JP2002245902A - サイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品 - Google Patents

サイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品

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JP2002245902A
JP2002245902A JP2001039825A JP2001039825A JP2002245902A JP 2002245902 A JP2002245902 A JP 2002245902A JP 2001039825 A JP2001039825 A JP 2001039825A JP 2001039825 A JP2001039825 A JP 2001039825A JP 2002245902 A JP2002245902 A JP 2002245902A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/02Details
    • H01H19/10Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H19/14Operating parts, e.g. turn knob
    • H01H2019/146Roller type actuators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三つの操作部分を直線状に配列したサイドス
イッチ付回転・押圧操作型電子部品に関し、軽妙で優れ
た操作性を備えたものを提供することを目的とする。 【解決手段】 第一基板2の軸受部3で回動可能に保持
され、かつ押圧可能に配された中央操作つまみ1の側部
に配される外側操作釦7を、中央操作つまみ1の長さの
範囲内に対応する位置に設けた第二基板5の回動支持部
8A,8Bに、そのアーム部7C,7D先端に設けた係
合部7E,7Fを保持させて装着することにより、外側
操作釦7の回動する時の中心軸線を中央操作つまみ1の
長さの範囲内に位置させ、外側操作釦7を軽妙に操作可
能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の操作部を備
えた電子機器および、携帯電話などに代表される携帯用
電子機器等に使用され、三つの操作部分を直線状に配列
したサイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高機能化が進展し、そ
の操作をするための操作部もコンパクトに凝縮されて使
い易いものが好まれるようになってきた。
【0003】特に、近年において、飛躍的に普及してい
る携帯電話に代表される携帯用電子機器においては、操
作部として活用できる面積範囲も限られ、各操作釦を近
接して配置しなければならず、そのようなことが可能な
電子部品への要望が高くなっている。
【0004】上記のような要望に対して、電子部品とし
ても、一つの操作部に対して複数の操作形態を持ち、そ
れぞれ別の信号を発することが可能なもの、いわゆる回
転・押圧操作型電子部品も様々なものが使用されるよう
になっている。
【0005】そして、その回転・押圧操作型電子部品
は、携帯電話に操作部を所定量突出させて搭載され、そ
の操作部を回転操作することにより、表示されたメニュ
ーや電話番号などの項目選択をし、その後、上記と同じ
操作部を押圧操作することにより、選択した項目を決定
または確定させるように用いられるものであった。
【0006】また、使用機器側において、さらに操作性
を向上させるために、その回転・押圧操作型電子部品を
中心に配して、その両側にそれぞれ個別の押圧スイッチ
を配した所謂サイドスイッチ付のものも提案され、上記
回転・押圧操作型電子部品で項目選択する際に、上記個
別の押圧スイッチを操作することによって検索メニュー
などの階層移動をさせるものも提案されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の回転・押圧操作型電子部品を中心にして、その両側に
それぞれ個別の押圧スイッチを配したものにおいては、
それぞれが個別の電子部品で構成されていたため、その
取扱いが煩雑になりやすく、またその搭載時にそれぞれ
の操作部分の配置位置関係(特に高さ位置)がばらつい
てしまうこともあり、一つの電子部品として一体化され
たものが求められると共に、その操作性としても軽妙な
操作性のものが強く要望されていた。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、中央に回転・押圧操作型電子部品が配さ
れると共に、その両側に押圧スイッチ機能を有し、それ
ぞれに対応する三つの操作部分が直線状に配列されて一
体化された軽妙な操作性を有するサイドスイッチ付回転
・押圧操作型電子部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載の発明は、第一基
板に設けられた一対の軸受部で回転可能に保持された円
柱状で、その上部から上記第一基板側に向けて押圧操作
することにより上記第一基板に配設されたスイッチ部を
操作可能に配された中央操作つまみと、その中央操作つ
まみが上部を所定量突出させるようにして配置され、上
記中央操作つまみの側方位置の平板部にそれぞれ接点部
を有する第二基板と、上記中央操作つまみを中心とし
て、その両側にそれぞれ隣接させて第二基板上に直線状
に並べて配置され、上記中央操作つまみの回転中心軸と
直交する軸線を中心にして回動することにより上記第二
基板の接点部を押圧する外側操作釦を備え、上記外側操
作釦が、上記中央操作つまみの長さの範囲内に対応する
位置で回動する時の中心軸線を持つように保持されたサ
イドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品としたもので
あり、操作部分となる中央操作つまみおよび各外側操作
釦が直線状でコンパクトに配列された一つの電子部品と
して完結、つまり一体化されたものであるため、取り扱
い易く、かつそれぞれの操作部分の位置を精度よく維持
することができ、それに加えて、外側操作釦は中央操作
つまみの長さの範囲内に対応する位置で回動する時の中
心軸線を持つように保持されているため、その保持部分
から第二基板の接点部までの距離を長い寸法で取るよう
にでき、少ない押圧操作力であっても容易に外側操作釦
が回動して上記接点部を押圧できる軽妙な操作性を備え
たものにできるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、外側操作釦が、中央操作つまみの回転方
向の幅寸法よりも、外方に突出すると共に、その先端が
上記中央操作つまみの内部側方向に延出された上面視略
L字状のアーム部を有し、そのアーム部が第二基板の側
部に係止されて回動可能とされたものであり、請求項1
記載の発明による作用に加えて、中央操作つまみの回転
方向の幅寸法よりも、外方に突出したアーム部で外側操
作釦が回動可能に係止されているため、外側操作釦に対
して所定の回動方向に回動させる方向とは異なる方向の
力が加わった場合にも、外側操作釦は所定の回動方向以
外に回動しにくくでき、所謂こじり操作された場合を含
めて、外側操作釦が確実に所定の回動動作をして第二基
板上の接点部を操作することができるものとなり、さら
に操作性に優れたものが容易に得られるという作用を有
する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、外側操作釦が、その操作部分となる中央
操作つまみ側の上面部は、上記中央操作つまみの最上部
の高さ位置に高さを合わされた傾斜を持たない平坦部
で、かつその上面部の中間部分から外方にかけては、上
記平坦部に対して直交関係で上記平坦部から一段高く形
成された平坦段部であるものであり、例えば親指で外側
操作釦を操作する場合、その操作時に、中央操作つまみ
上から、その段部に少し引っ掛けるように親指を側方に
平行移動するのみで、外側操作釦を回動させることがで
き、さらに軽妙な操作性を備えたものにできるという作
用を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図5を用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)実施の形態1を用いて、
本発明の特に請求項1〜3記載の発明について説明す
る。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態によるサ
イドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品の外観斜視
図、図2は同分解斜視図、図3は同上面図、図4は同側
面図である。
【0016】同図において、1は、第一基板2の一対の
軸受部3で回転可能に、その両側部を保持された円柱状
の中央操作つまみである。
【0017】そして、この中央操作つまみ1および軸受
部3の内部には、エンコーダ等の回転接点部(図示せ
ず)が収容されており、中央操作つまみ1の回転に伴っ
て、回転方向や回転速度の検出可能な電気信号が生成さ
れて出力されるものとなっている。
【0018】また、中央操作つまみ1の下方位置に相当
する第一基板2上には、スイッチ部(図示せず)が配設
されており、中央操作つまみ1を第一基板2側に押圧操
作することにより、そのスイッチ部が作動するものとな
っている。
【0019】つまり、この回転・押圧操作型電子部品4
は、上記のように構成された正面操作型のものであっ
て、その一つの操作部である中央操作つまみ1は、回転
操作または押圧操作することにより、それぞれ個別の信
号を出力できるものとなっている。
【0020】そして、この回転・押圧操作型電子部品4
は、中央操作つまみ1の上部を第二基板5の中央孔5A
から所定量だけ上方に突出させるようにして結合され、
回転・押圧操作型電子部品4と第二基板5とは一体化さ
れている。
【0021】そして、第二基板5は、その中央操作つま
み1のそれぞれの側方部分が平板部5Bに形成されてお
り、その平板部5Bにはそれぞれ自力復帰型の接点部6
が配設されている。
【0022】そして、中央操作つまみ1の外周を囲うよ
うに平板部5Bどうしを連結する前方および後方外周枠
部5C,5Dには、後述する外側操作釦7を回動支持す
るための回動支持部8A,8B(8Bは図3参照)が、
中央操作つまみ1の長さの範囲内に対応する位置にそれ
ぞれ二箇所ずつ設けられている。
【0023】この回動支持部8A,8Bは、中央操作つ
まみ1の両側部側でそれぞれ一対となり、両者を繋ぐ仮
想線は、上記の回転・押圧操作型電子部品4と第二基板
5とが一体化された状態において、中央操作つまみ1の
回転中心軸線と直交関係で、かつ中央操作つまみ1の長
さ方向内を横切る位置に形成されている。
【0024】そして、回動支持部8A,8Bは、その中
央操作つまみ1の前後方向を囲う前方および後方外周枠
部5C,5Dの外壁に、外方に突出させて形成された円
形突部で構成されている。
【0025】そして、7は、中央操作つまみ1を中心と
して、その両側の左右位置にそれぞれ隣接させて第二基
板5上に直線状に並べて配された外側操作釦であり、そ
の形状や第二基板5に対する取り付け方法およびその動
作等は、左右で対称関係となって同一説明となるため、
以下にはその左側のものについてのみ説明し、右側のも
のについては、上記説明と対応する部分に同一符号を付
すのみで説明を省略する。
【0026】そして、その左側の外側操作釦7は、下方
開口の略升状で、その右側壁が構成されていない形状と
なっており、その右側壁が構成されていない部分が上記
中央操作つまみ1の左側の軸受部3上に覆い被されるよ
うにして第二基板5上に配され、その略升状の前壁部お
よび後壁部7Aおよび7Bからそれぞれ外方に延出され
たアーム部7Cおよび7Dの先端が、上記一対の回動支
持部8A,8Bに回動可能に保持されて係止されること
によって第二基板5に装着されている。
【0027】そのアーム部7C,7Dのそれぞれは、上
記一対の回動支持部8A,8Bどうしを繋ぐ仮想線に対
して、平行関係で外方に延出され、その先端部分に、前
方および後方外周枠部5Cおよび5Dの外周部に沿って
伸ばされた係合部7Eおよび7Fが設けられた、上面視
で所謂略L字状の形状に形成されている。
【0028】そして、その係合部7E,7Fに、それぞ
れ設けられた丸孔7G,7Hに、上記一対の回動支持部
8A,8Bがそれぞれ嵌め込まれている。
【0029】つまり、上記のごとく第二基板5に取り付
けられた外側操作釦7は、上記一対の回動支持部8A,
8Bを繋ぐ仮想線を中心として回動可能となり、その回
動方向は、中央操作つまみ1の回転方向と直交する方向
への回動が可能となる。
【0030】そして、上記状態に第二基板5に取り付け
られた外側操作釦7の左側壁部7Iの下端は、第二基板
5の接点部6の位置に対応しており、外側操作釦7がそ
の中央操作つまみ1から離れた外方位置が下がるように
回動した際に、その左側壁部7Iの下端に設けた押圧用
突部9が、接点部6を押圧して接点部6の状態を切り換
えることができるようになっている。
【0031】また、この外側操作釦7の操作部分に相当
することとなる上面部は、その中央操作つまみ1側は、
その中央操作つまみ1の最上部に対して、高さ位置を合
わされた傾斜を持たない平坦部7Jで形成されている。
【0032】そして、その中間部分から中央操作つまみ
1側とは反対側となる外方にかけては、平坦部7Jより
も一段高くなった平坦段部7Kで形成されている。
【0033】この平坦部7Jと平坦段部7Kとの境は、
平坦部7Jと直交関係に切り上がった壁で切り立ったも
のに形成されている。
【0034】本実施の形態によるサイドスイッチ付回転
・押圧操作型電子部品は、上記のごとく構成されるもの
であり、以下に、その動作について説明する。
【0035】中央操作つまみ1を回転または押圧操作す
ると、回転・押圧操作型電子部品4からそれぞれ所定の
個別の信号を出力されることは、上述のとおりである。
【0036】そして、一方その中央操作つまみ1の側部
に配された左側の外側操作釦7を押圧操作すると、外側
操作釦7は中央操作つまみ1側とは反対側の位置が下が
るように、一対の回動支持部8A,8Bを繋ぐ仮想線を
回動中心軸線として回動し、その左側壁部7Iの下端に
設けた押圧用突部9が、接点部6を押圧して接点部6の
状態を切り換えて所定回路間の断接を行う。
【0037】そして、外側操作釦7への押圧力を解除す
ると、自力復帰型の接点部6の状態が元に戻ることによ
り、外側操作釦7は、平坦部7Jが中央操作つまみ1の
最上部の高さ位置と平行な傾斜を持たない状態まで復帰
する。
【0038】なお、外側操作釦7は、上記に詳述したよ
うに、前壁部および後壁部7Aおよび7Bからそれぞれ
外方にアーム部7Cおよび7Dが延出され、それぞれの
先端から前方および後方外周枠部5Cおよび5Dの外周
部に沿って伸ばされた係合部7Eおよび7Fに設けられ
た丸孔7Gおよび7Hが、回動支持部8Aおよび8Bに
保持係止されたものであるため、その保持部分から第二
基板5の接点部6までの距離が比較的長く取れるものに
でき、少ない押圧操作力であっても外側操作釦7が確実
に回動して上記接点部6を押圧できる軽妙な操作性を備
えたものにできる。
【0039】また、そのアーム部7C,7Dは、一対の
回動支持部8A,8Bどうしを繋ぐ仮想線に対して平行
関係で、かつ中央操作つまみ1の回転方向の幅寸法より
もそれぞれ外方に延出されている部分で係合されている
ため、所定の回動方向に対して少し斜め方向に回動させ
るような、所謂こじり操作力が加わった場合を含めて、
外側操作釦7は所定の回動方向以外には回動しにくくで
き、確実に接点部6が操作できるものとなる。
【0040】このように本実施の形態によるサイドスイ
ッチ付回転・押圧操作型電子部品は、中央に回転・押圧
操作型電子部品4が配されると共に、その両側に押圧ス
イッチ機能を有する、それぞれに対応する三つの操作部
分(中央操作つまみ1、各外側操作釦7)が直線状に配
列されて一体化されたものであるため、使用機器メーカ
において取扱い易く、かつ使用機器に搭載した際に、そ
れぞれの操作部分の配置位置関係等がばらつくことも少
なくできるので、高品位のものを容易に実現でき、しか
も、軽妙に操作できる操作性に優れたものを実現するこ
とができる。
【0041】次に、本実施の形態によるサイドスイッチ
付回転・押圧操作型電子部品を使用機器である携帯電話
に搭載した事例について、図5を用いて簡単に説明す
る。
【0042】同図に示すように、本携帯電話10は、直
方体形状の箱形筐体11の正面が操作面に対応したもの
となっており、その縦方向が長い長方形の操作面の上方
位置には、液晶などからなる表示部12が、また下方位
置には、テンキー部13が構成されている。
【0043】さらに、その表示部12の上部位置には、
受話部14が、またテンキー部13の下部位置には送話
部15が配設されている。
【0044】そして、箱形筐体11の操作面と隣接する
上面部には、伸縮可能なアンテナ16が配されており、
所定電波信号の送受信が可能に構成されている。
【0045】そして、上記のサイドスイッチ付回転・押
圧操作型電子部品は、表示部12とテンキー部13との
間の位置に、中央操作つまみ1および外側操作釦7の三
つの操作部分が、その箱形筐体11の正面から所定量突
出状態に搭載されている。
【0046】なお、そのときの配置方向は、箱形筐体1
1の操作面の短手方向に平行に、三つの操作部分が並ぶ
ように配されている。
【0047】このように構成された携帯電話10は、通
常の使用、例えばテンキー部13から所定の電話番号を
入力してアンテナ16を介して発信し、受話部14や送
話部15を通して通話したりできるものである。
【0048】そして、そのサイドスイッチ付回転・押圧
操作型電子部品は、内部メモリ(図示せず)などに記憶
した情報を表示部12に表示させて検索する場合などに
用いられるものである。
【0049】つまり、まず、表示部12に表示された複
数のメニューの中から中央操作つまみ1を回転操作して
所望のメニューを選択した後、押圧操作して、表示部1
2の表示を希望する項目が表示された状態に切り換え
る。
【0050】そして、続いて、さらに同様に中央操作つ
まみ1を回転操作して希望する項目を選択した後、押圧
操作して決定または確定させる。
【0051】このときに、表示された項目が、階層を持
つ場合には、必要とする階層移動に割り当てられた方の
外側操作釦7を押圧操作して階層移動を行い、再度中央
操作つまみ1を操作して希望する項目を選択・決定・確
定させる。
【0052】このように本携帯電話10は、中央操作つ
まみ1およびその両側の外側操作釦7の所定操作によっ
て、容易に必要とする情報や項目を容易に検索などする
ことができるものである。
【0053】また、その操作の際に、中央操作つまみ1
およびその両側の外側操作釦7は密接状態で少ないスペ
ース内に配置され、その高さ位置のばらつきも少ないも
のであるため、高品位で、かつ少ない指の移動でスムー
ズに操作できる小型のものが容易に得られる。
【0054】なお、通常は、上記サイドスイッチ付回転
・押圧操作型電子部品の位置に配置された部材に対して
は親指で操作されることが多いが、この親指で操作する
場合にも、本サイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部
品の外側操作釦7は、上述のごとく軽妙に操作できる構
成のものであるため、外側操作釦7を容易かつ確実に操
作することができるものとなる。
【0055】つまり、親指を中央操作つまみ1上から少
しスライドさせると、外側操作釦7の操作部分に相当す
ることとなる上面部に設けた平坦部7Jと、その平坦部
7Jよりも一段高くなった平坦段部7Kとの境部分に強
く当接することとなり、その感触を得た時に、軽く押圧
操作するのみで、確実にその外側操作釦7を回動させて
対応する接点部6(図5には図示せず)を切り換えるこ
とができるからである。
【0056】なお、その平坦部7Jと平坦段部7Kとの
両者の高さの差を、接点部6の押圧操作ストロークより
も少し大きい寸法に設けておくと、指の側方へのスライ
ド移動のみで外側操作釦7を回動させて対応する接点部
6を切り換えることができるものも得ることができる。
【0057】このように本実施の形態によるサイドスイ
ッチ付回転・押圧操作型電子部品を搭載した携帯電話1
0などの電子機器は、三つの操作部分をコンパクトに構
成でき、かつその操作性が軽妙で優れたものにできると
共に、一つの電子部品を搭載するのみでよいため、製造
工数・部品の管理工数などを低減させるという効果も期
待でき、小型軽量で使い易いものを安価に構成できるも
のである。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、三つの操
作部分が直線状に配列されて一体化された軽妙な操作性
を有するサイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品を
実現でき、これを搭載することにより、高品位で軽妙に
操作できる操作性に優れた電子機器および携帯用電子機
器等を得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるサイドスイッ
チ付回転・押圧操作型電子部品の外観斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同上面図
【図4】同側面図
【図5】同サイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品
が搭載された携帯電話の平面図
【符号の説明】
1 中央操作つまみ 2 第一基板 3 軸受部 4 回転・押圧操作型電子部品 5 第二基板 5A 中央孔 5B 平板部 5C 前方外周枠部 5D 後方外周枠部 6 接点部 7 外側操作釦 7A 前壁部 7B 後壁部 7C,7D アーム部 7E,7F 係合部 7G,7H 丸孔 7I 左側壁部 7J 平坦部 7K 平坦段部 8A,8B 回動支持部 9 押圧用突部 10 携帯電話 11 箱形筐体 12 表示部 13 テンキー部 14 受話部 15 送話部 16 アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一基板に設けられた一対の軸受部で回
    転可能に保持された円柱状で、その上部から上記第一基
    板側に向けて押圧操作することにより上記第一基板に配
    設されたスイッチ部を操作可能に配された中央操作つま
    みと、その中央操作つまみが上部を所定量突出させるよ
    うにして配置され、上記中央操作つまみの側方位置の平
    板部にそれぞれ接点部を有する第二基板と、上記中央操
    作つまみを中心として、その両側にそれぞれ隣接させて
    第二基板上に直線状に並べて配置され、上記中央操作つ
    まみの回転中心軸と直交する軸線を中心にして回動する
    ことにより上記第二基板の接点部を押圧する外側操作釦
    を備え、 上記外側操作釦が、上記中央操作つまみの長さの範囲内
    に対応する位置で回動する時の中心軸線を持つように保
    持されたサイドスイッチ付回転・押圧操作型電子部品。
  2. 【請求項2】 外側操作釦が、中央操作つまみの回転方
    向の幅寸法よりも、外方に突出すると共に、その先端が
    上記中央操作つまみの内部側方向に延出された上面視略
    L字状のアーム部を有し、そのアーム部が第二基板の側
    部に係止されて回動可能とされた請求項1記載のサイド
    スイッチ付回転・押圧操作型電子部品。
  3. 【請求項3】 外側操作釦が、その操作部分となる中央
    操作つまみ側の上面部は、上記中央操作つまみの最上部
    の高さ位置に高さを合わされた傾斜を持たない平坦部
    で、かつその上面部の中間部分から外方にかけては、上
    記平坦部に対して直交関係で上記平坦部から一段高く形
    成された平坦段部である請求項1記載のサイドスイッチ
    付回転・押圧操作型電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101123496B1 (ko) * 2006-03-31 2012-03-23 엘지전자 주식회사 신호발생장치 및 이를 구비한 전자기기

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