JP2002249415A - 粉末化粧料 - Google Patents

粉末化粧料

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JP2002249415A
JP2002249415A JP2001044906A JP2001044906A JP2002249415A JP 2002249415 A JP2002249415 A JP 2002249415A JP 2001044906 A JP2001044906 A JP 2001044906A JP 2001044906 A JP2001044906 A JP 2001044906A JP 2002249415 A JP2002249415 A JP 2002249415A
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powder
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cosmetic
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average particle
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JP2001044906A
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Yuko Ozawa
祐子 小澤
Masahide Shimoyama
雅秀 下山
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観の審美性に優れ、肌への付着性、伸び広が
りの良さ、ざらつきの無さ、透明感の全ての項目に優れ
ており、且つ流動性、ガラスへの付着の無さ、光輝性粉
体の偏りの無さ等にも優れた粉末化粧料を提供する。 【解決手段】成分(a)平均粒径20〜1000μmの
板状粉体、成分(b)(a)とは異なる色調を有する平
均粒径40μm以上の光輝性粉体とを含有する粉末化粧
料。また、成分(a)と成分(b)の総量が全粉末化粧
料中の70質量%以上である前記粉末化粧料、更に成分
(c)として、球状粉体を0.5〜10質量%含有する
前記何れかの粉末化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末状の化粧料に関
し、詳細には、平均粒径20〜1000μmの板状粉体
と、前記板状粉体とは異なる色調を有する平均粒径40
μm以上の光輝性粉体とを含有する粉末化粧料に関し、
平均粒径20〜1000μmの板状粉体中に該板状粉体
とは異なる色の光輝性粉体が均一に点在しており、外観
の審美性に優れ、且つ、肌上での伸び広がり、付着性等
の使用性にも優れる粉末化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉末化粧料は、粉体を固形化せずに、流
動性を有する粉末状又はルース状の化粧料であり、白粉
やファンデーション、アイカラー、頬紅等のメーキャッ
プ化粧料の一剤型である。この粉末化粧料は、透明性の
高い天然雲母や合成雲母等の板状粉体やタルク等を主骨
格とし、顔料、球状粉体、パール剤等が添加されてい
る。また、粉末化粧料は、粉体の流動性が良いため、ガ
ラス瓶等の透明容器に充填して、外観の審美性を訴求し
ている。一方、最近のアイカラー等のメーキャップ化粧
料では、ラメやパール剤等の光輝性粉体を配合し、外観
の審美性を訴求した商品が市場で好評を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉末化
粧料にラメやパール剤等の光輝性粉体を配合すると、タ
ルク等の粉体によって、光輝性粉体の輝きが外観上目立
たなくなる場合があった。また、ラメ等の光輝性粉体
は、静電気により電荷を有するものが多く、容器表面に
付着し、外観の審美性を損ねる場合があった。更に、輸
送中の振動により、粉体の凝集、比重差による粉体の分
離、粉体が圧縮され容器底部に固まり流動性を失う等の
問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは、粉末化粧料にラメやパール剤等の光輝性粉
体を含有させる場合に、該光輝性粉体の分散が良好で、
容器表面に付着すること無く、外観の審美性に優れるた
めの粉体の組合せを鋭意研究した結果、粒径20〜10
00μmの粒径を有する板状粉体と、前記板状粉体は異
なる色調を有する平均粒径40μm以上の光輝性粉体を
含有する粉末化粧料が、上記課題を解決することを見出
し、本発明を完成させた。また、更に前記粉末化粧料に
球状粉体を含有すると、粉末の流動性がより向上するこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(b); (a)平均粒径20〜1000μmの板状粉体 (b)(a)とは異なる色調を有する平均粒径40μm
以上の光輝性粉体 を含有する粉末化粧料を提供するものである。また、成
分(a)と成分(b)の総量が全粉末化粧料中の70質
量%以上である前記粉末化粧料、更に成分(c)とし
て、球状粉体を0.5〜10質量%含有する前記何れか
の粉末化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の粉末化粧料は、透明容器に充填した場合に、粉
体が容器の内側に付着しないため、成分(b)の光輝性
粉体が成分(a)の板状粉体中に、均一に分散し、点在
している様子を視覚的に捉えることができるので、外観
の審美性に優れた粉末化粧料である。また、輸送時の振
動に対しても、粉体の流動性を失うことなく、成分
(b)の光輝性粉体の分離や凝集が抑えられるため、粉
体の均一性を保持することができる粉末化粧料である。
【0007】本発明に用いられる成分(a)の板状粉体
は、平均粒径が20〜1000μmの板状粉体である。
成分(a)に用いられる板状粉体は、平均粒径が20μ
m未満であると、振動により粉体が凝集し、流動性が低
下するため好ましくない。また、平均粒径が1000μ
mを超えると、振動により成分(b)と分離を生じるた
め、好ましくない。更に、成分(a)の板状粉体は、使
用性の観点より、30〜300μmが特に好ましい。
【0008】成分(a)の板状粉体は、平均粒径が20
〜1000μmであれば、特に限定されず、無機粉体
類、有機粉体類、金属粉体類類等が挙げられる。具体的
には、天然雲母、天然金雲母、合成雲母、合成金雲母、
雲母チタン、合成金雲母チタン、フッ素四ケイ素雲母、
焼成雲母、壁開タルク、硫酸バリウム、窒化ホウ素、オ
キシ塩化ビスマス、ラウロイルリジン等及びこれらの複
合粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用い
ることができる。尚、これら粉体は、通常は白色近傍の
色彩を有しているが、酸化鉄、黒酸化鉄、黄酸化鉄、酸
化クロム、ベンガラ、紺青、カルミン、有機顔料等によ
り着色して用いることができる。更に、成分(a)の板
状粉体は、肌への付着性や色沈み等を改良する目的で、
フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシ
チン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級
脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、
界面活性剤等の通常公知の処理剤により、表面処理を施
して含有することも可能である。尚、成分(a)に用い
られる板状粉体は、天然粉体よりも合成雲母、合成金雲
母、合成金雲母チタン、フッ素四ケイ素雲母等の合成粉
体の方が、色くすみが無く、透明性に優れるため、特に
好ましい。
【0009】本発明の粉末化粧料における、成分(a)
の含有量は、1〜99質量%(以下、単に「%」と略
す。)が好ましく、50〜99%が特に好ましい。この
範囲で用いると、粉末の流動性により優れる粉末化粧料
が得られる。
【0010】本発明に用いられる成分(b)は、本発明
の粉末化粧料においてキラキラとした点在感や化粧膜に
アクセントを与えるものであり、平均粒径が40μm以
上の光輝性粉体で、且つ成分(a)とは異なる色調のも
のを選択する。成分(b)に用いられる光輝性粉体は、
平均粒径が40μm未満であると、成分(a)中に点在
したときに、視覚的に捉えることが困難になるため、好
ましくない。尚、成分(b)の光輝性粉体の平均粒径
は、40μm以上であれば、本発明の外観の審美性を具
現化することができるが、化粧料としての使用性や使用
感の観点より、40〜3000μmが好ましく、100
〜1000μmが特に好ましい。尚、成分(b)に用い
られる光輝性粉体の色調は、外観の審美性の観点より、
成分(a)とは異なる色調の粉体を選択する。
【0011】成分(b)の光輝性粉体は、平均粒径が4
0μm以上の光輝性粉体であり、且つ成分(a)と異な
る色調のものであり、形状等は特に限定されず、通常化
粧料において、パール剤、ラメ等として用いられている
粉体である。具体的には、天然雲母、天然金雲母、合成
雲母、合成金雲母、雲母チタン、合成金雲母チタン、魚
鱗泊、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エ
ポキシ積層末等の樹脂フィルムの切断物等及びこれらの
複合粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用
いることができる。尚、これら粉体は、通常は無色又は
白色近傍の色彩を有しているが、酸化鉄、黒酸化鉄、黄
酸化鉄、酸化クロム、ベンガラ、紺青、カルミン、有機
顔料等により着色して用いることができる。更に、成分
(b)の板状粉体は、肌への付着性や色沈み等を改良す
る目的で、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属
石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化
水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワック
ス、ロウ、界面活性剤等の通常公知の処理剤により、表
面処理を施して含有することも可能である。
【0012】本発明の粉末化粧料における、成分(b)
の含有量は、1〜99%が好ましい。この範囲である
と、外観の審美性を満たし、粉末の流動性により優れる
粉末化粧料が得られる。
【0013】本発明の粉末化粧料における、成分(a)
と成分(b)の含有量の総量は、全粉末化粧料中に70
%以上でるあることが好ましい。この範囲であると、外
観の審美性に優れ、粉末の流動性が良好な粉末化粧料が
得られる。
【0014】発明の粉末化粧料には、上記成分に加え、
振動による粉体の凝集や容器への粉末の付着等を防ぎ、
粉末の流動性をより向上させるために、成分(c)とし
て球状粉体を含有させることが好ましい。成分(c)に
用いられる球状粉体の平均粒径は、前記効果をより高め
るために、1〜20μmであることが好ましい。このよ
うな成分(c)は、例えば、無水ケイ酸、酸化アルミニ
ウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化セリウム、
炭酸マグネシウム、ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポ
リエチレン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のポリ
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリメチルシルセスキオンサ
ン、オルガノポリシロキサンエラストマー等のシリコー
ン系樹脂等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用
いることができる。尚、これら球状粉体は、フッ素系化
合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素
添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高
級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤
等の通常公知の処理剤により、表面処理を施して含有す
ることも可能である。
【0015】本発明の粉末化粧料における、成分(c)
の含有量は、0.5〜10%が好ましい。この範囲であ
ると、伸び広がり等の使用性に、より優れる粉末化粧料
が得られる。
【0016】本発明の粉末化粧料には、本発明の効果を
損なわない範囲で、必要に応じて、上記成分(a)〜
(c)以外の粉体、界面活性剤及び、ベンゾフェノン
系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−te
rt−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オ
キシベンゾン等の紫外線吸収剤、グリセリン、タンパク
質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等の保湿剤、ビ
タミンC、ビタミンE等のビタミン類、消炎剤、生薬等
の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシ
エタノール、1,3−ブチレングリコール等の防腐剤、
トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーン等
の被膜形成剤、水溶性高分子、水、香料等を適宜配合す
ることができる。
【0017】本発明の粉末化粧料に配合可能な粉体は、
着色剤、隠蔽剤、紫外線遮断剤等として、通常化粧用粉
体として用いられている粉体を配合可能である。具体的
には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリ
ウム等の白色無機顔料、カーボンブラック、酸化クロ
ム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タル
ク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲
母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪
素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化ア
ルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸
化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケ
イ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素
等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被
覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲
母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエ
チレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン
樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−
アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉
末、セルロース粉末等の天然有機粉体等で上記成分
(a)〜(c)以外の粉体が挙げられ、これらを一種又
は二種以上を用いることができる。尚、これら粉体は、
フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシ
チン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級
脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、
界面活性剤等の通常公知の処理剤により、表面処理を施
して含有することも可能である。本発明の粉末化粧料
に、これら粉体を配合する場合の配合量は、0.1〜3
0%が好ましい。
【0018】本発明の粉末化粧料には、更に油剤を配合
することにより、エモリエント感を付与したり、硬さや
塗布時の感触を調整することができる。ここで用いられ
る油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤であれば
特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及
び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問
わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステ
ル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油
類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げら
れる。具体的には、流動パラフィン、α−オレフィンオ
リゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリ
ーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアン
ナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、
キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイ
ソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチ
ン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ト
リオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリ
セリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘ
ン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステ
ル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、炭酸ジアル
キルエステル、コレステロール脂肪酸エステル等のエス
テル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベ
ヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒド
ロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイル
アルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアル
コール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシ
ロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエー
テル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アル
キルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重
合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノ
ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコ
ーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、
パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリ
ン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノ
リンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪
酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エス
テル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本
発明の粉末化粧料に、これら油剤を配合する場合の配合
量は、0.1〜5%が好ましい。
【0019】本発明の粉末化粧料に配合可能な界面活性
剤は、粉体の分散剤、化粧持続性向上等の目的で配合さ
れるものであり、通常化粧品に用いられている界面活性
剤であれば、何れでも良く、非イオン性界面活性剤、ア
ニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面
活性剤等が挙げられる。非イオン界面活性剤としては、
例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレン
グリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び
そのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリ
コール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びその
アルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコー
ル脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレン
グリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変
性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、
ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキル
ベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−ス
ルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチ
ル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、
N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置
換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン
塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、
アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩
等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いること
ができる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプや
ベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スル
ホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対し
て安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジ
メチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモ
ニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレン
カルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォ
アルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル
−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウ
ムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1
−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチ
ン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いるこ
とができる。尚、本発明の粉末化粧料に、界面活性剤を
配合する場合の配合量は、0.01〜10%が好まし
い。
【0020】本発明の粉末化粧料は、ファンデーショ
ン、コンシーラー、下地、白粉、アイカラー、頬紅、口
紅、口紅オーバーコート、ボディーパウダー等が挙げら
れるが、本発明の効果が顕著に発揮される化粧料は、ア
イカラー、頬紅、口紅、口紅オーバーコート等のポイン
トメーキャップ化粧料である。
【0021】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0022】実施例1〜16及び比較例1〜5:粉末状
アイカラー 表1〜表3に示す組成の粉末状アイカラーを下記製法に
より調製し、外観試験として、「粉体の流動性」、「ガ
ラスへの付着の無さ」、「光輝性粉体の偏りの無さ」、
及び使用試験として、「外観の審美性」、「肌への付着
性」、「伸びの良さ」、「ざらつきの無さ」、「透明
感」の各項目について以下に示す評価方法及び判定基準
により評価、判定し、結果を併せて表1〜表3に示し
た。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】(製造方法) A:成分1〜17をミキサーにて混合分散する。 B:Aをガラス製の透明瓶に充填して粉末状アイカラー
を得た。
【0027】外観試験 上記の実施例及び比較例の粉末状アイカラー8gを内径
3.7cm、高さ6.3cmの円柱型透明ガラス容器に
充填し、ミクロ形電磁振動ふるい器M−2(東京筒井化
学器株式会社製)における目盛0.5の振動強度にて、
30分間の振動試験を行った。 (流動性評価方法)上記振動試験を行った、実施例及び
比較例のアイカラーを、90°傾けたときの状態を目視
で観察し、以下の基準に従って、評価判定した。 90°に傾けたときの状態 : 判定 粉体が流れる : ○ 粉体が少し崩れる : △ 粉体が固まったままである : × (ガラスへの付着性評価方法)上記振動試験を行った、
実施例及び比較例のアイカラーの外観を目視で観察し、
以下の基準に従って、評価判定した。 外観状態 : 判定 ガラスに粉体付着しない : ○ ガラスに付着するが中は見える : △ ガラスに粉体が付着し中が見えない : × (光輝性粉体の偏り評価方法)上記振動試験を行った、
実施例及び比較例のアイカラーの外観を目視で観察し、
以下の基準に従って、評価判定した。 外観状態 : 判定 光輝性粉体が均一に点在している : ○ 光輝性粉体が上に分離する : △ 光輝性粉体が下に分離する : ×
【0028】使用試験 上記実施例及び比較例の粉末状アイカラーを化粧歴10
年以上の女性20人に使用してもらい、以下の基準によ
り評価した。 評価基準 評価結果 : 評点 非常に良い : 6点 良い : 5点 やや良い : 4点 普通 : 3点 やや悪い : 2点 悪い : 1点 非常に悪い : 0点 判定基準 全パネルの評点の平均点 : 判定 5.5点以上 : ◎ 4点以上〜5.5点未満 : ○ 2.5点以上〜4点未満 : △ 2.5点未満 : ×
【0029】表1〜表3の結果より、実施例1〜7及び
9〜16の粉末状アイカラーは、白色粉体中に緑色の光
輝性粉体が均一に点在しており、外観の審美性に優れ、
肌への付着性、伸び広がりの良さ、ざらつきの無さ、透
明感の全ての項目に優れており、且つ流動性、ガラスへ
の付着の無さ、光輝性粉体の偏りの無さ等にも優れてい
た。また、実施例8の粉末状アイカラーは、白色粉体中
に青色の光輝性粉体が均一に点在しており、前記実施例
と同様に、外観の審美性に優れ、肌への付着性、伸び広
がりの良さ、ざらつきの無さ、透明感の全ての項目に優
れており、且つ流動性、ガラスへの付着の無さ、光輝性
粉体の偏りの無さ等にも優れていた。一方、平均粒径が
小さい板状粉体を用いた比較例1及び2は、光輝性粉体
の点在感が目視で確認できず、ガラスへの付着も多く、
外観の審美性において、実施例より劣りっていた。ま
た、平均粒径の大きい板状粉体を配合した比較例3は、
光輝性粉体の分離を生じ、肌にざらつきを感じるため、
実施例より劣っていた。そして、板状粉体の代わりに不
定形のタルクを配合した比較例4では、粉体が固まり流
動性無くなり、ガラス表面に粉体が付着するため、外観
の審美性において、実施例より劣っていた。更に、平均
粒径が小さい光輝性粉体を配合した比較例5では、光輝
性粉体の色が目立たず審美性におとり、ガラスへの付着
性、伸びの良さ、透明感においても、実施例より劣って
いた。
【0030】 実施例17:粉末状フェイスカラー (成分) (質量%) 1.架橋型シリコーン・ 網状型シリコーンブロック共重合体(注3) 2 2.オリーブ油 0.1 3.パラオキシ安息香酸エステル 0.1 4.ポリエチレンテレフタレート・ アルミニウム・エポキシ積層末(注4) 4 5.合成金雲母(注5) 39.8 6.酸化チタン被覆合成金雲母(注6) 54 注3:平均粒径7.0μmの球状粉体 注4:DCグリッター ブルー P(0.1)(ダイヤケムコ社製)平均粒径 290μm 注5:PDM−40L(トピー工業社製)平均粒径40μm 注6:プロミネンスRH(トピー工業社製)平均粒径200μm
【0031】(製造方法) A:成分1〜6をミキサーにて均一に混合分散する。 B:Aを透明容器に充填して粉末状フェイスカラーを得
た。 実施例17の粉末状フェイスカラーは、白色粉体中に青
色の光輝性粉体が均一に点在しており、外観の審美性に
優れ、肌への付着性、伸び広がりの良さ、ざらつきの無
さ、透明感の全ての項目に優れており、且つ流動性、ガ
ラスへの付着の無さ、光輝性粉体の偏りの無さ等にも優
れていた。
【0032】 実施例18:粉末状ボディーパウダー (成分) (質量%) 1.真球状ナイロンパウダー(注7) 8 2.カモミラエキス 1 3.パラオキシ安息香酸エステル 0.1 4.合成金雲母(注5) 17.9 5.酸化鉄ベンガラ被覆雲母(注8) 26 6.赤色202号 0.5 7.群青 1.5 8.タルク 15 9.マイカ(注9) 30 注7:平均粒径7.0μm 注8:Cololona Glitter Bronze(メルク社製)平均粒 径65〜82μm 注9:C−83(山口雲母社製)平均粒径110μm
【0033】(製造方法) A:成分1〜9をミキサーにて均一に混合分散する。 B:Aを透明容器に充填して粉末状ボディーパウダーを
得た。 実施例18の粉末状ボディーパウダーは、ピンク色粉体
中にブロンズ色の光輝性粉体が均一に点在しており、外
観の審美性に優れ、肌への付着性、伸び広がりの良さ、
ざらつきの無さ、透明感の全ての項目に優れており、且
つ流動性、ガラスへの付着の無さ、光輝性粉体の偏りの
無さ等にも優れていた。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の粉末化粧
料は、流動性、ガラスへの付着の無さ、光輝性粉体の偏
りの無さ等に優れるため、外観の審美性に優れ、且つ、
肌への付着性、伸び広がりの良さ、ざらつきの無さ、透
明感の全ての項目にも優れていた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(b); (a)平均粒径20〜1000μmの板状粉体 (b)(a)とは異なる色調を有する平均粒径40μm
    以上の光輝性粉体 を含有する粉末化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)と成分(b)の総量が全粉末
    化粧料中の70質量%以上である請求項1記載の粉末化
    粧料。
  3. 【請求項3】 更に成分(c)として、球状粉体を0.
    5〜10質量%含有する請求項1又は2記載の粉末化粧
    料。
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