JP2002247009A - 波長検索方法および光チャネル設定方法および装置およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

波長検索方法および光チャネル設定方法および装置およびプログラムおよび記録媒体

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JP2002247009A
JP2002247009A JP2001042261A JP2001042261A JP2002247009A JP 2002247009 A JP2002247009 A JP 2002247009A JP 2001042261 A JP2001042261 A JP 2001042261A JP 2001042261 A JP2001042261 A JP 2001042261A JP 2002247009 A JP2002247009 A JP 2002247009A
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wavelength
optical
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English (en)
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Masao Komasa
正朗 向當
Satoshi Okamoto
岡本  聡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の方法では困難な双方向の光チャネルの
設定を行い、また、隣接ノード間が複数の光ファイバで
接続されている場合でも正しい波長使用状況を得る。 【解決手段】 各ノードにおいて送信用光ファイバの波
長使用状況と受信用光ファイバの波長使用状況の両者の
情報を共に調べる、または終点ノードが始点ノードから
送信された終点ノード方向への光チャネル設定のための
使用可能波長を調査するための信号を受信すると始点ノ
ードに向けて終点ノード方向への光チャネルを設定する
ための信号を送信すると共に、始点ノード方向に設定す
る光チャネルの使用可能波長を検索するための信号を送
信する。この信号を始点ノードが受信すると終点ノード
に向けて始点ノード方向へ光チャネルを設定するための
信号を送信することにより双方向での光チャネルの設定
を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散制御技術を用
いて構成される光伝達網における光チャネル設定に用い
る波長を検索する方法、光チャネルを設定する方法に関
する。特に、単一または複数の光ファイバでノードが接
続されている光伝達網で光チャネル設定に使用可能な波
長の検索方法、単方向あるいは双方向に光チャネルを設
定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方法による光チャネル設定に用い
るための波長の検索方法、および光チャネル設定方法に
ついて図18に示す光伝達網の構成例を用いて説明す
る。
【0003】図18において隣接関係にあるノードは送
信用と受信用それぞれ1本の光ファイバにて接続されて
おり、各ノードはそれぞれの光ファイバにおける波長使
用状況等をテーブルとして保持している。説明のため、
波長多重数は8として各ノードには波長変換機能はない
ものとする。
【0004】光チャネルの設定に用いる波長検索方法、
光チャネル設定方法についてノード101を始点ノード
とし、ノード102、ノード103を経由してノード1
04を終点ノードとする区間に光チャネルを設定する場
合について説明する。光チャネルを設定するための制御
信号は専用の通信チャネルにより送受信され、この通信
チャネルは隣接ノードで必ず終端処理される。
【0005】尚、光チャネルの設定方法については参考
文献:向當正朗、岡本聡「ダイナミック光パス設定プロ
トコルの提案」、2000年電子情報通信学会PNI研
究会、PNI2000−5、2000年5月などを参
照。またここでの「光パス」は「光チャネル」と同意で
ある。
【0006】始点ノード101は光チャネル設定に使用
可能な波長を調べるための信号を生成する。ここではこ
の信号を調査パケットとした例を説明する。最初に調査
パケットを用いて始点ノード101はノード102との
間での光チャネル設定に使用可能な波長を調べる。始点
ノード101にはノード102と接続している光ファイ
バ111−1、112−1における波長使用状況等を記
述したテーブルが保持されており、その中の始点ノード
101からノード102へと信号を送信する光ファイバ
111−1の波長使用状況を調べる。
【0007】図18に示す「0」、「1」のビット列は
多重されている各波長の使用状況を表しており、ここで
は左から右へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対
応するビットがその波長の使用状況を表している。
「0」であればその波長は使用不可、「1」であれば使
用可能を表している。
【0008】図18のノード101において光ファイバ
111−1の波長使用状況はλ1,λ2,λ5,λ6,
λ8が使用可能でそれ以外が使用不可であることを示し
ている。ビットが全て「0」を示していれば光チャネル
設定に用いることができる波長が存在しないことを意味
しており、波長の検索処理を終了し、光チャネル設定処
理が終了する。
【0009】図19に始点ノード101での光チャネル
設定に使用可能な波長の検索方法を示す。調査パケット
にはあらかじめ光チャネル設定に使用可能な波長を記述
するための領域がある。説明のため、この領域は光ファ
イバ内に多重される波長数に等しい長さを持つことと
し、本例では8ビットの長さとなる。また、初期状態と
して全てのビットは使用可能を意味する「1」を表して
いる。
【0010】この調査パケットの波長使用状況を表す領
域のビット列と光ファイバ111−1における波長使用
状況を表すビット列とのAND処理を行うことで始点ノ
ード101とノード102の間で光チャネル設定に使用
可能な波長を調べることができる。その結果、波長が光
チャネル設定に使用可能であればその波長を表すビット
は「1」を示し、使用不可であれば「0」を示す。
【0011】図19に示されるようにλ1,λ2,λ
5,λ6,λ8に対応するビットが「1」を示す結果と
なり、これらの波長が始点ノード101からノード10
2の終点ノード方向の光チャネル設定に用いることがで
きる。
【0012】この情報を調査パケットの波長使用状況を
表す領域に上書きし、設定経路に沿って下流隣接ノード
であるノード102へと送信する。
【0013】次に、この調査パケットを受信したノード
102はノード103との間での光チャネル設定に使用
可能な波長を検索するとともに、始点ノード101から
ノード103の間で光チャネル設定に使用可能な波長を
調べる。
【0014】ノード102はノード103に接続してい
るノード103へと信号を送信する光ファイバ111−
2における波長の使用状況をテーブルを検索する。始点
ノード101での処理と同様に全てのビットが「0」で
あれば光チャネル設定に用いることができる波長が存在
しないことを意味しており、波長の検索処理を終了する
と同時に始点ノードに対して光チャネル設定失敗を伝え
るための信号を送信する。
【0015】「1」のビットが存在していると使用可能
波長が存在することになる。次にノード102は始点ノ
ード101からノード103の間での使用可能波長を検
索するための処理を行う。ノード102は図20に示す
ように受信した調査パケットに記述されている始点ノー
ド101とノード102の間の使用可能波長情報を表す
領域のビット列とノード102とノード103の間の波
長使用状況を表すビット列のAND処理を行う。これは
設定する光チャネルが始終点間で同一の波長を使用しな
ければならないためである。その結果得られるビット列
は始点ノード101からノード103までの経路での光
チャネル設定に使用することができる同一波長を示して
いる。図20に示す結果では、λ2,λ6が使用可能で
ある。
【0016】ノード102はこの結果を調査パケットの
使用可能波長情報を表す領域に上書きし、ノード103
へと調査パケットを送信する。
【0017】以上に示した波長検索方法により終点ノー
ド104までの各ノード間での光チャネル設定に使用可
能な波長を順次調査する。終点ノード104に調査パケ
ットが到達することで始点ノード101から終点ノード
104の間の光チャネル設定経路において光チャネルの
設定に使用可能な同一波長が存在していることを確認で
きる。このとき調査パケットの使用可能波長情報の領域
に記述されたビット列が具体的な使用可能波長を示して
いる。
【0018】上記の調査パケットを受信した終点ノード
104は設定経路に始点ノード101から終点ノード1
04方向の光チャネルを設定するための信号を生成し、
始点ノード101に向けて送信する。
【0019】ここでは信号として設定パケットを用いた
例を説明する。この設定パケットは先に受信した調査パ
ケットに記述されている光チャネル設定に使用可能な波
長の中から任意に一波長を選択し、その波長を用いて各
ノードで光チャネルの設定を行う。
【0020】終点ノード104においてノード103に
接続する光ファイバ111−3から入力される選択した
波長の光信号を受信するため終点ノード104が保持す
る光ファイバの波長使用状況やルーティング情報等のテ
ーブルの更新を行い、ハードウェアの設定を開始すると
共に設定パケットをノード103に送信する。
【0021】設定パケットを受信したノード103は選
択した波長が光ファイバ111−2からノード103を
経由して光ファイバ111−3へと出力されるようにノ
ード103が保持する光ファイバの波長使用状況やルー
ティング情報等のテーブルの更新を行い、ハードウェア
の設定を開始すると共に設定パケットをノード102に
送信する。
【0022】上記処理を各ノード順に行い、設定パケッ
トが始点ノード101に到達し、光ファイバの波長使用
状況やルーティング情報等のテーブルの更新処理を行
い、ハードウェアの設定を開始して光チャネルの設定を
行うことで始点ノード101から終点ノード104方向
の光チャネルの設定が行われる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で光チャネ
ル設定に使用することができる波長を検索して設定する
ことは可能であるが、これにより設定される光チャネル
は始点ノードから終点ノード方向への片方向の光チャネ
ルであり始点ノードから終点ノード、終点ノードから始
点ノードの双方向の光チャネルを設定することはできな
い。
【0024】これは、各ノードで波長を検索する際に始
点ノードから終点ノード方向に設定する光チャネルの設
定に使用する波長の使用状況のみを用いて波長検索を行
っているためである。
【0025】また従来技術を適用して双方向で光チャネ
ルを設定しようとすると、次のような問題が生じる。光
チャネルの設定は光チャネルの始点となりうるノードに
対して光チャネルの設定要求が行われることで光チャネ
ルの設定が開始される。従来技術では終点ノード方向の
単方向のみしか設定できないために始点ノード方向に設
定するためには終点ノードに対して終点ノードから始点
ノード方向に光チャネルを設定するための情報を与える
必要があるが、従来技術ではできない。
【0026】また従来技術では各方向の光チャネル設定
に使用する波長を方向毎に調べるために、終点ノード方
向の光チャネル設定に使用可能であっても、その波長が
反対方向の始点ノード方向の光チャネル設定に使用でき
るとは限らない。この場合、双方向で同一波長を用いた
光チャネル設定に失敗することになる。
【0027】また、隣接ノード間が複数の光ファイバに
よって接続されている場合に、各光ファイバでの波長使
用状況と調査パケット等の光チャネル設定に使用可能な
波長を調べる信号の使用可能波長を表す領域のビット列
によるAND処理ではそのリンクでの正しい使用可能波
長を求めることはできない。
【0028】例えば隣接ノード間が2本の光ファイバ
、で接続され、それぞれの使用状況が「01100
111」、「10110010」であるとする。各ファ
イバ、と調査パケットを用いた場合は調査パケット
の使用可能波長情報を示すビット列(初期状態「111
11111」)とのAND処理を順に行うと、得られた
結果は「00100010」となりλ3,λ7が使用可
能と示される(ビット列の左から右へλ1〜λ8を表し
ている場合)。しかし、リンクにおいては2本のいずれ
かの光ファイバで使用可能な波長が光チャネルの設定に
使用できることから実際の使用可能波長はλ1,λ2,
λ3,λ4,λ6,λ7,λ8(「1111011
1」)となり、得られた結果は使用可能な波長の情報を
正しく示していない。
【0029】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、従来の方法では困難な双方向の光チャネルの
設定を行うことができ、また、隣接ノード間が複数の光
ファイバで接続されている場合でも正しい波長使用状況
を得ることができる波長検索方法および光チャネル設定
方法および装置およびプログラムおよび記録媒体を提供
することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する方
法として、各ノードにおいて送信用光ファイバの波長
使用状況と受信用光ファイバの波長使用状況の両者の情
報を共に調べる、または終点ノードが始点ノードから
送信された終点ノード方向への光チャネル設定のための
使用可能波長を調査するための信号を受信すると始点ノ
ードに向けて終点ノード方向への光チャネルを設定する
ための信号を送信すると共に、始点ノード方向に設定す
る光チャネルの使用可能波長を検索するための信号を送
信する。この信号を始点ノードが受信すると終点ノード
に向けて始点ノード方向へ光チャネルを設定するための
信号を送信することにより双方向での光チャネルの設定
を可能とする。
【0031】すなわち、本発明の第一の観点は、複数の
ノードより構成されノード間が波長分割多重技術により
波長多重された光信号が伝搬される単一または複数の光
ファイバにて接続される光伝達網で、始点ノードで求め
た光チャネル設定経路の始点ノードと終点ノードとの間
に双方向の光チャネルを設定する場合に双方向光チャネ
ル設定に使用可能な波長を光チャネル設定経路上の終点
ノードを除く各ノードで検索する方法である。
【0032】ここで、本発明の特徴とするところは、光
チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノードと
接続している送信用の光ファイバにおける波長多重数お
よび使用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述
した送信用テーブルおよび光チャネル設定経路上の終点
ノード側にある隣接ノードと接続している受信用の光フ
ァイバにおける波長多重数および使用波長および未使用
波長の情報を含む情報を記述した受信用テーブルを参照
し、前記送信用テーブルを用いて終点ノード方向への光
チャネルの設定に使用できる波長を検索すると共に、前
記受信用テーブルを用いて始点ノード方向への光チャネ
ルの設定に使用できる波長を検索し、双方向光チャネル
設定に使用できる波長を双方向共に調べるところにあ
る。これを第一の波長検索方法とする。
【0033】これにより、前記の波長検索方法を実行
することができる。さらににおいては、双方向で異波
長を用いて光チャネルを設定する場合は送信方向と受信
方向をそれぞれ独立に検索することができる。
【0034】また、第二の波長検索方法として、双方向
光チャネル設定に使用できる波長を双方向共に調べた後
にこれらの論理積をとり、双方向同一波長により光チャ
ネル設定を行うことができる波長を調べることもでき
る。
【0035】これにより、双方向で同一波長を用いて光
チャネルを設定する場合は、送信方向、受信方向それぞ
れの光ファイバの波長使用状況のAND処理により両方
向で共通の使用可能波長を求め検索することができる。
【0036】本発明の第二の観点は、複数のノードより
構成されノード間が波長分割多重技術により波長多重さ
れた光信号が伝搬される単一または複数の光ファイバに
て接続される光伝達網で始点ノードと終点ノードとの間
に双方向の光チャネルを設定する方法である。
【0037】ここで、本発明の特徴とするところは、始
点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計算
して終点ノードに向けて転送される設定経路上の始点ノ
ードを除く各ノードで双方向光チャネル設定に使用可能
な波長を検索するための信号(以下、信号A)を生成
し、終点ノードを除く設定経路上の各ノードで上記信号
Aを用いて前記第一または第二の波長検索方法により終
点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光
ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネル
設定に使用可能な波長を検索し、双方向光チャネル設定
に使用可能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノー
ドに上記信号Aを転送し、上記処理を終点ノードを除く
設定経路上の各ノードで順次行うことによって始点ノー
ドから転送された上記信号Aを終点ノードが受信すると
終点ノードは始点ノードに向けて転送される双方向光チ
ャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成
し、上記信号Bを用いて光チャネル設定経路上の各ノー
ドにおいてリンクにおける波長使用状況およびルーティ
ング情報を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行
うと共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開始し
て双方向光チャネルの設定を順次行い、終点ノードから
転送された上記信号Bを始点ノードが受信することで双
方向の光チャネルの設定が行われるところにある。これ
を第一の光チャネル設定方法とする。
【0038】これにより、前記第一および第二の波長検
索方法を用いた双方向光チャネルの設定方法を実行する
ことができる。
【0039】また、第三の波長検索方法として、光チャ
ネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続
している複数の送信用の光ファイバそれぞれの波長多重
数および使用波長および未使用波長の情報を含む情報を
記述した送信用テーブルおよび光チャネル設定経路上の
終点ノード側にある隣接ノードと接続している複数の受
信用の光ファイバそれぞれの波長多重数および使用波長
および未使用波長の情報を含む情報を記述した受信用テ
ーブルを参照し、前記送信用テーブルから求めた各光フ
ァイバの波長使用状況を用いて複数の送信用の光ファイ
バ全体での波長使用状況を求めると共に、前記受信用テ
ーブルから求めた各光ファイバの波長使用状況を用いて
複数の受信用の光ファイバ全体での波長使用状況を求め
ることもできる。
【0040】このように、隣接ノード間が複数の光ファ
イバで接続されている場合には、送信用または受信用そ
れぞれの複数ある光ファイバ全体の波長使用状況を調べ
る。例えば、各光ファイバにおける波長使用状況を表す
ビット列をすべてOR処理する方法がある。この処理は
隣接ノード間が単一の光ファイバで接続されている場合
においても適用可能である。この後、ノードに波長変換
機能がない場合には使用可能波長を調査するための信号
の使用可能波長を示す領域のビット列と得られた各方向
の光ファイバ全体での波長使用状況を表すビット列との
AND処理を行うことで正しい使用可能波長情報を得る
ことができる。
【0041】また、第四の波長検索方法として、前記第
三の波長検索方法で送信用および受信用の光ファイバ全
体での波長使用状況を検索した後に、前記第一または第
二の波長検索方法により双方向光チャネルの設定に使用
可能な波長を検索することもできる。
【0042】このように、第四の波長検索方法として
は、前記第三および前記第一および前記第二の波長検索
方法を組み合わせて使用することもでき、それぞれの利
点を活かした波長検索を行うことができる。
【0043】また、第二の光チャネル設定方法として、
始点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計
算して終点ノードに向けて転送される終点ノードを除く
設定経路上の各ノードで双方向光チャネル設定に使用可
能な波長を検索するための信号(以下、信号A)を生成
し、終点ノードを除く設定経路上の各ノードで上記信号
Aを用いて前記第三または第四の波長検索方法により終
点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光
ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネル
設定に使用可能な波長を検索し、双方向光チャネル設定
に使用可能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノー
ドに上記信号Aを転送し、上記処理を終点ノードを除く
設定経路上の各ノードで順次行うことによって始点ノー
ドから転送された上記信号Aを終点ノードが受信すると
終点ノードは始点ノードに向けて転送される双方向光チ
ャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成
し、上記信号Bを用いて光チャネル設定経路上の各ノー
ドにおいてリンクにおける波長使用状況およびルーティ
ング情報を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行
うと共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開始し
て双方向光チャネルの設定を順次行い、終点ノードから
転送された上記信号Bを始点ノードが受信することで双
方向の光チャネルの設定が行われるようにすることもで
きる。
【0044】これにより、前記第三または第四の波長検
索方法の利点を活かした光チャネル設定を行うことがで
きる。
【0045】また、第三の光チャネル設定方法として、
前記第二の光チャネル設定方法において終点ノード方向
または始点ノード方向のいずれかの方向の光チャネルを
設定することもできる。
【0046】また、第四の光チャネル設定方法として、
始点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計
算して光チャネル設定経路に沿って終点ノードに向けて
転送される終点ノードを除く各ノードで終点ノード方向
の光チャネルの設定に使用可能な波長を調べるための信
号(以下、信号A)を生成し、終点ノードを除く設定経
路上の各ノードで上記信号Aを用いて終点ノード側の隣
接ノードと接続する単一または複数の光ファイバにより
構成されるリンクにおける終点ノード方向の光チャネル
設定に使用可能な波長の検索を行い、終点ノード方向の
光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれば上記信号
Aを終点ノード側の隣接ノードに転送し、上記処理を終
点ノードを除く設定経路上の各ノードで順次行うことに
よって上記信号Aを受信した終点ノードは始点ノードに
向けて転送される終点ノード方向に光チャネルを設定す
るための信号(以下、信号B)を生成すると共に、始点
ノードに向けて転送される終点ノード方向の光チャネル
と同一経路に設定する始点ノード方向の光チャネルの使
用可能波長を始点ノードを除く設定経路上の各ノードで
調べるための信号(以下、信号C)を生成し、設定経路
上の各ノードで終点ノード方向に光チャネルを設定する
ための信号Bを用いて光チャネル設定のためにリンクに
おける波長使用状況およびルーティングの情報を含む情
報を記述したテーブルの更新処理を行うと共に自ノード
における光チャネル設定動作を開始して終点ノード方向
のチャネルの設定を行うと共に、始点ノードを除く設定
経路上の各ノードで始点ノード方向に設定する光チャネ
ルの使用可能波長を調べるための信号Cを用いて始点ノ
ード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファ
イバにより構成されるリンクでの始点ノード方向の光チ
ャネル設定に使用可能な波長の検索を行い、始点ノード
方向の光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれば上
記信号Cを始点ノード側の隣接ノードに転送し、以上の
処理を順次行うことで始点ノードが終点ノード方向の光
チャネルを設定するための信号Bを受信し設定処理を行
うことで終点ノード方向の光チャネル設定が行われると
共に、始点ノード方向に設定する光チャネルの使用可能
波長を調べるための信号Cを受信すると終点ノードに向
けて転送される始点ノード方向に光チャネルを設定する
ための信号(以下、信号D)を生成し、設定経路上の各
ノードで始点ノード方向に光チャネルを設定するための
信号Dを用いて光チャネル設定のためにリンクにおける
波長使用状況およびルーティングの情報を含む情報を記
述したテーブルの更新処理を行うと共に自ノードにおけ
る光チャネル設定動作を開始して始点ノード方向の光チ
ャネルの設定を順次行い、終点ノードが上記信号Dを受
信することで始点ノード方向に光チャネルの設定を行っ
て双方向に光チャネルの設定を行うこともできる。
【0047】このときに、終点ノードが始点ノードに向
けて送信する終点ノード方向の光チャネルを設定するた
めの信号と始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能
な波長を調べるための信号が同一の信号であってもよ
い。
【0048】さらに、終点ノードで始点ノード方向の光
チャネル設定経路を計算により求めることで終点ノード
方向の光チャネルと始点ノード方向の光チャネルを異経
路に設定することもできる。
【0049】また、第五の光チャネル設定方法として、
前記第二〜第四の光チャネル設定方法のうち各ノードで
各方向の使用可能波長の検索処理を行う場合に前記第三
の波長検索方法を併せて用いることもできる。これによ
り、隣接ノード間が複数の光ファイバで接続する場合
に、送信用または受信用それぞれの複数ある光ファイバ
全体の波長使用状況を調べることにより対応することが
できる。
【0050】また、前記第一〜第五の光チャネル設定方
法において、始点ノードが光チャネルの使用可能波長を
調べるために生成する信号に対して設定される光チャネ
ルが双方向であることを記述しておくことで単方向の光
チャネル設定の信号と区別することもできる。
【0051】これにより、単方向の光チャネル設定と双
方向の光チャネル設定とを同時に行うこともできる。ま
た、光チャネル設定における誤りを低減し、効率のよい
光チャネル設定を行うことができる。
【0052】本発明の第三の観点は、複数のノードと、
このノード間に設置された波長分割多重技術により波長
多重された光信号が伝搬される単一または複数の光ファ
イバとを備えた光伝達網に設けられ、前記ノードには、
双方向光チャネル設定に際し、始点ノードと終点ノード
とが定義され、前記ノードは、自ノードが始点ノードで
あるときに当該双方向光チャネルの終点ノードまでの経
路を設定する手段と、この始点ノードで求めた光チャネ
ル設定経路の始点ノードと終点ノードとの間に双方向の
光チャネルを設定するときに双方向光チャネル設定に使
用可能な波長を光チャネル設定経路上の終点ノードを除
く各ノードで検索する手段とを備えた波長検索装置であ
る。
【0053】ここで、本発明の特徴とするところは、光
チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノードと
接続している送信用の光ファイバにおける波長多重数お
よび使用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述
した送信用テーブルおよび光チャネル設定経路上の終点
ノード側にある隣接ノードと接続している受信用の光フ
ァイバにおける波長多重数および使用波長および未使用
波長の情報を含む情報を記述した受信用テーブルが設け
られ、前記検索する手段は、前記送信用テーブルを用い
て終点ノード方向への光チャネルの設定に使用できる波
長を検索する手段と、前記受信用テーブルを用いて始点
ノード方向への光チャネルの設定に使用できる波長を検
索する手段とを備えたところにある。これを第一の波長
検索装置とする。
【0054】また、第二の波長検索装置として、前記検
索する手段により検索された前記終点ノード方向への光
チャネルの設定に使用できる波長および前記始点ノード
方向への光チャネルの設定に使用できる波長の論理積を
とることにより双方向同一波長による光チャネルの設定
に使用できる波長を検索する手段を備えることもでき
る。
【0055】本発明の第四の観点は、複数のノードと、
このノード間に設置され波長分割多重技術により波長多
重された光信号が伝搬される単一または複数の光ファイ
バとを備えた光伝達網に設けられ、前記ノードには、双
方向光チャネル設定に際し、始点ノードと終点ノードと
が定義され、前記ノードは、自ノードが始点ノードであ
るときに当該双方向光チャネルの終点ノードまでの経路
を設定する手段と、この始点ノードで求めた光チャネル
設定経路の始点ノードと終点ノードとの間に双方向の光
チャネルを設定するときに双方向光チャネル設定に使用
可能な波長を光チャネル設定経路上の終点ノードを除く
各ノードで検索する手段とを備えた光チャネル設定装置
である。
【0056】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記検索する手段は、自ノードが始点ノードであるときに
は終点ノードまでの光チャネル設定経路を計算して終点
ノードに向けて転送される設定経路上の終点ノードを除
く各ノードで双方向光チャネル設定に使用可能な波長を
検索するための信号(以下、信号A)を生成する手段
と、自ノードが終点ノード以外の設定経路上のノードで
あるときには上記信号Aを用いて前記第一または第二の
波長検索装置における前記検索する手段として終点ノー
ド側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファイ
バにより構成されるリンクでの双方向光チャネル設定に
使用可能な波長を検索し双方向光チャネル設定に使用可
能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノードに上記
信号Aを転送する手段と、自ノードが終点ノードである
ときには転送された上記信号Aを受信して始点ノードに
向けて転送される双方向光チャネルを設定するための信
号(以下、信号B)を生成する手段と、波長使用状況お
よびルーティング情報を含む情報を記述したテーブル
と、自ノードが設定経路上のノードであるときには上記
信号Bを用いて前記テーブルの更新処理を行うと共に自
ノードにおける光チャネル設定動作を開始して双方向光
チャネルの設定を行う手段とを備えたところにある。こ
れを第一の光チャネル設定装置とする。
【0057】また、第三の波長検索装置として、光チャ
ネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続
している複数の送信用の光ファイバそれぞれの波長多重
数および使用波長および未使用波長の情報を含む情報を
記述した送信要求テーブルおよび光チャネル設定経路上
の終点ノード側にある隣接ノードと接続している複数の
受信用の光ファイバそれぞれの波長多重数および使用波
長および未使用波長の情報を含む情報を記述した受信用
テーブルが設けられ、前記検索する手段は、前記送信用
テーブルから求めた各光ファイバの波長使用状況を用い
て複数の送信用の光ファイバ全体での波長使用状況を求
める手段と、前記受信用テーブルから求めた各光ファイ
バの波長使用状況を用いて複数の受信用の光ファイバ全
体での波長使用状況を求める手段とを備えることもでき
る。
【0058】また、第四の波長検索装置として、前記検
索する手段は、前記第三の波長検索装置における前記検
索する手段により送信用および受信用の光ファイバ全体
での波長使用状況を検索した後に前記第一または第二の
波長検索装置における前記検索する手段により双方向光
チャネルの設定に使用可能な波長を検索する手段を備え
ることもできる。
【0059】また、第二の光チャネル設定装置として、
前記検索する手段は、自ノードが始点ノードであるとき
には終点ノードまでの光チャネル設定経路を計算して終
点ノードに向けて転送される設定経路上の始点ノードを
除く各ノードで双方向光チャネル設定に使用可能な波長
を検索するための信号(以下、信号A)を生成する手段
と、自ノードが終点ノード以外の設定経路上のノードで
あるときには上記信号Aを用いて前記第三または第四の
波長検索装置における前記検索する手段として終点ノー
ド側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファイ
バにより構成されるリンクでの双方向光チャネル設定に
使用可能な波長を検索し双方向光チャネル設定に使用可
能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノードに上記
信号Aを転送する手段と、自ノードが終点ノードである
ときには転送された上記信号Aを受信して始点ノードに
向けて転送される双方向光チャネルを設定するための信
号(以下、信号B)を生成する手段と、波長使用状況お
よびルーティング情報を含む情報を記述したテーブル
と、自ノードが設定経路上のノードであるときには上記
信号Bを用いて前記テーブルの更新処理を行うと共に自
ノードにおける光チャネル設定動作を開始して双方向光
チャネルの設定を行う手段とを備えることもできる。
【0060】また、第三の光チャネル設定装置として、
前記検索する手段は、前記第二の光チャネル設定装置に
おける前記検索する手段により終点ノード方向または始
点ノード方向のいずれかの方向の光チャネルを設定する
手段を備えることもできる。
【0061】また、第四の光チャネル設定装置として、
前記検索する手段は、自ノードが始点ノードであるとき
には終点ノードまでの光チャネル設定経路を計算して光
チャネル設定経路に沿って終点ノードに向けて転送され
る終点ノードを除く各ノードで終点ノード方向の光チャ
ネルの設定に使用可能な波長を調べるための信号(以
下、信号A)を生成する手段と、自ノードが前記終点ノ
ード以外の設定経路上のノードであるときに前記信号A
を用いて終点ノード側の隣接ノードと接続する単一また
は複数の光ファイバにより構成されるリンクにおける終
点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長の検索
を行い終点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波
長が存在すれば上記信号Aを終点ノード側の隣接ノード
に転送する手段と、自ノードが終点ノードであるときに
は始点ノードに向けて転送される終点ノード方向に光チ
ャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成す
ると共に始点ノードに向けて転送される終点ノード方向
の光チャネルと同一経路に設定する始点ノード方向の光
チャネルの使用可能波長を始点ノードを除く設定経路上
の各ノードで調べるための信号(以下、信号C)を生成
する手段と、光チャネル設定のためにリンクにおける波
長使用状況およびルーティングの情報を含む情報を記述
したテーブルと、自ノードが前記終点ノード以外の設定
経路上のノードであるときには終点ノード方向に光チャ
ネルを設定するための前記信号Bを用いて前記テーブル
の更新処理を行うと共に自ノードにおける光チャネル設
定動作を開始して終点ノード方向のチャネルの設定を行
う手段と、自ノードが始点ノード以外の設定経路上のノ
ードであるときには始点ノード方向に設定する光チャネ
ルの使用可能波長を調べるための信号Cを用いて始点ノ
ード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファ
イバにより構成されるリンクでの始点ノード方向の光チ
ャネル設定に使用可能な波長の検索を行い始点ノード方
向の光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれば上記
信号Cを始点ノード側の隣接ノードに転送する手段と、
自ノードが前記始点ノードであるときには、始点ノード
方向に設定する光チャネルの使用可能波長を調べるため
の信号Cを受信し終点ノードに向けて転送される始点ノ
ード方向に光チャネルを設定するための信号(以下、信
号D)を生成する手段と、自ノードが設定経路上のノー
ドであるときには前記信号Dを用いて光チャネル設定の
ためにリンクにおける波長使用状況および前記テーブル
の更新処理を行うと共に自ノードにおける光チャネル設
定動作を開始して始点ノード方向の光チャネルの設定を
行う手段とを備えることもできる。
【0062】終点ノードが始点ノードに向けて送信する
終点ノード方向の光チャネルを設定するための信号と始
点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長を調べ
るための信号が同一の信号であってもよい。
【0063】さらに、前記終点ノードで前記始点ノード
方向の光チャネル設定経路を計算により求めることで前
記終点ノード方向の光チャネルと前記始点ノード方向の
光チャネルを異経路に設定する手段を備えることもでき
る。
【0064】また、第五の光チャネル設定装置として、
前記検索する手段は、第二〜第四の光チャネル設定装置
における前記検索する手段により各ノードで各方向の使
用可能波長の検索処理を行うときに前記第三の波長検索
装置における前記検索する手段による各ノードで各方向
の使用可能波長のを検索処理を併せて行う手段を備える
こともできる。
【0065】前記第一〜第五の光チャネル設定装置にお
いて、始点ノードが光チャネルの使用可能波長を調べる
ために生成する信号に対して設定される光チャネルが双
方向であることを記述しておくことで単方向の光チャネ
ル設定の信号と区別する手段を備えることもできる。
【0066】本発明の第五の観点は、情報処理装置にイ
ンストールすることにより、その情報処理装置に、本発
明の波長検索方法または光チャネル設定方法を実行させ
るプログラム、あるいは、その情報処理装置を、本発明
の波長検索装置または光チャネル設定装置に相応する装
置とするプログラムである。
【0067】本発明の第六の観点は、本発明のプログラ
ムが記録された記録媒体である。
【0068】これにより、従来の方法では困難な双方向
の光チャネルの設定を行うことができ、また、隣接ノー
ド間が複数の光ファイバで接続されている場合でも正し
い波長使用状況を得ることができる。
【0069】
【発明の実施の形態】本発明実施例の波長検索方法およ
び光チャネル設定方法および装置およびプログラムおよ
び記録媒体を図1〜図17を参照して説明する。図1は
本発明を説明するための光伝達網の一構成例を示す図で
ある。図2〜図7は本発明実施例の波長検索装置および
光チャネル設定装置の要部ブロック構成を示す図であ
り、本発明実施例の波長検索装置および光チャネル設定
装置は図2〜図7に示したブロックの組合せにより構成
される。図8はノード101でのノード101とノード
102の間の下流方向の光ファイバにおける光チャネル
設定に使用可能な波長の検索方法を説明するための図で
ある。図9はノード101でのノード101とノード1
02の間の上流方向の光ファイバにおける光チャネル設
定に使用可能な波長の検索方法を説明するための図であ
る。図10はノード102でのノード101からノード
103の間の経路の下流方向の光チャネル設定に使用可
能な波長の検索方法を説明するための図である。図11
はノード102でのノード101からノード103の間
の経路の上流方向の光チャネル設定に使用可能な波長の
検索方法を説明するための図である。図12はノード1
01でのノード101とノード102の間の両方向の光
ファイバにおける両方向共通の使用可能波長の検索方法
を説明するための図である。図13はノード101での
ノード101からノード102の間の光チャネル設定に
使用可能な両方向共通の波長の検索方法を説明するため
の図である。図14はノード102でのノード101か
らノード103の間の経路における光チャネル設定に使
用可能な両方向共通の波長の検索方法を説明するための
図である。図15は本発明第六実施例を説明するための
光伝達網の一構成例を示す図である。図16は本発明第
七実施例を説明するための光伝達網の一構成例を示す図
である。図17はノード101でのノード101とノー
ド102の間の上流方向の全ての光ファイバにおける使
用可能波長の検索方法を説明するための図である。
【0070】本発明の第一の観点は、図1に示すよう
に、複数のノード101〜104より構成されノード間
が波長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬
される単一または複数の光ファイバ111−1、112
−1、111−2、112−2、111−3、112−
3にて接続される光伝達網で、始点ノード101で求め
た光チャネル設定経路の始点ノード101と終点ノード
104との間に双方向の光チャネルを設定する場合に双
方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャネル設定
経路上の終点ノード104を除く各ノード101、10
2、103で検索する方法である。
【0071】ここで、本発明の特徴とするところは、光
チャネル設定経路上の終点ノード104を除く各ノード
101〜103で自ノードと終点ノード側にある隣接ノ
ードと接続している送信用の光ファイバ111−1〜3
における波長多重数および使用波長および未使用波長の
情報を含む情報を記述した送信用テーブルおよび光チャ
ネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続
している受信用の光ファイバ112−1〜3における波
長多重数および使用波長および未使用波長の情報を含む
情報を記述した受信用テーブルを参照し、前記送信用テ
ーブルを用いて終点ノード方向への光チャネルの設定に
使用できる波長を検索すると共に、前記受信用テーブル
を用いて始点ノード方向への光チャネルの設定に使用で
きる波長を検索し、双方向光チャネル設定に使用できる
波長を双方向共に調べるところにある。これを第一の波
長検索方法とする。
【0072】また、第二の波長検索方法として、双方向
光チャネル設定に使用できる波長を双方向共に調べた後
にこれらの論理積をとり、双方向同一波長により光チャ
ネル設定を行うことができる波長を調べることもでき
る。
【0073】本発明の第二の観点は、複数のノード10
1〜104より構成されノード間が波長分割多重技術に
より波長多重された光信号が伝搬される単一または複数
の光ファイバ111−1〜3、112−1〜3にて接続
される光伝達網で始点ノード101と終点ノード104
との間に双方向の光チャネルを設定する方法である。
【0074】ここで、本発明の特徴とするところは、始
点ノード101は終点ノード104までの光チャネル設
定経路を計算して終点ノード104に向けて転送される
設定経路上の終点ノードを除く各ノード101〜103
で双方向光チャネル設定に使用可能な波長を検索するた
めの信号(以下、信号A)を生成し、終点ノードを除く
設定経路上の各ノード101〜103で上記信号Aを用
いて前記第一または第二の波長検索方法により終点ノー
ド側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファイ
バ111−1〜3、112−1〜3により構成されるリ
ンクでの双方向光チャネル設定に使用可能な波長を検索
し、双方向光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれ
ば終点ノード側の隣接ノードに上記信号Aを転送し、上
記処理を設定経路上の終点ノードを除く各ノード101
〜103で順次行うことによって始点ノードから転送さ
れた上記信号Aを終点ノード104が受信すると終点ノ
ード104は始点ノード101に向けて転送される双方
向光チャネルを設定するための信号(以下、信号B)を
生成し、上記信号Bを用いて光チャネル設定経路上の各
ノード104〜101においてリンクにおける波長使用
状況およびルーティング情報を含む情報を記述したテー
ブルの更新処理を行うと共に自ノードにおける光チャネ
ル設定動作を開始して双方向光チャネルの設定を順次行
い、終点ノード104から転送された上記信号Bを始点
ノード101が受信することで双方向の光チャネルの設
定が行われるところにある。これを第一の光チャネル設
定方法とする。
【0075】また、第三の波長検索方法として、光チャ
ネル設定経路上の終点ノード104を除く各ノード10
1〜103で自ノードと終点ノード側にある隣接ノード
と接続している複数の送信用の光ファイバ1001−1
〜3、1002−1〜3、1003−1〜3それぞれの
波長多重数および使用波長および未使用波長の情報を含
む情報を記述した送信用テーブルおよび光チャネル設定
経路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続している
複数の受信用の光ファイバ1001−4〜6、1002
−4〜6、1003−4〜6それぞれの波長多重数およ
び使用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述し
た受信用テーブルを参照し、前記送信用テーブルから求
めた各受信用光ファイバ1001−4〜6、1002−
4〜6、1003−4〜6の波長使用状況を用いて複数
の送信用の光ファイバ全体での波長使用状況を求めると
共に、前記受信用テーブルから求めた各光ファイバ10
01−4〜6、1002−4〜6、1003−4〜6の
波長使用状況を用いて複数の受信用の光ファイバ全体で
の波長使用状況を求めることもできる。
【0076】また、第四の波長検索方法として、前記第
三の波長検索方法で送信用および受信用の光ファイバ全
体での波長使用状況を検索した後に、前記第一または第
二の波長検索方法により双方向光チャネルの設定に使用
可能な波長を検索することもできる。
【0077】また、第二の光チャネル設定方法として、
始点ノード101は終点ノード104までの光チャネル
設定経路を計算して終点ノード104に向けて転送され
る設定経路上の終点ノードを除く各ノード101〜10
3で双方向光チャネル設定に使用可能な波長を検索する
ための信号(以下、信号A)を生成し、設定経路上の終
点ノードを除く各ノード101〜103で上記信号Aを
用いて前記第三または第四の波長検索方法により終点ノ
ード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光ファ
イバ1001−1〜6、1002−1〜6、1003−
1〜6により構成されるリンクでの双方向光チャネル設
定に使用可能な波長を検索し、双方向光チャネル設定に
使用可能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノード
に上記信号Aを転送し、上記処理を設定経路上の終点ノ
ードを除く各ノード101〜103で順次行うことによ
って始点ノードから転送された上記信号Aを終点ノード
104が受信すると終点ノード104は始点ノード10
1に向けて転送される双方向光チャネルを設定するため
の信号(以下、信号B)を生成し、上記信号Bを用いて
光チャネル設定経路上の各ノード104〜101におい
てリンクにおける波長使用状況およびルーティング情報
を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行うと共に
自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して双方向
光チャネルの設定を順次行い、終点ノード104から転
送された上記信号Bを始点ノード101が受信すること
で双方向の光チャネルの設定が行われる。
【0078】また、第三の光チャネル設定方法として、
前記第二の光チャネル設定方法において終点ノード方向
または始点ノード方向のいずれかの方向の光チャネルを
設定することもできる。
【0079】また、第四の光チャネル設定方法として、
始点ノード101は終点ノード104までの光チャネル
設定経路を計算して光チャネル設定経路に沿って終点ノ
ード104に向けて転送される終点ノードを除く各ノー
ド101〜103で終点ノード方向の光チャネルの設定
に使用可能な波長を調べるための信号(以下、信号A)
を生成し、設定経路上の終点ノードを除く各ノード10
1〜103で上記信号Aを用いて終点ノード側の隣接ノ
ードと接続する単一または複数の光ファイバ111−1
〜3により構成されるリンクにおける終点ノード方向の
光チャネル設定に使用可能な波長の検索を行い、終点ノ
ード方向の光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれ
ば上記信号Aを終点ノード側の隣接ノードに転送し、上
記処理を設定経路上の終点ノードを除く各ノード101
〜103で順次行うことによって上記信号Aを受信した
終点ノード104は始点ノード101に向けて転送され
る終点ノード方向に光チャネルを設定するための信号
(以下、信号B)を生成すると共に、始点ノード101
に向けて転送される終点ノード方向の光チャネルと同一
経路に設定する始点ノード方向の光チャネルの使用可能
波長を設定経路上の始点ノードを除く各ノード104〜
102で調べるための信号(以下、信号C)を生成し、
設定経路上の各ノード104〜101で終点ノード方向
に光チャネルを設定するための信号Bを用いて光チャネ
ル設定のためにリンクにおける波長使用状況およびルー
ティングの情報を含む情報を記述したテーブルの更新処
理を行うと共に自ノードにおける光チャネル設定動作を
開始して終点ノード方向のチャネルの設定を行うと共
に、始点ノードを除く各ノード104〜102で始点ノ
ード方向に設定する光チャネルの使用可能波長を調べる
ための信号Cを用いて始点ノード側の隣接ノードと接続
する単一または複数の光ファイバにより構成されるリン
クでの始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波
長の検索を行い、始点ノード方向の光チャネル設定に使
用可能な波長が存在すれば上記信号Cを始点ノード側の
隣接ノードに転送し、以上の処理を設定経路上の各ノー
ド104〜102で順次行うことで始点ノード101が
終点ノード方向の光チャネルを設定するための信号Bを
受信し、同様の設定処理を行うことで終点ノード方向の
光チャネル設定が行われると共に、始点ノード方向に設
定する光チャネルの使用可能波長を調べるための信号C
を受信すると終点ノード104に向けて転送される始点
ノード方向に光チャネルを設定するための信号(以下、
信号D)を生成し、設定経路上の各ノード101〜10
4で始点ノード方向に光チャネルを設定するための信号
Dを用いて光チャネル設定のためにリンクにおける波長
使用状況およびルーティングの情報を含む情報を記述し
たテーブルの更新処理を行うと共に自ノードにおける光
チャネル設定動作を開始して始点ノード方向の光チャネ
ルの設定を順次行い、終点ノード104が上記信号Dを
受信することで始点ノード方向に光チャネルの設定を行
って双方向に光チャネルの設定を行うこともできる。
【0080】このときに、終点ノード104が始点ノー
ド101に向けて送信する終点ノード方向の光チャネル
を設定するための信号と始点ノード方向の光チャネル設
定に使用可能な波長を調べるための信号が同一の信号で
あってもよい。
【0081】さらに、終点ノード104で始点ノード方
向の光チャネル設定経路を計算により求めることで終点
ノード方向の光チャネルと始点ノード方向の光チャネル
を異経路に設定することもできる。
【0082】また、第五の光チャネル設定方法として、
前記第二〜第四の光チャネル設定方法のうち各ノードで
各方向の使用可能波長の検索処理を行う場合に前記第三
の波長検索方法を併せて用いることもできる。
【0083】また、前記第一〜第五の光チャネル設定方
法において、始点ノード101が光チャネルの使用可能
波長を調べるために生成する信号に対して設定される光
チャネルが双方向であることを記述しておくことで単方
向の光チャネル設定の信号と区別することもできる。
【0084】本発明の第三の観点は、図1に示すよう
に、複数のノード101〜104と、このノード間に設
置された波長分割多重技術により波長多重された光信号
が伝搬される単一または複数の光ファイバ111−1〜
3、112−1〜3とを備えた光伝達網に設けられ、ノ
ード101〜104には、双方向光チャネル設定に際
し、始点ノード101と終点ノード104とが定義さ
れ、図2に示すように、ノード101〜104は、始点
ノード101で求めた光チャネル設定経路の始点ノード
101と終点ノード104との間に双方向の光チャネル
を設定するときに双方向光チャネル設定に使用可能な波
長を光チャネル設定経路上の終点ノード104を除く各
ノード101〜103で検索する波長検索部20を備え
た波長検索装置である。
【0085】ここで、本発明の特徴とするところは、光
チャネル設定経路上の終点ノード104を除くノード1
01〜103で終点ノード側にある隣接ノードと接続し
ている送信用の光ファイバ111−1〜3(ノード10
1では送信用光ファイバ111−1、ノード102では
送信用光ファイバ111−2、ノード103では送信用
光ファイバ111−1に関する情報)における波長多重
数および使用波長および未使用波長の情報を含む情報を
記述した送信用テーブル23および光チャネル設定経路
上の終点ノード側にある隣接ノードと接続している受信
用の光ファイバ112−1〜3(ノード101では受信
用光ファイバ112−1、ノード102では受信用光フ
ァイバ112−2、ノード103では受信用光ファイバ
112−3に関する情報)における波長多重数および使
用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述した受
信用テーブル24が保持され、波長検索部20は終点ノ
ード側の隣接ノードとの間のリンクにおいて送信用テー
ブル23を用いて送信用光ファイバにおける使用可能波
長を検索する送信波長検索部21と受信用テーブル24
を用いて受信用光ファイバにおける使用可能波長を検索
する受信波長検索部22とを備え、それぞれ使用可能波
長が存在すると、送信用光ファイバにおける終点ノード
方向の光チャネル設定に使用可能な波長を検索するため
の送信用光チャネル設定可能波長検索部25と、受信用
光ファイバにおける始点ノード方向の光チャネル設定に
使用可能な波長を検索するための受信用光チャネル設定
可能波長検索部26とを備えたところにある。これを第
一の波長検索装置とする。
【0086】また、第二の波長検索装置として、図3に
示すように、波長検索部20において終点ノード側の隣
接ノードとの間のリンクにおいて送信用テーブル23を
用いて送信用光ファイバにおける使用可能波長を検索す
る送信波長検索部21と受信用テーブル24を用いて受
信用光ファイバにおける使用可能波長を検索する受信波
長検索部22により求めた各方向の使用可能波長の論理
積をとることにより双方向同一の使用可能波長を求める
同一波長検索部30と、この同一波長検索部30により
双方向同一の使用可能波長が存在する場合に双方向光チ
ャネル設定に使用可能な波長を検索する光チャネル設定
可能波長検索部27とを備えることもできる。
【0087】本発明の第四の観点は、複数のノード10
1〜104と、このノード間に設置され波長分割多重技
術により波長多重された光信号が伝搬される単一または
複数の光ファイバ111−1〜3、112−1〜3とを
備えた光伝達網に設けられ、ノード101〜104に
は、双方向光チャネル設定に際し、始点ノード101と
終点ノード104とが定義され、ノード101〜104
は、自ノードが始点ノード101であるときに当該双方
向光チャネルの終点ノード104までの経路を設定する
経路設定部10と、この始点ノード101で求めた光チ
ャネル設定経路の始点ノード101と終点ノード104
との間に双方向の光チャネルを設定するときに双方向光
チャネル設定に使用可能な波長を光チャネル設定経路上
の終点ノード104を除く各ノードで検索する波長検索
部20とを備えた光チャネル設定装置である。
【0088】ここで、本発明の特徴とするところは、図
6に示すように自ノードが始点ノード101であるとき
に終点ノード104までの光チャネル設定経路を計算す
る経路設定部10とノード104に向けて転送される設
定経路上の終点ノードを除く各ノード101〜103で
双方向光チャネル設定に使用可能な波長を検索するため
の信号(以下、信号A)を生成する信号A生成部40
と、自ノードが終点ノード104以外の設定経路上のノ
ード101〜103であるときには上記信号Aを用いて
第一または第二の波長検索装置における波長検索部20
により終点ノード側の隣接ノードと接続する単一または
複数の光ファイバにより構成されるリンクでの使用可能
波長を検索し、光チャネル設定に使用可能な波長が存在
すれば終点ノード側にある隣接ノードに前記信号Aを転
送する信号A転送部41と、リンクに使用可能波長が存
在しない場合または光チャネルの設定に使用可能な波長
が存在しない場合に始点ノードに光チャネル設定失敗を
通知するための信号を生成、送信する光チャネル設定失
敗通知信号生成・送信部50とを備え、自ノードが終点
ノード104であるときには転送された前記信号Aを受
信して始点ノード101に向けて転送される双方向光チ
ャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成す
る信号B生成部42と、ノードにおける波長使用状況お
よびルーティング情報を含む情報を記述した送信用テー
ブル23および受信用テーブル24を含むテーブルと、
自ノードが設定経路上のノード104〜101であると
きには上記信号Bを用いて前記テーブルの更新処理を行
うと共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開始し
て双方向光チャネルの設定を行う光チャネル設定部44
と、前記光チャネル設定処理開始後に上記信号Bを始点
ノード側の隣接ノードに転送する信号B転送部43と、
光チャネルの設定に失敗した場合に始点ノードに光チャ
ネル設定失敗を通知するための信号を生成、送信する光
チャネル設定失敗通知信号生成・送信部50とを備えた
ところにある。これを第一の光チャネル設定装置とす
る。なお、図6に示すブロックは、図2〜図5に示す波
長検索部20内に含まれる。
【0089】また、第三の波長検索装置として、図4に
示すように、光チャネル設定経路上の終点ノード104
を除く各ノード101〜103は自ノードと終点ノード
側にある隣接ノードと接続している複数の送信用の光フ
ァイバ1001−1〜3、1002−1〜3、1003
−1〜3(ノード101では送信用光ファイバ1001
−1〜3、ノード102では送信用光ファイバ1002
−1〜3、ノード103では送信用光ファイバ1003
−1〜3に関する情報)それぞれの波長多重数および使
用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述した送
信用テーブル23および光チャネル設定経路上の終点ノ
ード側にある隣接ノードと接続している複数の受信用の
光ファイバ1001−4〜6、1002−4〜6、10
03−4〜6(ノード101では受信用光ファイバ10
01−1〜6、ノード102では受信用光ファイバ10
02−4〜6、ノード103では受信用光ファイバ10
03−4〜6に関する情報)それぞれの波長多重数およ
び使用波長および未使用波長の情報を記述した受信用テ
ーブル24が保持され、波長検索部20は自ノードと終
点ノード側の隣接ノードとの間のリンクにおいて各送信
用光ファイバ(ノード101では送信用光ファイバ10
01−1〜3、ノード102では送信用光ファイバ10
02−1〜3、ノード103では送信用光ファイバ10
03−1〜3)の送信用テーブル23を用いてリンクに
おける複数の送信用の光ファイバ全体での使用可能波長
を検索する送信波長検索部21′と受信用光ファイバ
(ノード101では受信用光ファイバ1001−4〜
6、ノード102では受信用光ファイバ1002−4〜
6、ノード103では受信用光ファイバ1003−4〜
6)の受信用テーブル24を用いてリンクにおける複数
の受信用の光ファイバ全体での使用可能波長を検索する
受信波長検索部22′とを備え、それぞれ使用可能波長
が存在すると、送信用光ファイバ全体における終点ノー
ド方向の光チャネル設定に使用可能な波長を検索するた
めの送信用光チャネル設定可能波長検索部25と、受信
用光ファイバ全体における始点ノード方向の光チャネル
設定に使用可能な波長を検索するための受信用光チャネ
ル設定可能波長検索部26とを備えたところにある。
【0090】また、第四の波長検索装置として、波長検
索部20は、前記第三の波長検索装置における送信波長
検索部21′および受信波長検索部22′によりリンク
における送信用および受信用の光ファイバ全体での使用
可能波長を検索した後に、前記第二の波長検索装置にお
ける各方向の使用可能波長の論理積をとることにより双
方向同一の使用可能波長を求める同一波長検索部30
と、この同一波長検索部30により得られた双方向同一
の使用可能波長を用いて双方向光チャネル設定に使用可
能な波長を検索する光チャネル設定可能波長検索部27
とを備えることもできる。図5に第四の波長検索装置を
示す。
【0091】また、第二の光チャネル設定装置として、
図6に示すように自ノードが始点ノード101であると
きには終点ノード104までの光チャネル設定経路を計
算する経路設定部10とノード104に向けて転送され
る設定経路上の終点ノードを除く各ノード101〜10
3で双方向光チャネル設定に使用可能な波長を検索する
ための信号(以下、信号A)を生成する信号A生成部4
0と、自ノードが終点ノード104以外の設定経路上の
ノード101〜103であるときには前記信号Aを用い
て第三または第四の波長検索装置における波長検索部2
0により終点ノード側の隣接ノードと接続する単一また
は複数の光ファイバにより構成されるリンクでの使用可
能波長を検索し、光チャネル設定に使用可能な波長が存
在すれば終点ノード側にある隣接ノードに前記信号Aを
転送する信号A転送部41と、リンクに使用可能波長が
存在しない場合または光チャネルの設定に使用可能な波
長が存在しない場合に始点ノードに光チャネル設定失敗
を通知するための信号を生成、送信する光チャネル設定
失敗通知信号生成・送信部50とを備え、自ノードが終
点ノード104であるときには転送された前記信号Aを
受信して始点ノード101に向けて転送される双方向光
チャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成
する信号B生成部42と、ノードにおける波長使用状況
およびルーティング情報を含む情報を記述した送信用テ
ーブル23および受信用テーブル24を含むテーブル
と、自ノードが設定経路上のノード104〜101であ
るときには前記信号Bを用いて前記テーブルの更新処理
を行うと共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開
始して双方向光チャネルの設定を行う光チャネル設定部
44と、前記光チャネル設定動作開始後に前記信号Bを
始点ノード側の隣接ノードに転送する信号B転送部43
と、光チャネルの設定に失敗した場合に始点ノードに光
チャネル設定失敗を通知するための信号を生成、送信す
る光チャネル設定失敗通知信号生成・送信部50とを備
えたところにある。
【0092】また、第三の光チャネル設定装置として、
波長検索部20は、前記第二の光チャネル設定装置にお
けるチャネル設定部44により終点ノード方向または始
点ノード方向のいずれかの方向の光チャネルを設定する
こともできる。
【0093】また、第四の光チャネル設定装置として、
図6、図7に示すように自ノードが始点ノード101で
あるときには終点ノード104までの光チャネル設定経
路を計算する経路設定部10とノード104に向けて転
送される設定経路上の終点ノードを除く各ノード101
〜103で終点ノード方向の光チャネル設定に使用可能
な波長を検索するための信号(以下、信号A)を生成す
る信号A生成部40と、自ノードが終点ノード104以
外の設定設定上のノード101〜103であるときには
前記信号Aを用いて終点ノード側の隣接ノードと接続す
る単一または複数の光ファイバにより構成されるリンク
における終点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な
波長を検索し、終点ノード方向の光チャネル設定に使用
可能な波長が存在すれば終点ノード側にある隣接ノード
に前記信号Aを転送する信号A転送部41と、リンクに
使用可能波長が存在しない場合または光チャネルの設定
に使用可能な波長が存在しない場合に始点ノードに光チ
ャネル設定失敗を通知するための信号を生成、送信する
光チャネル設定失敗通知信号生成・送信部50とを備
え、自ノードが終点ノード104であるときには転送さ
れた前記信号Aを受信して始点ノード101に向けて転
送される終点ノード方向に光チャネルを設定するための
信号(以下、信号B)を生成する信号B生成部42と、
始点ノード101に向けて転送される終点ノード方向の
光チャネルと同一経路に設定する始点ノード方向の光チ
ャネル設定に使用可能な波長を設定経路上の始点ノード
101を除く各ノード104〜102で調べるための信
号(以下、信号C)を生成する信号C生成部45と、ノ
ードにおける波長使用状況およびルーティング情報を含
む情報を記述した送信用テーブル23および受信用テー
ブル24を含むテーブルと、自ノードが設定経路上のノ
ード104〜101であるときには終点ノード方向の光
チャネルを設定するための前記信号Bを用いて前記テー
ブルの更新処理を行うと共に自ノードにおける光チャネ
ル設定動作を開始して終点ノード方向の光チャネルの設
定を行う光チャネル設定部44と、前記光チャネル設定
動作開始後に前記信号Bを始点ノード側の隣接ノードに
転送する信号B転送部43と、光チャネルの設定に失敗
した場合に始点ノードに光チャネル設定失敗を通知する
ための信号を生成、送信する光チャネル設定失敗通知信
号生成・送信部50と、自ノードが始点ノード101以
外の設定経路上のノード104〜102であるときには
前記信号Cを用いて始点ノード側の隣接ノードと接続す
る単一または複数の光ファイバにより構成されたリンク
における始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な
波長を検索し、始点ノード方向の光チャネル設定に使用
可能な波長が存在すれば始点ノード側にある隣接ノード
に前記信号Cを転送する信号C転送部46と、リンクに
使用可能波長が存在しない場合または光チャネルの設定
に使用可能な波長が存在しない場合に始点ノードに光チ
ャネル設定失敗を通知するための信号を生成、送信する
光チャネル設定失敗通知信号生成・送信部50とを備
え、自ノードが始点ノード101であるときには転送さ
れた前記信号Cを受信して終点ノード104に向けて転
送される始点ノード方向に光チャネルを設定するための
信号(以下、信号D)を生成する信号D生成部47と、
自ノードが設定経路上のノード101〜104であると
きには始点ノード方向の光チャネルを設定するための前
記信号Dを用いて前記テーブルの更新処理を行うと共に
自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して始点ノ
ード方向の光チャネルの設定を行う光チャネル設定部4
9と、前記光チャネル設定動作開始後に前記信号Dを終
点ノード側の隣接ノードに転送する信号D転送部48
と、光チャネルの設定に失敗した場合に始点ノードに光
チャネル設定失敗を通知するための信号を生成、送信す
る光チャネル設定失敗通知信号生成・送信部50を備え
ることもできる。なお、図7に示すブロックは、図2〜
図5に示す波長検索部20内に含まれる。
【0094】終点ノード104が始点ノード101に向
けて送信する終点ノード方向の光チャネルを設定するた
めの信号と始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能
な波長を調べるための信号が同一の信号であってもよ
い。
【0095】さらに前記第四の光チャネル設定装置にお
いて、図7に示されるように終点ノード方向の光チャネ
ルの設定に使用可能な波長を調べるための前記信号Aを
受信した終点ノードが始点ノード方向の光チャネルを終
点ノード方向の光チャネルの設定経路と異なる経路に設
定することを可能とするために経路設定部10により始
点ノード方向の光チャネル設定経路を計算により求める
ことで前記終点ノード方向の光チャネルと前記始点ノー
ド方向の光チャネルを異経路に設定することもできる。
【0096】また、第五の光チャネル設定装置として、
前記第四の光チャネル設定装置において第三の波長検索
装置における波長検索部20を併せて用いて各ノード1
01〜104で各方向の使用可能波長の検索処理を行う
こともできる。
【0097】前記第一〜第五の光チャネル設定装置にお
いて、始点ノード101が光チャネルの使用可能波長を
調べるために生成する信号に対して設定される光チャネ
ルが双方向であることを記述しておくことで単方向の光
チャネル設定の信号と区別することもできる。
【0098】本発明の第五の観点は、情報処理装置にイ
ンストールすることにより、その情報処理装置に、本発
明の波長検索方法または光チャネル設定方法を実行させ
るプログラム、あるいは、その情報処理装置を本発明の
波長検索装置または光チャネル設定装置に相応する装置
とするプログラムである。
【0099】これにより、パーソナル・コンピュータ装
置に本発明のプログラムをインストールすることによ
り、そのパーソナル・コンピュータ装置に本発明の波長
検索方法または光チャネル設定方法を実行させることが
できる。すなわち、パーソナル・コンピュータ装置に本
発明のプログラムをインストールすることにより、その
パーソナル・コンピュータ装置を本発明の波長検索装置
または光チャネル設定装置として動作させることができ
る。
【0100】本発明の第六の観点は、本発明のプログラ
ムが記録された記録媒体である。この記録媒体によりパ
ーソナル・コンピュータ装置に本発明のプログラムをイ
ンストールすることができる。
【0101】以下では、本発明実施例をさらに詳細に説
明する。
【0102】(第一実施例)本発明第一実施例を図1、
図8〜図11を用いて説明する。本実施例は双方向の光
チャネルを同時に設定する方法を説明するものである。
図1には本発明第一実施例を説明するための光伝達網の
一構成例を示す。ノード101〜104とノード同士を
接続するための光ファイバ111−1〜3、112−1
〜3により構成されている。各ノードは接続されている
それぞれの光ファイバにおける波長使用状況等の情報が
記述されたテーブルを保持している。光チャネルの設定
等に用いる制御信号は隣接ノードで終端される専用の通
信チャネルを用いて隣接ノード間で送受信される。各フ
ァイバにおける波長多重数は8とするがこの値に限った
ものではない。
【0103】ノード101を始点ノード、ノード104
を終点ノードとし光チャネルを設定する。このとき始点
ノード101は終点ノード104までの光チャネルの設
定経路をダイクストラ法などを用いて計算するが、ここ
では説明のため始点ノード101からノード102、ノ
ード103を経由して終点ノード104の経路で光チャ
ネルを設定する。尚、ダイクストラ法については参考文
献:A.V.エイホ等「データ構造とアルゴリズム」、
培風館、ISBN4−563−00791−9などを参
照。
【0104】また始点ノード101から終点ノード10
4の方向を下流方向とし、終点ノード104から始点ノ
ード101の方向を上流方向と定義し、それぞれの方向
に設定される光チャネルを下流方向または上流方向への
光チャネルと称する。また始点ノード101から終点ノ
ード104の方向に信号を伝搬する光ファイバを下流方
向の光ファイバ、同様に上流方向に信号を伝搬する光フ
ァイバを上流方向の光ファイバとする。以上に関しては
後述の実施例においても同様である。
【0105】始点ノード101は終点ノード104まで
光チャネルを設定するため設定経路上の各リンクにおけ
る波長の使用状況から光チャネルの設定に使用可能な波
長を調べるための信号を生成する。ここでは調査パケッ
トを用いることとするがこれに限ったものではなく、光
チャネルの設定に使用可能な波長を調べる方法はレイヤ
1信号のオーバヘッド情報を用いることも可能であり、
以下の実施例についても同様である。またこの信号に
は、単方向の光チャネル設定と区別するために双方向に
設定するための情報が記述されている。
【0106】設定経路上の各ノード101〜104には
波長変換機能はなく、始点ノード101と終点ノード1
04の間に設定される各方向の光チャネルは設定経路上
の全てのノード間で同一の波長を用いる。
【0107】調査パケットを生成した始点ノード101
は隣接の下流ノードであるノード102との間の上流方
向、下流方向それぞれの光ファイバ112−1、111
−1における波長の使用状況を元に光チャネル設定に使
用可能な波長の検索を行う。図8に下流方向(始点ノー
ド101→ノード102)、図9に上流方向(始点ノー
ド101←ノード102)における波長検索方法を説明
している。両者とも方法は同じであるため、ここでは下
流方向のみを詳細に説明する。
【0108】始点ノード101は下流方向の光ファイバ
111−1における波長使用状況をテーブルから調べ
る。図1に示されるように多重されている各波長の使用
状況は「0」、「1」のビット列で表され、ここでは左
から右へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対応す
るビットがその波長の使用状況を表している。「0」で
あればその波長は使用不可、「1」であれば使用可能を
表している。図1の始点ノード101において下流方向
の光ファイバ111−1の波長使用状況はλ1,λ2,
λ5,λ6,λ8が使用可能でそれ以外が使用不可であ
ることを示している。ビットが全て「0」を示していれ
ば光チャネル設定に使用できる波長が存在しないことを
意味しており、波長の検索処理を終了し、光チャネルの
設定処理は終了する。
【0109】使用可能波長を検索する調査パケットには
上流方向および下流方向の使用可能波長を記述する領域
がある。説明のためそれぞれの領域は光ファイバ内に多
重されている波長数に等しい長さを持ち、本例では8ビ
ットの長さとなるが各波長とビットの対応が一致してい
れば領域のビット長は異なっても良い。各ビットは光フ
ァイバでの波長使用状況を表すビット列と同様に各波長
の使用状況を表しており、同様に左から右へλ1〜λ8
を示している。初期状態として全てのビットは使用可能
を意味する「1」を表している。
【0110】始点ノード101は調査パケットの下流方
向の使用可能波長を記述する領域のビット列と下流方向
の光ファイバ111−1における波長使用状況を示すビ
ット列とのAND処理を行う。その結果、波長が光チャ
ネル設定に使用可能であればその波長を表すビットは
「1」を示し、使用不可であれば「0」を示す。図8に
示されるようにλ1,λ2,λ5,λ6,λ8に対応す
るビットが「1」を示す結果となり、これらの波長が始
点ノード101からノード102の下流方向において光
チャネル設定に用いることができることがわかる。この
処理結果を始点ノード101は調査パケットの下流方向
の使用可能波長を示す領域に上書きする。
【0111】同様に上流方向においても調査パケットの
上流方向の使用可能波長を示す領域のビット列と上流方
向の光ファイバ112−1における波長使用状況を示す
ビット列のAND処理を行う。
【0112】図9に示されるようにλ2,λ3,λ5,
λ6に対応するビットが「1」を示す結果となり、これ
らの波長がノード102から始点ノード101の上流方
向の光チャネル設定に用いることができる。始点ノード
101はこの処理結果を調査パケットの上流方向の使用
可能波長を示す領域に上書きする。以上の処理が終了
後、始点ノードは調査パケットを下流隣接ノードである
ノード102に送信する。
【0113】始点ノード101からの調査パケットを受
信したノード102は同様にノード102とノード10
3の間の両方向の光ファイバにおける波長使用状況をテ
ーブルで調べる。このとき、どちらかの光ファイバの波
長使用状況を示すビットが全て「0」を示していた場合
は使用可能波長がないことを示しているため、光チャネ
ルの設定が失敗したとして始点ノード101に光チャネ
ルの設定失敗を通知する信号を送信し、処理を終了す
る。
【0114】各方向の光ファイバ111−2、112−
2において使用可能波長がある場合にはノード102は
各方向の光ファイバ111−2、112−2の波長使用
状況と受信した調査パケットの各方向の使用可能波長を
示す領域とのAND処理を行う。図10に下流方向、図
11に上流方向におけるAND処理を説明している。
【0115】調査パケットの使用可能波長を示す領域に
記述されているビット列は始点ノード101とノード1
02の間の使用可能波長を表している。そのため、AN
D処理によって得られる結果は始点ノード101からノ
ード103までの間で光チャネル設定に使用可能な波長
を表すこととなる。
【0116】このとき、設定経路上の各ノードに波長変
換機能が無く、両方向とも始終点間で同一の波長を用い
なければならないため、この処理の結果いずれかの方向
でビットが全て「0」となった場合には使用可能波長が
ないことを示しているため、光チャネルの設定が失敗し
たとして始点ノード101に光チャネルの設定失敗を通
知する信号を送信し、処理を終了する。
【0117】図10、図11に示される結果では、下流
方向ではλ2,λ6が、上流方向ではλ2,λ3,λ6
がそれぞれ使用可能である。この結果をノード102は
調査パケットの各方向の使用可能波長を示す領域に上書
きし、調査パケットを下流隣接ノードであるノード10
3に送信する。
【0118】終点ノード104までの設定経路上の各ノ
ードにおいて以上の処理を順次行い、調査パケットが終
点ノード104に到達することで各方向で光チャネルの
設定に使用可能な同一波長がそれぞれ存在することが示
される。終点ノード104は調査パケットを受信する
と、始点ノード101に向けて双方向に光チャネルを設
定するための信号を生成、送信する。ここでは設定パケ
ットを用いることとするがこれに限ったものではなく、
レイヤ1信号のオーバヘッド情報を用いることも可能で
あり、以下の実施例についても同様である。
【0119】終点ノード104は各方向の光チャネル設
定に使用する波長を調査パケットの各方向の使用可能波
長を示す領域に記述された使用可能波長の中からそれぞ
れ任意に一つ選択し、選択した波長により設定経路上の
各ノードで光チャネルの設定を行う。これは設定経路上
の各ノードが波長変換機能を有していないためである。
選択する波長は上流方向、下流方向で同一であっても異
なっていても構わない。またこの信号には、単方向の光
チャネル設定と区別するために双方向に設定するための
情報が記述されている。
【0120】設定パケットは調査パケットの転送された
経路で逆の方向に順次転送される。図1において終点ノ
ード104からノード103、ノード102を経由して
始点ノード101へと転送される。設定パケットを受信
した設定経路上の各ノードは光ファイバの波長使用状況
やルーティング情報等を記述したテーブルの更新処理を
行い、選択した波長の光信号が入力ポートから目的の出
力ポートに出力されるためのスイッチの設定等といった
自ノードにおける光チャネル設定動作を開始すると共に
設定パケットを上流隣接ノードに転送する。この設定パ
ケットを始点ノード101が受信することで双方向の光
チャネルの設定が行われる。
【0121】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において、いずれかの方向でも光チャネルの設定
に失敗した場合には始点ノードに設定失敗を通知する信
号を送信し、光チャネル設定処理を終了する。
【0122】(第二実施例)本発明第二実施例を図1、
図12〜図14を用いて説明する。本実施例は双方向同
波長の光チャネルを同時に設定する方法を説明するもの
である。図1に本実施例を説明するための光伝達網の構
成例を示す。詳細に関しては第一実施例と同様である。
始点ノード101は終点ノード104まで光チャネルを
設定するため設定経路上の各リンクにおける波長の使用
状況から光チャネルの設定に使用可能な波長を調べるた
めの信号である調査パケットを生成する。設定経路上の
各ノード101〜104には波長変換機能はなく、始点
ノード101と終点ノード104の間に設定される各方
向の光チャネルは設定経路上の全てのノード間で同一の
波長を用いるものとする。またこの信号には、単方向の
光チャネル設定と区別するために双方向に設定するため
の情報が記述されている。
【0123】調査パケットを生成した始点ノード101
は下流隣接ノードであるノード102との間の上流方
向、下流方向それぞれの光ファイバ112−1、111
−1における波長の使用状況を元に双方向光チャネル設
定に使用可能な波長の検索を行う。
【0124】始点ノード101は両方向の光ファイバ1
11−1、112−1における波長使用状況をテーブル
から調べる。多重されている各波長の使用状況は
「0」、「1」のビット列で表され、ここでは左から右
へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対応するビッ
トがその波長の使用状況を表している。「0」であれば
その波長は使用不可、「1」であれば使用可能を表して
いる。図1の始点ノード101において例えば下流方向
の光ファイバ111−1の波長使用状況はλ1,λ2,
λ5,λ6,λ8が使用可能でそれ以外が使用不可であ
ることを示している。ビットが全て「0」を示していれ
ば光チャネル設定に用いることができる波長が存在しな
いことを意味しており、波長の検索処理を終了し、光チ
ャネルの設定処理は終了する。
【0125】始点ノード101は図12に示されるよう
に、上流、下流それぞれの方向の波長使用状況のビット
列のAND処理を最初に行う。この処理により始点ノー
ド101とノード102の間のリンクにおいて両方向で
同一の使用可能波長を求めることができる。図12に示
される結果ではλ2,λ5,λ6が両方向で使用可能で
ある。このAND処理により得られた結果が全て「0」
のビット列となると両方向で共通の使用可能波長がない
ことになり、光チャネルの設定は終了する。
【0126】次に始点ノード101は先に求めた両方向
共通の使用可能な波長情報を示すビット列と調査パケッ
トの使用可能波長を表す領域のビット列とのAND処理
を行う。調査パケットの使用可能波長を記述する領域は
光ファイバ内に多重されている波長数に等しい長さを持
つこととし、本例では8ビットの長さとなるが各波長と
ビットの対応が一致していれば領域のビット長は異なっ
ても良い。各ビットは光ファイバでの波長使用状況を表
すビット列と同様に各波長の使用状況を表しており、左
から右へλ1〜λ8を示している。初期状態として全て
のビットは使用可能を意味する「1」を表している。
【0127】このAND処理の結果、始点ノード101
からノード102までの経路における両方向共通の使用
可能波長を求めることができる。この結果は調査パケッ
トの使用可能波長を記述する領域に上書きされ、下流隣
接ノードであるノード102に送信される。
【0128】始点ノード101からの調査パケットを受
信したノード102は同様にノード102とノード10
3の間の両方向の光ファイバにおける波長使用状況をテ
ーブルで調べる。このとき、どちらかの光ファイバの波
長使用状況を示すビットが全て「0」を示していた場合
は使用可能波長がないことを示しているため、光チャネ
ルの設定が失敗したとして始点ノード101に光チャネ
ルの設定失敗を通知する信号を送信し、処理を終了す
る。
【0129】また、ノード102とノード103の間の
両方向共通の使用可能波長を求めるために上流方向の波
長使用状況と下流方向の波長使用状況を示すビット列の
AND処理を行う。この結果、ビットが全て「0」を示
すと、両方向で共通の使用可能波長が存在しないことを
意味する。そのため、ノード102は始点ノード101
に向けて光チャネルの設定失敗を通知する信号を送信
し、処理を終了する。
【0130】双方向光チャネルの設定に使用可能な両方
向共通の波長が存在するとノード102は受信した調査
パケットの使用可能波長を示す領域に記述されたビット
列とのAND処理を行う。
【0131】図14に検索方法を示している。この処理
の結果、始点ノード101からノード103までの経路
における双方向光チャネル設定に使用可能な両方向共通
の波長を求めることができる。これは、調査パケットの
使用可能波長を示す領域に記述されているビット列が始
点ノード101とノード102の間の使用可能波長を表
しているためである。この処理の結果、全てのビットが
「0」となった場合は始点ノード101からノード10
3までの経路において光チャネル設定に使用可能な両方
向共通の波長が存在しないことを意味している。従って
ノード102は始点ノード101に向けて光チャネルの
設定失敗を通知する信号を送信し、処理を終了する。
【0132】以上のAND処理の結果、光チャネル設定
に使用可能な両方向共通の波長が存在すると得られた結
果を調査パケットの使用可能波長を記述する領域に上書
きし、下流隣接ノードであるノード103に送信する。
図14に示される結果ではλ2,λ6が使用可能であ
る。
【0133】以上の処理を終点ノード104までの設定
経路上の各ノードにおいて順次行い、調査パケットが終
点ノード104に到達することで双方向の光チャネル設
定に使用可能な両方向共通の波長が存在していることに
なる。終点ノード104は調査パケットを受信すると、
始点ノード101に向けて双方向に光チャネルを設定す
るための信号である設定パケットを生成し、始点ノード
101に向けて送信する。この信号には、単方向の光チ
ャネル設定と区別するために双方向に設定するための情
報が記述されている。
【0134】終点ノード104は双方向の光チャネル設
定に使用する波長を調査パケットの使用可能波長を示す
領域に記述された使用可能波長の中から任意に一つ選択
し、選択した波長により設定経路上の各ノードで双方向
光チャネルの設定を行うこととする。これは設定経路上
の各ノードが波長変換機能を有していないためである。
【0135】設定パケットは調査パケットの転送された
経路で逆の方向に順次転送される。図1において終点ノ
ード104からノード103、ノード102を経由して
始点ノード101へと転送される。設定パケットを受信
した設定経路上の各ノードは光ファイバの波長使用状況
やルーティング情報等を記述したテーブルの更新処理を
行い、選択した波長の光信号が入力ポートから目的の出
力ポートに出力されるためのスイッチ設定などの自ノー
ドにおける光チャネル設定動作を開始すると共に、受信
した設定パケットを上流隣接ノードに転送する。この設
定パケットを始点ノード101が受信し、設定を行うこ
とで双方向の光チャネルの設定が行われる。
【0136】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において光チャネルの設定に失敗した場合には始
点ノードに設定失敗を通知する信号を送信し、光チャネ
ル設定処理を終了する。
【0137】(第三実施例)本発明第三実施例を図1を
用いて説明する。本実施例は波長変換機能を有するノー
ドにおける双方向光チャネルを同時に設定する方法を説
明するものである。図1には本実施例を説明するための
光伝達網の構成例を示す。各ノードが波長変換機能を有
すること以外はこれまでの実施例と同様である。
【0138】始点ノード101は終点ノード104まで
光チャネルを設定するため設定経路上の各リンクにおけ
る波長の使用状況から光チャネルの設定に使用可能な波
長を調べるための信号である調査パケットを生成する。
この信号には、単方向の光チャネル設定と区別するため
に双方向に設定するための情報が記述されている。
【0139】調査パケットを生成した始点ノード101
は隣接の下流ノードであるノード102との間の上流方
向、下流方向それぞれの光ファイバ112−1、111
−1における波長の使用状況を元に光チャネル設定に使
用可能な波長の検索を行う。
【0140】始点ノード101は両方向の光ファイバ1
11−1、112−1における波長使用状況をテーブル
で調ベる。多重されている各波長の使用状況は「0」、
「1」のビット列で表され、ここでは左から右へλ1〜
λ8を表すものとし、それぞれに対応するビットがその
波長の使用状況を表している。「0」であればその波長
は使用不可、「1」であれば使用可能を表している。図
1の始点ノード101において下流方向の光ファイバ1
11−1の波長使用状況はλ1,λ2,λ5,λ6,λ
8が使用可能でそれ以外が使用不可であることを示して
いる。いずれかの方向でビットが全て「0」を示してい
れば光チャネル設定に用いることができる波長が存在し
ないことを意味しており、波長の検索処理を終了し、光
チャネルの設定処理は終了する。
【0141】上流、下流各方向において光チャネル設定
に使用可能な波長が存在すると始点ノード101は調査
パケットを下流隣接ノードであるノード102に送信す
る。
【0142】始点ノード101からの調査パケットを受
信したノード102は同様にノード102とノード10
3の間の両方向の光ファイバにおける波長使用状況をテ
ーブルで調べる。このとき、どちらかの光ファイバの波
長使用状況を示すビットが全て「0」を示していた場合
は使用可能波長がないことを表しているため、光チャネ
ルの設定が失敗したとして始点ノード101に光チャネ
ルの設定失敗を通知する信号を送信し、処理を終了す
る。
【0143】上流、下流両方向において光チャネル設定
に使用可能な波長が存在するとノード102は調査パケ
ットを下流隣接ノードであるノード103に送信する。
【0144】上記の処理を終点ノード104までの設定
経路の各ノードで順次行い、調査パケットが終点ノード
104に到達することで双方向に光チャネルの設定に使
用可能な波長が存在していることになる。終点ノード1
04は調査パケットを受信すると、始点ノード101に
向けて双方向に光チャネルを設定するための信号である
設定パケットを生成する。この信号には、単方向の光チ
ャネル設定と区別するために双方向に設定するための情
報が記述されている。
【0145】終点ノード104は上流隣接ノード103
に接続する光ファイバ111−3、112−3における
波長使用状況をテーブルで調べ、光チャネル設定に使用
可能な波長の中から双方向の光チャネル設定に使用する
波長を各方向任意に一つ選択する。選択した波長により
終点ノード104とノード103の間の双方向光チャネ
ルの設定を行うために終点ノード104は光ファイバの
波長使用状況やルーティング情報等を記述したテーブル
の更新処理を行い、各方向で選択した波長の光信号を送
受信するために自ノードにおける光チャネル設定動作を
開始し、各方向で設定に用いた波長の情報を設定パケッ
トに記述する。その後、設定パケットを始点ノード10
1に向けて送信する。
【0146】終点ノード104から送信された設定パケ
ットは調査パケットが転送された経路で逆の方向で順次
転送される。図1において終点ノード104からノード
103、ノード102を経由して始点ノード101へと
転送される。設定パケットを受信した上流隣接ノード1
03は設定パケットに記述された各方向の波長情報等を
元に光ファイバの波長使用状況やルーティング情報等を
記述したテーブルの更新処理を行い、出力側の自ノード
における光チャネル設定動作を開始する。出力側設定処
理開始後に入力側の設定を行うが、設定経路上の各ノー
ドは波長変換機能を持っているため、ノードに入力され
る信号の波長と出力する信号の波長は異なっても良い。
入力側での各方向で使用する波長をテーブルで調べ決定
した後、光ファイバの波長使用状況やルーティング情報
等を記述したテーブルの更新処理を行い、入力光信号が
入力ポートから入力され、出力光信号が目的の出力ポー
トから出力されるためのスイッチ設定などの自ノードに
おける光チャネル設定動作を関始する。入力波長に用い
た波長の情報等は設定パケットに記述され、上流隣接ノ
ードに送信される。
【0147】上記の処理を設定経路上の各ノードで順次
行い、始点ノード101が設定パケットを受信し、設定
を行うことで双方向の光チャネルの設定が行われる。
【0148】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において、いずれかの方向でも光チャネルの設定
に失敗した場合には始点ノードに設定失敗を通知する信
号を送信し、光チャネル設定処理を終了する。
【0149】(第四実施例)本発明第四実施例を図1を
用いて説明する。本実施例は双方向の光チャネルを設定
する方法を説明するものである。図1に本実施例を説明
するための光伝達網の構成例を示す。光伝達網の構成等
は第一実施例と同様である。始点ノード101は終点ノ
ード104まで下流方向の光チャネルを設定するため設
定経路上の各リンクの下流方向の光ファイバにおける波
長の使用状況から光チャネルの設定に使用可能な波長を
調べるための信号である調査パケットを生成する。この
信号には、単方向の光チャネル設定と区別するために双
方向に設定するための情報が記述されている。また、各
ノード101〜104には波長変換機能はなく、始点ノ
ード101と終点ノード104の間に設定される各方向
の光チャネルは設定経路上の全てのノード間で同一の波
長を用いる。
【0150】調査パケットを生成した始点ノード101
は下流隣接ノードであるノード102との間の下流方向
の光ファイバ111−1における波長使用状況を保持す
るテーブルを使って検索する。多重されている各波長の
使用状況は「0」、「1」のビット列で表され、ここで
は左から右へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対
応するビットがその波長の使用状況を表している。
「0」であればその波長は使用不可、「1」であれば使
用可能を表している。図1の始点ノード101において
下流方向の光ファイバ111−1の波長使用状況はλ
1,λ2,λ5,λ6,λ8が使用可能でそれ以外が使
用不可であることを示している。ビットが全て「0」を
示していれば光チャネル設定に用いることができる波長
が存在しないことを意味しており、波長の検索処理を終
了し、光チャネルの設定処理は終了する。
【0151】次に下流方向の光ファイバ111−1の使
用可能波長を示すビット列と調査パケットの使用可能波
長を表す領域のビット列とのAND処理を行う。調査パ
ケットの使用可能波長を記述する領域は光ファイバ内に
多重されている波長数に等しい長さを持つこととし、本
例では8ビットの長さとなるが各波長とビットの対応が
一致していれば領域のビット長は異なってもよい。各ビ
ットは光ファイバでの波長使用状況を表すビット列と同
様に各波長の使用状況を表しており、左から右へλ1〜
λ8を示している。初期状態として全てのビットは使用
可能を意味する「1」を表している。
【0152】このAND処理の結果、始点ノード101
からノード102までの経路における下流方向の使用可
能波長を求めることができる。この結果は調査パケット
の使用可能波長を記述する領域に上書きされ、下流隣接
ノードであるノード102に送信される。
【0153】始点ノード101からの調査パケットを受
信したノード102は同様にノード102とノード10
3の間の下流方向の光ファイバ111−2における波長
使用状況をテーブルより検索する。このとき、光ファイ
バ111−2の波長使用状況を示すビットが全て「0」
を示していた場合は使用可能波長がないことを表してお
り、光チャネルの設定が失敗したとして始点ノード10
1に光チャネルの設定失敗を通知する信号を送信し、処
理を終了する。
【0154】下流方向の光ファイバ111−2において
使用可能波長がある場合にはノード102は受信した調
査パケットの使用可能波長を示す領域とのAND処理を
行い、始点ノード101からノード103までの間で光
チャネル設定に使用可能な波長を検索する。このとき、
設定経路上の各ノードに波長変換機能が無く、両方向と
も始終点間で同一の波長を用いなければならないため、
この処理の結果ビットが全て「0」となった場合は使用
可能波長がないことを示す。ノード102は光チャネル
の設定が失敗したとして始点ノード101に光チャネル
の設定失敗を通知する信号を送信し、処理を終了する。
【0155】使用可能波長が存在する場合にはその情報
が調査パケットの使用可能波長を示す領域に上書きさ
れ、調査パケットを下流隣接ノードであるノード103
に送信する。
【0156】終点ノード104までの設定経路上の各ノ
ードにおいて下流方向の使用可能波長の検索処理を順次
行い、調査パケットが終点ノード104に到達すること
で下流方向の光チャネルの設定に使用可能な同一波長が
存在していることになる。終点ノード104は調査パケ
ットを受信すると、始点ノード101に向けて下流方向
の光チャネルを設定するための信号である設定パケット
を生成し、下流方向の光チャネル設定処理開始後に始点
ノード101に向けて送信する。
【0157】終点ノード104は下流方向への光チャネ
ル設定に使用する波長を調査パケットの使用可能波長を
示す領域に記述された使用可能波長の中から任意に一つ
選択する。選択した波長の情報は設定パケットに記述さ
れ、この波長を用いて設定経路上の各ノードで光チャネ
ルの設定を行う。これは設定経路上の各ノードが波長変
換機能を有していないためである。
【0158】設定処理は光ファイバの波長使用状況やル
ーティング情報等を記述したテーブルの更新処理を行
い、選択した波長の光信号が入力ポートから入力され、
処理されるためのスイッチ設定などの自ノードにおける
光チャネル設定動作である。
【0159】同時に終点ノード104は上流方向への光
チャネルを設定するために設定経路上の各リンクにおけ
る上流方向の光ファイバの波長の使用状況から光チャネ
ルの設定に使用可能な波長を調べるための信号、調査パ
ケットを生成する。調査パケット生成後、終点ノード1
04は上流隣接ノードであるノード103との間のリン
クでの上流方向の光ファイバ112−3における波長の
使用状況をテーブルから検索し、得られた結果と調査パ
ケットの使用可能波長を示す領域を用いて光チャネル設
定に使用可能な波長の検索を行う。
【0160】検索方法は前述の下流方向への光チャネル
設定における使用可能波長の検索方法と同様である。ま
た本実施例では下流方向の光チャネルを設定するための
信号と上流方向への光チャネル設定に使用する波長を調
べる信号は異なっているが、一つの信号で両者の処理を
行うことも可能である。以降、設定経路上の各ノードに
おいて順次上流隣接ノードとの間の光ファイバにおいて
上流方向への光チャネル設定に使用可能な波長の検索処
理を行う。
【0161】終点ノード104の送信した設定パケッ
ト、上流方向の光チャネル設定のための調査パケットは
下流方向の光チャネル設定のための調査パケットが転送
された経路で逆の方向に順次転送される。図1において
終点ノード104からノード103、ノード102を経
由して始点ノード101へと転送される。設定パケット
を受信した設定経路上の各ノードは光ファイバの波長使
用状況やルーティング情報等を記述したテーブルの更新
処理を行い、選択した波長の光信号が入力ポートから目
的の出力ポートに出力されるためのスイッチ設定などの
自ノードにおける光チャネル設定動作を開始すると共に
上流隣接ノードに転送する。この設定パケットを始点ノ
ード101が受信することで下流方向の光チャネルの設
定が行われる。
【0162】また、終点ノード104より送信された調
査パケットを受信した始点ノード101は上流方向への
光チャネルを設定するために設定パケットを生成し、設
定処理を行って終点ノード104に向けて送信する。設
定パケットによる上流方向の光チャネル設定方法は前述
の下流方向への光チャネル設定方法と同様である。
【0163】終点ノード104が始点ノード101の送
信した設定パケットを受信することで上流方向の光チャ
ネルの設定が行われ、双方向の光チャネルを設定するこ
とができる。
【0164】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において、光チャネルの設定に失敗した場合には
始点ノードに設定失敗を通知する信号を送信し、光チャ
ネル設定処理を終了する。
【0165】(第五実施例)本発明第五実施例は前述の
第四実施例において各ノードが波長変換機能を有してい
る場合である。図1に本実施例を説明するための光伝達
網の構成例を示す。各ノードが波長変換機能を有する以
外は第一実施例と同様である。始点ノード101は終点
ノード104まで下流方向の光チャネルを設定するため
設定経路上の各リンクの下流方向の光ファイバにおける
波長の使用状況から下流方向の光チャネルの設定に使用
可能な波長を調べるための信号である調査パケットを生
成する。この信号には、単方向の光チャネル設定と区別
するために双方向に設定するための情報が記述されてい
る。
【0166】調査パケットを生成した始点ノード101
は下流隣接ノードであるノード102との間の下流方向
の光ファイバ111−1における波長の使用状況をテー
ブルから検索する。
【0167】多重されている各波長の使用状況は
「0」、「1」のビット列で表され、ここでは左から右
へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対応するビッ
トがその波長の使用状況を表している。
【0168】「0」であればその波長は使用不可、
「1」であれば使用可能を表している。図1の始点ノー
ド101において下流方向の光ファイバ111−1の波
長使用状況はλ1,λ2,λ5,λ6,λ8が使用可能
でそれ以外が使用不可であることを示している。ビット
が全て「0」を示していれば光チャネル設定に用いるこ
とができる波長が存在しないことを意味しており、波長
の検索処理を終了し、光チャネルの設定処理は終了す
る。
【0169】いずれかのビットが「1」を示しているこ
とで光チャネル設定に使用可能な波長が存在することと
なるため下流隣接ノードであるノード102に調査パケ
ットを送信する。
【0170】始点ノード101からの調査パケットを受
信したノード102は同様にノード102とノード10
3の間の下流方向の光ファイバ111−2における波長
使用状況をテーブルで調べる。このとき、光ファイバ1
11−2の波長使用状況を示すビットが全て「0」を示
していた場合は使用可能波長がないことを表しており、
下流方向の光チャネルの設定が失敗したとして始点ノー
ド101に下流方向の光チャネルの設定失敗を通知する
信号を送信し、処理を終了する。下流方向の光ファイバ
111−2において使用可能波長がある場合には調査パ
ケットを下流隣接ノードであるノード103に送信す
る。
【0171】終点ノード104までの設定経路上の各ノ
ードにおいて下流方向の光チャネル設定に使用可能な波
長の検索処理を順次行い、調査パケットが終点ノード1
04に到達することで下流方向の光チャネルの設定に使
用可能な波長が存在していることになる。終点ノード1
04は調査パケットを受信すると、始点ノード101に
向けて下流方向の光チャネルを設定するための信号であ
る設定パケットを生成する。
【0172】終点ノード104は下流方向の光チャネル
設定に使用する波長を上流隣接ノード103に接続する
光ファイバ111−3における波長使用状況をテーブル
で調べ、光チャネル設定に使用可能な波長を任意に一つ
選択し、選択した波長により終点ノード104とノード
103の間で下流方向の光チャネルの設定を行う。終点
ノード104は光ファイバの波長使用状況やルーティン
グ情報等を記述したテーブルの更新処理を行うと共に選
択した波長による光信号を受信するために自ノードにお
ける光チャネル設定動作を開始する。設定に用いた波長
情報は設定パケットに記述される。
【0173】設定パケットは調査パケットの転送された
経路で逆の方向に順次転送される。図1において終点ノ
ード104からノード103、ノード102を経由して
始点ノード101へと転送される。設定パケットを受信
した上流隣接ノード103は設定パケットに記述された
下流方向の光チャネルに用いた波長情報を元にテーブル
の更新処理を行い、出力側の自ノードにおける光チャネ
ル設定動作を開始する。出力側設定処理開始後に入力側
の設定を行うが、設定経路上の各ノードは波長変換機能
を持っているため、ノードに入力される光信号の波長と
出力する光信号の波長が異なってもよい。入力信号とし
て使用する波長が決まると光ファイバの波長使用状況や
ルーティング情報等を記述したテーブルの更新処理を行
い、入力光信号が入力ポートから入力され、目的の出力
ポートから出力光信号が出力されるためのスイッチ設定
などの自ノードにおける光チャネル設定動作を開始す
る。入力波長と出力波長が異なる場合には選択した下流
方向の光チャネルの入力波長を設定パケットに波長情報
として記述する。
【0174】上記の処理を各ノードで順次行い、始点ノ
ード101が設定パケットを受信し、設定処理が完了す
ることで下流方向の光チャネルの設定が行われる。光チ
ャネル設定経路上の各ノード104〜101において、
光チャネルの設定に失敗した場合には始点ノードに設定
失敗を通知する信号を送信し、光チャネル設定処理を終
了する。終点ノード104は設定パケットを生成、送信
するとともに、上流方向への光チャネルを設定するため
に設定経路上の各リンクにおける上流方向の光ファイバ
での波長の使用状況から上流方向の光チャネルの設定に
使用可能な波長を調べるための信号である調査パケット
を生成する。調査パケット生成後、終点ノード104は
上流隣接ノードであるノード103との間のリンクにお
いて上流方向の光ファイバ112−3における波長の使
用状況から上流方向の光チャネル設定に使用可能な波長
の検索を行う。上流方向への光チャネル設定に使用可能
な波長の検索処理は前述の下流方向への光チャネル設定
に使用可能な波長の検索方法と同様である。
【0175】終点ノード104から送信された調査パケ
ットを受信した始点ノード101は上流方向への光チャ
ネルを設定するための信号である設定パケットを生成
し、終点ノード104に向けて送信する。設定パケット
は設定経路に沿って始点ノード101から終点ノード1
04に向けて転送される。設定経路上の各ノードにおけ
る光チャネル設定処理は前述の下流方向の光チャネル設
定方法と同様である。
【0176】終点ノード104が始点ノード101から
の設定パケットを受信し、設定処理を行うことで双方向
の光チャネルの設定が行われる。
【0177】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において、光チャネルの設定に失敗した場合には
始点ノードに設定失敗を通知する信号を送信し、光チャ
ネル設定処理を終了する。
【0178】(第六実施例)本発明第六実施例を図15
を用いて説明する。図15は本実施例を説明するための
光伝達網の構成を示したものであり、始点ノード901
と終点ノード904および中継ノードにより構成されて
いる。本実施例は下流方向に設定する光チャネルと上流
方向に設定する光チャネルの設定経路がそれぞれ異なる
こと以外は前述の第四実施例または第五実施例と同様で
ある。そのため、異なる経路に設定する処理について説
明する。
【0179】下流方向の光チャネルは始点ノード901
からノード902、903を経由して終点ノード904
までの経路に設定される。始点ノード901から中継ノ
ード902、903を経由して転送された下流方向の光
チャネルのための調査パケットを受信した終点ノード9
04は下流方向の光チャネルを設定するための設定パケ
ットを生成する。この下流方向の光チャネル設定パケッ
トは受信した調査パケットと同じ経路で逆向きに転送さ
れる。下流方向の光チャネル設定方法は下流方向の光チ
ャネル設定経路上の各ノードが波長変換機能を持たない
場合は第四実施例と、各ノードが波長変換機能を有して
いれば第五実施例と同様である。
【0180】終点ノード904は始点ノード901から
送信された調査パケットを受信し、下流方向の光チャネ
ル設定パケットを生成すると共に始点ノード901の間
の上流方向の光チャネルを設定するための経路を計算に
より求める。計算方法としてはダイクストラ法やOSP
F等のルーティングプロトコルなどを用いて計算するが
これに限ったものではない。このとき、求めた経路は下
流方向の光チャネル設定経路と必ずしも一致するとは限
らない。本実施例では説明のため図15に示されるとお
り、終点ノード904は設定経路として中継ノード90
5、906、907を経由して始点ノード901に到達
する経路を上流方向の光チャネル設定経路として求めた
とする。終点ノード904は求めた上流方向の光チャネ
ル設定経路において光チャネル設定に使用可能な波長を
検索するための信号である調査パケットを生成する。こ
の調査パケットは中継ノード905、906、907を
経由して始点ノード901に転送される。調査パケット
による上流方向の光チャネル設定経路上の各ノードにお
ける波長検索方法は各ノードが波長変換機能を持たない
場合は第四実施例と、各ノードが波長変換機能を有して
いれば第五実施例と同様である。
【0181】上流方向の光チャネル設定に使用可能な波
長を検索する調査パケットを受信した始点ノード901
は調査パケットが転送された経路で逆向きに転送される
設定パケットを生成し、上流方向の光チャネルの設定を
行う。設定パケットによる光チャネルの設定方法は上流
方向の光チャネル設定経路上の各ノードが波長変換機能
を持たない場合は第四実施例と、各ノードが波長変換機
能を有していれば第五実施例と同様である。
【0182】上記の設定パケットを終点ノード904が
受信し、終点ノード904での設定を行うことで双方向
の光チャネルの設定が行われる。このとき、下流方向の
光チャネルは中継ノード902、903を経由し、上流
方向の光チャネルは中継ノード906、906、907
を経由する経路で設定される。
【0183】光チャネル設定経路上の各ノード901〜
907において、いずれかの方向でも光チャネルの設定
に失敗した場合には始点ノードに設定失敗を通知する信
号を送信し、光チャネル設定処理を終了する。
【0184】(第七実施例)本発明第七実施例を図1
6、図17を用いて説明する。本実施例は隣接ノード同
士が複数の光ファイバで接続されている場合における波
長検索方法、光チャネル設定方法である。図16は本実
施例を説明するための光伝達網の一構成例、図17は始
点ノード101における始点ノード101とノード10
2の間の上流方向の光ファイバ全体での光チャネル設定
に使用可能な波長の検索方法を示している。各方向の複
数ある光ファイバ全体での波長使用状況を求める方法の
適用は光チャネルの設定方法、各ノード101〜104
において波長変換機能の有無に依らないため、本実施例
では隣接ノード同士が複数の光ファイバにて接続されて
いる以外は第一実施例と同様とする。なお、本実施例で
述べる波長検索方法は隣接ノード間が単一の光ファイバ
で接続されている場合でも適用可能である。
【0185】始点ノード101は終点ノード104まで
光チャネルを設定するため各リンクにおける波長の使用
状況から光チャネルの設定に使用可能な波長を調べるた
めの信号である調査パケットを生成する。この信号に
は、単方向の光チャネル設定と区別するために双方向に
設定するための情報が記述されている。
【0186】調査パケットを生成した始点ノード101
は隣接の下流ノードであるノード102との間の上流方
向、下流方向それぞれの光ファイバ1001−4〜6、
1001−1〜3における波長の使用状況を元に光チャ
ネル設定に使用可能な波長の検索を行う。両方向とも方
法は同じであるため、ここでは上流方向のみを詳細に説
明する。
【0187】始点ノード101はノード102に接続し
ている上流方向の光ファイバ1001−4〜6における
波長使用状況を保持するテーブルで調べる。多重されて
いる各波長の使用状況は図16にて示されるように
「0」、「1」のビット列で表され、ここでは左から右
へλ1〜λ8を表すものとし、それぞれに対応するビッ
トがその波長の使用状況を表している。「0」であれば
その波長は使用不可、「1」であれば使用可能を表して
いる。全ての光ファイバにおいてビットが全て「0」を
示していれば光チャネル設定に用いることができる波長
が存在しないことを意味しており、波長の検索処理を終
了し、光チャネルの設定処理は終了する。
【0188】光チャネルの設定に使用する波長は光チャ
ネル設定に使用可能な波長であればノード102に接続
しているどの光ファイバを用いても構わない。そのた
め、始点ノードは上流方向の光ファイバ1001−4〜
6全体での使用可能波長を調べるために本実施例では各
光ファイバにおける波長使用状況を示すビット列のOR
処理を行う場合について説明するが、光ファイバ全体で
の使用可能波長を調べるための方法はこれに限るもので
はない。この結果、図17に示されるように、始点ノー
ド101とノード102間の上流方向の光ファイバ10
01−4〜6全体での光チャネル設定に使用可能な波長
はλ1,λ2,λ3,λ5,λ6,λ7となる。
【0189】上流方向の光ファイバ全体での波長使用状
況を求めた後、調査パケットの上流方向の光チャネル設
定に使用可能な波長を記述する領域のビット列とAND
処理を行うことにより光チャネル設定に使用可能な波長
を調べる。調査パケットに関しては第一実施例にて説明
した通りである。AND処理の結果、全てのビットが
「0」となると光チャネル設定に使用可能な波長が無い
ことを表しているので波長検索処理を終了し、光チャネ
ル設定を終了する。そうでなければ得られた結果は調査
パケットの上流方向の使用可能波長を表す領域に上書き
され、ノード102に転送される。以上の処理は下流方
向についても同様である。
【0190】始点ノード101から転送された調査パケ
ットを受信したノード102は始点ノード101と同様
に波長検索処理を行う。ノード102はノード103に
接続している上流方向の光ファイバ1002−4〜6に
おける波長使用状況を保持するテーブルで調べる。全て
の光ファイバにおいてビットが全て「0」を示していれ
ば光チャネル設定に用いることができる波長が存在しな
いことを意味しており、波長の検索処理を終了し、光チ
ャネルの設定処理は終了するとともに、始点ノード10
1に向けて光チャネル設定失敗を通知するための信号を
送信する。
【0191】ノード102は上流方向の光ファイバ10
02−4〜6全体での使用可能波長を求めるためにそれ
ぞれの光ファイバの波長使用状況を表すビット列のOR
処理を行う。この処理の結果、全てのビットが「0」と
なると光チャネル設定に使用可能な波長が無いことを表
しているので波長検索処理、光チャネル設定を終了し、
始点ノード101へと光チャネル設定失敗を通知するた
めの信号を送信する。
【0192】上記処理後、ノード102は始点ノード1
01からノード103の間の経路における光チャネル設
定に使用可能な波長を検索するために、受信した調査パ
ケットの上流方向の光チャネル設定に使用可能な波長を
示す領域のビット列と上記処理により求めた上流方向の
光ファイバ1002−4〜6全体での波長使用状況を表
すビット列のAND処理を行う。AND処理の結果、全
てのビットが「0」となると光チャネル設定に使用可能
な波長が無いことを表しているので波長検索処理を終了
し、光チャネル設定を終了するとともに、始点ノード1
01へと光チャネル設定失敗を通知するための信号を送
信する。そうでなければ得られた結果は調査パケットの
上流方向の使用可能波長を表す領域に上書きされ、ノー
ド103に転送される。以上の処理は下流方向について
も同様である。
【0193】終点ノード104までの設定経路上の各ノ
ードにおいて両方向の使用可能波長の検索処理を順次行
い、調査パケットが終点ノード104に到達することで
双方向の光チャネルの設定に使用可能な波長が存在して
いることになる。終点ノード104は調査パケットを受
信すると、始点ノード101に向けて双方向の光チャネ
ルを設定するための信号である設定パケットを生成す
る。この信号には、単方向の光チャネル設定と区別する
ために双方向に設定するための情報が記述されている。
【0194】設定パケットには各方向の光チャネル設定
に使用する波長が調査パケットの各方向の使用可能波長
を示す領域に記述された使用可能波長の中からそれぞれ
任意に一つ選択され、記述される。設定経路上の各ノー
ドでは選択された波長により双方向に光チャネルの設定
を行う。これは設定経路上の各ノードが波長変換機能を
有していないためである。選択する波長は上流方向、下
流方向で同一であっても異なっていても構わない。
【0195】設定パケットは調査パケットの転送された
経路で逆の方向に順次転送される。図16において終点
ノード104からノード103、ノード102を経由し
て始点ノード101へと転送される。
【0196】設定パケットを受信した設定経路上の各ノ
ードは光ファイバにおける波長使用状況やルーティング
情報等を記述したテーブルの更新処理を行い、選択した
波長の光信号が入力ポートから目的の出力ポートに出力
されるためのスイッチ設定などの自ノードにおける光チ
ャネル設定動作を開始すると共に上流隣接ノードに転送
する。
【0197】ノードにおいて光チャネルの設定に用いる
波長が複数の光ファイバで使用可能な場合には任意にも
しくは光チャネルの設定状況を踏まえて一波長を選択す
る。
【0198】この設定パケットを始点ノード101が受
信し、始点ノード101での設定を行うことで双方向の
光チャネルの設定が行われる。
【0199】光チャネル設定経路上の各ノード104〜
101において、いずれかの方向でも光チャネルの設定
に失敗した場合には始点ノードに設定失敗を通知する信
号を送信し、光チャネル設定処理を終了する。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の方法では困難な双方向の光チャネルの設定を行う
ことができる。また、隣接ノード間が複数の光ファイバ
で接続されている場合でも正しい波長使用状況を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための光伝達網の一構成例を
示す図。
【図2】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図3】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図4】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図5】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図6】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図7】本発明実施例の波長検索装置および光チャネル
設定装置の要部ブロック構成図。
【図8】ノード101でのノード101とノード102
の間の下流方向の光ファイバにおける光チャネル設定に
使用可能な波長の検索方法を説明するための図。
【図9】ノード101でのノード101とノード102
の間の上流方向の光ファイバにおける光チャネル設定に
使用可能な波長の検索方法を説明するための図。
【図10】ノード102でのノード101からノード1
03の間の経路の下流方向の光チャネル設定に使用可能
な波長の検索方法を説明するための図。
【図11】ノード102でのノード101からノード1
03の間の経路の上流方向の光チャネル設定に使用可能
な波長の検索方法を説明するための図。
【図12】ノード101でのノード101とノード10
2の間の両方向の光ファイバにおける両方向共通の使用
可能波長の検索方法を説明するための図。
【図13】ノード101でのノード101からノード1
02の間の光チャネル設定に使用可能な両方向共通の波
長の検索方法を説明するための図。
【図14】ノード102でのノード101からノード1
03の間の経路における光チャネル設定に使用可能な両
方向共通の波長の検索方法を説明するための図。
【図15】本発明第六実施例を説明するための光伝達網
の一構成例を示す図。
【図16】本発明第七実施例を説明するための光伝達網
の一構成例を示す図。
【図17】ノード101でのノード101とノード10
2の間の上流方向の全ての光ファイバにおける使用可能
波長の検索方法を説明するための図。
【図18】従来例を説明するための光伝達網の一構成例
を示す図。
【図19】ノード101とノード102の間での光チャ
ネル設定に使用可能な波長の検索方法を説明するための
図。
【図20】ノード102での始点ノード101からノー
ド103の間の経路で光チャネル設定に使用可能な波長
の検索方法を説明するための図。
【符号の説明】
10 経路設定部 20 波長検索部 21、21′ 送信波長検索部 22、22′ 受信波長検索部 23 送信用テーブル 24 受信用テーブル 25 送信用光チャネル設定可能波長検索部 26 受信用光チャネル設定可能波長検索部 27 光チャネル設定可能波長検索部 30 同一波長検索部 40 信号A生成部 41 信号A転送部 42 信号B生成部 43 信号B転送部 44、49 光チャネル設定部 45 信号C生成部 46 信号C転送部 47 信号D生成部 48 信号D転送部 50 光チャネル設定失敗通知信号生成・送信部 101 始点ノード 102〜103 ノード 104 終点ノード 901 始点ノード 902〜903 中継ノード 904 終点ノード 905〜907 中継ノード 111−1〜3 下流方向の光ファイバ 112−1〜3 上流方向の光ファイバ 1001−1〜3 下流方向の光ファイバ 1001−4〜6 上流方向の光ファイバ 1002−1〜3 下流方向の光ファイバ 1002−4〜6 上流方向の光ファイバ 1003−1〜3 下流方向の光ファイバ 1003−4〜6 上流方向の光ファイバ
フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA05 DA02 DA06 DA10 DA11 EA06 FA01 5K034 AA00 DD03 EE02 JJ11 LL01 RR01

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で、始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    場合に双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    方法において、 光チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノード
    と接続している送信用の光ファイバにおける波長多重数
    および使用波長および未使用波長の情報を含む情報を記
    述した送信用テーブルおよび光チャネル設定経路上の終
    点ノード側にある隣接ノードと接続している受信用の光
    ファイバにおける波長多重数および使用波長および未使
    用波長の情報を含む情報を記述した受信用テーブルを参
    照し、 前記送信用テーブルを用いて終点ノード方向への光チャ
    ネルの設定に使用できる波長を検索すると共に、前記受
    信用テーブルを用いて始点ノード方向への光チャネルの
    設定に使用できる波長を検索し、双方向光チャネル設定
    に使用できる波長を双方向共に調べることを特徴とする
    波長検索方法。
  2. 【請求項2】 双方向光チャネル設定に使用できる波長
    を双方向共に調べた後にこれらの論理積をとり、双方向
    同一波長により光チャネル設定を行うことができる波長
    を調べる請求項1記載の波長検索方法。
  3. 【請求項3】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で始点ノードと終点ノードとの間に双方向の光チャネル
    を設定する方法において、 始点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計
    算して終点ノードに向けて転送される設定経路上の終点
    ノードを除く各ノードで双方向光チャネル設定に使用可
    能な波長を検索するための信号(以下、信号A)を生成
    し、 終点ノードを除く設定経路上の各ノードで上記信号Aを
    用いて前記請求項1または2記載の波長検索方法により
    終点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の
    光ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネ
    ル設定に使用可能な波長を検索し、 双方向光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれば終
    点ノード側の隣接ノードに上記信号Aを転送し、 上記処理を終点ノードを除く設定経路上の各ノードで順
    次行うことによって始点ノードから転送された上記信号
    Aを終点ノードが受信すると終点ノードは始点ノードに
    向けて転送される双方向光チャネルを設定するための信
    号(以下、信号B)を生成し、 上記信号Bを用いて光チャネル設定経路上の各ノードに
    おいてリンクにおける波長使用状況およびルーティング
    情報を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行うと
    共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して双
    方向光チャネルの設定を順次行い、 終点ノードから転送された上記信号Bを始点ノードが受
    信することで双方向の光チャネルの設定が行われること
    を特徴とする光チャネル設定方法。
  4. 【請求項4】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で、始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に単方向または双方向の光チャネ
    ルを設定する場合に光チャネル設定に使用可能な波長を
    光チャネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検
    索する方法において、 光チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノード
    と接続している複数の送信用の光ファイバそれぞれの波
    長多重数および使用波長および未使用波長の情報を含む
    情報を記述した送信用テーブルおよび光チャネル設定経
    路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続している複
    数の受信用の光ファイバそれぞれの波長多重数および使
    用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述した受
    信用テーブルを参照し、 前記送信用テーブルから求めた各光ファイバの波長使用
    状況を用いて複数の送信用の光ファイバ全体での波長使
    用状況を求めると共に、前記受信用テーブルから求めた
    各光ファイバの波長使用状況を用いて複数の受信用の光
    ファイバ全体での波長使用状況を求めることを特徴とす
    る波長検索方法。
  5. 【請求項5】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で、始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    場合に双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の各ノードで検索する方法において、 前記請求項4記載の波長検索方法で送信用および受信用
    の光ファイバ全体での波長使用状況を検索した後に、前
    記請求項1または2記載の波長検索方法により双方向光
    チャネルの設定に使用可能な波長を検索することを特徴
    とする波長検索方法。
  6. 【請求項6】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で始点ノードと終点ノードとの間に双方向の光チャネル
    を設定する方法において、 始点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計
    算して終点ノードに向けて転送される終点ノードを除く
    設定経路上の各ノードで双方向光チャネル設定に使用可
    能な波長を検索するための信号(以下、信号A)を生成
    し、 終点ノードを除く設定経路上の各ノードで上記信号Aを
    用いて前記請求項4または5記載の波長検索方法により
    終点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の
    光ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネ
    ル設定に使用可能な波長を検索し、 双方向光チャネル設定に使用可能な波長が存在すれば終
    点ノード側の隣接ノードに上記信号Aを転送し、 上記処理を終点ノードを除く設定経路上の各ノードで順
    次行うことによって始点ノードから転送された上記信号
    Aを終点ノードが受信すると終点ノードは始点ノードに
    向けて転送される双方向光チャネルを設定するための信
    号(以下、信号B)を生成し、 上記信号Bを用いて光チャネル設定経路上の各ノードに
    おいてリンクにおける波長使用状況およびルーティング
    情報を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行うと
    共に自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して双
    方向光チャネルの設定を順次行い、 終点ノードから転送された上記信号Bを始点ノードが受
    信することで双方向の光チャネルの設定が行われること
    を特徴とする光チャネル設定方法。
  7. 【請求項7】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で始点ノードと終点ノードとの間に単方向の光チャネル
    を設定する方法において、 前記請求項6記載の光チャネル設定方法において終点ノ
    ード方向または始点ノード方向のいずれかの方向の光チ
    ャネルを設定することを特徴とする光チャネル設定方
    法。
  8. 【請求項8】 複数のノードより構成されノード間が波
    長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬され
    る単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達網
    で始点ノードと終点ノードとの間に双方向に光チャネル
    を設定する方法において、 始点ノードは終点ノードまでの光チャネル設定経路を計
    算して光チャネル設定経路に沿って終点ノードに向けて
    転送される終点ノードを除く各ノードで終点ノード方向
    の光チャネルの設定に使用可能な波長を調べるための信
    号(以下、信号A)を生成し、 終点ノードを除く設定経路上の各ノードで上記信号Aを
    用いて終点ノード側の隣接ノードと接続する単一または
    複数の光ファイバにより構成されるリンクにおける終点
    ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長の検索を
    行い、 終点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長が存
    在すれば上記信号Aを終点ノード側の隣接ノードに転送
    し、 上記処理を終点ノードを除く設定経路上の各ノードで順
    次行うことによって上記信号Aを受信した終点ノードは
    始点ノードに向けて転送される終点ノード方向に光チャ
    ネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成する
    と共に、 始点ノードに向けて転送される終点ノード方向の光チャ
    ネルと同一経路に設定する始点ノード方向の光チャネル
    の使用可能波長を始点ノードを除く設定経路上の各ノー
    ドで調べるための信号(以下、信号C)を生成し、 設定経路上の各ノードで終点ノード方向に光チャネルを
    設定するための信号Bを用いて光チャネル設定のために
    リンクにおける波長使用状況およびルーティングの情報
    を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行うと共に
    自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して終点ノ
    ード方向のチャネルの設定を行うと共に、 始点ノードを除く設定経路上の各ノードで始点ノード方
    向に設定する光チャネルの使用可能波長を調べるための
    信号Cを用いて始点ノード側の隣接ノードと接続する単
    一または複数の光ファイバにより構成されるリンクでの
    始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長の検
    索を行い、 始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長が存
    在すれば上記信号Cを始点ノード側の隣接ノードに転送
    し、 以上の処理を設定経路上の各ノードで順次行うことで始
    点ノードが終点ノード方向の光チャネルを設定するため
    の信号Bを受信し設定処理を行うことで終点ノード方向
    の光チャネル設定が行われると共に、 始点ノード方向に設定する光チャネルの使用可能波長を
    調べるための信号Cを受信すると終点ノードに向けて転
    送される始点ノード方向に光チャネルを設定するための
    信号(以下、信号D)を生成し、 設定経路上の各ノードで始点ノード方向に光チャネルを
    設定するための信号Dを用いて光チャネル設定のために
    リンクにおける波長使用状況およびルーティングの情報
    を含む情報を記述したテーブルの更新処理を行うと共に
    自ノードにおける光チャネル設定動作を開始して始点ノ
    ード方向の光チャネルの設定を順次行い、 終点ノードが上記信号Dを受信することで始点ノード方
    向に光チャネルの設定を行って双方向に光チャネルの設
    定を行うことを特徴とする光チャネル設定方法
  9. 【請求項9】 終点ノードが始点ノードに向けて送信す
    る終点ノード方向の光チャネルを設定するための信号と
    始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長を調
    べるための信号が同一の信号である請求項8記載の光チ
    ャネル設定方法。
  10. 【請求項10】 終点ノードで始点ノード方向の光チャ
    ネル設定経路を計算により求めることで終点ノード方向
    の光チャネルと始点ノード方向の光チャネルを異経路に
    設定することを可能とする請求項8記載の光チャネル設
    定方法。
  11. 【請求項11】 複数のノードより構成されノード間が
    波長分割多重技術により波長多重された光信号が伝搬さ
    れる単一または複数の光ファイバにて接続される光伝達
    網で始点ノードと終点ノードの間に双方向に光チャネル
    を設定する方法において、 前記請求項8〜10記載の光チャネル設定方法のうち各
    ノードで各方向の使用可能波長の検索処理を行う場合に
    前記請求項4記載の波長検索方法を併せて用いることを
    特徴とする光チャネル設定方法。
  12. 【請求項12】 始点ノードが光チャネルの使用可能波
    長を調べるために生成する信号に対して設定される光チ
    ャネルが双方向であることを記述しておくことで単方向
    の光チャネル設定の信号と区別する請求項3または6な
    いし11のいずれかに記載の光チャネル設定方法。
  13. 【請求項13】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    ときに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた波長検索装置において、 光チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノード
    と接続している送信用の光ファイバにおける波長多重数
    および使用波長および未使用波長の情報を含む情報を記
    述した送信用テーブルおよび光チャネル設定経路上の終
    点ノード側にある隣接ノードと接続している受信用の光
    ファイバにおける波長多重数および使用波長および未使
    用波長の情報を含む情報を記述した受信用テーブルが設
    けられ、 前記検索する手段は、 前記送信用テーブルを用いて終点ノード方向への光チャ
    ネルの設定に使用できる波長を検索する手段と、 前記受信用テーブルを用いて始点ノード方向への光チャ
    ネルの設定に使用できる波長を検索する手段とを備えた
    ことを特徴とする波長検索装置。
  14. 【請求項14】 前記検索する手段により検索された前
    記終点ノード方向への光チャネルの設定に使用できる波
    長および前記始点ノード方向への光チャネルの設定に使
    用できる波長の論理積をとることにより双方向同一波長
    による光チャネルの設定に使用できる波長を検索する手
    段を備えた請求項13記載の波長検索装置。
  15. 【請求項15】 複数のノードと、このノード間に設置
    され波長分割多重技術により波長多重された光信号が伝
    搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝達
    網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    ときに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた光チャネル設定装置において、 前記検索する手段は、 自ノードが始点ノードであるときには終点ノードまでの
    光チャネル設定経路を計算して終点ノードに向けて転送
    される終点ノードを除く設定経路上の各ノードで双方向
    光チャネル設定に使用可能な波長を検索するための信号
    (以下、信号A)を生成する手段と、 自ノードが終点ノード以外の設定経路上のノードである
    ときには上記信号Aを用いて前記請求項13または14
    記載の波長検索装置における前記検索する手段として終
    点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光
    ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネル
    設定に使用可能な波長を検索し双方向光チャネル設定に
    使用可能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノード
    に上記信号Aを転送する手段と、 自ノードが終点ノードであるときには転送された上記信
    号Aを受信して始点ノードに向けて転送される双方向光
    チャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成
    する手段と、 波長使用状況およびルーティング情報を含む情報を記述
    したテーブルと、 自ノードが設定経路上のノードであるときには上記信号
    Bを用いて前記テーブルの更新処理を行うと共に自ノー
    ドにおける光チャネル設定動作を開始して双方向光チャ
    ネルの設定を行う手段とを備えたことを特徴とする光チ
    ャネル設定装置。
  16. 【請求項16】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、単方向または双方向光チャネル設定に
    際し、始点ノードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該単方向または双
    方向光チャネルの終点ノードまでの経路を設定する手段
    と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードの間に単方向または双方向の光チャネル
    を設定するときに光チャネル設定に使用可能な波長を光
    チャネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索
    する手段とを備えた波長検索装置において、 光チャネル設定経路上の終点ノード側にある隣接ノード
    と接続している複数の送信用の光ファイバそれぞれの波
    長多重数および使用波長および未使用波長の情報を含む
    情報を記述した送信用テーブルおよび光チャネル設定経
    路上の終点ノード側にある隣接ノードと接続している複
    数の受信用の光ファイバそれぞれの波長多重数および使
    用波長および未使用波長の情報を含む情報を記述した受
    信用テーブルが設けられ、 前記検索する手段は、 前記送信用テーブルから求めた各光ファイバの波長使用
    状況を用いて複数の送信用の光ファイバ全体での波長使
    用状況を求める手段と、 前記受信用テーブルから求めた各光ファイバの波長使用
    状況を用いて複数の受信用の光ファイバ全体での波長使
    用状況を求める手段とを備えたことを特徴とする波長検
    索装置。
  17. 【請求項17】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードの間に双方向の光チャネルを設定すると
    きに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャネ
    ル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する手
    段とを備えた波長検索装置において、 前記検索する手段は、請求項16記載の波長検索装置に
    おける前記検索する手段により送信用および受信用の光
    ファイバ全体での波長使用状況を検索した後に請求項1
    3または14記載の波長検索装置における前記検索する
    手段により双方向光チャネルの設定に使用可能な波長を
    検索する手段を備えたことを特徴とする波長検索装置。
  18. 【請求項18】 複数のノードと、このノード間に設置
    され波長分割多重技術により波長多重された光信号が伝
    搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝達
    網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    ときに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた光チャネル設定装置において、 前記検索する手段は、 自ノードが始点ノードであるときには終点ノードまでの
    光チャネル設定経路を計算して終点ノードに向けて転送
    される設定経路上の終点ノードを除く各ノードで双方向
    光チャネル設定に使用可能な波長を検索するための信号
    (以下、信号A)を生成する手段と、 自ノードが終点ノード以外の設定経路上のノードである
    ときには上記信号Aを用いて前記請求項16または17
    記載の波長検索装置における前記検索する手段として終
    点ノード側の隣接ノードと接続する単一または複数の光
    ファイバにより構成されるリンクでの双方向光チャネル
    設定に使用可能な波長を検索し双方向光チャネル設定に
    使用可能な波長が存在すれば終点ノード側の隣接ノード
    に上記信号Aを転送する手段と、 自ノードが終点ノードであるときには転送された上記信
    号Aを受信して始点ノードに向けて転送される双方向光
    チャネルを設定するための信号(以下、信号B)を生成
    する手段と、 波長使用状況およびルーティング情報を含む情報を記述
    したテーブルと、 自ノードが設定経路上のノードであるときには上記信号
    Bを用いて前記テーブルの更新処理を行うと共に自ノー
    ドにおける光チャネル設定動作を開始して双方向光チャ
    ネルの設定を行う手段とを備えたことを特徴とする光チ
    ャネル設定装置。
  19. 【請求項19】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、単方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該単方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に単方向の光チャネルを設定する
    ときに単方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた光チャネル設定装置において、 前記検索する手段は、請求項16記載の光チャネル設定
    装置における前記検索する手段により終点ノード方向ま
    たは始点ノード方向のいずれかの方向の光チャネルを設
    定する手段を備えたことを特徴とする光チャネル設定装
    置。
  20. 【請求項20】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    ときに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた光チャネル設定装置において、 前記検索する手段は、 自ノードが始点ノードであるときには終点ノードまでの
    光チャネル設定経路を計算して光チャネル設定経路に沿
    って終点ノードに向けて転送される各ノードで終点ノー
    ド方向の光チャネルの設定に使用可能な波長を調べるた
    めの信号(以下、信号A)を生成する手段と、 自ノードが前記終点ノード以外の設定経路上のノードで
    あるときに前記信号Aを用いて終点ノード側の隣接ノー
    ドと接続する単一または複数の光ファイバにより構成さ
    れるリンクにおける終点ノード方向の光チャネル設定に
    使用可能な波長の検索を行い終点ノード方向の光チャネ
    ル設定に使用可能な波長が存在すれば上記信号Aを終点
    ノード側の隣接ノードに転送する手段と、 自ノードが終点ノードであるときには始点ノードに向け
    て転送される終点ノード方向に光チャネルを設定するた
    めの信号(以下、信号B)を生成すると共に始点ノード
    に向けて転送される終点ノード方向の光チャネルと同一
    経路に設定する始点ノード方向の光チャネルの使用可能
    波長を設定経路上の始点ノードを除く各ノードで調べる
    ための信号(以下、信号C)を生成する手段と、 光チャネル設定のためにリンクにおける波長使用状況お
    よびルーティングの情報を含む情報を記述したテーブル
    と、 自ノードが設定経路上のノードであるときには終点ノー
    ド方向に光チャネルを設定するための前記信号Bを用い
    て前記テーブルの更新処理を行うと共に自ノードにおけ
    る光チャネル設定動作を開始して終点ノード方向のチャ
    ネルの設定を行う手段と、自ノードが始点ノード以外の
    設定経路上のノードであるときには始点ノード方向に設
    定する光チャネルの使用可能波長を調べるための信号C
    を用いて始点ノード側の隣接ノードと接続する単一また
    は複数の光ファイバにより構成されるリンクでの始点ノ
    ード方向の光チャネル設定に使用可能な波長の検索を行
    い始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長が
    存在すれば上記信号Cを始点ノード側の隣接ノードに転
    送する手段と、 自ノードが前記始点ノードであるときには、 始点ノード方向に設定する光チャネルの使用可能波長を
    調べるための信号Cを受信し終点ノードに向けて転送さ
    れる始点ノード方向に光チャネルを設定するための信号
    (以下、信号D)を生成する手段と、 自ノードが設定経路上のノードであるときには前記信号
    Dを用いて光チャネル設定のためにリンクにおける波長
    使用状況および前記テーブルの更新処理を行うと共に自
    ノードにおける光チャネル設定動作を開始して始点ノー
    ド方向の光チャネルの設定を行う手段とを備えたことを
    特徴とする光チャネル設定装置。
  21. 【請求項21】 終点ノードが始点ノードに向けて送信
    する終点ノード方向の光チャネルを設定するための信号
    と始点ノード方向の光チャネル設定に使用可能な波長を
    調べるための信号が同一の信号である請求項20記載の
    光チャネル設定装置。
  22. 【請求項22】 前記終点ノードで前記始点ノード方向
    の光チャネル設定経路を計算により求めることで前記終
    点ノード方向の光チャネルと前記始点ノード方向の光チ
    ャネルを異経路に設定する手段を備えた請求項20記載
    の光チャネル設定装置。
  23. 【請求項23】 複数のノードと、このノード間に設置
    された波長分割多重技術により波長多重された光信号が
    伝搬される単一または複数の光ファイバとを備えた光伝
    達網に設けられ、 前記ノードには、双方向光チャネル設定に際し、始点ノ
    ードと終点ノードとが定義され、 前記ノードは、 自ノードが始点ノードであるときに当該双方向光チャネ
    ルの終点ノードまでの経路を設定する手段と、 この始点ノードで求めた光チャネル設定経路の始点ノー
    ドと終点ノードとの間に双方向の光チャネルを設定する
    ときに双方向光チャネル設定に使用可能な波長を光チャ
    ネル設定経路上の終点ノードを除く各ノードで検索する
    手段とを備えた光チャネル設定装置において、 前記検索する手段は、請求項20〜22記載の光チャネ
    ル設定装置における前記検索する手段により各ノードで
    各方向の使用可能波長の検索処理を行うときに請求項1
    6記載の波長検索装置における前記検索する手段による
    各ノードで各方向の使用可能波長のを検索処理を併せて
    行う手段を備えたことを特徴とする光チャネル設定装
    置。
  24. 【請求項24】 始点ノードが光チャネルの使用可能波
    長を調べるために生成する信号に対して設定される光チ
    ャネルが双方向であることを記述しておくことで単方向
    の光チャネル設定の信号と区別する手段を備えた請求項
    15または18ないし23のいずれかに記載の光チャネ
    ル設定装置。
  25. 【請求項25】 情報処理装置にインストールすること
    により、その情報処理装置に、請求項1ないし5のいず
    れかに記載の波長検索方法または請求項6ないし12の
    いずれかに記載の光チャネル設定方法を実行させるプロ
    グラム。
  26. 【請求項26】 情報処理装置にインストールすること
    により、その情報処理装置を、請求項13ないし17の
    いずれかに記載の波長検索装置または請求項18ないし
    24のいずれかに記載の光チャネル設定装置に相応する
    装置とするプログラム。
  27. 【請求項27】 請求項25または26記載のプログラ
    ムが記録された記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012057095A1 (ja) * 2010-10-25 2012-05-03 日本電信電話株式会社 周波数割当方法および装置

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