえ糸用ガイド7を綜絖枠8以外
の固定位置に取り付けた場合には、機卸しの際にはおさ
え糸用ガイド7を必ずしも取り外す必要はないが、機掛
け時には上記と同様の位置合わせ作業が必要であった。
【0006】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、簡単な構成で、織機の機仕掛け替
え時間の短縮を図ることができる織機の耳組装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、織物端から
はみ出した房糸を絡み糸で絡み、さらに絡み糸の反織物
側でおさえ糸により上記房糸に平組織等を形成するよう
にした織機の耳組装置であって、絡み糸用ヤーンガイド
の反織物側にあって、絡み糸用ヤーンガイドと一体的に
移動可能であり、略鉛直方向に延在したガイド部を備え
た織機の耳組装置である。ガイド部は、上記おさえ糸の
経路を規制して上記絡み糸用ヤーンガイドとの接触を阻
止する規制面を有し、上記絡み糸用ヤーンガイドと一体
に形成されている。
【0008】上記ガイド部の規制面は、上記絡み糸用ヤ
ーンガイドの反織物側端面を延長して設けたものであ
る。また、上記ガイド部は、上記絡み糸用ヤーンガイド
の両側端面を延長して成るものでも良い。これにより、
何れの側の織物端にもこの絡み糸用ヤーンガイドを用い
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発
明の一実施形態である織機の耳組装置を示す。この実施
形態の耳組装置12は、数本の絡み糸13が挿通され互
いにくの字状に斜めに対向する複数の長孔を備え、経糸
進行方向に並設された2つの絡み糸用ヤーンガイド15
と、この絡み糸用ヤーンガイド15と対面して配置され
フォーク状部20aを備えた絡み糸用ヤーンガイド20
を有する。また、綜絖枠18には、おさえ糸14が挿通
される綜絖19が設けられている。
【0010】互いに隣接する絡み糸用ヤーンガイド1
5,20には、その上下運動でおさえ糸14が切断され
ないように、絡み糸用ヤーンガイド20の反織物側にあ
って、絡み糸用ヤーンガイド20と一体的に、フォーク
状部20aと平行に略鉛直方向に延在したガイド部22
が設けられている。ガイド部22は、おさえ糸14と接
触してそのおさえ糸14の経路を規制し、絡み糸用ヤー
ンガイド15,20との接触を阻止する規制面24を有
する。
【0011】ガイド部22の規制面24は、おさえ糸1
4が引っ掛からないように、おさえ糸14の延在方向に
対して外側に凸状に形成されたなめらかな曲面に形成さ
れている。規制面24の鉛直方向延在域は、少なくとも
おさえ糸14の最大開口時においてもおさえ糸14との
接触を維持可能な範囲である。なお、ガイド部22の規
制面24は、略鉛直方向に形成されていれば良く、適宜
傾斜または湾曲していても良い。これにより、おさえ糸
14の摺接抵抗を減少させることも可能である。
【0012】この実施形態の耳組装置12における織機
の機掛けに際しては、絡み糸用ヤーンガイド15,20
をその織布26の織り幅に合わせて配置するだけで、お
さえ糸14の走行位置を規制するガイド部22が適切な
位置に設置され、機仕掛け替え時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0013】なお、この発明のおさえ糸のガイド部は、
絡み糸用ヤーンガイドと一体的に設けられたガイド部で
あれば良く、例えば、図4に示すように、絡み糸用ヤー
ンガイド15の反織物側に、ガイド部22を一体に延在
させて形成し、ガイド部22の反織物側側面を規制面2
4として上記と同様に形成しても良い。さらに、図5に
示すように、絡み糸用ヤーンガイド15の両側にガイド
部22を一体に形成し、その両側縁部を規制面24とし
て上記のように形成しても良い。これにより絡み糸用ヤ
ーンガイド15が織物端の経糸に接触しても、経糸が損
傷を受けることがないので、絡み糸用ヤーンガイド15
を織物端へより近づけることができる。また、織物26
の何れの側方の耳組装置にも適用することができ、部品
の種類を削減することができる。
【0014】また、この発明の耳組装置の形状は適宜設
定可能であり、おさえ糸の走行状態に合わせて、規制面
が傾斜しているものや湾曲しているものでも良く、傾斜
や湾曲方向の適宜選択可能なものである。
【0015】
【発明の効果】この発明の織機の耳組装置は、おさえ糸
の走行位置を規制する規制面を絡み糸用ヤーンガイドと
一体に設けたので、織機の機仕掛け替え等に際して、部
品の調整時間が削減され、機仕掛け替え時間を大幅に短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の織機の耳組装置の概略
斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態の織機の耳組装置の概略
平面図である。
【図3】この発明の一実施形態の織機の耳組装置の、お
さえ糸用のガイド部を備えた絡み糸用ヤーンガイドを示
す概略正面図である。
【図4】この発明の一実施形態の織機の耳組装置の、お
さえ糸用のガイド部を備えた絡み糸用ヤーンガイドの他
の例を示す概略正面図である。
【図5】この発明の一実施形態の織機の耳組装置の、お
さえ糸用のガイド部を備えた絡み糸用ヤーンガイドの他
の例を示す概略正面図である。
【図6】従来の織機の耳組装置の概略斜視図である。
【図7】従来の織機の耳組装置の概略平面図である。
【符号の説明】
11 房糸 12 織機の耳組装置 13 絡み糸 14 おさえ糸 15,20 絡み糸用ヤーンガイド 16 筬 22 ガイド部 24 規制面 26 織布

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物端からはみ出した房糸を絡み糸で絡
    み、さらに絡み糸の反織物側でおさえ糸により、上記房
    糸に平織り組織等を形成するようにした織機の耳組装置
    において、絡み糸用ヤーンガイドの反織物側で略鉛直方
    向に延在し、上記おさえ糸の経路を規制して上記絡み糸
    用ヤーンガイドとの接触を阻止する規制面を有したガイ
    ド部を、上記絡み糸用ヤーンガイドと一体に備えたこと
    を特徴とする織機の耳組装置。
  2. 【請求項2】 上記絡み糸用ヤーンガイドの反織物側端
    面を延長して、上記ガイド部の規制面として設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の織機の耳組装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部は、上記絡み糸用ヤーンガ
    イドの両側端面を延長して成ることを特徴とする請求項
    1または2記載の織機の耳組装置。
JP2001050022A 2001-02-26 2001-02-26 織機の耳組装置 Pending JP2002249950A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540865A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 織機特にエアジェット式織機の始動過程後における通し済みよこ糸を保持する方法とその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540865A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 織機特にエアジェット式織機の始動過程後における通し済みよこ糸を保持する方法とその装置

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