JP2002246095A - 基板保持部品 - Google Patents

基板保持部品

Info

Publication number
JP2002246095A
JP2002246095A JP2001037391A JP2001037391A JP2002246095A JP 2002246095 A JP2002246095 A JP 2002246095A JP 2001037391 A JP2001037391 A JP 2001037391A JP 2001037391 A JP2001037391 A JP 2001037391A JP 2002246095 A JP2002246095 A JP 2002246095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
component
board
thin film
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001037391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Sugaya
勇次郎 菅谷
Naomi Takahashi
直美 高橋
Chikashi Kitayama
史 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iriso Electronics Co Ltd
Original Assignee
Iriso Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iriso Electronics Co Ltd filed Critical Iriso Electronics Co Ltd
Priority to JP2001037391A priority Critical patent/JP2002246095A/ja
Publication of JP2002246095A publication Critical patent/JP2002246095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズや反射を生ずることなく各基板間にお
ける高周波信号の伝送を可能とし、製造上及び基板の小
型化においても有利な基板保持部品を提供する。 【解決手段】 各基板A,Bを部品本体20間に基板保
持部品10を配置すると、部品本体20の両側にそれぞ
れ突出する可動端子32が各基板A,Bに圧接するとと
もに、部品本体20の両側にそれぞれ配置された導電ゴ
ム34が各基板A,Bに接触し、各導電ゴム34が導電
性薄膜20aを介して互いに導通することから、各基板
A,Bが電気的に接続される。その際、インシュレータ
33の周囲を覆う導電性薄膜20aにより、各可動端子
32の周囲が電気的に閉鎖される。また、導電性薄膜2
0aは部品表面に形成されることから、金型等によって
成形される成形部品を用いる必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
の回路基板間に配置されるシールドシャーシ等として用
いられるとともに、各基板同士の電気接続機能を備えた
基板保持部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PDS方式やGSM方式等の携帯
端末は、それぞれ個々に市場を形成していたが、近年、
WCDMA方式の台頭により、従来のインフラを使用し
ながら、新方式であるWCDMAの新たなインフラを利
用するための携帯端末の開発が要求されている。この場
合、使用周波数や信号処理の違いなどから、RF処理基
板をそれぞれ別個に設ける必要があり、しかも個々の基
板間に高周波信号(約2GHz)を伝送する必要があ
る。
【0003】一般に、各基板間を同軸構造の嵌合型コネ
クタで結合する場合、各基板間の距離が4mm以下と小
さいため、端子のバネ構造を形成することが困難であ
り、しかも中心導体と外部導体からなる同軸構造の場
合、各基板間の高精度な位置合わせが必要であるととも
に、衝撃による破損を生じ易いという難点があった。
【0004】そこで、図10に示すようにバネ付勢され
た可動端子1を所定形状のインシュレータ2によって保
持したコネクタ構造が提案されている。この場合、図1
1(a) に示すように計3個の可動端子1を有するもの
や、図11(b) に示すように計2個の可動端子1を備え
たものがある。
【0005】前記構造のコネクタをRF伝送用として用
いた場合、オープンフィールド方式によってインピーダ
ンスコントロールが行われる。即ち、1本のピン(可動
端子1)を信号線として、他の2本または1本のピンを
GND(グランド)用に使用し、ピンの径、各ピン間の
距離、インシュレータ2の材質(特に誘電率)や大きさ
によってインピーダンスコントロールが行われる。
【0006】しかしながら、この場合は電界と磁界が電
気的に閉鎖された領域にないため、ノイズの影響を受け
易いことや、ピン自体からノイズを放出し易いという問
題がある。また、近傍に導電性の物体(デバイスやシー
ルド等)が存在すると、電磁界の分布が歪められてイン
ピーダンスの変化が生じ、反射等の不具合が発生し易い
という欠点もある。
【0007】そこで、図12に示すように可動端子3、
インシュレータ4及び外部シェル5を同軸構造として、
ノイズや反射を防止するようにしたものが提案されてい
る。この構造のコネクタは、図13に示すように各基板
A,Bを保持する基板保持部品としてのシールドシャー
シC内に配置され、GND用の導電体をなす外部シェル
5を一方の基板Bに半田付けし、他方の基板Aに可動端
子3の一端を圧接することにより、各基板A,Bを互い
に電気的に導通するようにしている。このように一対の
基板をシールドシャーシによって保持する構造は、例え
ば特開平10−276249号公報に記載された携帯電
話機等に採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
構造では部品点数が多くなるため、その成形用に多くの
金型を必要とする。また、一方の基板Bには外部シェル
5を半田付けするためのランドが必要となるが、最近の
携帯電話機は小型軽量化の傾向にあり、基板の実装面積
も小さくする必要があることから、基板には外部シェル
5を半田付けするためのランドは無い方が好ましい。
【0009】本発明は前記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ノイズや反射を生ずる
ことなく各基板間における高周波信号の伝送を可能と
し、製造上及び基板の小型化においても有利な基板保持
部品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、一対の基板間に配置される
部品本体を備え、部品本体によって各基板に所定の間隔
を保持する基板保持部品において、互いに導通するよう
に同軸状に配置され、前記各基板にそれぞれ圧接可能に
付勢された一対の可動端子と、各可動端子を中心部に配
置して同軸状に保持する絶縁性の端子保持体と、前記部
品本体の所定位置に設けられ、端子保持体を固定する所
定形状の固定部と、少なくとも端子保持体の周囲を覆う
ように部品表面に形成され、各基板に接触して各基板を
互いに導通する導電部とを備えている。
【0011】これにより、各基板を部品本体に取付ける
と、各可動端子が各基板に圧接するとともに、導電部が
各基板に接触することから、各可動端子及び導電部によ
って各基板が電気的に接続される。その際、端子保持体
の周囲を覆う導電部により、各可動端子の周囲が電気的
に閉鎖される。この場合、各基板を導通する導電部を部
品表面に形成すれば、導電部には金型等によって成形さ
れる成形部品を用いる必要がない。
【0012】また、請求項2では、請求項1記載の基板
保持部品において、前記端子保持体を固定部に着脱自在
に係止する係止手段を備えている。
【0013】これにより、請求項1の作用に加え、係止
手段によって端子保持体が固定部に容易且つ確実に固定
されるとともに、係止手段の係止を解除して端子保持体
を容易に取外すことが可能となる。
【0014】また、請求項3では、請求項1または2記
載の基板保持部品において、前記導電部を、部品表面に
施された導電性薄膜と、各基板にそれぞれ接触可能な導
電性部材とから形成し、各導電性部材を互いに前記導電
性薄膜を介して導通させている。
【0015】これにより、請求項1または2の作用に加
え、各基板を導通する導電部が部品表面に施される導電
性薄膜によって形成されることから、例えば無電界メッ
キ等によって導電部の形成が可能となる。
【0016】また、請求項4では、請求項3記載の基板
保持部品において、前記導電性部材を導電性ゴムによっ
て形成している。
【0017】これにより、請求項3の作用に加え、導電
性部材が導電性ゴムの弾性力によって基板に圧着するこ
とから、導電性部材が基板に確実に接触する。
【0018】また、請求項5では、請求項3記載の基板
保持部品において、前記導電性部材を基板との接触部分
が弾性を有する導電性の金属によって形成している。
【0019】これにより、請求項3の作用に加え、導電
性部材の接触部分が弾性を有することから、導電性部材
が基板に確実に接触する。
【0020】また、請求項6では、請求項3、4または
5記載の基板保持部品において、前記各導電性部材を導
通する部分の導電性薄膜の上に、他の導電物による導電
部を形成している。
【0021】これにより、請求項3、4または5の作用
に加え、他の導電物によっても導電部が形成されること
から、導電性が強化される。
【0022】また、請求項7では、請求項3、4、5ま
たは6記載の基板保持部品において、前記部品本体を各
基板間と外部とを仕切るように形成し、部品本体表面の
導電性薄膜によって電磁波遮蔽手段を形成している。
【0023】これにより、請求項3、4、5または6の
作用に加え、電磁波遮蔽手段として部品本体の表面に形
成される導電性薄膜の一部が前記導電部として利用され
るとともに、電磁波遮蔽手段によって部品本体をシール
ドシャーシとして構成することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1は基板保持部品の斜視図、図
2はその部分平面断面図、図3はコネクタ部の側面断面
図、図4はその分解側面断面図、図5は使用状態を示す
要部側面断面図である。
【0025】同図に示す基板保持部品10は、基板A,
B間に配置可能に形成された部品本体20と、部品本体
20の一端側に設けられたコネクタ部30とからなり、
例えば携帯電話機の回路基板間に配置されるシールドシ
ャーシとして用いられるものである。
【0026】部品本体20は、四角形状の外形を有する
外枠部21と、外枠部21内を複数の区域に仕切る内枠
部22とからなり、その一区域内にはコネクタ部30が
設けられている。部品本体20はABS樹脂等の絶縁性
部材からなり、例えば射出成形によって形成されてい
る。また、アルミニウム等の金属部材からなる場合は、
ダイキャストやプレス加工等によって形成される。部品
本体20の表面は電磁シールドをなす導電性薄膜20a
(図2では一点鎖線部分)によって被覆され、この導電
性薄膜20aは各基板A,B間と外部とを仕切る電磁波
遮蔽手段をなす。導電性薄膜20aは無電界メッキ処理
によって形成され、例えば樹脂表面の脱脂及び活性化処
理を行った後、1〜2μmの銅被膜を形成し、その上に
0.2〜1μmのニッケル被膜を酸化保護膜として施す
ことによって形成される。尚、このような無電界メッキ
による方法以外に、電界メッキや真空蒸着によっても導
電性薄膜20aの形成が可能である。
【0027】コネクタ部30は、部品本体20の厚さ方
向に延びる円筒状の固定部31と、固定部31内に配置
される一対の可動端子32と、各可動端子32を同軸状
に保持して固定部31内に固定される端子保持体として
のインシュレータ33とから構成されている。
【0028】固定部31は軸方向中央部を支持部31a
によって周方向四方から支持され、各支持部31aと共
に部品本体20の内枠部22と一体に形成されている。
即ち、部品本体20と同様、固定部31の表面(内周
面、外周面及び両端面)にも導電性薄膜20aが施され
ている。
【0029】各可動端子32は、円筒状のハウジング3
2a内に互いに同軸状に配置され、それぞれ軸方向に移
動自在に保持されている。各可動端子32間にはコイル
スプリング32bが圧縮状態で介装され、コイルスプリ
ング32bによって各可動端子32がそれぞれハウジン
グ32aの外側に向かって付勢されている。ハウジング
32a及びコイルスプリング32bはそれぞれ導電性の
金属からなり、各可動端子32を互いに電気的に導通し
ている。
【0030】インシュレータ33は合成樹脂等の絶縁性
部材からなり、固定部31と同等の長さを有する断面円
形状に形成されている。インシュレータ33の中心部に
は各可動端子32が挿入保持されており、インシュレー
タ33の両端面からは各可動端子32の先端側がそれぞ
れ突出している。インシュレータ33は、図4に示すよ
うに各可動端子32を保持した状態で固定部31内に挿
入され、接着や圧入により固定部31内に固定される。
その際、固定部31内に設けた段差部31bにインシュ
レータ33に設けた段差部33aが係止し、固定部31
に対するインシュレータ33の位置決めが行われる。
【0031】また、固定部31の両端には環状に形成さ
れた導電ゴム34がそれぞれ固着されており、各導電ゴ
ム34は導電性薄膜20aを介して互いに導通してい
る。
【0032】以上のように構成された基板保持部品10
は、図1に示すように各基板A,Bの間に配置され、各
基板A,B間に所定の間隔を保持するとともに、図5に
示すようにコネクタ部30の各可動端子32によって各
基板A,Bの所定の導電部同士を互いに導通するように
なっている。その際、各可動端子32はコイルスプリン
グ32bの付勢力によって各基板A,Bにそれぞれ圧接
し、各可動端子32の導通経路は信号線として使用され
る。また、コネクタ部30の各導電ゴム34は各基板
A,Bにそれぞれ圧着し、各基板A,Bの他の導電部同
士が互いに導通する。この場合、各導電ゴム34及び導
電性薄膜20aによる導通経路はGNDとして使用され
る。
【0033】前述の構成により、コネクタ部30によっ
て高周波信号を伝送する場合、固定部31の周面に形成
された導電性薄膜20aによって各可動端子32の周囲
が電気的に閉鎖されることから、ノイズや反射を確実に
防止することができる。
【0034】また、本実施形態では、シールドシャーシ
として用いられる基板保持部品10に各基板A,Bに接
触するコネクタ部30を一体に設け、各基板A,Bを基
板保持部品10に取付けると、各基板A,Bが電気的に
接続されるようにしたので、従来のように別途コネクタ
を取付ける必要がなく、各基板A,Bの接続を極めて容
易に行うことができる。
【0035】この場合、各基板A,B間に基板保持部品
10を配置すると、各可動端子32が各基板A,B側に
圧接し、各導電ゴム34が各基板A,Bに圧着するよう
にしたので、各基板A,Bの何れに対しても半田付けが
不要となる。これにより、各基板A,Bに半田付け用の
ランドを設ける必要がなくなるので、各基板A,Bの実
装面積を少なくすることができ、基板の小型軽量化に極
めて有利である。更に、各導電ゴム34の弾性的な圧着
により、GND側の導通不良を確実に防止することがで
きる。尚、本実施形態では導電ゴム34を環状に形成し
たものを用いたが、所定形状の複数の導電ゴムを互いに
間隔をおいて配置するようにしてもよい。
【0036】また、電磁シールドとして部品本体20の
表面に施される導電性薄膜20aの一部をGND用の導
電部として形成したので、例えば外部シェルをGND用
に用いたコネクタのように、GND用の金属成形部品を
用いる必要がなく、その分だけ部品成形用の金型が不要
となり、製造上極めて有利である。この場合、GND用
の導電性薄膜20a(特に固定部31の内周面)の上
に、厚さの薄い円筒状の金属板を取付けたり、或いは導
電性塗料を塗布するなど、他の導電物によっても導電部
を形成することにより、導電性の強化を図ることができ
る。
【0037】図6及び図7は本発明の第2の実施形態を
示すもので、図6はコネクタ部の側面断面図、図7はそ
の平面図である。
【0038】本実施形態は、インシュレータ33の一端
側に固定部31側に係止する係止片33bを設けたもの
であり、係止片33bはインシュレータ33の周方向に
複数設けられている。各係止片33bはインシュレータ
33の外側に突出する爪33cを有し、インシュレータ
33を固定部31に挿入すると、各爪33cが固定部3
1内に設けた段差部31cに係止し、インシュレータ3
3が固定部31に固定されるようになっている。
【0039】以上の構成により、各係止片33bによっ
てインシュレータ33を固定部31に容易且つ確実に固
定することができるので、生産性及び信頼性の向上を図
ることができる。また、各係止片33bの係止を解除す
れば、インシュレータ33を容易に取外すことができる
ので、メンテナンス性及びリサイクル性においても有利
である。
【0040】図8及び図9は本発明の第3の実施形態を
示すもので、図8はコネクタ部の一部分解側面断面図、
図9はその平面図である。
【0041】本実施形態は、前記実施形態において固定
部31の両端に取付けた導電ゴムに代えて、導電性の金
属からなる環状の導電金具35を取付けたものである。
この導電金具35は固定部31とほぼ同等の外径を有
し、その周端には複数の取付片35aが互いに周方向に
間隔をおいて突設されている。即ち、各取付片35aに
よって固定部31の外周面側を挟持することにより、各
導電金具35が固定部31の両端側にそれぞれ固定さ
れ、各導電金具35が導電性薄膜20aを介して互いに
導通する。
【0042】また、導電金具35は複数の接触片35b
を有し、各接触片35bは導電金具35の周端から中央
側に向かって斜めに伸び、上下方向に弾性を有するよう
になっている。各接触片35bは、図9の一点鎖線で示
すように導電金具35の径方向外側に延びた状態から内
側に折り曲げることによって形成される。
【0043】以上の構成により、導電金具35によって
GND用端子が形成され、導電金具35の各接触片35
bがその弾性力によって基板に圧接することにより、各
基板同士が導通する。即ち、導電金具35を金属等の固
有抵抗の少ない部材によって形成することができるの
で、基板側との導通状態を極めて良好に保つことができ
る。
【0044】尚、前記実施形態では、固定部31の両端
に導電性部材としての導電ゴム34または導電金具35
を取付けたものを示したが、基板との電気的な接触が良
好に確保できる状態であれば、このような導電性部材を
用いることなく、固定部31の端面を直接基板側に接触
させるようにしてもよい。
【0045】また、前記部品本体20の表面に導電性薄
膜20aを形成せずに、部品本体20自体を金属製の部
材によって形成することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の基
板保持部品によれば、各基板を部品本体に取付けると、
各基板に各可動端子及び導電部が接触して各基板が電気
的に接続されるので、例えば各可動端子を信号線とし、
導電部をGND用として使用する場合、従来のように別
途コネクタを取付ける必要がなく、各基板の接続を極め
て容易に行うことができる。この場合、各可動端子の周
囲が導電部によって電気的に閉鎖することができるの
で、例えばWCDMA方式の携帯端末のように各基板間
で約2GHzの高周波信号を伝送する場合であっても、
ノイズや反射を確実に防止することができる。また、各
基板との接続に半田付けが不要となるので、各基板に半
田付け用のランドを設ける必要がなく、各基板の実装面
積を少なくすることができ、基板の小型軽量化に極めて
有利である。更に、導電部を金型等による成形部品を用
いずに形成することが可能となるので、その分だけ部品
成形用の金型が不要となり、製造上極めて有利である。
【0047】また、請求項2の基板保持部品によれば、
請求項1の効果に加え、端子保持体を固定部に容易且つ
確実に固定することができるので、生産性及び信頼性の
向上を図ることができる。更に、端子保持体を容易に取
外すこともできるので、メンテナンス性及びリサイクル
性においても有利である。
【0048】また、請求項3の基板保持部品によれば、
請求項1または2の効果に加え、導電部をなす導電性薄
膜を無電界メッキ等によって形成することができるの
で、部品表面が凹凸や複雑な形状を有する場合であって
も、導電部を容易に形成することができる。
【0049】また、請求項4または5の基板保持部品に
よれば、請求項3の作用に加え、導電性部材を基板に弾
性的に圧接させることができるので、導通不良を確実に
防止することができる。
【0050】また、請求項6の基板保持部品によれば、
請求項3、4または5の効果に加え、導電部の導電性を
強化することができるので、信頼性の向上を図ることが
できる。
【0051】また、請求項7の基板保持部品によれば、
請求項3、4、5または6の効果に加え、電磁波遮蔽手
段として部品本体の表面に施される導電性薄膜の一部を
導電部として利用することができるので、例えばシール
ドシャーシとして用いる場合において極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す基板保持部品の
斜視図
【図2】基板保持部品の部分平面断面図
【図3】コネクタ部の側面断面図
【図4】基板保持部品の分解側面断面図
【図5】使用状態を示す要部側面断面図
【図6】本発明の第2の実施形態を示すコネクタ部の側
面断面図
【図7】コネクタ部の平面図
【図8】本発明の第3の実施形態を示すコネクタ部の一
部分解側面断面図
【図9】コネクタ部の平面図
【図10】従来例を示すコネクタの側面断面図
【図11】従来例を示すコネクタの平面図
【図12】他の従来例を示すコネクタの側面断面図
【図13】他の従来例の使用状態を示す側面断面図
【符号の説明】
10…基板保持部品、20…部品本体、20a…導電性
薄膜、31…固定部、32…可動端子、33…インシュ
レータ、33b…係止片、34…導電ゴム、35…導電
金具、A,B…基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 9/00 H05K 9/00 C (72)発明者 北山 史 神奈川県川崎市高津区北見方2丁目35番8 号 イリソ電子工業株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA02 FB02 FB15 FC19 FC21 LA19 LA20 5E321 AA02 AA14 GG05 5E344 AA01 AA22 BB02 BB04 BB15 CD27 CD31 DD09 EE07 5E348 AA03 EF44 5K023 AA07 BB03 BB04 BB28 DD06 LL01 LL06 NN06 NN07 QQ03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に配置される部品本体を備
    え、部品本体によって各基板間に所定の間隔を保持する
    基板保持部品において、 互いに導通するように同軸状に配置され、前記各基板に
    それぞれ圧接可能に付勢された一対の可動端子と、 各可動端子を中心部に配置して同軸状に保持する絶縁性
    の端子保持体と、 前記部品本体の所定位置に設けられ、端子保持体を固定
    する所定形状の固定部と、 少なくとも端子保持体の周囲を覆うように形成され、各
    基板に接触して各基板を互いに導通する導電部とを備え
    たことを特徴とする基板保持部品。
  2. 【請求項2】 前記端子保持体を固定部に着脱自在に係
    止する係止手段を備えた ことを特徴とする請求項1記載の基板保持部品。
  3. 【請求項3】 前記導電部を部品表面に施された導電性
    薄膜と、各基板にそれぞれ接触可能な導電性部材とから
    形成し、 各導電性部材を互いに前記導電性薄膜を介して導通させ
    たことを特徴とする請求項1または2記載の基板保持部
    品。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材を導電性ゴムによって形
    成したことを特徴とする請求項3記載の基板保持部品。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材を基板との接触部分が弾
    性を有する導電性の金属によって形成したことを特徴と
    する請求項3記載の基板保持部品。
  6. 【請求項6】 前記各導電性部材を導通する部分の導電
    性薄膜の上に、他の導電物による導電部を形成したこと
    を特徴とする請求項3、4または5記載の基板保持部
    品。
  7. 【請求項7】 前記部品本体を各基板間と外部とを仕切
    るように形成し、 部品本体表面の導電性薄膜によって電磁波遮蔽手段を形
    成したことを特徴とする請求項3、4、5または6記載
    の基板保持部品。
JP2001037391A 2001-02-14 2001-02-14 基板保持部品 Pending JP2002246095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037391A JP2002246095A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 基板保持部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037391A JP2002246095A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 基板保持部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002246095A true JP2002246095A (ja) 2002-08-30

Family

ID=18900529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001037391A Pending JP2002246095A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 基板保持部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002246095A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016116A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Toshiba Corp 高周波同軸コネクタおよびその使用方法
CN114696142A (zh) * 2020-12-25 2022-07-01 泰科电子(上海)有限公司 连接器和连接器组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016116A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Toshiba Corp 高周波同軸コネクタおよびその使用方法
CN114696142A (zh) * 2020-12-25 2022-07-01 泰科电子(上海)有限公司 连接器和连接器组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111279555B (zh) 共线压缩射频连接器
US5860812A (en) One piece molded RF/microwave coaxial connector
US5278570A (en) Combined coaxial connector and radio frequency switch assembly
JP3238331B2 (ja) 無線トランシーバ用アンテナ機構
US8360805B2 (en) Connector banks arranged in parallel and floating manner
KR101616631B1 (ko) 동축 커넥터 장치
US7334327B1 (en) Manufacturing method of radio frequency connector
JP3766144B2 (ja) 無線機器用アンテナ装置
KR20140118120A (ko) 휴대용 단말기의 안테나 장치
CN111969353A (zh) 电连接器及其制造方法
JP2002246095A (ja) 基板保持部品
JP2002246096A (ja) 基板保持部品
JP2000307285A (ja) 回路基板用中間枠
US20040125028A1 (en) Antenna assembly with electrical connectors
JP6252969B2 (ja) 電気コネクタ
KR101486463B1 (ko) 이동통신 단말기의 안테나 단자 구조 및 그 제조 방법
KR20010022292A (ko) 플립아암 마이크로폰용 슬립링 상호접속을 가지는전기통신장치
KR102341975B1 (ko) 신호 전송 커넥터용 소켓 조립체
CN220122093U (zh) 基于lds或pvd工艺的波导天线固定结构
JP3570891B2 (ja) 送受信ユニット
JP2003027278A (ja) 金属間接触表面構造およびコネクタ
US20060033511A1 (en) Interface comprising a thin pcb with protrusions for testing an integrated circuit
JPH09266406A (ja) 無線機器用アンテナ装置
KR20210106860A (ko) 신호 전송 커넥터 및 신호 전송 커넥터용 소켓 조립체의 제조방법
JP4496663B2 (ja) 同軸コネクタ及び通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031216