JP2002243566A - 半導体式圧力センサ - Google Patents

半導体式圧力センサ

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JP2002243566A JP2001042068A JP2001042068A JP2002243566A JP 2002243566 A JP2002243566 A JP 2002243566A JP 2001042068 A JP2001042068 A JP 2001042068A JP 2001042068 A JP2001042068 A JP 2001042068A JP 2002243566 A JP2002243566 A JP 2002243566A
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pressure
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capacitor
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Hironobu Baba
広伸 馬場
Kazuyoshi Nagase
和義 長瀬
Yukihiro Katou
之啓 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体式圧力センサの検出信号から脈動成分
を除去するために形成されるフィルタに使用するコンデ
ンサの数や容量をより低減すること。 【解決手段】 本実施形態の半導体式圧力センサ40の
電子回路部は、(a)に示されるように、フルブリッジ
回路の2つの接続点C、Dは、抵抗素子R5、R6の一
端の端子がそれぞれ接続され、それら抵抗素子R5、R
6の他端は、コンデンサCを介して接続されており、こ
れら抵抗素子R5、R6とコンデンサCとでローパスフ
ィルタを形成したことにより、半導体式圧力センサ40
の検出信号の圧力応答性を遅らせることができるため、
半導体式圧力センサ40の検出信号から脈動成分を除去
するとともに、ローパスフィルタに使用するコンデンサ
の数及び容量をより低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体式圧力セン
サに関するもので、特にその検出信号から脈動成分を除
去する回路構成に関する。
【0002】
【従来技術】近年、ディーゼルエンジンの自動車におい
て、排気ガス中に含まれる黒煙を除去するために、DP
F(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)と呼ば
れる黒煙除去装置が実用化されつつある。
【0003】図4に示されるように、DPF20は、エ
ンジン21とマフラーとの間の排気管22内部に設けら
れ、エンジン21からエグゾーストマニホールド23を
介して排出される排気ガス中に含まれる黒煙をフィルタ
に捕集させ、マフラーから大気中へ黒煙の排出を防ぐも
のである。
【0004】また、このようにフィルタに黒煙を捕集さ
せると、フィルタには黒煙が堆積してしまい、それによ
って、フィルタが目詰まりを起こすため、例えば、フィ
ルタに詰まった黒煙をヒーターなどを用いて定期的に焼
却して、詰まった黒煙を除去している。
【0005】このようなフィルタの目詰まりは、フィル
タ前とフィルタ後との圧力差あるいはフィルタ前と大気
圧との圧力差によって検出しているので、フィルタ前の
圧力を検出するために、DPF20とエンジン21との
間に、半導体式圧力センサ24が設けられている。
【0006】ところが、この半導体式圧力センサ24の
検出信号中に、図5に示されるような脈動した排気ガス
の圧力が含まれてしまう。
【0007】その原因として、半導体式圧力センサ24
の圧力応答性は数ms程度であるが、図5に示されるよ
うに、脈動した排気ガスの圧力の周期は15ms程度あ
るため、半導体式圧力センサ24の検出信号中に、脈動
した排気ガスの圧力が含まれてしまう。
【0008】尚、この図5に示されるグラフは、排気量
が3000ccのインタークーラ付きディーゼルターボ
車輌で登坂走行した場合の脈動した排気ガスの圧力を表
している。
【0009】ここで、このような脈動成分が収まるよう
に半導体式圧力センサ24の検出範囲を規定した場合、
本来検出したいフィルタの目詰まりによる圧力変化は5
kPa程度であるが、図5に示されるように、脈動成分
の圧力差は40kPa程度もあるため、半導体式圧力セ
ンサ24の検出範囲を大きく設定する必要がある。
【0010】それによって、半導体式圧力センサ24の
分解能が低減してしまい、本来検出したいフィルタの目
詰まりによる圧力変化を正確に検出できなくなってしま
うため、脈動成分を半導体式圧力センサ24の検出信号
から除去する必要がある。
【0011】そこで、図6(a)や図6(b)に示され
るように、排気管23から半導体式圧力センサ24へ圧
力を導入する配管25の途中に、径を大きくした容量部
26や径を細くした絞り部27を設けて、半導体式圧力
センサ24の検出信号から脈動成分を除去する方法があ
る。
【0012】このように、配管25の途中に容量部26
や絞り部27を設けると、この容量部26や絞り部27
により半導体式圧力センサ24への圧力伝導を遅らせる
ことができるため、それによって、半導体式圧力センサ
24の検出信号から脈動成分を除去することができる。
【0013】しかし、上記のような脈動成分の除去方法
は、配管25の形状ごとに最適な容量部26や絞り部2
7の形状が異なるため、標準化が難しいという問題があ
る。
【0014】そこで、実開昭62−160342号公報
に開示されているような、フルブリッジ回路の接続点に
ローパスフィルタを接続した回路構成の半導体式圧力セ
ンサを適用することによって、半導体式圧力センサの検
出信号から脈動成分を除去することができる。
【0015】ここで、この半導体式圧力センサ内に設け
られた電子回路部を、図7を用いて説明すると、まず、
半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、R3、R4によって
フルブリッジ回路が形成され、さらに、このフルブリッ
ジ回路の接続点A、Bには電圧源32が接続されてい
る。
【0016】また、このフルブリッジ回路の接続点C、
Dは、オペアンプ31の非反転入力端子と反転入力端子
とにそれぞれ接続されている。
【0017】そして、このような回路構成の半導体式圧
力センサ30に圧力が印加されると、印加された圧力に
応じて、半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、R3、R4
の抵抗値が変化し、それによって、フルブリッジ回路の
接続点Cと接続点Dとの間に電位差が生じ、フルブリッ
ジ回路の接続点C、Dから電圧信号が出力されるように
なっている。
【0018】さらに、この半導体式圧力センサ30のフ
ルブリッジ回路の接続点C、Dと接地端子33との間に
は、コンデンサC1、C2がそれぞれ接続されている。
【0019】このように、フルブリッジ回路の接続点
C、Dと接地端子33との間に、コンデンサC1、C2
をそれぞれ接続したことにより、このコンデンサC1、
C2と半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、R3、R4と
でローパスフィルタが形成される。
【0020】よって、このローパスフィルタにより、半
導体式圧力センサ30の検出信号の圧力応答性を遅らせ
ることができるため、それによって、半導体式圧力セン
サ30の検出信号から脈動成分を除去することができ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、図7に示されるように、ローパスフィルタを形成
するために2個のコンデンサC1、C2を使用してい
る。
【0022】一般的に、コンデンサの数や容量が増加す
ると、チップサイズの増加に繋がるため、コンデンサの
数や容量は出来る限り小さい方が好ましい。
【0023】そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、半導体式圧力センサの検出信号から脈動成分を除去
するために形成されるフィルタに使用するコンデンサの
数や容量をより低減することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
式圧力センサは、半導体圧力感知素子によってフルブリ
ッジ回路が形成され、印加された圧力に応じてフルブリ
ッジ回路から出力が導出される半導体式圧力センサにお
いて、フルブリッジ回路の対角に位置する2つの接続点
には第1の抵抗素子と第2の抵抗素子とがそれぞれ接続
され、第1の抵抗素子はコンデンサの一端に接続され、
第2の抵抗素子はコンデンサの他端に接続されており、
これら第1の抵抗素子及び第2の抵抗素子とコンデンサ
とでフィルタを形成したことを特徴としている。
【0025】このように、第1の抵抗素子及び第2の抵
抗素子とコンデンサとでフィルタを形成したことによ
り、半導体式圧力センサの検出信号の圧力応答性を遅ら
せることができるため、それによって、半導体式圧力セ
ンサの検出信号から脈動成分を除去することができる。
【0026】さらに、フルブリッジ回路の対角に位置す
る2つの接続点に接続された第1の抵抗素子と第2の抵
抗素子とは、コンデンサの一端と他端とに接続されてい
るため、それによって、フィルタを形成するために使用
するコンデンサの数及び容量をより低減させることがで
きる。
【0027】請求項2に記載の車輌用の排気システム
は、請求項1に記載の半導体式圧力センサとエンジンと
エンジンから排出される黒煙を除去する黒煙除去装置と
を有する車輌用の排気システムにおいて、半導体式圧力
センサは、エンジンと黒煙除去装置との間に設けること
を特徴としている。
【0028】黒煙除去装置の目詰まりを検出するため
に、エンジンと黒煙除去装置との間に半導体式圧力セン
サを設ける必要があるが、この半導体式圧力センサの検
出信号中に、脈動した排気ガスの圧力が含まれてしま
う。
【0029】そこで、エンジンと黒煙除去装置との間
に、請求項1に記載のような脈動成分を除去することの
できる半導体式圧力センサを設けたことにより、黒煙除
去装置の目詰まりを正確に検出することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。
【0031】尚、本実施形態の半導体式圧力センサは、
例えば、ディーゼルエンジン自動車用のDPF(ディー
ゼル・パティキュレート・フィルタ)の目詰まりを検出
するために用いられる。
【0032】図1には、本実施形態の半導体式圧力セン
サの断面構造を示す。また、図2には、半導体圧力セン
サの内部に設けられた圧力検出部の拡大図を示し、図3
(a)には、圧力検出部の表面に形成された電子回路部
の等価回路図を示す。
【0033】尚、図2は、図1におけるセンサチップ部
分のA矢視図である。
【0034】まず、図1に示されるように、本実施形態
の半導体式圧力センサには、センサチップ1及びガラス
台座2からなり、検出した圧力を所定の関数によって電
気信号に変換する機能を持つ断面矩形状の圧力検出部3
が設けられている。
【0035】尚、圧力検出部3は、ワイヤ4とリード5
とを介してコネクタピン6に接続されているため、圧力
検出部3によって電気信号に変換した出力を、コネクタ
ピン6を介して外部に伝えることができる。
【0036】さらに、圧力検出部3は、フロロシリコン
系の接着剤によりモールド樹脂7の凹部に接着され、こ
のモールド樹脂7は、周囲をフッ素ゴム8に囲まれると
ともに、ケース9に接着されている。
【0037】また、圧力検出部3及びワイヤ4は、厚さ
2μm程度のパリレンにてコーティングされ電気的絶縁
を確保しているとともに、モールド樹脂7の凹部に注入
されたゲル10によって覆われ、ミスト状のエンジンオ
イルやカーボンなどの汚染物質から保護されている。
【0038】また、半導体式圧力センサ外部との気密性
と圧力伝導のために、圧力検出部3を覆うように圧力導
入孔11を有するポート12が形成され、このポート1
2は、エポキシ系の接着剤によってケース9と接着され
ている。
【0039】また、ポート12には、圧力導入孔11の
圧力検出部3側に設けられた開口部から、圧力検出部3
に向かって広がるように、お椀状の2段階のスロープが
設けられている。
【0040】続いて、半導体式圧力センサの内部に設け
られた圧力検出部3について図2を用いて説明する。
【0041】圧力検出部3は、ガラス台座2と、ガラス
台座2の上面に接合されシリコンよりなるセンサチップ
1とによって形成され、このセンサチップ1の中央部に
は、異方性エッチングによりダイヤフラム部13が形成
されている。
【0042】また、センサチップ1の表面には、P型の
不純物であるボロンなどをイオン注入することにより形
成される半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、R3、R4
などにより、電子回路部が形成されている。
【0043】これら半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、
R3、R4は、印加された圧力に応じて、その抵抗値が
変化するようになっている。
【0044】さらに、図示はしないが、半導体ピエゾ抵
抗素子R1、R2、R3、R4は、拡散配線およびアル
ミニウム配線によりフルブリッジ接続されている。
【0045】また、センサチップ1の端部には、外部へ
電気信号を出力するパッド部が形成されている。
【0046】続いて、センサチップ1の表面に形成され
た電子回路部の回路構成について図3(a)を用いて説
明する。
【0047】まず、電子回路部には、半導体ピエゾ抵抗
素子R1、R2、R3、R4によってフルブリッジ回路
が形成され、このフルブリッジ回路において、一方の対
角位置の半導体ピエゾ抵抗素子R1、R4は、圧力の上
昇に応じてその抵抗値が増加し、他の対角位置の半導体
ピエゾ抵抗素子R2、R3は、圧力の上昇に応じてその
抵抗値が減少するようになっている。
【0048】また、このフルブリッジ回路には、抵抗素
子R7、R8、R9及びオペアンプ41によって構成さ
れた定電流回路42から、定電流が供給される。
【0049】具体的に説明すると、電源端子に印加され
る電源電圧を抵抗素子R7、R8によって分圧した基準
電圧と電源電圧との差の電圧を抵抗素子R9の抵抗値で
割った電流が、フルブリッジ回路の隣り合う抵抗素子R
1と抵抗素子R3との接続点Aに供給される。
【0050】そして、このフルブリッジ回路は、定電流
回路42から定電流の供給を受けて、圧力検出部1へ印
加された圧力に応じた電圧V1、V2を出力する。
【0051】この電圧V1、V2は、オペアンプ43、
44、45とトランジスタ46、47と抵抗素子R1
0、R11、R12とによって構成される差動増幅回路
にて処理されて出力される。
【0052】具体的に説明すると、オペアンプ44の非
反転入力端子には、フルブリッジ回路の隣り合う抵抗素
子R1と抵抗素子R2との接続点Cから電圧V1が印加
され、オペアンプ44の反転入力端子には、フルブリッ
ジ回路隣り合う抵抗素子R3と抵抗素子R4との接続点
Dから電圧V2が、バッファとして機能するオペアンプ
43及び抵抗素子R10を介して印加されており、この
電圧V1、V2がオペアンプ44によって差動増幅され
て出力される。
【0053】そして、このオペアンプ44の出力によっ
て、トランジスタ46、47が制御される。
【0054】このような作動により、フルブリッジ回路
の出力電圧(V1−V2)が電流出力に変換され、さら
に、この電流変換された電流出力は、オペアンプ45な
どによって増幅され出力端子に出力される。
【0055】ここで、本実施形態の電子回路部は、フル
ブリッジ回路の接続点C、Dは、抵抗素子R5、R6の
一端の端子がそれぞれ接続され、さらに、それら抵抗素
子R5、R6の他端は、コンデンサCを介して接続され
ている。
【0056】上記のような回路構成にしたことにより、
抵抗素子R5、R6とコンデンサCとでローパスフィル
タを形成することができ、それによって、半導体式圧力
センサ40の検出信号の圧力応答性を遅らせることがで
きるため、半導体式圧力センサ40の検出信号から脈動
成分を除去することができる。
【0057】さらに、抵抗素子R5、R6の他端を、コ
ンデンサCを介して接続したことにより、半導体式圧力
センサ40の検出信号から脈動成分を除去するために形
成されるローパスフィルタに使用するコンデンサの数及
び容量をより低減させることができる。
【0058】具体的に説明すると、例えば、4気筒エン
ジンの自動車を500rpmで運転した場合、脈動成分
の周期は、 60[s]/500[rpm]/2=0.24[s] となる。
【0059】ここで、従来技術におけるフルブリッジ回
路の半導体ピエゾ抵抗素子R1、R2、R3、R4及び
本実施形態における抵抗素子R5、R6の抵抗値を、例
えば、15kΩとする。
【0060】この場合、従来技術におけるコンデンサC
1、C2の容量は、 0.24[s]/15[kΩ]=20[μF] となる。
【0061】一方、本実施形態では、上記の通り、フル
ブリッジ回路の2つの接続点C、Dには、抵抗素子R
5、R6の一端の端子がそれぞれ接続され、さらに、そ
れら抵抗素子R5、R6の他端は、コンデンサCを介し
て接続されているため、フルブリッジ回路の接続間の中
点は常に固定されていると考えることができるので、図
3(a)におけるローパスフィルタを、図3(b)に示
されるような等価回路に書き換えることができる。
【0062】この図3(a)では、コンデンサCが2個
のコンデンサC’に書き換えられ、それらコンデンサ
C’の間には、仮想グランド42が設けられている。
【0063】そして、この図3(b)を用いて、本実施
形態におけるコンデンサCの容量を計算すると、 0.24[s]/15[kΩ]/2=10[μF] となる。
【0064】つまり、図3(b)に示されるように、本
実施形態のローパスフィルタは、2個のコンデンサC’
の直列接続となるため、図3(a)におけるコンデンサ
Cの容量は、20μFの半分の10μFになる。
【0065】このように、本実施形態のような回路構成
を適用すると、従来技術に比べ、コンデンサの数が2個
から1個に減り、さらに、コンデンサの容量が半分にな
る。
【0066】よって、半導体式圧力センサ40の検出信
号から脈動成分を除去するために形成されるローパスフ
ィルタに使用するコンデンサの数及び容量をより低減さ
せることができる。
【0067】尚、本発明は、上記実施形態に限られるも
のではなく、様々な態様に適用可能である。
【0068】例えば、本実施形態では、抵抗素子R5、
R6の抵抗値を15KΩとし、コンデンサCの容量を1
0μFとしたが、この抵抗素子R5、R6及びコンデン
サCの値は、本実施形態のような値に限定する必要はな
い。
【0069】また、本実施形態では、1個の抵抗素子を
一辺とするフルブリッジ回路を形成したが、特に抵抗素
子の数を限定する必要はなく、例えば、2個の抵抗素子
を一辺とするフルブリッジ回路を形成しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の半導体式圧力センサの断面構造を
示す図である。
【図2】図1におけるA矢視図であり、本実施形態の圧
力検出部の拡大図を示す図である。
【図3】(a)は本実施形態の電子回路部の等価回路を
示す図であり、(b)は図3(a)におけるローパスフ
ィルタの等価回路を示す図である。
【図4】エンジンとDPFと半導体式圧力センサとの配
置関係を示す図である。
【図5】3000ccインタークーラ付きディーゼルタ
ーボ車輌で登坂走行した場合の脈動した排気ガスの圧力
を表すグラフである。
【図6】(a)及び(b)は圧力脈動を打ち消すための
配管構造に関する図であり、(a)は配管の途中に容量
部を設けた構造を示す図であり、(b)は配管の途中に
絞り部を設けた構造を示す図である。
【図7】従来技術の半導体式圧力センサの等価回路を示
す図である。
【符号の説明】
1…センサチップ、 2…ガラス台座、 3…圧力検出部、 4…ワイヤ、 5…リード、 6…コネクタピン、 7…モールド樹脂、 8…フッ素ゴム、 9…ケース、 10…ゲル、 11…圧力導入孔、 12…ポート、 13…ダイアフラム部、 20…DPF、 21…エンジン、 22…排気管、 23…エグゾーストマニホールド、 24、30、40…半導体式圧力センサ、 1、25…配管、 2、26…容量部、 27…絞り部、 31、41、43、44、45…オペアンプ、 32…電圧源、 33…接地端子、 42…定電流回路、 46、47…トランジスタ、 1、48…仮想グランド、 A、B、C、D…フルブリッジ回路の接続点、 C1、C2、C、C’…コンデンサ、 R1、R2、R3、R4…半導体ピエゾ抵抗素子、 R5〜R12…抵抗素子、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 之啓 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F055 AA27 BB20 DD05 EE14 FF36 GG12 GG46 HH03 HH05 HH11 4M112 AA01 BA01 CA04 CA08 CA12 CA13 DA10 EA03 EA11 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体圧力感知素子によってフルブリッ
    ジ回路が形成され、印加された圧力に応じて前記フルブ
    リッジ回路から出力が導出される半導体式圧力センサに
    おいて、 前記フルブリッジ回路の対角に位置する2つの接続点に
    は第1の抵抗素子と第2の抵抗素子とがそれぞれ接続さ
    れ、前記第1の抵抗素子はコンデンサの一端に接続さ
    れ、前記第2の抵抗素子は前記コンデンサの他端に接続
    されており、これら前記第1の抵抗素子及び前記第2の
    抵抗素子と前記コンデンサとでフィルタを形成したこと
    を特徴とする半導体式圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体式圧力センサと
    エンジンと該エンジンから排出される黒煙を除去する黒
    煙除去装置とを有する車輌用の排気システムにおいて、 前記半導体式圧力センサは、前記エンジンと前記黒煙除
    去装置との間に設けることを特徴とする車輌用の排気シ
    ステム。
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