JP2002248351A - レニウム含有触媒を用いるオレフィンオキシドの製造方法 - Google Patents

レニウム含有触媒を用いるオレフィンオキシドの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性成分としてAg、Re及びアルカリ金属
を含有している担体付触媒を用いて、オレフィンを気相
接触酸化してオレフィンオキシドを製造するに際し、長
時間に亘り高選択率で反応を行わせる。 【解決手段】 オレフィンオキシドの選択率を経時的に
追跡し、選択率が1週間当り0.7%以上低下したら、
原料ガス中のハロゲン化合物の濃度をハロゲン分子とし
て0.15体積ppm以上増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオレフィン、特にエ
チレンを気相接触酸化してオレフィンオキシドを製造す
る方法に関するものである。本発明によればオレフィン
オキシドを長期間に亘り高選択率で製造することができ
る。
【0002】
【従来の技術】エチレンを気相接触酸化してエチレンオ
キシドを製造することは大規模に行われている。触媒と
しては銀を主体とし、これに種々の助触媒成分を添加し
た担体付触媒が主に用いられている。例えば特開昭49
−30286号公報には、多孔性担体にカリウム、ルビ
ジウム、セシウムなどのアルカリ金属を銀と同時に担持
させた触媒が、高い選択率でエチレンオキシドを与える
ことが記載されている。特開昭53−1191号公報に
は、銀にナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム
などを含有させると、触媒の活性及び選択性が向上する
と記載されている。アルカリ金属以外の助触媒成分とし
ては、レニウム(特開昭63−126552号公報)、
モリブデン(特開平2−131140、241544号
公報)、タングステン(特開平6−296867、34
3864号公報)などが知られている。
【0003】また、この反応を行うに際しては、原料ガ
ス中に有機ハロゲン化合物を微量含有させるのが好まし
いことが知られており、その含有量の制御方法について
も種々検討されている(特開平2−104579、10
4580号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】銀を主成分とし、これ
に上述した種々の助触媒成分を含有させた触媒は、いず
れも使用中にその性能が漸次劣化する。公知のエチレン
オキシド製造用触媒のなかでも好ましいものの一つとし
て知られている、銀を主成分とし、レニウム及びアルカ
リ金属を助触媒成分とする触媒では、この劣化傾向が特
に顕著であり、使用中にそのエチレンオキシドの選択率
が漸次低下する。この選択率の低下は、エチレンオキシ
ド製造のエチレン原単位を悪化させるので、看過し得な
い大きな問題である。従って本発明は、この選択率の低
下を抑制して、工業的に有利にオレフィンオキシド、特
にエチレンオキシドを製造する方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、銀、レ
ニウム及びアルカリ金属を担体に担持させてなる触媒
に、オレフィン、酸素及びハロゲン化合物を含む原料ガ
スを接触させてオレフィンオキシドを製造する方法にお
いて、オレフィンオキシドの選択率が1週間当り0.7
%以上低下したならば原料ガス中のハロゲン化合物の濃
度をハロゲン分子換算で0.15体積ppm以上増加さ
せることにより、長期間にわたり高選択率でオレフィン
オキシドを製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、銀、レニウム及びア
ルカリ金属の少なくとも三者を担体に担持させた担体付
触媒を用いる。担体としては、アルミナ、チタニア、ジ
ルコニア、マグネシア、炭化ケイ素など常用の耐火性担
体を用いる。なかでもアルミナ、特にα−アルミナを用
いるのが好ましい。担体の比表面積は、0.1〜3.0
2 /g、特に0.8〜1.7m2 /gであるのが好ま
しい。
【0007】銀、レニウム及びアルカリ金属の担体への
担持は、常法に従って行うことができる。通常はそれぞ
れの成分を単独で、又は他の成分との混合溶液として担
体に含浸させる。含浸の順序は任意であり、例えば先ず
銀を担持させたのち、アルカリ金属及びレニウムを担持
させることもできるし、銀と一緒にアルカリ金属やレニ
ウムを担持させることもできる。好ましくは担体にアル
カリ金属の溶液を含浸して乾燥させたのち、これに銀及
びレニウムを担持させる。銀及びレニウムを担持させる
際にアルカリ金属をもう一度担持させるのも好ましい。
なお、担体にアルカリ金属の溶液を含浸させたのちの乾
燥は、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性気体中で
行ってもよく、また空気や過熱水蒸気中で行ってもよ
い。なかでも過熱水蒸気中で行うのが好ましい。乾燥は
120〜500℃、特に120〜250℃で行うのが好
ましい。
【0008】アルカリ金属としてはセシウム、リチウ
ム、ナトリウムなどのいずれを用いることもできるが、
セシウム又はセシウムと他のものとを併用するのが好ま
しい。通常は水酸化物、ハロゲン化物、硝酸塩、酢酸
塩、炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩などを用い、水溶液とし
て担体に含浸させる。レニウムとしては酸化レニウムや
過レニウム酸のアンモニウム塩やアルカリ金属塩などを
用いればよい。銀としては、通常はアンモニアやアミノ
基、カルボニル基、カルボキシル基などを有する化合物
と錯体を形成して水や有機溶媒に溶解し、かつ500℃
以下の温度で分解して銀を析出する銀化合物を用いる。
なかでも300℃以下、特に260℃以下の温度で分解
して銀を析出する銀化合物を用いるのが好ましい。例え
ば酸化銀、硝酸銀、炭酸銀、硫酸銀、酢酸銀、シュウ酸
銀などを用いる。なかでもシュウ酸銀を用いるのが好ま
しい。錯体形成に用いるアミノ基を有する化合物として
は、通常はピリジンや炭素数1〜6のアルキルアミンな
どのモノアミン;エチレンジアミン、1,3−ジアミノ
プロパンなどのポリアミン;エタノールアミン、プロパ
ノールアミンなどのアルカノールアミンなどが用いられ
る。なかでもエチレンジアミンや1,3−ジアミノプロ
パンを用いるのが好ましく、両者の混合物を用いるのが
より好ましい。またカルボニル基を有する化合物として
はアセチルアセトンなどのβ−ジケトンが、カルボキシ
ル基を有する化合物としてはネオデカン酸などがそれぞ
れ用いられる。
【0009】銀は最終的に生成する触媒の銀の含有量が
5〜30重量%となるように担体に担持させるのが好ま
しい。またアルカリ金属及びレニウムは、通常は最終的
に生成する触媒中の含有量が、それぞれ20〜10,0
00重量ppm、及び10〜5,000重量ppmとな
るように担持させる。アルカリ金属及びレニウムの好ま
しい担持量はそれぞれ100〜2,000重量ppm及
び50〜1,000重量ppmである。銀、レニウム及
びアルカリ金属はいずれも溶液として担体に含浸させ、
次いで加熱して担体に担持させるのが好ましい。この処
理により銀は化合物から金属として析出して担体に担持
されるが、加熱による銀の析出は、空気又は窒素、アル
ゴン、ヘリウムなどの不活性ガス中で120〜500℃
で30分〜24時間行えばよい。好ましくは0.3〜5
m/秒の過熱水蒸気の流通下に、120〜300℃、特
に130〜260℃で、1分〜3時間、特に3分〜30
分間加熱して析出させる。過熱水蒸気を用いると一般に
性能の良好な触媒が得られるが、これは触媒中における
銀、レニウム、及びアルカリ金属の分布が均一になるた
めと考えられる。通常は触媒成分を含浸させた担体を、
固定床方式又は移動床方式の熱処理装置に収容し、床内
に加熱されたガスを流通させることにより触媒の調製を
行う。
【0010】本発明では、この担体に銀、レニウム及び
アルカリ金属を担持させた触媒に、オレフィン、酸素及
び微量のハロゲン化合物を含む原料ガスを接触させてオ
レフィンオキシドを生成させる。オレフィンとしてはブ
タジエンなども用い得るが通常はエチレンを用いる。エ
チレンを原料とする場合には、原料ガスの組成はエチレ
ンが1〜40体積%、酸素が1〜20体積%であり、残
部は窒素、メタンその他の希釈剤である。また、原料ガ
ス中にはハロゲン化合物を1〜50体積ppm程度含有
させる。ハロゲン化合物としては通常は塩素化合物、例
えば塩素、塩化水素、炭素数1〜5の有機塩素化合物な
どが用いられる。取扱いの容易な点からして、モノクロ
ロメタン、モノクロロエタン、1,2−ジクロロエタ
ン、モノクロロプロパン、1,2−ジクロロプロパン、
1,3−ジクロロプロパン、塩化ビニルなど、炭素数1
〜3の塩素化炭化水素を用いるのが好ましい。所望なら
ば、これらの2種以上を併用してもよい。これらの有機
塩素化合物を用いる場合には、原料ガス中のその濃度
は、反応初期において0.5〜10体積ppm程度が好
ましい。
【0011】反応は通常は180〜350℃、好ましく
は200〜300℃の温度、0.1〜4MPaの圧力下
で行われる。原料ガスの空塔速度(GHSV)は、通常
は0℃、1気圧で1,000〜10,000hr-1であ
る。銀、レニウム及びアルカリ金属を含む触媒を用いて
上記の条件で反応を行わせると、エチレンオキシドの選
択率は、反応開始時から次第に上昇して最高値に達す
る。この間は原料ガス中のハロゲン化合物の濃度は一
定、好ましくは濃度変化が±0.5ppmの範囲におさ
まるようにするのが好ましい。エチレンオキシドの選択
率が最高値に達した後は、選択率は次第に低下する。本
発明では反応生成ガスを分析して選択率の低下を経時的
に追跡し、選択率が1週間当り0.7%以上低下したな
らば、原料ガス中のハロゲン化合物の濃度をハロゲン分
子換算で0.15体積ppm以上、好ましくは0.25
体積ppm以上増加させる。選択率の低下が小さいうち
にハロゲン化合物の濃度を増加させると、選択率が逆に
低下するおそれがあるので、選択率の低下が十分に大き
くなってからハロゲン化合物の濃度を増加させるのが好
ましい。なお、ハロゲン分子換算で0.15ppm以上
とは、モノクロロエタンや塩化ビニルのようなモノクロ
ロ有機化合物であれば0.3体積ppm以上であり、ジ
クロロエタンやジクロロプロパンのようなジクロロ有機
化合物であれば0.15体積ppm以上であることを意
味する。
【0012】エチレンオキシドの選択率に1週間当り
1.0%以上、特に1.5%以上の低下が認められてか
らハロゲン化合物の濃度を増加させるのが好ましい。こ
れにより低下した選択率を回復させることができる。な
お、1週間当りの選択率の低下とは、エチレンオキシド
の空時収率(STY)が一定となるように反応温度など
を制御して反応を行った場合に生ずると考えられる選択
率の低下であり、反応生成ガスを分析してその選択率を
経時的に追跡し、その変化傾向を外挿することにより、
一週間当りの選択率の低下を算出することができる。反
応生成ガスの分析はガスクロマトグラフィーや質量分析
計などで行えばよい。なお、分析精度の問題があるの
で、少なくとも2日間の分析値に基づいて1週間当りの
選択率の低下を算出するのが好ましい。また、選択率の
変化を追跡する途中で反応条件を変化させた場合には、
経験的に求められるプラント固有の推算式に基づいて、
選択率に及ぼす反応条件の変化の影響を補正すればよ
い。
【0013】本発明はエチレンからのエチレンオキシド
の製造に特に好適であるが、他のオレフィン、例えばブ
タジエンのエポキシ化にも適用できる。
【0014】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に具体的に説
明する。なお、実施例で用いた触媒は下記により調製し
た。 触媒の調製;α−アルミナ担体(表面積1.04m2
g、吸収率32.3%、平均細孔径1.4μm、シリカ
含有量3.0重量%、外径8mm、内径3mm、高さ8
mmの筒状)90gを、炭酸リチウム(Li2 CO3
1.40gと炭酸セシウム(Cs2 CO3 )0.129
gが溶解している水溶液150mLに投入し、担体に水
溶液を含浸させた。担体を取り出し、これに150℃の
過熱水蒸気を2m/秒で15分間接触させて乾燥させ
た。得られた担体のリチウム含有量は568重量ppm
であり、セシウム含有量は227重量ppmであった。
【0015】硝酸銀(AgNO3 )228gを1Lの水
に溶解した水溶液と、シュウ酸カリウム(K2 2 4
・H2 O)135gを1Lの水に溶解した水溶液を調製
し、両溶液を60℃で徐々に混合してシュウ酸銀の白色
沈澱を生成させた。濾過して沈澱を回収し、蒸留水で洗
浄してシュウ酸銀の沈澱(Ag2 24 、含水率2
1.2%)を得た。
【0016】エチレンジアミン2.05g、1,3−ジ
アミノプロパン0.562g及び水2.65gから成る
混合アミン水溶液に、上記で得たシュウ酸銀の含水沈澱
7.31gを徐々に添加して溶解させ、銀アミン錯体溶
液を調製した。これに硝酸セシウム(CsNO3 )の
5.54重量%水溶液0.6mL及び過レニウム酸アン
モニウム(NH4 ReO4 )の3.05重量%水溶液
0.6mLを添加して、銀、レニウム及びセシウムを含
む溶液を得た。この溶液をエバポレーターに入れ、これ
に上記で調製したリチウム及びセシウムを担持させた担
体30gを加え、減圧下に40℃で保持して溶液を担体
に含浸させた。次いでこの担体を取出し、これに200
℃の過熱水蒸気を2m/秒で15分間接触させて触媒を
調製した。得られた触媒の銀、レニウム、セシウム及び
リチウムの担持量は、それぞれ12重量%、370重量
ppm、670重量ppm及び470重量ppmであっ
た。この触媒を破砕し、6〜10メッシュの部分を以下
の実験に用いた。
【0017】実施例1 内径7.5mmのステンレススチール製反応管に、触媒
3mLを充填し、これに原料ガス(エチレン30体積
%、酸素8.5体積%、塩化ビニル1.5体積ppm、
二酸化炭素6.0体積%、残部窒素)を0℃、1気圧で
のGHSVとして4300hr-1、圧力0.8MPaで
供給し、エチレンオキシドの触媒1L当りの空時収率
(STY)が0.19kg−エチレンオキシド/hrと
なるように反応温度を制御した。反応の経過に伴う反応
温度、エチレンオキシドの選択率を表−1に示す。
【0018】なお、エチレンオキシドの選択率は4時間
間隔で反応生成ガスを分析してエチレンオキシドの選択
率を算出し、その1日の平均値をもってその日のエチレ
ンオキシドの選択率とした。塩化ビニル濃度を変化させ
る操作はその日の分析結果がでてから行った。
【0019】
【表1】 反応開始から約18日でエチレンオキシドの選択率が最
高値に達し、その後、選択率は低下した。24日目から
29日目の5日間で選択率が1週間当り2.7%低下し
たので原料ガス中の塩化ビニル濃度を1.0体積ppm
増加させ2.5ppmとしたところ、エチレンオキシド
の選択率は34日目で88.0%に向上した。その後、
選択率がまた低下し、44日目に1週間当りの選択率の
低下が1.0%に達したことが確認されたので、原料ガ
ス中の塩化ビニル濃度を更に0.5体積ppm増加させ
て3.0体積ppmとしたところ、選択率は48日目で
87.1%と再び向上した。その後、選択率は62日目
までゆるやかにほぼ直線的に低下したが、1週間当りの
選択率の低下は約0.4%であった。この状態で原料ガ
ス中の塩化ビニル濃度を更に0.5体積ppm増加させ
て3.5体積ppmとしたところ、選択率は逆に低下し
はじめた。66日目に選択率が83.8%まで低下した
ので、原料ガス中の塩化ビニル濃度を0.5体積ppm
減少させて3.0体積ppmとした。その結果、選択率
は向上し、77日目で85.9%にまで回復した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4C048 AA01 BB01 CC01 XX02 XX05 4G069 AA03 AA08 AA10 BA01A BA01B BA04A BA05A BA06A BB02A BB02B BB08C BB15A BC01A BC02A BC04A BC04B BC06A BC06B BC32A BC32B BC64A BC64B BD05A BD12C CB08 CB09 DA06 EA02Y EB18Y EC02X EC02Y EC17Y FA02 FB19 GA16 4H039 CA63 CC40 CH10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀、レニウム及びアルカリ金属を担体に
    担持させてなる触媒に、オレフィン、酸素及びハロゲン
    化合物を含む原料ガスを接触させてオレフィンオキシド
    を製造する方法において、オレフィンオキシドの選択率
    が1週間当り0.7%以上低下したならば原料ガス中の
    ハロゲン化合物の濃度をハロゲン分子換算で0.15体
    積ppm以上増加させることを特徴とするオレフィンオ
    キシドの製造方法。
  2. 【請求項2】 オレフィンオキシドの選択率が1週間当
    り1.0%以上低下したならば原料ガス中のハロゲン化
    合物の濃度をハロゲン分子換算で0.15体積ppm以
    上増加させることを特徴とする、請求項1記載のオレフ
    ィンオキシドの製造方法。
  3. 【請求項3】 オレフィンオキシドの選択率が1週間当
    り1.5%以上低下したならば原料ガス中のハロゲン化
    合物の濃度をハロゲン分子換算で0.15体積ppm以
    上増加させることを特徴とする、請求項1記載のオレフ
    ィンオキシドの製造方法。
  4. 【請求項4】 オレフィンオキシドの選択率を2日間以
    上にわたって追跡し、その選択率の低下を外挿して1週
    間当りの選択率の低下を算出することを特徴とする、請
    求項1ないし3のいずれかに記載のオレフィンオキシド
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 触媒が比表面積0.8〜1.7m2 /g
    の担体に、銀、レニウム及びアルカリ金属を担持させた
    ものであることを特徴とする、請求項1ないし4のいず
    れかに記載のオレフィンオキシドの製造方法。
  6. 【請求項6】 触媒が、担体にアルカリ金属を担持した
    のち銀、レニウム及びアルカリ金属を担持する工程を経
    て製造されたものであることを特徴とする、請求項1な
    いし5のいずれかに記載のオレフィンオキシドの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 1週間当りのオレフィンオキシドの選択
    率が所定の値以上低下したならば、原料ガス中のハロゲ
    ン化合物濃度をハロゲン分子換算で0.25体積ppm
    以上増加させることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のオレフィンオキシドの製造方法。
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