JP2002249681A - インクジェット記録用硬化性着色組成物及びカラーフィルター - Google Patents

インクジェット記録用硬化性着色組成物及びカラーフィルター

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JP2002249681A
JP2002249681A JP2001046496A JP2001046496A JP2002249681A JP 2002249681 A JP2002249681 A JP 2002249681A JP 2001046496 A JP2001046496 A JP 2001046496A JP 2001046496 A JP2001046496 A JP 2001046496A JP 2002249681 A JP2002249681 A JP 2002249681A
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JP
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meth
resin
acrylate
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group
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JP2001046496A
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Nobuo Kobayashi
伸生 小林
Hiroyuki Tokuda
博之 徳田
Hidenori Ishikawa
英宣 石川
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録用硬化性着色
組成物の製造工程中の安定性、および保存安定性が極め
て良く、さらにインクジェット法によって得られる塗膜
は、透明性、耐熱性に優れた実用性の高いものである、
インクジェット記録用硬化性着色組成物及びそれを用い
たカラーフィルターを提供すること。 【解決手段】 1,3−ジオキソラン基とカルボ
キシル基とを有する樹脂をバインダー樹脂として用いる
ことで、製造工程中の安定性、および硬化性着色組成物
の保存安定性が良く、得られる塗膜により耐熱性、耐薬
品性、透明性に優れたカラーフィルターが得られるイン
クジェット記録用硬化性着色組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬化性着色組成物及
びそれを用いたカラーフィルターに関する。更に詳しく
は、塗料、印刷インキ等を用いた着色表示板、あるいは
カラープルーフ等の基板上に着色画像を形成させた物に
用いられるカラーフィルター、例えば、カラー液晶ディ
スプレー、カラースキャナー、固体撮像素子等に用いら
れるカラーフィルターにおいて、インクジェット法によ
りパターン形成した後の耐久性が要求される工程に適し
た硬化性着色組成物、及びこれを用いた耐久性に優れた
カラーフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料、染料等の色材を用いた硬化
性着色組成物の一つとして、バインダー樹脂溶液に色
材を分散又は溶解した着色組成物に、光重合性モノマ
ー、光重合開始剤を添加した光硬化性着色組成物や熱
硬化性樹脂に色材を分散又は溶解した熱硬化性着色組成
物が知られており、これを基材上に塗布して、着色パタ
ーンを形成させた後、熱や光により着色パターンを固着
する着色画像形成方法が知られている。特にこれら硬化
性着色組成物の利用分野の一つとして、カラー液晶ディ
スプレー、カラースキャナー、固体撮像素子等に用いら
れるカラーフィルターがある。
【0003】カラーフィルターは、ブラックマトリック
スと呼ばれる遮光薄膜を設けた透明基板上に、それぞれ
赤、緑、青の光の3原色を選択的に透過するように、又
は、シアン、マジェンタ、イエローの色の3原色を選択
的に反射するように、色材を各画素部に配置することに
より形成されている。
【0004】このカラーフィルターの形成方法として、
フォトリソグラフィー法、電着法、印刷法及びインクジ
ェット法などがある。中でも主流となりつつある顔料分
散型のフォトリソグラフィー法は、まず基板上に顔料を
分散した感光性樹脂層を形成し、これをフォトリソグラ
フィー工程により所望の形状にパターニングすることで
単色のパターンを得、この工程を3回繰り返すことによ
り、画素である赤、青、緑又はシアン、マジェンタ、イ
エローの3原色を有するカラーフィルター層を形成す
る。これにより、高精度のパターンが形成できるが、同
一工程を3回繰り返すために、コスト高になり、また工
程が多いほど形成されるカラーフィルターの歩留まりが
低下するという問題点を有している。また、この方法で
は、使用される樹脂組成物が感光性を有する必要があ
る。
【0005】これに対し、画素である3原色を一工程で
形成できるインクジェット法は工程数が少なく低コスト
であること、また使用される樹脂組成物は感光性を有す
るものであっても、感光性を有しない熱硬化性のもので
あってもよいという利点を有している。
【0006】カラーフィルター用材料に使用されるバイ
ンダー樹脂としては、耐熱性、透明性などに優れている
アクリル系バインダー樹脂が主に用いられている。さら
に、色材の分散性や、組成物硬化時の塗膜物性などを上
げる目的でカルボキシル基などの官能基が導入されてい
る。
【0007】しかしながら、インクジェット方式で用い
る硬化性着色組成物は、製造工程中の安定性や組成物の
保存に対する安定性と、硬化した塗膜物性との両立が困
難であり、また得られた塗膜によるカラーフィルター
は、耐熱性、耐薬品性、高い透明性等を満足するもので
はないという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、着色組成物の製造工程中の安定性、および
保存安定性が極めて良く、さらにインクジェット法によ
って得られる塗膜は、透明性、耐熱性に優れた実用性の
高い塗膜を得ることができる、インクジェット記録用硬
化性着色組成物及びそれを用いたカラーフィルターを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、色材及びバインダ
ー樹脂からなるインクジェット記録用硬化性着色組成物
及びそれを使用してなるカラーフィルターであって、バ
インダー樹脂として、1,3−ジオキソラン基とカルボ
キシル基とを有する樹脂を用いることで、製造工程中の
安定性、および硬化性着色組成物の保存安定性が良く、
得られる塗膜により耐熱性、耐薬品性、透明性に優れた
カラーフィルターが得られることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
【0010】即ち、本発明は、1,3−ジオキソラン基
とカルボキシル基とを有する樹脂(A)及び色材(B)
を含有するインクジェット記録用硬化性着色組成物を提
供するものであり、また本発明は、得られたインクジェ
ット記録用硬化性着色組成物を使用してなるカラーフィ
ルターを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。本発明で用いる樹脂(A)は1,3−ジオ
キソラン基とカルボキシル基とを含有するものであれば
特に限定されないが、1,3−ジオキソラン基が、下記
式(1)で示される2−オキソ−1,3−ジオキソラン
−4−イル基(以下、シクロカーボネート基と称す)を
有するものが好ましい。
【0012】
【化1】 (但し、式(1)中のR1、R2、R3は、それぞれ同一
であっても異なっていても良い水素原子または炭素数が
1〜4のアルキル基を表す。)
【0013】シクロカーボネート基とカルボキシル基と
は、常温および製造工程で暴露される温度においては安
定性が高く、パターン形成後に行われる加熱によって速
やかに反応して両官能基が消費され、該反応によって生
じる架橋構造により耐薬品性や耐熱性の向上を図ること
ができるために好ましい。
【0014】樹脂(A)の製造方法としては、例えば、
シクロカーボネート基を有するエチレン性不飽和単量体
(以下、シクロカーボネート基含有単量体と称す)(a
1)と、カルボキシル基を有するエチレン性不飽和単量
体(以下、カルボキシル基含有単量体と称す)(a2)
との共重合反応による方法(製造方法1)、イソシアネ
ートエチル(メタ)アクリレート共重合体等の各種イソ
シアネート基を有する重合体にカーボネートモノアルコ
ールを付加反応する方法(製造方法2)、各種の酸クロ
ライド基含有重合体にカーボネートモノアルコールを付
加反応する製造方法(製造方法3)等が挙げられる。こ
れらの中で、製造方法1で示す方法が簡便に行えるた
め、好ましい。
【0015】シクロカーボネート基含有単量体(a1)
としては、例えば、式(2)で示される化合物が挙げら
れる。
【化2】 (但し、式(2)中のRは水素原子又はメチル基を表す
ものとし、R1、R2、R 3は、それぞれ同一であっても
異なっていても良い水素原子または炭素数が1〜4のア
ルキル基を表すものとし、またnは1〜6の正数である
ものとする。)
【0016】シクロカーボネート基含有単量体(a1)
としては、例えば、2,3−カーボネートプロピル(メ
タ)アクリレート、2−メチル−2,3−カーボネート
プロピル(メタ)アクリレート、3,4−カーボネート
ブチル(メタ)アクリレート、3−メチル−3,4−カ
ーボネートブチル(メタ)アクリレート、4−メチル−
3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリレート、3
−メチル−3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリ
レート、6,7−カーボネートヘキシル(メタ)アクリ
レート、5−エチル−5,6−カーボネートヘキシル
(メタ)アクリレート、7,8−カーボネートオクチル
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類;
2,3−カーボネートプロピルビニルエーテル、メチル
−2,3−カーボネートプロピルマレート、メチル−
2,3−カーボネートプロピルクロトネート等が挙げら
れ、単独でも2種以上を混合して用いても良い。
【0017】カルボキシル基含有単量体(a2)として
は、例えば、(メタ)アクリル酸、クマロン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸もしくはフマル酸の如きエチレン性不
飽和モノ−及びジ−カルボン酸類;マレイン酸モノアル
キルエステル、フマル酸モノアルキルエステルもしくは
イタコン酸モノアルキルエステル;後述する、他のエチ
レン性不飽和単量体(a3)の例示[4]で示す水酸基
含有単量体に、無水フタル酸、無水コハク酸、無水トリ
メリット酸の如き酸無水物を付加させて得られるカルボ
キシル基含有エチレン性不飽和単量体等が挙げられる。
【0018】さらに、シクロカーボネート基含有単量体
(a1)およびカルボキシル基含有単量体(a2)以外
の、他のエチレン性不飽和単量体(a3)を共重合させ
ることができる。
【0019】他の単量体(a3)としては、例えば、
[1](メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)ア
クリル酸ヘプシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、
(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸テト
ラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)
アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸オクタデシ
ル、(メタ)アクリル酸ドコシルなどの炭素数1〜22
のアルキル基を持つ(メタ)アクリル酸エステル類;
【0020】[2](メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸イソボロニル、(メタ)アクリ
ル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ジシクロ
ペンテニルオキシエチル等の脂環式のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル類;テトラヒドロフルフ
リルアルコールとεーカプロラクトン付加物の(メタ)
アクリル酸エステル類;
【0021】[3](メタ)アクリル酸ベンゾイルオキ
シエチル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アク
リル酸フェニルエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシ
エチル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリ
コール、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピル等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸
エステル類;
【0022】[4](メタ)アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸グリセロール等のヒドロキシアルキル基を有
する(メタ)アクリル酸エステル、または上記と同様の
ヒドロキシアルキル基を有するラクトン変性(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシエチル類;(メタ)アクリル酸ポリ
エチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリプロピレ
ングリコール等のポリアルキレングリコール基を有する
(メタ)アクリル酸エステル類;
【0023】[5](メタ)アクリル酸グリシジル、α
−エチルアクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアク
リル酸グリシジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジ
ル、(メタ)アクリル酸−3,4−エポキシブチル、メ
タクリル酸−4,5−エポキシペンチル、(メタ)アク
リル酸−6,7−エポキシペンチル、α−エチルアクリ
ル酸−6,7−エポキシペンチル等のエポキシ基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)アクリル酸
−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル、ラクトン変
性(メタ)アクリル酸−3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル、ビニルシクロヘキセンオキシド等の脂環式エ
ポキシ単量体;
【0024】分子中に2個以上の脂環エポキシ基を有す
る化合物と、分子中に1個の重合性不飽和二重結合と1
個の脂環エポキシ基と反応性を有する基とを合わせ持つ
化合物とを反応して得られるグリシジル基含有エチレン
性不飽和単量体;
【0025】下記、式(3)で示されるグリシジル基含
有エチレン性不飽和単量体;
【化3】 (但し、式(3)中のR4は水素原子又はメチル基を表
すものとし、R5は炭素数が1〜5のアルキル基を表す
ものとし、またmは1〜6なる正数であるものとす
る。)
【0026】具体的には、例えば、R4が水素またはメ
チル基であり、R5がメチル、プロピル、イソプロピ
ル、イソブチル、またはアミル、mが1〜3等である
(メタ)アクリル酸エステル類;
【0027】[6]フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチ
ル、フマル酸ジブチル、イタコン酸ジメチル、イタコン
酸ジブチル、フマル酸メチルエチル、フマル酸メチルブ
チル、イタコン酸メチルエチル等の不飽和ジカルボン酸
エステル; [7]スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン
等のスチレン誘導体; [8]ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、ジメチル
ブタジエン等のジエン系化合物;
【0028】[9]塩化ビニル、臭化ビニル等のハロゲ
ン化ビニルやハロゲン化ビニリデン; [10]メチルビニルケトン、ブチルビニルケトン等の
不飽和ケトン; [11]酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル; [12]メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル
等のビニルエーテル; [13]アクリロニトリル、メタクリロニトリル、シア
ン化ビニリデンなどのシアン化ビニル; [14]アクリルアミドまたはそのアルキド置換アミ
ド; [15]N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミド等のN−置換マレイミド;
【0029】[16]フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレ
ン、ブロモトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロ
ピレン、ヘキサフルオロプロピレン等のフッ素含有α−
オレフィン類;トリフルオロメチルトリフルオロビニル
エーテル、ペンタフルオロエチルトリフルオロビニルエ
ーテル、ヘプタフルオロプロピルトリフルオロビニルエ
ーテル等の(パー)フルオロアルキル基の炭素数が1〜
18である(パー)フルオロアルキル・パーフルオロビ
ニルエーテル類;2,2,2−トリフルオロエチル(メ
タ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプ
ロピル(メタ)アクリレート、1H,1H,5H−オク
タフルオロペンチル(メタ)アクリレート、1H,1
H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシル(メタ)ア
クリレート、パーフルオロエチルオキシエチル(メタ)
アクリレート等の(パー)フルオロアルキル基の炭素数
が1〜18の(パー)フルオロアルキル(メタ)アクリ
レート類等のフッ素含有エチレン性不飽和単量体;
【0030】[17]γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン等のシリル基含有(メタ)アクリレー
ト; [18]N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アク
リレート等のN,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレート等が挙げられ、それぞれ単独でも2つ
以上の化合物を併用して使用することができる。
【0031】本発明で用いる樹脂(A)は、例えば、シ
クロカーボネート基含有単量体(a1)とカルボキシル
基含有エチレン性不飽和単量体(a2)と、さらに必要
に応じて他のエチレン性不飽和単量体(a3)とを共重
合させて得ることができ、その共重合形態は特に制限さ
れないが、触媒であるラジカル重合開始剤の存在下に、
付加重合によるランダム共重合、ブロック共重合、グラ
フト共重合等のいずれでもよく、また共重合方法も塊状
重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の各種
の重合方法が使用できる。
【0032】溶液重合等を使用する場合に用いることが
できる溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソプロ
ピルケトン、メチル−n−ブチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、メチル−n−アミルケトン、メチル−n−
ヘキシルケトン、ジエチルケトン、エチル−n−ブチル
ケトン、ジ−n−プロピルケトン、ジイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、ホロン等のケトン系溶媒;
【0033】エチルエーテル、イソプロピルエーテル、
n−ブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、エチレン
グリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコール、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等のエーテル系溶媒;
【0034】ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸−n−ブ
チル、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロ
ピル、酢酸−n−ブチル、酢酸−n−アミル、エチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、エチル−3−
エトキシプロピオネート等のエステル系溶媒等が挙げら
れる。
【0035】触媒であるラジカル重合開始剤としては、
各種のものが使用できるが、例えば、2,2′−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス−
(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等
のアゾ化合物;ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペ
ルオキシド、t−ブチルペルオキシピバレート、1,
1′−ビス−(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサ
ン、t−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ヘキシルペルオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト等の有機過酸化物;過酸化水素等が挙げられる。ラジ
カル重合開始剤として過酸化物を用いる場合には、過酸
化物を還元剤とともに用いてレドックス型開始剤として
もよい。
【0036】シクロカーボネート基含有単量体(a1)
の使用量としては、得られる樹脂の各種の特性に優れ、
また反応に用いる溶媒への溶解性を良好に保つため、該
単量体と、カルボキシル基含有単量体(a2)と、必要
に応じて用いる他のエチレン性性不飽和単量体(a3)
との合計量に対し1〜50重量%、好ましくは2〜40
重量%である。
【0037】またシクロカーボネート基を開環し架橋反
応を促進させるため、さらに開環触媒を使用してもよ
い。開環触媒としては、例えば、シクロカーボネート基
の開環触媒やエポキシ基の開環触媒等が挙げられ、具体
的には、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリメ
チルベンジルアンモニウムハイドロオキサイド、2−ヒ
ドロキシピリジン、トリメチルベンジルアンモニウムメ
トキサイド、フェニルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、フェニルトリメチルアンモニウムブロマイド、フェ
ニルトリメチルアンモニウムハイドロオキサイド、フェ
ニルトリメチルアンモニウムヨーダイド、ホスホコリン
クロライドナトリウム塩、ステアリルアンモニウムブロ
マイド、テトラ−n−アミルアンモニウムヨーダイド、
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、テトラ−
n−メチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラ−
n−ブチルアンモニウムホスフェート、テトラ−n−デ
シルアンモニウムトリクロライド、テトラエチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウム
テトラフルオロボレート;
【0038】アセチルコリンブロマイド、アルキルジメ
チルペンジルアンモニウムクロライド、ベンジルコリン
ブロマイド、ベンジル−n−ブチルアンモニウムブロマ
イド、ベタイン、ブチリルクロライド、ビス(テトラ−
n−ブチルアンモニウム)ジクロメートもしくはトリメ
チルビニルアンモニウムブロマイドの如き四級アンモニ
ウム塩類;アリルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド、n−アミルトリフェニルホスホニウムブロマイド、
ベンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、ブロモ
メチルトリフェニルホスホニウムブロマイド、2−ジメ
チルアミノエチルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、エトキシカルボニルホスホニウムブロマイド、n−
へプチルトリフェニルホスホニウムムブロマイド、メチ
ルトリフェニルホスホニウムブロマイド、テトラキス
(ヒドロキシメチル)ホスホニウムサルフェートもしく
はテトラフェニルホスホニウムブロマイドの如きホスホ
ニウム塩類;燐酸、p−トルエンスルホン酸もしくはジ
メチル硫酸の如き酸触媒;炭酸カルシウムの如き炭酸塩
等が挙げられる。
【0039】本発明で用いる樹脂(A)は、カルボキシ
ル基を含有するため、硬化前であれば、アルカリ水溶液
により中和することによって容易に除去することができ
る。すなわち本発明の硬化性着色組成物は、インクジェ
ット法により形成されたカラーフィルターにおいて塗布
不良などが発生した場合においても、炭酸ナトリウムや
水酸化ナトリウムのようなアルカリ水溶液中に浸漬する
ことにより該硬化性着色組成物を除去することで、カラ
ーフィルター用基板を回収できるという利点を有する。
【0040】ここで、樹脂(A)の酸価(試料1g中に
存在する酸分を規定の方法に基き、中和するのに要した
水酸化カリウムのミリグラム数)は、特に限定されるも
のではないが、アルカリ可溶性を損なわない程度に20
〜250mgKOH/gの範囲が好ましく、なかでも3
0〜150mgKOH/gが特に好ましい。
【0041】また、シクロカーボネート基とカルボキシ
ル基とのモル比は、各種塗膜性能が優れる点から0.2
/1.0〜5.0/1.0であることが好ましい。
【0042】樹脂(A)の分子量は、本発明の硬化性着
色組成物を用いて基体に均一に塗膜形成し、さらに各種
塗膜性能を付与するために、通常ポリスチレン換算数平
均分子量が2,000以上、であることが好ましく、
2,000〜200,000であることがより好まし
い。
【0043】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、樹脂(A)と色材(B)とを含有し、色材
(B)としては、例えば、染料や顔料等が挙げられる。
【0044】染料としては、各種のものが使用でき、例
えば、「染料便覧」(有機合成化学協会編、昭和45年
刊)、「色材工学ハンドブック」(色材協会編、朝倉書
店、1989年刊)、「工業用色素の技術と市場」(シ
ーエムシー、1983年刊)、「化学便覧応用化学編」
(日本化学会編、丸善書店、1986年刊)に記載され
ているものが使用できる。具体的には、例えば、アゾ染
料、金属鎖塩アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、ナフトキ
ノン染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、
カルボニウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、シ
アニン染料、インジゴ染料、キノリン染料、ニトロ系染
料、キサンテン系染料、チアジン系染料、アジン染料、
オキサジン染料、スクワリリウム色素等が挙げられる。
【0045】顔料としては、市販の顔料、カラーインデ
ックス便覧「最新顔料便覧日本顔料技術協会編、197
7年刊」、「最新顔料応用技術」(CMC出版、198
6年刊)、「印刷インキ技術」(CMC出版、1984
年刊)等に記載されている顔料が利用できる。具体的に
は、例えば、硫酸バリウム、硫酸鉛、酸化チタン、黄色
鉛、ベンガラ、酸化クロム、カーボンブラック等の無機
顔料、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ジスア
ゾ顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリン顔料、
ジオキサジン系顔料、キナクリドン顔料、ペリノン系顔
料、トリフエニルメタン系顔料、チオインジゴ顔料、ジ
ケトピロロピロール系顔料等の有機顔料等が挙げられ
る。これらを単独又は混合して用いることができる。こ
のうちアントラキノン系顔料、ジケトピロロピロール系
顔料、フタロシアニン系顔料、ジオキサジン系顔料、カ
ーボンブラックが特に好ましい。
【0046】顔料の具体例として、カラーインデックス
(C.I)ナンバーで以下に示すが、これら例示の化合
物に限定されるものではない。C.I.ピグメントレッ
ド9、C.I.ピグメントレッド97、C.I.ピグメ
ントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、
C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメント
レッド168、C.I.ピグメントレッド177、C.
I.ピグメントレッド180、C.I.ピグメントレッ
ド192、C.I.ピグメントレッド215、C.I.
ピグメントレッド216、C.I.ピグメントレッド2
17、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグ
メントレッド223、C.I.ピグメントレッド22
4、C.I.ピグメントレッド226、C.I.ピグメ
ントレッド227、C.I.ピグメントレッド228、
C.I.ピグメントレッド240、C.I.ピグメント
レッド254、C.I.ピグメントレッド48:1等の
赤色顔料;
【0047】C.I.ピグメントグリーン7、C.I.
ピグメントグリーン36等の緑色顔料;C.I.ピグメ
ントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:6、
C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブ
ルー60、C.I.ピグメントブルー64等の青色顔
料;C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピ
グメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオ
レット29、C.I.ピグメントバイオレット30、
C.I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピグメ
ントバイオレット40、C.I.ピグメントバイオレッ
ト50等のバイオレット顔料;
【0048】C.I.ピグメントイエロー20、C.
I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメントイエ
ロー83、C.I.ピグメントイエロー86、C.I.
ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー
109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.
ピグメントイエロー117、C.I.ピグメントイエロ
ー125、C.I.ピグメントイエロー137、C.
I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイ
エロー139、C.I.ピグメントイエロー147、
C.I.ピグメントイエロー148、C.I.ピグメン
トイエロー150、C.I.ピグメントイエロー15
3、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグ
メントイエロー166、C.I.ピグメントイエロー1
68、C.I.ピグメントイエロー185等の黄色顔
料;C.I.ピグメントブラック7等の黒色顔料が挙げ
られ、それぞれ単独でも、また2つ以上の色材を併用し
て用いることもできる。
【0049】これらの色材(B)のうち、耐熱性、耐光
性等が優れる点から顔料が好ましい。
【0050】顔料の平均粒径としては、チクソトロピー
を発生させずに良好な塗布性が得られ、また塗膜の透明
性を得るために、0.005〜3μmの範囲であること
が好ましく、なかでも0.01〜1μmであることが特
に好ましい。このような粒径にするために、ボールミ
ル、サンドミル、ピーズミル、3本ロール、ペイントシ
エーカー、アトライター、分散攪拌機、超音波等の分散
処理を行うことができる。
【0051】色材(B)を分散させたインクジェット記
録用硬化性着色組成物を作製する際には、樹脂(A)と
色材(B)に、溶剤(C)を加えることができる。溶剤
(C)としては沸点が80℃〜250℃のものが好まし
く、例えば、トルエン、キシレン、メトキシベンゼン等
の芳香族系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エス
テル系溶剤;エトキシエチルプロピオネート等のプロピ
オネート系溶剤;メタノール、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコール等のアルコール系溶剤;ブチル
セロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤;メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系溶剤;ヘキサン等の脂肪族炭化水素
系溶剤;N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラ
クタム、N−メチル−2−ピロリドン、アニリン、ピリ
ジン等の窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクトン等のラ
クトン系溶剤;カルバミン酸メチルとカルバミン酸エチ
ルの48:52の混合物等のカルバミン酸エステル等が
挙げられ、これらは単独もしくは混合して用いることが
できる。
【0052】また、色材(B)に分散剤を併用すること
ができる。分散剤としては特に限定されず各種のものを
用いることができ、例えば、界面活性剤、顔料の中間
体、染料の中間体;ポリエステル系化合物、ポリアミド
系化合物、ポリウレタン系化合物等の樹脂型分散剤等が
挙げられる。樹脂型分散剤の市販品としては、例えばデ
ィスパービック130、ディスパービック161、ディ
スパービック162、ディスパービック163、ディス
パービック170、エフカ46、エフカ47、ソルスパ
ース32550、ソルスパース24000、アジスパー
PB811、アジスパーPB814等が挙げられる。ま
た、アクリル系、ポリエチレン系のような樹脂型分散剤
等も使用可能である。
【0053】色材(B)は、硬化性着色組成物の固形分
に対して10〜70重量%の範囲で用いることが好まし
い。また分散剤を併用する場合には、分散剤は色材
(B)に対して、5〜50重量%の範囲で用いることが
好ましい。
【0054】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、光照射により硬化させる場合には、さらに光
硬化性化合物(D)および/または光重合開始剤(E)
を含有する。
【0055】光硬化性化合物(D)とは、紫外線や可視
光線等の照射により重合又は架橋反応可能な官能基を有
する化合物であり、例えば、ラジカル重合系化合物、カ
チオン重合系化合物が挙げられる。
【0056】具体的には、例えば、(メタ)アクリル化
合物、マレイミド化合物、ビニル化合物、マレイン酸エ
ステル、フマル酸エステル、クロトン酸エステル、N−
ビニルピロリドン、スチレン誘導体、桂皮酸エステル等
の芳香族モノマー;N−ビニルイミダゾール等のラジカ
ル重合系化合物;ビニルエーテル化合物、エポキシ化合
物、オキセタン化合物等のカチオン重合系化合物等が挙
げられる。中でも(メタ)アクリル化合物等の分子中に
ラジカル重合性二重結合を有する化合物が好ましい。
【0057】光硬化性化合物(D)のうち(メタ)アク
リル化合物としては、例えば、トリメチロールエタント
リ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピ
ル)エーテル、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソ
シアヌレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)シア
ヌレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート;
【0058】フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸
の反応物;エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ビスフェノールAのポリエトキシジオール、
ポリエステルポリオール、ポリブタジエンポリオール、
ポリカーボネートポリオール等のポリオール類と有機ポ
リイソシアネート類(例えば、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等)と水酸
基含有(メタ)アクリレート類(例えば、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート等)の反応物;
【0059】多塩基酸化合物又はその無水物(例えば、
マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、イソフタル酸、フ
タル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸及びこれらの無水物等)とポリオール類
(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等)との反応物
であるポリエステルポリオール類と(メタ)アクリル酸
との反応物等が挙げられる。
【0060】マレイミド化合物としては、脂肪族基によ
ってマレイミド基が結合された化合物が好ましく、例え
ば、N−へキシルマレイミド、N,N′−4,9−ジオ
キサ−1,12−ビスマレイミドドデカン等のアルキル
又はアルキルエーテルマレイミド;エチレングリコール
ビス(マレイミドアセテート)、ポリ(テトラメチレン
グリコール)ビス(マレイミドアセテート)、テトラ
(エチレングリコール変性)ペンタエリスリトールテト
ラ(マレイミドアセテート)等のマレイミドカルボン酸
(ポリ)アルキレングリコールエステル;ビス(2−マ
レイミドエチル)カーボネート等のカーボネートマレイ
ミド;イソホロンビスウレタンビス(N−エチルマレイ
ミド)等のウレタンマレイミド等が挙げられる。
【0061】ビニル化合物としては、例えば、酢酸ビニ
ル、ケイ皮酸ビニル、N−ビニルホルムアルデヒド等が
挙げられる。
【0062】ビニルエーテル化合物としては、例えば、
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピ
ルビニルエーテル、ヒドロキシメチルビニルエーテル、
2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、クロロメチルビ
ニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、ジエ
チルアミノエチルビニルエーテル、シクロブチルメチル
ビニルエーテル、シクロペンチルビニルエーテル、エチ
レングリコールメチルビニルエーテル、ジエチレングリ
コールモノビニルエーテル、1,6−へキサンジオール
メチルビニルエーテル等が挙げられる。
【0063】スチレン誘導体としては、例えば、スチレ
ン、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
【0064】これらの中でも、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タ(メタ)アクリレート、N,N′−4,9−ジオキサ
−1,12−ビスマレイミドドデカン、エチレングリコ
ールビス(マレイミドアセテート)、ポリ(テトラメチ
レングリコール)ビス(マレイミドアセテート)、(エ
チレングリコール変性)ペンタエリスリトールテトラ
(マレイミドアセテート)、ビス(2−マレイミドエチ
ル)カーボネート、イソホロンビスウレタンビス(N−
エチルマレイミド)等の、多官能(メタ)アクリレート
類や多官能マレイミド類が、紫外線や可視光線等の照射
時における硬化が良好である点から特に好ましい。
【0065】光硬化性化合物(D)は、単独または混合
して使用してもよく、その使用割合は、特に限定される
ものではないが、耐熱性を損なわず、さらに塗膜物性に
優れた硬化塗膜を得るため、本発明の樹脂(A)100
重量部に対し25〜150重量部で使用するのが好まし
い。
【0066】光重合開始剤(E)としては、光により解
離してラジカルを発生するような光重合開始剤であれば
特に限定されず、各種のものが使用できる。例えば、ベ
ンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾ
フェノン、4,4′−ビスジメチルアミノベンゾフェノ
ン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
4,4−ジクロロベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、
3,3′,4,4′−テトラ(t−ブチルパーオキシカ
ルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;キサ
ントン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサ
ントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジ
メチルチオキサントン、チオキサントン−4−スルホン
酸等のキサントン、チオキサントン類;
【0067】ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、
ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエ
ーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル等のア
シロインエーテル類;ベンジル、ジアセチル等のα−ジ
ケトン類;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テト
ラメチルチウラムジスルフィド、p−トリルジスルフィ
ド等のスルフィド類;4−ジメチルアミノ安息香酸、4
−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ
安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、
4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、4
−ジメチルアミノ安息香酸−2−イソアミル等の安息香
酸類;
【0068】3,3′−カルボニル−ビス(7−ジエチ
ルアミノ)クマリン、1−ヒドロキシシクロへキシルフ
ェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニ
ルエタン−1−オン、2−メチル−1−〔4−(メチル
チオ)フェニル〕−2−モルフオリノプロパン−1−オ
ン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキシド、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フ
ェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン
−1−オン;
【0069】1−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4
−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロパン−1−オン、4−ベンゾイル−4′−メチルジメ
チルスルフィド、2,2−ジエトキシアセトフェノン、
ベンジルジメチルケタ−ル、ベンジル−β−メトキシエ
チルアセタール、1−フェニル−1,2−プロパンジオ
ン−2−(o−エトキシカルポニル)オキシム、2−フ
ェニル−1,2−ブタンジオン−2−(o−メトキシカ
ルポニル)オキシム、1,3−ジフェニル−プロパント
リオン−2−(o−エトキシカルポニル)オキシム、1
−フェニル−3−エトキシ−プロパントリオン−2−
(o−ベンゾイル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸
メチル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン;
【0070】2,2′−ビス(2−クロロフェニル)−
4,4′,5,5′−テトラキス(4−エトキシカルボ
ニルフェニル)−1,2′−ビイミダゾール、2,2′
−ビス(2−ブロモフェニル)−4,4′,5,5′−
テトラキス(4−エトキシカルボニルフェニル)−1,
2′−ビイミダゾール、2,2′−ビス(2,4−ジク
ロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニル
−1,2′−ビイミダゾール、2,2′−ビス(2,4
−ジブロモフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフ
ェニル−1,2′−ビイミダゾール、2,2′−ビス
(2,4,6−トリブロモフェニル)−4,4′,5,
5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール等の
ビイミダゾール類;
【0071】p−ジメチルアミノアセトフェノン、α,
α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、ペンチ
ル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2,4−ビス−
トリクロロメチル−6−[ジ−(エトキシカルポニルメ
チル)アミノ]フェニル−S−トリアジン、2,4−ビ
ス−トリクロロメチル−6−(4−エトキシ)フェニル
−S−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−
6−(3−ブロモ−4−エトキシ)フェニル−S−トリ
アジンアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノ
ン、2−アミルアントラキノン、β−クロルアントラキ
ノン;
【0072】アントロン、ベンズアントロン、ジベンズ
スベロン、メチレンアントロン、4−アジドベンジルア
セトフェノン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデ
ン)シクロヘキサン、2,6−ビス(p−アジドベンジ
リデン)−4−メチルシクロヘキサノン、ナフタレンス
ルホニルクロライド、キノリンスルホニルクロライド、
n−フェニルチオアクリドン、4,4−アゾビスイソブ
チロニトリル、ジフェニルジスルフイド、ベンズチアゾ
−ルジスルフイド、トリフェニルホスフイン、四臭素化
炭素、トリブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイン
の他、エオシン、メチレンブルー等の光還元性の色素と
アスコルビン酸、トリエタノールアミン等の還元剤の組
み合わせ等が挙げられる。
【0073】また上記の光重合開始剤の市販されている
商品名としては、Irgacure−184、同14
9、同261、同369、同500、同651、同78
4、同819、同907、同1116、同1664、同
1700、同1800、同1850、同2959、同4
043、Darocur−1173(チバスペシャルテ
ィーケミカルズ社製)、ルシリンTPO(BASF社
製)、KAYACURE−DETX、同MBP、同DM
BI、同EPA、同OA(日本化薬(株)製)、VIC
URE−10、同55(STAUFFER Co.LT
D製)、TRIGONALP1(AKZO Co.LT
D製)、SANDORY 1000(SANDOZ C
o.LTD製)、DEAP(APJOHN Co.LT
D製)、QUANTACURE−PDO、同ITX、同
EPD(WARD BLEKINSOP Co.LTD
製)等が挙げられる。
【0074】また光重合開始剤(E)に、各種の光増感
剤を併用することができ、例えば、アミン類、尿素類、
含硫黄化合物、含燐化合物、含塩素化合物またはニトリ
ル類もしくはその他の含窒素化合物等が挙げられる。こ
れらは、単独あるいは2種以上を組み合わせて用いるこ
ともできる。
【0075】光増感剤の使用割合は特に限定されるもの
ではないが、感度の低下を抑え、また結晶の析出、塗膜
物性の劣化等を防止するため、硬化性着色組成物中の光
重合開始剤(E)に対して0.1〜30重量%使用する
のが好ましく、中でも1〜20重量%使用するのが好ま
しい。
【0076】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、上記諸成分を混合することにより得られ、こ
のとき、適当な溶媒を使用する事ができる。溶媒として
は、上記各成分と反応しないものであれば特に限定され
るものではなく、着色組成物を調整する際に使用する溶
剤(C)を単独あるいは2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0077】溶剤の使用量としては、インクジェットヘ
ッドからの吐出性を良好に保つ点から、硬化性着色組成
物の粘度が50mPa・s以下、なかでも10mPa・
s以下となるように使用することが好ましく、硬化性着
色組成物の全固形分1重量部あたり、1〜19重量部の
範囲で用いることが好ましい。
【0078】かくして得られる本発明のインクジェット
記録用硬化性着色組成物は一液型であって、製造工程中
の安定性、および保存安定性に優れる。更に、画素形成
後の硬化過程においては、重合体の架橋反応により架橋
構造が生成し、耐熱性や耐溶剤性が向上できる。
【0079】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、更に必要に応じて、本発明の目的を逸脱しな
い範囲、とりわけ保存安定性、耐熱性、耐溶剤性等を保
持できる範囲内で、他の成分を含有してもよい。他の成
分としては、例えば、各種のカップリング剤(F);酸
化防止剤;安定剤;充填剤;シリコン系、フッ素系、ア
クリル系等の各種レベリング剤;水系溶媒への溶解性の
調整をする目的での多価カルボン酸またはその無水物
(G);硬化後残存したカルボキシル基を反応により消
失する目的でのエポキシ化合物(H)等を添加すること
ができる。
【0080】カップリング剤(F)は、無機材料と有機
材料において化学的に両者を結び付け、あるいは化学的
反応を伴って親和性を改善し複合系材料の機能を高める
化合物であり、例えば、シラン系化合物、チタン系化合
物、アルミニウム系化合物が挙げられる。
【0081】シランカップリング剤としては、例えば、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン;γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン;γ−ウロイドプロピルトリエ
トキシシラン;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン;ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン;トリメトキシシリル安息香酸;γ−イソシア
ナトプロピルトリエトキシシラン等やこれらシランカッ
プリング剤等からなるオリゴマーやポリマー類、等が挙
げられる。
【0082】チタンカップリング剤としては、例えば、
テトラ−イソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシ
チタン、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、
テトラステアロキシチタン、ジ−イソプロポキシ・ビス
(アセチルアセトナト)チタン、ジ−n−ブトキシ・ビ
ス(トリエタノールアミナト)チタン、ジヒドロキシ・
ビス(ラクタト)チタン、テトラキス(2−エチルヘキ
サンチオラト)チタン、トリ−n−ブトキシチタンモノ
ステアレート、イソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニル
チタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホ
スフェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジ
オクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビ
ス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ
(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス
(ジ−トリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジ
オクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネ
ート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレン
チタネート、イソプロピルトリオクタノルチタネート、
イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネー
ト、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネー
ト、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタ
ネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、
イソプロピルトリ(N−アミノエチル・アミノエチル)
チタネート、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネ
ート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げ
られる。
【0083】アルミニウムカップリング剤としては、例
えば、アルミニウムイソプロピレート、モノsec−ブ
トキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウム
sec−ブチレート、アルミニウムエチレート、エチル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、ア
ルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルキ
ルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、
アルミニウムモノアセチルアセテートビス(エチルアセ
トアセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセト
ネート)、環状アルミニウムオキサイドイソプロピレー
ト等が挙げられる。
【0084】なかでも、種々の基体に対して特に優れた
平滑性、接着性、耐水性及び耐溶剤性を与える点で、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン等のエポキシ基を有するシランカップリング
剤、γ−ウロイドプロピルトリエトキシシラン等のウロ
イド基を有するシランカップリング剤が好ましい。これ
らのカップリング剤は、単独でも混合して使用してもよ
い。
【0085】カップリング剤の配合量は、形成される塗
膜の平滑性ならびに基体との接着性、耐水性及び耐溶剤
性を良好に保ち、また接着性を良好にし、更に形成され
る塗膜のエネルギー線硬化性を向上させるため、樹脂
(A)100重量部当たり0.1〜30重量部の範囲で
あり、好ましくは0.5〜20重量部である。
【0086】多価カルボン酸及びその酸無水物(G)と
しては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ブタンテトラカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸等の
脂肪族多価カルボン酸;ヘキサヒドロフタル酸、1,2
−シクロヘキサンカルボン酸、1,2,4−シクロヘキ
サントリカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸
等の脂環式多価カルボン酸及びフタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸;
【0087】無水フタル酸、無水イタコン酸、無水コハ
ク酸、無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無
水トリカルバリル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒド
ロフタル酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水ハ
イミック酸等の脂肪酸ジカルボン酸無水物;1,2,
3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペン
タンテトラカルボン酸二無水物等の脂肪族多価カルボン
酸二無水物;無水ピロメリット酸、無水トリメリット
酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物;エチ
レングリコールビストリメリテート、グリセリントリス
トリメテート等のエステル基含有酸無水物等が挙げられ
る。
【0088】さらに、分子中に2個以上のカルボキシル
基またはその無水物を有する樹脂を用ることができ、例
えば、カルボキシル基を有するウレタン樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ラクトン変性ポリエステル樹
脂、ポリエステルアミド樹脂、アルキド樹脂、ポリエー
テル樹脂、変性ポリエーテル樹脂、ポリチオエーテル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
オレフィン樹脂、エポキシ変性樹脂、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂;あるいはその酸無水物等が挙げられる。
【0089】また、無色カルボン酸無水物からなる市販
のエポキシ樹脂硬化剤を用いることもでき、例えば、ア
デカハードナーEH−700[商品名(以下同じ)旭電
化工業(株)製]、リカシッド−HH、同MH−700
[新日本理化(株)製]、エピキニ126、同YH−3
06、同DX−126[油化シェルエポキシ(株)製]
等が挙げられる。
【0090】上記の多価カルボン酸及び多価カルボン酸
無水物(G)は、1種単独でも2種以上を組み合わせて
も用いることができる。
【0091】エポキシ化合物(H)としては、例えば、
フェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・
ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールA・ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂や各種グリコール、アルキレンオキシド変性エポキシ
樹脂、グリシジル基含有アクリル樹脂、脂環式エポキシ
基含有アクリル樹脂等が挙げられる。これらは、1種単
独でも2種以上組み合わせも用いることができる。
【0092】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物を溶剤で適当な粘度に調整した溶液は、ブラック
マトリックスが形成された基板等の基体表面に、各種の
インクジェット手法、例えば、エネルギー発生素子とし
て電気熱変換体を用いたバブルジェット(登録商標)方
式、圧電素子を用いたピエゾジェット方式等を用いて塗
布し、着色パターンを形成する。
【0093】ブラックマトリックスは、例えば、スパッ
タリングもしくは蒸着法で金属薄膜を形成してフォトリ
ソグラフィー工程によりパターニングする方法、黒色樹
脂組成物を用いてフォトリソグラフィー工程によりパタ
ーニングする方法、インクジェット手法により形成する
方法等の各種の方法で形成することができる。このと
き、インクジェット記録用硬化性着色組成物の性状によ
り、ブラックマトリックスを親水化処理、疎水化処理あ
るいは撥油化処理を施すこともできる。更に、必要に応
じて、前述のカップリング剤(F)等の接着助剤で基板
表面処理を施し、接着力を向上させることができる。ま
た、基板にはインクジェットインキ受理層が設けられて
いてもよい。
【0094】カラーフィルターの形成法としては特に限
定されるものではないが、例えば、ブラックマトリック
スが形成された基板上に着色パターンを形成した後、熱
硬化および/または光硬化を行ってパターン部のインキ
を硬化させ、必要に応じて保護膜を形成し、ITOなど
の透明導電性電極を形成する方法が挙げられる。
【0095】熱硬化に用いられる加熱源としては、例え
ば、ホットプレート、電気オーブン、赤外線加熱炉等、
各種の加熱源を使用することができる。加熱温度として
は、膜強度、耐溶剤性及び耐アルカリ性等の性能を良好
に保ち、また過度の体積収縮を防止して基板に対する密
着性や精度を良好に保つため、100〜300℃の範囲
が好ましい。
【0096】光硬化に用いられる光源としては、例え
ば、紫外線から可視光線の光源が挙げられ、中でも、2
00〜500nmの波長の光源が好ましく、経済的理由か
ら紫外線の使用が特に好ましい。光源の発生源として
は、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧
水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルランプ、
ブラックライトランプ、水銀−キセノンランプ、エキシ
マーランプ、ショートアーク灯、ヘリウム・カドミニウ
ムレーザー、アルゴンレーザー、Nd−YAGレーザー
を用いたTHGやFHG光レーザー等が挙げられる。
【0097】光硬化条件は用いる光源の種類、光開始剤
の種類や量の影響を受け、一概に決められないが、生産
性の面から、100〜3000J/m2の範囲が好まし
い。また、光硬化と熱硬化を併用する場合には上記の熱
硬化条件を用いることができる。
【0098】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、カラー液晶ディスプレイ、カラースキャナ、
固体撮像素子等に用いられるカラーフィルターに好適に
用いることができる。
【0099】カラーフィルターは、ブラックマトリック
スと呼ばれる遮光薄膜を設けた透明基板上に、それぞれ
赤、緑、青の光の3原色を選択的に透過、又はシアン、
マジェンタ、イエローの色の3原色を選択的に反射する
ように、色材を各画素部に配置することにより形成され
ている。
【0100】本発明のインクジェット記録用硬化性着色
組成物は、上記のようなインクジェット方式を用いて、
複数の異なった色を同時に着色パターンとして基板上に
形成し、熱硬化および/または光硬化等の簡便な工程
で、赤、緑、青の光の3原色、又は、シアン、マジェン
タ、イエローの3原色、さらに遮光に用いられる黒等の
各着色画素を形成することができ、耐熱性、耐薬品性等
に優れたカラーフィルターを製造することができる。
【0101】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例により限定されるもので
はない。なお、以下において、部及び%は特に断りのな
い限り、すべて重量基準であるものとする。
【0102】製造例−1〔シクロカーボネート基とカル
ボキシル基を有する樹脂(A)の調製〕 温度計、環流冷却管、撹拌機および窒素ガス導入口を備
えた四つフラスコに、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート(以後PGMAcと略記する)42
5.0部を仕込み、撹拌しながら90℃まで昇温したの
ち、2,3−カーボネートプロピルメタクリレート8
2.5部、メタクリル酸(以下MAAと略記する)3
8.0部、メタアクリル酸ベンジル(以下BzMAと略
記する)209.5部、PGMAc97.0部、t−ブ
チルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート(以下P−
Oと略記する)16.5部との混合溶解物を1時間かけ
て滴下した。滴下終了後90℃にて2時間保持したの
ち、P−O1.7部を加えて同温度で7時間反応させ、
樹脂固形分の酸価が75mgKOH/gのカルボキシル
基およびシクロカーボネート基を有する樹脂(A−1)
の溶液を得た。得られた樹脂溶液の不揮発分(107.
5℃、1時間乾燥後の残留樹脂重量%、以下同様)は3
9.4%、ガードナー粘度はT〜U、ポリスチレン換算
の数平均分子量は5100、分散度Mw/Mn(重量平
均分子量/数平均分子量)は2.49であった。
【0103】製造例−2〔同上〕 2,3−カーボネートプロピルメタクリレート82.5
部を3,4−カーボネートブチルアクリレート26.5
部に、MAA38.0部を49.5部に、BzMA20
9.5部をメタアクリル酸メチル(MMA)254.0
部に、P−O16.5部を3.5部にそれぞれ変更した
以外は、製造例−1と同様にして、樹脂固形分の酸価が
98mgKOH/gのカルボキシル基およびシクロカー
ボネート基を有する樹脂(A−2)の溶液を得た。得ら
れた樹脂溶液の不揮発分は42.8%、ガードナー粘度
がZ2〜Z3、数平均分子量が12000、分散度Mw
/Mnは2.73であった。
【0104】製造例−3〔同上〕 MAA38.0部を76.0部に、BzMA209.5
部を122.0部にそれぞれ変更し、メタアクリル酸ヒ
ドロキシプロピル(以下HEMAと略記する)16.5
部、スチレン33.0部を加えた以外は、製造例−1と
同様にして、樹脂固形分の酸価が150mgKOH/g
のカルボキシル基およびシクロカーボネート基を有する
樹脂(A−3)の溶液を得た。得られた樹脂溶液の不揮
発分は41.8%、ガードナー粘度がX〜Y、数平均分
子量が5300、分散度Mw/Mnは2.36であっ
た。
【0105】比較参考用製造例−1〔比較参考用樹脂の
調製〕 製造例−1において、滴下する混合溶解物中の2,3−
カーボネートプロピルメタクリレートを使用せずBzM
A209.5部を292.0部に変更した以外は、製造
例−1と同様にして、樹脂固形分の酸価が75mgKO
H/gの樹脂(H−1)の溶液を得た。得られた樹脂溶
液の不揮発分は40.7%、ガードナー粘度がH、数平
均分子量が4900、分散度Mw/Mnは2.37であ
った。
【0106】実施例1〜5および比較例1 0.5mmφのジルコニアビーズを仕込んだ高速分散機
「TSG−6H」(五十嵐機械製造製)を用い、「第1
表(1)配合1」、「第1表(2)配合1」で示す組成
物を30s-1の回転数で8時間分散を行い、赤色顔料分
散液を得た。さらに「第1表(1)配合2」、「第1表
(2)配合2」で示す組成物を加えて混合した後、孔径
1.0μmのフィルターでろ過し、インクジェット記録
用光硬化性着色組成物を得た。
【0107】実施例6および比較例2 0.5mmφのジルコニアビーズを仕込んだ高速分散機
「TSG−6H」(五十嵐機械製造製)を用い、「第1
表(1)配合1」、「第1表(2)配合1」で示す組成
物を30s-1の回転数で8時間分散を行い、次に、孔径
1.0μmのフィルターでろ過し、インクジェット記録
用熱硬化性着色組成物を得た。
【0108】
【表1】
【0109】
【表2】
【0110】<第1表(1)および(2)の脚注>表中
の数字は、全て重量部を表す。 PGMAc :プロピレングリコールモノメチルエー
テルアセテート DPHA :ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート PETA :ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト Irg#369 :イルガキュア#369 メラミン樹脂 :大日本インキ化学工業(株)製、ス
ーパーベッカミンJ-820-60(n-ブタノール/キシレン溶
液)
【0111】<評価方法>実施例1〜5および比較例1
で得られたインクジェット記録用光硬化性着色組成物、
実施例6および比較例2で得られたインクジェット記録
用熱硬化性着色組成物を、以下の方法で塗装、硬化し、
評価を行った。評価結果を第2表に示す。
【0112】(1)保存安定性:インクジェット記録用
光硬化性着色組成物、またはインクジェット記録用熱硬
化性着色組成物25gをガラス容器中に移して密閉し、
40℃にて24時間保存し、初期粘度に対する変化率が
10%未満のものを○、10%以上のものを×とした。
なお粘度測定はトキメック社製E型粘度計を用いて行っ
た。
【0113】(2)光硬化方法:インクジェット記録用
光硬化性着色組成物を、ピエゾジェット方式のヘッドを
用いて塗布した後、110℃で10分間予備乾燥して赤
色パターン塗膜を形成させた。得られた塗膜パターン
を、高圧水銀灯を用いて1000J/m2を露光し、2
30℃で15分のアフターベークを行った。
【0114】(3)熱硬化方法:インクジェット記録用
熱硬化性着色組成物を、ピエゾジェット方式のヘッドを
用いて塗布した後、110℃で10分間予備乾燥して青
色パターン塗膜を形成させた。得られた塗膜パターン
を、200℃のオーブン中で30分硬化させ、230℃
で15分のアフターベークを行った。
【0115】(4)耐熱性1:ガラス板上にインクジェ
ット法で塗布し硬化させた塗膜を、280℃で30分加
熱し、加熱前後の色調における透明性(Y値)の変化で
評価した。この時の変化率の差ΔYが0.5未満のもの
を○、0.5以上のものを×とした。なお色度測定はオ
リンパス製顕微分光測定装置OSP−SP200を用い
て行った。
【0116】(5)耐熱性2:ガラス板上にインクジェ
ット法で塗布し硬化させた塗膜を、280℃で30分加
熱し、加熱前後の最大光線透過率の変化で評価した。こ
の時の変化率が5%未満のものを○、5%以上のものを
×とした。
【0117】(6)耐薬品性1:ガラス板上にインクジ
ェット法で塗布し硬化させた塗膜を用いて、23℃のN
−メチル−2−ピロリドン中に30分間浸漬した後、液
浸漬部分の境界面を観察し、境界線が目視により確認で
きる場合を×、できないものを○とした。
【0118】(7)耐薬品性2:ガラス板上にインクジ
ェット法で塗布し硬化させた塗膜を、ラビングテスター
[太平理化工業(株)]を用い、25℃の条件下、10
0g荷重にてアセトンでラビングし、下地のガラス基板
に達するまでのラビング回数を評価した。この時のラビ
ング回数が25回未満のものを×、25以上100回未
満を○、100回以上を◎とした。
【0119】また、耐熱試験後の各塗膜の吸収スペクト
ル及び薄膜X線回折を測定したところ、赤色顔料または
青色顔料の結晶型変化及び結晶径の増加は観測されなか
った。
【0120】
【表3】
【0121】比較例2は、青色顔料の分散性が悪いため
ピエゾジェット方式のヘッドを用いて塗布する時に吐出
性が悪く、ヘッドの目詰まりを生じた。そのために青色
パターン塗膜を得ることができず、評価を行うことがで
きなかった。
【0122】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用硬化性着
色組成物は、バインダー樹脂として1,3−ジオキソラ
ン基とカルボキシル基とを有する重合体を用いることに
より、保存安定性が極めて良く、インクジェット法によ
るパターン形成に優れ、且つ、耐熱性、耐薬品性に優れ
る。また1,3−ジオキソラン基とカルボキシル基との
反応で生じる架橋構造を導入させることにより、耐熱性
に優れ、実用性の高いインクジェット記録用硬化性着色
組成物及びそれを用いたカラーフィルターを提供するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FC01 2H048 BA47 BA48 BA64 BB42 BB46 2H086 BA59 4J039 AD03 AD10 AD14 AD23 AE05 AE07 BE01 BE12 BE27 EA37 EA40 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,3−ジオキソラン基とカルボキシル
    基とを有する樹脂(A)及び色材(B)を含有すること
    を特徴とするインクジェット記録用硬化性着色組成物。
  2. 【請求項2】 1,3−ジオキソラン基が2−オキソ−
    1,3−ジオキソラン−4−イル基である請求項1記載
    のインクジェット記録用硬化性着色組成物。
  3. 【請求項3】 樹脂(A)が、2−オキソ−1,3−ジ
    オキソラン−4−イル基を有するエチレン性不飽和単量
    体(a1)と、カルボキシル基を有するエチレン性不飽
    和単量体(a2)とを必須成分として重合させてなる共
    重合体である請求項2記載のインクジェット記録用硬化
    性着色組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、光硬化性化合物(D)および光
    重合開始剤(E)を含む請求項1、2、または3記載の
    インクジェット記録用硬化性着色組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載のイン
    クジェット記録用硬化性着色組成物を使用してなるカラ
    ーフィルター。
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