JP2002243481A - 迂回地域設定システム - Google Patents

迂回地域設定システム

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JP2002243481A
JP2002243481A JP2001046575A JP2001046575A JP2002243481A JP 2002243481 A JP2002243481 A JP 2002243481A JP 2001046575 A JP2001046575 A JP 2001046575A JP 2001046575 A JP2001046575 A JP 2001046575A JP 2002243481 A JP2002243481 A JP 2002243481A
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Toru Tejima
亨 手▲島▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火事や交通事故のような突発的な事態によって
渋滞の発生が予想し、迂回すべき地域を設定し、該地域
を避ける迂回路を探索することができるようにして、目
的地まで渋滞に巻き込まれることなく、短時間で到達す
ることのできる経路を設定することができるようにす
る。 【解決手段】突発的事態対処情報を受信する情報受信手
段11と、地図に関する情報を格納する記憶手段と、前
記突発的事態対処情報と前記地図に関する情報とから、
突発的事態によって渋滞が発生する迂回地域を設定し、
迂回地域情報を作成する迂回地域情報作成手段12と、
前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報送信手段13
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、迂回地域設定シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に配設される車両
用ナビゲーション装置においては、道路地図データに基
づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路
を探索して設定し、表示手段に表示するようになってい
る。この場合、前記出発地から目的地までの距離が最短
となるように経路を設定したり、所要時間が最短となる
ように経路を設定するようになっている。
【0003】しかし、交通量の増加に伴って渋滞が多発
するようになり、道路地図データに基づいて所要時間が
最短となるように設定された経路を利用すると渋滞に巻
き込まれ、却って時間がかかってしまうという問題が発
生している。
【0004】そこで、前記問題を解決するために、道路
の渋滞情報を受信して渋滞区間を避けた経路を探索して
設定することができるようにするシステムが提供されて
いる。
【0005】例えば、VICSと称される道路交通情報
通信システムにおいては、警察、日本道路公団等の交通
管制システムの情報を収集して、道路の渋滞に関する道
路交通情報を作成し、これを電波ビーコン、FM多重放
送等の通信手段によって、車両用ナビゲーション装置に
送信するようになっている。そして、前記道路交通情報
を受信した車両用ナビゲーション装置は、前記道路交通
情報に基づいて、渋滞区間を避けた経路を探索して設定
するようになっている。
【0006】これにより、車両の運転者は、渋滞区間を
避けることができるので、目的地に到達するのに要する
時間を短縮することができる。また、渋滞区間への車両
の流入が抑制されるので、道路交通が円滑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシステムにおいては、警察、日本道路公団等の交通
管制システムの情報を収集して、道路の渋滞に関する道
路交通情報を作成するようになっているので、幹線道路
の渋滞に関する情報しか車両用ナビゲーション装置に送
信することができなかった。また、現時点で発生してい
る渋滞の情報を作成して送信するだけであって、渋滞の
発生を予測して渋滞の情報を作成して送信することがで
きなかった。
【0008】このため、前記車両用ナビゲーション装置
は、渋滞の発生が予想される地域を避けて経路を探索し
て設定することができなかった。例えば、鉄道の駅の周
辺や大型商業センターの駐車場周辺は、特定の時間帯に
高い確率で渋滞が発生することが予想される。しかしな
がら、前記道路交通情報通信システムにおいて送信され
る渋滞の情報には、このような地域で予想される渋滞が
含まれていない。したがって、前記従来のシステムにお
いて検索され設定された経路は、車両の運転者のニーズ
を満足させることができなかった。
【0009】そこで、前記従来のシステムを改良し、渋
滞の発生が予想される地域を避けて経路を探索して設定
するシステムが提案されている(特開平11−3045
16号公報参照)。
【0010】しかし、該システムの場合、車両の運転者
等が自分で渋滞の発生が予想される地域を設定するよう
になっているので、前記運転者等の知らない地域を設定
することはできなかった。また、恒常的に渋滞の発生が
予想される地域を設定することはできても、火事や交通
事故のような突発的な事態によって渋滞の発生が予想さ
れる地域を設定することはできなかった。
【0011】本発明は、前記従来のシステムの問題点を
解決して、火事や交通事故のような突発的な事態によっ
て渋滞の発生を予想し、迂回すべき地域を設定し、該地
域を避ける迂回路を探索することができるようにして、
目的地まで渋滞に巻き込まれることなく、短時間で到達
することのできる経路を設定することができる迂回地域
設定システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の迂
回地域設定システムにおいては、突発的事態対処情報を
受信する情報受信手段と、地図に関する情報を格納する
記憶手段と、前記突発的事態対処情報と前記地図に関す
る情報とから、突発的事態による迂回地域を設定し、迂
回地域情報を作成する迂回地域情報作成手段と、前記迂
回地域情報を送信する迂回地域情報送信手段とを有す
る。
【0013】本発明の他の迂回地域設定システムにおい
ては、突発的事態対処情報を受信する情報受信手段と、
地図に関する情報を格納する記憶手段と、目的地までの
経路を探索する経路探索手段と、前記突発的事態対処情
報と前記地図に関する情報とから、突発的事態による迂
回地域を設定し、迂回地域情報を作成する迂回地域情報
作成手段と、前記迂回地域を避けるように目的地までの
経路を探索し、該経路に関する経路情報を作成する経路
情報作成手段と、前記経路情報を送信する経路情報送信
手段とを有する。
【0014】本発明の更に他の迂回地域設定システムに
おいては、さらに、前記突発的事態対処情報は火災発生
現場の位置情報であり、前記迂回地域情報作成手段は、
前記火災発生現場の位置情報から、火災発生現場を中心
とした所定距離以内の地域を迂回地域として設定する。
【0015】本発明の更に他の迂回地域設定システムに
おいては、さらに、前記突発的事態対処情報は火災発生
現場周辺の消防水利の位置情報であり、前記迂回地域情
報作成手段は、前記火災発生現場周辺の消防水利の位置
情報から、消防水利区域を設定し、該消防水利区域を迂
回地域として設定する。
【0016】本発明の迂回地域設定プログラムにおいて
は、迂回地域情報を提供するためにコンピュータを、突
発的事態対処情報を受信する情報受信手段、地図に関す
る情報を格納する記憶手段、前記突発的事態対処情報と
前記地図に関する情報とから、突発的事態による迂回地
域を設定し、迂回地域情報を作成する迂回地域情報作成
手段、及び、前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報
送信手段、として機能させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態における迂回地
域設定システムの構成を示す概念図である。
【0019】図1において、10は迂回地域設定システ
ムであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモ
リ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス
等を備えるコンピュータの中に構成される。なお、該コ
ンピュータは単一のコンピュータではなく、複数のコン
ピュータが有機的に結合された、いわゆる分散型サーバ
であってもよい。さらに、前記コンピュータの中に他の
システムが構成されていてもよい。
【0020】そして、20は、突発的事態が発生した時
に該突発的事態に対処するための情報を作成し、提供す
るための突発的事態対処情報センタである。ここで、突
発的事態とは、地震、台風、水害等の自然災害や、火
災、交通事故等の事故だけでなく、パレード、デモ行
進、集会、祭典、歩行者天国の設定等も含めて、その事
態そのものによって、又は、その事態に付随した交通規
制等によって、ある範囲の道路交通が遮断されたり阻害
されるすべての事態を含むものである。なお、本実施の
形態においては、突発的事態の典型例のひとつである火
災が発生した場合について説明する。
【0021】また、前記突発的事態対処情報センタ20
は突発的事態対処情報を作成するための突発的事態対処
情報作成手段21、及び、作成された突発的事態対処情
報を発信する突発的事態対処情報通信手段22を有す
る。なお、前記突発的事態対処情報センタ20は、迂回
地域設定システム10と、例えば、同一のコンピュータ
内に一体的に構成されていてもよい。この場合、前記迂
回地域設定システム10及び突発的事態対処情報センタ
20は、それぞれ、単一のコンピュータ内に構成された
別々のシステムであってもよいし、統合された単一のシ
ステムの一部分であってもよい。
【0022】ここで、前記突発的事態対処情報センタ2
0は、例えば、火災の場合に各消防署の消防車に出動命
令を指令する消防センタである。該消防センタは、火災
発生の通報を受けると、火災発生現場を特定し、該火災
発生現場に駆けつける消防署の消防車を決定して、出動
命令を指令するとともに、前記火災発生現場周辺に設置
されている消火栓、すなわち、消防水利の位置を特定し
て、前記火災現場の位置及び消防水利の位置を突発的事
態対処情報として発信する。なお、一般的に消防車の装
備する消化用ホースの長さは約200[m]なので、特
定される前記消防水利は火災現場を中心として半径20
0[m]以内の地域に設置されたものである。
【0023】なお、前記突発的事態対処情報は、前記突
発的事態対処情報センタ20の係員の手によって作成さ
れてもよいが、前記突発的事態対処情報作成手段21に
よって自動的に作成されることが望ましい。また、突発
的事態がパレードや、祭典、歩行者天国の設定等である
場合、前記突発的事態対処情報は、車両立入禁止区域や
交通規制実施区域に関する情報である。
【0024】そして、作成された前記突発的事態対処情
報は突発的事態対処情報通信手段22によって発信さ
れ、迂回地域設定システム10の情報受信手段11によ
って受信される。なお、前記迂回地域設定システム10
と突発的事態対処情報センタ20とが一体的に構成され
ている場合、前記突発的事態対処情報は単一のコンピュ
ータ内で又は単一のシステム内で、送信され受信される
こととなる。
【0025】ここで、前記迂回地域設定システム10
は、前記突発的事態対処情報を受信する情報受信手段1
1、前記突発的事態対処情報に基づいて迂回すべき地域
を設定して迂回地域情報を作成する迂回地域情報作成手
段12、前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報送信
手段13、地図に関する情報が格納されている地図情報
データベース14、及び、突発的事態対処情報が格納さ
れている突発的事態対処データベース15を備える。
【0026】また、23は乗用車、トラック、バス、オ
ートバイ等の車両であり、迂回地域情報表示手段として
のナビゲーション装置24を備える。前記迂回地域情報
表示手段は、前記迂回地域設定システム10から送信さ
れる迂回地域情報を受信する手段、該迂回地域情報を車
両の運転者等に伝達する手段を備えるものであれば、携
帯電話、ラジオ、テレビ等いかなるものであってもよい
が、地図を表示する画像表示手段とGPS受信手段を備
えるナビゲーション装置であることが望ましい。さらに
望ましくは、前記迂回地域情報に基づいて、迂回地域を
避ける迂回路を探索することができるようにして、目的
地まで渋滞に巻き込まれることなく、短時間で到達する
ことのできる経路を設定することができる機能を有する
ナビゲーション装置であることが望ましいので、本実施
の形態においては、前記機能を有するナビゲーション装
置である場合について説明する。
【0027】ここで、前記突発的事態対処情報通信手段
22と、情報受信手段11との間の通信は、有線又は無
線の公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネッ
ト、携帯電話ネットワーク、イントラネット等のいかな
る通信回線網を経由するものであってもよく、また、こ
れら通信回線網を組み合わせたものであってもよい。ま
た、放送衛星によるCS放送やBS放送を利用して通信
してもよく、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信
してもよく、また、FM多重放送を利用して通信しても
よい。
【0028】また、前記ナビゲーション装置24と迂回
地域情報送信手段13との間の通信は、有線又は無線の
公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット、携
帯電話ネットワーク、イントラネット等のいかなる通信
回線網を経由するものであってもよく、また、これら通
信回線網を組み合わせたものであってもよい。また、放
送衛星によるCS放送やBS放送を利用して通信しても
よく、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信しても
よく、FM多重放送を利用して通信してもよく、また、
道路脇に設置されている光ビーコンや電波ビーコンを利
用する通信してもよい。
【0029】なお、前記突発的事態対処情報通信手段2
2と情報受信手段11との間の通信、及び、ナビゲーシ
ョン装置24と迂回地域情報送信手段13との間の通信
は、双方向通信であってもよい。
【0030】そして、前記迂回地域設定システム10に
おいて、情報受信手段11は、突発的事態対処情報通信
手段22から突発的事態対処情報を受信すると、該突発
的事態対処情報を迂回地域情報作成手段12に送信する
ようになっている。
【0031】また、前記迂回地域情報作成手段12は、
突発的事態対処情報を情報受信手段11から受信する
と、地図情報データベース14にアクセスして、地図に
関する情報を取得する。そして、前記突発的事態対処情
報に基づいて迂回すべき地域を地図上に設定するように
なっている。
【0032】例えば、突発的事態が火災の場合、前記突
発的事態対処情報に含まれる特定された消防水利の位置
情報に基づいて、すべての前記消防水利の位置を地図上
に表示する。そして、すべての前記消防水利の位置を直
線でつないで、消火に使用される消防水利の区域、すな
わち、消防水利区域を設定する。なお、前記消防水利の
位置に基づいて消防水利区域を設定することに代えて、
火災発生現場の位置を中心として半径200[m]以内
の地域を消防水利区域として設定するようにしてもよ
い。
【0033】また、消火活動を行っている消防車等から
の情報や、消防水利に配設されている流量検出装置等か
らの情報に基づいて、実際に消火活動に使用されている
消防水利を特定し、該消防水利の位置を直線でつない
で、消防水利区域を設定するようにしてもよい。
【0034】該消防水利区域の内側は、消防活動が行わ
れる場所であるので、迂回すべき地域、すなわち、迂回
地域に含まれる。また、前記消防水利区域に向かう道路
は通行止めとなるので、前記消防水利区域の外側であっ
て該消防水利区域に最も近接している交差点よりも内側
に進入した車両は、前進することも迂回することも不可
能になる。したがって、前記消防水利区域の外側であっ
て該消防水利区域に最も近接している交差点を結んだ道
路よりも内側が迂回地域として設定される。なお、前記
交差点を通過して迂回することは可能である。
【0035】道路データを交差点間やノード間のリンク
として格納する場合、設定された消防水利区域に少なく
ともかかっている道路データ(区域内にリンクが全て含
まれるものと区域境界をリンクが通るもの)を迂回地域
に対応する道路としもよい。或いは、消防水利区域にあ
る交差点やノードを少なくとも1つの端点とするリンク
を迂回地域に対応する道路としてもよい。
【0036】さらに、消防車にナビゲーション装置のよ
うにGPS受信手段等の現在位置を特定できる手段を配
設し、該手段からの信号から消火活動を行っている消防
車の位置を特定し、該消防車の位置に基づいて、前記迂
回地域を設定するようにしてもよい。
【0037】このように、消火活動を行っている消防車
の位置や、実際に消火活動に使用されている消防水利の
位置に基づいて迂回地域を設定することは、火災発生現
場が、大きな工場のように面として把握すべきものであ
る場合に有効である。
【0038】また、突発的事態が祭典、歩行者天国の設
定等である場合には、警察によって設定された車両進入
禁止区域の外側であって該車両進入禁止区域に最も近接
している交差点を結んだ線よりも内側が迂回地域として
設定される。
【0039】なお、突発的事態がパレード、デモ行進、
集会、祭典、歩行者天国の設定等である場合、突発的事
態対処情報があらかじめ発信されていることもある。こ
の場合、情報受信手段11は、突発的事態対処情報通信
手段22から突発的事態対処情報を受信すると、突発的
事態対処データベース15にアクセスして前記突発的事
態対処情報を格納する。そして、前記突発的事態が発生
する日時になると、前記迂回地域情報作成手段12は、
前記突発的事態対処データベース15にアクセスして前
記突発的事態対処情報を取得して、前述したように、迂
回地域を設定する。
【0040】このようにして設定された迂回地域は地図
情報と組み合わされ、迂回地域情報として、前記迂回地
域情報作成手段12から迂回地域情報送信手段13に送
信される。すると、該迂回地域情報送信手段13は、迂
回地域情報を通信の伝送方式等に適応することができる
ように変換した後、ナビゲーション装置24に送信する
ようになっている。なお、前記迂回地域情報とともに、
音楽、映画、ニュース、広告等の付加情報を送信するよ
うにしてもよい。この場合、突発的事態の内容に合わせ
て、前記付加情報の内容を変更することが望ましい。例
えば、火災の場合には、被害状況や消火活動の状況に関
する情報を送信したり、パレードである場合にはパレー
ドの映像、イベントに協賛している会社のコマーシャル
等を送信したりすることもできる。
【0041】また、前記ナビゲーション装置24は前記
迂回地域情報及び付加情報を受信すると、CRT、液晶
ディスプレー等の表示手段又はスピーカ等の音声手段に
よって、これらの情報を車両23の運転者に伝達できる
ようになっている。前記迂回地域情報を表示手段によっ
て伝達する場合には、道路地図上の迂回地域に色を付し
て識別可能にしてもよい。また、音声や文字によって伝
達する場合には、迂回地域の長さ、渋滞区間の通過所要
時間等を伝達してもよい。なお、付加情報を伝達する場
合には、音声手段から音楽を流したり、表示手段を区分
して映像を表示したり、表示されている地図上に文字を
被せて表示したりすることができる。
【0042】さらに、前記ナビゲーション装置24が前
記迂回地域情報に基づいて、迂回地域を避ける迂回路を
探索することができるようにして、目的地まで渋滞に巻
き込まれることなく、短時間で到達することのできる経
路を設定することができる機能を有する場合、前記表示
手段に前記迂回地域を避けて再設定された経路が表示さ
れる。
【0043】なお、迂回地域情報送信手段13とナビゲ
ーション装置24との間の通信が双方向通信である場
合、車両23の位置情報を迂回地域設定システム10に
送信すると、それに対応して、前記車両23の近傍の迂
回地域情報だけがナビゲーション装置24に送信される
ようにしてもよい。また、該ナビゲーション装置24が
設定された行き先の情報を迂回地域設定システム10に
送信すると、それに対応して、前記車両23の現在地点
から行き先までの経路の迂回地域情報だけがナビゲーシ
ョン装置24に送信されるようにしてもよい。これによ
り、ナビゲーション装置24の受信する情報量を削減す
ることができるので、ナビゲーション装置24の負荷を
軽減することができる。
【0044】さらに、迂回地域設定システム10が、経
路探索手段、経路情報作成手段及び経路情報送信手段を
有するようにしてもよい。この場合、ナビゲーション装
置24が車両23の位置情報、出発地、目的地等の情報
を迂回地域設定システム10に送信すると、それに対応
して、前記経路探索手段は目的地までの車両23の経路
を作成する。続いて、前記経路情報作成手段は、前記経
路探索手段が作成した目的地までの経路及び前記迂回地
域情報作成手段12が作成した迂回地域情報に基づい
て、迂回地域を避けるように、目的地までの経路を再設
定した経路情報を作成する。そして、該経路情報は、前
記経路情報送信手段によって、前記ナビゲーション装置
24に返信される。これにより、ナビゲーション装置2
4は、迂回地域を避けるような目的地までの車両23の
経路を設定したり、再設定したりする必要がないので、
ナビゲーション装置24の負荷を軽減することができ
る。
【0045】また、前記迂回地域設定システム10はナ
ビゲーション装置24の中に構成されていてもよい。こ
の場合、前記迂回地域情報送信手段13とナビゲーショ
ン装置24との間の通信は、ナビゲーション装置24内
での通信になる。そして、前記突発的事態対処情報セン
タ20から発信された突発的事態対処情報は、ナビゲー
ション装置24によって受信され、該ナビゲーション装
置24の中に構成された迂回地域設定システム10によ
って迂回地域情報が作成され、該迂回地域情報に基づい
て、ナビゲーション装置24の中に構成された他のシス
テムによって、適切な経路が再設定される。
【0046】この場合、迂回地域設定プログラムをナビ
ゲーション装置24のコンピュータに読み取らせること
によって、迂回地域設定システム10を前記ナビゲーシ
ョン装置24の中に構成することができる。前記迂回地
域設定プログラムは、CD−ROM、フロッピー(登録
商標)ディスク等のコンピュータに読み取り可能な記録
媒体に格納して、ナビゲーション装置24のコンピュー
タに読み取らせるようにしてもよいし、前記迂回地域設
定システム10が構成されるコンピュータ等からナビゲ
ーション装置24に直接送信されるようにしてもよい。
【0047】次に、前記構成の迂回地域設定システムの
動作について説明する。
【0048】図2は本発明の実施の形態における火災の
場合に設定する消防水利区域と迂回地域の関係を示す概
念図、図3は本発明の実施の形態における渋滞情報提供
システムの動作を示すフローチャートである。
【0049】図2において、25は道路であり、説明の
都合上、格子状に配置されているが、曲線であってもよ
いし、いかなる形態に配置されていてもよい。また、道
路25の交点26は交差点である。
【0050】そして、情報受信手段11は、突発的事態
対処情報通信手段22から突発的事態対処情報を受信す
ると、該突発的事態対処情報を迂回地域情報作成手段1
2に送信する。続いて、該迂回地域情報作成手段12
は、突発的事態対処情報を情報受信手段11から受信す
ると、地図情報データベース14にアクセスして、図2
に示されるような、道路の情報を含む地図を取得する。
【0051】次に、前記迂回地域情報作成手段12は、
前記突発的事態対処情報に含まれる火災発生現場及び特
定された消防水利の位置情報に基づいて、火災発生現場
27及び消防水利29の位置を地図上に表示する。
【0052】続いて、前記迂回地域情報作成手段12は
消防水利区域を設定するが、ここでは、前記消防水利2
9の位置を直線でつないで設定せずに、火災発生現場2
7の位置を中心として半径200[m]以内の地域を消
防水利区域28として設定する場合を説明する。この場
合、前記消防水利区域28には、図に示されるように、
該消防水利区域28内に存在するすべての消防水利29
が含まれる。
【0053】次に、前記迂回地域情報作成手段12は、
前記消防水利区域28の外側であって該消防水利区域2
8に最も近接している交差点30(図において○印で示
される交差点)をすべて選択する。車両が該交差点30
よりも内側に進入すると、脇道がないので迂回すること
ができず、また、前記消防水利区域28では消火活動が
行われているため前記消防水利区域28に進入すること
もできなくなる。そのため、外側の区域から前記消防水
利区域28に向かって進行するする車両は少なくとも前
記交差点30で右折又は左折して迂回しないと、身動き
がとれなくなってまう。
【0054】したがって、前記迂回地域情報作成手段1
2は、前記交差点30を結んだ道路よりも内側を迂回地
域31として設定する。そして、該迂回地域31を地図
情報と組み合わされ、迂回地域情報として、迂回地域情
報送信手段13に送信する。
【0055】続いて、該迂回地域情報送信手段13は、
迂回地域情報を通信の伝送方式等に適応することができ
るように変換した後、ナビゲーション装置24に送信す
る。
【0056】このように、本実施の形態においては、迂
回地域設定システム10は、突発的事態対処情報通信手
段22から突発的事態対処情報を受信して、渋滞が発生
して通過するために長時間を要すると予想される地域を
迂回地域31として設定し、迂回地域情報を送信する。
【0057】したがって、突発的に発生する突発的事態
によって渋滞が発生する地域が正確にリアルタイムで設
定されるので、前記地域を迂回して目的地まで渋滞に巻
き込まれることのない経路を設定することができる。
【0058】次に、渋滞情報提供システム10の動作を
示すフローチャートについて説明する。ステップS1
突発的事態対処情報通信手段22から火災発生現場及び
特定された消防水利の位置情報を受信する。ステップS
2 前記火災発生現場又は消防水利の位置に基づき消防
水利区域28を設定する。ステップS3 前記消防水利
区域28の外側であって該消防水利区域28に最も近接
している交差点30をすべて選択する。ステップS4
前記交差点30を結んだ道路よりも内側を迂回地域31
として設定する。ステップS5 迂回地域情報を作成す
る。ステップS6 迂回地域情報を送信する。
【0059】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0060】例えば、本発明は、迂回地域情報を提供す
るためにコンピュータを、突発的事態対処情報を受信す
る情報受信手段、地図に関する情報を格納する記憶手
段、前記突発的事態対処情報と前記地図に関する情報と
から、突発的事態による迂回地域を設定し、迂回地域情
報を作成する迂回地域情報作成手段、及び、前記迂回地
域情報を送信する迂回地域情報送信手段、として機能さ
せるための迂回地域設定プログラムを含むものである。
【0061】さらに、本発明は、迂回地域情報を提供す
るためにコンピュータを、突発的事態対処情報を受信す
る情報受信手段、地図に関する情報を格納する記憶手
段、前記突発的事態対処情報と前記地図に関する情報と
から、突発的事態による迂回地域を設定し、迂回地域情
報を作成する迂回地域情報作成手段、及び、前記迂回地
域情報を送信する迂回地域情報送信手段、として機能さ
せるための迂回地域設定プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を含むものであってもよ
い。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、迂回地域設定システムにおいては、突発的事態対
処情報を受信する情報受信手段と、地図に関する情報を
格納する記憶手段と、前記突発的事態対処情報と前記地
図に関する情報とから、突発的事態による迂回地域を設
定し、迂回地域情報を作成する迂回地域情報作成手段
と、前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報送信手段
とを有する。
【0063】この場合、突発的に発生する突発的事態に
よって渋滞が発生する地域が正確にリアルタイムで設定
されるので、前記地域を迂回して目的地まで渋滞に巻き
込まれることのない経路を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における迂回地域設定シス
テムの構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態における火災の場合に設定
する消防水利区域と迂回地域の関係を示す概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における渋滞情報提供シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 迂回地域設定システム 11 情報受信手段 12 迂回地域情報作成手段 13 迂回地域情報送信手段 25 道路 26 交差点 27 火災発生現場 28 消防水利区域 29 消防水利

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)突発的事態対処情報を受信する情
    報受信手段と、(b)地図に関する情報を格納する記憶
    手段と、(c)前記突発的事態対処情報と前記地図に関
    する情報とから、突発的事態による迂回地域を設定し、
    迂回地域情報を作成する迂回地域情報作成手段と、
    (d)前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報送信手
    段とを有することを特徴とする迂回地域設定システム。
  2. 【請求項2】 (a)突発的事態対処情報を受信する情
    報受信手段と、(b)地図に関する情報を格納する記憶
    手段と、(c)目的地までの経路を探索する経路探索手
    段と、(d)前記突発的事態対処情報と前記地図に関す
    る情報とから、突発的事態による迂回地域を設定し、迂
    回地域情報を作成する迂回地域情報作成手段と、(e)
    前記迂回地域を避けるように目的地までの経路を探索
    し、該経路に関する経路情報を作成する経路情報作成手
    段と、(f)前記経路情報を送信する経路情報送信手段
    とを有することを特徴とする迂回地域設定システム。
  3. 【請求項3】 (a)前記突発的事態対処情報は火災発
    生現場の位置情報であり、(b)前記迂回地域情報作成
    手段は、前記火災発生現場の位置情報から、火災発生現
    場を中心とした所定距離以内の地域を迂回地域として設
    定する請求項1又は2に記載の迂回地域設定システム。
  4. 【請求項4】 (a)前記突発的事態対処情報は火災発
    生現場周辺の消防水利の位置情報であり、(b)前記迂
    回地域情報作成手段は、前記火災発生現場周辺の消防水
    利の位置情報から、消防水利区域を設定し、該消防水利
    区域を迂回地域として設定する請求項1又は2に記載の
    迂回地域設定システム。
  5. 【請求項5】 (a)迂回地域情報を提供するためにコ
    ンピュータを、(b)突発的事態対処情報を受信する情
    報受信手段、(c)地図に関する情報を格納する記憶手
    段、(d)前記突発的事態対処情報と前記地図に関する
    情報とから、突発的事態による迂回地域を設定し、迂回
    地域情報を作成する迂回地域情報作成手段、及び、
    (e)前記迂回地域情報を送信する迂回地域情報送信手
    段、として機能させるための迂回地域設定プログラム。
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