JP2002247755A - 電源供給装置 - Google Patents

電源供給装置

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JP2002247755A
JP2002247755A JP2001040826A JP2001040826A JP2002247755A JP 2002247755 A JP2002247755 A JP 2002247755A JP 2001040826 A JP2001040826 A JP 2001040826A JP 2001040826 A JP2001040826 A JP 2001040826A JP 2002247755 A JP2002247755 A JP 2002247755A
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Kazumasa Furukura
一正 古倉
Yasunobu Tomiyama
泰信 冨山
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体に設けられた電源からの電力を電気開閉
器を介して可動体に設けられた電気機器に対して供給す
る電源供給装置において、電気開閉器を構成する可動側
接触片の電源側と接地側の各端子電極同士が不意に導通
された場合でも、電源の正負の極性間が短絡されないよ
うにして、従来よりも一層安全性を高める。 【解決手段】 電気開閉器16の可動側接触片22と固
定側接触片32との接触の有無を検出してこれに応じた
検出信号を出力する接触有無検出手段41と、この接触
有無検出手段41による両接触片22,32の非接触状
態を示す検出出力に応答して電源2と固定側接触片32
との間を結ぶ給電経路を強制的に遮断する給電強制遮断
手段(リレー回路)45とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体に設けられた
電源からの電力を電気開閉器を介して可動体に設けられ
た電気機器に対して供給する電源供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の荷物を運搬するフォーク
リフトには、車体の前方に立設されたマストに荷物を載
置するフォークがリフトブラケットを介して昇降可能に
設けられ、また、車体の後方側には運転操作部が設けら
れ、この運転操作部のカバー内に走行、荷役、舵取りな
どの動力用の電源となるバッテリが収納配置されたもの
がある。
【0003】ところで、近年のフォークリフトにおいて
は、高揚高位置における荷取り作業などを容易に行える
ようにするため、フォークあるいはリフトブラケットに
各種の電気機器を予め取り付ける場合がある。たとえ
ば、電気機器としてレーザ光照射器を用いる場合には、
このレーザ光照射器をリフトブラケットに予め取り付
け、このレーザ光照射器からフォークの前方側へレーザ
光を照射し、そのレーザ光のスポット位置をオペレータ
が目視してフォークの差込み位置を確認できるようにし
ている。なお、電気機器としては、このようなレーザ光
照射器以外にも、たとえば、照明器具やデジタルカメラ
などが取り付けられることがある。
【0004】このように、各種の電気機器をフォークあ
るいはリフトブラケットに取り付ける場合には、車体に
搭載されたバッテリからその電気機器に対して電力を供
給する必要がある。そのため、従来技術では、電気機器
とバッテリとの間を電線ケーブルで接続して電力供給を
行えるようにしたものがある。この場合、リフトブラケ
ットの昇降動作に追従するだけの電線ケーブルの長さが
必要になるため、電線ケーブルをマストに架け渡すよう
にしているが、荷役作業中は、その架け渡された電線ケ
ーブルが垂れ下がってオペレータの視界を妨げ作業に支
障を来すことがある。しかも、マストに掛け渡された電
線ケーブルは、フォークの昇降の度に繰り返し力が加わ
り、疲労断線してしまうおそれがあった。
【0005】一方、リフトブラケットに電気機器と共に
乾電池を取り付け、この乾電池から電気機器に電力を供
給する構成を採用することも可能である。しかし、乾電
池を用いる場合には、乾電池が消耗する度毎に乾電池を
交換しなければならず、これらの交換作業に余分な手間
を要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、図13および図14に示すように、車体1に搭載さ
れたバッテリ2からリフトブラケット4に取り付けられ
た電気機器5に対して電力を供給するために、バッテリ
2と電気機器5との間を互いに電気的に接続する電気開
閉器15を備えた電源供給装置10を検討した。なお、
6はリフトブラケット4の昇降用のマスト、7は運転操
作部である。
【0007】上記の電気開閉器15は、図15に示すよ
うに、リフトブラケット4に固定された可動側接触片2
1と、マスト7に固定された固定側接触片31とから構
成されている。
【0008】上記の可動側接触片21は、図15(a)
に示すように、電源側と接地側の各端子電極51p,5
1eを有し、各端子電極51p,51eは、長方形の導
電性の板材を外方に向けて僅かに屈曲して板バネ状に形
成したものである。そして、これらの各端子電極51
p,51eが絶縁樹脂製のベース52の上下方向に沿っ
て形成された左右一対のガイド溝55p,55e内にそ
れぞれネジなどで固定されている。
【0009】一方、固定側接触片31は、図15(b)
に示すように、絶縁樹脂製のベース62の上下方向に沿
って形成された左右一対のガイド溝65p,65e内に
それぞれ電源側と接地側の平面状の端子電極61p,6
1eを設けて構成されている。
【0010】そして、可動側接触片21の両端子電極5
1p,51eは、リフトブラケット4に取り付けられた
電気機器5に電気的に接続され、また、固定側接触片3
1の両端子電極61p,61eは車体1に搭載されたバ
ッテリ2に電気的に接続されている。さらに、電気機器
5には、図示していないが、急速充電が可能な電気二重
層コンデンサなどの機器用蓄電池、および逆流機能付の
DC/DCコンバータなどの直流安定化回路が内蔵され
ている。
【0011】上記構成の電源供給装置10において、た
とえばフォーク3上に載置された荷物を搬送走行するた
めにリフトブラケット4が所定位置まで下降された状態
になると、電気開閉器15を構成する可動側接触片21
と固定側接触片31の電源側の各端子電極51p,61
p同士および接地側の各端子電極51e,61e同士が
それぞれ接触して電気的に導通される。すると、車体1
のバッテリ2からの電力が電気開閉器15の両接触片2
1,31を介してリフトブラケット4に取り付けられた
電気機器5に供給され、電気機器5に内蔵された図示し
ない機器用蓄電池が急速充電される。
【0012】また、荷取り作業などのためにリフトブラ
ケット4が上昇されると、これに伴い、可動側接触片2
1の各端子電極51p,51eが固定側接触片31の各
端子電極61p,61eから離間して電気的に非導通と
なるが、電気機器5に内蔵された機器用蓄電池が充電状
態にある限りは、電気機器5の動作可能状態が維持され
る。したがって、たとえば、上記のように電気機器5が
レーザ光照射器の場合には、フォーク3の前方側に向け
てレーザ光を照射し、そのレーザ光のスポット位置をオ
ペレータが目視してフォーク3の差込み位置を確認する
ことができる。
【0013】このように、図13ないし図15に示した
ような構成の電源供給装置10を使用した場合には、マ
スト6に電線ケーブルが垂れ下がってオペレータの視界
を妨げることがなく、また、乾電池が消耗する度毎に乾
電池を交換するといった余分な手間も省略できるといっ
た利点が得られる。
【0014】しかしながら、本発明者らは、図13ない
し図15に示したような従来構成の電源供給装置10に
ついて検討を加えたところ、次のような改善の余地があ
ることが判明した。
【0015】すなわち、前述のように、荷取り作業など
のためにリフトブラケット4がマスト6に沿って上昇さ
れると、これに伴い、電気開閉器15を構成する可動側
接触片21が固定側接触片31から離間して各々の端子
電極51p,51e,61p,61eが外部に露出した
状態になる。
【0016】このような状態で、たとえば、固定側接触
片31に導電性の異物(たとえば、ワイヤやラックの突
出部など)が接触すると、その端子電極61p,61e
間が導通してバッテリ2の正負の極性間が両電極61
p,61eを介して短絡されてしまう。その結果、バッ
テリ2に過電流が流れてバッテリ2と固定側接触片31
の各電極61p,61e間を結ぶ電線が焼損するおそれ
がある。また、人が不意に両電極61p,61eを手な
どで触った場合にもバッテリ2の正負の極性間が短絡さ
れて感電するなどの不都合を生じる。
【0017】なお、可動側接触片21についても、リフ
トブラケット4が上昇されたときには、その端子電極5
1p,51eが露出するため、異物が接触したときには
両者51p,51e間が導通する可能性があるが、その
場合、電気機器5には、逆流防止用機能付のDC/DC
コンバータなどが内蔵されているので、電気機器5が短
絡状態になるおそれはない。
【0018】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、電気開閉器の可動側接触片を構成
する電源側と接地側の各端子電極が外部に露出した状態
にあるときに、両端子電極が不意に導通された場合で
も、電源の正負の極性間が短絡されないようにして、従
来よりも一層安全性を高めた電源供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、本体に設けられた電源からの電力を電
気開閉器を介して可動体に設けられた電気機器に対して
供給するものであって、前記電気開閉器は、前記本体に
固定された固定側接触片と前記可動体に固定された可動
側接触片とを備え、前記本体に対して可動体が移動する
のに伴って前記固定側接触片と可動側接触片とが互いに
接触/離間することで電気的に導通/非導通となる電源
供給装置において、次の構成を採用している。
【0020】すなわち、請求項1記載の発明における電
源供給装置は、固定側接触片と可動側接触片との接触の
有無を検出してこれに応じた検出信号を出力する接触有
無検出手段と、この接触有無検出手段による両接触片の
非接触状態を示す検出出力に応答して前記電源と固定側
接触片との間を結ぶ給電経路を強制的に遮断する給電強
制遮断手段と、を備えることを特徴としている。
【0021】請求項2記載の発明における電源供給装置
は、請求項1記載の構成において、前記接触有無検出手
段は、一対の検出用端子電極を備え、一方の検出用端子
電極が前記可動側接触片に、他方の検出用端子電極が前
記固定側接触片にそれぞれ取り付けられていることを特
徴としている。
【0022】請求項3記載の発明における電源供給装置
は、請求項1記載の構成において、前記接触有無検出手
段は、本体に対して可動体が移動するのに伴って互いに
接触/離間する一対の検出用接触片を備え、一方の検出
用接触片が前記可動側接触片とは別個に可動体に取り付
けられ、他方の検出用接触片が前記固定側接触片とは別
個に本体に取り付けられていることを特徴としている。
【0023】請求項4記載の発明における電源供給装置
は、請求項1記載の構成において、前記接触有無検出手
段は、前記固定側接触片に対する可動側接触片の相対位
置を検出する位置検出器で構成されていることを特徴と
している。
【0024】請求項5記載の発明における電源供給装置
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の構成に
おいて、本体はフォークリフトのマストであり、前記可
動体はフォークまたはリフトブラケットであることを特
徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1に係る電
源供給装置を備えて構成されたローフロアータイプのリ
ーチ型フォークリフトの全体構成を示す斜視図、図2は
フォークおよびリフトブラケットの部分を取り出して示
す斜視図である。また、図3は電源供給装置を構成する
電気開閉器の可動側接触片をリフトブラケットに取り付
けた状態を拡大して示す斜視図、図4は電源供給装置を
構成する電気開閉器の固定側接触片をマストに取り付け
た状態を拡大して示す斜視図、図5は本発明の実施の形
態1に係る電源供給装置の回路構成を示す等価回路図で
ある。
【0026】この実施の形態1において、車体1の前方
に立設された左右一対のマスト6に荷物を載置するフォ
ーク3がリフトブラケット4を介して昇降可能に設けら
れ、また、車体1の後方側には運転操作部7が設けら
れ、この運転操作部7のカバー内に走行、荷役、舵取り
などの動力用の電源となるバッテリ2が収納配置されて
いる。
【0027】そして、図2に示すように、リフトブラケ
ット4の横フレーム4aに電気機器5(たとえばレーザ
光照射器5a、照明器具やデジタルカメラ5bなど)が
取り付けられている。この場合の電気機器5は、図示し
ていないが、急速充電が可能な電気二重層コンデンサ
(たとえば、高容量電気二重層キャパシタ[ニチコン株
式会社製])などの機器用蓄電池、および逆流防止機能
付のDC/DCコンバータなどの直流安定化回路が内蔵
されている。なお、蓄電池は急速充電可能なものに限ら
ず、鉛電池やリチウムイオン電池等でもよい。
【0028】また、このフォークリフトは、電気機器5
に対してバッテリ2からの電力を供給する電源供給装置
11が設けられている。この電源供給装置11は、電気
開閉器16、接触有無検出手段41、およびリレー回路
45を備える。
【0029】電気開閉器16は、マスト6(特許請求の
範囲の本体に相当)に対して、リフトブラケット4(特
許請求の範囲の可動体に相当)が昇降動作するのに伴っ
て互いに接触/離間することで電気的に導通/非導通と
なる可動側接触片22と固定側接触片32とを有する。
【0030】そして、可動側接触片22は、図3に示す
ように、リフトブラケット4の横フレーム4aの一端に
車体後方側に面するようにボルト71で固定されてい
る。また、固定側接触片32は、図4(a)に示すよう
に、たとえば一方のマスト6の下端部に車体前方に面す
るようにブラケット72を設け、このブラケット72に
ボルト73で固定されている。なお、図4(b)に示す
ように、固定側接触片32は、一方のマスト6の下端の
側部に車体前方に面するようにブラケット72を設け、
このブラケット72にボルト73で固定するようにする
こともできる。具体的にはマスト7の幅よりもリフトブ
ラケット4の幅が大きい場合に適用できる。そして、リ
フトブラケット4に対する可動側接触片22の取付位
置、及びマスト6に対する固定側接触片32の取付位置
は、リフトブラケット4及びマスト6のそれぞれの幅に
対応して適宜設定するものである。また、可動側接触片
22は必ずしもリフトブラケット4に取り付ける必要は
なくフォーク3等その他の場所でも良い。同じく固定側
接触片32も必ずしもマスト6の柱部分に取り付ける必
要はなく、その他のマスト6部分に取り付けても良い。
【0031】上記の可動側接触片22は、図5および図
6(a)に示すように、電源側と接地側の一対の端子電
極51p,51e、および検出用端子電極51dを有す
る。そして、各端子電極51p,51e,51dは、導
電性の板材を外方に向けて僅かに屈曲して板バネ状に形
成してなるもので、その一端が絶縁樹脂製の直方形のベ
ース52の上下方向に沿って互いに平行して形成された
3つのガイド溝55p,55e,55d内にねじなどで
それぞれ固定されている。
【0032】また、固定側接触片31は、図5および図
6(b)に示すように、絶縁樹脂製の直方形のベース6
2の上下方向に沿って互いに平行して3つのガイド溝6
5p,65e,65dが形成されている。そして、これ
らの各ガイド溝65p,65e,65d内に平面状をし
た電源側と接地側の各端子電極61p,61e、および
検出用端子電極61dがそれぞれ設けられている。この
場合、可動側接触片22の各々の端子電極51p,51
e,51dに対応するように、接地側の端子電極61e
に隣接して電源側の端子電極61pが、この電源側の端
子電極61pに隣接して検出用端子電極61dが順次配
置されている。
【0033】そして、可動側接触片22の検出用端子電
極51dと固定側接触片32の検出用端子電極61dと
によって両接触片22,32の接触の有無を検出する接
触有無検出手段41が構成されている。
【0034】前述のリレー回路45は、特許請求の範囲
における給電強制遮断手段に相当するもので、図5に示
すように、励磁コイル45aと接点部45bとからな
り、励磁コイル45aが固定側接触片32の検出用端子
電極61dとバッテリ2との間に、接点部45bが固定
側接触片32の電源側の端子電極61pとバッテリ2と
の間にそれぞれ介在されている。そして、励磁コイル4
5aの通電により、接点部45bがオン動作するように
なっている。なお、リレー回路45としては、このよう
な有接点式のものに限らず、無接点式のものを使用する
ことも可能である。一方、可動側接触片22の各端子電
極51p,51e,51dは、同じリフトブラケット4
に取り付けられた電気機器5に電気的に接続されてい
る。
【0035】上記構成の電源供給装置11において、リ
フトブラケット4がフォーク3とともに高揚高位置から
荷物の搬送走行に適した低位置まで下降された状態にな
ったときには、可動側接触片22の各端子電極51p,
51e,51dが固定側接触片32の各端子電極61
p,61e,61dと個別に接触する。その際、検出用
の両端子電極51d,61d同士、および接地側の両端
子電極51e,61e同士の接触により、励磁コイル4
5aに電流が流れて接点部45bがオンする。これによ
り、車体1のバッテリ2からの電力が電気開閉器16の
両接触片22,32を介して電気機器5に供給され、電
気機器5に内蔵された図示しない機器用蓄電池がたとえ
ば5秒程度の短時間の内に急速充電される。
【0036】一方、たとえば荷物の積み降ろしのため
に、リフトブラケット4が上昇された状態になったとき
には、可動側接触片22の各端子電極51p,51e,
51dが固定側接触片32の各端子電極61p,61
e,61dから離間する。このため、電気機器5に対す
る電力供給が停止されるとともに、励磁コイル45aへ
の通電が無くなるので、接点部45bがオフになる。ま
た、可動側接触片22が固定側接触片32から離間する
と、各端子電極51p,51e,51d,61p,61
e,61dが外部に露出した状態になる。
【0037】ここで、たとえば、固定側接触片32に導
電性の異物(たとえば、ワイヤやラックの突出部など)
が接触したために、互いに隣接する電源側と接地側の端
子電極61p,61e間が導通した場合でも、リレー回
路45の接点部45bはオフしているので、バッテリ2
の正負の極性間が両電極61p,61eを介して短絡さ
れることがない。同様に、互いに隣接する検出用端子電
極61dと電源側の端子電極61p間が導通した場合で
もリレー回路45の接点部45bはオフしているため、
バッテリ2の正負の極性間が両電極61p,61eを介
して短絡されることがない。したがって、従来のよう
に、バッテリ2に過電流が流れて電線が焼損したり、不
意に固定側接触片32に手が触れて感電するなどの不都
合が回避される。
【0038】なお、可動側接触片22と固定側接触片3
2とが互いに離間してバッテリ2からの電力が電気機器
5に供給されない場合でも、電気機器5に内蔵された機
器用蓄電池が充電状態にある限りは、電気機器5の動作
可能状態が維持されるので問題はない。また、可動側接
触片22に異物が接触して電源側と接地側の各端子電極
51p,51e間が導通しても、電気機器5には、逆流
防止用機能付のDC/DCコンバータなどが内蔵されて
いるので、電気機器5が短絡状態になるおそれはない。
【0039】なお、この実施の形態1では、図6(a)
に示した可動側接触片22をリフトブラケット4に、図
6(b)に示した固定側接触片32をマスト6に取り付
けているが、これを逆にして図6(a)に示した可動側
接触片2をマスト6に、図6(b)に示した固定側接触
片32をリフトブラケット4に取り付けてもよい。
【0040】[実施の形態2]図7は本発明の実施の形
態2に係る電源供給装置の回路構成を示す等価回路図、
図8は電源供給装置に使用される電気開閉器の可動側接
触片と固定側接触片とを示す斜視図、図9は電源供給装
置に使用される接触有無検出手段の構成を示す斜視図で
ある。
【0041】上記の実施の形態1では、固定側接触片3
2の同じベース62上に接触有無検出手段41を構成す
る検出用端子電極61dが電源側と接地側の各端子電極
61p,61eと共に並列に配置されている関係上、検
出用端子電極61dと接地側の端子電極61eとが比較
的接近している。このため、この固定側接触片32に導
電性の異物が接触して両端子電極61d,61e同士が
不意に導通したときには、リレー回路45が誤動作する
可能性がある。
【0042】そこで、この実施の形態2の電源供給装置
12は、このような誤動作を確実に防止するために、電
気開閉器15と接触有無検出手段42とを完全に分離し
た構成としている。
【0043】すなわち、この実施の形態2の電源供給装
置12において、電気開閉器15は、図8に示すよう
に、可動側接触片21と固定側接触片31とからなり、
可動側接触片21がリフトブラケット4に、固定側接触
片31がマスト6にそれぞれ取り付けられている。この
場合の各接触片21,31の具体的な構成は、図15に
示した従来のものと基本的に同じであるので、図8にお
いて図15に対応する部分には同一の符号を付して、こ
こでは詳しい説明を省略する。
【0044】また、この実施の形態2の電源供給装置1
2において、接触有無検出手段42は、図9に示すよう
に、リフトブラケット4の昇降に伴って互いに接触/離
間する一対の検出用接触片23,33を備えている。
【0045】一方の検出用接触片23は、図9(a)に
示すように、導電性の板材を外方に向けて僅かに屈曲し
た板バネ状の検出用端子電極51dを備え、この検出用
端子電極51dの一端が絶縁樹脂製の直方形のベース5
3の上下方向に沿って形成された一つのガイド溝55d
内にねじなどで固定されている。そして、この検出用接
触片23は、図8(a)に示した可動側接触片21と共
にリフトブラケット4に個別に取り付けられている。こ
の場合、検出用接触片23と可動側接触片21とは互い
に近接しないように、たとえば、可動側接触片21がリ
フトブラケット4の車体前方に面した左端に取り付けら
れているならば、検出用接触片23は、その反対の右端
に取り付けられている。
【0046】また、他方の検出用接触片33は、図9
(b)に示すように、絶縁樹脂製の直方形のベース63
の上下方向に沿って形成された一つのガイド溝65d内
に平面状の検出用端子電極61dが設けられてなる。そ
して、この検出用接触片33は、リフトブラケット4の
降下に伴って図9(a)に示した検出用接触片23に接
触するように、たとえば車体前方に面した右側のマスト
6に取り付けられている。
【0047】そして、図7に示すように、リレー回路4
5を構成する励磁コイル45aが検出用接触片33の検
出用端子電極61dとバッテリ2との間に介在され、ま
た、その接点部45bが固定側接触片31の電源側の端
子電極61pとバッテリ2との間に介在されている。
【0048】この実施の形態2の構成の電源供給装置1
2において、リフトブラケット4がフォーク3とともに
高揚高位置から荷物の搬送走行に適した低位置まで下降
された状態になったときには、電気開閉器15の電源側
と接地側の各端子電極51p,61pおよび51e,6
1e同士が接触するとともに、検出用接触片23,33
の検出用端子電極51d,61d同士も接触する。これ
により、励磁コイル45aに電流が流れて接点部45b
がオンしてバッテリ2からの電力が電気開閉器15の両
接触片21,31を介して電気機器5に供給され、電気
機器5に内蔵された図示しない機器用蓄電池がたとえば
5秒程度の短時間の内に急速充電される。
【0049】一方、たとえば荷物の積み降ろしのため
に、リフトブラケット4が上昇された状態になったとき
には、電気開閉器15の電源側と接地側の各端子電極5
1p,61p,および51e,51p同士が離間して互
いに非接触になるとともに、検出用接触片23,33の
検出用端子電極51d,61d同士も離間して非接触に
なる。このため、電気機器5に対する電力供給が停止さ
れるとと同時に、励磁コイル45aへの通電が無くなる
ので、接点部45bがオフになる。また、各々の接触片
21,31,23,33の各端子電極51p,51e,
61p,61e,51d,61dが外部に露出した状態
になる。
【0050】ここで、たとえば、固定側接触片31に導
電性の異物が接触して互いに隣接する電源側と接地側の
端子電極61p,61e間が導通した場合でも、リレー
回路45の接点部45bはオフしているため、バッテリ
2の正負の極性間が両電極61p,61eを介して短絡
されることがない。したがって、従来のように、バッテ
リ2に過電流が流れて電線が焼損したり、不意に固定側
接触片31に手が触れて感電するなどの不都合が回避さ
れる。
【0051】しかも、この実施の形態2では、電気開閉
器15と接触有無検出手段42とが互いに離れた場所に
取り付けられているので、検出用接触片33の検出用接
触片61dと固定側接触片31の接地側の端子電極61
eとが不意に導通してリレー回路45が誤動作するとい
った不都合も確実に防止することができる。
【0052】なお、この実施の形態2では、図8(a)
に示した可動側接触片21をリフトブラケット4に、図
8(b)に示した固定側接触片31をマスト6に取り付
けているが、両者21,31を逆にして取り付けてもよ
い。同様に、この実施の形態2では、図9(a)に示し
た一方の検出用接触片23をリフトブラケット4に、図
9(b)に示した他方の検出用接触片33をマスト6に
取り付けているが、両者23,33を逆にして取り付け
てもよい。
【0053】[実施の形態3]図10は 本発明の実施
の形態3に係る電源供給装置において、接触有無検出手
段をフォークリフトへ取り付けた状態を示す側面図、図
11は本発明の実施の形態3に係る電源供給装置の回路
構成を示す等価回路図、図12は本発明の実施の形態3
に係る電源供給装置に使用される電気開閉器の可動側接
触片と固定側接触片とを示す斜視図である。
【0054】この実施の形態3において、電源供給装置
13を構成する電気開閉器15は、図12に示すよう
に、可動側接触片21と固定側接触片31とからなり、
可動側接触片21がリフトブラケット4に、固定側接触
片31がマスト6にそれぞれ取り付けられている。これ
らの各接触片21,31の具体的な構成は、図8に示し
た実施の形態2のものと基本的に同じである。したがっ
て、図12において図8に対応する部分には同一の符号
を付して、ここでは詳しい説明を省略する。
【0055】また、上記の実施の形態2では、リレー回
路45の誤動作が生じるのを防止するために、電気開閉
器15から分離して配置される接触有無検出手段42
を、図9に示したような一対の検出用接触片23,33
で構成している。
【0056】これに対して、この実施の形態3では、リ
レー回路45の誤動作が生じるのを防止するために、電
気開閉器15から分離して配置される接触有無検出手段
43を、図10に示すように、固定側接触片31に対す
る可動側接触片21の相対位置を検出する位置検出器4
3により構成している。
【0057】すなわち、この位置検出器43は、非接触
式の磁気センサ43aと磁石43bとからなり、たとえ
ば、磁気センサ43aがマスト6の下端部に、磁石43
bがフォーク3にそれぞれ取り付けられており、固定側
接触片31に可動側接触片21が接触した状態で、磁気
センサ43aが磁石43bに最も近接して互いに対向す
るように配置されている。
【0058】そして、図11に示すように、リレー回路
45を構成する励磁コイル45aが磁気センサ43aと
バッテリ2との間に介在され、また、リレー回路45の
接点部45bが固定側接触片31の電源側の端子電極6
1pとバッテリ2との間に介在されている。
【0059】この実施の形態3の構成の電源供給装置1
3において、リフトブラケット4がフォーク3とともに
高揚高位置から荷物の搬送走行に適した低位置まで下降
された状態になったときには、電気開閉器15の可動側
接触片21と固定側接触片31の各端子電極51p,6
1pおよび51e,61e同士が接触する。このとき、
磁石43bが磁気センサ43aが最近接するために、磁
気センサ43aから両接触片21,31が接触したこと
を示す検出信号が出力され、リレー回路45の励磁コイ
ル45aに電流が流れて接点部45bがオンする。これ
により、バッテリ2からの電力が電気開閉器15の両接
触片21,31を介して電気機器5に供給され、電気機
器5に内蔵された図示しない機器用蓄電池がたとえば5
秒程度の短時間の内に急速充電される。
【0060】一方、たとえば荷物の積み降ろしのため
に、リフトブラケット4が上昇された状態になったとき
には、電気開閉器15の電源側と接地側の各端子電極5
1p,61p,および51e,51p同士が離間して互
いに非接触になる。そのため、電気機器5に対する電力
供給が停止されるとともに、磁石43bが磁気センサ4
3aから離れるため、磁気センサ43aからの検出出力
が停止されてリレー回路45の励磁コイル45aに電流
が流れなくなり、接点部45bがオフになる。また、電
気開閉器15の両接触片21,31の各端子電極51
p,51e,61p,61eが外部に露出した状態にな
る。
【0061】ここで、たとえば、固定側接触片31に導
電性の異物が接触して互いに隣接する電源側と接地側の
端子電極61p,61e間が導通した場合でも、リレー
回路45の接点部45bはオフしているため、バッテリ
2の正負の極性間が両電極61p,61eを介して短絡
されることがない。したがって、従来のように、バッテ
リ2に過電流が流れて電線が焼損したり、不意に固定側
接触片31に手が触れて感電するなどの不都合が回避さ
れる。
【0062】しかも、この実施の形態3では、可動側接
触片21と固定側接触片31との接触の有無を、非接触
式の位置検出器43で検出するようにしているため、リ
レー回路45が誤動作するといった不都合も確実に防止
することができる。
【0063】なお、この実施の形態3では、可動側接触
片21と固定側接触片31との相対位置を検出する位置
検出器43として非接触式の磁気センサ43aと磁石4
3bとで構成したが、これに限らず、光センサなどを適
用することも可能である。さらには、接触式のリミット
スイッチを取り付けた構成とすることも可能である。
【0064】また、この実施の形態3では、図12
(a)に示した可動側接触片21をリフトブラケット4
に、図12(b)に示した固定側接触片31をマスト6
に取り付けているが、両者21,31を逆にして取り付
けてもよい。同様に、この実施の形態3では、磁石43
bをリフトブラケット4に、磁気センサ43aをマスト
6に取り付けているが、両者43b,43aを逆にして
取り付けてもよい。
【0065】また、上記の各実施の形態1〜3では、電
源供給装置をリーチ型フォークリフトに配備した例を示
したが、これに限らず、カウンタバランス型などの他の
型式のフォークリフトに対しても適用できることは勿論
である。さらには、フォークリフトに限定されず、本体
に対して可動体が移動するのに伴って電気開閉器15,
16がオン/オフする構成のものであれば、本発明を広
く適用することが可能である。
【0066】さらに、本発明は、上記の各実施の形態や
変形例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、上述したもの以外に各種の変更を行う
ことが可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明の電気開閉器は、次の効果を奏す
る。 (1) 請求項1記載の発明によれば、電気開閉器の可
動側接触片を構成する電源側と接地側の各端子電極が外
部に露出した状態にあるときに、両端子電極が不意に導
通された場合でも、給電強制遮断手段によって、電源と
固定側接触片との間を結ぶ給電経路を強制的に遮断する
ので、電源の正負の極性間が短絡されるのが防止され
る。このため、過電流が流れて電線が焼損したり、不意
に手が触れたために感電するなどの不都合が回避され、
従来よりも一層安全性が高まる。
【0068】(2) 請求項2記載の発明によれば、接
触有無検出手段を一対の検出用端子電極で構成し、各検
出用端子電極を電気開閉器の可動側接触片と固定側接触
片とにそれぞれ一体的に取り付けているので、請求項1
の効果に加えて、部品点数を削減することができるとと
もに、取り付け時の手間を省けるため、コストダウンを
図ることができる。
【0069】(3) 請求項3記載の発明によれば、接
触有無検出手段を一対の検出用接触片で構成し、これら
の検出用接触片を電気開閉器の各接触片と完全に分離し
て取り付けているので、請求項1の効果に加えて、リレ
ー回路などの給電強制遮断手段の誤動作を確実に防止す
ることができる。
【0070】(4) 請求項4記載の発明によれば、接
触有無検出手段を電気開閉器の可動側接触片と固定側接
触片との相対位置を検出する位置検出器で構成して、電
気開閉器とは完全に分離して取り付けているので、請求
項1の効果に加えて、リレー回路などの給電強制遮断手
段の誤動作を確実に防止することができる。
【0071】(5) 請求項5記載の発明によれば、車
体に搭載された電源となるバッテリからフォークまたは
リフトブラケットに取り付けられた電気機器に対して電
力を確実に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電源供給装置を備
えて構成されたローフロアータイプのリーチ型フォーク
リフトの全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1のフォークリフトのフォークおよびリフト
ブラケットの部分を取り出して示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る電源供給装置にお
いて、電気開閉器の可動側接触片をリフトブラケットに
取り付けた状態を拡大して示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電源供給装置にお
いて、電気開閉器の固定側接触片を車体のマストに取り
付けた状態を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電源供給装置の回
路構成を示す等価回路図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る電源供給装置にお
いて、電気開閉器の可動側接触片、固定側接触片、およ
び接触有無検出手段の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る電源供給装置の回
路構成を示す等価回路図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る電源供給装置にお
いて、電気開閉器の可動側接触片と固定側接触片とを示
す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る電源供給装置にお
いて、接触有無検出手段の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る電源供給装置に
おいて、接触有無検出手段をフォークリフトへ取り付け
た状態を示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る電源供給装置の
回路構成を示す等価回路図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る電源供給装置に
おいて、電気開閉器の可動側接触片と固定側接触片とを
示す斜視図である。
【図13】従来の電源供給装置を備えて構成されたロー
フロアータイプのリーチ型フォークリフトの概略構成を
示す側面図である。
【図14】従来の電源供給装置の回路構成を示す等価回
路図である。
【図15】従来の電源供給装置を構成する電気開閉器の
可動側接触片と固定側接触片とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 バッテリ 3 フォーク 4 リフトブラケット(可動体) 5 電気機器 7 マスト(本体) 10,11,12,13 電源供給装置 15,16 電気開閉器 21,22 可動側接触片 23,24 検出用接触片 31,32 固定側接触片 41,42,43 接触有無検出手段 43a 磁気センサ 43b 磁石 45 リレー回路(給電強制遮断手段) 45a 励磁コイル 45b 接点部 51d,61d 検出用端子電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けられた電源からの電力を電気
    開閉器を介して可動体に設けられた電気機器に対して供
    給するものであって、前記電気開閉器は、前記本体に固
    定された固定側接触片と前記可動体に固定された可動側
    接触片とを備え、前記本体に対して可動体が移動するの
    に伴って前記固定側接触片と可動側接触片とが互いに接
    触/離間することで電気的に導通/非導通となる電源供
    給装置において、 前記固定側接触片と可動側接触片との接触の有無を検出
    してこれに応じた検出信号を出力する接触有無検出手段
    と、 この接触有無検出手段による前記両接触片の非接触状態
    を示す検出出力に応答して前記電源と固定側接触片との
    間を結ぶ給電経路を強制的に遮断する給電強制遮断手段
    と、 を備えることを特徴とする電源供給装置。
  2. 【請求項2】 前記接触有無検出手段は、一対の検出用
    端子電極を備え、一方の検出用端子電極が前記可動側接
    触片に、他方の検出用端子電極が前記固定側接触片にそ
    れぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1記
    載の電源供給装置。
  3. 【請求項3】 前記接触有無検出手段は、本体に対して
    可動体が移動するのに伴って互いに接触/離間する一対
    の検出用接触片を備え、一方の検出用接触片が前記可動
    側接触片とは別個に可動体に取り付けられ、他方の検出
    用接触片が前記固定側接触片とは別個に本体に取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の電源供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接触有無検出手段は、前記固定側接
    触片に対する可動側接触片の相対位置を検出する位置検
    出器で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電源供給装置。
  5. 【請求項5】 前記本体はフォークリフトのマストであ
    り、前記可動体はフォークまたはリフトブラケットであ
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の電源供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054898A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Toyota Industries Corp フォークリフトの電源及びデータ伝送装置
US7508097B2 (en) 2002-09-18 2009-03-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-voltage equipment housing and high-voltage connector

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