JP2002243626A - エアフィルタのリーク検査方法 - Google Patents

エアフィルタのリーク検査方法

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JP2002243626A JP2001041027A JP2001041027A JP2002243626A JP 2002243626 A JP2002243626 A JP 2002243626A JP 2001041027 A JP2001041027 A JP 2001041027A JP 2001041027 A JP2001041027 A JP 2001041027A JP 2002243626 A JP2002243626 A JP 2002243626A
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2550/00Monitoring or diagnosing the deterioration of exhaust systems
    • F01N2550/04Filtering activity of particulate filters

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常部からの透過粒子のカウントがリーク部
からの漏れ粒子のカウントと誤認される確率を一定の信
頼度にて小さくすることができ、誤判定によるリーク検
査時間の増加を最小にできる、エアフィルタのリーク検
査方法を提供する。 【解決手段】 ISO規格案のエアフィルタリーク検査に
おいて、リーク検査所要時間Ttを直接計算し、その最小
化を実現する許容観測値Kaを求める第1の統計的手法
と、フィルタ正常部からのカウント値と、リークからの
カウント値に十分な差を設けるよう諸元を調整する第2
の統計的手法を示す。またスキャン測定で決着が着かな
かった場合に行う静止再測定の所要時間を最小とする逐
次検定法を二通り示す。更に、スキャン試験で決着が着
かなかった疑惑位置にプローブを正確に戻す方法を示
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製薬工場の無菌製
剤製造室や半導体工場などで使われているクリーンルー
ムに取り付けられている超高性能エアフィルタ(HEP
Aフィルタ)の漏れを検査するリーク検査方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ISO CD14644-3(1998), 米国の規格IEST
-RP-CC006.2では、高性能エアーフィルタのリーク検査
において、リークカウントの期待値より許容観測値を統
計的に決めて、リーク判定を行う方法が示されている。
【0003】また、特公平3-50210号公報では、粒子検
出器(フォトメータ)の吸引プローブをモータにてX−
Y方向に駆動させ、リークを検出するとその位置でプロ
ーブを停止させたり、画面上にリーク位置を表示させた
りする方法が示されている。
【0004】しかしながら、ISO、IESTのリーク検査方
法では次のような課題がある。
【0005】(1)試験時間を最短にするには、許容観
測値Kaを小さな値に設定するのがよい。しかし一方で
は、リークのない正常部のカウント期待値と、リーク部
の観測値との両者のカウント値が近い場合、許容観測値
Kaを大きな値に設定していないので正常なのかリーク
なのか判定が困難になり、その判定のため再測定時間が
長くなってしまう。このことを考慮したKaの最適値の
決め方が示されていない。
【0006】(2)合格と判定がつかない部分の合否判
定方法が、プローブを静止させて3回測定を行い1回でも
期待値を越えたら不合格と判定するという方法を採用し
ており、統計的な信頼性が低く、リークを合格と判定し
てしまう可能性がある。
【0007】また、特公平3-50210号公報では、プロー
ブを動かしながらリーク位置を検出しているため次のよ
うな課題がある。
【0008】次の理由によって、リークしている個所の
位置を正確に特定できないため、後でリークを補修する
際に再度、手でプローブを走査してリーク位置を見つけ
ねばならず作業性に劣る。
【0009】(i)プローブよりサンプリングされた粒子
が、検出器に検出されるまでのタイムラグを考慮してお
らず、実際のプローブ停止位置とリーク位置は異なる。
また、サンプリングチューブの内径のバラツキや粒子検
出器の吸引流量のバラツキによっても、検出位置に誤差
が生じてしまう。
【0010】(ii)プローブ上端とフィルタ面との間隔は
数cmほど離れているため、その間の微小な渦などの影響
により、漏れた粒子の流れ筋が脈動してしまい、判定基
準近傍の小さな漏れの位置を正確に検出することが難し
い。
【0011】(iii)粒子検出器からのデータをRS232Cな
どデジタル信号にてコンピュタが受けて合否判定する場
合、信号出力はリアルタイムではなく1秒間隔など間欠
出力となるため、リーク位置を正確に特定できない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、正常部からの透過粒子のカウントがリーク部か
らの漏れ粒子のカウントと誤認される確率を一定の信頼
度にて小さくすることができ、誤判定によるリーク検査
時間の増加を最小にできる、エアフィルタのリーク検査
方法を提供することにある。(請求項1及び2) 本発明の他の目的は、走査テストにて合格と判定できな
かった部分の合否判定を、一定の統計的な信頼性のもと
に最短時間で行うことが可能となる、エアフィルタのリ
ーク検査方法を提供することにある。(請求項3及び
4) 本発明のさらに他の目的は、エアフィルタのリークの位
置を正確に特定するエアフィルタのリーク検査方法を提
供することにある。(請求項5)
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、正常
部からのカウントによる誤判定の確率と速度Sとの兼ね
合いによって決まる検査所要時間Ttを、Kaをパラメ
ータとして計算することにより、検査所要時間Ttを最
短に、及び/またはフィルタ上流の粒子濃度を下げフィ
ルタの目詰まりを最小にするリーク検査方法に関する。
【0014】請求項1に記載のリーク検査方法は、エア
フィルタの上流側に、濃度Cの粒子を供給し、エアフィ
ルタの下流面に沿って、パーテイクルカウンタの吸引プ
ローブを速度Sにて走査させ、粒子の漏れ(リーク)を
検出する、ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−
Y方向に一定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ
率をP、吸引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度
Sは次式で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイク
ルカウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sで
ある。) 許容観測値Kaの値を次のように決める、母集団の区間
推定に関する統計原理を用いて、Kaより、信頼区間の
上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCLは、最大許容リ
ークのカウント期待値Nとする)、上式(1)よりSを
求め、このSにてプローブを走査してKaを越えるカウ
ントがなければ合格と判定しながらリーク検査を行うエ
アフィルタのリーク検査方法であって、以下の工程を包
含するエアフィルタのリーク検査方法: (ア)リークのない正常部の透過率Fを求める工程、
(イ)パラメータKaを0から順に1ずつ増やし、フィル
タ1台あたりのリーク検査所要時間Ttを計算し、Ttが
増加に転じた一つ手前のKaを採用する工程、(ウ)こ
のKaの値から前述の方法でNを求め、式(1)を満足
するように、S及び/又はCの値を調整する工程、
(エ)これらのS及び/又はCにてリーク検査を行う工
程。
【0015】以上より、正常部からの透過粒子のカウン
トがリーク部からの漏れ粒子のカウントと誤認される確
率を一定の信頼度にて小さくすることができ、誤判定に
よるリーク検査時間の増加を最小にできる。
【0016】請求項2に記載の発明は、正常部からのカ
ウントとリークからのカウントの差を十分確保すること
により、誤判定の頻度を必要十分なだけ減らし、統計的
に試験時間を最短に及び/またはフィルタ上流の粒子濃
度を下げフィルタの目詰まりを最小にする他のリーク検
査方法に関する。
【0017】請求項2の方法は、上記請求項1におい
て、式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査
してKaを越えるカウントがなければ合格と判定しなが
らリーク検査を行う工程の後に、以下の工程を包含す
る: (ア)リークのない正常部の透過率Fを求める工程、
(イ)Fより、リークのない正常部のカウント期待値M
を求める工程、(なお、透過率より先にカウント値が求
まるので、例えば、1分測定してQ個であれば、M=Q
×T/60と直接に求まるので、この(ア)工程はなく
てもよい。) (ウ)一定の信頼度にてKaの出現する確率が一定値以
下である母集団の期待値Lを統計的に求める工程、
(エ)MとLの大小を比較し、MがLよりも小さい場合
には、そのままリーク検査を行い、MがLよりも大きい
場合、MがLよりも小さくなるまでNの値を大きくする
工程、(オ)このNの値が式(1)を満足するように、
S及び/又はCの値を調整する工程、(カ)これらの新
しいS及び/又はCにてリーク検査を行う工程。
【0018】請求項2の発明により、正常部からの透過
粒子のカウントがリーク部からの漏れ粒子のカウントと
誤認される確率を一定の信頼度にて小さくすることがで
き、誤判定によるリーク検査時間の増加を最小にできる
スキャン速度及び/又はフィルタ上流側濃度を設定する
ことが可能となる。
【0019】請求項3の発明は、リーク検査を行った結
果、合格と判定されなかった部分の合否判定を統計的手
法にて最短時間で行う方法に関する。
【0020】請求項3の方法は、上記請求項1におい
て、式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査
してKaを越えるカウントがなければ合格と判定しなが
らリーク検査を行う工程の後に、静止再測定時の定周期
逐次検定法として以下の工程を包含する: (ア)プローブを合格と判定されなかった場所に停止さ
せる工程、(イ)静止位置で一定時間(Ts秒)測定し
た場合の最大許容リークカウント期待値Aを次式(2)
にて求める工程(ただし、符号の定義は式(1)と同じ
である。) A=F×C×P×Ts …式(2) (ウ)静止位置でのTs秒間のカウント測定を行い、得
られた実測カウント値をBとし、集団の区間推定に関す
る統計原理を用いて、Bより、信頼区間の上限限界(UCL
b)と下限限界(LCLb)を求め、A≧UCLbであれば、その
場所は合格と判定し、A≦LCLbであれば、その場所は不
合格と判定し、UCLb>A>LCLbであれば、Ts秒を更に延
長し、合格か不合格か判定できるまで繰り返し同様な判
定を継続する工程、(エ)設定時間を過ぎても合否いず
れにも判定が出来ない場合には、安全をみて不合格と判
定する工程。
【0021】請求項3の発明により、走査テストにて合
格と判定できなかった部分の合否判定を、一定の統計的
な信頼性のもとに最短時間で行うことが可能となる。
【0022】請求項4に記載の発明は、リーク検査を行
った結果、合格と判定されなかった部分の静止再測定を
時間間隔法を用いた逐次検定法を用いて最短時間で行う
他の方法に関する。
【0023】請求項4の方法は、上記請求項1におい
て、式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査
してKaを越えるカウントがなければ合格と判定しなが
らリーク検査を行う工程の後に、以下の工程を包含す
る: (ア)プローブを合格と判定されなかった場所に停止さ
せる工程、(イ)静止位置にて、観測カウント値がB
(初期値0以上)となるまでの時間(Tb)を測定する
工程、(ウ)判定基準時間Tjを次式にて求める工程、 Tj=UCLb/(C×P×F) …式(3) (エ)Tb≧Tjであれば、その部分は合格と判定する
工程、(オ)静止位置にて、観測カウント値がC(初期
値4以上)となるまでの時間(Tc)を測定する工程、
(カ)判定基準時間Tkを次式にて求める工程、 Tk=LCLc/(C×P×F) … 式(4) (キ)Tc≦Tkであれば、その部分は不合格と判定する
工程、(ク)上の操作にて合否判定ができなかった場
合、B及びCのカウント値を1増やして再度TbまたはTc
を測定し合否判定を行う工程、(ケ) 判定できるま
で、これを継続する工程、(コ)設定時間を過ぎても合
否いずれにも判定が出来ない場合には、安全をみて不合
格と判定する工程。
【0024】請求項4の発明により、走査テストにて合
格と判定できなかった部分の合否判定を、一定の統計的
な信頼性のもとに最短時間で行うことが可能となる。
【0025】請求項5の方法は、走査テストにて合格と
判定されなかった部分の位置を、正確に特定する方法に
関する。
【0026】請求項5の方法は、上記請求項1におい
て、式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査
してKaを越えるカウントがなければ合格と判定しなが
らリーク検査を行う工程の後に、以下の工程を包含す
る: (ア)走査中に合格と判定されなかった部分を検出した
際のX−Y座標位置を、制御装置のメモリに記録する工
程、(イ)走査プローブを、メモリした座標位置より、
吸引チューブのタイムラグ時間分プラス数プローブ幅
分、戻した位置に停止させる工程、(ウ)その位置にて
請求項3または請求項4の方法で合否判定を行う工程、
(エ)次に1プローブ幅分だけプローブを移動させ、そ
の位置でプローブを停止させ、再度上記方法で合否判定
を行う工程、(オ)これを繰り返しながらプローブの位
置をメモリした座標位置より数プローブ幅分前方まで順
次前進させる工程。
【0027】請求項5の発明により、走査テストにて合
格と判定されなかった部分の位置を正確に特定すること
が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の方法で使用するクリーン
ルーム用エアフィルタのリーク検査装置1を図1に示
す。
【0029】このリーク検査装置1は、エアフィルタ1
0が内部に配設され下方が開口するフィルタ収納ケース
11の吹き出し口に着脱可能に取り付けられるものであ
る。フィルタ収納ケース11は、通常、クリーンルーム
等の天井裏に配設され、天井裏から送気用ファンまたは
ブースを通してフィルタ10に空気が送られ、清浄空気
が吹き出し口より室内へ供給される。
【0030】リーク検査装置1は、X−Y方向へ走査可
能なプローブ18を有する自動走査機19と、フィルタ
10の上流側の気体をチューブを介してサンプリング
し、該気体内の粒子数を測定するカウンタ21と、自動
走査機19に連結されフィルタ10の下流側の気体をチ
ューブを介してサンプリングし、該気体内の粒子数を測
定するカウンタ22と、プローブ18の走査を制御する
パソコン等の制御装置23と、を備えている。
【0031】自動走査機19は、四角枠状の枠体25
と、該枠体25の対向する2辺に沿って移動可能なフレ
ーム26と、該フレーム26に取り付けられフレーム2
6上を往復移動可能なプローブ18と、を有している。
通常、この枠体25はフィルタ10よりやや大きいサイ
ズに設定され、フィルタ10下面全面にプローブ18を
走査できるようになっている。
【0032】自動走査機19をフィルタ下面に取り付け
た後、フィルタ10下流側の気体に含まれる粒子数がカ
ウンタ22および制御装置23を用いて計測される。
【0033】次に、上記のリーク検査装置を用いたリー
ク検査方法の一例を説明する。
【0034】具体的に説明すると次の通りである。
【0035】リーク検査におけるプローブの走査速度S
はISO案によれば、次式で求められる。
【0036】S=F×C×P×D/N …式(1) ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大許
容リークのT秒間のカウント期待値とする。Fはパーテ
イクルカウンタの単位時間あたりの吸引流量とする。T
=D/Sである。尚、速度Sの上限は8cm/sと規定されて
いる。
【0037】ISOでは、期待値Nと許容観測値Kaについ
て、下のような表が与えられている。スキャン速度を決めよ
うとする場合、まず、F,P,およびDを決定し、Cを測定す
る。
【0038】
【表1】 (ここではISO案に記載の統計表を引用しているが、こ
れに限定されるものではなく、ポアソン分布に基づく信
頼区間表などを用いてもよい) 次に許容観測値Kaの値を決め(通常は、0か1)それ
に対応する期待値Nを表より決定する。以上より、Sを
決定することができる。
【0039】Nの値は、次のようにしても決めることが
できる。観測値Kがホ゜アソン分布であると仮定すると、統
計の公式により、UCL=0.5χ2[0.5ε;2(K+1)]となる。
ただし、χ2[0.5ε;2(K+1)]は、自由度2(K+1)で下側確
率0.5εに対するカイ2乗分布のハ゜ーセント点である。また、同
様にLCL=0.5χ2[1-0.5ε;2K]となる。ただし、χ2[1-
0.5ε;2K]は自由度2Kで上側確率1−0.5εに対するカイ
2乗分布のハ゜ーセント点である。有意水準εの値は小さいほ
どリークを見落とす確率は下がるが、それにより期待値
が大きくなるためスキャン速度が遅くなってしまう。通常は
ε=0.05に設定する。UCL=Nとすると、許容観測値Ka
に対するNの値を決定できる。また、決定したNに対し、
不合格観測値をRとすると、 N=LCL=0.5χ2[1-0.5ε;
2R]を満足するRを求めることにより、Rも決定できる。
【0040】リーク検査においては、リークのない正常
部からも粒子が透過してくる。この正常部からの透過率
をFとする。Fが、リーク部の許容漏れ率Pに近い場合、
すなわち、P/Fが1に近い場合、正常部から透過してき
た粒子をリークの漏れと誤判定してしまう可能性が高く
なる。この確率は次のように評価できる。T秒間の最大
許容リークのカウント期待値Nより、正常部の計数期待
値Nsは次式で求められる。Ns=N×F/P。正常部からの
カウント観測値がリーク部の許容観測値Kaを越える確
率Gは、ホ゜アソン分布の公式より、次式で求められる。
【0041】
【数1】 よって、フィルタ1台あたりのリーク検査所要時間Ttは
次式の方程式を解くことにより求められる。
【0042】 Tt[min.]=(単純スキャン所要時間)+(リーク誤判定による再測定によるロス時 間)=(全スキャン距離)[cm]/(S[cm/s]×60[s/min])+(G[-]×60[s/min]/T[s] )×Tt[min]×Te[s]/60[s/min] …式(6) ただし、S:スキャン速度、T:判定時間=プローブ幅/スキャン
速度、Te:再測定時間、全スキャン距離を840cm(66cm×66c
mのエリアを57mm幅のプローブにて1mmずつ重ねてスキャン)、
Ka=1の時にS=5cm/s、プローブ幅を1cm、Te=1secと
し、P/Fと所要時間Ttの関係をKaをハ゜ラメータとしてク゛ラフ
化すると図2の結果となる。
【0043】図2から、P/Fが20以上の場合(エアフ
ィルタの場合、通常10〜20)はKa=1とすればよいこ
とがわかる。また、20以下の場合にはKaをさらに大き
くする必要のあることが分かる。Kaをパラメータとし
て式(6)から検査所要時間Ttを計算し、最短のTtを
実現するKaを見い出すのが請求項1の方法である。
【0044】次に、請求項2の方法について述べる。
【0045】実際のリーク検査においては、以上のよう
な計算をいちいち行うのは大変なので、次のような簡易
方法で適切なKaを選定することができる。正常部のカ
ウントを実測するか、または、フィルタ単体の効率検査
結果より、正常部の透過率を求め(必ずしも必要ではな
いが)、リーク検査試験条件下での正常部のカウント期
待値Mをまず求める。
【0046】一方、Kaより最大許容リークのカウント
期待値N=UCL=0.5χ2[0.5ε;2(K+1)]を決める。また、
正常部からのカウント期待値をLCL=0.5χ2[1-0.5ε;2
Ka]=Lとする。Lの式での有意水準εの値は、安全を
見て0.01程度に設定する。MがLよりも小さければ、正常
部のカウント観測値がリーク許容観測値Kaを越える確
率は非常に低いと言えるので、そのままリーク検査を行
うことが可能である。一方、MがLよりも大きければ、正
常部のカウント観測値がリーク許容観測値Kaを越える
ことが頻発し、再測定によりテスト時間が増大する可能
性が高い。これを模式的に示したのが図4である。この
ような場合、Nの値を大きくしてKaの値を大きくすれ
ばLの値を大きくすることができる。(ただし、スキャン速
度Sは小さくなる。しかし、図2で検討したように、P
/Fが100以下の場合には、トータルの所要時間は短くな
る場合がある。)一方、Mは一定なので、M<Lの条件にす
ることができる。
【0047】以上の方法により、統計的に一定な有意水
準のもとで、最短時間でスキャンテストを行うことが可能と
なる。スキャンテストの結果、合格とも不合格とも判定でき
ない「疑惑部分」、すなわち、許容観測値Kaを越える
が不合格観測値Rを越えない個所が検出されることにな
る。このような疑惑部分の最短時間での一定の有意水準
に基づく判定方法を考案したので次に説明する。
【0048】まず、プローブを疑惑部分に正確に停止さ
せる必要がある。そのため、請求項5で述べたように、
疑惑の検出された瞬間にプローブを停止させ、その位置
から吸引チューブのタイムラグ時間分フ゜ラス数プローブ幅
分、プローブを逆戻りさせる。その位置にプローブを停
止させ、請求項3および請求項4で述べる判定を行う。
次に、プローブを1プローブ幅分だけ前進させ、再び判
定を行う。これを繰り返しながらプローブの位置を順次
前進させることにより、疑惑部分の正確な位置にて判定
を行うことができる。
【0049】疑惑点を静止位置で一定時間(Ts)測定
した場合のカウント期待値Aは次式で求められる。
【0050】 A=(フィルタ上流濃度)×(粒子検出器の吸引量)×(許容リーク率)×(測 定時間)=C×F×P×Ts …式(7) 実際に静止位置で測定して得られた観測カウント値をB
とする。前述と同様に、BのUCLとLCLを求める。AがUCL
よりも大きければ、観測値Bの母集団の平均値はAを越え
る確率は有意水準εにて「ない」と言えるので、合格と
判定する。逆に、AがLCLよりも小さければ、観測値Bの
母集団の平均値はAを越える確率が有意水準εにて「あ
る」と言えるので、不合格と判定する。Aが、再度UCLと
LCLの間の値であった場合には、測定時間Tsを延長し、
累積観測カウント値にて合格か不合格か判定できるまで
繰り返し同様な判定を行えばよい。ただし、いつまでも
判定を続ける訳にはいかないので、一定時間が経過して
もなお、合否判定の結論が出ない場合には、安全を見
て、その部分は不合格と判定する。以上により、一定の
有意水準のもとで、疑惑点のリークの合否判定を最短時
間で行うことができる。
【0051】疑惑点についての他の判定法について述べ
る。上式(7)を変形すると Ts=A/(C × F × P) …式(8) 観測値BとBをホ゜アソン分布と仮定し、χ2乗分布より求めた
合格、および不合格計数期待値Aとの関係を下表に示
す。
【0052】
【表2】 よって、式(8)と上表より、次のような判定を行うこ
とができる。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】 上のいずれかの条件に入るまで、測定を継続する。ただ
し、いつまでも判定を続ける訳にはいかないので、一定
時間が経過してもなお、合否判定の結論が出ない場合に
は、安全を見て、その部分は不合格と判定する。以上に
より、一定の有意水準のもとで、疑惑点のリークの合否
判定を最短時間で行うことができる。
【0055】
【実施例】
【0056】
【実施例】製薬会社の動物実験施設のクリーンルームに
て上記装置を用いてエアフィルタのリーク検査を実施し
た。
【0057】試験条件は以下の通りである。
【0058】
【表5】 リーク試験の結果(16台のHEPAフィルタについて
テスト実施)は以下の通りである。
【0059】
【表6】 リーク検査(スキャン時のコンピュータ表示例)を図3
に示す。
【0060】図3において、HEPAフィルタ面を小区
画に分け、各区画の観測カウント値を表示した。合格域
は白地で、疑惑域は灰色で、リーク域はハッチングで区
分けされている。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を有する。
【0062】正常部からの透過粒子のカウントがリーク
部からの漏れ粒子のカウントと誤認される確率を一定の
信頼度にて小さくすることができ、誤判定によるリーク
検査時間の増加を最小にできるスキャン速度及び/又はフィ
ルタ上流側濃度を設定することが可能となる 走査テストにて合格と判定されなかった部分の位置を、
正確に特定することができ、さらに、その部分の合否判
定を、一定の統計的な信頼性のもとに最短時間で行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リーク検査装置の概略図である。
【図2】許容リーク率と正常部の透過率比によるリーク
テスト所要時間の変化を示すグラフである。
【図3】リーク試験(スキャン時のコンピュータ表示
例)を示す図である。
【図4】フィルタ正常部からのカウントと、リークから
のカウントの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 リーク検査装置 10 エアフィルタ 11 フィルタ収納ケース 18 プローブ 19 自動走査機 21 パーティクルカウンタ 22 パーティクルカウンタ 23 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 浩志 大阪府大阪市浪速区桜川4丁目4番26号 Fターム(参考) 4D058 MA51 UA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアフィルタの上流側に、濃度Cの粒子
    を供給し、エアフィルタの下流面に沿って、パーテイク
    ルカウンタの吸引プローブを速度Sにて走査させ、粒子
    の漏れ(リーク)を検出する、 ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−Y方向に一
    定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ率をP、吸
    引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度Sは次式
    で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
    許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイク
    ルカウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sで
    ある。)許容観測値Kaの値を次のように決める、 母集団の区間推定に関する統計原理を用いて、Kaよ
    り、信頼区間の上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCL
    は、最大許容リークのカウント期待値Nとする)、 上式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査し
    てKaを越えるカウントがなければ合格と判定しながら
    リーク検査を行うエアフィルタのリーク検査方法であっ
    て、 以下の工程を包含するエアフィルタのリーク検査方法: (ア)リークのない正常部の透過率Fを求める工程、
    (イ)パラメータKaを0から順に1ずつ増やし、フィル
    タ1台あたりのリーク検査所要時間Ttを計算し、Ttが
    増加に転じた一つ手前のKaを採用する工程、(ウ)こ
    のKaの値から前述の方法でNを求め、式(1)を満足
    するように、S及び/又はCの値を調整する工程、
    (エ)これらのS及び/又はCにてリーク検査を行う工
    程。
  2. 【請求項2】 エアフィルタの上流側に、濃度Cの粒子
    を供給し、エアフィルタの下流面に沿って、パーテイク
    ルカウンタの吸引プローブを速度Sにて走査させ、粒子
    の漏れ(リーク)を検出する、 ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−Y方向に一
    定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ率をP、吸
    引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度Sは次式
    で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
    許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイクル
    カウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sであ
    り、Nはカウント期待値である。) 許容観測値Kaの値を次のように決める、 母集団の区間推定に関する統計原理を用いて、Kaよ
    り、信頼区間の上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCL
    は、最大許容リークのカウント期待値Nとする)、 上式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査し
    てKaを越えるカウントがなければ合格と判定しながら
    リーク検査を行うエアフィルタのリーク検査方法であっ
    て: 以下の工程を包含するエアフィルタのリーク検査方法: (ア)リークのない正常部の透過率Fを求める工程、
    (イ)Fより、リークのない正常部のカウント期待値M
    を求める工程、(ウ)一定の信頼度にてKaの出現する
    確率が一定値以下である母集団の期待値Lを統計的に求
    める工程、(エ)MとLの大小を比較し、MがLよりも
    小さい場合には、そのままリーク検査を行い、MがLよ
    りも大きい場合、MがLよりも小さくなるまでNの値を
    大きくする工程、(オ)このNの値が式(1)を満足す
    るように、S及び/又はCの値を調整する工程、(カ)
    これらの新しいS及び/又はCにてリーク検査を行う工
    程。
  3. 【請求項3】 エアフィルタの上流側に、濃度Cの粒子
    を供給し、エアフィルタの下流面に沿って、パーテイク
    ルカウンタの吸引プローブを速度Sにて走査させ、粒子
    の漏れ(リーク)を検出する、 ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−Y方向に一
    定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ率をP、吸
    引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度Sは次式
    で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
    許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイク
    ルカウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sで
    あり、Nはカウント期待値である。) 許容観測値Kaの値を次のように決める、 母集団の区間推定に関する統計原理を用いて、Kaよ
    り、信頼区間の上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCL
    は、最大許容リークのカウント期待値Nとする)、 上式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査し
    てKaを越えるカウントがなければ合格と判定しながら
    リーク検査を行うエアフィルタのリーク検査方法であっ
    て: 以下の工程を包含するエアフィルタのリーク検査方法: (ア)プローブを合格と判定されなかった場所に停止さ
    せる工程、(イ)静止位置で一定時間(Ts秒)測定し
    た場合の最大許容リークカウント期待値Aを次式(2)
    にて求める工程(ただし、符号の定義は式(1)と同じ
    である。) A=F×C×P×Ts …式(2) (ウ)静止位置でのTs秒間のカウント測定を行い、得
    られた実測カウント値をBとし、集団の区間推定に関す
    る統計原理を用いて、Bより、信頼区間の上限限界(UCL
    b)と下限限界(LCLb)を求め、 A≧UCLbであれば、その場所は合格と判定し、A≦LCLb
    あれば、その場所は不合格と判定し、UCLb>A>LCLb
    あれば、Ts秒を更に延長し、合格か不合格か判定でき
    るまで繰り返し同様な判定を継続する工程、(エ)設定
    時間を過ぎても合否いずれにも判定が出来ない場合に
    は、安全をみて不合格と判定する工程。
  4. 【請求項4】 エアフィルタの上流側に、濃度Cの粒子
    を供給し、エアフィルタの下流面に沿って、パーテイク
    ルカウンタの吸引プローブを速度Sにて走査させ、粒子
    の漏れ(リーク)を検出する、 ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−Y方向に一
    定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ率をP、吸
    引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度Sは次式
    で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
    許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイク
    ルカウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sで
    あり、Nはカウント期待値である。) 許容観測値Kaの値を次のように決める、 母集団の区間推定に関する統計原理を用いて、Kaよ
    り、信頼区間の上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCL
    は、最大許容リークのカウント期待値Nとする)、 上式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査し
    てKaを越えるカウントがなければ合格と判定しながら
    リーク検査を行うエアフィルタのリーク検査方法であっ
    て: 以下の工程を包含するエアフィルタのリーク検査方法: (ア)プローブを合格と判定されなかった場所に停止さ
    せる工程、(イ)静止位置にて、観測カウント値がB
    (初期値0以上)となるまでの時間(Tb)を測定する
    工程、(ウ)判定基準時間Tjを次式にて求める工程、 Tj=UCLb/(C×P×F) …式(3) (エ)Tb≧Tjであれば、その部分は合格と判定する
    工程、(オ)静止位置にて、観測カウント値がC(初期
    値4以上)となるまでの時間(Tc)を測定する工程、
    (カ)判定基準時間Tkを次式にて求める工程、 Tk=LCLc/(C×P×F) … 式(4) (キ)Tc≦Tkであれば、その部分は不合格と判定する
    工程、(ク)上の操作にて合否判定ができなかった場
    合、B及びCのカウント値を1増やして再度TbまたはTc
    を測定し合否判定を行う工程、(ケ) 判定できるま
    で、これを継続する工程、(コ)設定時間を過ぎても合
    否いずれにも判定が出来ない場合には、安全をみて不合
    格と判定する工程。
  5. 【請求項5】 エアフィルタの上流側に、濃度Cの粒子
    を供給し、エアフィルタの下流面に沿って、パーテイク
    ルカウンタの吸引プローブを速度Sにて走査させ、粒子
    の漏れ(リーク)を検出する、 ここで該吸引プローブは駆動機構によりX−Y方向に一
    定速度で動作され、またリーク部の許容漏れ率をP、吸
    引プローブの走査方向の幅をDとすると、速度Sは次式
    で表される、 S=F×C×P×D/N …式(1) (ただし、式中、Nはパーテイクルカウンタによる最大
    許容リークのT秒間のカウント期待値、Fはパーテイク
    ルカウンタの単位時間あたりの吸引流量、T=D/Sで
    あり、Nはカウント期待値である。) 許容観測値Kaの値を次のように決める、 母集団の区間推定に関する統計原理を用いて、Kaよ
    り、信頼区間の上限限界(UCL)を求め(ただし、このUCL
    は、最大許容リークのカウント期待値Nとする)、 上式(1)よりSを求め、このSにてプローブを走査し
    てKaを越えるカウントがなければ合格と判定しながら
    リーク検査を行うエアフィルタのリーク検査方法であっ
    て、以下の工程を包含するエアフィルタのリーク検査方
    法: (ア)走査中に合格と判定されなかった部分を検出した
    際のX−Y座標位置を、制御装置のメモリに記録する工
    程、(イ)走査プローブを、メモリした座標位置より、
    吸引チューブのタイムラグ時間分プラス数プローブ幅
    分、戻した位置に停止させる工程、(ウ)その位置にて
    請求項3または請求項4の方法で合否判定を行う工程、
    (エ)次に1プローブ幅分だけプローブを移動させ、そ
    の位置でプローブを停止させ、再度上記方法で合否判定
    を行う工程、(オ)これを繰り返しながらプローブの位
    置をメモリした座標位置より数プローブ幅分前方まで順
    次前進させる工程。
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