JP2002244542A - 教育システム、受講者用端末装置、教師用端末装置、データ通信による遠隔教育方法、及び教育システムプログラムが格納された記憶媒体 - Google Patents

教育システム、受講者用端末装置、教師用端末装置、データ通信による遠隔教育方法、及び教育システムプログラムが格納された記憶媒体

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JP2002244542A
JP2002244542A JP2001040342A JP2001040342A JP2002244542A JP 2002244542 A JP2002244542 A JP 2002244542A JP 2001040342 A JP2001040342 A JP 2001040342A JP 2001040342 A JP2001040342 A JP 2001040342A JP 2002244542 A JP2002244542 A JP 2002244542A
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student
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Nobuo Yoshizawa
信男 吉澤
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ZENKEN HONSHA CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教育に行なうに必要な情報の転送時間を短縮
し、受講者用端末装置の立ち上がり所用時間を節約して
なる教育システムを提供すること。 【解決手段】 教育システムは、少なくとも受講者用端
末装置3に情報を送り受講者用端末装置3から情報を受
信し、教師用端末装置に情報を送り教師用端末装置から
情報を受信できる教育情報提供サーバー9と、授業内容
毎の部屋単位に教材等を蓄積するデータベースを備えた
データベースサーバー13とからなる。サーバー9は、
端末装置3が最初に接続のとき全ての教育情報を転送
し、次回以降に端末装置3が接続のとき前回送信した情
報に対して変更または追加になった情報のみを送信す
る。これによりサーバー9から、その都度、全教材デー
タの送信を不要とし、端末装置3のプログラムの立ち上
り所用時間を節約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット技
術を主に用いた教育システムに関する。本発明は、この
教育システムに用いる好適な受講者用端末装置及び教師
用端末装置に関する。さらに、本発明は、データ通信に
よる教育方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、受
講者用端末装置と教師用端末装置とを教育情報提供サー
バーに接続し、教師用端末装置による講義進行によるリ
アルタイムの教育を実現可能とするなど情報技術の特長
を最大限利用することにより、効果的で効率的な教育を
行なうことができるようすることにある。
【0002】
【従来の技術】近年のIT(Information
Technology;情報通信技術)の著しい進歩に
より、企業や官庁だけでなく、一般家庭にもインターネ
ットの高速通信網が復旧してきている。加えて、パーソ
ナルコンピュータが低価格化し、入手しやすくなったば
かりでなく、家電(例えば、テレビジョン)も直接イン
ターネットにアクセスできるタイプのものが開発されて
いる。このように、高齢者や未成年者などのようにコン
ピュータの取り扱いに精通していない人を含めて多くの
人々がインターネットにアクセスできる環境が整備され
つつある。一方、教育に関する需要は根強いものがあ
り、児童、生徒の補習だけでなく、就学前の幼児や、何
らかの事情で就学できなかった人、高齢者にも教育を受
けたいとする希望は多々ある。さらに、社会情勢の急激
な変化に伴い、学生や社会人のなかにも新たな知識や技
術を習得しいたとする要望も増加している。しかしなが
ら、塾、専門学校などへ通学するには、時間的、経済
的、あるいは、肉体的な理由により、困難なことが多
い。
【0003】そこで、インターネット技術を使用し、教
育事業者の端末装置と、受講生の端末装置とインターネ
ットで電子教育サーバーに接続し、家庭内や企業内にい
ながら、各種の授業を受けられる教育システムとして提
案されている(特開平11−282826号公報、特開
平10−134028号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平11−
282826号公報に記載された従来の教育システムに
よれば、教育事業者はテキスト及び音声ファイルで構成
した所定の教材を電子教育サーバーに格納し、受講者が
端末装置を使用して受講内容を選択するものであるた
め、次のような不都合があった。 (1)受講者により選択された教材が電子教育サーバー
から受講者の端末装置に送られてくるのみなので、受講
者の教育達成度や理解度に関係なく、教育効果が薄いも
のとなっていた。 (2)音声による相互コミュニケーションがとれないた
め、教材の説明文を読んでも理解できず、また、音声に
よる解説を聞いても理解できないところを、リアルタイ
ムに質問して完全に、理解することができるようなシス
テムにはなっていなかった。 (3)教材や講義内容の履歴に関係なく受講者が選択し
たファイルを送信するため、ファイルの送信に時間がか
かっていた。 一方、上述した特開平10−134028号公報に記載
された従来の遠隔教育方法によれば、受講者が選択した
学習過程の学習データを基に学習し、学習データに応ず
る評価データを受講者に提供し、当該評価データから学
習方向を決定するようにしたものであるため、受講者の
評価の段階に応じて学習できる利点があるものの、次の
ような不都合があった。
【0005】(1)音声による相互コミュニケーション
がとれないため、教材の説明文で理解できないところ
を、音声にてリアルタイムに理解できるまで質問すると
いうことができないものであった。 (2)教材や講義内容の履歴に関係なく受講者が選択
し、あるいは、学習方向に応じて、学習データを単に送
信するだけであるため、学習データの送信に時間がかか
っていた。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、教育を行なうに必要な情報の転送時間を短縮し、
受講者用端末装置の立ち上がり所用時間を節約してなる
教育システムを提供することを第1の目的としている。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、インタ
ーネット技術を主に用い、自宅や企業にいながら教育を
受けることができ、かつ、教育効果と教育効率とを飛躍
的をアップさせることができる教育システムや方法を提
供することを第2の目的としている。本発明は、リアル
タイム授業を可能にする教育システム、受講者用端末装
置、及び、教育事業者用端末装置を提供することを第3
の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1及び2記載の発明では、受講者用端
末装置に情報を送ることができるとともに同受講者用端
末装置からの情報を受信し、かつ、教師用端末装置に情
報を送ることができるとともに教師用端末装置からの情
報を受信できる教育情報提供サーバーを備え、教育情報
提供サーバーには授業内容毎に一つの部屋単位に教材等
を蓄積するデータベースを有する教育システムであっ
て、前記教育情報提供サーバーは、受講者用端末装置の
接続が最初であることを認識したとときに当該受講者に
教育をするに必要な全ての情報を転送し、次回以降に受
講者用端末装置が接続されたときには前回送信した情報
に対して変更または追加になっている情報のみを送信す
るようにしたものである。これにより、教育情報提供サ
ーバーから、その都度、教材データを送信する必要がな
くなり、受講者用端末装置でのプログラムの立ち上がり
所用時間を節約することができる。
【0008】上記第2の目的を達成するために、請求項
3ないし請求項6、ならびに、請求項9ないし請求項1
2に記載の発明では、受講者用端末装置に文字及び音声
の情報を送ることができるとともに同受講者用端末装置
からの文字及び音声の情報を受信でき、かつ、教師用端
末装置に文字及び音声の情報を送ることができるととも
に教師用端末装置からの文字及び音声の情報を受信でき
る教育情報提供サーバーを備え、教育情報提供サーバー
には授業内容毎に一つの部屋単位に教材等を蓄積するデ
ータベースを有し、前記教育情報提供サーバーは、授業
内容毎に構成した一つの部屋単位毎に教師用端末装置と
一または複数の受講者用端末装置とを接続し、教師用端
末装置からの教材提示の指示により、特定の受講者用端
末装置に選択的に教材を提示し、あるいは、全ての受講
者用端末装置に教材を提示し、教師用端末装置に入力さ
れた文字情報を、特定の受講者用端末装置に選択的に送
信し、あるいは、全ての受講者用端末装置に送信し、受
講者用端末装置に入力された文字情報を教師用端末装置
に送信するとともに、特定の受講者用端末装置のみに送
信し、あるいは、全ての受講者用端末装置に送信し、発
話者の端末装置に入力された音声情報を他の発話者以外
の端末装置に送信するようにしたものである。これによ
り、リアルタイムによる授業が可能になり、かつ、リア
ルタイムによる音声による講義を聞くことができ、しか
も、音声による相互コミュニケーションがとれるほか、
教材の説明文や音声による授業説明で理解できないとこ
ろがあっても音声にてリアルタイムで理解できるまで質
問することができ、教育効果と教育効率とを飛躍的をア
ップさせるこことができる。
【0009】上記第3の目的を達成するために、請求項
7記載の発明では、前記教育情報提供サーバーの音声処
理手段から送られてきた音声データを伸張して音声信号
してスピーカに与えるとともに、マイクロフォンからの
音声信号を圧縮して前記教育情報提供サーバーの音声処
理手段に送出するデータ圧縮・伸張手段を備えたことを
特徴とする。これにより、リアルタイムで音声データの
交換が可能になり、音声によるリアルタイムによる授業
や、必要とする質問等を自由に行なうことができる。上
記第3の目的を達成するために、請求項8記載の発明で
は、前記教育情報提供サーバーの音声処理手段から受信
した音声データを伸張して音声信号してスピーカに与え
るとともに、マイクロフォンからの音声信号を圧縮して
前記教育情報提供サーバーの音声処理手段に送出するデ
ータ圧縮・伸張手段を備えたことを特徴とする。これに
より、リアルタイムに音声データの交換が可能になり、
必要とする質問等を自由に行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 [ネットワークコンピュータシステム]図1は、本発明
の実施の形態に係る教育システムを実現するコンピュー
タネットワークを示すブロック図である。この図1にお
いて、コンピュータネットワーク1は、受講者用端末装
置3,3,…,3と教師用端末装置5とがインターネッ
ト7を介して教育情報提供サーバー9及びウエブサーバ
ー11に接続された構造となっている。また、前記教育
情報提供サーバー9及び前記ウエブサーバー11にはデ
ータベースサーバー13が接続されることにより、下記
に詳説する教育システムを構成している。前記受講者用
端末装置3は、例えばディスクトップ型コンピュータや
ノート型コンピュータで構成すればよい。これらコンピ
ュータには、サウンドボードと、音声入力出力装置31
とが必要となる。このコンピュータは、中央演算処理装
置(CPU)と、主メモリと、入出力ポートと、ハード
ディスク装置とを少なくとも内蔵し、かつ、キーボード
と、マウスとを少なくとも備えている必要がある。ま
た、このパーソナルコンピュータは、インターネット接
続用のターミナルアダプタ等の通信装置を備えており、
インターネット7を介して外部と通信が可能となってい
る。また、上述した音声入出力装置31は、例えばマイ
ク付きヘッドホーンなどで構成すればよく、もちろん、
音声入出力装置31はマイク及びスピーカから構成して
もよい。さらに、受講者用端末装置3を構成するコンピ
ュータは、例えば、商標のwindows98、wid
nows−me、あるいは、windows−NT−W
orkstationなどのオペレーティングシステム
上で動作する受講者用クライアントソフトウエアにより
動作する。
【0011】前記教師用端末装置5は、例えばディスク
トップ型コンピュータやノート型コンピュータで構成す
ればよい。これらコンピュータには、サウンドボード
と、音声入力出力装置51とが必要となる。このコンピ
ュータは、中央演算処理装置(CPU)と、主メモリ
と、入出力ポートと、ハードディスク装置とを少なくと
も内蔵し、かつ、キーボードと、マウスとを少なくとも
備えている必要がある。また、このパーソナルコンピュ
ータは、インターネット接続用のターミナルアダプタ等
の通信装置を備えており、インターネット7を介して外
部と通信が可能となっている。また、上述した音声入出
力装置51は、例えばマイク付きヘッドホーンで構成す
ればよく、もちろん、音声入出力装置51は例えばマイ
クとスピーカで構成してもよい。さらに、教師用端末装
置5を構成するコンピュータは、例えば、商標のwid
ows98、windows−me、あるいは、win
dows−NT−Workstationなどのオペレ
ーティングシステム上で動作する教師用クライアントソ
フトウエアにより動作する。
【0012】[実施の形態]本発明の実施の形態に係る
教育システムは、教育情報提供サーバー9と、ウエブサ
ーバー11と、データベースサーバー13とからなる。
教育情報提供サーバー9は、小規模の場合には1台で構
成し、大規模の場合にはn(nは任意の整数)台で構成
すればよい。教育情報提供サーバー9は、例えばJav
a(登録商標)(ジャバ)などのプログラム言語で作成
したソフトウエアにより動作する。また、教育情報提供
サーバー9は、インターネット7を介して受講者用端末
装置3に情報を送ることができるとともに、同受講者用
端末装置からの情報をインターネット7を介して受信で
きる。さらに、教育情報提供サーバー9は、インターネ
ット7を介して教師用端末装置5に情報を送ることがで
きるとともに、教師用端末装置5からの情報をインター
ネット7を介して受信できる。前記ウエブサーバー11
は、「Solaris(商標)」というUNIX(登録
商標)オペレーティングシステム上で動作するWWWサ
ーバー用ソフトウエア(「Apache(商標)」)に
より、授業内容、最新情報、個人認証等のWWWを配信
できるようになっている。
【0013】前記教育情報提供サーバー9及びウエブサ
ーバー11には、上述したようにデータベースサーバー
13が接続されている。このデータベースサーバー13
は、Solaris(商標)というUNIXオペレーテ
ィングシステム上で動作するデータベースソフトウエア
(Oracle8(商標))によりデータベースが構築
されている。このデータベースサーバー13には、授業
内容毎に一つの部屋単位に教材等を蓄積したデータベー
スと、ウエブサーバー11から発信するための教育シス
テム用ホームページや認証等に必要なデータなどを蓄積
したデータベースと、その他参加履歴や最新情報等のデ
ータを蓄積したデータベースとが格納されている。
【0014】また、この教育情報提供サーバー9は、デ
ータベースサーバー13から授業内容毎に一つの部屋単
位に教材等のデータの提供を受ける。ウエブサーバー1
1は、教育システム用ホームページや、各種認証のため
のデータの提供を受ける。さらに、前記教育情報提供サ
ーバー9には、上述したJava(ジャバ)などのプロ
グラム言語で作成したソフトウエアが動作することによ
り、次のような手段が図2に示すように実現される。
【0015】ここで、図2は、教育情報提供サーバーの
動作の段階を説明するための図であり、図2(a)は接
続処理手段の例、図2(b)は教材指示手段の例、図2
(c)は第1の文字処理手段の例、図2(d)は第2の
文字処理手段の例をそれぞれ示したものである。前記教
育情報提供サーバー9には、図2(a)に示すように、
授業内容毎に構成した一つの部屋単位毎に教師用端末装
置5と一つまたは複数の受講者用端末装置3,…とを接
続する接続処理手段91が実現される。前記教育情報提
供サーバー9には、教師用端末装置5からの教材提示の
指示により、図2(b)の実線で示すように特定の受講
者用端末装置3sに選択的に教材を提示し、あるいは、
図2(b)の点線で示すように全ての受講者用端末装置
3s,…、3,…に教材を提示する教材指示手段92が
実現されている。このように、受講者を受講者用端末装
置3sと受講者用端末装置3とに分ける理由は、例えば
同一の講習内容を受講していても、学習進度が異なる場
合が生じたときに、所定レベル毎に分けて、教材を提示
するほうが効果的であるからである。
【0016】また、教育情報提供サーバー9で実現され
ている教材指示手段92には転送処理手段が設けられて
いる。この転送処理手段は、受講者用端末装置3(また
は3s)の接続が最初であることを認識したとときに当
該受講者を教育するに必要な全ての情報について転送
し、次回以降に受講者用端末装置が接続されたときには
前回送信した情報に対して変更または追加になっている
情報のみを送信することができる。さらに、上記転送処
理手段には履歴処理手段が設けられている。この履歴処
理手段は、受講者の受講者用端末装置3(または3s)
が接続されてデータ履歴を送信するときに、既存のデー
タ履歴のうち、既送信済みのデータを除いた直近のデー
タ履歴を所定データサイズにして当該受講者用端末装置
3(または3s)に送ることができるようになってい
る。
【0017】次に、前記教育情報提供サーバー9には、
教師用端末装置5の黒板に書き込むことにより入力され
た文字情報を、図2(c)の実線で示すように特定の受
講者用端末装置3s,…に選択的に送信し、あるいは、
図2(c)の点線で示すように全ての受講者用端末装置
3s,…、3,…に送信する第1の文字処理手段93が
実現されている。このように黒板に書いた文字情報を、
受講者用端末装置3sと受講者用端末装置3とに選択的
に送出する理由は、上記教材指示手段92の場合と同様
である。
【0018】前記教育情報提供サーバー9には、受講者
用端末装置3s(または3)の黒板に書き込むことによ
り入力された文字情報を、図2(d)の実線で示すよう
に教師用端末装置5に送信するとともに、図2(d)の
実線で示すように特定の受講者用端末装置3s(受講者
用端末装置3は除く)のみに送信し、あるいは、図2
(d)の点線で示すように全ての受講者用端末装置3
s,…、3,…に送信する第2の文字処理手段94が実
現されている。このように黒板に書いた文字情報を選択
的に送出する理由は、上記教材指示手段92の場合と同
様である。
【0019】本発明の実施の形態に係る教育システムに
おいて教育情報提供サーバーが発話者の音声処理につい
て、受講者用端末装置と教師用端末装置と教育情報提供
サーバーとの関係で説明するための図であり、図3
(a)は発話者が教師の場合の動作例を、図3(b)は
発話者が一人の受講生の場合の動作例をそれぞれ示した
ものである。前記教育情報提供サーバー9には、図3
(a)に示すように、発話者の端末装置(教師用端末装
置5)に入力された音声情報を発話者(教師)以外の端
末装置3,…に送信し、あるいは、図3(b)に示すよ
うに、発話者の端末装置(受講者用端末装置3)に入力
された音声情報を発話者(前記受講者用端末装置3)以
外の受講者用端末装置3及び教師用端末装置5に送信す
る音声処理手段95が実現されている。
【0020】[音声処理手段95の詳細説明、ならび
に、受講者用端末装置3及び教師用端末装置5のの音声
処理系統について]図4は、本発明の実施の形態に係る
教育システムで使用される音声処理手段の一つの部屋系
統の構成例を示すブロック図である。この図4におい
て、音声処理手段の構成態様について、図3(a)及び
図3(b)の二つの構成の場合について以下に説明す
る。
【0021】(i)図3(a)の構成の場合について この図3(a)の構成の場合とは、例えば部屋Aに所属
している教師1人と受講者3人との合計2人いるものと
し、これらの内で教師が発話者(マイクに向かって発言
している人のこと)となり、3人の受講者が受話者(ヘ
ッドホーンで聞いている人)となって聞いている例で説
明するものとする。この場合、図4において、教育情報
提供サーバー9の音声処理手段95では、まず、授業内
容毎の一つの部屋Aを単位とし、その部屋Aの単位に応
じて受講者用端末装置3,3,3毎に受信バッファ95
1,952,953を設けている。また、教育情報提供
サーバー9で実現されている音声処理手段95は、当該
部屋A単位で、発話者の端末装置5からの音声データを
取込み、前記発話者以外の前記受信バッファ951,9
52,953に書き込む書込処理手段98と、前記発話
者以外の受講者用端末装置3,3,3毎に設けられた各
受信バッファ951,952,953から音声データを
取り出し、当該発話者以外の受講者用端末装置3,3,
3に送出する送出処理手段99とから構成されている。
【0022】(受講者用端末装置3の音声処理系統の構
成について)上記受講者用端末装置3は、前記教育情報
提供サーバー9の音声処理手段95から送られてきた音
声データを伸張して音声信号にして音声入出力装置31
のヘッドホーンHHに与えるとともに、マイクMICか
らの音声信号を圧縮して教育情報提供サーバー9の音声
処理手段95に送出するデータ圧縮・伸張手段33を備
えている。
【0023】(教師用端末装置5の音声処理系統の構成
について)上記教師用端末装置5は、教育情報提供サー
バー9の音声処理手段95から受信した音声データを伸
張して音声信号して音声入出力装置51のヘッドホーン
HHに与えるとともに、音声入出力装置51のマイクM
ICからの音声信号を圧縮して教育情報提供サーバー9
の音声処理手段95に送出するデータ圧縮・伸張手段5
3を備えている。
【0024】(教育情報提供サーバー9と教師用端末装
置5と受講者用端末装置3との音声処理の関係につい
て)また、教育情報提供サーバー9と教師用端末装置5
と受講者用端末装置3との関係は、図4に示すように、
教育情報提供サーバー9に、インターネット7を介して
教師用端末装置5が接続されるとともに、インターネッ
ト7を介して受講者用端末装置3,3,3が接続されて
いる。そして、音声データの流れに着目すると、教師が
音声入出力装置51のマイクMICに向かって話した音
声データは、教師用端末装置5に入力される。教師用端
末装置5に入力された音声データは、教師用端末装置5
内で実現されているデータ圧縮・伸張手段53により、
不要音声をフィルタで除去された後、圧縮されてインタ
ーネット7に送出される。教師用端末装置5からインタ
ーネット7を介して送られてきた音声データは、教育情
報提供サーバー9の部屋A専用音声ポート97を介して
音声処理手段95に入力されてくる。この教育情報提供
サーバー9の音声処理手段95の書込処理手段98は、
その音声データを、受信バッファ951,952,95
3にそれぞれ書き込む。この受信バッファ951,95
2,953は、それぞれ例えば260[バイト]+αか
らなる。
【0025】音声処理手段95の送出処理手段99は、
発話者以外の受講者用端末装置3,3,3毎に設けられ
た各受信バッファ951,952,953から音声デー
タをそれぞれ取り出し、当該発話者以外の受講者用端末
装置3,3,3の音声専用ポート35,35,35を介
してデータ圧縮・伸張手段33,33,33に送出す
る。各受講者用端末装置3のデータ圧縮・伸張手段33
は、前記教育情報提供サーバー9の音声処理手段95か
ら送られてきた音声データを伸張して音声信号して音声
入出力装置31のヘッドホーンHHに与えるこれによ
り、リアルタイムに教師、受講者の間で音声によるコミ
ュニケーションを行なうことができる。
【0026】(ii)図3(b)の構成の場合について この図3(b)の構成の場合とは、例えば部屋Aに所属
している教師1人と受講者3人との合計2人いるものと
し、これらの内で受講者の1人が発話者(マイクに向か
って発言している人のこと)となり、1人の教師と他の
2人の受講者とが受話者(ヘッドホーンで聞いている
人)となって聞いている例で説明するものとする。した
がって、上記図3(a)の場合と異なる部分のみ説明す
る。この図3(b)に示す構成と、図3(a)で示す構
成とで異なるところは、教育情報提供サーバー9の音声
処理手段95の構成である。この教育情報提供サーバー
9の音声処理手段95の構成の違いのみを説明する。
【0027】教育情報提供サーバー9の音声処理手段9
5では、まず、授業内容毎の一つの部屋Aを単位とし、
その部屋Aの単位に応じて受講者用端末装置3,3及び
教師用端末装置5毎に受信バッファ951,952,9
53が設けられた状態になる。また、教育情報提供サー
バー9で実現されている音声処理手段95は、当該部屋
A単位で、発話者の受講者用端末装置3からの音声デー
タを取込み、前記発話者以外の受講者用端末装置3,3
及び教師用端末装置5毎に設けた受信バッファ951,
952,953に書き込む書込処理手段98と、前記発
話者以外の受講者用端末装置3,3及び教師用端末装置
5毎に設けられた各受信バッファ951,952,95
3から音声データを取り出し、当該発話者以外の受講者
用端末装置3,3及び教師用端末装置5送出する送出処
理手段99とから構成されることになる。
【0028】これ以外は、図3(a)と全く同一構成要
素であり、接続状態も、教育情報提供サーバー9に教師
用端末装置5と受講者用端末装置3,3,3とがインタ
ーネット7を介して接続された状態である点も同一であ
る。そして、音声データに流れに着目すると、受講者が
音声入出力装置31のマイクMICに向かって話した音
声データは、当該受講者の受講者用端末装置3に入力さ
れる。当該受講者の受講者用端末装置3に入力された音
声データは、当該受講者の受講者用端末装置3内で実現
されているデータ圧縮・伸張手段33により、不要音声
をフィイルタで除去された後、圧縮されてインターネッ
ト7に送出される。
【0029】当該受講者の受講者用端末装置3からイン
ターネット7を介して送られてきた音声データは、教育
情報提供サーバー9の部屋A専用音声ポート97を介し
て音声処理手段95に入力されてくる。この教育情報提
供サーバー9の内部で実現されている音声処理手段95
の書込処理手段98は、その音声データを、発話者(こ
の場合、一人の受講者)以外の受講者用端末装置3,3
及び教師用端末装置5毎に設けられた受信バッファ95
1,952,953にそれぞれ書き込む。
【0030】音声処理手段95の送出処理手段99は、
発話者(この場合、一人の受講者)以外の受講者用端末
装置3,3及び教師用端末装置5毎に設けられた各受信
バッファ951,952,953から音声データをそれ
ぞれ取り出し、当該発話者以外の受講者用端末装置3,
3の音声専用ポート35,35及び教師用端末装置5の
音声専用ポート55を介して受講者用端末装置3,3の
データ圧縮・伸張手段33,33及び教師用端末装置5
のデータ圧縮・伸張手段53に送出する。各受講者用端
末装置3のデータ圧縮・伸張手段33は、前記教育情報
提供サーバー9の音声処理手段95から送られてきた音
声データを伸張して音声信号にして音声入出力装置31
のヘッドホーンHHに与える。
【0031】また、教師用端末装置5のデータ圧縮・伸
張手段53は、前記教育情報提供サーバー9の音声処理
手段95から送られてきた音声データを伸張して音声信
号にして音声入出力装置51のヘッドホーンHHに与え
る。これにより、リアルタイムに教師、受講者の間で音
声によるコミュニケーションを行なうことができる。
【0032】(部屋階層の説明)図5は、本発明の形態
に係る教育システムで使用される音声処理手段の二つの
部屋系統からなる構成例を示すブロック図である。この
図5は、例えば部屋A、部屋Bにそれぞれ所属している
教師1人と受講者3人との合計4人いるものとし、これ
ら部屋A、部屋Bとも、それらの内で1人が発話者(マ
イクに向かって発言している人のこと)となっているの
に対して、3人が受話者(ヘッドホーンで聞いている
人)で聞いている例である。
【0033】図5に示す部屋A及び部屋Bの各音声処理
手段95は、図4のものと同一構成要素である。図5に
示す部屋A及び部屋Bのそれぞれの教師用端末装置5及
び受講者用端末装置3の構成は、図4に示すものと同一
構成要素をしている。しかしながら、図5では、各部屋
A,Bとも、発話者の音声入出力装置31(または音声
入出力装置51)のマイクMICとデータ圧縮・伸張手
段33(またはデータ圧縮・伸張手段53)、受話者の
音声入出力装置31(または音声入出力装置51)のヘ
ッドホーンHHとデータ圧縮・伸張手段33(またはデ
ータ圧縮・伸張手段53)を省略している。各部屋A,
Bからなる部屋階層についての音声データの流れについ
て以下二つに分類して説明する。
【0034】(i)部屋Aについて この図5の部屋Aにおいて、発話者の発言は、マイクに
より教師用端末装置5Aに取り込まれるか、あるいは、
マイクにより受講者用端末装置3Aに取り込まれる。教
師用端末装置5Aのデータ圧縮・伸張手段53Aは音声
をデータ圧縮し、その圧縮音声データを教育情報提供サ
ーバー9の部屋A専用音声ポート97Aを介して音声処
理手段95Aに与えるか、あるいは、受講者用端末装置
3Aのデータ圧縮・伸張手段33Aは音声をデータ圧縮
し、その圧縮音声データを教育情報提供サーバー9の部
屋A専用音声ポート97Aを介して音声処理手段95A
に与える。教育情報提供サーバー9の音声処理手段95
Aの書込処理手段98Aは、受信バッファ951A,9
52A,953Aにそれぞれ書き込む。教育情報提供サ
ーバー9の音声処理手段95Aの送出処理手段99A
は、受信バッファ951A,952A,953Aから圧
縮音声データをそれぞれ取り出し、受講者用端末装置3
A,3A,3Aの音声専用ポート35A,35A,35
Aに送出するか、あるいは、受講者用端末装置3A,3
Aの音声専用ポート35A,35A及び教師用端末装置
5Aの音声専用ポート55Aに送出する。
【0035】(ii)部屋Bについて この図5の部屋Bにおいて、発話者の発言は、マイクに
より教師用端末装置5Bに取り込まれるか、あるいは、
マイクにより受講者用端末装置3Bに取り込まれる。教
師用端末装置5Bのデータ圧縮・伸張手段53Bは音声
をデータ圧縮し、その圧縮音声データを教育情報提供サ
ーバー9の部屋B専用音声ポート97Bを介して音声処
理手段95Bに与えるか、あるいは、受講者用端末装置
3Bのデータ圧縮・伸張手段33Bは音声をデータ圧縮
し、その圧縮音声データを教育情報提供サーバー9の部
屋B専用音声ポート97Bを介して音声処理手段95B
に与える。
【0036】教育情報提供サーバー9の音声処理手段9
5Bの書込処理手段98Bは、受信バッファ951B,
952B,953Bにそれぞれ書き込む。教育情報提供
サーバー9の音声処理手段95Bの送出処理手段99B
は、受信バッファ951B,952B,953Bから圧
縮音声データをそれぞれ取り出し、受講者用端末装置3
B,3B,3Bの音声専用ポート35B,35B,35
Bに送出するか、あるいは、受講者用端末装置3B,3
Bの音声専用ポート35B,35B及び教師用端末装置
5Bの音声専用ポート55Bに送出する。
【0037】(部屋A,Bの総合)以上説明したよう
に、図5に示すとおり各部屋A,Bで階層をなし、それ
ぞれが別々の講義内容、または、同一講義内容であって
も収容人員の関係で部屋を区分けして講義を行なうこと
可能なことが理解できる。
【0038】(教育システムの動作)次に、教育システ
ムの動作について図1ないし図5を参照して説明する。
まず、ウエブサーバー11は、「個人認証」、「最新情
報」、「授業」、「スケジュール」、「参加履歴」、
「その他」の情報を提供している。ここで、「個人認
証」とは、受講者(利用者)を特定して個別のサービス
を提供できるようにするためのものである。「最新情
報」とは、教育システムでの各種サービスや授業内容等
の最新情報を受講者(利用者)に提供するためのもので
ある。「授業」とは、本日開催の授業内容、参加者と受
講者個別に表示する情報提供サービスである。「スケジ
ュール」とは、今月(来月)の授業予定を受講者個人別
に表示する情報提供サービスである。「参加履歴」と
は、過去の授業の結果や評価を受講者個人別に表示する
情報提供サービスである。「その他」とは、Q&A、質
問受付、テキスト登録、クラス編成、その他の情報を提
供するサービスである。
【0039】受講者が受講者用端末装置3を操作するこ
とにより、受講者用端末装置3をインターネット7を介
してウエブサーバー11に接続して個人認証を行なう。
これは、受講者が、あらかじめ登録されたID、パスワ
ードを受講者用端末装置3に入力することによりウエブ
サーバー11及び教育情報提供サーバー9にアクセス可
能になる。これにより、ウエブサーバー11及び教育情
報提供サーバー9は、受講者毎に個別のサービスを提供
できるようになる。なお、この教育システムへの入室過
程については、後で詳述する。
【0040】また、学習スケジュールにより講義が開始
されることになり、例えば部屋Aについて、受講者用端
末装置3,3,…が教育情報提供サーバー9につぎつぎ
に接続され、かつ、教師用端末装置5が教育情報提供サ
ーバー9に接続されたものとする。すると、教育情報提
供サーバー9の内部の接続処理手段91により、図2
(a)に示すように、授業内容毎に構成した一つの部屋
Aを単位に教師用端末装置5と、複数の受講者用端末装
置3,3,…とが接続される。上記接続が完了すると、
教育情報提供サーバー9の教材指示手段92は、教師用
端末装置5からの教材提示の指示により、データベース
サーバー13から、前記指定された教材を、図2(b)
の実線で示すように特定の受講者用端末装置3sに選択
的に教材を提示する。
【0041】あるいは、教育情報提供サーバー9の教材
指示手段92は、教師用端末装置5からの教材提示の指
示により、データベースサーバー13から、前記指定さ
れた教材を、図2(b)の点線で示すように全ての受講
者用端末装置3s,…、3,…に提示する。これによ
り、教師の指示に応じて教師用端末装置5を介して受講
者用端末装置3のディスプレイ上に当該授業で必要な教
材の該当部分がを提示されることになり、受講者に現在
行われている授業の教材の該当する部分を開いているよ
うな状況を提供することができる。
【0042】このとき、教材指示手段92は、受講者用
端末装置3(または3s)の接続が当該授業について初
めて(最初)受講するのか否か判定する。具体的には、
転送処理手段が接続履歴を検索し、当該IDを持つ受講
者の履歴がないと判断したときには、初めてと判断す
る。そして、転送処理手段は、上述の判断で最初の接続
だと認定すると、当該受講者を教育するに必要な全ての
情報についてデータベースサーバー13から取り出して
受講者用端末装置3(または3s)に転送する。なお、
転送処理手段は、次回以降に受講者用端末装置3(また
は3s)が接続されたときには前回送信した情報に対し
て変更または追加になっている情報のみを送信する。こ
れにより、転送時間を短縮し、受講者用端末装置3(ま
たは3s)の立ち上がり所用時間を節約する。
【0043】さらにまた、教材指示手段92が受講者用
端末装置3(または3s)からデータ履歴の転送要求を
受けたときには、教材指示手段92は転送処理手段の履
歴処理手段に履歴転送指令を送出する。すると、履歴処
理手段は、受講者の受講者用端末装置3(または3s)
にデータ履歴を送信するときに、既存のデータ履歴のう
ち、既送信済みのデータを除いた直近のデータ履歴を所
定データサイズにして当該受講者用端末装置3(または
3s)に送る。これにより、転送時間を短縮し、受講者
用端末装置3(または3s)の立ち上がり所用時間を節
約することができる。
【0044】次に、講義を開始し、教師が講義の過程で
必要と思われる事項について、教師用端末装置5の描画
ツールの黒板に書き込むと、その文字情報は、第1の文
字処理手段93により、図2(c)の実線で示すように
特定の受講者用端末装置3s,…に選択的に送信され
る。あるいは、教師が講義の過程で必要と思われる事項
について、教師用端末装置5の描画ツールの黒板に書き
込むと、その文字情報は、第1の文字処理手段93によ
り、図2(c)の点線で示すように全ての受講者用端末
装置3s,…、3,…に送信する。すると、受講者用端
末装置3(または3s)の描画ツールの黒板上に、教師
用端末装置5から送出されてきた文字情報が表示される
ことになる。これにより、教師が黒板に講義内容の補足
文などを書き入れている状況を受講者に提供できる。
【0045】ここで、受講者の例えば一人が、自分の受
講者用端末装置3s(または3)の描画ツールの黒板に
書き込んだ文字情報は、教材指示手段92より、図2
(d)の実線で示すように教師用端末装置5に送信され
ると同時に、図2(d)の実線で示すように特定の受講
者用端末装置3s(受講者用端末装置3は除く)のみに
送信されるか、あるいは、全ての受講者用端末装置3
s,…、3,…に送信される。この選択は、教師用端末
装置5からの指示による。なお、選択する理由について
は既に説明した。これにより、教師用端末装置5の描画
ツールの黒板には受講者の一人が受講者用端末装置3
(または3s)の描画ツールの黒板に記載した文字情報
が表示される。また、受講者用端末装置3(または3
s)の描画ツールの黒板上には、同様に、受講者の一人
が受講者用端末装置3(または3s)の描画ツールの黒
板に記載した文字情報が表示される。
【0046】これにより、受講者が教師に黒板上で質問
したり、あるいは、教師の質問に対して受講者が回答を
黒板に書いているような状況を提供できる。また、教師
は、授業をしているときに、授業に必要な音声情報を発
声しているので、これを教師用端末装置5の音声入出力
装置51のマイクMICを介して教師用端末装置5に取
込み、図3(a)に示すように、当該音声情報を発話者
(教師)以外の受講者用端末装置3,3,…に送信す
る。なお、音声情報のマイクMICから音声処理手段9
5を通してヘッドホーンHHまでの音声情報の流れの処
理の詳細は、既に上記図4及び図5の説明において詳細
に説明したので、省略する。以下同じ。
【0047】各受講者は受講にあたって既に音声入出力
装置31,31,…のヘッドホーンHH,HH,…を着
用しているので、各受講者用端末装置3,3,…の各音
声処理手段95,95,…は音声情報を音声入出力装置
31,31,…のヘッドホーンHH送り込む。これによ
り、教師の発声する音声情報はヘッドホーンHHから再
生されるので、各受講者には教師の説明を直接聞いてい
るような状況を提供できる。
【0048】また、受講者で質問等があるときには、受
講者は受講者用端末装置3(または3s)を操作し、音
声により質問である旨を通知し、音声入出力装置31の
マイクMICに向かって質問事項を質問する。この質問
の音声情報は、音声入出力装置31から受講者用端末装
置3(または3s)に入力される。この質問者からの音
声情報は、当該受講者用端末装置3に入力された後、音
声処理手段95により、図3(b)に示すように、当該
受講者用端末装置3以外の受講者用端末装置3,3,…
及び教師用端末装置5に送信される。これにより、一人
の受講者が教師に質問している状況を他の受講者が聞い
ている状況を提供することができる。
【0049】以上説明したように上記教育システムで
は、教師が現在授業している状況を、当該授業で必要な
教材の部分を開き、当該授業における音声での説明を聞
き、かつ、質問があるときには教師に質問をするとい
う、極、普通の授業形態を提供できるとともに、受講者
は教室に行く必要がないため負担が少なくなり、かつ、
単なる遠隔授業よりも教育効果が著しく向上する。
【0050】(入室過程の詳細について)次に、受講者
用端末装置3が教育情報提供サーバー9に入室する動作
について図6ないし図13を参照して説明する。ここ
で、図6は上記教育システムにおいて受講者用端末装置
が教育情報提供サーバーに入室する過程における授業情
報の取得の流れを説明するための図である。図7は上記
教育システムにおいて受講者用端末装置が入室過程で授
業情報を取得した後の音声処理について説明するための
図である。図8は上記教育システムにおいて受講者用端
末装置が入室過程で授業情報を取得した後の表示処理に
ついて説明するための図である。
【0051】図9は上記教育システムにおいて受講者用
端末装置が教育情報提供サーバーの特定の授業に入室す
る状態を説明するための図である。図10は、上記教育
システムにおいて受講者用端末装置が教育情報提供サー
バーの特定の授業に入室した後の受講者情報を配信して
いる状況を説明するための図である。図11は上記教育
システムにおいて受講者用端末装置が教育情報提供サー
バーの特定の授業に入室し、受講者用端末装置が教育情
報提供サーバーから必要な教材、その他の情報の提供を
受けている状態を説明するための図である。
【0052】図12は、上記教育システムにおいて受講
者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の授業に入
室し、受講者用端末装置が教育情報提供サーバーからチ
ャット文等の情報の提供を受けている状態を説明するた
めの図である。図13は、上記教育システムにおいて受
講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の授業に
入室し、受講者用端末装置が教育情報提供サーバーから
入室終了通知を受けている状態を説明するための図であ
る。
【0053】(i)授業情報の取得 受講者用端末装置3には、あらかじめ当該教育システム
を実現する受講用アプリケーションプログラムが格納さ
れているものとする。教師用端末装置5も同様に、あら
かじめ当該教育システムを実現する教師用アプリケーシ
ョンプログラムが格納されているものとするとする。こ
の受講者用端末装置3は、個別授業に関する定義データ
を、固定的に保持していないものとする。教育情報提供
サーバー9の当該教育システムを実現する管理用アプリ
ケーションプログラムが格納されている。これらのアプ
リケーションプログラムにより、データ通信による遠隔
教育方法が実現できる。
【00054】受講者用端末装置3の受講用アプリケー
ションプログラムは、個別の授業に関する定義データ
を、固定的に保持していない。また、教育情報提供サー
バー9の内部の管理用アプリケーションプログラムによ
る個別授業管理部は、受講者用端末装置3からの要求が
あるまで、教育情報提供サーバー9の上に実態化してい
ない。受講者が、受講者用端末装置3に、受講者(利用
者)の認証データ(ユーザ名、パスワード)と、授業教
室(授業部屋)の識別ID、及び、教育情報提供サーバ
ー9の個別授業教室(部屋)の識別ID、及び、教育情
報提供サーバー9のプログラムの所在(IP)と、情報
提供機能のインターフェース(ポート番号)を、入力す
ることにより、受講者用端末装置3の授業用アプリケー
ションプログラムが起動する。
【0055】まず、受講者用端末装置3は、授業固有の
接続情報(ポート番号)を教育情報提供サーバー9に要
求する。教育情報提供サーバー9は、授業固有の接続情
報を受講者用端末装置3に返信し、個別授業管理部を教
育情報提供サーバー9に実態化する。この授業固有の接
続情報(ポート番号)は、最初のデータのやりとりのと
きにのみ使用されるのみであり、実際の授業には別のポ
ート番号が指定される。受講者用端末装置3は、教育情
報提供サーバー9から通知のあった授業固有の接続情報
(ポート番号)を使用し、図6に示すように教育情報提
供サーバー9の受付に授業ID及び送信元ユーザIDを
渡す(ステップ101)。
【0056】教育情報提供サーバー9は同様に授業固有
の接続情報(ポート番号)を使用し、図6に示すよう
に、授業情報を受講者用端末装置3に返信する(ステッ
プ102)。ここでいう「授業用情報」とは、授業で使
用する音声ポート番号、授業で使用する情報ポート番
号、授業における受講者の参加権限と表示名、及び、接
続ステータス(エラー情報)などのことをいう。受講者
用端末装置3は、授業情報を受信すると、図7に示すよ
うに、音響処理系統のデバイスを初期化する(ステップ
103)。ついで、受講者用端末装置3は、図8に示す
ように、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフ
ェース)を作成するとともに、ディスプレイに表示させ
る表示記憶領域を作成する(ステップ104)。この表
示記憶領域に記憶される内容は、教育情報提供サーバー
9から入手する。
【0057】また、受講者用端末装置3は、図9に示す
ように、新規参加者ユーザ情報を送信する(ステップ1
05)。これにより、教育情報提供サーバー9の授業管
理機能は、参加者一覧に新規参加者を追加する処理を実
行し、この参加処理が終了すると、教材指示手段92に
今までの教材等の送出指令を出す。教育情報提供サーバ
ー9の教材指示手段92は、新規参加者の受講者用端末
装置3に対して、参加者一覧と現時点までの授業状況に
関する情報を送信し、かつ、最後に入室に係る送信の終
了を通知をする(ステップ106)。次に、教育情報提
供サーバー9は、図10に示すように、新規参加者の受
講者用端末装置3に、参加者一覧(先生のユーザ情報、
現時点の発話者のユーザ情報、出席中一般生徒のユーザ
情報など)を送信する(ステップ107)。また、教育
情報提供サーバー9は、図10に示すように、既に入室
している受講者用端末装置3,3,…に新規参加者(受
講者)のユーザ情報(ユーザ名、参加権限)を送信する
(ステップ108)。
【0058】さらに、教育情報提供サーバー9の履歴処
理手段は、図11に示すように、授業で現在前面に表示
中(アクティブになっている)の画面種別(−1;ホワ
イトボード(黒板)、0;ウエルカム画面、+1以上;
教材ページ番号)と、現在時点までのホワイトボード
(黒板)へ書込まれた線画データの履歴、現在時点まで
の教材ページの1ページ目からnページ目のそれぞれの
線画データ履歴を、受講者用端末装置3に送信する(ス
テップ109)。同様に、教育情報提供サーバー9の履
歴処理手段は、図12に示すように、現時点までのチャ
ット文履歴(件数上限あって、例えば最新の40件文の
投稿文)を、受講者用端末装置3に送信する(ステップ
110)。
【0059】最後に、教育情報提供サーバー9の履歴処
理手段は、図13に示すように、入室処理終了の通知
を、受講者用端末装置3に通知し(ステップ111)、
入室の処理を終了する。このようにして新規参加者(受
講者)は入室の処理を終了する。このように、新規で当
該教育システムに入室した場合、教育情報提供サーバー
9は、教材指示手段92、転送処理手段及び履歴処理手
段を実現し、これらの処理手段により、前もって現在時
点までの教材や授業内容や黒板に記入された文字情報
や、チャット情報を受講者用端末装置3に転送する。こ
の入室の処理が終了した後に、上述の授業で使用する音
声ポート番号及情報ポート番号を使用し、教師による授
業が行われることになる。
【0060】すなわち、教師が授業内容や授業に必要な
文字情報や音声情報を教師用端末装置5に入力すること
により、所定の指令や授業情報が教育情報提供サーバー
9に伝達される。教育情報提供サーバー9の各処理手段
は、その指令を基に各種教材の指定や文字情報の送信処
理、音声情報の送信処理を実行する。教育情報提供サー
バー9から各受講者用端末装置3,3,…に送られてく
る授業情報は、ディスプレイ、ヘッドホーンHHを使用
することにより、受講者に提供される。また、質問等
は、文字や音声より行なうことができる。
【0061】また、教育情報提供サーバー9は、この授
業で新たに必要となった情報や教材がある場合には、既
に受講者用端末装置3に送出している分を除いた、新た
に追加や変更になった分の情報を適当なデータサイズに
して受講者用端末装置3に送信している。このように本
発明の実施の形態では、授業において変更や追加になっ
た毎に、毎回、全情報を伝送する必要がなく、伝送時間
を短縮でき、かつ、受講者用端末装置3でのプログラム
の立ち上がり所用時間を短縮することができる利点があ
る。
【0062】[データ通信による遠隔教育方法]なお、
受講者用端末装置3及び教師用端末装置5が例えばイン
ターネット7の上で上述したデータのやりとりをするこ
とにより、本発明の実施の係るデータ通信による遠隔教
育方法が実現される。したがって、受講者用端末装置3
が教育情報提供サーバー9との間で通信を行なうことに
ついて、例えば教育情報提供サーバー9が国外にあった
としても、受講者用端末装置3がインターネット7との
間で上述した通信を行えば本発明の範囲に入る。また、
教師用端末装置5が教育情報提供サーバー9との間で通
信を行なうことについて、例えば教育情報提供サーバー
9が国外にあってとしても、教師用端末装置5がインタ
ーネット7との間で上述した通信を行えば本発明の範囲
に入る。
【0063】[教育システムプログラムが格納された記
憶媒体]なお、上記本発明の実施の形態に係る教育シス
テム、受講者用端末装置、教育事業者用端末装置、デー
タ通信による遠隔教育方法で説明した動作内容は、各動
作に対応した各プログラムが受講者用端末装置3、教師
用端末装置5、及び教育情報提供サーバー9に格納さ
れ、これらプログラムを使って動作されることになる。
そこで説明した各動作(教育システム、または、データ
通信による遠隔教育方法)のプログラムのうちの少なく
とも一つ以上を組み合わせたプログラムを、記憶媒体に
格納するようにしてもよい。
【0064】ここで、記憶媒体には、例えばフロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光時期ディス
ク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、磁
気テープ、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ
付きRAMメモリカード、フラッシュメモリカートリッ
ジ、不揮発性RAMカードなどを含む。この記憶媒体と
は、何らかの手段により情報(主にデジタルデータ、プ
ログラム)が記録されているものであり、コンピュータ
や専用プロセッサに所定の機能を実現させるものであれ
ばなんでもよい。以下、同様とする。なお、本発明の実
施の形態では、インターネット7で説明したが、これに
限らず、通信回線を使用したものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2記
載の発明では、教育情報提供サーバーが、受講者用端末
装置の接続が最初であることを認識したとときに当該受
講者に教育をするに必要な全ての情報を転送し、次回以
降に受講者用端末装置が接続されたときには前回送信し
た情報に対して変更または追加になっている情報のみを
送信するようにしたので、教育情報提供サーバーから、
その都度、教材データを送信する必要がなくなり、受講
者用端末装置でのプログラムの立ち上がり所要時間を節
約することができる。
【0066】また、請求項3ないし請求項6、ならび
に、請求項9ないし請求項12に記載の発明では、教育
情報提供サーバーが、授業内容毎に構成した一つの部屋
単位毎に教師用端末装置と一または複数の受講者用端末
装置とを接続し、教師用端末装置からの教材提示の指示
により、特定の受講者用端末装置に選択的に教材を提示
し、あるいは、全ての受講者用端末装置に教材を提示
し、教師用端末装置に入力された文字情報を、特定の受
講者用端末装置に選択的に送信し、あるいは、全ての受
講者用端末装置に送信し、受講者用端末装置に入力され
た文字情報を教師用端末装置に送信するとともに、特定
の受講者用端末装置のみに送信し、あるいは、全ての受
講者用端末装置に送信し、発話者の端末装置に入力され
た音声情報を他の発話者以外の端末装置に送信するよう
にしたので、リアルタイムによる授業が可能になり、か
つ、リアルタイムによる音声による講義を聞くことがで
き、しかも、音声による相互コミュニケーションがとれ
るほか、教材の説明文や音声による授業説明で理解でき
ないところがあっても音声にてリアルタイムで理解でき
るまで質問することができ、教育効果と教育効率とを飛
躍的をアップさせることができる。
【0067】請求項7記載の発明では、前記教育情報提
供サーバーの音声処理手段から送られてきた音声データ
を伸張して音声信号してスピーカに与えるとともに、マ
イクロフォンからの音声信号を圧縮して前記教育情報提
供サーバーの音声処理手段に送出するので、リアルタイ
ムで音声データの交換が可能になり、音声によるリアル
タイムによる授業や、必要とする質問等を自由に行なう
ことができる。請求項8記載の発明では、前記教育情報
提供サーバーの音声処理手段から受信した音声データを
伸張して音声信号してスピーカに与えるとともに、マイ
クロフォンからの音声信号を圧縮して前記教育情報提供
サーバーの音声処理手段に送出するので、リアルタイム
に音声データの交換が可能になり、必要とする質問等を
自由に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る教育システムを実現
するコンピュータネットワークを示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る教育システムにおけ
る教育情報提供サーバーの動作の段階を説明するための
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る教育システムにおい
て教育情報提供サーバーが発話者の音声処理について、
受講者用端末装置と教師用端末装置と教育情報提供サー
バーとの関係で説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る教育システムで使用
される音声処理手段の一つの部屋系統の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の形態に係る教育システムで使用される
音声処理手段の二つの部屋系統からなる構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る教育システムにおい
て受講者用端末装置が教育情報提供サーバーに入室する
過程における授業情報の取得の流れを説明するための図
である。
【図7】本発明の実施の形態に係る教育システムにおい
て受講者用端末装置が入室過程で授業情報を取得した後
の音声処理について説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る教育システムにおい
て受講者用端末装置が入室過程で授業情報を取得した後
の表示処理について説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る教育システムにおい
て受講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の授
業に入室する状態を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る教育システムにお
いて受講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の
授業に入室した後の受講者情報を配信している状況を説
明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る教育システムにお
いて受講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の
授業に入室し、受講者用端末装置が教育情報提供サーバ
ーから必要な教材、その他の情報の提供を受けている状
態を説明するための図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る教育システムにお
いて受講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の
授業に入室し、受講者用端末装置が教育情報提供サーバ
ーからチャット文等の情報の提供を受けている状態を説
明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る教育システムにお
いて受講者用端末装置が教育情報提供サーバーの特定の
授業に入室し、受講者用端末装置が教育情報提供サーバ
ーから入室終了通知を受けている状態を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 コンピュータネットワーク 3 受講者用端末装置 5 教師用端末装置 7 インターネット 9 教育情報提供サーバー 11 ウエブサーバー 13 データベースサーバー 31 音声入出力装置(マイクMIC、ヘッドホーンH
H) 33 データ圧縮・伸張手段 35 音声専用ポート 51 音声入出力装置(マイクMIC、ヘッドホーンH
H) 53 データ圧縮・伸張手段 55 音声専用ポート 91 接続処理手段 92 教材指示手段 93 第1の文字処理手段 94 第2の文字処理手段 95 音声処理手段 97,97A 部屋A専用音声ポート 97B 部屋B専用音声ポート 98,98A,98B 書込処理手段 99,99A,99B 送出処理手段 951,952,953、951A,952A,953
A、951B,952B,953B 受信バッファ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受講者用端末装置に情報を送ることがで
    きるとともに同受講者用端末装置からの情報を受信し、
    かつ、教師用端末装置に情報を送ることができるととも
    に教師用端末装置からの情報を受信できる教育情報提供
    サーバーを備え、教育情報提供サーバーには授業内容毎
    に一つの部屋単位に教材等を蓄積するデータベースを有
    する教育システムであって、 前記教育情報提供サーバーは、受講者用端末装置の接続
    が最初であることを認識したとときに当該受講者に教育
    をするのに必要な全ての情報を転送し、次回以降に受講
    者用端末装置が接続されたときには前回送信した情報に
    対して変更または追加になっている情報のみを送信する
    転送処理手段を備えたことを特徴とする教育システム。
  2. 【請求項2】 前記転送処理手段は、受講者用端末装置
    の接続があったときに、既存のデータ履歴のうち既に送
    信済みのデータを除いた直近のデータ履歴を所定データ
    サイズにして当該受講者用端末装置に送る履歴処理手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の教育システ
    ム。
  3. 【請求項3】 受講者用端末装置に文字及び音声の情報
    を送ることができるとともに同受講者用端末装置からの
    文字及び音声の情報を受信でき、かつ、教師用端末装置
    に文字及び音声の情報を送ることができるとともに教師
    用端末装置からの文字及び音声の情報を受信できる教育
    情報提供サーバーを備え、教育情報提供サーバーには授
    業内容毎に一つの部屋単位に教材等を蓄積するデータベ
    ースを有する教育システムであって、 前記教育情報提供サーバーは、 (A)授業内容毎に構成した一つの部屋単位毎に教師用
    端末装置と一または複数の受講者用端末装置とを接続す
    る接続処理手段と、 (B)教師用端末装置からの教材提示の指示により、特
    定の受講者用端末装置に選択的に教材を提示し、あるい
    は、全ての受講者用端末装置に教材を提示する教材指示
    手段と、 (C)教師用端末装置に入力された文字情報を、特定の
    受講者用端末装置に選択的に送信し、あるいは、全ての
    受講者用端末装置に送信する第1の文字処理手段と、 (D)受講者用端末装置に入力された文字情報を教師用
    端末装置に送信するとともに、特定の受講者用端末装置
    のみに送信し、あるいは、全ての受講者用端末装置に送
    信する第2の文字処理手段と、 (E)発話者の端末装置に入力された音声情報を他の発
    話者以外の端末装置に送信する音声処理手段と、を備え
    たことを特徴とする教育システム。
  4. 【請求項4】 前記教材指示手段は、受講者用端末装置
    の接続が最初であることを認識したときに当該受講者に
    教育をするのに必要な全ての情報を転送し、次回以降に
    受講者用端末装置が接続されたときには前回送信した情
    報に対して変更または追加になっている情報のみを送信
    する転送処理手段を備えたことを特徴とする請求項3記
    載の教育システム
  5. 【請求項5】 前記転送処理手段は、受講者の端末装置
    が接続されてデータ履歴を送信するときに、既存のデー
    タ履歴のうち、既送信済みのデータを除いた直近のデー
    タ履歴を所定データサイズにして当該受講者用端末装置
    に送る履歴処理手段を備えたことを特徴とする請求項4
    記載の教育システム。
  6. 【請求項6】 前記音声処理手段は、授業内容毎の一つ
    の部屋単位に応じて受講者用端末装置毎に受信バッファ
    を設け、かつ、 当該部屋単位で、発話している端末装置からの音声デー
    タを取込み、前記発話者以外の前記受信バッファに書き
    込む書込処理手段と、 前記発話者以外の端末装置毎に設けられた各受信バッフ
    ァから音声データを取り出し、当該発話者以外の端末装
    置に送出する送出処理手段と、を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の教育システム。
  7. 【請求項7】 前記教育情報提供サーバーの音声処理手
    段から送られてきた音声データを伸張して音声信号して
    スピーカに与えるとともに、マイクロフォンからの音声
    信号を圧縮して前記教育情報提供サーバーの音声処理手
    段に送出するデータ圧縮・伸張手段を備えたことを特徴
    とする受講者用端末装置。
  8. 【請求項8】 前記教育情報提供サーバーの音声処理手
    段から受信した音声データを伸張して音声信号してスピ
    ーカに与えるとともに、マイクロフォンからの音声信号
    を圧縮して前記教育情報提供サーバーの音声処理手段に
    送出するデータ圧縮・伸張手段を備えたことを特徴とす
    る教師用端末装置。
  9. 【請求項9】 受講者用端末装置に文字及び音声の情報
    を送り同受講者用端末装置からの文字及び音声の情報を
    受信できるステップと、教師用端末装置に文字及び音声
    の情報を送り教師用端末装置からの文字及び音声の情報
    を受信できるステップと、授業内容毎に一つの部屋単位
    に教材等を蓄積するデータベースから必要な教材等を受
    講者用端末装置に送出できるステップとを備えたデータ
    通信による遠隔教育方法であって、 (A)授業内容毎に構成した一つの部屋単位毎に教師用
    端末装置と一または複数の受講者用端末装置とを接続す
    る接続処理ステップと、 (B)教師用端末装置からの教材提示の指示の入力があ
    ると、当該提示指示に応じて特定の受講者用端末装置に
    選択的に教材を提示し、あるいは、全ての受講者用端末
    装置に教材を提示する教材指示ステップと、 (C)教師用端末装置から送られてくる文字情報を、特
    定の受講者用端末装置に選択的に送信し、あるいは、全
    ての受講者用端末装置に送信する第1の文字処理ステッ
    プと、 (D)受講者用端末装置から送られてくる文字情報を教
    師用端末装置に送信するとともに、特定の受講者用端末
    装置のみに送信し、あるいは、全ての受講者用端末装置
    に送信する第2の文字処理ステップと、 (E)発話者の端末装置に入力された音声情報を他の発
    話者以外の端末装置に送信する音声処理ステップと、を
    備えたことを特徴とするデータ通信による遠隔教育方
    法。
  10. 【請求項10】 前記教材指示ステップは、受講者用端
    末装置の接続が最初であることを認識したとときに当該
    受講者に教育をするのに必要な全ての情報を転送し、次
    回以降に受講者用端末装置が接続されたときには前回送
    信した情報に対して変更または追加になっている情報の
    みを送信する転送処理ステップを備えたことを特徴とす
    る請求項9記載のデータ通信による遠隔教育方法。
  11. 【請求項11】 前記転送処理ステップは、受講者の端
    末装置が接続されてデータ履歴を送信するときに、既存
    のデータ履歴のうち、既送信済みのデータを除いた直近
    のデータ履歴を所定データサイズにして当該受講者用端
    末装置に送ることを特徴とする請求項10記載のデータ
    通信による遠隔教育方法。
  12. 【請求項12】 受講者用端末装置に文字及び音声の情
    報を送り同受講者用端末装置からの文字及び音声の情報
    を受信できる機能と、教師用端末装置に文字及び音声の
    情報を送り教師用端末装置からの文字及び音声の情報を
    受信できる機能と、授業内容毎に一つの部屋単位に教材
    等を蓄積するデータベースから必要な教材等を受講者用
    端末装置に送出できる機能とを備えた教育システムプロ
    グラムであって、 (A)授業内容毎に構成した一つの部屋単位毎に教師用
    端末装置と一または複数の受講者用端末装置とを接続す
    る接続処理機能と、 (B)教師用端末装置からの教材提示の指示の入力があ
    ると、当該提示指示に応じて特定の受講者用端末装置に
    選択的に教材を提示し、あるいは、全ての受講者用端末
    装置に教材を提示する教材指示機能と、 (C)教師用端末装置から送られてくる文字情報を、特
    定の受講者用端末装置に選択的に送信し、あるいは、全
    ての受講者用端末装置に送信する第1の文字処理機能
    と、 (D)受講者用端末装置から送られてくる文字情報を教
    師用端末装置に送信するとともに、特定の受講者用端末
    装置のみに送信し、あるいは、全ての受講者用端末装置
    に送信する第2の文字処理機能と、 (E)発話者の端末装置に入力された音声情報を他の発
    話者以外の端末装置に送信する音声処理機能とをコンピ
    ュータに実現させるためにコンピュータ読み取り可能な
    教育システムプログラムが格納された記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102819968A (zh) * 2011-06-10 2012-12-12 株式会社东芝 教育系统
JP2013210739A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 作業者力量管理システム
CN107045814A (zh) * 2017-01-21 2017-08-15 深圳科达智慧科技有限公司 数位学习系统及方法
CN110443731A (zh) * 2019-07-15 2019-11-12 西安文理学院 一种学前教育远程教研系统

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