JP2002246733A - 防湿絶縁剤コーティング方法 - Google Patents

防湿絶縁剤コーティング方法

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JP2002246733A
JP2002246733A JP2001242669A JP2001242669A JP2002246733A JP 2002246733 A JP2002246733 A JP 2002246733A JP 2001242669 A JP2001242669 A JP 2001242669A JP 2001242669 A JP2001242669 A JP 2001242669A JP 2002246733 A JP2002246733 A JP 2002246733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板上に塗布する防湿絶縁剤の乾燥
の短縮化を図る。 【解決手段】 プリント基板の表面に防湿絶縁剤を塗布
する工程と、防湿絶縁剤を乾燥させる工程とを有してな
るプリント基板への防湿絶縁剤のコーティング方法にお
いて、防湿絶縁剤の塗布工程では、粘度が60mPa・
s以下となる防湿絶縁剤をプリント基板に塗布するよう
にする。このように、防湿絶縁剤の粘度を60mPa・
s以下とすることにより、防湿絶縁剤の乾燥を短縮化す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアレススプレー
方式でプリント基板に防湿絶縁剤をコーティングする方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアレススプレー方式によるプリント基
板への防湿絶縁剤の塗布は、ノズルから防湿絶縁剤を噴
出させた際に噴出孔近くに発生するフィルム状の液状部
分、すなわちノズルから噴出された防湿絶縁剤が霧状に
なる前の液状部分を利用して行われ、液状部分がプリン
ト基板に到達するようにノズルとプリント基板との間隔
を設定し、ノズルをプリント基板上で走査することによ
ってプリント基板への防湿絶縁剤の塗布が成される。そ
して、防湿絶縁剤を乾燥させることでプリント基板への
防湿絶縁剤のコーティングが成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防湿絶
縁剤の乾燥には時間がかかり、防湿絶縁剤が乾燥するま
で次の製造工程に移行することができなくなるため、工
程内在庫が増加するという問題がある。従来では、防湿
絶縁剤の乾燥を早めるために、防湿乾燥剤塗布後のプリ
ント基板に対して熱風を強制的に吹き付けるという処理
を施しているが、このような処理だけでは十分でなく、
さらなる防湿絶縁剤の乾燥の短縮化が求められる。
【0004】本発明は上記点に鑑みて、プリント基板上
に塗布する防湿絶縁剤の乾燥のさらなる短縮化を図るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エアレススプレー方式
を利用し、塗布ノズル(15)から噴出させるフィルム
状の液状部分を用いて、被覆しないままに残すべき部分
を除いてプリント基板(21)に防湿絶縁剤(8)を塗
布する工程を有してなる防湿絶縁剤コーティング方法に
おいて、防湿絶縁剤の塗布工程では、粘度が60mPa
・s以下となる防湿絶縁剤をプリント基板に塗布するこ
とを特徴としている。
【0006】このように、防湿絶縁剤の粘度を60mP
a・s以下とすることにより、防湿絶縁剤の乾燥を短縮
化することができる。
【0007】請求項2に記載の発明においては、防湿絶
縁剤の塗布工程では、中空部を有するシリンダ部(1
0)と、シリンダ部の中空部を第1の部屋(12)と第
2の部屋(13)とに分離する仕切壁(11)と、第1
の部屋に配置され該第1の部屋内を摺動するように構成
されたピストン部(17)と、ピストン部に連動して第
2の部屋とシリンダ部の外部との連通/遮断を制御する
弁機構(14、18)とを有し、第1の部屋にエア供給
が成され、第2の部屋に防湿絶縁剤が供給されるように
構成された防湿絶縁剤塗布装置(7)を用い、第1の部
屋へのエア供給により、ピストン部を摺動させて弁機構
を駆動し、第2の部屋からシリンダ部の外部に防湿絶縁
剤を噴出させることで、プリント基板への防湿絶縁剤の
塗布を行っており、ピストン部の摺動スピードを所定値
に調整することでフィルム状の液状部分を形成すること
を特徴としている。例えば、請求項3に示すように、摺
動スピードを75〜130m/sに調整している。
【0008】このように、ピストン部の摺動スピードを
所定値(例えば、75〜130m/s)に調整すること
により、防湿絶縁剤の塗布スタート時、ストップ時にお
けるスピッチ発生を抑制することができる。
【0009】例えば、請求項4に示すように、第1の部
屋へのエア供給がエア管(9b)を通じて行われ、該エ
ア管の連通/遮断がソレノイドバルブ(7c)によって
制御されるように構成されている場合に、ソレノイドバ
ルブから第1の部屋までの間のエア管長(S)を2〜
4.5mに設定することで、請求項2又は請求項3と同
様の効果を得ることができる。
【0010】請求項5に記載の発明においては、防湿絶
縁剤をプリント基板に塗布する前に、プリント基板に予
熱を加える工程を有していることを特徴としている。例
えば、請求項6に示すように、プリント基板を40〜7
0℃とする。このように、プリント基板に予熱を加える
ことにより、防湿絶縁剤の乾燥をより促進させることが
できる。
【0011】請求項7に記載の発明においては、防湿絶
縁剤の塗布工程では、防湿絶縁剤を加熱してからプリン
ト基板に塗布することを特徴としている。例えば、請求
項8に示すように、防湿絶縁剤を40〜70℃に加熱す
る。このように、防湿絶縁剤を加熱しておくことによ
り、防湿絶縁剤の乾燥をより促進させることができる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の一実施
形態が適用される防湿絶縁剤コーティング装置1の概略
構成を図1、図2に示す。なお、図1は防湿絶縁剤コー
ティング装置1を上面から見た時の概略構成を示してお
り、図2は図1を紙面下方側から見た時の概略構成を示
している。以下、図1、図2に基づき防湿絶縁剤コーテ
ィング装置1の構成についての説明を行う。
【0014】図1、図2に示す防湿絶縁剤コーティング
装置1は、各種電子部品等が実装されたプリント基板に
対して防湿絶縁剤の塗布を行うと共に、塗布された防湿
絶縁剤を乾燥させることによって防湿絶縁剤のコーティ
ングを行うものである。
【0015】防湿絶縁剤コーティング装置1には、前コ
ンベア2、後コンベア3、加熱ステーション4、熱風発
生器5、防湿絶縁剤塗布ステーション6、防湿絶縁剤塗
布装置7が備えられている。
【0016】前コンベア2は、防湿絶縁剤コーティング
以前の前工程となる各種電子部品の実装工程等が終了し
たプリント基板を水平状態で搭載し、プリント基板を防
湿絶縁剤コーティング装置1内に搬送する。この前コン
ベア2により、プリント基板は加熱ステーション4に搬
送される。
【0017】加熱ステーション4は、プリント基板の予
熱と、後述する工程においてプリント基板に塗布された
防湿絶縁剤の乾燥とを共に行う共用ステーションであ
る。この加熱ステーション4内に熱風発生器5からの熱
風が供給されるようになっており、プリント基板の予熱
もしくは防湿絶縁剤の乾燥が行えるようになっている。
なお、加熱ステーション4には、プリント基板の水平保
管が行えるラック4aが備えられており、このラック4
aに保管されている間にプリント基板の予熱もしくは防
湿絶縁剤の乾燥が行えるようになっている。このラック
4aは上下に設けられた複数段の棚を有しており、図2
中の矢印Cで示したように上下動することで、前コンベ
ア2から複数の棚に順にプリント基板が配置され、予熱
もしくは防湿絶縁剤の乾燥が完了したのち順にプリント
基板が棚から押し出されるように構成されている。
【0018】後コンベア3は、予熱されたプリント基板
を水平状態で搭載し、図1中矢印Aのように平行移動す
ることでプリント基板を防湿絶縁剤塗布ステーション6
に搬送する。防湿絶縁剤塗布ステーション6では防湿絶
縁剤塗布装置7によるプリント基板への防湿絶縁剤の塗
布が行われる。
【0019】防湿絶縁剤塗布装置7には、図2に示すよ
うに防湿絶縁剤を噴出する塗布ガン7a、塗布ガン7a
へのエアの供給を行うエア供給源7b、塗布ガン7aへ
のエア供給の制御を行うソレノイドバルブ7c、塗布ガ
ン7aへの防湿絶縁剤の供給を行う防湿絶縁剤供給ユニ
ット7dとが備えられている。防湿絶縁剤供給ユニット
7dは、液状の防湿絶縁剤が蓄えられた液タンク7e
と、液タンク7eから防湿絶縁剤を吸入・吐出する液ポ
ンプ7fと、液ポンプ7fから吐出された防湿絶縁剤を
加熱する液ヒータ7gと、防湿絶縁剤混入異物を除去す
る液フィルタ7hとによって構成されており、液ヒータ
7gによって加熱された防湿絶縁剤を塗布ガン7aに供
給する役割を果たしている。
【0020】図3(a)に防湿絶縁剤塗布装置7の模式
図を示し、図3(b)に図3(a)の紙面左方向から塗
布ガン7aの先端部分を見た時の図を示す。これらの図
に基づき防湿絶縁剤塗布装置7の具体的な構成について
説明する。
【0021】図3(a)においては防湿絶縁剤塗布装置
7のうち塗布ガン7aを断面で示してある。この図に示
すように、塗布ガン7aは中空部を有するシリンダ形状
(以下、この部分をシリンダ部10という)を成してお
り、このシリンダ部10の側壁に形成された液通路10
a、10b及び液管9aを通じて、液ヒータ7gで加熱
された防湿絶縁剤8が塗布ガン7a内(中空部内)に供
給され、塗布ガン7a内の余剰な防湿絶縁剤8が液タン
ク7eに戻されるようになっている。また、シリンダ部
10の側壁には、エア通路10cが備えられており、こ
のエア通路10c及びエア管9bを通じてエア供給源7
bからのエアがシリンダ部10内に供給されるようにな
っている。
【0022】シリンダ部10内には仕切壁11が備えら
れ、この仕切壁11によりシリンダ部10内はエアが供
給される部屋(第1の部屋)12と防湿絶縁剤8が供給
される部屋(第2の部屋)13とに分離されている。シ
リンダ部10のうち防湿絶縁剤8が供給される部屋13
側の端部において、シリンダ部10内の内径が縮小さ
れ、テーパ形状を成している。このテーパ形状部分が弁
座14を構成している。また、このテーパ形状とされた
シリンダ部10の先端にはノズル15が備えられ、ノズ
ル15によって防湿絶縁剤8を所望の状態で噴射させら
れるようになっている。具体的には、図3(a)、
(b)に示すようにノズル15近傍では防湿絶縁剤8が
薄い扇形(木の葉形)の液状部分となり、ノズルから所
定距離Lだけ離れた位置では防湿絶縁剤8が霧状部分と
なるように噴射させる。
【0023】一方、仕切壁11の中央部には孔が形成さ
れ、この孔には軸16が挿入されている。この軸16の
うちエアが供給される部屋12側に位置する端部には、
エアの供給に応じてシリンダ部10内を摺動するピスト
ン部17が備えられ、防湿絶縁剤8が供給される部屋1
3側に位置する端部にはボール形状の弁体18が備えら
れている。この弁体18と上記テーパ形状に構成された
弁座14とによってノズル15内の通路の連通/遮断状
態(つまり部屋13とシリンダ部10の外部との連通/
遮断状態)の制御を行う弁機構を構成している。そし
て、弁体18が弁座14から離座してノズル15内の通
路が連通状態となると、防湿絶縁剤8が自らの液圧に基
づいてノズル15から噴出される。なお、軸16に固定
されたフランジ部19及びフランジ部19と仕切壁11
との間に備えられたスプリング20とにより、部屋12
内のエア圧力が所定値以上となっていない時には、弁体
18が弁座14に着座して防湿絶縁剤8の噴出が成され
ず、部屋12内のエア圧力が所定値以上になると図中点
線部で示したように弁体18が弁座19から離座して防
湿絶縁剤8の噴出が成されるようになっている。
【0024】このように構成された防湿絶縁剤塗布装置
7によってプリント基板21への防湿絶縁剤8の塗布が
成される。具体的には、図3の一点鎖線で示したように
ノズル15の先端から距離Hの位置、すなわち防湿絶縁
剤8が霧状になる前の扇形の液状部分であって、防湿絶
縁剤8が霧状になる距離Lに対してH≦0.85Lの関
係が成り立つ位置にプリント基板21を配置し、プリン
ト基板21の表面に沿って塗布ガン7aを走査する。こ
れにより、幅Wで防湿絶縁剤8の塗布が成される。な
お、プリント基板21の一面側における防湿絶縁剤8の
塗布が終了したら、その場でプリント基板21を天地反
転させ、他面側における防湿絶縁剤8の塗布を行う。
【0025】そして、プリント基板21への防湿絶縁剤
の塗布が終了すると、図1中矢印Bのように平行移動さ
せてあった前コンベア2にプリント基板21を搭載させ
たのち、再び前コンベア2を矢印Bのように水平移動さ
せ、プリント基板21を再び加熱ステーション4内に搬
送する。この後、塗布された防湿絶縁剤8が乾燥するま
でラック4a上にプリント基板21が載せられ、乾燥
後、後工程に移行するために、後コンベア3により防湿
絶縁剤コーティング装置1外に排出される。
【0026】続いて、上記防湿絶縁剤コーティング装置
1を用いた具体的な防湿絶縁剤8のコーティング工程に
ついて説明する。
【0027】まず、各種電子部品の実装工程等の前工程
が終了したプリント基板21を前コンベア2によって加
熱ステーション4に搬送する。そして、加熱ステーショ
ン4内でプリント基板21に予熱を加える。このとき、
プリント基板21を40〜70℃、好ましくは50℃程
度に予熱を加える。このようにプリント基板21に予熱
を加えることにより、後で塗布された防湿絶縁剤8の乾
燥をより促進させることができる。
【0028】次に、プリント基板21への予熱が終わる
と、プリント基板21をラック4aへ押し出し、後コン
ベア3に搭載する。そして、後コンベア3を図1の矢印
Aに示すように水平移動させることで、プリント基板2
1を塗布ステーション6に搬送する。
【0029】続いて、塗布ステーション6では、塗布ガ
ン7aをプリント基板21上に位置合わせすると同時
に、液ポンプ7fや液ヒータ7gを駆動することで加熱
された防湿絶縁剤8が塗布ガン7aに供給されるように
する。このとき、液ポンプ7fによって防湿絶縁剤8が
0.3MPa以下となるまで加圧しておくと共に、液ヒ
ータ7gによって防湿絶縁剤8が40〜70℃、好まし
くは50℃程度となるように加熱しておく。このような
圧力としておくことにより、防湿絶縁剤8が自らの液圧
によって塗布ガン7aから噴出するようにでき、また、
このように加熱しておくことにより、防湿絶縁剤8の乾
燥をより促進させることができる。
【0030】そして、適宜ソレノイドバルブ7cを駆動
し、エア供給源7bからのエアが塗布ガン7a内に供給
されるようにすることで塗布ガン7aから防湿絶縁剤8
を噴出させる。この状態で塗布ガン7aをプリント基板
21の表面に沿って走査することにより、プリント基板
21に防湿絶縁剤8が塗布される。この防湿絶縁剤8の
塗布をプリント基板21の両面行うと防湿絶縁剤8の塗
付が終了する。
【0031】この防湿絶縁剤8の塗布後、前コンベア2
を図1の矢印Bに示すように水平移動させることで、プ
リント基板8を加熱ステーション4に搬送し、熱風によ
り防湿絶縁剤8を乾燥させる。そして、後コンベア3に
よってプリント基板21を防湿絶縁剤コーティング装置
1外に排出し、後工程に移行させる。以上のようにし
て、防湿絶縁剤8のコーティングが成される。
【0032】この防湿絶縁剤8のコーティングに際し、
本実施形態では防湿絶縁剤8として、20℃時の粘度が
60mPa・s以下のものを使用するようにしている。
すなわち、従来より一般的に使用されている20℃時の
粘度が100mPa・s程度の防湿絶縁剤と比べると、
粘度が小さなものを防湿絶縁剤8として用いている。こ
の理由を説明する。
【0033】本発明者らは、防湿絶縁剤8の粘度と乾燥
時間との間に相関関係があることを見出し、これらの関
係についての実験を行った。この結果を図4に示す。こ
の実験では各種条件をそれぞれ、防湿絶縁剤の加熱温度
45℃、プリント基板21の予熱温度50℃、熱風温度
75℃、熱風風速0.5m/sとしている。なお、この
図に示す乾燥率とは(塗布直後のプリント基板質量−乾
燥後のプリント基板質量)/(塗布直後のプリント基板
質量−60分後、自然乾燥後のプリント基板質量)で表
され、乾燥率が98.5%以上の場合が乾燥した状態に
相当する。
【0034】この図から明らかなように、粘度を小さく
していけば乾燥時間が短くなることが分かる。そして、
乾燥時間として期待される時間が10分未満であるとす
ると、防湿絶縁剤8の粘度が60mPa・s以下である
ことが必要とされる。このため、本実施形態では防湿絶
縁剤8として粘度が60mPa・s以下のものを使用し
ている。
【0035】以上説明したように、防湿絶縁剤8の粘度
を60mPa・sとすることにより、防湿絶縁剤8の乾
燥のさらなる短縮化を図ることができ、早期に後工程に
移行することができるため、工程内在庫を減少させるこ
とも可能である。また、防湿絶縁剤8の塗布前に加熱ス
テーション4でプリント基板21に予熱を加えたり、液
ヒータ7gによって防湿乾燥剤8自身の加熱を行ったり
しているため、防湿絶縁剤8の乾燥をより促進させるこ
とができる。
【0036】なお、参考として、a;防湿絶縁剤8の粘
度を100mPa・sとして自然乾燥させた場合、b;
防湿絶縁剤8の粘度を100mPa・sとして熱風(温
度75℃)で乾燥させた場合、c;bの防湿絶縁剤8の
粘度を12mPa・sとした場合、d;cに加えてプリ
ント基板21に40℃の予熱を加えた場合、e;dに加
えて防湿絶縁剤8を45℃とした場合、それぞれについ
て乾燥時間と乾燥率との相関関係を調べた結果を図5に
示す。この図からも明らかなように、防湿絶縁剤8の粘
度を下げることによって大幅に乾燥時間を短くでき、プ
リント基板21に予熱を加えたり、防湿絶縁剤8を加熱
することでより乾燥時間の短縮化を図ることが可能とな
る。
【0037】ただし、本実施形態のように防湿絶縁剤8
の粘度を小さくする場合、防湿絶縁剤8の塗布スタート
時やストップ時において、塗布を行いたい領域から防湿
絶縁剤8がはみ出してしまう場合がある。この現象を図
6に基づいて説明する。
【0038】図6は、防湿絶縁剤8の塗布工程の様子を
示したもので、(a)は塗布ガン7aの走査スピード、
(b)は塗布ガン7aの状態、(c)は塗布された防湿
絶縁剤8の様子、(d)は(c)を紙面上面から見た図
を示している。
【0039】図6(a)〜(c)に示すように、防湿絶
縁剤8を塗布する際には、まず塗布ガン7aを加速させ
て所望のスピードに達するようにしたのち、塗布ガン7
aを等速にして防湿絶縁剤8の塗布をスタートさせ、塗
布をストップさせたら塗布ガン7aを減速させるという
動作を行う。この動作の際の塗布スタート時や塗布スト
ップ時に、防湿絶縁剤8の粘度が小さいためにスピッチ
現象(液飛び散り)が発生し易く、図6(d)に示すよ
うなはみ出しSPとなるのである。
【0040】このような防湿絶縁剤8のはみ出しSPが
発生すると、防湿絶縁剤8を塗布したくない領域、例え
ばプリント基板21の電気的接続部であるコネクタやブ
ザー等の音を発生させる部品に防湿絶縁剤8が塗布され
てしまう可能性があり、好ましくない。
【0041】このため、塗布ガン7aに備えられたピス
トン部17のスピード、具体的には、図3(a)に示す
ようにエアが供給されるエア管長(ソレノイドバルブ7
cからシリンダ部10までの距離)S、もしくはピスト
ン部17のストローク量Tを調整することによって、防
湿絶縁剤8のはみ出しSPが小さくなるようにしてい
る。
【0042】まず、図7(a)にエア管長Sとスピッチ
発生の相関図を示す。なお、この相関図は、ピストン部
17のストローク量Tを1.2mm一定とした条件下に
おいて、図7(b)に示すように防湿絶縁剤8のうち塗
布ガン7aの走査方向と垂直な方向へのはみ出しSPを
広がり形状部分、走査方向と平行な方向へのはみ出しS
Pをしっぽ形状部分とし、塗布ガン7aのスタート時、
ストップ時それぞれにおける広がり形状部分の長さと
しっぽ形状部分の長さを調べたものである。これら長
さ、が0〜2mmの範囲であれば良好として◎、2
〜3mmの範囲であればほぼ良好として○、3mm以上
であれば不良として×としてスピッチ発生度合を示して
ある。また、この相関図ではエア管長Sに対応するピス
トン部17の上昇スピード、下降スピードを並列的に示
してある。
【0043】この図に示すように、すべてのスピッチ発
生度合が◎もしくは○となるにはエア管長Sが2〜4.
5mである必要がある。このように、エア管長Sを調整
することにより、スピッチ発生を抑制することができ
る。特に、エア管長Sを3〜4mとすることにより、ス
ピッチ発生を十分に抑制することが可能である。
【0044】続いて、図8(a)、(b)にピストン部
17のストローク量Tと上昇スピード、下降スピードと
の相関図を示す。なお、図8(a)はエア管長Sを1
m、(b)はエア管長Sを5mとした場合における相関
図を示しているものとする。
【0045】これらの図に示すように、ピストン部17
のストローク量Tと上昇スピード、下降スピードとは相
関関係が存在していることが分かる。そして、上述した
エア管長Sとスピッチ発生の相関図(図7)で表されて
いるように、ピストン部17の上昇スピードと下降スピ
ードが75〜130m/sの際にスピッチ発生を十分に
抑制することが可能であることから、ピストン部17の
ストローク量Tを調整することにより、スピッチ発生を
十分に抑制できる上昇スピード、下降スピードを設定す
ることができる。なお、ピストン部17のストローク量
Tと上昇スピード、下降スピードとの関係はエア管長S
によって変わるため、エア管長Sに応じてストローク量
Tを設定する必要がある。
【0046】このように、エア管長Sやピストン部17
のストローク量Tを調整することによりピストン部17
の上昇スピードや下降スピードを調整でき、スピッチ発
生を抑制することができるため、防湿絶縁剤8を塗布し
たくない領域に防湿絶縁剤8が塗布されてしまうことを
防止することができる。
【0047】(他の実施形態)上記実施形態では、防湿
絶縁剤8の粘度を小さくする他に、プリント基板21へ
の予熱の付加、防湿絶縁剤8の加熱、熱風処理などを施
すようにしているが、これらは任意に付加することがで
きる。
【0048】また、上記実施形態ではエア管長Sやピス
トン部17のストローク量Tを調整することによりピス
トン部17の上昇スピードや下降スピードを調整し、ス
ピッチ発生を抑制しているが、エアー配管長の寸法調整
に代えて流量制御弁を設置し、エア流量を制御できるよ
うにすれば、流量制御弁の調整によってもピストン部1
7の上昇スピードや下降スピードを調整することがで
き、スピッチ発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される防湿絶縁剤
コーティング装置1を上面から見た時の概略構成を示す
図である。
【図2】図1を紙面下方側から見た時の概略構成を示し
た図である。
【図3】(a)は防湿絶縁剤塗布装置7の模式図であ
り、(b)は(a)の紙面左方向から塗布ガン7aの先
端部分を見た時の図である。
【図4】防湿絶縁剤8の粘度と乾燥時間との間に相関関
係を示した図である。
【図5】乾燥時間と乾燥率との相関関係を示す図であ
る。
【図6】防湿絶縁剤8の塗布工程の様子を示した図であ
る。
【図7】エア管長Sとスピッチ発生の相関関係を示した
図である。
【図8】ピストン部17のストローク量Tと上昇スピー
ド、下降スピードとの相関関係を示した図である。
【符号の説明】
1…防湿絶縁剤コーティング装置、2…前コンベア、3
…後コンベア、4…加熱ステーション、5…熱風発生
器、6…防湿絶縁剤塗布ステーション、7…防湿絶縁剤
塗布装置、7a…塗布ガン、7b…エア供給源、7c…
ソレノイドバルブ、7d…防湿絶縁剤供給ユニット、7
e…液タンク、7f…液ポンプ、7g…液ヒータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアレススプレー方式を利用し、塗布ノ
    ズル(15)から噴出させるフィルム状の液状部分を用
    いて、被覆しないままに残すべき部分を除いてプリント
    基板(21)に防湿絶縁剤(8)を塗布する工程を有し
    てなる防湿絶縁剤コーティング方法において、 前記防湿絶縁剤の塗布工程では、粘度が60mPa・s
    以下となる防湿絶縁剤を前記プリント基板に塗布するこ
    とを特徴とする防湿絶縁剤コーティング方法。
  2. 【請求項2】 前記防湿絶縁剤の塗布工程では、 中空部を有するシリンダ部(10)と、前記シリンダ部
    の中空部を第1の部屋(12)と第2の部屋(13)と
    に分離する仕切壁(11)と、前記第1の部屋に配置さ
    れ該第1の部屋内を摺動するように構成されたピストン
    部(17)と、前記ピストン部と連動して前記第2の部
    屋と前記シリンダ部の外部との連通/遮断を制御する弁
    機構(14、18)とを有し、前記第1の部屋にエア供
    給が成され、前記第2の部屋に前記防湿絶縁剤が供給さ
    れるように構成された防湿絶縁剤塗布装置(7)を用
    い、 前記第1の部屋へのエア供給により、前記ピストン部を
    摺動させて前記弁機構を駆動し、前記第2の部屋から前
    記シリンダ部の外部に前記防湿絶縁剤を噴出させること
    で、前記プリント基板への前記防湿絶縁剤の塗布を行っ
    ており、前記ピストン部の摺動スピードを所定値に調整
    することでフィルム状の液状部分を形成することを特徴
    とする請求項1に記載の防湿絶縁剤コーティング方法。
  3. 【請求項3】 前記ピストン部の摺動スピードが75〜
    130m/sに調整されていることを特徴とする請求項
    2に記載の防湿絶縁剤コーティング方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の部屋へのエア供給はエア管
    (9b)を通じて行われると共に、該エア管の連通/遮
    断がソレノイドバルブ(7c)によって制御されるよう
    に構成されており、前記ソレノイドバルブから前記第1
    の部屋までの間のエア管長(S)が2〜4.5mに設定
    されていることを特徴とする請求項3に記載の防湿絶縁
    剤コーティング方法。
  5. 【請求項5】 前記防湿絶縁剤を前記プリント基板に塗
    布する前に、前記プリント基板に予熱を加える工程を有
    していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    つに記載の防湿絶縁剤コーティング方法。
  6. 【請求項6】 前記プリント基板に予熱を加える工程で
    は、前記プリント基板を40〜70℃とすることを特徴
    とする請求項5に記載の防湿絶縁剤コーティング方法。
  7. 【請求項7】 前記防湿絶縁剤の塗布工程では、前記防
    湿絶縁剤を加熱してから前記プリント基板に塗布するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    防湿絶縁剤コーティング方法。
  8. 【請求項8】 前記防湿絶縁剤を40〜70℃に加熱す
    ることを特徴とする請求項7に記載の防湿絶縁剤コーテ
    ィング方法。
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