JP2002248776A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

Info

Publication number
JP2002248776A
JP2002248776A JP2001052354A JP2001052354A JP2002248776A JP 2002248776 A JP2002248776 A JP 2002248776A JP 2001052354 A JP2001052354 A JP 2001052354A JP 2001052354 A JP2001052354 A JP 2001052354A JP 2002248776 A JP2002248776 A JP 2002248776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
jet head
ink jet
manufacturing
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001052354A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Deguchi
治彦 出口
Hitoshi Isono
仁志 磯野
Narimitsu Kakiwaki
成光 垣脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001052354A priority Critical patent/JP2002248776A/ja
Publication of JP2002248776A publication Critical patent/JP2002248776A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを上げることなく、インク流路内
に形成された絶縁膜の親水性を維持することのできる、
インクジェットヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 インクジェットヘッドの製造方法は、少
なくとも一部が圧電部材である側壁によって互いに分離
された複数の溝を有するベース部材1と、上記複数の溝
を覆うことでインクチャンネルとするカバー部材2とを
備え、上記側壁の表面のうち少なくとも一部は電極5に
覆われており、電極5は絶縁膜51に覆われているイン
クジェットヘッドの製造方法において、上記絶縁膜51
の表面を親水化する親水化処理工程と、上記親水化処理
工程の後に行なわれる、水溶性の有機材料を含む水溶液
を上記側壁に塗布する塗布工程と、上記塗布工程の後に
行なわれる乾燥工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドの製造方法に関し、特に水性のインクを使用するイ
ンクジェットヘッドのインク流路内の親水化に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】今日、インパクト印字装置に代わり、カ
ラー化、多階調化に適したインクジェット方式などのノ
ンインパクト印字装置が急速に普及している。なかで
も、印字時のみに必要なインクを吐出させるドロップ・
オン・デマンド型の印字装置が、印字効率の良さ、低コ
スト化、低ランニングコスト化に有利であるなどの点で
注目されており、圧電素子を用いたカイザー方式や、サ
ーマルジェット方式が主流となっている。
【0003】しかし、カイザー方式は、小型化が難し
く、高密度化には適さないという欠点を有していた。ま
た、サーマルジェット方式は、高密度化には適している
ものの、ヒーターを加熱することで、インク内にバブル
(泡)を生じさせて、そのバブルのエネルギーを吐出に
使用するため、インクの耐久性に対する要求が厳しく、
また、ヒーターの寿命を長くすることが困難であり、さ
らに、消費電力も大きくなるという問題を有していた。
このような欠点を解決するものとして、圧電材料の剪断
モードを利用したインクジェット方式が提案されてい
る。この方式は、圧電材料からなるインクチャンネルの
側壁(「チャンネル壁」ともいう。)に形成した電極に
より、圧電材料の分極方向と直交する方向に電界を加
え、チャンネル壁を剪断モードで変形させて、その際に
生じる圧力波変動を利用してインク滴を吐出させるもの
であり、ノズルの高密度化、低消費電力化、高駆動周波
数化に適している。このような、剪断モードを利用した
インクジェットヘッドの構造を図13を参照して説明す
る。
【0004】インクジェットヘッドは、図13の上下方
向に分極処理を施した圧電体に複数のチャンネル溝4が
形成されたベース部材1と、インク供給口21と共通イ
ンク室22が形成されたカバー部材2と、ノズル孔10
があけられたノズル板9を張り合わせることで、インク
チャンネルが形成されている。「インクチャンネル」と
は、チャンネル溝4の内部の空間を利用して形成される
圧力室の部分をいう。チャンネル壁3には、電界を印加
するための電極5が上半分のみに形成されている。
【0005】ところで、用いるインクが水性インクであ
る場合、金属膜である電極5と水性インクとが接触して
いると、圧電体に印加する電圧によってインク中に電流
が流れ、金属膜が電界腐食する。そこで、電極5とイン
クとの接触を避けるために、インクチャンネルの内面に
は、絶縁膜(図示省略)が形成されている。インクチャ
ンネルの後端部は、溝加工時に使用されるダイシングブ
レードの直径に対応したR形状に加工されており、外部
との通電のための電極引き出し部としての浅溝部6が同
じくダイシングブレードにより加工されている。浅溝部
6に形成された電極は、浅溝部の後端部でたとえばフレ
キシブル基板のような外部電極8とボンデイングワイヤ
7によって接続されている。
【0006】上述の絶縁膜としては、複雑な表面形状に
対して均一な膜厚で成膜することのできる、ポリパラキ
シリレン膜が用いられる。しかし、このポリパラキシリ
レン膜は水性インクとの濡れ性が悪く、水性インクをは
じくため、狭いインク流路内にインクを注入することが
困難であるとともに、インク流路内に気泡が発生する可
能性が高い。このため、インク注入前に上記ポリパラキ
シリレン膜の表面に親水化処理を行う必要がある。
【0007】特開2000−168082公報には、上
記ポリパラキシリレン膜の親水化処理方法についての技
術が開示されている(同公報の段落0083,008
6)。すなわち、平行平板型のプラズマ処理装置におい
て、原料ガスに酸素を用い、10Paの圧力下で200
Wのパワーを投入し、2分間処理する(同公報の段落0
087)。しかし、上記プラズマ処理でポリパラキシリ
レン膜に親水性を付与しても、空気中に放置すると時間
とともに親水性が低下する。このため、同公報において
は、プラズマ処理したポリパラキシリレン膜表面にSi
2膜やSi34膜などの親水性薄膜を形成するか、水
溶性高分子、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸など
をポリパラキシリレン膜表面にグラフト重合することが
開示されている(同公報の段落0088)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】同公報によると、上述
のように親水化処理したポリパラキシリレン膜表面に親
水性の高い膜を新たに形成することで、ポリパラキシリ
レン膜の親水性を保持している。ところが、SiO2
やSi34膜を形成する場合、スパッタ法やCVD法を
用いて形成する必要があり、真空装置を使用するためプ
ロセスが煩雑になるとともに、インクジェットヘッドの
製造コストが大幅に増加する。また、水溶性高分子をグ
ラフト重合する場合にも、新たに成膜プロセスを導入す
る必要があり、SiO2膜などを形成する場合と同様
に、プロセスが煩雑になるとともに製造コストが増加す
る。
【0009】上述のように、従来の技術では親水性を維
持するために、プロセスが煩雑になるとともに製造コス
トが増加するという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたもので、製造コストを上げることなく、
インク流路内に形成された絶縁膜の親水性を維持するこ
とのできる、インクジェットヘッドの製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に基づくインクジェットヘッドの製造方法
は、少なくとも一部が圧電部材である側壁によって互い
に分離された複数の溝を有するベース部材と、上記複数
の溝を覆うことで上記複数の溝をそれぞれ圧力室である
インクチャンネルとするカバー部材とを備え、上記側壁
の表面のうち少なくとも一部は電極に覆われており、上
記電極は、上記インクチャンネル内に入る液体から絶縁
されるように絶縁膜に覆われているインクジェットヘッ
ドの製造方法において、上記絶縁膜の表面を親水化する
親水化処理工程と、上記親水化処理工程の後に行なわれ
る、水溶性の有機材料を含む水溶液を上記側壁に塗布す
る塗布工程と、上記塗布工程の後に行なわれる乾燥工程
とを含む。この方法を採用することにより、絶縁膜表面
に対する親水化処理工程の後に、水溶性の有機材料を含
む水溶液の塗布工程および乾燥工程を採用しているの
で、絶縁膜表面の親水性低下を防止することができる。
【0012】上記発明において好ましくは、上記絶縁膜
はポリパラキシリレンを主成分とする。この方法を採用
することにより、絶縁膜はポリパラキシリレンを主成分
とするため、絶縁膜形成にあたっては、素材を加熱する
ことなく、室温で成膜することができるようになる。し
たがって、ベース部材1を構成する圧電体の分極特性低
下を回避することができる。また、ポリパラキシリレン
膜は段差被覆性が良好であるため、インクジェットヘッ
ドのような複雑な表面形状を有する部材において、絶縁
性を確保する手段として非常に有用である。
【0013】上記発明において好ましくは、上記親水化
処理工程は、酸素を含む雰囲気のプラズマによってなさ
れる。この方法を採用することにより、プラズマ処理に
手近なガスである空気を使用することができるようにな
る。親水化処理として行なうプラズマ処理は、酸素ラジ
カルを反応させるものだからである。
【0014】上記発明において好ましくは、上記有機材
料は、アクリル酸、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、ポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコールからなる群から選択される1
以上の材料を主成分とする。この方法を採用することに
より、これらの有機材料は水に対する溶解度が非常に高
いため、容易にインクに溶解する。このため、インク注
入に際してインク流路が、析出物によって閉塞すること
を防止できる。
【0015】上記発明において好ましくは、上記有機材
料として、20℃における蒸気圧が2346Paよりも
低いものを用いる。この方法を採用することにより、こ
の有機材料の蒸気圧は、水の蒸気圧に比べて低いことと
なり、有機材料が揮発することなく濃度が安定し、親水
性を維持する効果が安定する。
【0016】上記発明において好ましくは、上記有機材
料として、多価アルコール、多価アルコールのエーテル
および多価アルコールのエステルからなる群から選択さ
れた材料を用いる。この方法を採用することにより、こ
れらの有機材料として、実際に水系インクに含有する成
分を選ぶことが可能となるため、実際のインクとの親和
性が高くなる。
【0017】上記発明において好ましくは、上記有機材
料として、エチレングリコール、エチレングリコールモ
ノアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコール、ジエチレエングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレエングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレエングリコールジメチルエ
ーテル、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリンおよびポリエチ
レングリコールからなる群から選択された材料を用い
る。この方法を採用することにより、これらの有機材料
は、実際に水系インクに含有する成分であるため、実際
のインクとの親和性が高くなる。さらにここに列挙した
有機溶剤は、皮膚吸収性がないため、長期間使用しても
健康障害を生じるおそれがない。このため、生産ライン
において排気設備、廃液処理設備を設置する必要がな
く、製造コストを低減することができる。
【0018】上記発明において好ましくは、上記塗布工
程における塗布の後に乾燥させ、1000時間以内に上
記インクチャンネル内にインクを注入する。この方法を
採用することにより、水を付着させたときの接触角は1
6°以下となり、気泡を発生することなしに水系インク
を注入することができる。
【0019】上記発明において好ましくは、上記塗布工
程は、上記水溶液中にインクジェットヘッドとなるべき
部品を浸漬することによって行なう。この方法を採用す
ることにより、きわめて簡便にインクジェットヘッドの
所望の表面に水溶液を塗布することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) (構成)図1、図2を参照して、本発明に基づく実施の
形態1において、製造しようとするインクジェットヘッ
ドの構成について説明する。このインクジェットヘッド
は、基本的な構成は、従来の技術を説明したときのもの
(図13参照)と同様であるので共通する部分について
は説明を繰り返さない。図1は、このインクジェットヘ
ッドの幅方向に連なるうちの一部分を取出して、その構
造がわかりやすいように分解して表示したものである。
したがって、図1では、幅方向に4つのチャンネル溝4
が並んでいるように見えるが、実際にはさらに多くのチ
ャンネル溝4が並んだ構造であってもよい。
【0021】チャンネル溝4は、領域Aでは、深さ30
0μm、幅80μmで形成されている。領域Bでは、深
さが徐々に浅くなっている。チャンネル溝4の加工に用
いたダイシングブレードの直径が52mmであるので、
領域Bの長さは約3.9mmとなっている。電極5を形
成する金属膜は、領域B内のうち電極引出部の側の部分
では、ベース部材1の上面にまで設けられている。ベー
ス部材1の上面には電極分離溝24が設けられており、
一つのインクチャンネルの電極5は、隣接するチャンネ
ル溝4の電極5と、電極分離溝24によって互いに分離
されている。したがって、各電極5は、インクチャンネ
ルごとに電気的に独立した状態で電極引出部23に接続
されて外部へ引き出され、ボンディングワイヤ7によっ
て外部電極8と接続されている。
【0022】この例では、電極5の金属膜として、Al
を蒸着法により形成し、チャンネル壁3の側面において
厚みが1.2μm、電極引出部23において厚みが4μ
mとなるようにしている。電極5の金属膜としては、A
l以外にCu,Ni,Tiなどの導電材料を用いること
もできる。
【0023】インクと電極5との接触を避けるために電
極5の表面には、ポリパラキシリレンなどからなる有機
絶縁膜(図示省略)が形成されている。
【0024】(製造方法)次に、図3〜図9を参照し
て、このインクジェットヘッドの製造方法について説明
する。
【0025】まず、図3を参照して、上下方向に分極処
理を施した圧電材料からなるベース部材1にダイシング
ブレードを用いて複数の溝を形成する。このとき、図
1、図2における領域Aに対応する部分では、溝の深さ
は、300μmの一定で、幅は80μmで、長さ3mm
である。図1、図2における領域Bについては、ダイシ
ングブレードの直径に対応したR形状に加工される。こ
れらの溝は、それぞれチャンネル溝4となるものであ
る。なお、図3は、説明のために、圧電材料の一部分を
取出して、寸法を誇張して表示したものである。実際に
は、ベース部材1に設けられる溝の数はより多く、溝の
断面の大きさに比べた溝の長さはより長いものとなる。
【0026】次に、図4を参照して、各溝の内側の面に
Alを主成分とする金属膜からなる電極5を形成する。
この金属膜形成の際には、いわゆる斜め蒸着を行なう。
ここでいう斜め蒸着とは、ベース部材1を蒸着装置内に
設置する際に、蒸着源に対して傾斜して配置することと
し、蒸着源から飛来する粒子が溝を形成する壁によって
一部遮蔽されるようにすることによって、壁の上部のみ
に電極5を形成する蒸着方法である。
【0027】次に、図5を参照して、インク供給孔21
(図1、図2)と共通インク室22(図1、図2)が設
けられたカバー部材2を、ベース部材1の所定の位置に
接着する。ここで、カバー部材2のインク供給孔21と
共通インク室22は、サンドブラストなどによって予め
加工されている。
【0028】次に、図6を参照して、この構造体の溝部
分の内表面に、ポリパラキシリレンからなる絶縁膜51
を4μmの厚さで形成する。絶縁膜51としてのポリパ
ラキシリレン膜はCVD法によって形成する。上記ポリ
パラキシリレン膜は素材を加熱することなく、室温で成
膜することができるため、ベース部材1を構成する圧電
体の分極特性を低下するおそれがない。また、上記ポリ
パラキシリレン膜は段差被覆性が良好であるため、イン
クジェットヘッドのような複雑な表面形状を有する部材
において、絶縁性を確保する手段として非常に有用であ
る。本実施の形態におけるインクジェットヘッドでは、
インク流路内におけるポリパラキシリレン膜の膜厚は
1.2μm以上である。さらに、形成したポリパラキシ
リレン膜の親水化処理を行った。本実施の形態では、上
記親水化処理は、円筒型プラズマ処理装置を用いて、導
入ガス:空気、ガス圧:0.3torr(約40P
a)、投入パワー密度:0.12W/cm2、処理時
間:5分の条件でプラズマ処理を行った。この処理によ
って上記ポリパラキシリレン膜は約85nmエッチング
され、表面に親水基が配列される。円筒型プラズマ処理
装置は、平行平板型のプラズマ処理装置に比べて単位チ
ャンバー体積当たりの処理可能サンプル数が多いため、
効率よく親水化処理を行うことができる。また、ここで
は導入ガスとして空気をもちいたが、本プラズマ処理は
ポリパラキシリレン膜と酸素ラジカルの反応であるた
め、空気以外にも酸素を含有するガスを用いることがで
きる。
【0029】次に、図7を参照して、上記インクジェッ
トヘッドを、ジエチレングリコールを40体積%含有し
た水溶液70中に、浸漬した。本実施の形態において前
述の浸漬を行なう時間は2秒としたが、本発明の主旨に
おいては、インク流路内のポリパラキシリレン膜が上記
水溶液に触れれば発明の効果が得られるため、本実施の
形態における浸漬時間に限らず、本発明の主旨を満足す
る範囲で浸漬時間を変化させることができる。また、本
実施の形態における上記水溶液の塗布方法では、インク
ジェットヘッドを水溶液に浸漬するだけであるので、回
転塗布装置のような設備が必要でなく、簡便な方法でイ
ンクジェットヘッドに水溶液を塗布することができる。
ただし、本発明の主旨においては、インク流路内のポリ
パラキシリレン膜が上記水溶液に触れれば発明の効果が
得られるため、回転塗布装置などを用いることもでき
る。また、ジエチレングリコールは20℃における蒸気
圧が0.01torr(1.33Pa)であり、同じ温
度における水の蒸気圧17.6torr(2346P
a)に比べ非常に小さいため、ジエチレングリコールが
揮発することなく、水溶液中のジエチレングリコールの
濃度が安定し、親水性を維持する効果が安定する。
【0030】次に、図8を参照して、上記インクジェッ
トヘッドに付着した上記水溶液を、N2ガス流71によ
って乾燥した。この際、N2ガスはカバー部材2に配置
されたインク供給口21から供給され、インク流路を通
って、ノズル板9(図9参照)を貼り付ける予定の端部
より流出する。このN2ガス流によって上記水溶液が乾
燥させられる。本実施の形態においては、上記水溶液の
乾燥にN2ガスを用いたが、これ以外に空気またはAr
ガスなどの不活性ガスを主成分とするガスを用いること
ができる。本プロセスでは、N2ガス流によって上記水
溶液を乾燥するため、非常に簡便に処理することができ
るが、ガス流による乾燥以外にインクジェットヘッドを
加熱することで上記水溶液を乾燥してもよい。
【0031】次に、図9を参照して、上記インクジェッ
トヘッドの所定の位置に、ノズル板9をエポキシ系の接
着剤によって貼り付ける。電極引出部23と外部電極8
とをワイヤボンディングによって接続した後、カバー部
材2に配置されたインク供給口21を介してインクジェ
ットヘッド内にインクが充填される。本実施の形態にお
いては、上記水溶液を乾燥してからインクジェットヘッ
ド内にインクが充填されるまでの時間を48時間として
処理した。
【0032】(作用・効果)上述の製造方法によって得
たインクジェットヘッドにおいては、水系インクを充填
する際にインク流路内に気泡が発生することがなかっ
た。このため、吐出特性の良好なインクジェットヘッド
を製造することができた。
【0033】本実施の形態では、水溶性の有機溶剤とし
て、ジエチレングリコールを用いたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、多価アルコールとそのエーテ
ルあるいはそのエステルからなる有機溶剤すなわちエチ
レングリコールモノアセテート、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコール、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ま
たはポリエチレングリコールを主成分とする有機溶剤を
用いることができる。ここに列挙した有機溶剤は、実際
に水系インクに含有する成分であるため、実際のインク
との親和性が高い。さらにここに列挙した有機溶剤は、
皮膚吸収性がないため、長期間使用しても健康障害を生
じるおそれがない。このため、生産ラインにおいて排気
設備、廃液処理設備を設置する必要がない。このことか
ら、製造コストを低減することができる。
【0034】また、水溶液中の上記有機溶剤の濃度は、
水に溶解する範囲で任意に設定することができる。
【0035】(実施の形態2) (製造方法)本発明に基づく実施の形態2について説明
する。本実施の形態においては、上記水溶液70とし
て、ポリビニルアルコールを10重量%含有する水溶液
を用いた。これ以外の工程は、実施の形態1と同様であ
るため、詳細な説明は省略する。
【0036】本実施の形態における水溶液中にインクジ
ェットヘッドを浸漬し、乾燥した後、約40時間放置
し、水系インクをこのインクジェットヘッドに注入し
た。
【0037】(作用・効果)上述の製造方法に従った結
果、このインクジェットヘッドの流路内に気泡を発生す
ることなく、インクを注入することができた。したがっ
て、水系インクの吐出特性が良好な、インクジェットヘ
ッドを製造することができた。
【0038】本実施の形態においては、ポリビニルアル
コールを含有する水溶液を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、アクリル酸、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリ
エチレングリコール、ポリビニルアルコールなどの水溶
性の高分子材料を用いることができる。ここに列挙した
ような高分子材料は、水に対する溶解度が非常に高いた
め、容易にインクに溶解する。このため、インク注入に
際してインク流路が、析出物によって閉塞することがな
い。
【0039】(実施の形態3)実施の形態1で示した本
発明に基づく製造方法において、水溶性の高分子材料あ
るいは水溶性の有機溶剤を含有する水溶液を塗布および
乾燥してから、インクを充填するまでの時間について説
明する。
【0040】以下の(1),(2)の2通りの条件で、
それぞれポリパラキシリレン膜を製作した。 (1)ポリパラキシリレン膜をプラズマ処理してから、
ジエチレングリコールを40体積%含有する水溶液を塗
布および乾燥し、その後、大気中に放置した場合 (2)ポリパラキシリレン膜をプラズマ処理してから、
そのままの状態で大気中に放置した場合 この両方のポリパラキシリレン膜について、それぞれ水
を付着させたときの接触角を観測した。
【0041】図10は、(1),(2)の各場合におけ
る水とポリパラキシリレン膜の接触角の放置時間依存性
を比較したグラフである。「水溶液塗布」とある方のプ
ロットは(1)の結果を示している。「未処理」とある
方のプロットは(2)の結果を示している。
【0042】図10に示すように、上記水溶液を塗布し
た場合、放置時間に対する接触角の増加が、塗布しない
場合に比べ緩慢になっている。すなわち、ポリパラキシ
リレン膜の疎水化が抑制されていることが分かる。さら
に、このプロットを対数近似を用いて外挿すると100
0時間で接触角が約16°となる。
【0043】一方、実施の形態1におけるインクジェッ
トヘッドにインクを注入したところ、接触角が16°以
下の場合のみ、気泡を発生することなしに、水系インク
を注入することができた。すなわち、接触角16°が気
泡を発生することなしに水系インクを注入することがで
きる接触角の最大値といえる。このため、約1000時
間がインク注入までの放置時間の限界と判断できる。
【0044】以上のことから、本発明において水溶液の
塗布および乾燥から、インク注入までの時間を1000
時間以内に設定することによって、インクジェットヘッ
ド内に気泡を発生することなく、水系インクを注入する
ことができる。
【0045】(実施の形態4) (構成)本発明に基づく実施の形態4におけるインクジ
ェットヘッドの製造方法では、図11、図12に示すよ
うな構成のインクジェットヘッドを製造する。ただし、
図11では、内部構造が見えるように、図中右側を切り
落とした状態を示している。実際には、共通インク室2
2aは左右両端を壁に覆われて閉じた室を構成してい
る。
【0046】このインクジェットヘッドでは、図11、
図12に示すように、ベース部材1aとカバー部材2a
とが組み合わせられている。ベース部材1aには平行な
複数のチャンネル溝4が設けられている。ベース部材1
aの後端には各チャンネル溝4に入り込むように導電性
部材26がそれぞれ配置されており、各チャンネル壁3
に形成された電極5は、導電性部材26を介して基板4
1に接続されている。基板41の表面には、各インクチ
ャンネルに対応した位置に導電層のパターン(図示省
略)が形成されている。したがって、電極5は、導電性
部材26をそれぞれ介し、基板41の導電層のパターン
に対してそれぞれ独立に電気的接続を確保することがで
きる。ここで導電性部材26としては、エポキシ系の樹
脂成分を含有した金ペースト、銀ペースト、銅ペースト
もしくはメッキ液をベースとした金メッキ、ニッケルメ
ッキなどを用いることができる。また、ベース部材1お
よびカバー部材2からなり導電性部材26が設けられて
いない側の端面には、ノズル板9が接着されている。ノ
ズル板9の各インクチャンネルに対応した位置にはノズ
ル孔10が設けられている。さらに、ベース部材1およ
びカバー部材2からなり導電性部材26が設けられてい
る端面に基板41をはさんだ状態で、共通インク室22
aを構成するようにマニホールド27が接合されてい
る。
【0047】なお、本実施の形態でも、実施の形態1と
同様の理由から、電極5の表面には、ポリパラキシリレ
ンなどからなる有機絶縁膜(図示省略)が形成されてい
る。
【0048】(製造方法)このインクジェットヘッドの
製造方法についても、実施の形態1において説明したの
と同様である。ただし、ダイシングブレードを用いて複
数の溝を形成する際には、実施の形態1と異なり、R形
状の部分が不要であるので、ベース部材1の両端を完全
に結ぶように一定深さの溝を形成する。
【0049】マニホールド27を接合する際には、接合
部分からのインク漏れを防止し、信頼性を向上するため
に、ベース部材1aおよびカバー部材2aとマニホール
ド27との接合部分は、樹脂で封止する。
【0050】他は、実施の形態1における製造方法と同
様である。 (作用・効果)上述の製造方法によって得たインクジェ
ットヘッドにおいては、水系インクを充填する際にイン
ク流路内に気泡が発生することがなかった。このため、
実施の形態1とは異なるこのような構成のインクジェッ
トヘッドの製造においても、吐出特性の良好なインクジ
ェットヘッドを製造することができた。インク流路内の
ポリパラキシリレン膜の処理に用いる水溶性の有機溶剤
として用いることのできる有機溶剤の種類や濃度につい
ては、実施の形態1で述べたものと同様である。
【0051】このインクジェットヘッドでは、各チャン
ネル溝4には導電性部材26が入り込んでいるため、チ
ャンネル溝4の一方の側面の電極5とこれに対向する他
方の側面の金属電極5とが導電性部材26によって電気
的に接続されている。このため、導電性部材26に電圧
が印加されると、導電性部材26を通してチャンネル溝
4の両側面の電極5に同時に電圧が印加され、チャンネ
ル溝4の両側面であるチャンネル璧3がチャンネル溝4
の内側に向けて同時に変形する。この変形によってチャ
ンネル溝4内部にあったインクの一部がインク滴として
噴出される。
【0052】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、親水化処理を行なった
後に、水溶性の有機材料を含む水溶液の塗布工程および
乾燥工程を採用しているので、絶縁膜表面の親水性低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの分解斜視図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの断面図である。
【図3】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第1の工程の説明図であ
る。
【図4】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第2の工程の説明図であ
る。
【図5】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第3の工程の説明図であ
る。
【図6】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第4の工程の説明図であ
る。
【図7】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第5の工程の説明図であ
る。
【図8】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第6の工程の説明図であ
る。
【図9】 本発明に基づく実施の形態1におけるインク
ジェットヘッドの製造方法の第7の工程の説明図であ
る。
【図10】 本発明に基づく実施の形態3における、親
水化処理をしてからインクを充填するまでの時間と水の
接触角との関係を示すグラフである。
【図11】 本発明に基づく実施の形態4におけるイン
クジェットヘッドの斜視図である。
【図12】 本発明に基づく実施の形態4におけるイン
クジェットヘッドの断面図である。
【図13】 従来技術に基づくインクジェットヘッドの
分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1a ベース部材、2,2a カバー部材、3 チ
ャンネル壁、4 チャンネル溝、5 電極、6 浅溝
部、7 ボンディングワイヤ、8 外部電極、9ノズル
板、10 ノズル孔、21,21a インク供給口、2
2,22a 共通インク室、23 電極引出部、24
電極分離溝、26 導電性部材、27マニホールド、4
1 基板、51 絶縁膜、70 水溶液、71 N2
ス流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垣脇 成光 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF65 AF99 AG12 AG45 AP53 AP57 AP59 BA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が圧電部材である側壁に
    よって互いに分離された複数の溝を有するベース部材
    と、 前記複数の溝を覆うことで前記複数の溝をそれぞれ圧力
    室であるインクチャンネルとするカバー部材とを備え、 前記側壁の表面のうち少なくとも一部は電極に覆われて
    おり、前記電極は、前記インクチャンネル内に入る液体
    から絶縁されるように絶縁膜に覆われているインクジェ
    ットヘッドの製造方法において、 前記絶縁膜の表面を親水化する親水化処理工程と、 前記親水化処理工程の後に行なわれる、水溶性の有機材
    料を含む水溶液を前記側壁に塗布する塗布工程と、 前記塗布工程の後に行なわれる乾燥工程とを含む、イン
    クジェットヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜はポリパラキシリレンを主成
    分とする、請求項1に記載のインクジェットヘッドの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記親水化処理工程は、酸素を含む雰囲
    気のプラズマによってなされる、請求項1または2に記
    載のインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記有機材料は、アクリル酸、エタノー
    ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
    ン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコールか
    らなる群から選択される1以上の材料を主成分とする、
    請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記有機材料として、20℃における蒸
    気圧が2346Paよりも低いものを用いる、請求項1
    から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記有機材料として、多価アルコール、
    多価アルコールのエーテルおよび多価アルコールのエス
    テルからなる群から選択された材料を用いる、請求項5
    に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記有機材料として、エチレングリコー
    ル、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリ
    コールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリ
    コール、ジエチレエングリコールモノメチルエーテル、
    ジエチレエングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
    エングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
    ール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、
    グリセリンおよびポリエチレングリコールからなる群か
    ら選択された材料を用いる、請求項6に記載のインクジ
    ェットヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記塗布工程における塗布の後に乾燥さ
    せ、1000時間以内に前記インクチャンネル内にイン
    クを注入する、請求項1から7のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記塗布工程は、前記水溶液中にインク
    ジェットヘッドとなるべき部品を浸漬することによって
    行なう、請求項1から8のいずれかに記載のインクジェ
    ットヘッドの製造方法。
JP2001052354A 2001-02-27 2001-02-27 インクジェットヘッドの製造方法 Withdrawn JP2002248776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001052354A JP2002248776A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 インクジェットヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001052354A JP2002248776A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 インクジェットヘッドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002248776A true JP2002248776A (ja) 2002-09-03

Family

ID=18913001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001052354A Withdrawn JP2002248776A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 インクジェットヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002248776A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036396A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットヘッドの処理方法
JP2019074495A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 株式会社日立製作所 親水性保持基材、計測装置、デバイスおよび親水性保持方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036396A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットヘッドの処理方法
JP2019074495A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 株式会社日立製作所 親水性保持基材、計測装置、デバイスおよび親水性保持方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4223247B2 (ja) 有機絶縁膜の製造方法及びインクジェットヘッド
JP5393275B2 (ja) 液体吐出ヘッド
CN1213869C (zh) 微滴喷射设备
JP6949966B2 (ja) 液滴吐出器
JP2004146796A (ja) 膜パターンの形成方法、薄膜製造装置、導電膜配線、電気光学装置、電子機器、並びに非接触型カード媒体
JP4325343B2 (ja) 膜形成方法およびデバイス製造方法
KR20060045745A (ko) 유기 el 소자의 제조 방법, 유기 el 소자 제조 시스템및 전자 기기
WO2005014289A1 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法及び回路基板の配線パターン形成方法
JPH0729433B2 (ja) 液体噴射記録ヘツドの作成方法
JP2007055241A (ja) ノズルプレート及びその製造方法、並びに液滴吐出ヘッド及びその製造方法
US9193163B2 (en) Liquid discharge apparatus and manufacturing method thereof
TW200425813A (en) Forming method of pattern, manufacturing method of apparatus, optoelectronic device and electronic machine
JP2002248776A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2000141669A (ja) マイクロインジェクティングデバイスのノズルプレ―ト装置及びその製造方法
JP2007268838A (ja) インクジェットヘッド
JP3743883B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの形成方法
JPH07101068A (ja) インクジェットプリンターヘッドの製造方法
JP4955919B2 (ja) 配線形成方法
JP2007049186A (ja) 配線形成方法
JP3795360B2 (ja) インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2000108349A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2005135975A (ja) 電極の形成方法、並びに圧電体デバイス、強誘電体デバイス、及び電子機器
JP2002292882A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2003063017A (ja) インクジェットプリントヘッド及びその製造方法
JP2007152870A (ja) ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513