JP2002249410A - アリの忌避剤 - Google Patents

アリの忌避剤

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JP2002249410A
JP2002249410A JP2001094328A JP2001094328A JP2002249410A JP 2002249410 A JP2002249410 A JP 2002249410A JP 2001094328 A JP2001094328 A JP 2001094328A JP 2001094328 A JP2001094328 A JP 2001094328A JP 2002249410 A JP2002249410 A JP 2002249410A
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JP
Japan
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ants
repellent
ant repellent
ant
freesia
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JP2001094328A
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English (en)
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Miyoko Yamazaki
美代子 山▲崎▼
Setsuko Yamazaki
節子 山崎
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アリの殺虫成分ではなく、室内、外において
安心に使用でき(園芸なども可)天然成分でアリをこな
くさせる事を狙いとしたアリ忌避剤を開発する。 【解決手段】 本発明アリ忌避剤は、ローズ、ムスク、
ラン、フリージア、スズランから成る香料成分の群のう
ち少なくともいずれか一つを有効成分とすることを特徴
として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アリ(蟻)を殺す
事なく遠ざける事の出きるアリ忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アリを退治するには、例えば「ア
リの巣コロリ」(アース製薬(株)製)がある。これ
は、ケースの中にアリの好むフェロモン誘導物質を入れ
ると共に、その中にアリを殺すヒドラメチルノン系が入
っており、アリをケースにおびき寄せて、その成分を巣
に持ち帰らせ巣ごと退治してしまうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
アリ退治剤では、 (1)アリがフェロモン誘導物質におびき寄せられて、
余計に数の多いアリが集まってしまう。 (2)部屋の隅に置くので、子供がいたずらして食べた
りすると強い薬なので、非常に危険である。 (3)戸外等、直射日光のあたる所では、薬液が変質す
るので使用出来ない。等の欠点を有していた。
【0004】そこで本発明は、アリの殺虫成分ではな
く、室内、外において安心に使用でき(園芸なども可)
天然成分でアリをこなくさせる事を狙いとしたアリ忌避
剤を開発しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明アリ忌避剤は、ロ
ーズ、ムスク、ラン、フリージア、スズランから成る香
料成分の群のうち少なくともいずれか一つを有効成分と
することを特徴として構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明者が自宅で経験したことで
あるが、夏のある時に、自宅の窓枠から何百匹ものアリ
が侵入して、寝室にまで入り、非常に困った経験があ
る。そこで、殺虫剤によらずアリを遠ざける方法はない
かと模索した。何故なら、子供がいるので殺虫剤は危険
だからであり、又、寝室には殺虫剤をまく事が出来ない
からである。そこで、アリの嫌うであろう物を色々検討
しようと、洗剤、墨汁等を試みたが、しかし、いずれも
失敗であった。
【0007】その過程で、匂いでアリを防げないかと思
いついた。実験として、匂い成分にローズ、スズラン、
フリージア、ムスク、ラベンダー成分を挙げ、これを粉
状にした。粉状にしたのは液体のままでは、室内には撒
くことが出来ないからである。粉状にするには、例え
ば、タルクにニオイ成分を混ぜ込ませることで可能とな
った。そこで、中心にアリの好む飴を一粒置き、その周
囲に上記粉状にした匂い成分を環状に巻いたものを作成
し、庭先に各成分毎に分けた(図1参照)。
【0008】実験の結果は
【表1】の通りであった。
【表1】
【0009】その内容を分析すると、忌避剤の全く含ま
れていないベビーパウダーを成分としたものは1時間後
からアリの侵入が始まり、時間が経つとともにその数が
増し、6時間後には8匹に至り、忌避効果が全く見られ
なかった。ラベンダーもベビーパウダーほどではない
が、1時間後からアリの侵入が始まり、6時間後には6
匹が侵入が侵入してしまい、あまり忌避効果が見られな
かった。
【0010】これに対し、スズランは、2時間まではま
ったくアリの侵入が見られず、3時間を経過すると若干
の侵入が始まり、6時間後に3匹となったが、その数は
ベビーパウダーと比較すると半分以下に激減している。
【0011】さらにフリージアでは、4〜5時間後まで
アリの侵入がなく、6時間頃から若干の侵入が始まっ
た。ローズ及びムスクにいたっては、6時間まで全くア
リの侵入がなく、大きな忌避効果が得られた。
【0012】これをまとめると、忌避効果は、ローズ,
ムスク>ラン,フリージア>スズラン>ラベンダー>ベ
ビーパウダーの順となる
【0013】ローズ及びムスクに大きな忌避効果が認め
られ、ラン及びフリージアに一定範囲の忌避効果が認め
られ、スズランにもこれより若干劣るものの忌避効果が
認められた。しかし、ラベンダーには大きな忌避効果は
得られず、又、ベビーパウダーに至ってはほとんど忌避
効果はなかった。
【0014】この原因を考えるに、香料の匂い成分の中
に、アリの嫌がる何らかの成分がありそうで、しかし、
すべての香料に忌避効果があるとは限らない。ラベンダ
ーは本来癒し系の香料とされ、一方、ローズ、ムスクに
は、強い、トゲトゲした香りが感じられる。香りは本
来、昆虫、動物への誘引剤であり、昆虫、動物等を惹き
つけるものであるが、しかしこれが、アリに対しては逆
に忌避剤になっていることに、不思議を感じるが、その
原因は後の解明を待たざるを得ない。
【0015】以上の実験によって、ローズ,ムスク,ラ
ン,フリージア,スズランからなる香料成分にアリに対
する忌避効果が認められ、これをアリの忌避剤として用
いることが可能になる。そこで、上記成分を具体的にア
リの忌避剤として用いる具体的手段を検討したところ、
例えば、タルク等の粉に液体の香料成分を所定量吸収さ
せて用いる事が出来る。所定量とは、アリの忌避効果が
一定時間持続する量を言う。又は、上記香料成分を練状
物に混入させてチューブ内に封入し、アリが侵入する恐
れのある場所に絞り出して置いても良い。更に、香料を
カプセル化する方法やゼリー状分に含ませる方法でも良
い。
【0016】更に、製品化した本発明忌避剤を用いる場
合を説明すると、先ず、植木鉢の場合には、植物の根本
にパウダー状の本製品を振り掛ける。アルミサッシ等の
家具の場合には、そのレール上に練り状物の本製品をチ
ューブ等から絞り出して置くことができる。又、窓際に
置く場合には、パウダー、カプセル又はゼリー状とした
本製品を置く事が出来る。
【0017】
【発明の効果】以上の構成によって、本発明は以下のよ
うな効果をあげることができる。 (1)従来の製品のように余計にアリを引き寄せる事な
く、近づいて来たアリのみを遠ざける事ができ、必要最
小限の作用で最大の効果を挙げることができる。 (2)有害成分を全く含まないので、子供がいたずらし
た場合にも全く安全である。 (3)直射日光の当たる炎天下でも使用ができ、夏に活
動するアリの忌避剤として極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アリ忌避剤を飴のまわりに配して実験し
た状態の斜視図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローズ、ムスク、ラン、フリージア、ス
    ズランから成る香料成分の群のうち少なくともいずれか
    一つを有効成分とすることを特徴とするアリ忌避剤。
  2. 【請求項2】 有効成分を粉体に含ませた請求項1記載
    のアリ忌避剤。
JP2001094328A 2001-02-21 2001-02-21 アリの忌避剤 Pending JP2002249410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100348109C (zh) * 2004-02-27 2007-11-14 华南农业大学 开口箭提取杀菌剂、保鲜剂的方法及应用

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