JP2002245267A - プリントシステム、プリンタクライアント、サービス側システム - Google Patents

プリントシステム、プリンタクライアント、サービス側システム

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JP2002245267A
JP2002245267A JP2001043131A JP2001043131A JP2002245267A JP 2002245267 A JP2002245267 A JP 2002245267A JP 2001043131 A JP2001043131 A JP 2001043131A JP 2001043131 A JP2001043131 A JP 2001043131A JP 2002245267 A JP2002245267 A JP 2002245267A
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printer
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JP2001043131A
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Masayuki Inai
正行 井内
Toru Kobayashi
徹 小林
Noriyuki Yanagimachi
則之 柳町
Toshihiko Nakazawa
利彦 中沢
Hirohiko Yamazaki
博彦 山崎
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータの購入を検討するのに、デジ
タルデータの内容を予め出力して確認可能としたプリン
トシステムの提供。 【解決手段】 サービス側システムからデータをダウン
ロードし、前記データに基づいてプリンタクライアント
で印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記サー
ビス側システムは当該サービス側システムにアクセス要
求する前記プリンタクライアントからプリンタクライア
ントを特定する情報を取得して、プリンタクライアント
に送信許可された著作権保護レベルの要約データを特定
し、前記プリンタクライアントがサービス側システムに
より特定された前記要約データをダウンロードして出力
を行うことを特徴とするプリントシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してプリンタが要求するデータをプリンタに送信して印
刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子出版の一形態として、インターネッ
トに接続されたサーバから書籍などに係るデジタルデー
タをダウンロード、しかる後印刷せしめてユーザに出版
物を提供したいとの要望がある。ところが書籍などに係
るデジタルデータの提供者は、デジタルデータは無制限
に複製が可能であり、不正な複製が行われる場合もあり
得ることを懸念し、著作権使用料の収入が期待できる書
籍などに係るデジタルデータの提供を控える傾向にあ
る。なお、書籍などに係るデジタルデータとは、文学作
品、学術論文、辞書辞典、雑誌その他の著述物であり、
写真や絵が含まれる場合がある。又、写真集、画集、地
図帳のごとく著述が主体でない場合も書籍などに係るデ
ジタルデータに含まれる。
【0003】特開平7−239828号広報にはデジタ
ルデータの不正コピーを防止する技術が記載されてい
て、特開平6−239828号広報には著作権使用料の
支払いを強要する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】紙に印刷された通常の
書籍を購入しようとする者は、予め店頭で書籍の内容を
確認した後に、購入の判断が可能である。しかしなが
ら、特開平6−239828号広報や特開平7−239
828号広報に記載の技術に基づいてデジタルデータを
購入する場合には、予めデジタルデータの内容を確認す
ること無く購入の判断が必要であり、不要なデータに対
価を支払う事態が発生することがある。
【0005】これは著しく購入者にとって不利であり、
是正が必要な問題である。そこで、本発明は、デジタル
データの購入を検討するのに、デジタルデータの内容を
予め出力して確認可能としたプリントシステムの提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は請求項1
に記載のプリントシステムによって解決できる。即ち、
請求項1に記載のプリントシステムは、サービス側シス
テムからデータをダウンロードし、前記データに基づい
てプリンタクライアントで印刷を実行するプリントシス
テムにおいて、前記サービス側システムは当該サービス
側システムにアクセス要求する前記プリンタクライアン
トからプリンタクライアントを特定する情報を取得し
て、プリンタクライアントに送信許可された著作権保護
レベルの要約データを特定し、前記プリンタクライアン
トがサービス側システムにより特定された前記要約デー
タをダウンロードして出力を行うことを特徴とする。
【0007】本発明の課題は請求項21に記載のプリン
トシステムによって解決できる。即ち、請求項21に記
載のプリントシステムは、サービス側システムからデー
タをダウンロードし、前記データに基づいてプリンタク
ライアントで印刷を実行するプリントシステムにおい
て、プリンタクライアントがサービス側システムにログ
イン要求し、サービス側システムがプリンタクライアン
トの前記ログイン要求を認証し、プリンタクライアント
が所望の要約データを特定してサービス側システムにダ
ウンロード要求を通知し、認証したプリンタクライアン
トへの送信が許可された著作権保護レベルの要約データ
をサービス側システムが特定し、前記特定された要約デ
ータに基づいて暗号化処理の施された送信形態データを
プリンタクライアントがサービス側システムからダウン
ロードし、プリンタクライアントは送信形態データを復
号化して要約データの出力を実行することを特徴とす
る。
【0008】本発明の課題は請求項25に記載のプリン
タクライアントによって解決できる。即ち、請求項25
に記載のプリンタクライアントは、サービス側システム
からデータをダウンロードし、前記データに基づいてプ
リンタクライアントで印刷を実行するプリントシステム
にて用いるプリンタクライアントであって、サービス側
システムにログイン要求し、所望の要約データを特定し
てサービス側システムにダウンロード要求を通知し、サ
ービス側システムが特定した著作権保護レベルの要約デ
ータに基づいて暗号化処理の施された送信形態データを
サービス側システムからダウンロードし、ダウンロード
した送信形態データを復号化して要約データの出力を実
行することを特徴とする。
【0009】本発明の課題は請求項26に記載のサービ
ス側システムによって解決できる。即ち、請求項26に
記載のサービス側システムは、サービス側システムから
データをダウンロードし、前記データに基づいてプリン
タクライアントで印刷を実行するプリントシステムにて
用いるサービス側システムであって、プリンタクライア
ントの前記ログイン要求を認証し、プリンタクライアン
トからダウンロード要求が通知されると認証したプリン
タクライアントへの送信が許可された著作権保護レベル
の要約データを特定し、前記特定された要約データに基
づいて暗号化処理の施された送信形態データをプリンタ
クライアントにダウンロードさせることを特徴とする。
【0010】本発明の課題は請求項30に記載のプリン
トシステムによって解決できる。即ち、請求項30に記
載のプリントシステムは、サービス側システムからデー
タをダウンロードし、前記データに基づいてプリンタク
ライアントで印刷を実行するプリントシステムにおい
て、前記プリンタクライアントは、暗号化された要約デ
ータを復号化する復号化手段と、復号化された前記要約
データを出力する出力手段と、前記復号化手段から前記
出力手段までのデータ伝送経路を外部からのアクセスか
ら保護する保護手段とを備え、前記サービス側システム
は、前記保護手段に応じて段階的に設定したプリンタク
ライアントの著作権保護レベルと、元データへの復元難
易度に応じて段階的に設定した要約データの著作権保護
レベルとを関連づけた対照テーブルを備えて、認証され
たプリンタクライアントへ送信する要約データについて
前記対照テーブルを参照して、当該認証されたプリンタ
クライアントの著作権保護レベルに応じて当該プリンタ
クライアントへ送信する要約データを特定する特定手段
と、前記特定された要約データを暗号化する暗号化手段
とを備え、前記サービス側システムは、当該サービス側
システムにアクセス要求する前記プリンタクライアント
からプリンタクライアントを特定する情報を取得して、
前記特定と前記暗号化とを実行し、前記プリンタクライ
アントは、サービス側システムの特定し暗号化した前記
要約データをダウンロードして前記復号化と前記出力と
を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の実施の形態を
以下、図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、プリントシステムの基本構成を示
す説明図である。プリントシステムはサービス側サーバ
100とプリンタクライアント200aからdとがそれ
ぞれ送信、受信をインターネットINetを介して行う
構成である。
【0013】インターネットINetは、研究機関、公
共機関、企業などに敷設したLAN(ローカルエリアネ
ットワーク)同士を、WAN(ワイドエリアネットワー
ク)の技術を用いて相互に常時接続して構築されたネッ
トワークの集合物であり、自然発生的に全世界を網羅す
る規模で発展したネットワークである。インターネット
上で使用されるプロトコル(TCP/IP)により通信
可能なノードは各ノードを互いに識別して通信が可能で
ある。
【0014】インターネットINetではIPアドレス
を各ノードを識別する識別子として用いており、さらに
URL(ユニフォーム リソース ロケータ)により各
ノードが格納するファイルなどを直接指定することも可
能である。プリントシステムの備えるサービス側サーバ
100、プリンタクライアント200aからdは斯様な
ノードの例である。なお、以下の説明ではプリンタクラ
イアント200aからdの区別が不要な説明では、プリ
ンタクライアント200とする。
【0015】サービス側サーバ100は本発明のサービ
ス側システムの一例であり、出版社などにより管理、設
置されていて、書籍などに係るデジタルデータ(以下、
本文データとも呼ぶ)を大容量のハードディスクに格納
してあり、プリンタクライアント200からの要求に応
じて本文データを送信する。送信に際して本文データの
変換、圧縮、暗号化を行ってデジタル署名を付してから
送信する。又、本文データを要約した要約データも同様
に格納してあり、プリンタクライアント200からの要
求に応じて送信する。
【0016】サービス側サーバ100は、それ自体が格
納する本文データと要約データとに係るデータ格納位置
情報を、プリンタクライアント200に対して提供可能
な状態で待機している。
【0017】プリンタクライアント200は、サービス
側サーバ100に対して自ら要求して取得したデータ格
納位置情報に基づいてサービス側サーバ100から本文
データや要約データをダウンロードし、これを出力(印
刷又は表示)する。ここでダウンロードとは特定の手順
やサービス側サーバ100とプリンタクライアント20
0の相互の動作を限定するものではなく、サービス側サ
ーバ100の格納するデータをプリンタクライアント2
00が取得するという意味で用いている。
【0018】プリンタクライアント200はコンビニエ
ンスストア等により管理、設置されていて不特定のユー
ザが自由に利用できる場合、事業所などに設置されてい
て、当該事業所の従業員等特定のユーザに限って利用で
きる場合、さらに、個人が所有する場合等がある。
【0019】プリンタクライアント200は印刷と表示
が可能なものと、印刷が不可能で表示が可能なものとが
ある。以後、印刷が不可能で表示が可能なプリンタクラ
イアントを立ち読み専用プリンタクライアントと呼ぶこ
とがある。
【0020】クライアントサイトA、Bは、それぞれ、
インターネットINetに接続可能な少なくとも一台の
プリンタクライアント200を備えるサイトである。
【0021】サイトAは図書館やコンビニエンスストア
など、公衆の利用可能な施設が運営するサイトや、企業
等の限られたユーザに利用を許可するサイトであり、複
数のプリンタクライアント200を備えている。サイト
Aは、印刷可能なプリンタクライアント200aに加え
て、プリンタ部47を備えない立ち読み専用プリンタク
ライアント200b、200cを備える。
【0022】サイトBは例えば個人宅や自営業者など
で、汎用のパーソナルコンピュータにインクジェットプ
リンタやレーザプリンタ等を接続した構成のプリンタク
ライアント200dを使用するサイトである。
【0023】サービス側サーバ100は、本文データの
入手、印刷を行ったプリンタクライアント200に対し
て課金情報の計算と計算結果に基づく課金処理を実行す
る。又、サービス側サーバ100は課金に先立ち、プリ
ンタクライアント200での印刷が通知する印刷結果を
確認して、印刷の成功/失敗を判断し、印刷結果に応じ
た課金処理を行う。
【0024】サービス側サーバ100とプリンタクライ
アント200は公開鍵方式による暗号化された通信を相
互に実行可能である。即ち、それぞれは受信したデータ
に係るデジタル署名を送信元の公開鍵によって復号化し
て送信元を特定して、他のノードによるなりすましなど
を防止するし、又、発信するデータを自己の秘密鍵によ
って暗号化して、他のノードによる不正な複写などを防
止する。
【0025】各プリンタクライアント200aからd
は、サービス側サーバ100からダウンロードした要約
データを表示することが可能であり、プリンタクライア
ント200aとdは、サービス側サーバ100からダウ
ンロードした要約データを印刷することが可能である。
又、プリンタクライアント200aとdは、本文データ
を印刷することが可能である。
【0026】次に要約データについて説明する。書籍な
どに係るデジタルデータ(以下、本文データとも呼ぶ)
とは、文学作品、学術論文、辞書辞典、雑誌その他の著
述物であり、写真や絵が含まれる場合がある。又、写真
集、画集、地図帳のごとく著述が主体でない場合も本文
データに含まれる。
【0027】本文データは、テキストデータ、画像デー
タ、これらのレイアウト情報を主要素とする。テキスト
データは文字による著述に係るデータであり、主に文字
コードの羅列である。画像データは、図、写真、表など
(以下、図などともいう)に係るデータであり、データ
フォーマットは特に問わない。レイアウト情報は、用紙
に対する余白や行数、行内文字数、行間サイズ、文字間
サイズ、フォント種別、フォントサイズ、ページ数等の
情報であり、テキストデータに係る文字や、画像データ
に係る図、写真、表などを、表示画面上又は印刷物上で
いかように配置(レイアウト)するかを制御するパラメ
ータである。
【0028】斯様な主要素からなる本文データに基づい
て出力(表示又は印刷)を実行すると、著作権者の意図
した通りに本文、図などがレイアウトされて表示又は印
刷される。
【0029】図2は書籍などの印刷物から1ページを抜
き出して示した概念図である。図2の印刷物500は本
文データに基づいて紙面に印刷された状態を示してお
り、著述部分501a、bは、テキストデータに基づい
て文字として紙面に印刷された部分であり、著述部分5
01a、bを構成する各文字は、レイアウト情報に基づ
いて、配置位置、サイズ、フォント種別等が決定されて
いる。
【0030】画像部分502a、bは、画像データに基
づいて画像として紙面に印刷された部分であり、画像部
分502a、bを構成する画像は、レイアウト情報に基
づいて、配置位置等が決定されている。又、画像データ
自体が、解像度、色数などの情報を備えている。
【0031】又、図示による説明は省略するが、他のペ
ージには目次、索引、発行元等の表示、前書き、後書き
等が印刷されている場合がある。
【0032】なお、図2では出力の事例を印刷物の例で
説明したが、モニタなどに映像として表示する場合も同
様である。
【0033】要約データは、本文データの一部を改変、
抽出などしたもので、以下の様な例を採用できる。
【0034】(A)本文データから画像データ、レイア
ウト情報を省略したテキストデータのみを要約データと
する。斯様な要約データを出力した場合、テキストデー
タを表示することで本文の内容を読むことができる。
【0035】(B)本文データの抜粋を要約データとす
る。斯様な要約データを出力した場合、抜粋した範囲に
限られるものの、本文データと同等に本文、図などがレ
イアウトされた出力が可能であるので、本文の内容を読
み、図等の品位やレイアウトの善し悪しを確認できる。
【0036】そして、抜粋の仕方であるが、先頭数ペー
ジや一段落分などの抜粋をする場合、目次項目を抜粋す
る場合、索引項目を抜粋する場合、前書きや後書きを抜
粋する場合等がある。
【0037】(C)本文データの各ページのデータをビ
ットマップ化したデータを要約データとする。斯様な要
約データは文字コードを含まないにもかかわらず、出力
した場合に本文の内容を読むことができる。
【0038】(D)テキストデータに関して、本文の概
要を把握しうる要約文を新たに書き起こして、図に関し
ては本文データで用いた図などをそのまま用いたり、又
は簡略化した画像データを用いたりして、新たなレイア
ウトを施して作成したデータを要約データとする。斯様
な要約データを出力した場合、本文データの概要を把握
することがでる。
【0039】要約データから不正に著作物に係る本文デ
ータを復元しようとする場合には、要約データを作成す
る際に実行した本文データからの改変、抽出の手法によ
り、復元作業の難易度が変化する。
【0040】(A)では、本文データのテキストのみ復
元可能で、文字による著述を完全に復元可能である。た
だし、(A)では画像データが復元できないので本文デ
ータ全体の復元は不可能である。
【0041】(B)では抜粋部分については、本文デー
タを完全に復元可能である。しかしながら、抜粋されて
いない部分の本文データの復元は不可能である。(B)
で、本文データから抜粋する範囲を変更することで、1
つの本文データに対して、前述の復元が可能な分量が変
化する。
【0042】(C)では、ビットマップ化された要約デ
ータをOCR等で解析して、又は手作業で再入力するこ
とで文字コードを完全に復元できる可能性がある。画像
データについても、ある程度の復元ができる可能性があ
る。
【0043】(D)では、新たに書き起こした要約文
に、本文と重複する記述が含まれる可能性は否定できな
いものの、本文データの復元は不可能であり、本文に関
してはユーザは入手できない。
【0044】第1の実施の形態では、復元する作業の難
易度の高いデータを著作権保護レベルの低いデータ、復
元する作業の難易度の低いデータを著作権保護レベルの
高いデータとし、要約の程度を著作権保護レベルの高低
として表現する。
【0045】本文データについて、テキストデータ、画
像データのいずれを保護すべきかの事情が異なる。文学
作品、辞書辞典ではテキストデータの保護が重要となる
場合が多く、写真集、画集、地図帳では画像データの保
護が重要となる場合が多いと考えられる。学術論文、雑
誌等ではその内容によっていずれかが重要である場合
も、両方が重要である場合もあり得る。
【0046】(A)の場合は、本文は完全に復元できる
ので、文学作品などでは著作権保護レベルが低いのだ
が、例えば写真集、画集、地図帳では、画像データを含
まないので著作権保護レベルが高くなる。
【0047】(B)の場合は、抜粋した分量が多い程に
復元しやすいから著作権保護レベルが低く、分量が少な
い程に復元しにくいから著作権保護レベルが高くなる。
【0048】又、目次項目、索引項目、前書きや後書き
を抜粋した例では、著述部分501a、bのうちの本文
に該当する個所に関して文字コードが無いため復元しに
くいから著作権保護レベルが高くなる。目次項目、索引
項目、前書きや後書き等について、一部だけ抜粋した場
合には、やはり抜粋した分量に応じて著作権保護レベル
が変化する。
【0049】(C)の場合は、ビットマップに変換した
要約データの画素密度、色数等を変更することで、復元
の難易度が変化する。即ち、画素密度が高い要約データ
に基づけば、OCR等の解析や画像データの復元がやり
やすくなるので著作権保護レベルが低く、逆に画素密度
が低ければ著作権保護レベルが高くなる。色数も多い程
に画像データの復元がやりやすくなるので著作権保護レ
ベルが低く、逆に色数が少なければ著作権保護レベルが
高くなる。
【0050】(D)の場合は、書き起こした要約文の内
容や本文データから引用した画像データの過多などに応
じて著作権保護レベルが変化する。新たに書き起こした
要約文については著作権保護レベルは高い。画像データ
の過多に関しては、画像データが多い程に著作権保護レ
ベルが低く、画像データが少ない程に著作権保護レベル
が高い。
【0051】要約データはマークアップ言語などにより
本文データの一部として構造化することが可能である
し、又、関連づけられた別データとして保存することも
可能である。
【0052】(A)(B)の例が構造化に適し、(C)
(D)の例が関連づけに適しており、例えば構造化する
場合、本文データ自体がテキストデータ、画像データ、
これらのレイアウト情報を主要素をするのであるから、
要約データの対象であることを示すタグ等を設定して、
(A)の例ではテキストデータが要約データとして指定
されるように構造化し、(B)の例では本文データの先
頭数ページ又は先頭の一段落分等が要約データとして指
定されるように構造化する。
【0053】又、要約データを本文データに関連づけら
れた別データとして保存する場合には、要約データと本
文データとをそれぞれファイルとして保存し、関連づけ
を記述した対照テーブルなどを持つようにして、(C)
の例では、本文データと、ビットマップ化されたデータ
との関連づけを記述し、(D)の例では、本文データ
と、新たに書き起こした要約データとの関連づけを記述
しておく。
【0054】次に、図3から図5を用いて、サービス側
サーバ100、プリンタクライアント200のそれぞれ
の構成を説明する。なお、図3はサービス側サーバ10
0の詳細な構成を説明するブロック図、図4と図5はプ
リンタクライアント200の詳細な構成を説明するブロ
ック図である。
【0055】図3で、サービス側サーバ100は、主制
御部11、本文データ記憶部12、データ変換部13、
圧縮部14、暗号処理部15、照合部16、通信部1
7、要約データ記憶部18、対照テーブル記憶部19、
課金処理部20、検索部21、アドレス記憶部22、見
積作成部23、見積記憶部24、ジョブID発行部25
を有し、これら各部が内部バスで互いに接続されてい
る。
【0056】主制御部11は、中央演算処理装置(CP
U)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成され、補
助記憶装置に記録されたプログラムに基づいて、サービ
ス側サーバ100の各部及び全体を制御する。
【0057】本文データ記憶部12は、大容量ハードデ
ィスクを備えていて、本文データを格納している。本文
データは、一冊の本の体裁として纏めて出力可能なデー
タを一つのファイルとしてある。主制御部11は任意の
ファイルシステムにより前述の大容量ハードディスクを
管理していて、例えばパスとファイル名を指定して任意
の本文データに係る前記ファイルを読み書き可能であ
る。本文データ記憶部12の備える記憶媒体としてはハ
ードディスクに限らず光ディスク、光磁気ディスクなど
任意の記憶媒体を用いることができる。
【0058】データ変換部13は、プリンタクライアン
ト200が要求する印刷仕様やプリンタクライアント2
00のハードウェア的な性能に応じて、格納された本文
データを印刷可能な印刷用データへと変換する。ハード
ウェア的な性能や印刷仕様としては、印刷の解像度とフ
ォント種類、中折りやステープル等の後処理、解釈可能
なプリンタ記述言語、ペーパーハンドリング、画像メモ
リ容量等がある。
【0059】又、プリンタクライアント200がプリン
タ部47(後述)を備えない場合には、表示用画像デー
タへ変換する。
【0060】圧縮部14は、プリンタクライアント20
0で伸長可能な圧縮処理方式により印刷用データを通信
に適したサイズに圧縮する。圧縮処理の方式は任意の方
式を用いてよい。又、サービス側サーバ100は複数の
方式の圧縮処理を可能としていて、多様なプリンタクラ
イアント200と圧縮した印刷用データの通信が可能で
ある。
【0061】暗号処理部15は、本発明の暗号化手段の
一例であり、後述するように公開鍵方式による暗号化と
復号化とを実行する。暗号処理部15は、サービス側サ
ーバ100が発信するデータは自己の秘密鍵によって暗
号化したデジタル署名を付加し、送信先の公開鍵による
暗号化を施して発信する。又、暗号処理部15は、受信
したデータのデジタル署名を送信元の公開鍵によって復
号化して送信元を特定し、自己の公開鍵で暗号化された
データを受信すると自己の秘密鍵で復号化する。本文デ
ータ及び要約データの暗号化は、データ変換部13での
変換処理と、圧縮部14での圧縮処理を施した後に施
す。
【0062】照合部16は、プリンタクライアント20
0からのログイン要求があると、プリンタクライアント
200と当該プリンタクライアント200を操作するユ
ーザとのいずれか一方又は両方の正当性を判断する。正
当な場合はプリンタクライアント200は後述するフロ
ーチャートの手順の継続が可能となるものの、不当な場
合はプリンタクライアント200は後述するフローチャ
ートの手順の実行が禁止される。又、プリンタクライア
ント200から再度ログイン要求があれば、新たに正当
性の判断をやり直して、正当であればプリンタクライア
ント200は後述する手順の実行が可能となる。
【0063】又、照合部16は、プリンタクライアント
200の著作権保護レベルをチェックする。
【0064】通信部17は、インターネットINetを
介してサービス側サーバ100とプリンタクライアント
200との通信を公知のプロトコルにより実行する。
【0065】要約データ記憶部18は、本発明の記憶手
段の一例であり、大容量ハードディスクを備えていて、
要約データを格納している。要約データは、一つのファ
イルとしてある。主制御部11は任意のファイルシステ
ムにより前述の大容量ハードディスクを管理していて、
例えばパスとファイル名を指定して任意の要約データに
係る前記ファイルを読み書き可能である。要約データ記
憶部18の備える記憶媒体としてはハードディスクに限
らず光ディスク、光磁気ディスクなど任意の記憶媒体を
用いることができる。又、要約データ記憶部18と本文
データ記憶部12は物理的に一つのハードディスク上に
構成されることを妨げない。
【0066】対照テーブル記憶部19は、照合部16で
チェックしたプリンタクライアント200の著作権保護
レベルに応じて、当該プリンタクライアント200宛に
送信可能な要約データの著作権保護レベルの対応を示す
テーブル(以下著作権保護レベル対照テーブルと呼ぶ)
を記憶する。
【0067】課金処理部20は、プリンタクライアント
200から戻された印刷結果に応じて、プリンタクライ
アント200又はプリンタクライアント200を操作す
るユーザに対する課金処理を施す。
【0068】検索部21は、プリンタクライアント20
0から送信された検索条件に従って、本文データ記憶部
12に記憶された本文データ及び要約データ記憶部18
に記憶された要約データを対象に検索が可能である。検
索条件には、書籍名、著者名(作者名)、出版社名、日
本十進分類法(NDC)等を指定でき、対照リストには
該当する書籍名、著者名(作者名)、出版社名が本文デ
ータ毎にリストアップされるように、プリンタクライア
ント200宛にリストを送信する。プリンタクライアン
ト200は入手したリストに基づいて、ダウンロード対
象となる要約データを特定できる。又、本文データの著
述部分を対象にフリーキーワード検索を実行し、検索結
果として該当した本文データを特定して、しかる後にこ
れに対応する要約データを特定することもできる。
【0069】アドレス記憶部22は、プリンタクライア
ント200が送信してくる要求本コードと、これにより
特定される本文データのデータ格納位置情報との対照テ
ーブルを記憶している。第1の実施の形態ではデータ格
納位置情報は各本文データを格納するデータサーバ10
のホスト名又はIPアドレスと、データサーバ10の格
納する本文データのパスとファイル名を組み合わせたデ
ータであり、さらに本文データが複数ページからなる場
合は任意のページを指定するページ番号が含まれる。
【0070】見積作成部23は、プリンタクライアント
200が設定した印刷仕様に係る印刷部数と、特定した
本文データとに基づいて、プリンタクライアント200
を操作するユーザへの課金すべき金額(以下、見積額と
呼ぶ)を算出し、見積額を明示する見積データを生成す
る。見積データを受け取ったプリンタクライアント20
0の表示部44には見積額が表示される。見積作成部2
3は、生成した見積データ毎に特有な見積IDを付与す
る。又、見積作成部23は作成した見積データの有効期
限を設定し、主制御部11は見積作成部23が設定した
有効期限の間、見積データを見積記憶部24に記憶させ
る。
【0071】見積記憶部24は、見積作成部23が作成
した見積データを有効期限の間記憶する。主制御部11
は、プリンタクライアント200から有効期限内の見積
データの削除や変更の要求に応じて、見積記憶部24に
記憶された見積データを削除、変更できる。
【0072】ジョブID発行部25は、見積額を承認し
たプリンタクライアント200からの注文に係るプリン
トジョブ毎に、特有なジョブIDを発行する。プリント
ジョブとは、特定された一件の本文データに係る本文デ
ータの通信から課金処理までの一連の動作であり、注文
の発生したジョブに係るサービス側サーバ100、プリ
ンタクライアント200のそれぞれ及びそれらの間で実
行される本文データの通信、印刷、印刷結果の通信、課
金処理はいずれかのプリントジョブに割り当てられてい
る。前記本文データの通信、印刷、印刷結果の通信、課
金処理は付与されたジョブIDで特定可能であるから、
多数のプリンタクライアント200、多数のユーザによ
る多様な要求や処理がいずれのユーザ又はプリンタクラ
イアント200によるものかを特定できる。
【0073】データ変換部13、圧縮部14、暗号処理
部15、照合部16、課金処理部20、検索部21、見
積作成部23、ジョブID発行部25はハードウェア構
成に限らず、主制御部11で実行するソフトウェアとす
る構成を採用できる。
【0074】又、データ変換部13はプリンタクライア
ント200が備える構成とすることも可能である。
【0075】又、プリンタクライアント200宛に送信
する要約データの選択は主制御部11が実行する。即ち
主制御部11は本発明の特定手段の一例であり、さらに
は選択手段の一例である。
【0076】図4は、プリンタクライアント200の詳
細な構成を説明するブロック図である。
【0077】図4で、プリンタクライアント200は、
主制御部41、プリンタ情報記憶部42、入力部43、
表示部44、通信部45、暗号処理部46、プリンタ部
47、検索依頼部48、セキュリティシステム50を有
し、これら各部が内部バスで互いに接続されている。
【0078】主制御部41は、中央演算処理装置(CP
U)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成され、補
助記憶装置に記録された制御プログラムに基づいて、プ
リンタクライアント200の各部及び全体を制御する。
【0079】プリンタ情報記憶部42は、プリンタクラ
イアント200の著作権保護レベルを示すコードを記憶
する。プリンタクライアント200の著作権保護レベル
は、後述する保護カバー49、セキュリティシステム5
0などにより決まるので、予めプリンタ情報記憶部42
に記憶されている。
【0080】又、プリンタ情報記憶部42はプリンタ部
47のハードウェア的な性能に係る情報を記憶する。プ
リンタ部47のハードウェア的な性能とは、印刷の解像
度とフォント種類、中折りやステープル等の後処理、解
釈可能なプリンタ記述言語、ペーパーハンドリング、画
像メモリ容量等がある。又、プリンタクライアント20
0がフィニッシャーやステープラなどの後処理装置を備
える場合には、当該後処理装置の性能に係る情報も同様
に記憶する。
【0081】入力部43は、各種操作を行うための操作
キーを備えていて、ユーザが印刷仕様、ログイン要求、
注文、印刷要求などの処理を可能となっている。
【0082】印刷仕様とはプリンタクライアント200
を操作するユーザにより選択可能なオプションでありユ
ーザが指定する仕様である。例えば、モノクロ印刷とカ
ラー印刷の選択(カラー印刷の場合の色数の選択)、解
像度の選択などの印刷の品位に関わるオプションや、両
面印刷と片面印刷の選択、表紙や裏表紙の選択、中折り
の有無、中綴じの有無、ページレイアウト(印刷された
印刷物の1ページあたりに本文データの複数ページを印
刷する際の本文データの配置)、糊付け製本、ステープ
ル、パンチ穴空けの選択の有無の選択など、装丁に関わ
るオプションや、ブックデータの全ページを出力するか
指定ページを出力するかの印刷範囲に関わるオプション
がある。
【0083】ログイン要求とは、サービス側サーバ10
0へのアクセスの認証を受けるための所定の手順のこと
であり、ユーザは入力部43でログイン要求の操作、引
き続き所定のユーザ名、パスワードなどを入力する。注
文や印刷要求も同様に入力部43で所定の操作を実行す
る。
【0084】表示部44は本発明の画像表示手段の一例
であり、各種情報、ダウンロードした本文データや要約
データを表示する表示手段であり、例えば、CRTや液
晶パネルなどで構成されており、各種情報としては、ユ
ーザが入力部43を用いて入力した入力結果、選択可能
なオプション等が表示される。これら入力部43と表示
部44とは、例えばタッチパネル等により一体に構成し
ていても良い。
【0085】又、表示部44は、暗号処理部46(後
述)で復号化された本文データや要約データを、表示部
44での表示に適したデータ形式に変換する。本文デー
タや要約データが複数ページに亘る場合には、ユーザは
入力部43を操作して、スクロール等の操作が可能であ
る。
【0086】通信部45は、インターネットINetを
介してプリンタクライアント200とサービス側サーバ
100の通信を公知のプロトコルにより実行する。
【0087】暗号処理部46は本発明の復号化手段の一
例であり、後述するように公開鍵方式による暗号化と復
号化とを実行する。暗号処理部46は、プリンタクライ
アント200が発信するデータは自己の秘密鍵によって
暗号化したデジタル署名を付加し、送信先の公開鍵によ
る暗号化を施して発信する。又、暗号処理部46は、受
信したデータのデジタル署名を送信元の公開鍵によって
復号化して送信元を特定し、自己の公開鍵で暗号化され
たデータを受信すると自己の秘密鍵で復号化する。
【0088】暗号処理部46はハードウェア構成に限ら
ず、主制御部41で実行するソフトウェアとしてプリン
タ部47での印刷すべき本文データの復号化や、通信部
45を介して送信するデータへ付加するデジタル署名の
作成などを実行する構成としても良い。
【0089】プリンタ部47は本発明の画像形成手段の
一例であり、暗号処理部46で復号化された本文データ
に基づき逐次記録材に印刷を実行する。電子写真方式、
インクジェット方式、銀塩写真方式など、デジタルデー
タに基づいて画像を形成できる方式であればいずれの方
式でも良い。
【0090】又、表示部44とプリンタ部47とは、い
ずれも本発明の出力手段の一例である。
【0091】検索依頼部48は、サービス側サーバ10
0の検索部21に対する検索依頼を行うもので、検索部
21で処理可能な検索条件として、書籍名、著者名(作
者名)、出版社名、日本十進分類法(NDC)等を指定
して検索を依頼する。
【0092】保護カバー49は、本発明の保護手段の一
例であり、プリンタクライアント200が備える主制御
部41、プリンタ情報記憶部42、表示部44、通信部
45、暗号処理部46、プリンタ部47、検索依頼部4
8、セキュリティシステム50(後述)、内部バスを構
成する素子が備える端子、導線、パターンの露出部分な
どの、本文データ及び要約データが電気信号として実際
に伝送される経路(データ伝送経路)を遮蔽する手段で
ある。保護カバー49は、当該データ伝送経路(不図
示)へ何らかの回路を接続するが如き行為を含むユーザ
による物理的なアクセスを防止する。保護カバー49と
しては、例えば板材による覆いや、樹脂による当該デー
タ伝送経路の封入等が採用できる。
【0093】セキュリティシステム50は、本発明の保
護手段の一例であり、プリンタクライアント200が備
える主制御部41で実行する制御プログラムの機能制限
を行う。例えば、制御プログラムは、ダウンロードした
本文データ及び要約データを出力する出力先として、表
示部44とプリンタ部47以外を選択できないように制
限するフィルタとして機能する。
【0094】又、セキュリティシステム50は、プリン
タ情報記憶部42が記憶する著作権保護レベルを示すコ
ードの書き換えを禁止するように制限するフィルタとし
て機能する。
【0095】又、プリンタクライアント200が、一時
記憶として、ダウンロードした本文データや要約データ
を内蔵ハードディスク等のテンポラリフォルダに書き込
む構成の場合には、セキュリティシステム50は当該テ
ンポラリフォルダのアクセス制限を実行する。斯様なア
クセス制限としは、例えば、ネットワーク経由のアクセ
スやユーザ権限のアクセスについては、読み出しを禁止
し、プリンタクライアント200自体のシステム権限に
よるアクセスについてだけ、当該テンポラリフォルダへ
の読み出し権限を与えるように制限するフィルタとして
機能する。
【0096】図1に示したプリンタクライアント200
のうち、プリンタクライアント200aが、図4で説明
したプリンタクライアント200に該当する。又、図4
で説明したプリンタクライアント200から保護カバー
49とセキュリティシステム50を省略したものが、図
1に示したプリンタクライアント200dに該当する。
【0097】即ち、プリンタクライアント200aはプ
リンタクライアント200として用いる専用ハードウェ
アとして構成された装置であり、一方のプリンタクライ
アント200dは、汎用のパーソナルコンピュータに、
入力部43としてのキーボード、表示部44としてのモ
ニタ、通信部45としてモデムやネットワークインター
フェースを接続してある。主制御部41としての主基板
にはCPU、RAM(主記憶装置)、ハードディスク
(補助記憶装置)等が接続されていて、さらにプリンタ
部47としてインクジェットプリンタやレーザプリンタ
が接続されている。プリンタ情報記憶部42は当該ハー
ドディスクによって構成されていて、暗号処理部46、
検索依頼部48はソフトウェアにより構成される。暗号
化通信、クライアントサーバ構成の検索システムを汎用
コンピュータ上で動作するソフトウェアにより構成する
ことは周知であるので詳細な説明は省略する。
【0098】図5は、プリンタクライアント200の詳
細な構成を説明するブロック図である。
【0099】図5で、プリンタクライアント200は、
主制御部41、プリンタ情報記憶部42、入力部43、
表示部44、通信部45、暗号処理部46、検索依頼部
48を有し、これら各部が内部バスで互いに接続されて
いる。図4で示したプリンタクライアント200と異な
り、プリンタ部47を備えない。
【0100】プリンタクライアント200が備える主制
御部41、プリンタ情報記憶部42、入力部43、表示
部44、通信部45、暗号処理部46、検索依頼部48
は、図4で説明したものと同様であるから詳細な説明は
省略する。
【0101】斯様な構成のプリンタクライアント200
は、本文データと要約データを出力するのに、表示部4
4への表示は可能であるが、印刷は不可能である。
【0102】従って、ユーザは、表示された要約データ
を確認する用途にプリンタクライアント200を用い、
印刷を目的とする場合には、プリンタクライアント20
0を用いる。
【0103】図1に示したプリンタクライアント200
のうち、プリンタクライアント200bとプリンタクラ
イアント200cとが、図5で説明したプリンタクライ
アント200に該当する。
【0104】即ち、プリンタクライアント200bはプ
リンタクライアント200として用いる専用ハードウェ
アとして構成された装置であり、一方のプリンタクライ
アント200cは、汎用のパーソナルコンピュータに、
入力部43としてのキーボード、表示部44としてのモ
ニタ、通信部45としてモデムやネットワークインター
フェースを接続してある。主制御部41としての主基板
にはCPU、RAM(主記憶装置)、ハードディスク
(補助記憶装置)等が接続されている。プリンタ情報記
憶部42は当該ハードディスクによって構成されてい
て、暗号処理部46、検索依頼部48はソフトウェアに
より構成される。暗号化通信、クライアントサーバ構成
の検索システムを汎用コンピュータ上で動作するソフト
ウェアにより構成することは周知であるので詳細な説明
は省略する。
【0105】インターネットINet上を送信される状
態では、本文データ及び要約データは、暗号化技術によ
り保護されているので、プリンタクライアント200の
著作権保護レベルの影響は受けない。プリンタクライア
ント200の著作権保護レベルが問題となるのは、プリ
ンタクライアント200へダウンロード済みの本文デー
タ及び要約データの保護に関する。
【0106】プリンタクライアント200の著作権保護
レベルは、保護カバー49とセキュリティシステム50
の構成により定まる。例えば、プリンタクライアント2
00a、bのような専用ハードウェアでは、保護カバー
49とセキュリティシステム50により高い著作権保護
レベルが確保できるものの、プリンタクライアント20
0c、dのような汎用のパーソナルコンピュータを用い
る場合には、保護カバー49とセキュリティシステム5
0の両方又は一方を導入できない場合があり得るし、導
入できた場合でも専用ハードウェアほどに高い著作権保
護レベルが確保できないこともある。
【0107】例えば、プリンタクライアント200a
は、専用ハードウェアとして構成されており、ハードウ
ェアの備える入出力のポートは、入力部43、表示部4
4、通信部45、プリンタ部47のみであり、本文デー
タと要約データとはセキュリティシステム50により出
力先として表示部44とプリンタ部47以外を指定でき
ないように制限されている。さらに保護カバー49を備
えるので、最も高い著作権保護レベルが確保される。
【0108】又、プリンタクライアント200bは、専
用ハードウェアとして構成されており、ハードウェアの
備える入出力のポートは、入力部43、表示部44、通
信部45のみであり、本文データと要約データとはセキ
ュリティシステム50により出力先として表示部44以
外を指定できないように制限されている。さらに保護カ
バー49を備えるので、プリンタクライアント200a
と同様に、最も高い著作権保護レベルが確保される。
【0109】プリンタクライアント200cは、汎用の
パーソナルコンピュータに保護カバー49とセキュリテ
ィシステム50とを付加した構成である。
【0110】プリンタクライアント200cの保護カバ
ー49は、当該パーソナルコンピュータが備える汎用コ
ネクタの使用を制限するカバーであり、例えば、USB
ポート、シリアルポートなどへの周辺機器の接続を物理
的に阻害する。
【0111】プリンタクライアント200cのセキュリ
ティシステム50は、ダウンロードした本文データや要
約データに係るリムーバブルメディアへのデータ書き出
しや、ネットワーク上のファイル転送やファイル共有
や、他データ形式へのデータ変換を制限する。
【0112】しかしながら、汎用のパーソナルコンピュ
ータを用いるので、画面のキャプチャーが可能である
し、ハードディスクなどを取り外してセキュリティシス
テム50が動作しない状態で本文データや要約データを
吸い出すことが可能であるから、著作権保護レベルは中
位である。
【0113】プリンタクライアント200dは、汎用の
パーソナルコンピュータとプリンタとを接続し、保護カ
バー49とセキュリティシステム50とを省略した構成
である。
【0114】プリンタクライアント200dでダウンロ
ードした本文データや要約データは、簡単に複製が可能
であるので、著作権保護レベルは低い。
【0115】第1の実施の形態のプリントシステムで
は、著作権保護レベル対照テーブルを参照して、プリン
タクライアント200の著作権保護レベルに対応するレ
ベルの要約データを送信する。
【0116】表1は対象テーブル記憶部19が記憶する
著作権保護レベル対照テーブルの一例である。
【0117】
【表1】
【0118】表1で横軸には、データ形式、縦軸には抽
出の程度を取ってある。横軸で、オリジナルデータと
は、一切の加工を施していない状態のデータである。
【0119】テキストのみ/画像のみとは、前述の
(A)本文データから画像データ、レイアウト情報を省
略したテキストデータのみとした要約データと、(A)
の要約データとは逆に本文データからテキストデータと
レイアウト情報とを省略した要約データである。
【0120】ビットマップ化したデータとは、前述の
(C)本文データの各ページのデータをビットマップ化
した要約データである。
【0121】横軸で、書き起こした要約とは、前述の
(D)テキストデータに関して、本文の概要を把握しう
る要約文を新たに書き起こして、図に関しては本文デー
タで用いた図などをそのまま用いたり、又は簡略化した
画像データを用いたりして、新たなレイアウトを施して
作成した要約データである。
【0122】抜粋とは、前述の(B)本文データの抜粋
を要約データとしたものである。要約データから不正に
著作物に係る本文データを復元しようとする場合には、
要約データを作成する際に実行した本文データからの改
変、抽出の手法により、復元作業の難易度が変化する。
【0123】つまり、要約データのデータ形式(表1の
横軸)に着目すると、ビットマップ化したデータからの
復元作業が最も難易度が高い。ついで、テキストのみ又
は画像のみの要約データからの復元作業については、文
章又は画像の一方について著作物の複製物を復元できる
ので、ビットマップ化したデータからの復元作業よりも
やや難易度が下がる。さらに、オリジナルデータからは
復元作業が不要であるから、最も難易度が低い。
【0124】又、要約データの抽出の程度(表1の縦
軸)に着目すると、書き起こした要約からは著作物に係
る本文データの復元作業が最も難易度が高い。ついで、
本文データから抜粋した要約データからの復元作業の難
易度が高い。さらに、全文からは復元作業が不要である
から、最も難易度が低い。
【0125】要約データは、縦軸の3条件のいずれかに
合致し、且つ、横軸の3条件のいずれかに合致するの
で、表1の9個の欄のいずれか1つの欄に割り当てるこ
とができる。
【0126】各欄の数値は、プリンタクライアント20
0の著作権保護レベルを示している。即ち、第1の実施
の形態のプリントシステムでは、プリンタクライアント
200の著作権保護レベルを5段階で評価して、プリン
タクライアント200のプリンタ情報記憶部42は当該
コードとして1から5のいずれか一つの数値コードを記
憶している。
【0127】例えば、2つ例示すると、テキストのみ
で、且つ、抜粋した要約データは、著作権保護レベルが
3以上のプリンタクライアント200には送信許可され
るが、著作権保護レベルが3未満のプリンタクライアン
ト200には送信許可されない。
【0128】又、ビットマップ化し、且つ、全文の要約
データは、著作権保護レベルが4以上のプリンタクライ
アント200には送信許可されるが、著作権保護レベル
が4未満のプリンタクライアント200には送信許可さ
れない。
【0129】サービス側サーバ100はプリンタクライ
アント200から著作権保護レベルを示すコード(当該
数値コードと同じ)が送信されると、著作権保護レベル
対照テーブルを参照して、当該数値コード以下の著作権
保護レベルの要約データについて、プリンタクライアン
ト200への送信を許可し、当該数値コードを越える著
作権保護レベルの要約データの送信は禁止する。
【0130】例えば、プリンタクライアント200aと
bは数値コード=5、プリンタクライアント200cは
数値コード=3、プリンタクライアント200dは数値
コード=1である場合、プリンタクライアント200d
には、書き起こした要約をビットマップ化した要約デー
タのみ送信が許可される。そして、プリンタクライアン
ト200cには、プリンタクライアント200dに加え
て、書き起こした要約のオリジナルデータからなる要約
データの送信、抜粋した要約のオリジナルデータからな
る要約データの送信、抜粋した要約のテキストのみ又は
画像のみからなる要約データの送信、抜粋した要約をビ
ットマップ化した要約データの送信が許可される。さら
に、プリンタクライアント200a、bには、オリジナ
ルの全文データ(要約データでなくて本文データとな
る)の送信、テキストのみ、又は画像のみの要約データ
の全文の送信、ビットマップ化した要約データの全文の
送信が許可される。
【0131】次に図6のフローチャートを用いて、第1
の実施の形態のプリントシステムの動作の概要を説明す
る。なお、要約データの送受信についての詳細は後述す
る。
【0132】本文データの印刷を所望するユーザは、プ
リンタクライアント200を操作して、サービス側サー
バ100へログイン要求を発する(S11)。ログイン
によって、サービス側サーバ100とプリンタクライア
ント200との間で論理的な通信チャンネルが確保され
る。
【0133】サービス側サーバ100はログイン要求を
受信すると、当該ログイン要求の正当性をチェックし、
正当であればプリンタクライアント200を認証し(S
12)、以下の手順がプリンタクライアント200にて
実行が可能となる。サービス側サーバ100は、プリン
トシステムの利用者としてサービス側サーバ100に登
録済みのユーザ又はプリンタクライアントからのログイ
ン要求を正当と判断する。認証結果はプリンタクライア
ント200に通知される。
【0134】サービス側サーバ100とプリンタクライ
アント200は、ステップ12の認証が終了すると、要
約データの送受信の手順を実行する(S13、S1
4)。要約データの送受信の手順は図7のフローチャー
トにより後述する。
【0135】プリンタクライアント200では、受信し
た要約データを出力(印刷ないし表示)して、ユーザが
これを目視確認のうえで所望の本文データであると判断
すると、当該要約データに対応する本文データを印刷対
照データとして特定し、特定結果を送信する(S1
5)。
【0136】特定結果を受信すると、サービス側サーバ
100は本文データ記憶部12に記憶された本文データ
から印刷対照データを特定して(S16)、当該印刷に
際してサービス側サーバ100からユーザに請求する費
用を提示する見積データを作成して(S17)、プリン
タクライアント200へ送信する。サービス側サーバ1
00は送信済みの見積データを保管する。
【0137】プリンタクライアント200は受信した見
積データに基づき表示部44に表示する(S18)。
【0138】見積データには、特定された本文データに
係る本コード、書籍の名称、見積金額、見積有効期限、
プリンタクライアント200を操作するユーザ名、費用
を請求する者の名称(氏名や法人名)と連絡先等が含ま
れる。個々の見積データ毎に固有の見積IDコードが含
まれていて、これらの各項目はプリンタクライアント2
00で表示や印刷可能である。
【0139】プリンタクライアント200を操作するユ
ーザは、表示部44に見積データに基づいて表示された
内容を確認して、了承できれば注文する(S19)。注
文すると、プリンタクライアント200からサービス側
サーバ100に注文データが送信される。注文データは
見積IDコードと注文の要求を示すコードとを含んでい
る。
【0140】サービス側サーバ100は注文データを受
信すると、これに含まれる見積IDコードを、保管した
見積データの見積IDコードとを照合して(S20)、
さらに有効期間内の見積データに基づく注文か否かを確
認する。そして、係る注文が、正当なユーザから有効期
間内の見積に基づいてなされた注文であることが確認さ
れると、プリンタクライアント200へデータ格納位置
情報とジョブIDとを送信する(S21)。
【0141】ジョブIDは、ユーザにより見積金額が承
認されたプリントジョブを識別する固有の値としてサー
ビス側サーバ100が付与する。特に、サービス側サー
バ100を複数のサーバコンピュータに分散させて、本
文データ記憶部12と照合部16とを異なるサーバコン
ピュータで実行する場合には、本文データ記憶部12を
備えるサーバコンピュータは、照合部16からジョブI
Dを受信するとともにプリンタクライアント200から
ジョブIDを受信して照合を実行することによりプリン
タクライアント200の正当性を評価することができ
る。
【0142】データ格納位置情報は、サービス側サーバ
100に格納された本文データをプリンタクライアント
200が特定するための値である。例えば、サービス側
サーバ100がディレクトリ構造をサポートするファイ
ルシステムで個々の本文データをファイルとして管理し
て運用しているならば、インターネット上に多数存在す
るノードからサービス側サーバ100を特定するホスト
名やIPアドレスと、本文データに対応するファイルへ
のパスによって本文データを特定できる。そこで、第1
の実施の形態ではIPアドレスとパスに基づくコードを
生成してデータ格納位置情報とする。
【0143】プリンタクライアント200はデータ格納
位置情報とジョブIDとを受信すると、当該データ格納
位置情報に基づいてサービス側サーバ100へアクセス
し、印刷要求をする(S22)。又、印刷要求と略同時
に前述の印刷仕様を送信する。
【0144】サービス側サーバ100はプリンタクライ
アント200からの印刷要求があると、ジョブIDの照
合を実行する(S23)。ステップ23の照合は、次の
(1)と(2)のジョブIDが合致するか否かの照合で
ある。
【0145】(1)サービス側サーバ100が発行して
プリンタクライアント200に送信しサービス側サーバ
100が保管したジョブID。
【0146】(2)サービス側サーバ100がプリンタ
クライアント200から印刷要求と共に受信したジョブ
ID。
【0147】なお、一旦発行されたジョブIDはジョブ
終了前に誤って削除、変更しないようにロックされ、ロ
ックは後述のステップで解除される。
【0148】ステップ23の照合結果について、サービ
ス側サーバ100は(1)と(2)が合致したとの照合
結果ならば、ステップ18で表示された見積金額に合意
がされたうえでステップ19の注文がなされていると信
頼する。
【0149】サービス側サーバ100は(1)と(2)
が合致すると、本文データ記憶部12で保管する本文デ
ータを特定して(S24)、印刷仕様やプリンタの性能
に応じた本文データの変換(S25)、本文データの暗
号化(S26)を実行する。
【0150】サービス側サーバ100は、本文データの
変換と暗号化が完了すると、これをプリンタクライアン
ト200に送信し(S27)、プリンタクライアント2
00はこの本文データを受信する(S28)。
【0151】プリンタクライアント200は暗号化され
ている本文データを復号化し、しかる後に印刷を実行し
(S29)、印刷が完了すると印刷結果をサービス側サ
ーバ100に送信する(S30)。印刷結果はプリンタ
クライアント200からサービス側サーバ100への印
刷の成否の通知である。印刷に際して、給紙不良等の不
具合が発生するとプリンタクライアント200は印刷失
敗のステータスを示す印刷結果を発信し、不具合が発生
しなければ、印刷成功のステータスを示す印刷結果を発
信する。
【0152】サービス側サーバ100は、印刷結果を受
信すると前記ジョブIDで特定されたプリントジョブを
終了する(S31)。
【0153】ジョブが成功すると、サービス側サーバ1
00は前記ジョブIDに基づいて課金先のプリンタクラ
イアント200に対して、課金処理を実行し(S3
2)、プリントジョブを終了する。
【0154】ユーザは、プリンタクライアント200を
操作してサービス側サーバ100へログアウト要求を送
信し(S33)、サービス側サーバ100はログアウト
要求を受信すると認証を行い(S34)、認証結果はプ
リンタクライアント200に通知される(S35)。ロ
グアウトによって、サービス側サーバ100とプリンタ
クライアント200との確保された通信チャンネルが切
断される。
【0155】第1の実施の形態では、一旦成功して終了
したプリントジョブに係るジョブIDにより再度印刷要
求があっても、サービス側サーバ100、サービス側サ
ーバ100ともにこの要求を無視する。
【0156】サービス側サーバ100はステップ32の
課金処理を実行する際に印刷結果から印刷の成否を判断
できるので、例えば印刷に失敗したプリントジョブに関
しては、見積データで提示した金額から減額して課金し
たり、提示した金額に関わらず無料とするように課金処
理の条件を定めておくことができる。印刷失敗時の課金
処理の条件は見積データにより提示額とともにプリンタ
クライアント200の表示部44に表示して、ユーザに
明示することが望ましい。又、成功したプリントジョブ
に関しては、見積データで提示した金額とおりに課金す
るよう課金処理の条件を定めておくことができる。
【0157】次に図7のフローチャートを用いて、第1
の実施の形態のプリントシステムにて実行する要約デー
タの送受信についてさらに詳細を詳述する。
【0158】前述の図6のステップ12での認証に際し
て、サービス側サーバ100はプリンタクライアント2
00の著作権保護レベルを確認する。即ち、プリンタク
ライアント200はログイン要求とともに、プリンタ情
報記憶部42に記憶された著作権保護レベルを示すコー
ドをサービス側サーバ100宛てに発するので、サービ
ス側サーバ100は当該コードに基づいてプリンタクラ
イアント200の著作権保護レベルを判断する(S5
1)。
【0159】プリンタクライアント200は認証される
と、ダウンロードすべき要約データを特定し、特定結果
をサービス側サーバ100に送信する(S52)。各要
約データは、一件毎に固有のIDコード(以下要約コー
ドと呼ぶ)が与えられていて、ユーザ側が要約データを
特定する際には前記要約コードにより特定する。要約コ
ードは、プリンタクライアント200に保存されていて
も良いし、印刷物などをユーザが参照しても良いし、サ
ービス側サーバ100等の備える要約コードを入手して
も良い。
【0160】例えば、サービス側サーバ100から要約
コードを入手する場合、サービス側サーバ100は要求
データと要約コードの対照リストをプリンタクライアン
ト200に送信する。対照リストは、要約データ記憶部
18が格納する全要約データを一覧できるものでも良い
し、プリンタクライアント200側が指定した検索条件
に基づく検索結果でも良い。
【0161】サービス側サーバ100は要約データの特
定結果を受信すると、ステップ51で入手した著作権保
護レベルを示すコードと著作権保護レベル対照テーブル
を参照して(S53)、プリンタクライアント200送
信可能な著作権保護レベルの要約データを選択する(S
54)。
【0162】さらにサービス側サーバ100は、選択し
た要約データに暗号化処理を施して(S55)、プリン
タクライアント200宛てに送信する(S56)。
【0163】プリンタクライアント200では、要約デ
ータを受信すると(S57)、復号化して(S58)、
要約データを出力(印刷ないし表示)する(S59)。
【0164】ユーザは出力結果を目視確認のうえで所望
の本文データであるかの判断が可能となる。
【0165】第1の実施の形態では、ステップ13、1
4で要約データの送受信に係る一連の処理を実行する。
斯様な要約データに係る一連の処理は、ステップ12で
プリンタクライアント200を認証した後から、ステッ
プ19でプリンタクライアント200が注文を発するま
での段階であれば、いずれの段階にて処理する構成でも
採用できる。即ち、ステップ15で印刷対照データを特
定してから要約データを出力する構成でも採用できる
し、ステップ18で見積データを表示してから要約デー
タを出力する構成を採用しても良い。
【0166】次に各ステップで実行する暗号化について
説明する。(暗号化1)例えばステップ22でプリンタ
クライアント200がサービス側サーバ100に印刷要
求を送信する場合には、公開鍵暗号方式を用いて、印刷
仕様に係る情報(以下印刷仕様情報とする)を送信する
のでこれを次のように暗号化したうえでデジタル署名を
付加して送信する。
【0167】具体的には、印刷仕様情報に含まれる以下
の印刷仕様に係る情報をサービス側サーバ100の公開
鍵で暗号化し、当該印刷仕様に係る情報の特徴値をプリ
ンタクライアント200の秘密鍵で暗号化(デジタル署
名)し、送付する。
【0168】印刷仕様に係る情報は、ランダムデータ、
送信日付及び/又は時刻、要求の種類、要求元の名前、
見積ID、印刷先プリンタ名リスト、本コード(前
述)、開始ページ、終了ページ、印刷条件(色数、文字
フォント種、紙サイズ、ページレイアウト、製本方
法)、署名者リスト、デジタル署名1・・・n等があ
る。
【0169】これら印刷仕様に係る特徴値は次のような
ものである。ランダムデータとは、8バイトから64バ
イト程度のランダムなデータで、プリンタ側で生成す
る。似たような要求内容でも暗号化した際に全く異なる
コードにするために付加している。通常固定長にしてお
く。
【0170】送信日付、時刻とは、印刷仕様情報を送信
した日付と時刻であり、要求の生成日付時刻を明確にし
課金の処理の正当性、処理の時間経過等の管理に用いる
とともに、上記ランダムデータと合わせて、要求の内容
の暗号のコード内容を変化させて、解読を困難にするこ
とも目的にしている。
【0171】要求の種類とは、要約データ要求、本文デ
ータ要求や、見積もり要求(後述)その他といった要求
の区別である。
【0172】要求元の名前とは、プリンタクライアント
200に固有の名前(TCP/IPのホスト名)など、
要求元を特定し、又、後述のデジタル署名を復号化する
ための相手の公開鍵を検索するのに用いる。又、サービ
ス側サーバ100からの本文データの送り先を特定す
る。又、サービス側サーバ100による課金処理の相手
先の特定にも用いる。
【0173】生成要求IDとは、いわゆる、見積もり請
求NOであり、本文データを受け取ったときにどの要求
に対するデータかの識別を簡単にするためにプリンタ側
でシーケンシャルに生成する。
【0174】本コードとは、要求する本文データに対応
する本を特定するための本のIDコードであり、さらに
開始ページは、必要な最初のページを、終了ページは必
要な最後のページである。又、開始ページ、終了ページ
は、必要に応じて複数持つことができ、一件の本文デー
タに含まれる複数の部分を特定することができる。
【0175】印刷条件に含まれる色数とは、カラーの本
の場合でもモノクロ情報として送付でき、通信容量の低
減によるコストダウンが可能となる。文字フォント種と
は使用するフォントを限定する情報である。紙サイズと
は、使用する紙サイズを限定する情報である。ページレ
イアウトとは、1枚の紙の中に複数ページをいれるため
の情報である。製本方法とは、製本方法に応じたデータ
位置を指定するための情報である。
【0176】署名者リストとは、デジタル署名を行った
署名者リストで、相手先の公開鍵検索に用いる。
【0177】そして、デジタル署名とは、上記印刷仕様
情報の特徴値を送信元の秘密鍵で暗号化したコードであ
る。受信者(サービス側サーバ100)が、この部分を
相手(プリンタクライアント200)の公開鍵で復号化
し、その値が上記要求データの特徴値と一致しているか
どうか確認する。このことで、送信者が確かに正しい相
手(他の誰かが、プリンタクライアント200になりす
ましていない)であることを確認でき、さらに、要求内
容が改竄されていないことを確認できる。特徴値の計算
には、MD5やその他の方法によるハッシュ値などが用
いられる。
【0178】具体的なデジタル署名の内容としては、例
えば、ランダムデータ(8バイト以上のランダム値)、
日付及び/又は時刻、署名者の名前、印刷仕様情報の特
徴値を署名者(通常はプリンタクライアント200)の
秘密鍵で暗号化した構造を用いることができる。
【0179】場合によっては、署名を要求元とは異なる
別の署名者が行っても良い。例えば、始めてシステムに
要求を行う際に、既にサービス側サーバ100から信頼
されている特定の署名者の署名を行うことで、新規にプ
リンタクライアント200を登録するような場合であ
る。
【0180】又、日付、時刻は、上記本文要求データの
生成時刻よりも、後でかつ所定時間内であることを確認
することで署名の有効性の証明の確度を増すことができ
る。
【0181】又、プリンタクライアント200が複数の
プリンタを備えるプリンタグループにより構成されてい
る例では、印刷仕様情報には印刷先プリンタ名リストを
含めると良い。
【0182】印刷先プリンタ名リストとは、プリンタグ
ループ内の複数のプリンタで分割して印刷する場合に指
定することで、サービス側サーバ100は、それぞれの
プリンタに応じたデータ(暗号化の鍵や、送付先を指定
した)を作成、送付できる。これにより、大量の印刷も
本文データを保護しながら、高速に印刷できる。又、こ
の場合は、プリンタ側は、要求をローカルなプリンタグ
ループ内で、順次回覧して、デジタル署名を行うことが
できる。又、回覧せずにグループマスタ(プリンタグル
ープ内の複数のプリンタの中から選定した一台のプリン
タ)が一括して、デジタル署名を行うこともできる。
【0183】さらに、複数のプリンタに分散してデータ
を送信するような場合には、それぞれのプリンタのデジ
タル署名を追加しておくことができる。又、ランダムデ
ータと日付とは、要求データの暗号化の場合と同じく特
定の暗号コードの生成を防ぐ目的に用いられる。
【0184】サービス側サーバ100は斯様な暗号化さ
れ、デジタル署名が付加された印刷仕様情報を自己の秘
密鍵で復号化して、相手側(プリンタクライアント20
0)の確認をデジタル署名を復号化(特徴値の復号化)
をすることで行う。
【0185】(暗号化2)例えばステップ13、14、
27等でサービス側サーバ100が要約データや本文デ
ータを送信する場合には、公開鍵暗号方式を用いて、通
信形式の要約データ(以下通信形式要約データとい
う)、通信形式の本文データ(以下通信形式本文データ
という)を送信する。これは次のように暗号化したうえ
でデジタル署名を付加して送信される。
【0186】具体的には、通信形式要約データ、通信形
式本文データに含まれる以下の情報をプリンタクライア
ント200の公開鍵で暗号化し、その特徴値をサービス
側サーバ100の秘密鍵で暗号化(デジタル署名)し、
送付する。
【0187】このとき、通信形式本文データに含まれる
情報は、ランダムデータ、送信日付及び/又は時刻、デ
ータ種別(本文データ、見積データなどの種別)、デー
タID(本コード、見積ID)、要求元の名前、生成要
求ID、印刷先プリンタ名リスト、開始ページ、終了ペ
ージ、料金、署名者リスト、本文データ本体、デジタル
署名1・・・nを含めることができる。
【0188】サービス側サーバ100は、上述の通信形
式本文データに含まれる情報の特徴値により、デジタル
署名を行う。この署名は、サービス側サーバ100のデ
ジタル署名であればサービス側サーバ100の署名でも
良い。
【0189】プリンタクライアント200は受け取った
通信形式本文データを自己の秘密鍵で復号化してデジタ
ル署名の確認、請求IDの一致時刻の正当性などの確認
を行い印刷する。
【0190】(暗号化3)例えばステップ30でサービ
ス側サーバ100に印刷結果を送信する場合には、公開
鍵暗号方式を用いて、印刷結果情報を送信する。これは
次のように暗号化したうえでデジタル署名を付加して送
信される。
【0191】具体的には、印刷結果情報に含まれる以下
の情報をサービス側サーバ100の公開鍵で暗号化し、
その特徴値をプリンタクライアント200の秘密鍵で暗
号化(デジタル署名)し、送付する。
【0192】このとき、印刷結果情報に含まれる情報
は、ランダムデータ、送信日付及び/又は時刻、本文デ
ータID、本文データ送付のID、要求元の名前、生成
要求ID、印刷先プリンタ名リスト、各プリンタで印刷
すべき枚数、各プリンタ正常印刷枚数、署名者リスト、
デジタル署名1・・・nを含めることができる。
【0193】プリンタクライアント200は、上述の印
刷結果情報に含まれる情報の特徴値により、デジタル署
名を行うことができる。
【0194】複数のプリンタで印刷した場合は、デジタ
ル署名を各プリンタが行うか又は、印刷結果をグループ
マスタが一括して管理し、一括署名を行うことができ
る。
【0195】サービス側サーバ100は、受け取った印
刷結果情報を自己の秘密鍵で復号化して、同様に時刻、
要求元、要求ID、本文IDなどの確認し、サービス側
サーバ100が印刷結果に基づいて課金処理を行う。
【0196】以上、プリンタクライアント200とサー
ビス側サーバ100との間の特定のステップに係るアク
セス、通信に関して説明したが、他にも、全てのステッ
プでサービス側サーバ100とプリンタクライアント2
00の通信に暗号化とデジタル署名の付与が可能であ
る。
【0197】以上説明した第1の実施の形態では、図1
に示したようにサービス側サーバ100、プリンタクラ
イアント200がインターネットINetを介して相互
を識別して通信可能なネットワーク構成で説明したが、
本発明のプリントシステムは、サービス側サーバ10
0、プリンタクライアント200が相互に通信可能であ
れば、インターネットINetに限らず、任意のネット
ワーク構成を採用できる。例えば、各ノードが専用線や
公衆回線で接続されていても良い。又、サービス側サー
バ100は同一LAN上に存在する複数のサーバコンピ
ュータにより分散処理することが可能である。
【0198】又、図3で説明したサービス側サーバ10
0は、一台のサーバ上に主制御部11、本文データ記憶
部12、データ変換部13、圧縮部14、暗号処理部1
5、照合部16、通信部17、要約データ記憶部18、
対照テーブル記憶部19、課金処理部20、検索部2
1、アドレス記憶部22、見積作成部23、見積記憶部
24、ジョブID発行部25を備える例で説明したが、
これら各部を複数のサーバに分散処理させることも可能
である。例えば複数のサーバにそれぞれ本文データ記憶
部12たるハードディスクを備えさせて、各ハードディ
スクを一台のサーバのファイルシステムにマウントする
構成を採用したならば、これら複数のサーバによりサー
ビス側サーバ100が構成される。又、本文データ記憶
部12を備えるサーバの他に、データ変換部13、圧縮
部14、暗号処理部15、照合部16、通信部17、要
約データ記憶部18、対照テーブル記憶部19、課金処
理部20、検索部21、アドレス記憶部22、見積作成
部23、見積記憶部24、ジョブID発行部25のいず
れか一つあるいは複数を備えるサーバを設ける構成を採
用したならば、これら複数のサーバによりサービス側サ
ーバ100が構成される。
【0199】又、サービス側サーバ100が複数存在し
ても良い。複数のサービス側サーバ100が存在する場
合には、ユーザがプリンタクライアント200を操作し
ていずれのサービス側サーバ100をも自由に選択でき
るように構成すると良い。
【0200】又、パーソナルコンピュータとプリンタに
よってプリンタクライアント200が構成される場合に
は、暗号処理部46はプリンタが備えることが望まし
い。又、復号化を実行するハードウェア的又はソフトウ
ェア的なモジュールがプリンタ側に備えられていれば、
暗号処理部46全体をプリンタ側に備えずとも良い。パ
ーソナルコンピュータ側が復号化を実行する前記モジュ
ールを備えていると、受信した本文データの複写が可能
となる可能性があるのだが、プリンタ側に前記モジュー
ルを備えれば、受信した本文データの複写される可能性
はほとんど無いので、著作権保護レベルが高くなる。
【0201】又、上述の実施例では、本文データも公開
鍵で暗号化して送付するように説明したが、本文データ
送信に先立って、データベースから共通鍵暗号化方式の
ための共通秘密鍵を送付して、共通鍵暗号で暗号化する
こともできる。
【0202】この場合、秘密鍵は、データベースで本文
データの送付毎に異なるものを生成することが望まし
い。本文データが多い場合は、共通鍵暗号方式の方が暗
号化に伴う処理量がへるため高速な処理が行える。
【0203】又、上記実施例では、公開鍵暗号方式を前
提にしたが、各プリンタクライアント200とサービス
側サーバ100(サービス側サーバ100、20、サー
ビス側サーバ100)の間で、それぞれ異なる共通秘密
鍵暗号化方式でも実施可能である。具体的な暗号化方式
は、公知のようにDES、AES、トリプルDES、R
SA方式などを用いることができる。この場合、署名
は、ANSIX9.30を用いることもできる。
【0204】又、署名の際に前述の特徴値をもとめるた
めにSHA−1やMD5などを用いることができる。
【0205】又、暗号化や署名には、ECDSAを用い
ることもできる。暗号化技術については以下の文献があ
り、本発明の暗号化技術として適用可能である。
【0206】 リファレンス文献(1) デジタル署名と暗号化技術 1997 12月24日 初版 著者 ウヲーイック・フォード マイケル・バウム 訳者 山田 真一郎 監修 日本ベリサイン 発行人 三輪幸男 編集人 鈴木光治
【0207】 発行所 株式会社 ピアソン・エデュケーション リファレンス文献(2) PGP暗号メールと電子署名 1996 4月15日 初版 著者 Simson Garfinkel 監訳者 山本和彦 訳者 株式会社ユニテック 発行・編集 河村由美子 編集・制作 株式会社スペック 発行所 株式会社オライリー・ジャパン 発売 株式会社オーム社 以上の説明では、サービス側サーバ100は、要約デー
タ記憶部18に記憶された要約データから、プリンタク
ライアント200に送信可能な要約データを選択して送
信する例で説明した。本発明のプリントシステムでは、
プリンタクライアント200からの要求に応じて、サー
ビス側サーバで送信可能な要約データを生成する構成と
することもできる。
【0208】斯様なプリントシステムでは、図1から図
7で説明したプリントシステムとはサービス側サーバの
構成が異なるものの、プリンタクライアントの構成は同
様であり、サービス側サーバとプリンタクライアントと
がそれぞれ送信、受信をインターネットINetを介し
て行う。
【0209】以下、第2の実施の形態のプリントシステ
ムについて、図8と図9を用いて説明する。第2の実施
の形態のプリントシステムの説明では、基本構成とプリ
ンタクライアントの説明は省略し、図8の第2の実施の
形態のプリントシステムに係るサービス側サーバの詳細
な構成を説明するブロック図と、図9の第2の実施の形
態のプリントシステムにて実行する要約データの送受信
についてさらに詳細に説明するフローチャートによって
説明する。
【0210】図8で、サービス側サーバ100aは、既
に説明したサービス側サーバ100から要約データ記憶
部18を省き、要約データ生成部26を追加した構成で
あり、その他に主制御部11、本文データ記憶部12、
データ変換部13、圧縮部14、暗号処理部15、照合
部16、通信部17、対照テーブル記憶部19、課金処
理部20、検索部21、アドレス記憶部22、見積作成
部23、見積記憶部24、ジョブID発行部25等を備
えて、これら各部が内部バスで互いに接続されている点
はサービス側サーバ100と同様である。
【0211】要約データ生成部26は、本発明の特定手
段の一例であり、さらには、生成手段の一例であって、
本文データ記憶部12に記憶された本文データに基づい
て、所定の手順で要約データを生成する。
【0212】要約データ生成部26は、例えば前述の
(A)本文データから画像データ、レイアウト情報を省
略したテキストデータのみを要約データとして生成する
場合には、要約データ生成部26は本文データに含まれ
るテキストデータと、画像データとレイアウト情報とを
区別して、テキストデータのみを出力することで、要約
データを生成する。
【0213】又、要約データ生成部26は、前述の
(B)本文データの抜粋を要約データとして生成する場
合には、要約データ生成部26は本文データから抜粋す
べき範囲を判断したうえで出力することで、要約データ
を生成する。
【0214】又、要約データ生成部26は、前述の
(C)本文データの各ページのデータをビットマップ化
したデータを要約データとして生成する場合には、要約
データ生成部26は本文データをプリンタ記述言語など
を通したうえでビットマップ化して出力することで、要
約データを生成する。
【0215】対照テーブル記憶部19は、照合部16で
チェックしたプリンタクライアント200の著作権保護
レベルに応じて、当該プリンタクライアント200宛に
送信可能な要約データの著作権保護レベルの対応を示す
テーブル(以下著作権保護レベル対照テーブルと呼ぶ)
を記憶する。
【0216】従って、プリンタクライアント200がダ
ウンロードすべき要約データを特定し、特定結果をサー
ビス側サーバ100aに送信すると、サービス側サーバ
100aはこれを受信して、送信可能な著作権保護レベ
ルと当該特定結果とを比較判断して、当該特定結果に係
る要約データをプリンタクライアント200宛てに送信
可能か否かを判断する。そして、送信可能な場合には、
本文データに基づき要約データ生成部26で要約データ
を生成する。
【0217】斯様な構成を備えるサービス側サーバ10
0aを備える第2の実施の形態のプリントシステムは、
概ね、図6、図7のフローチャートで説明した手順で動
作し、前述のステップ13、14の要約データの送受信
の手順が相違するので、相違点について図9のフローチ
ャートを用いて詳細に説明する。
【0218】前述の図6のステップ12での認証に際し
て、サービス側サーバ100aはステップ51と同様に
著作権保護レベルを示すコードによってプリンタクライ
アント200の著作権保護レベルを判断する(S6
1)。
【0219】プリンタクライアント200は認証される
と、ステップ52と同様に、ダウンロードすべき要約デ
ータを特定し、特定結果をサービス側サーバ100aに
送信する(S62)。
【0220】サービス側サーバ100aは要約データの
特定結果を受信すると、ステップ61で入手した著作権
保護レベルを示すコードと著作権保護レベル対照テーブ
ルを参照して(S63)、プリンタクライアント200
送信可能な著作権保護レベルの要約データを生成する
(S64)。
【0221】さらにサービス側サーバ100aは、生成
した要約データに暗号化処理を施して(S65)、プリ
ンタクライアント200宛てに送信する(S66)。
【0222】プリンタクライアント200では、要約デ
ータを受信すると(S67)、復号化して(S68)、
要約データを出力(印刷ないし表示)する(S69)。
【0223】ユーザは出力結果を目視確認のうえで所望
の本文データであるかの判断が可能となる。
【0224】第2の実施の形態においても、斯様な要約
データに係る一連の処理は、図6のステップ3でプリン
タクライアント200の著作権保護レベルを判断した後
から、ステップ19でプリンタクライアント200が注
文を発するまでの段階であれば、いずれの段階にて処理
する構成でも採用できる。即ち、ステップ15で印刷対
照データを特定してから要約データを出力する構成でも
採用できるし、ステップ18で見積データを表示してか
ら要約データを出力する構成を採用しても良い。
【0225】
【発明の効果】請求項1に記載のプリントシステムによ
れば、ユーザは、デジタルデータの内容を予め出力して
確認可能となったので、不要なデータに対価を支払う事
態が低減し、購入者にとって著しく不利な状況が是正さ
れた。
【0226】請求項21に記載のプリントシステムによ
れば、ユーザは、デジタルデータの内容を予め出力して
確認可能となったので、不要なデータに対価を支払う事
態が低減し、購入者にとって著しく不利な状況が是正さ
れた。
【0227】請求項25に記載のプリンタクライアント
によれば、ユーザは、デジタルデータの内容を予め出力
して確認可能となったので、不要なデータに対価を支払
う事態が低減し、購入者にとって著しく不利な状況が是
正された。
【0228】請求項26に記載のサービス側システムに
よれば、ユーザは、デジタルデータの内容を予め出力し
て確認可能となったので、不要なデータに対価を支払う
事態が低減し、購入者にとって著しく不利な状況が是正
された。
【0229】請求項30に記載のプリンタクライアント
によれば、ユーザは、デジタルデータの内容を予め出力
して確認可能となったので、不要なデータに対価を支払
う事態が低減し、購入者にとって著しく不利な状況が是
正された。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントシステムの基本構成を示す説明図であ
る。
【図2】書籍などの印刷物から1ページを抜き出して示
した概念図である。
【図3】サービス側サーバの詳細な構成を説明するブロ
ック図である。
【図4】プリンタクライアントの詳細な構成を説明する
ブロック図である。
【図5】プリンタクライアントの詳細な構成を説明する
ブロック図である。
【図6】第1の実施の形態のプリントシステムの動作の
概要を説明するフローチャートである。
【図7】本実施の形態のプリントシステムにて実行する
要約データの送受信についてさらに詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】第2の実施の形態のプリントシステムに係るサ
ービス側サーバの詳細な構成を説明するブロック図であ
る。
【図9】第2の実施の形態のプリントシステムにて実行
する要約データの送受信についてさらに詳細を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
11 主制御部 12 本文データ記憶部 15 暗号処理部 16 照合部 18 要約データ記憶部 19 対照テーブル記憶部 26 要約データ生成部 41 主制御部 42 プリンタ情報記憶部 44 表示部 46 暗号処理部 47 プリンタ部 48 検索依頼部 49 保護カバー 50 セキュリティシステム 100 サービス側サーバ 200 プリンタクライアント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/38 B41J 29/38 Z G06F 3/12 G06F 3/12 A 13/00 547 13/00 547V (72)発明者 中沢 利彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 山崎 博彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 HH01 HJ06 HL03 HL04 HL05 HN19 HQ17 HR07 5B021 AA01 AA21 BB05

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービス側システムからデータをダウン
    ロードし、前記データに基づいてプリンタクライアント
    で印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記サー
    ビス側システムは当該サービス側システムにアクセス要
    求する前記プリンタクライアントからプリンタクライア
    ントを特定する情報を取得して、プリンタクライアント
    に送信許可された著作権保護レベルの要約データを特定
    し、前記プリンタクライアントがサービス側システムに
    より特定された前記要約データをダウンロードして出力
    を行うことを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記プリンタクライアントは要約データ
    を出力する出力手段までのデータ伝送経路に外部からの
    アクセスから保護する保護手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記プリンタクライアントは暗号化され
    た前記要約データを復号化する復号化手段を備え、前記
    保護手段は前記復号化手段から前記出力手段までのデー
    タ伝送経路を前記保護することを特徴とする請求項2に
    記載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、記録材に画像を形成す
    る画像形成手段であることを特徴とする請求項2又は3
    に記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、画像を表示する画像表
    示手段であることを特徴とする請求項2、3又は4に記
    載のプリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記保護手段は物理的な遮蔽物であるこ
    とを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載のプリン
    トシステム。
  7. 【請求項7】 前記保護手段はソフトウェア的なフィル
    タであることを特徴とする請求項2、3、4又は5に記
    載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 前記保護手段は物理的な遮蔽物とソフト
    ウェア的なフィルタとを組み合わせてなることを特徴と
    する請求項2、3、4又は5に記載のプリントシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記サービス側システムは、プリンタク
    ライアントの著作権保護レベルと、要約データの著作権
    保護レベルとを関連づけた対照テーブルを備え、 認証されたプリンタクライアントへ送信する要約データ
    について前記対照テーブルを参照して、当該認証された
    プリンタクライアントの著作権保護レベルに応じて当該
    プリンタクライアントへ送信する要約データを特定する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8に記載のプリントシステム。
  10. 【請求項10】 前記対照テーブルにおける前記プリン
    タクライアントの著作権保護レベルは、前記保護手段に
    応じて段階的に設定されていることを特徴とする請求項
    9に記載のプリントシステム。
  11. 【請求項11】 前記対照テーブルにおける前記要約デ
    ータの著作権保護レベルは、元データへの復元難易度に
    応じて段階的に設定されていることを特徴とする請求項
    9又は10に記載のプリントシステム。
  12. 【請求項12】 サービス側システムが前記要約データ
    を暗号化し、前記プリンタクライアントが暗号化された
    前記要約データをダウンロードすることを特徴とする請
    求項1から11のいずれか一項に記載のプリントシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記プリンタクライアントがダウンロ
    ードした前記要約データを復号化することを特徴とする
    請求項1から12のいずれか一項に記載のプリントシス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記プリンタクライアントがサービス
    側システムにアクセスする際に、アクセス要求に対して
    クライアント毎に設定された暗号化キーで暗号化された
    デジタル署名を行うことを特徴とする請求項1から13
    のいずれか一項に記載のプリントシステム。
  15. 【請求項15】 前記プリンタクライアントがサービス
    側システムにアクセスする際に公開鍵暗号方式でアクセ
    ス要求にデジタル署名を行うことを特徴とする請求項1
    から14のいずれか一項に記載のプリントシステム。
  16. 【請求項16】 前記プリンタクライアントがサービス
    側システムにアクセスする際にアクセス要求にクライア
    ント毎に設定された暗号化キーで暗号化されたデジタル
    署名を行うことを特徴とする請求項1から15のいずれ
    か一項に記載のプリントシステム。
  17. 【請求項17】 前記サービス側システムは予め作成さ
    れた要約データを記憶し、当該複数の要約データからの
    選択を行うことで前記特定を行うことを特徴とする請求
    項1から16のいずれか一項に記載のプリントシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記サービス側システムは予め異なる
    著作権保護レベルに応じて要約された複数の要約データ
    を記憶し、当該複数の要約データからの選択を行うこと
    で前記特定を行うことを特徴とする請求項1から16の
    いずれか一項に記載のプリントシステム。
  19. 【請求項19】 前記サービス側システムはプリンタク
    ライアントに送信許可された著作権保護レベルの要約デ
    ータを生成することで前記特定を行うことを特徴とする
    請求項1から16のいずれか一項に記載のプリントシス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記プリンタクライアントはサービス
    側システムに対して所望の要約データの検索要求を行う
    検索依頼手段を備え、前記サービス側システムは前記検
    索依頼に応じて要約データの検索を実行することを特徴
    とする請求項1から19のいずれか一項に記載のプリン
    トシステム。
  21. 【請求項21】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、プリン
    タクライアントがサービス側システムにログイン要求
    し、サービス側システムがプリンタクライアントの前記
    ログイン要求を認証し、プリンタクライアントが所望の
    要約データを特定してサービス側システムにダウンロー
    ド要求を通知し、認証したプリンタクライアントへの送
    信が許可された著作権保護レベルの要約データをサービ
    ス側システムが特定し、前記特定された要約データに基
    づいて暗号化処理の施された送信形態データをプリンタ
    クライアントがサービス側システムからダウンロード
    し、プリンタクライアントは送信形態データを復号化し
    て要約データの出力を実行することを特徴とするプリン
    トシステム。
  22. 【請求項22】 前記サービス側システムは予め作成さ
    れた要約データを記憶し、当該複数の要約データからの
    選択を行うことで前記特定を行うことを特徴とする請求
    項21に記載のプリントシステム。
  23. 【請求項23】 前記サービス側システムは予め異なる
    著作権保護レベルに応じて要約された複数の要約データ
    を記憶し、当該複数の要約データからの選択を行うこと
    で前記特定を行うことを特徴とする請求項21に記載の
    プリントシステム。
  24. 【請求項24】 前記サービス側システムはプリンタク
    ライアントに送信許可された著作権保護レベルの要約デ
    ータを生成することで前記特定を行うことを特徴とする
    請求項21に記載のプリントシステム。
  25. 【請求項25】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにて用いるプリン
    タクライアントであって、サービス側システムにログイ
    ン要求し、所望の要約データを特定してサービス側シス
    テムにダウンロード要求を通知し、サービス側システム
    が特定した著作権保護レベルの要約データに基づいて暗
    号化処理の施された送信形態データをサービス側システ
    ムからダウンロードし、ダウンロードした送信形態デー
    タを復号化して要約データの出力を実行することを特徴
    とするプリンタクライアント。
  26. 【請求項26】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにて用いるサービ
    ス側システムであって、プリンタクライアントの前記ロ
    グイン要求を認証し、プリンタクライアントからダウン
    ロード要求が通知されると認証したプリンタクライアン
    トへの送信が許可された著作権保護レベルの要約データ
    を特定し、前記特定された要約データに基づいて暗号化
    処理の施された送信形態データをプリンタクライアント
    にダウンロードさせることを特徴とするサービス側シス
    テム。
  27. 【請求項27】 前記サービス側システムは予め作成さ
    れた要約データを記憶し、当該複数の要約データからの
    選択を行うことで前記特定を行うことを特徴とする請求
    項26に記載のサービス側システム。
  28. 【請求項28】 前記サービス側システムは予め異なる
    著作権保護レベルに応じて要約された複数の要約データ
    を記憶し、当該複数の要約データからの選択を行うこと
    で前記特定を行うことを特徴とする請求項26に記載の
    サービス側システム。
  29. 【請求項29】 前記サービス側システムはプリンタク
    ライアントに送信許可された著作権保護レベルの要約デ
    ータを生成することで前記特定を行うことを特徴とする
    請求項26に記載のサービス側システム。
  30. 【請求項30】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記プ
    リンタクライアントは、暗号化された要約データを復号
    化する復号化手段と、復号化された前記要約データを出
    力する出力手段と、前記復号化手段から前記出力手段ま
    でのデータ伝送経路を外部からのアクセスから保護する
    保護手段とを備え、前記サービス側システムは、前記保
    護手段に応じて段階的に設定したプリンタクライアント
    の著作権保護レベルと、元データへの復元難易度に応じ
    て段階的に設定した要約データの著作権保護レベルとを
    関連づけた対照テーブルを備えて、認証されたプリンタ
    クライアントへ送信する要約データについて前記対照テ
    ーブルを参照して、当該認証されたプリンタクライアン
    トの著作権保護レベルに応じて当該プリンタクライアン
    トへ送信する要約データを特定する特定手段と、前記特
    定された要約データを暗号化する暗号化手段とを備え、
    前記サービス側システムは、当該サービス側システムに
    アクセス要求する前記プリンタクライアントからプリン
    タクライアントを特定する情報を取得して、前記特定と
    前記暗号化とを実行し、前記プリンタクライアントは、
    サービス側システムの特定し暗号化した前記要約データ
    をダウンロードして前記復号化と前記出力とを行うこと
    を特徴とするプリントシステム。
  31. 【請求項31】 前記サービス側システムは予め作成さ
    れた要約データを記憶する記憶手段を備え、前記特定手
    段は当該複数の要約データからの選択を行うことで前記
    特定を行う選択手段であることを特徴とする請求項30
    に記載のプリントシステム。
  32. 【請求項32】 前記記憶手段は、予め異なる著作権保
    護レベルに応じて要約された複数の要約データを記憶す
    ることを特徴とする請求項30に記載のプリントシステ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記選択手段は前記サービス側システ
    ムはプリンタクライアントに送信許可された著作権保護
    レベルの要約データを生成する生成手段であることを特
    徴とする請求項30に記載のプリントシステム。
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