JP2002249334A - 光ファイバの線引き方法及び線引き炉 - Google Patents
光ファイバの線引き方法及び線引き炉Info
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Abstract
きい光ファイバを線引きする場合であっても、格子欠陥
の残留量が十分に低減されており、水素雰囲気下での特
性劣化が十分に抑制された光ファイバを効率よく且つ安
価に得ることを可能とする光ファイバの線引き方法を提
供すること。 【解決手段】 本発明の光ファイバの線引き方法は、炉
心管4、炉体5及びヒータ6を備える線引き炉3を用
い、炉心管4の入口から光ファイバ母材1を挿入して、
所定のガス雰囲気下、ヒータ6により光ファイバ母材1
を加熱軟化させて、炉心管4の出口に向かって所定の引
張張力で線引きする方法であって、光ファイバ母材1及
び線引き炉3として、それぞれ下記式(1): L/D≧8 (1) (Lは炉体5の線引き方向の長さを表し、Dは光ファイ
バ母材1の直径を表す)で表される条件を満たすものを
用いることを特徴とするものである。
Description
き方法及び線引き炉に関するものであり、詳しくは、線
引き炉内で光ファイバ母材を加熱軟化させながら線引き
して光ファイバを得る方法、並びにそれに用いる線引き
炉に関するものである。
型、軽量、低伝送損失、高帯域伝送等の利点を有してい
ることから、次第に通信路線に取り入れられてきてい
る。
通常、図4に示すような線引き炉が用いられる。すなわ
ち、光ファイバ母材(プリフォーム)1を線引き炉3の
炉心管4内に挿入し、炉体5内において炉心管4の外周
に配置されたヒータ6により光ファイバ母材1の先端を
加熱軟化させて、キャプスタン(図示せず)等により所
定の張力を加えながら線引きすることによって、所望の
線径を有する光ファイバ2が得られる。
造方法及び製造装置が提案されている。例えば、特開平
4−198036号公報には上部にアニール用ヒータを
備える加熱炉、実開昭61−147233号公報にはコ
イル状のヒータを備える加熱炉がそれぞれ開示されてい
る。また、特公平6−2603号公報には、線引き炉と
コーティングユニットとの間に熱処理炉を備える光ファ
イバ製造装置及びそれを用いる製造方法が開示されてお
り、熱処理炉の温度分布を光ファイバ母材側ほど高温と
することによって光ファイバ中の欠陥を減少できること
が記載されている。さらに、特公平8−9490号公報
には、光ファイバ母材の長さと線速との関係が所定の条
件を満たすように線引きする方法が開示されている。
補償ファイバ等の、クラッドに対する中心コアの比屈折
率差(Δ+)が1%を超える光ファイバの需要が高まっ
てきている。光ファイバの比屈折率差を高める手段とし
ては、コア部に酸化ゲルマニウム(GeO2)等のゲル
マニウム化合物を添加する方法が挙げられ、このように
して得られる光ファイバのコア部にはケイ素原子(S
i)とゲルマニウム原子とが酸素原子を介して結合した
骨格が形成される。
物を高濃度で含有する光ファイバを上記従来の方法によ
り製造すると、その線引き工程においてSi−O−Ge
結合の熱解離により非架橋酸素ホールセンター等の欠陥
が発現し、その結果、水素雰囲気下で光ファイバの1.
38μmの波長を有する光の伝送損失が増加しないとい
う特性(以下、「水素特性」という)が不十分となる。
この非架橋酸素ホールセンターの発現は光ファイバ母材
を大型化したり高線速化した場合に顕著に見られるもの
であり、中心コアの比屈折率差が大きい光ファイバを効
率よく且つ確実に量産することは非常に困難であった。
公報、実開昭61−147233号公報、特公平8−9
490号公報等に記載されている加熱炉を用いた場合で
あっても、線引きされた光ファイバ内におけるSi−O
−Ge結合の熱解離を防止することはできず、得られる
光ファイバは水素特性の点で実用に供し得るものではな
かった。また、特公平6−2603号公報に記載されて
いる方法によれば、光ファイバ内に残留する欠陥は減少
するが、十分に高い水素特性を有する光ファイバを得る
ためには、熱処理炉内における光ファイバの滞在時間や
熱処理炉の線引き方向の長さを非常に長くする必要があ
り、生産効率の点で未だ十分なものではなかった。
みてなされたものであり、クラッドに対する中心コアの
比屈折率差が大きい光ファイバを線引きする場合であっ
ても、水素分子に対して反応活性を示す種の格子欠陥の
残留量が十分に低減されており、水素雰囲気下での特性
劣化が十分に抑制された光ファイバを効率よく且つ安価
に得ることを可能とする光ファイバの線引き方法を提供
することを目的とする。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、線引き炉内で光フ
ァイバ母材を加熱軟化させて光ファイバを線引きするに
際し、線引き炉及び光ファイバ母材としてそれぞれ特定
の条件を満たすものを用いた場合に上記課題が解決され
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
法は、光ファイバ母材を挿入するための炉心管と、前記
炉心管を包囲する炉体と、前記炉体内において前記炉心
管の外周に配置されたヒータとを備える線引き炉を用
い、前記炉心管の入口から前記光ファイバ母材を挿入し
て、所定のガス雰囲気下、前記ヒータにより前記光ファ
イバ母材を加熱軟化させて、前記炉心管の出口に向かっ
て所定の引張張力で線引きする方法であって、前記光フ
ァイバ母材及び前記線引き炉として、それぞれ下記式
(1): L/D≧8 (1) (式(1)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す)で表
される条件を満たすものを用いることを特徴とするもの
である。
材を挿入するための炉心管と、前記炉心管を包囲する炉
体と、前記炉体内において前記炉心管の外周に配置され
たヒータとを備える線引き炉であって、前記炉心管の内
径と前記炉体の線引き方向の長さとが下記式(3): L/D’≧4 (3) (式(3)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、D’は炉心管の内径[mm]を表す)で表される
条件を満たし、下記式(1): L/D≧8 (1) (式(1)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す)で表
される条件を満たす光ファイバ母材の線引きが可能であ
ることを特徴とするものである。
は、光ファイバ母材及び線引き炉としてそれぞれ上記式
(1)で表される条件を満たすものを用いることによっ
て、光ファイバ母材のネックダウンの最高温度が十分に
低下するのでSi−O−Ge結合等の熱解離を十分に抑
制することができ、さらには、Si−O−Geの熱解離
が生じた場合であっても、ネックダウン下部(通常、1
600〜1900℃)におけるガラス冷却速度が十分に
低減されるので熱解離したSi−O−Ge結合等の再結
合を十分に促進することができる。したがって、本発明
の線引き方法によって、水素分子に対して反応活性を示
す種の欠陥の残留量を十分に低減することができ、水素
雰囲気下での特性劣化が十分に抑制された光ファイバを
効率よく且つ確実に得ることが可能となる。
る場合、前記光ファイバ母材及び前記線引き炉としてそ
れぞれ下記式(2): L/D≧9 (2) [式(2)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す]で表
される条件を満たすものを用いることが好ましい。
て、クラッドに対する中心コアの比屈折率差が1%以上
であるものを用いる場合に特に優れた効果を発揮するも
のである。
が8MPa以上であることが好ましい。
つ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付する
こととする。
態を示す概略構成図である。図1において、線引き炉3
は、光ファイバ母材1を挿入するための炉心管4、炉心
管4を包囲する炉体5、並びに炉体5内において炉心管
4の外周に配置した1個のヒータ6を備えている。ヒー
タ6は制御手段(図示せず)と電気的に接続されてお
り、ヒータ6の発熱量を制御することが可能となってい
る。また、炉心管4と炉体5との間の空隙には断熱材8
が充填されている。
リウム(He)、アルゴン(Ar)等の不活性ガス雰囲
気に保たれており、これらの不活性ガスは線引き炉3の
入口から出口に向かって流される。
ファイバの線引き工程においては、炉心管4に挿入され
た光ファイバ母材1をヒータ6によって加熱軟化させ
て、引張張力を加えながら線引きすることによって、所
望の線径を有する光ファイバ2が得られる。このように
して得られる光ファイバ2は、通常、その外周面に樹脂
が被覆されて光ファイバ素線として巻き取られる。
1及び線引き炉3は、それぞれ下記式(1): L/D≧8 (1) (式(1)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す)で表
される条件を満たすものである。上記式(1)中のL/
Dが8未満であると、ネックダウン7においてSi−O
−Ge結合等の熱解離が起こりやすく、さらには、熱解
離したS−O−Ge結合等をネックダウン7の下部(通
常1600〜1900℃)において再結合させることが
困難となり、得られる光ファイバの水素特性が不十分と
なる。また、L/Dの増加に伴い得られる光ファイバの
水素特性は向上する傾向にあるが、L/Dは20以下で
あることが好ましい。例えばLが過剰に大きくL/Dが
前記上限値を超える場合には、線引き炉の大型化のため
にコストが過剰に高くなる傾向にあり、また、Dが過剰
に小さくL/Dが前記上限値を超える場合には光ファイ
バ母材が小さくなって生産効率が低下する傾向にある。
行う場合には、光ファイバ母材1及び線引き炉3として
それぞれ下記式(2): L/D≧9 (2) [式(2)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す]で表
される条件を満たすものを用いることが好ましい。例え
ば窒素雰囲気中で光ファイバの線引きを行う場合に比べ
てガラス冷却速度が大きくなるため、L/Dが9未満の
場合り、光ファイバ内に欠陥が残留して水素特性が低下
する傾向にある。
(1)で表される条件を満たす光ファイバ母材1が挿入
される。ここで、炉心管4は、下記式(3): L/D’≧4 (3) (式(3)中、Lは炉体の線引き方向の長さを表し、
D’は炉心管の内径を表す)で表される条件を満たすこ
とが必要であり、L/D’≧7.5であることが好まし
い。L/D’が前記下限値未満であると母材径に対して
必要以上に太い炉体が必要となり、他方、水素雰囲気下
での特性劣化を抑制する上でL/D’の上限値は特に制
限されないが、L/D’が過剰に大きくなると必要以上
に長い炉体が必要となり、いずれの場合も設備費等の増
加につながり好ましくない。実用上、L/D’は10程
度であることが好ましい。
ファイバ母材1を加熱軟化させることが可能な限り特に
制限されないが、ヒータ6は下記式(4): 0.2≦H/L≦0.8 (4) (式(4)中、Hはヒータ発熱長の線引き方向の長さ
[mm]を表し、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]
を表す)で表される条件を満たすものであることが好ま
しい。H/Lが前記下限値未満であると、線引き方向に
おける加熱領域(ヒートゾーン)が過剰に短くなり、安
定的に線引きすることが困難となる傾向にある。他方、
H/Lが前記上限値を超えると、ネックダウン下部にお
ける線引き方向の温度変化が大きくなってSi−O−G
e結合の熱解離により生じた欠陥が再結合しにくくな
り、得られる光ファイバの水素特性が低下する傾向にあ
る。
の温度は、光ファイバ母材1を加熱軟化させて線引きす
ることが可能である限り特に制限されないが、炉中心に
おいて好ましくは1700〜2300℃である。線引き
炉内の温度が前記下限値未満であると光ファイバ母材を
軟化させることが困難となり、他方、当該温度が前記上
限値を超えると光ファイバ母材が過剰に軟化してしま
い、いずれの場合も所望の線径を有する光ファイバを効
率よく且つ確実に得ることが困難となる傾向にある。
イバに加えられる引張張力は、中心コア部のゲルマニウ
ム添加量等の母材構造、光ファイバ母材の直径、目的と
する光ファイバの線径や線引き速度(線速)等に応じて
適宜選択されるものであるが、好ましくは80MPaで
あり、より好ましくは90〜400MPaである。引張
張力が前記下限値未満であると、得られる光ファイバの
水素特性が低下する傾向にあり、他方、前記上限値を超
えるとネックダウン下部においてガラス溶融状態が不安
定となり、安定に線引きすることが困難となる傾向にあ
る。
は、光ファイバ母材1の直径や、目的とする光ファイバ
の線径に応じて適宜選択されるが、好ましくは200〜
800m/minである。
グルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバのいず
れにも適用することができる。中でも、コア部にゲルマ
ニウム化合物を含有する光ファイバのように、クラッド
に対する中心コアの比屈折率差が1%を越える石英系光
ファイバを製造する際には、従来の方法では達成が非常
に困難であった。十分に高い生産性と十分に高い水素特
性とを両立することが可能となる点で、本発明の光ファ
イバの製造方法は非常に有用である。
さらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何
ら限定されるものではない。
ファイバ母材は、いずれもコアに酸化ゲルマニウム、第
一クラッドにフッ素が添加されており且つコア、第一ク
ラッド及び第二クラッドにおける屈折率が図2に示す分
布を有するものである。
45mm、炉体の線引き方向の長さ(L)が350m
m、ヒータの線引き方向の長さ(H)が150mmであ
る線引き炉の炉心管に、直径35mmの光ファイバ母材
を挿入し、窒素雰囲気下、ヒータの温度を1950℃に
設定して光ファイバ母材を加熱軟化させながら、線速3
00m/min、引張張力200gで線引きして線径1
25μmの光ファイバを得た。
表1に示す直径を有する光ファイバ母材を用いたこと、
図1に示す構成を有しており且つ炉心管の内径
(D’)、炉体の線引き方向の長さ(L)、ヒータ発熱
長の線引き方向の長さ(H)が表1に示す寸法である線
引き炉を用いたこと、並びに線引きの際の炉内雰囲気を
表1に示す通りとしたこと以外は実施例1と同様にし
て、線径125μmの光ファイバを得た。
較例1において得られた光ファイバを、1容量%の水素
と99容量%の窒素との混合ガス雰囲気中、20℃で4
日間放置した前後における、波長1.38μmの伝送損
失の変化量(Δ1.38[dB/km])を測定した。得
られた結果を表1に示す。
施例3、4、5、6の結果に基づく、水素処理前後にお
る波長1.38μmの伝送損失の変化量とH/Lとの相
関を図3に示す。
施例1〜11において得られた光ファイバはいずれも水
素雰囲気下での伝送損失の増大が十分に抑制されてお
り、本発明にかかる実施例1〜11の方法により十分に
高い水素特性を有する光ファイバが得られることが確認
された。また、図3に示す通り、H/Dの異なる線引き
炉を用いた実施例3、4、5、6の光ファイバにおいて
は、水素特性に大きな違いは見られず、いずれも十分に
高い水素特性を示した。
の線引き方法によれば、水素分子に対して反応活性を示
す種の格子欠陥の残留量が十分に低減されており、水素
雰囲気下での特性劣化が十分に抑制された光ファイバを
効率よく且つ安価に得ることが可能となる。従って、中
心コアの比屈折率差が大きい光ファイバを線引きする上
で、本発明は特に有用である。
形態を示す概略構成図である。
示す説明図である。
失量とH/Lとの相関を示すグラフである。
構成図である。
4…炉心管、5…炉体、6…ヒータ、7…ネックダウ
ン、8…断熱材。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ファイバ母材を挿入するための炉心管
と、前記炉心管を包囲する炉体と、前記炉体内において
前記炉心管の外周に配置されたヒータとを備える線引き
炉を用い、前記炉心管の入口から前記光ファイバ母材を
挿入して、所定のガス雰囲気下、前記ヒータにより前記
光ファイバ母材を加熱軟化させて、前記炉心管の出口に
向かって所定の引張張力で線引きする方法であって、 前記光ファイバ母材及び前記線引き炉として、それぞれ
下記式(1): L/D≧8 (1) (式(1)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す)で表
される条件を満たすものを用いることを特徴とする光フ
ァイバの線引き方法。 - 【請求項2】 前記ガスがヘリウムであり、前記光ファ
イバ母材及び前記線引き炉としてそれぞれ下記式
(2): L/D≧9 (2) [式(2)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す]で表
される条件を満たすものを用いることを特徴とする、請
求項1に記載の光ファイバの線引き方法。 - 【請求項3】 前記光ファイバ母材として、クラッドに
対する中心コアの比屈折率差が1%以上であるものを用
いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光ファ
イバの線引き方法。 - 【請求項4】 前記引張張力が80MPa以上であるこ
とを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に
記載の光ファイバの線引き方法。 - 【請求項5】 光ファイバ母材を挿入するための炉心管
と、前記炉心管を包囲する炉体と、前記炉体内において
前記炉心管の外周に配置されたヒータとを備える線引き
炉であって、 前記炉心管の内径と前記炉体の線引き方向の長さとが下
記式(3): L/D’≧4 (3) (式(3)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、D’は炉心管の内径[mm]を表す)で表される
条件を満たし、下記式(1): L/D≧8 (1) (式(1)中、Lは炉体の線引き方向の長さ[mm]を
表し、Dは光ファイバ母材の直径[mm]を表す)で表
される条件を満たす光ファイバ母材の線引きが可能であ
ることを特徴とする線引き炉。
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