JP2002244614A - 駆動回路および表示装置 - Google Patents

駆動回路および表示装置

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JP2002244614A
JP2002244614A JP2001036539A JP2001036539A JP2002244614A JP 2002244614 A JP2002244614 A JP 2002244614A JP 2001036539 A JP2001036539 A JP 2001036539A JP 2001036539 A JP2001036539 A JP 2001036539A JP 2002244614 A JP2002244614 A JP 2002244614A
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potential
pulse
current
transistor
discharge cell
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Application number
JP2001036539A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Shoji
秀彦 庄司
Mamoru Seike
守 清家
Tadayuki Masumori
忠行 益盛
Mitsuhiro Kasahara
光弘 笠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動回路より放射される妨害電磁波を電磁波
シールドフィルムや金属シールドを用いずに最小限に押
さえることを目的とする。 【解決手段】 駆動パルス立ち下がりを制御している電
界効果型トランジスタQ2が放電セルからの電流を抽出
し、電界効果型トランジスタQ1が、わずかに放電セル
に電流を注入することによって、トランジスタQ2を流
れる電流の抽出速度が徐々に増加するため、電位の変化
速度が時間とともに増加する部分を発生させることがで
き、駆動パルスは、電圧V1から接地電位へ緩やかに遷
移させ、駆動回路より放射される妨害電磁波を電磁波シ
ールドフィルムや金属シールドを用いずに最小限に押さ
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電現象による発
光を活用する放電セルを放電させるための駆動パルスを
出力する駆動回路、およびこの駆動回路を用いた表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電セルを駆動する従来の駆動回路とし
ては、例えば、プラズマディスプレィパネル(以下、P
DPと記す)のデータ電極を駆動するデータドライバが
一般に知られている。
【0003】図1は、データドライバを用いたプラズマ
ディスプレイ装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0004】図1のプラズマディスプレイ装置は、PDP
1、複数のデータドライバ2、スキャンドライバ3、複
数のスキャンドライバIC(回路)3aおよびサステイン
ドライバ4を含む。
【0005】PDP1は、複数のデータ電極(アドレス電
極)11、複数のスキャン電極(走査電極)12および
複数のサステイン電極(維持電極)13を含む。複数の
データ電極11は、画面の垂直方向に配列され、複数の
スキャン電極12および複数のサステイン電極13は、
画面の水平方向に配列されている。また、複数のサステ
イン電極13は、共通に接続されている。データ電極1
1、スキャン電極12およびサステイン電極13の各交
点には、放電セルが形成され、各放電セルが画面上の画
素を構成する。
【0006】データドライバ2は、書き込み期間におい
て、画像データに応じてPDP1の該当するデータ電極1
1にデータパルスを印加する。複数のスキャンドライバ
IC3aは、スキャンドライバ3により駆動され、書き込
み期間において、シフトパルスSHを垂直走査方向にシフ
トしつつPDP1の複数のスキャン電極12に書き込みパ
ルスを順に印加する。これにより、データ電極で印加さ
れた放電セルにおいて書き込み放電が行われる。
【0007】また、複数のスキャンドライバIC3aは、
維持期間において、周期的な維持パルスをPDP1の複数
のスキャン電極12に印加する。一方、サステインドラ
イバ4は、維持期間において、PDP1の複数のサステイ
ン電極13にスキャン電極12の維持パルスに対して1
80°位相のずれた維持パルスを同時に印加する。これ
により、該当する放電セルにおいて維持放電が行われ
る。
【0008】図2は、図1のPDP1におけるデータ電極
11、スキャン電極12およびサステイン電極13の駆
動電圧の一例を示すタイミング図である。
【0009】初期化および書き込み期間には、複数のス
キャン電極12に初期セットアップパルスPsetが同時に
印加される。その後、複数のスキャン電極12に書き込
みパルスPwが順に印加され、複数のデータ電極11に
は、データパルスPdaが印加される。これにより、PDP1
の該当する放電セルにおいて書き込み放電が起こる。
【0010】次に、維持期間において、複数のスキャン
電極12に維持パルスPscが周期的に印加され、複数
のサステイン電極13に維持パルスPsuが印加される。
維持パルスPsuの位相は、維持パルスPscの位相に対して
180°ずれている。これにより、書き込み放電に続い
て維持放電が起こる。
【0011】図10は、従来のデータドライバの高圧出
力回路の構成を示す図である。図10に示すように、デ
ータドライバの高圧出力回路は、pチャネル型電界効果
型トランジスタ(以下、pトランジスタと称す)Q1
1、Q31、Q51およびnチャネル型電界効果型トラン
ジスタ(以下、nトランジスタと称す)Q21、Q41、
Q61を含む。
【0012】pトランジスタQ11は、電流制限素子IL
4とノードN11との間に接続され、ゲートには制御信
号S11が入力される。電源制限素子IL4は、例えば、
所定の抵抗値を有する抵抗から構成され、その一端には
電源端子V11と接続され、他端は、pトランジスタQ1
1のソースと接続される。電源端子V11には、電圧Vda
が印加される。nトランジスタQ21は、ノードN11と
接地端子との間に接続されている。ノードN11は、例
えば、1本のデータ電極に接続され、図10では、1本
のデータ電極と接地端子との間の容量に相当するパネル
容量Cpが示されている。
【0013】pトランジスタQ11を制御するレベルシ
フタ部では、pトランジスタQ31は、電流制限素子IL
4とノードN21との間に接続され、nトランジスタQ4
1は、ノードN21と接地端子との間に接続されてい
る。ノードN21は、pトランジスタQ11のゲートと接
続されている。pトランジスタQ51は、電流制限素子I
L4とノードN31との間に接続され、nトランジスタQ
61は、ノードN31と接地端子との間に接続されてい
る。ノードN31は、pトランジスタQ31のゲートと接
続されている。
【0014】なお、pトランジスタQ11、電流制限素
子IL4および電源端子V1が第1の遷移手段に相当す
る。
【0015】図11は、図10のデータドライバの書き
込み期間の動作を示すタイミング図である。図11に
は、図10のノードN11の電圧およびpトランジスタQ
11、nトランジスタQ21、pトランジスタQ31、n
トランジスタQ41、pトランジスタQ51、nトランジ
スタQ61の動作が示される。
【0016】まず、期間TAにおいて、制御信号S61が
ローレベルになりnトランジスタQ61がオフし、また
制御信号S41がハイレベルになりnトランジスタQ41
がオンする。さらに制御信号S21がローレベルとなり
nトランジスタQ21がオフする。そして、nトランジ
スタQ41がオンすることにより、制御信号S51はロー
レベルになりpトランジスタQ51がオンする。pトラ
ンジスタQ51がオンすることにより、制御信号S31は
ハイレベルになりpトランジスタQ31はオフする。ま
た、nトランジスタQ41がオンすることにより、制御
信号S11はローレベルになりpトランジスタQ11がオ
ンする。このとき、電流制限素子IL4により電源端子V
11からpトランジスタQ11への電流が制限されてい
るため、ノードN11の電位を電圧Vdaへ緩やかに遷移さ
せることができる。その後、ノードN11の電位である
データパルスPdaが電圧Vdaに固定されると、放電セルの
書き込み放電が開始される。
【0017】次に、期間TBにおいて、制御信号S61が
ハイレベルになりnトランジスタQ61がオンし、制御
信号S41がローレベルになりnトランジスタQ41がオ
フする。また、制御信号S21がハイレベルとなりnト
ランジスタQ21がオンする。このとき、nトランジス
タQ61がオンすることにより、制御信号S31はローレ
ベルになりpトランジスタQ31がオンする。そしてp
トランジスタQ31がオンすることにより、制御信号S1
1、S51はハイレベルになり、pトランジスタQ11、
pトランジスタQ51はオフする。したがって、ノードN
11は、接地端子に接続され、ノードN11の電圧が急
激に降下し、接地電位に固定される。上記の動作を書き
込み期間において行うことにより、1本のデータ電極に
データパルスPdaが印加され、データパルスの立ち上が
り時に放電セルが放電し、書き込み放電が行われる。
【0018】図11に示すように、データ電極の駆動パ
ルスPdaは、電流制限素子IL4により電圧Vdaへ緩やか
に立ち上がるが、接地電位への立ち下がりが急峻である
ため、駆動パルスから不要な電磁波の輻射が発生する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、データ
電極の駆動パルスPdaの立ち下がり部分は、nトランジ
スタQ21のオン動作により構成されている。この急峻
な立ち下がりにより不要な電磁波の輻射が発生する。こ
のような不要な電磁波の輻射は、他の電子機器に電磁的
な悪影響を及ぼす影響があるため、この不要な電磁波の
輻射を抑制することが望まれる。
【0020】本発明の目的は、電磁波シールドフィルム
や金属シールドを用いなくても、駆動パルスから発生さ
れる不要な電磁波の輻射を抑制することができる駆動回
路およびその駆動回路を用いた表示装置を提供すること
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る駆動回路は、放電セルを放電させるた
めに、第1の電位と第2の電位との間を遷移する駆動パ
ルスを出力する駆動手段を有し、駆動パルスは、第1の
電位から第2の電位への変化の開始点において、電位の
変化速度が時間とともに増加する部分を有するものであ
る。
【0022】本発明に係る駆動回路は、第1の電位から
第2の電位への変化の開始点において、電位の変化速度
が時間とともに増加することで、急峻なエッジ部を形成
しないように緩やかに遷移させることができる。従っ
て、出力電流も時間とともに増加するため、駆動パルス
から発生される不要な電磁波の輻射を抑制することがで
きる。
【0023】(2)第2の発明 第2の発明に係る駆動回路は、第1の発明に係る駆動回
路の構成において、駆動パルスの時間とともに電位の変
化速度が増加する部分が、駆動パルスの第1の電位と第
2の電位の差の25%以上の電位において存在するもの
である。
【0024】この場合、駆動パルスの時間とともに電位
の変化速度が増加する部分が、駆動パルスの第1の電位
と第2の電位の差の25%以上有することで、遷移開始
時に急峻なエッジ部を形成しないように十分緩やかに遷
移し始めることができ、電磁波シールドフィルムや金属
シールドを用いなくても、不要な電磁波を抑えることが
できる。
【0025】(3)第3の発明 第3の発明に係る駆動回路は、第1の発明に係る駆動回
路の構成において、駆動パルスの時間とともに電位の変
化速度が増加する部分が、駆動パルスの第1の電位から
第2の電位への遷移時間の30%以上の時間において存
在するものである。
【0026】この場合、駆動パルスの時間とともに電位
の変化速度が増加する部分が、駆動パルスの第1の電位
から第2の電位への遷移時間の30%以上の時間におい
て存在することで、遷移開始時に急峻なエッジ部を形成
しないように十分緩やかに遷移し始めることができ、電
磁波シールドフィルムや金属シールドを用いなくても、
不要な電磁波を抑えることができる。
【0027】(4)第4の発明 第4の発明に係る駆動回路は、上記第1の発明から第3
の発明に係る駆動回路の構成において、駆動手段は、第
1の電位から第2の電位へ駆動パルスを遷移させるため
に放電セルに電流を注入する第1のパルス遷移手段と第
2の電位から第1の電位へ駆動パルスを遷移させるため
に放電セルから電流を抽出する第2のパルス遷移手段を
有し、第2のパルス遷移手段が放電セルからの電流を抽
出し、駆動パルスが、第2の電位から第1の電位へ遷移
するとき、第1のパルス遷移手段が、わずかに放電セル
に電流を注入することによって、電位の変化速度が時間
とともに増加する部分を発生させるものである。
【0028】本発明に係る駆動回路は、第2のパルス遷
移手段が放電セルからの電流を抽出し、駆動パルスが、
第2の電位から第1の電位へ遷移するとき、第2のパル
ス遷移手段が放電セルからの電流を抽出し、第1のパル
ス遷移手段が、わずかに放電セルに電流を注入すること
によって、第2の遷移手段を流れる電流の抽出速度が徐
々に増加するため、電位の変化速度が時間とともに増加
する部分を発生させることができ、駆動パルスは、第1
の電位から第2の電位へ緩やかに遷移することができ
る。
【0029】(5)第5の発明 第5の発明に係る駆動回路は、第1の発明から第3の発
明に係る駆動回路の構成において、駆動手段は、第1の
電位から第2の電位へ駆動パルスを遷移させるために放
電セルに電流を注入する第1のパルス遷移手段と第2の
電位から第1の電位へ駆動パルスを遷移させるために放
電セルから電流を抽出する第2のパルス遷移手段を有
し、第1のパルス遷移手段が放電セルに電流を注入し、
駆動パルスが、第1の電位から第2の電位へ遷移すると
き、第2のパルス遷移手段が、わずかに放電セルから電
流を抽出することによって、電位の変化速度が時間とと
もに増加する部分を発生させるものである。
【0030】この場合、第1のパルス遷移手段が放電セ
ルに電流を注入し、駆動パルスが、第1の電位から第2
の電位へ遷移するとき、第2のパルス遷移手段が、わず
かに放電セルから電流を抽出することによって、第1の
遷移手段を流れる電流の注入速度が徐々に増加するた
め、電位の変化速度が時間とともに増加する部分を発生
させることができ、駆動パルスは、第2の電位から第1
の電位へ緩やかに遷移することができる。
【0031】(6)第6の発明 第6の発明に係る駆動回路は、第4の発明に係る駆動回
路の構成において、第2のパルス遷移手段は、一端に前
記第1の電位を受ける電界効果型トランジスタと放電セ
ルからの電流の抽出速度を制限する電流制限手段を有
し、駆動パルスが、第2の電位から第1の電位へ遷移す
るとき、第1のパルス遷移手段が、わずかに放電セルに
電流を注入するとともに、電流制限手段が、第2の遷移
手段が放電セルから電流を抽出する速度を制限するもの
である。
【0032】この場合、駆動パルスを第1の電位へ遷移
させるために電界効果型トランジスタのオン/オフ状態
を制御するときに、その電界効果型トランジスタのゲー
トに入力される制御信号の電流が制限されているので、
電界効果型トランジスタのチャネルを形成するための電
荷がゲートを介して緩やかに充放電される。したがっ
て、電界効果型トランジスタのチャネルの開放速度が遅
くなり、第2のパルス遷移手段に流れる放電セルからの
電流量が制限され、さらに、第1のパルス遷移手段が、
わずかに放電セルに電流を注入することによって、第2
の遷移手段を流れる電流の抽出速度は、より徐々に増加
する。これより、電位の変化速度が時間とともに増加す
る部分をより多く発生させることができ、駆動パルス
は、第1の電位から第2の電位へ緩やかに遷移すること
ができる。
【0033】(7)第7の発明 第7の発明に係る駆動回路は、第5の発明に係る駆動回
路の構成において、一端に第1の電位を受ける電界効果
型トランジスタと放電セルへの電流の注入速度を制限す
る電流制限手段を有し、駆動パルスが、第1の電位から
第2の電位へ遷移するとき、第2のパルス遷移手段が、
わずかに放電セルから電流を抽出するとともに、電流制
限手段が、第1の遷移手段が放電セルに電流を注入する
速度を制限するものである。
【0034】この場合、駆動パルスを第2の電位へ遷移
させるために電界効果型トランジスタのオン/オフ状態
を制御するときに、その電界効果型トランジスタのゲー
トに入力される制御信号の電流が制限されているので、
電界効果型トランジスタのチャネルを形成するための電
荷がゲートを介して緩やかに充放電される。したがっ
て、電界効果型トランジスタのチャネルの開放速度が遅
くなり、第1のパルス遷移手段に流れる放電セルへの電
流量が制限され、さらに、第2のパルス遷移手段が、わ
ずかに放電セルから電流を抽出することによって、第1
の遷移手段を流れる電流の注入速度がより徐々に増加す
ることにより、電位の変化速度が時間とともに増加する
部分を発生させることができ、駆動パルスは、第2の電
位から第1の電位へ緩やかに遷移することができる。
【0035】(8)第8の発明 第8の発明に係る駆動回路は、第6の発明に係る駆動回
路の構成において、第2のパルス遷移手段が放電セルか
らの電流の抽出速度を制限する複数の電流制限手段を有
し、駆動パルスから発生する電磁輻射の量に応じて、電
流制限手段を切り換えるものである。
【0036】この場合、映像信号によりデータ電極の容
量負荷が変化しても、書き込み期間に書き込まれるデー
タパルスの個数によって、電流制限手段を切り換えるこ
とで、第2のパルス遷移手段に流れる電流の抽出速度を
制御し、第1の電位へ遷移させる時間を制御しながら、
電位の変化速度が時間とともに増加する部分を発生させ
ることができ、駆動パルスは、第2の電位から第1の電
位へ緩やかに遷移することができる。
【0037】(9)第9の発明 第9の発明に係る駆動回路は、第7の発明に係る駆動回
路の構成において、第1のパルス遷移手段が放電セルへ
の電流の注入速度を制限する複数の電流制限手段を有
し、駆動パルスから発生する電磁輻射の量に応じて、電
流制限手段を切り換えるものである。
【0038】この場合、映像信号によりデータ電極の容
量負荷が変化しても、書き込み期間に書き込まれるデー
タパルスの個数によって、電流制限手段を切り換えるこ
とで、第1のパルス遷移手段に流れる電流の抽出速度を
制御し、第2の電位へ遷移させる時間を制御しながら、
電位の変化速度が時間とともに増加する部分を発生させ
ることができ、駆動パルスは、第1の電位から第2の電
位へ緩やかに遷移することができる。
【0039】(10)第10の発明 第10の発明に係る駆動回路は、上記第1の発明から第
9の発明のいずれかの発明に係る駆動回路の構成におい
て、放電セルは、プラズマディスプレイパネルのデータ
電極を含み、駆動パルスは、書き込み期間にデータ電極
に印加されるデータパルスを含むものである。
【0040】この場合、書き込み期間において、プラズ
マディスプレイパネルのデータ電極に書き込みパルスを
印加し、書き込みパルスから発生される不要な電磁波の
輻射を抑制することができる。
【0041】(11)第11の発明 第11の発明に係る表示装置は、容量性負荷としての電
極を有する放電セルを含む表示パネルと、表示パネルの
電極を駆動する第1の発明から第10のいずれかの発明
に係る駆動回路とを備えるものである。
【0042】本発明に係る表示装置においては、表示パ
ネルの電極を駆動しても、駆動回路から発生される不要
な電磁波の輻射が抑制されるので、表示装置から発生さ
れる不要な電磁波の輻射を抑制することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明による駆動回路の一
例として、プラズマディスプレイ装置に用いられるデー
タドライバについて説明する。なお、本発明の駆動回路
は、放電セルを駆動するものであれば、他の装置にも同
様に適用することができる。また、本発明の駆動回路を
プラズマディスプレイパネルに用いる場合には、AC型、
DC型等いずれのプラズマディスプレイの駆動回路にも適
用できる。
【0044】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態によるデータドライバを用いたプラズマディスプ
レイ装置の構成を示すブロック図である。
【0045】図1のプラズマディスプレイ装置は、PDP
1、複数のデータドライバ2、スキャンドライバ3、複
数のスキャンドライバIC(回路)3aおよびサステイン
ドライバ4を含む。
【0046】PDP1は、複数のデータ電極(アドレス電
極)11、複数のスキャン電極(走査電極)12および
複数のサステイン電極(維持電極)13を含む。複数の
データ電極11は、画面の垂直方向に配列され、複数の
スキャン電極12および複数のサステイン電極13は、
画面の水平方向に配列されている。また、複数のサステ
イン電極13は、共通に接続されている。データ電極1
1、スキャン電極12およびサステイン電極13の各交
点には、放電セルが形成され、各放電セルが画面上の画
素を構成する。
【0047】データドライバ2は、書き込み期間におい
て、画像データに応じてPDP1の該当するデータ電極1
1にデータパルスを印加する。複数のスキャンドライバ
IC3aは、スキャンドライバ3により駆動され、書き込
み期間において、シフトパルスSHを垂直走査方向にシフ
トしつつPDP1の複数のスキャン電極12に書き込みパ
ルスを順に印加する。これにより、該当する放電セルに
おいて書き込み放電が行われる。
【0048】また、複数のスキャンドライバIC3aは、
維持期間において、周期的な維持パルスをPDP1の複数
のスキャン電極12に印加する。一方、サステインドラ
イバ4は、維持期間において、PDP1の複数のサステイ
ン電極13にスキャン電極12の維持パルスに対して1
80°位相のずれた維持パルスを同時に印加する。これ
により、該当する放電セルにおいて維持放電が行われ
る。
【0049】図2は、図1のPDP1におけるデータ電極
11、スキャン電極12およびサステイン電極13の駆
動電圧の一例を示すタイミング図である。
【0050】初期化および書き込み期間には、複数のス
キャン電極12に初期セットアップパルスPsetが同時に
印加される。その後、複数のスキャン電極12に書き込
みパルスPwが順に印加され、複数のデータ電極11に
は、データパルスPdaが印加される。これにより、PDP1
の該当する放電セル、すなわちデータドライバ2および
スキャンドライバ3によって印加された放電セルに書き
込み放電が起こる。
【0051】次に、維持期間において、複数のスキャン
電極12に維持パルスPscが周期的に印加され、複数の
サステイン電極13に維持パルスPsuが印加される。維
持パルスPsuの位相は、維持パルスPscの位相に対して1
80°ずれている。これにより、書き込み放電に続いて
維持放電が起こる。
【0052】次に、図1に示すデータドライバ2につい
て説明する。図3は、図1に示すデータドライバ2の高
圧出力の構成を示す回路図である。
【0053】図3のデータドライバ2の高圧出力回路
は、pチャネル型電界効果型トランジスタ(以下、pト
ランジスタと称す)Q1、Q3、Q5およびnチャネル型電
界効果型トランジスタ(以下、nトランジスタと称す)
Q2、Q4、Q6を含む。
【0054】pトランジスタQ1は、電流制限素子IL4
とノードN1との間に接続され、ゲートには制御信号S1
が入力される。電源制限素子IL4は、例えば、所定の抵
抗値を有する抵抗から構成され、その一端には電源端子
V1と接続され、他端は、pトランジスタQ1のソースと
接続される。電源端子V1には、電圧Vdaが印加される。
【0055】nトランジスタQ2は、ノードN1と接地端
子との間に接続され、ゲートには制御信号S2が入力さ
れる。ノードN1は、1本のデータ電極11に接続され、
図3では、1本のデータ電極11と接地端子との間の容量
に相当するパネル容量Cpが示されている。
【0056】pトランジスタQ1を制御するレベルシフ
タ部では、pトランジスタQ3は、電流制限素子IL4と
ノードN2との間に接続され、nトランジスタQ4は、ノ
ードN2と接地端子との間に接続されている。ノードN2
は、pトランジスタQ1のゲートに接続されている。p
トランジスタQ5は、電流制限素子IL4とノードN3との
間に接続され、nトランジスタQ6は、ノードN3と接地
端子との間に接続されている。ノードN3は、pトラン
ジスタQ3のゲートに接続されている。
【0057】本実施の形態では、電源端子V1が第1の電
位、接地端子が第2の電位に相当し、nトランジスタQ
2および接地端子が第1のパルス遷移手段、pトランジ
スタQ1、電源制限素子IL4および電源端子V1が第2の
パルス遷移手段に相当する。
【0058】図4は、図3のデータドライバの書き込み
期間の動作を示すタイミング図である。図4には、図3
のノードN1の電圧およびpトランジスタQ1、nトラン
ジスタQ2、pトランジスタQ3、nトランジスタQ4、
pトランジスタQ5、nトランジスタQ6の動作が示され
る。
【0059】まず、期間TAにおいて、制御信号S6がロ
ーレベルになりnトランジスタQ6がオフし、また制御
信号S4がハイレベルになりnトランジスタQ4がオンす
る。さらに制御信号S2がローレベルとなりnトランジ
スタQ2がオフする。このとき、nトランジスタQ4がオ
ンすることにより、制御信号S5はローレベルになり、
pトランジスタQ5がオンする。このpトランジスタQ5
がオンすることにより制御信号S3はハイレベルにな
り、pトランジスタQ3はオフする。また、nトランジ
スタQ4がオンすることにより、制御信号S1はローレベ
ルになりpトランジスタQ1がオンする。このとき、電
流制限素子IL4により電源端子V1からトランジスタQ1
への電流が制限されているため、ノードN1の電位は電
圧Vdaへ緩やかに遷移する。その後、データパルスPdaが
ノードN1の電位である電圧Vdaに固定されると、放電セ
ルの書き込み放電が開始される。
【0060】次に、期間TBにおいて、制御信号S2以外
の制御信号は期間TAに同じであり、制御信号S2がハイ
レベルとなりnトランジスタQ2がオンする。このと
き、pトランジスタQ1とnトランジスタQ2が同時オン
することで、ノードN1では、パネルのデータ電極11
からnトランジスタQ2を通過し接地端子へ抽出される
電流と、電源端子V1からpトランジスタQ1を通過しPD
Pのデータ電極11へ注入する電流とで貫通電流が発生
し、nトランジスタQ2を流れる電流の抽出速度は徐々
に増加する。
【0061】ここに、データ電極11までの出力インピー
ダンスをZ、ノードN1の電位をV、ノードN1に流れる電
流をIとおくと、dV/dt=Z・dI/dt の式で表さ
れ、nトランジスタQ2を流れる電流の抽出速度が徐々
に増加することから、ノードN1にかかる電圧Vは徐々に
増加する。
【0062】このように、ノードN1では、電位の変化
速度が時間とともに増加する部分が発生し、電圧Vdaか
ら急峻なエッジ部を形成しないように接地電位へ緩やか
に遷移し始めることで、駆動パルスから発生される不要
な電磁波を抑制することができる。
【0063】図5は、電圧Vdaから接地電位へ駆動パル
スの電位がが遷移する様子を示したものである。駆動パ
ルスの波形1は電位変化速度が増加する部分を有するも
の、駆動パルスの波形2は電位変化速度が一定のもの、
駆動パルスの波形3は電位変化速度が減少する部分を有
するものである。電圧Vdaから接地電位へ立ち下がり始
めるとき、駆動パルスの波形1は、駆動パルスの波形2
および駆動パルスの波形3に比べ、急峻となるエッジ部
を有せず、緩やかに遷移し始める。
【0064】図6は、図5の駆動パルスの波形1におい
て、「電圧Vdaに対して電位変化速度が増加する部分の
割合(%)」と「電磁輻射が最大となったレベル(db
uV)」の関係を示したものである。
【0065】割合0%は、駆動パルスの波形2である。
なお、電磁輻射のレベルは、国際無線障害特別委員会の
規格に基づく雑音電界強度試験を、屋外試験場にて、測
定距離を10mに設定して記録したものである。データ
ドライバ2は、電磁波シールドフィルムや金属シールド
を外したプラズマディスプレイに設置した。国際無線障
害特別委員会が定める電磁波妨害の安全規格であるEN
(欧州)クラスAでは、40dBuVより低い輻射レベルを
記録しないと認証されないが、データドライバのばらつ
きも考慮に入れ、6dBuVマージンとなる34dBuVより
も低いレベルとなれば、電磁波シールドフィルムや金属
シールドを用いずにENクラスAを満足できるドライバで
あると評価した。電圧Vdaに対して電位変化速度が増加
する部分の割合は多くなればなるほど、電磁輻射レベル
は減少し、輻射レベルが34dBuV以下となる25%以
上要すれば、電磁波シールドフィルムや金属シールドを
用いずとも、ENクラスAや日本の安全規格である電気用
品取締法などを満足できると判断できる。
【0066】次に図7は、図5の駆動パルスの波形1に
おいて、「電圧Vdaから接地電位までの立ち下がり時間
に対して電位変化速度が増加する部分の割合(%)」と
「電磁輻射が最大となったレベル(dbuV)」の関係
を示したものである。測定手法は、図6において実施し
たものと同様である。電圧Vdaから接地電位までの立ち
下がり時間に対して電位変化速度が増加する部分は多く
なればなるほど、電磁輻射のレベルは減少し、輻射レベ
ルが34dBuV以下となる30%以上要すれば、電磁波
シールドフィルムや金属シールドを用いずとも、ENクラ
スAや日本の安全規格である電気用品取締法などを満足
できると判断できる。
【0067】次に、期間TCにおいて、制御信号S6がハ
イレベルになりnトランジスタQ6がオンし、制御信号S
4がローレベルになりnトランジスタQ4がオフする。
このとき、nトランジスタQ6がオンすることにより、
制御信号S3はローレベルになりpトランジスタQ3がオ
ンする。pトランジスタQ3がオンすることにより、制
御信号S1、制御信号S5はハイレベルになりpトランジ
スタQ1、pトランジスタQ5はオフする。また、制御信
号S2はハイレベルのままであり、nトランジスタQ2も
オンのままである。したがって、ノードN1の電圧が降
下し、接地電位に固定される。
【0068】この駆動により、駆動パルスから発生する
不要輻射を低減することができ、電磁波シールドフィル
ムや金属シールドを用いずとも、ENクラスAや日本の電
気用品取締法などを満足できる。
【0069】なお、本実施の形態では、駆動パルスの立
ち下がり時について説明したが、駆動パルスの立ち上が
り時についても、図3の例では、制御信号S2がハイレ
ベルでトランジスタQ2がオンのときに、制御信号S1が
ハイレベルとなりトランジスタQ1をオンとし、トラン
ジスタQ1とトランジスタQ2が同時オンすることで、上
記と同様の効果を得ることができる。
【0070】(実施の形態2)本発明の一実施の形態で
ある図8のデータドライバ2の高圧出力回路は、pチャ
ネル型電界効果型トランジスタ(以下、pトランジスタ
と称す)Q1、Q3、Q5およびnチャネル型電界効果型ト
ランジスタ(以下、nトランジスタと称す)Q2、Q4、
Q6を含む。
【0071】pトランジスタQ1は、電流制限素子IL4
とノードN1との間に接続され、ゲートには制御信号S1
が入力される。電源制限素子IL4は、例えば、所定の抵
抗値を有する抵抗から構成され、その一端には電源端子
V1と接続され、他端は、pトランジスタQ1のソースと
接続される。電源端子V1には、電圧Vdaが印加される。
nトランジスタQ2は、ノードN1と接地端子との間に接
続されている。
【0072】電流制限素子IL1は、例えば、所定の抵抗
値を有する抵抗から構成され、その一端には制御信号S
2が入力され、他端がnトランジスタQ2のゲートと接
続される。
【0073】ノードN1は、1本のデータ電極に接続さ
れ、図8では、1本のデータ電極11と接地端子との間の
容量に相当するパネル容量Cpが示されている。
【0074】pトランジスタQ1を制御するレベルシフ
タ部では、pトランジスタQ3は、電流制限素子IL4と
ノードN2との間に接続され、nトランジスタQ4は、ノ
ードN2と接地端子との間に接続されている。ノードN2
は、pトランジスタQ1のゲートに接続されている。p
トランジスタQ5は、電流制限素子IL4とノードN3との
間に接続され、nトランジスタQ6は、ノードN3と接地
端子との間に接続されている。ノードN3は、pトラン
ジスタQ3のゲートに接続されている。
【0075】本実施の形態では、電源端子V1が第1の電
位、接地端子が第2の電位に相当し、電流制限素子IL1
が電流制限手段に相当し、電源制限素子IL1、トランジ
スタQ2および接地端子が第1のパルス遷移手段、トラ
ンジスタQ1、電源制限素子IL4および電源端子V1が第
2のパルス遷移手段に相当する。
【0076】図8のデータドライバの書き込み期間の動
作のタイミングは、(実施の形態1)と同じであるた
め、図4にて代用する。図4には、図8のノードN1の
電圧およびpトランジスタQ1、nトランジスタQ2、p
トランジスタQ3、nトランジスタQ4、pトランジスタ
Q5、nトランジスタQ6の動作が示される。
【0077】まず、期間TAにおいて、制御信号S6がロ
ーレベルになりnトランジスタQ6がオフする。また制
御信号S4がハイレベルになりnトランジスタQ4がオン
する。制御信号S2もローレベルとなりnトランジスタQ
2がオフする。このとき、nトランジスタQ4がオンす
ることにより、制御信号S5はローレベルになりpトラ
ンジスタQ5がオンする。pトランジスタQ5がオンする
ことにより、制御信号S3はハイレベルになりpトラン
ジスタQ3はオフする。
【0078】また、nトランジスタQ4がオンすること
により、制御信号S1はローレベルになりトランジスタQ
1がオンする。このとき、電流制限素子IL4により電源
端子V1からpトランジスタQ1への電流が制限されてい
るため、ノードN1の電位は電圧Vdaへ緩やかに遷移す
る。その後、ノードN1の電位であるデータパルスPdaが
電圧Vdaに固定されると、放電セルの書き込み放電が開
始される。
【0079】次に、期間TBにおいて、制御信号S2以外
の制御信号は期間TAの状態と同じであり、制御信号S2
のみが変化してハイレベルとなり、nトランジスタQ2
がオンする。このとき、pトランジスタQ1とnトラン
ジスタQ2が同時オンすることで、ノードN1では、PD
Pのデータ電極11からnトランジスタQ2を通過し接
地端子へ抽出される電流と、電源端子V1からpトラン
ジスタQ1を通過しパネルのデータ電極へ注入する電流
とで、貫通電流が発生し、nトランジスタQ2を流れる
電流の抽出速度は徐々に増加する。
【0080】また、制御信号S2がハイレベルであるた
め、制御信号S2の電流は、電流制限素子IL1により制
限され、nトランジスタQ2のチャネルを形成するため
の電荷がゲートを介して緩やかに充電される。したがっ
て、nトランジスタQ2のチャネルの開放速度が遅くな
り、nトランジスタQ2を流れる電流量が制限されるた
め、nトランジスタQ2を流れる電流の抽出速度はより
徐々に増加する。このとき、データパルスが電圧Vdaに
対して電位変化速度が増加する部分の割合は、輻射レベ
ルが34dBuV以下となる25%以上要し、電圧Vdaから
接地電位までの立ち下がり時間に対して電位変化速度
は、輻射レベルが34dBuV以下となる30%以上要
し、十分緩やかに遷移する。これより、電磁波シールド
フィルムや金属シールドを用いずとも、ENクラスAや日
本の安全規格である電気用品取締法などを満足できる。
【0081】次に、期間TCにおいて、制御信号S6がハ
イレベルになりnトランジスタQ6がオンし、制御信号S
4がローレベルになりnトランジスタQ4がオフする。
このとき、nトランジスタQ6がオンすることにより、
制御信号S3はローレベルになりpトランジスタQ3がオ
ンする。pトランジスタQ3がオンすることにより、制
御信号S1、S5はハイレベルになりpトランジスタQ
1、pトランジスタQ5はオフする。また、制御信号S2
はハイレベルのままであり、nトランジスタQ2もオン
のままである。したがって、ノードN1の電圧が降下
し、接地電位に固定される。
【0082】この駆動により、駆動パルスから発生する
不要輻射を低減することができ、電磁波シールドフィル
ムや金属シールドを用いずとも、ENクラスAや日本の電
気用品取締法などを満足できる。
【0083】なお、本実施の形態では、電源制限素子IL
1をnトランジスタQ2のゲートに接続したが、図3の
例では、nトランジスタQ2のドレインとノードN1の間
に電流制限素子を接続しても、nトランジスタQ2がオ
ンしたときに、放電セルからnトランジスタQ2へ抽出
される電流量が制限されるので、上記と同様の効果を得
ることができる。
【0084】さらに、本実施の形態では、駆動パルスの
立ち下がり時について説明したが、駆動パルスの立ち上
がり時についても、図3の例では、電流制限素子をpト
ランジスタQ1のゲートあるいはpトランジスタQ1のド
レインとノードN1との間に接続し、制御信号S2がハイ
レベルでnトランジスタQ2がオンのときに、制御信号S
1がハイレベルとなりpトランジスタQ1をオンとし、
pトランジスタQ1とnトランジスタQ2が同時オンする
ことで、上記と同様の効果を得ることができる。
【0085】(実施の形態3)本発明の一実施の形態で
ある図9のデータドライバ2の高圧出力回路は、pチャ
ネル型電界効果型トランジスタ(以下、pトランジスタ
と称す)Q1、Q3、Q5およびnチャネル型電界効果型ト
ランジスタ(以下、nトランジスタと称す)Q2、Q4、
Q6を含む。
【0086】pトランジスタQ1は、電流制限素子IL4
とノードN1との間に接続され、ゲートには制御信号S1
が入力される。電源制限素子IL4は、例えば、所定の抵
抗値を有する抵抗から構成され、その一端には電源端子
V1と接続され、他端は、pトランジスタQ1のソースと
接続される。電源端子V1には、電圧Vdaが印加される。
【0087】nトランジスタQ2は、ノードN1と接地端
子との間に接続されている。電流制限素子IL1、電流制
限素子IL2、電流制限素子IL3は、例えば、異なる値を
有する抵抗から構成され、その一端には夫々スイッチSW
1、スイッチSW2、スイッチSW3が接続され、他端がト
ランジスタQ2のゲートと接続される。スイッチSW1、
スイッチSW2、スイッチSW3は、例えば、イネーブルバ
ッファから構成され、入力端子には制御信号S2が接続
され、出力端子には夫々電流制限素子IL1、電流制限素
子IL2、電流制限素子IL3が接続される。ノードN1
は、1本のデータ電極に接続され、図6では、1本のデ
ータ電極と接地端子との間の容量に相当するパネル容量
Cpが示されている。
【0088】pトランジスタQ1を制御するレベルシフ
タ部では、pトランジスタQ3は、電流制限素子IL4と
ノードN2との間に接続され、nトランジスタQ4は、ノ
ードN2と接地端子との間に接続されている。ノードN2
はpトランジスタQ1のゲートと接続されている。pト
ランジスタQ5は、電流制限素子IL4とノードN3との間
に接続され、nトランジスタQ6は、ノードN3と接地端
子との間に接続されている。ノードN3はpトランジス
タQ3のゲートと接続されている。
【0089】本実施の形態では、電源端子V1が第1の電
位、接地端子が第2の電位に相当し、スイッチSW1、ス
イッチSW2、スイッチSW3、電流制限素子IL1、電流制
限素子IL2、電流制限素子IL3が電流制限手段に相当
し、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3、電流
制限素子IL1、電流制限素子IL2、電流制限素子IL3、
nトランジスタQ2および接地端子が第1のパルス遷移
手段、pトランジスタQ1、電源制限素子IL4および電
源端子V1が第2のパルス遷移手段に相当する。図9の
データドライバの書き込み期間の動作のタイミングは、
(実施の形態1)に同じであるため、図4にて代用す
る。図4には、図9のノードN1の電圧およびpトラン
ジスタQ1、nトランジスタQ2、pトランジスタQ3、
nトランジスタQ4、pトランジスタQ5、nトランジス
タQ6の動作が示される。
【0090】まず、期間TAにおいて、制御信号S6がロ
ーレベルになりnトランジスタQ6がオフする。また制御
信号S4がハイレベルになりnトランジスタQ4がオンす
る。さらに制御信号S2がローレベルとなり、スイッチS
W1、スイッチSW2、スイッチSW3のいずれかがオンす
ることにより、電流制限素子IL1、電流制限素子IL2、
電流制限素子IL3のいずれかを介して、nトランジスタ
Q2がオフする。
【0091】映像信号によりデータ電極の容量負荷は変
化するため、ノードN1の電位が電圧Vdaへ遷移する際、
もしくは接地電位へ遷移する際の電位変化速度が変化す
る。電流制限素子IL1〜電流制限素子IL3は、書き込み
期間に書き込まれるデータパルスの個数によって選択さ
れる。具体的には、例えば、それぞれの電流制限素子の
抵抗値の大きさが、IL1>IL2>IL3の順であるとする
と、少数のスキャン電極に書き込まれる場合や放電セル
の発光輝度が低い場合、つまり、データパルスの個数が
少ない場合には、容量負荷が小さいため、電位変化速度
は大きくなる。この電位変化速度を小さくするため、抵
抗値の大きい電流制限素子IL1選択するようにスイッチ
SW1が選択される。このことにより、RC時定数を増大さ
せ、データパルスを緩やかに遷移させることができる。
【0092】また、nトランジスタQ4がオンすること
により、制御信号S5はローレベルになりpトランジス
タQ5がオンする。pトランジスタQ5がオンすることに
より、制御信号S3はハイレベルになりpトランジスタQ
3はオフする。さらに、nトランジスタQ4がオンする
ことにより、制御信号S1はローレベルになりpトラン
ジスタQ1がオンする。このとき、電流制限素子IL4に
より電源端子V1からpトランジスタQ1への電流が制限
されているため、ノードN1の電位は電圧Vdaへ緩やかに
遷移する。その後、ノードN1の電位であるデータパル
スPdaが電圧Vdaに固定されると、放電セルの書き込み放
電が開始される。
【0093】次に、期間TBにおいて、制御信号S2以外
の制御信号は期間TAに同じであり、制御信号S2がハイ
レベルとなり、期間TAで選択されたスイッチSW1、スイ
ッチSW2、スイッチSW3のいずれかがオンすることによ
り、電流制限素子IL1、電流制限素子IL2、電流制限素
子IL3のいずれかを介して、トランジスタQ2がオンす
る。このとき、pトランジスタQ1とnトランジスタQ2
が同時オンすることで、ノードN1では、パネルのデー
タ電極からnトランジスタQ2を通過し接地端子へ抽出
される電流と、電源端子V1からpトランジスタQ1を通
過しパネルのデータ電極へ注入する電流とで、貫通電流
が発生し、pトランジスタQ2を流れる電流の抽出速度
は徐々に増加する。また、制御信号S2がハイレベルで
あるため、制御信号S2の電流は、電流制限素子IL1〜
電流制限素子IL3のいずれかにより制限され、nトラン
ジスタQ2のチャネルを形成するための電荷がゲートを
介して緩やかに充電される。
【0094】したがって、nトランジスタQ2のチャネ
ルの開放速度が遅くなり、nトランジスタQ2を流れる
電流量が制限されるため、nトランジスタQ2を流れる
電流の抽出速度はより徐々に増加する。このとき、映像
信号により、放電セルが放電する箇所は変化するため、
データ電極の容量負荷も変化する。書き込み期間に書き
込まれるデータパルスの個数によって、つまり、放電セ
ルが放電する箇所が少ないデータ電極であればあるほ
ど、負荷容量は小さくなるので、抵抗値の大きい電流制
限素子を選択することで、時定数を増加させ、データパ
ルスを緩やかに遷移させる。
【0095】電圧Vdaに対して電位変化速度が増加する
部分の割合は、輻射レベルが34dBuV以下となる25
%以上を要し、電圧Vdaから接地電位までの立ち下がり
時間に対して電位変化速度は、輻射レベルが34dBuV
以下となる30%以上を要することで、電磁波シールド
フィルムや金属シールドを用いずとも、ENクラスAや日
本の安全規格である電気用品取締法などを満足できる。
【0096】次に、期間TCにおいて、制御信号S6がハ
イレベルになりnトランジスタQ6がオンし、制御信号S
4がローレベルになりnトランジスタQ4がオフする。
このとき、nトランジスタQ6がオンすることにより、
制御信号S3はローレベルになりpトランジスタQ3がオ
ンする。pトランジスタQ3がオンすることにより、制
御信号S1、S5はハイレベルになりトランジスタQ1、Q
5はオフする。また、制御信号S2はハイレベルのまま
であり、トランジスタQ2もオンのままである。したが
って、ノードN1の電圧が降下し、接地電位に固定され
る。
【0097】この駆動により、駆動パルスから発生する
不要輻射を低減することができ、電磁波シールドフィル
ムや金属シールドを用いずとも、ENクラスAや日本の電
気用品取締法などを満足できる。
【0098】なお、本実施の形態では、スイッチSW1〜
スイッチSW3および電源制限素子IL1〜電流制限素子IL
3をnトランジスタQ2のゲートに接続したが、図3の
例では、nトランジスタQ2のドレインとノードN1の間
にスイッチおよび電流制限素子を接続しても、映像信号
によるデータ電極の容量負荷が変化したとき、最適な電
流制限素子を選択することにより、トランジスタQ2が
オンしたときに、放電セルからトランジスタQ2へ抽出
される電流量が制限されるので、上記と同様の効果を得
ることができる。
【0099】さらに、本実施の形態では、駆動パルスの
立ち下がり時について説明したが、駆動パルスの立ち上
がり時についても、図3の例では、スイッチおよび電流
制限素子をpトランジスタQ1のゲートあるいはpトラ
ンジスタQ1のドレインとノードN1との間に接続し、制
御信号S2がハイレベルでnトランジスタQ2がオンのと
きに、制御信号S1がハイレベルとなりpトランジスタQ
1をオンとし、pトランジスタQ1とnトランジスタQ2
が同時オンすることで、上記と同様の効果を得ることが
できる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、第1の電位から第2の
電位への変化の開始点において、電位の変化速度が時間
とともに増加することで、急峻なエッジ部を形成しない
ように緩やかに遷移させることができ、データ電極の容
量負荷が替わっても、電圧Vdaに対して電位変化速度が
増加する部分の割合は、輻射レベルが34dBuV以下と
なる25%以上要し、電圧Vdaから接地電位までの立ち
下がり時間に対して電位変化速度は、輻射レベルが34
dBuV以下となる30%以上要するため、電磁波シール
ドフィルムや金属シールドを用いずとも、駆動パルスか
ら発生される不要な電磁波の輻射を十分に抑制すること
ができ、国際無線障害特別委員会の安全規格であるENク
ラスAや日本の安全規格である電気用品取締法などを満
足できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデータドライバを
用いたプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック
【図2】図1に示すPDPにおけるデータ電極、スキャン
電極およびサステイン電極の駆動電圧の一例を示すタイ
ミング図
【図3】本発明の実施の形態1による図1に示すデータ
ドライバの高圧出力の構成を示す回路図
【図4】図3、図8、図9に示すデータドライバの書き
込み期間の動作を示すタイミング図
【図5】駆動パルスの電圧Vdaから接地電位まで立ち下
がる様子を示した図
【図6】電圧Vdaに対して電位変化速度が増加する部分
の割合と電磁輻射レベルの関係を示す図
【図7】電圧Vdaから接地電位まで立ち下がる時間に対
して電位変化速度が増加する部分の割合と電磁輻射レベ
ルの関係を示す図
【図8】実施の形態2によるデータドライバの高圧出力
の構成を示す回路図
【図9】実施の形態3によるデータドライバの高圧出力
の構成を示す回路図
【図10】従来のデータドライバの高圧出力の構成を示
す回路図
【図11】図10に示すデータドライバの書き込み期間
の動作を示すタイミング図
【符号の説明】
1 PDP 2 データドライバ 3 スキャンドライバ 3a スキャンドライバIC 4 サステインドライバ 11 データ電極 12 スキャン電極 13 サステイン電極 Q1〜Q6、Q11〜Q61 電界効果型トランジスタ IL1〜IL4 電流制限素子 SW1〜SW3 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 益盛 忠行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 笠原 光弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 DD12 HH02 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電セルを放電させるために、第1の電
    位と第2の電位との間を遷移する駆動パルスを出力する
    駆動手段を有し、前記駆動パルスは、前記第1の電位か
    ら第2の電位への変化の開始点において、電位の変化速
    度が時間とともに増加する部分を有することを特徴とす
    る駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記、駆動パルスの時間とともに電位の
    変化速度が増加する部分が、前記駆動パルスの前記第1
    の電位と前記第2の電位の差の25%以上有することを
    特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記、駆動パルスの時間とともに電位の
    変化速度が増加する部分が、前記駆動パルスの前記第1
    の電位から第2の電位への遷移時間の30%以上有する
    ことを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記第1の電位から前
    記第2の電位へ前記駆動パルスを遷移させるために前記
    放電セルに電流を注入する第1のパルス遷移手段と前記
    第2の電位から前記第1の電位へ前記駆動パルスを遷移
    させるために前記放電セルから電流を抽出する第2のパ
    ルス遷移手段を有し、前記第2のパルス遷移手段が前記
    放電セルからの電流を抽出し、前記駆動パルスが、前記
    第2の電位から前記第1の電位へ遷移するとき、前記第
    1のパルス遷移手段が、わずかに前記放電セルに電流を
    注入することによって、前記の電位の変化速度が時間と
    ともに増加する部分を発生させることを特徴とする請求
    項1〜3記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記第1の電位から前
    記第2の電位へ前記駆動パルスを遷移させるために前記
    放電セルに電流を注入する第1のパルス遷移手段と前記
    第2の電位から前記第1の電位へ前記駆動パルスを遷移
    させるために前記放電セルから電流を抽出する第2のパ
    ルス遷移手段を有し、前記第1のパルス遷移手段が前記
    放電セルに電流を注入し、前記駆動パルスが、前記第1
    の電位から前記第2の電位へ遷移するとき、前記第2の
    パルス遷移手段が、わずかに前記放電セルから電流を抽
    出することによって、前記の電位の変化速度が時間とと
    もに増加する部分を発生させることを特徴とする請求項
    1〜3記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のパルス遷移手段は、一端に前
    記第1の電位を受ける電界効果型トランジスタと前記放
    電セルからの電流の抽出速度を制限する電流制限手段を
    有し、前記駆動パルスが、前記第2の電位から前記第1
    の電位へ遷移するとき、前記第1のパルス遷移手段が、
    わずかに前記放電セルに電流を注入するとともに、前記
    電流制限手段が、前記第2の遷移手段が前記放電セルか
    ら電流を抽出する速度を制限することを特徴とする請求
    項4記載の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のパルス遷移手段は、一端に前
    記第1の電位を受ける電界効果型トランジスタと前記放
    電セルへの電流の注入速度を制限する電流制限手段を有
    し、前記駆動パルスが、前記第1の電位から前記第2の
    電位へ遷移するとき、前記第2のパルス遷移手段が、わ
    ずかに前記放電セルから電流を抽出するとともに、前記
    電流制限手段が、前記第1の遷移手段が前記放電セルに
    電流を注入する速度を制限することを特徴とする請求項
    5記載の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のパルス遷移手段が前記放電セ
    ルからの電流の抽出速度を制限する複数の電流制限手段
    を有し、前記駆動パルスから発生する電磁輻射の量に応
    じて、電流制限手段を切り換えることを特徴とする請求
    項6記載の駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記第1のパルス遷移手段が前記放電セ
    ルへの電流の注入速度を制限する複数の電流制限手段を
    有し、前記駆動パルスから発生する電磁輻射の量に応じ
    て、電流制限手段を切り換えることを特徴とする請求項
    7記載の駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記放電セルは、プラズマディスプレ
    イパネルのデータ電極を含み、前記駆動パルスは、書き
    込み期間に前記データ電極に印加されるデータパルスを
    含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    駆動回路。
  11. 【請求項11】 容量性負荷としての電極を有する放電
    セルを含む表示パネルと、前記表示パネルの前記電極を
    駆動する請求項1〜10のいずれかに記載の駆動回路と
    を備える表示装置。
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