JP2002243408A - 回転センサ - Google Patents
回転センサInfo
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
インダクタンスが周方向に沿って均一な回転センサを提
供する。 【解決手段】 回転する第1のシャフトに取り付けられ
る第1のロータ、固定部材に固定され、励磁コイル12b
を有する固定コア12、第1のロータに隣接し、第1のシ
ャフトに対して相対回転する第2のシャフトに取り付け
られ、第1のロータと固定コア12との間に配置される第
2のロータ及び励磁コイル12bと接続され、特定周波数
の発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサ。固
定コア12は、コア本体12aとの間に非磁性の絶縁層12g
を介して外周が導電性部材からなるケース12cで覆われ
ている。
Description
る。
(ロータ)と、励磁コイルを有する固定体とを備えた回
転センサとして、例えば、トーションジョイントを介し
て相対回転する二本の回転軸が連結された自動車のハン
ドルシャフトにおける回転トルクを検出する回転センサ
が知られている。
前記ハンドルシャフトの車輪側の回転軸と連動し、磁性
体と非磁性金属体とを周方向に等間隔に交互に配置した
第1ロータと、前記ハンドルシャフトのハンドル側の回
転軸と連動し、非磁性金属体を周方向に等間隔で切り欠
いて形成される第2ロータとを備え、両ロータの相対回
転位置によって変化する磁界を横切る導電性金属体の面
積に応じて生ずる渦電流により、前記励磁コイルに発生
する実効インダクタンスを変化させ、前記両回転軸間の
相対回転ずれの角度を回転トルクとして検出するものが
ある。
の車輪側の回転軸とハンドル側の回転軸とが、相対回転
ずれを起こすことなく1回転した場合、前記励磁コイル
から両回転軸の中心に向かう面上における透磁率が周方
向で異なる。このため、上記回転センサは、前記励磁コ
イルの磁界が周方向に沿って不均一となり、センサの出
力変化が一定範囲のレベルを超えてしまう。従って、上
記回転センサは、パワーステアリング装置のトルクセン
サとして使用した場合、相対回転角度を適正に検出でき
なくなる。
イルのコアに多数の孔を形成することによって周方向の
不均一磁界を均一化することが提案されている(実公平
5−22836号公報)。
開示された手段は、径方向の磁界の不均一度を低減する
うえでは有効であるが、周方向に沿って均一な磁界とす
るには不十分である。これは、回転センサでは、外部へ
の磁界の漏れ防止を目的として前記励磁コイルのコアを
金属ケースで覆っているが、コアを金属ケースで覆う場
合、金属ケースとコアとの隙間が小さい部分では、他の
箇所に比べて金属ケースの表面で発生する渦電流が大き
く、コイルの実効インダクタンスが小さくなる。これに
対し、金属ケースとコアとの隙間が大きい部分では効イ
ンダクタンスが大きくなるからである。即ち、回転セン
サでは、外部への磁界の漏れ防止を目的とする金属ケー
スとコアとの間には隙間が設けられており、その密着度
が周方向に沿ってばらつき、不均一となっているからで
ある。
周方向に沿って一定に保持するためには、金属ケースと
コアとの同心度を揃え、両部材の真円からのずれを小さ
くすればよい。但し、コアを金属ケースで覆う場合、両
部材の真円からのずれを小さくするため、金属ケースや
コアの加工精度や製造精度で対応しようとすると、回転
センサの製造コストが大幅に増加して好ましくない。ま
た、金属ケース内にコアを挿入し難くなることも考えら
れる。
て同一形状の2つのコイルを対にして用いることがあ
る。この場合、対となる2つのコイルは、可能な限り同
一の特性を有する必要がある。しかし、金属ケースとコ
アとの周方向に沿った密着度が上記のように異なってい
ると、回転センサは、温度変化に伴う各構成部材の膨張
量や収縮量の相違に起因して、各構成部材相互間の相対
距離が部分的に変化する。このため、温度補償を目的と
して2つのコイルを用いた回転センサにおいては、対と
なるコイルの実効インダクタンスに差が生じ、温度補償
機能を適正に発揮することができなくなる。
で、環境温度の変動に拘わらず励磁コイルの実効インダ
クタンスが周方向に沿って均一な回転センサを提供する
ことを目的とする。
的を達成するため、絶縁磁性材層を有し、回転する第1
のシャフトの軸線方向所定位置に取り付けられる第1の
ロータ、固定部材に固定され、励磁コイルを有する固定
コア、前記第1のロータに隣接し、前記第1のシャフト
に対して相対回転する第2のシャフトに取り付けられ、
前記第1のロータと前記固定コアとの間に配置される第
2のロータ及び前記励磁コイルと接続され、特定周波数
の発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサにお
いて、前記固定コアは、前記コア本体との間に非磁性の
絶縁層を介して外周が導電性部材からなるケースで覆わ
れている構成としたのである。
第1のシャフトの軸線と直交する半径方向における大き
さが、前記コア本体と導電性部材からなる前記ケースの
製造精度に基づいて形成される前記コア本体と前記ケー
スとの半径方向の隙間の寸法におけるばらつきの最大値
の3倍以上とする。
を導電性部材からなるケースで覆うと、固定コアは、励
磁コイルの相対実効インダクタンスの変動幅が小さくな
り、環境温度の変動による励磁コイルの実効インダクタ
ンスの不均一度が周方向に沿って小さくなる。
一実施形態として、例えば、自動車において変換ジョイ
ント(トーションバー)を介して主動シャフトから従動
シャフトへ伝達されるステアリングシャフトの回転トル
クを検出する2重コイル方式の回転センサを図1乃至図
11に基づいて説明する。
うに、第1ロータ11、固定コア12、第2ロータ13
及び相対回転角度測定装置14を備えている。ここで、
前記主動シャフトは、前記従動シャフトに対して±8°
の範囲内で相対回転する。第1ロータ11は、ナイロ
ン,ポリプロピレン(PP),ポリフェニレンスルフィ
ド(PPS),ABS樹脂等の電気絶縁性を有する熱可
塑性合成樹脂に、Ni−ZnやMn−Zn系のフェライトか
らなる軟磁性材粉を、軟磁性材の含有量が10〜70体
積%で混合した絶縁磁性材によって円筒状に成形され、
回転する前記主動シャフトの軸線方向所定位置に取り付
けられる。第1ロータ11は、図1に示すように、外周
に回転軸Art方向に2段に配置されると共に、周方向に
所定間隔、例えば、上下で交互に位置をずらして中心角
30°間隔で複数の銅箔11aが設けられている。
上下2段に分けた少なくともいずれか一方の外周に配置
されると共に、周方向に所定間隔をおいて設ければよ
い。従って、銅箔11aは、上側あるいは下側のみに所
定間隔で設けたり、上側あるいは下側に所定間隔で設け
ると共に、下側あるいは上側に全周に亘って設けてもよ
い。また、導体層であれば、例えば、アルミニウム,銀
等の素材を使用することができ、銅箔11aを含むこれ
ら導体層は絶縁磁性材の内部に埋め込んでもよい。
向に数mm程度の僅かなギャップをおいて配置され、ス
テアリングシャフト近傍に位置する固定部材(図示せ
ず)に固定される。固定コア12は、図2に示すよう
に、第1ロータ11と同一の絶縁磁性材からなる2つの
コア本体12aと、各コア本体12a内に収容される励
磁コイル12bと、両コア本体12aを収容する導電性
部材からなる遮蔽ケース(以下、単に「ケース」とい
う)12cとを有している。各励磁コイル12bは、ケ
ース12cから外部へ延出させた電線12d(図1参
照)によって図示しない信号処理回路と接続され、この
信号処理回路から交流電流が流されている。ケース12
cは、交流磁界の遮蔽性を有するアルミニウム,銅、或
いはPPS(ポリフェニレンスルフィド)等の合成樹脂
にカーボンを混入した体積抵抗率10-1〜10-2Ω・c
m程度のカーボン混入プラスチック等の導電性部材によ
って、各コア本体12aを収容する2つの凹部12eを
有するリング状に形成されている。
うに、ケース12cの内面に所定の曲率半径を有する半
球からなる突起12fが複数設けられている。これによ
り、固定コア12は、各コア本体12aとの間に非磁性
の絶縁層である空気層12gを介して外周が導電性のケ
ース12cで覆われている。このため、回転センサ10
は、後述するように、各励磁コイル12bの実効インダ
クタンスの変動幅が小さくなり、環境温度の変動に拘わ
らず励磁コイルの実効インダクタンスが周方向に沿って
均一となる。
とケース12cの製造精度の関係で、コア本体12aと
ケース12cとの間に隙間(空気層12g)が生ずる。
この隙間の半径方向における寸法のばらつきの平均値を
G0とし、最大値と最小値の差をΔGとする。このと
き、固定コア12は、理論上、最大値と最小値の差ΔG
が同じならばΔG/G0の値が小さい程、周方向に沿っ
た磁界の不均一度が小さい。即ち、固定コア12は、平
均値G0が大きい程、周方向に沿った磁界の均一度が良
くなる。従って、空気層12gは、半径方向における大
きさ(寸法)を、コア本体12aとケース12cの製造
精度に基づいて形成される隙間の寸法におけるばらつき
の最大値、即ち、前記した最大値と最小値の差ΔGの3
倍以上とする。
2a及び励磁コイル12bと下側のコア本体12a及び
励磁コイル12bとの間の回転軸Artに直交する面に関
し、図2に示すようにケース12cを面対称に形成し、
上側のコア本体12a及び励磁コイル12bと下側のコ
ア本体12a及び励磁コイル12bとが前記面に関して
面対称に配置されるようにする。更に、2つの励磁コイ
ル12bは、それぞれ巻き方向を逆に設定したり、交流
電流を流す向きを逆にすることで、第1ロータ11との
間に形成される磁気回路の向きを逆にする。
型性に優れた合成樹脂によって、図1に示すように、フ
ランジ13aの外周に回転軸Artと並行する複数の羽板
13bを均等に配置して形成されている。各羽板13b
は、それぞれ各銅箔11aに対応する間隔で形成され、
外表面には銅箔13cが設けられている。従って、第1
ロータ11に上下2段で、周方向に所定間隔をおいて設
けられる銅箔11aと銅箔13cは、第1ロータ11を
展開した状態として示すと図4のようになる。そして、
図4に示す銅箔11aと銅箔13cの位置が、第1ロー
タ11と第2ロータ13との相対回転における基準位
置、言い替えると相対回転がゼロの位置である。
bの内表面あるいは絶縁材で製作された筒体の内表面や
内部に一定の厚さの導体層(例えば0.2mmの銅箔,或
いはアルミニウム,銀等の素材のもの)を銅箔11aに
対応させて均等に配置してもよく、これは後述する回転
センサにおいても同じである。第2ロータ13は、第1
ロータ11と固定コア12との間に配置され、前記主動
シャフトに対して相対回転する前記従動シャフトに取り
付けられる。
は、第1ロータ11を前記主動シャフトに、第2ロータ
13を前記従動シャフトに、それぞれ取り付けるととも
に、固定コア12を前記固定部材に固定してステアリン
グ装置に組み付けられる。次に、図5及び図6を用いて
第1実施形態に係る回転センサによる相対回転角度測定
を説明する。図5は、回転センサの相対回転角度測定装
置14の一例を示す回路図である。図において、測定装
置14は、発振信号を発振する発振回路14aと、発振
信号を分周して特定周波数のパルス信号を出力する分周
回路14bと、2つの励磁コイル12bにそれぞれ生じ
る前記パルス信号の位相をシフトする位相シフト部14
cと、前記検出された各位相シフト量を検出する第1及
び第2のシフト量検出部14d,14eと、前記検出さ
れたシフト量を対応する電圧値に変換する第1及び第2
のコンバータ14f,14gと、前記電圧値のシフトレ
ベルを調整する第1及び第2のシフトレベル調整部14
h,14iと、第1のコンバータ14fからのシフト量
に対応する電圧と第2のシフトレベル調整部14iから
の調整された電圧との差分を求める第1の差動アンプ1
4jと、第1のシフトレベル調整部14hからの調整さ
れた電圧と第2のコンバータ14gからのシフト量に対
応する電圧との差分を求める第2の差動アンプ14k
と、求められた各差分の電圧から相対回転角度を測定す
る相対回転角度測定部14mとを有して構成される。
て特定周波数のパルス信号を位相シフト部14cに出力
している。位相シフト部14cは、励磁コイル12b,
12bが直列接続され、かつ直列接続されたコンデンサ
C1、抵抗R1及びコンデンサC2が励磁コイル12b,
12bと並列に接続されて構成される。励磁コイル12
b,12bは、固定コアに巻回されて交流電流が流さ
れ、第1のロータと協働して磁気回路を形成している。
位相シフト部14cは、第2のロータに発生する渦電流
の大きさに応じて、励磁コイル12b,12b間に接続
された分周回路14bから入力されるパルス信号の位相
をシフトする。
4eは、各励磁コイル12bの一端にそれぞれ接続さ
れ、第1のシフト量検出部14dはA点とB点とのパル
ス信号の位相ずれ量を検出し、第2のシフト量検出部1
4dはA点とC点とのパルス信号の位相ずれ量を検出す
ることによって、位相シフト量を検出する。第1及び第
2のコンバータ14f,14gは、図6に示すように、
前記検出されたシフト量を対応する電圧値S1,S2に変
換し、シフトレベル調整部14h,14iは、コンバー
タ14f,14gから入力するパルス信号の電圧値S
1,S2のシフトレベルを調整し、第1及び第2の差動ア
ンプ14j,14kに出力している。第1の差動アンプ
14jは、コンバータ14fからのパルス信号の電圧値
S1とシフトレベル調整部14iからのパルス信号の電
圧値S2の差分を求め、元の信号の2倍の出力レベルか
らなる信号T1(電圧値)を相対回転角度測定部14m
に出力する。また、差動アンプ14kは、コンバータ1
4gから入力するパルス信号の電圧値S2とシフトレベ
ル調整部14hからのパルス信号の電圧値S1の差分を
求め、元の信号の2倍の出力レベルからなる信号T2
(電圧値)を相対回転角度測定部14mに出力する。
ように、これら信号T1,T2の電圧値に基づき、2つの
ロータの相対回転角度を−8°〜+8°の範囲で高精度
に測定できる。従って、回転センサ10は、この相対回
転角度に基づき、予め求めてある前記主動シャフトと前
記従動シャフトとの間に作用する回転トルクと、両シャ
フト間の相対回転角度との関係に基づき、作用している
回転トルクを求めることができる。
0.2,0.3mmとし、空気層12gの厚さTを0.1,0.
2,0.3mmの3通りに設定した3種類の回転センサ1
0と、突起12fを設けず、各コア本体12aとの間に
空気層12gが存在しない(T=0)ことを除いて回転
センサ10と構造が同一な回転センサを用意した。そし
て、これら4種類の回転センサに関し、第1及び第2ロ
ータ11,13を固定コア12に対して1回転させ、回
転センサ10の上側の励磁コイル12bにおける回転角
度(°)と相対実効インダクタンス(ΔL/L)との関
係をLCRメータ(ヒューレットパッカード社製,HP
4284A)を用いて測定した。その結果を図7(a)
〜(d)に示す。
なように、回転センサ10は、空気層12gが存在した
方が各励磁コイル12bの実効インダクタンスの周方向
に沿った変動幅が小さくなること、また、実効インダク
タンスの変動幅は、空気層12gの厚さの増加に伴って
小さく均一になる傾向があることが分かった。また、回
転センサ10は、図2に示すように、回転軸Artに直交
する面に関して、励磁コイル12bを収容した2つのコ
ア本体12a及びケース12cを面対称に配置し、2つ
の励磁コイル12bは、それぞれ巻き方向を逆に設定し
たり、交流電流を流す向きを逆にすることで、第1ロー
タ11との間に形成される磁気回路の向きを逆にしてい
る。このため、回転センサ10は、相対回転角度測定装
置14による相対回転角度の測定に際し、2つの励磁コ
イル12bに生ずる環境温度の変動,電磁ノイズ,前記
発振回路における発振周波数の変動,電源電圧あるいは
組付け誤差等の外乱が相殺される。このため、回転セン
サ10は、信号T1,T2には前記外乱の影響が入ってい
ないので、種々の外乱があっても検出精度の変動が少な
く、相対回転角度や回転トルクを正確に検出することが
できる。
コア本体12aとケース12cとの間に非磁性の絶縁層
として空気層12gを介在させるためにケース12cに
突起12fを設けた。しかし、本発明の回転センサは、
固定コアが、コア本体との間に非磁性の絶縁層を介して
外周を導電性のケースで覆われていれば良い。従って、
例えば、図8に示す固定ケース16のように、導電性金
属からなるケース16cに厚さTの空気層16gを形成
する凹部16fを設けてもよい。
定コア17,18においては、固定コア12と同一の構
成部分には対応する符号を使用することで重複した説明
を省略する。このとき、空気層16gの厚さT=0.3m
mの固定コア16を用いた回転センサ10と、凹部16
fがなく、空気層12gの厚さT=0mmの固定コア1
6を用いたことを除き、回転センサ10と同一構造の回
転センサとを用意した。そして、これら2種類の回転セ
ンサに関し、第1ロータ11と第2ロータ13とを±1
0°の範囲で相対回転させ、図1の回転センサ10の上
側の励磁コイル12bにおける実効インダクタンス
(H)を相対回転角度(°)に関して測定した。その結
果を、空気層12gの厚さT=0mmの固定コア16を
用い、両ロータ11,13が相対回転角度が0°のとき
の実効インダクタンスをL0、相対回転角度が±10°
の範囲で変化したときにおける実効インダクタンスの変
化量をΔL(H)として図9に示す。図9においては、
時計方向への回転を+、反時計方向への回転を−で、そ
れぞれ示した。
センサは、コア本体16aとケース16cとの間に空気
層16gが存在すると、励磁コイル16b(図示せず)
における実効インダクタンスの絶対値は減少するが、第
1ロータ11と第2ロータ13との間の相対回転に伴う
相対回転角度の変化幅は周方向に沿って略同一となるこ
とが分かった。
17のように、コア本体17aの外面に突起12fと同
様に構成される所定の曲率半径を有する半球からなる突
起17fを複数設けることで、コア本体17aと導電性
部材からなるケース17cとの間に、非磁性の絶縁層と
なる厚さTの空気層17gを形成してもよい。また、図
11に示す固定コア18のように、コア本体18aと導
電性のケース18cとの間に、非磁性の絶縁層となる合
成樹脂、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)
の薄膜からなる厚さTの樹脂層18gを形成してもよ
い。
て相対回転角度や回転トルクを正確に検出することを目
的として励磁コイルを2つ有する2重コイル方式の回転
センサに基づいて説明した。しかし、本発明の回転セン
サは、励磁コイルが1つの回転センサであってもよいこ
とは言うまでもない。
度の変動に拘わらず励磁コイルの実効インダクタンスが
周方向に沿って均一な回転センサを提供することができ
る。
す分解斜視図である。
断面図である。
に沿って切断した一部を示す断面図である。
る第1の導体層と、第2のロータに設ける第2の導体層
との位置関係を、第1のロータを展開した状態として示
す展開図である。
装置の一例を示す回路図である。
得られる電圧値S1,S2並びに電圧値に関する信号T
1,T2と第1及び第2のロータの相対回転角度との関係
を示す電圧特性図である。
転したとき、図1の回転センサの上側の励磁コイルにお
ける回転角度と相対実効インダクタンスとの関係を突起
の曲率半径を4通りに変化させて測定した特性変化図で
ある。
形態を、固定コアを直径方向に沿って切断した一部を示
す断面図である。
おいて、第1のロータと第2のロータとを±10°の範
囲で相対回転させたとき、図1の回転センサの上側の励
磁コイルにおける相対回転角度と実効インダクタンスと
の関係を示す特性変化図である。
の実施形態を、固定コアを直径方向に沿って切断した一
部を示す断面図である。
施形態を、固定コアを直径方向に沿って切断した一部を
示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁磁性材層を有し、回転する第1のシ
ャフトの軸線方向所定位置に取り付けられる第1のロー
タ、 固定部材に固定され、励磁コイルを有する固定コア、 前記第1のロータに隣接し、前記第1のシャフトに対し
て相対回転する第2のシャフトに取り付けられ、前記第
1のロータと前記固定コアとの間に配置される第2のロ
ータ及び前記励磁コイルと接続され、特定周波数の発振
信号を発振する発振手段を備えた回転センサにおいて、 前記固定コアは、前記コア本体との間に非磁性の絶縁層
を介して外周が導電性部材からなるケースで覆われてい
ることを特徴とする回転センサ。 - 【請求項2】 前記非磁性の絶縁層は、前記第1のシャ
フトの軸線と直交する半径方向における大きさが、前記
コア本体と導電性部材からなる前記ケースの製造精度に
基づいて形成される前記コア本体と前記ケースとの半径
方向の隙間の寸法におけるばらつきの最大値の3倍以上
である、請求項1の回転センサ。
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2001
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