JP2002098506A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP2002098506A
JP2002098506A JP2000288946A JP2000288946A JP2002098506A JP 2002098506 A JP2002098506 A JP 2002098506A JP 2000288946 A JP2000288946 A JP 2000288946A JP 2000288946 A JP2000288946 A JP 2000288946A JP 2002098506 A JP2002098506 A JP 2002098506A
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coil
rotation angle
rotation
rotor
sensor
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JP2000288946A
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English (en)
Inventor
Kosuke Yamawaki
康介 山脇
Fumihiko Abe
文彦 安倍
Toji Kin
東治 金
Kengo Tanaka
賢吾 田中
Masahiro Hasegawa
正博 長谷川
Kazuhiko Matsuzaki
和彦 松崎
毅 ▲高▼見
Takeshi Takami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右いずれの回転位置であるかを識別可能
で、180度を超える回転角であっても測定でき、回転
角及び/又は回転トルクの測定が可能な回転センサを提
供する。 【解決手段】 第1及び第2のロータ2,3、第1及び
第2のロータの相対回転に伴う相対回転角を検出する相
対回転角コイル4f及び回転角を検出する回転角コイル
4hを有する固定体4及び相対回転角コイル及び回転角
コイルと接続され、特定周波数の発振信号を発振する発
振手段を備えた回転センサ1。第2のロータ3は、駆動
部3jが設けられ、固定体4は、固定体4に回転自在に
支持され、第2のロータの回転に伴って駆動部3jによ
って回転され、第3の導体61bを有するギア部材61と、
発振手段と接続されたコイルを有するコイル部材62とを
備え、第1及び第2のロータの回転に基づく第3の導体
61bとコイル部材62との間のコイルインダクタンスの変
化を検出する変位センサ6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】絶縁磁
性材層と導体とを有する回転体(ロータ)と、励磁コイ
ルを有する固定体とを備え、相対回転する二本の回転
軸、例えば、トーションジョイントを介して二本の回転
軸が連結された自動車のハンドルシャフトにおける回転
角を検出する回転センサが知られている。
【0003】ところで、上記した従来の回転センサは、
左右方向180度以内(1回転以内)の回転角を測定で
きるが、180度を越える回転角は測定できなかった。
また、測定した回転角が左右いずれの方向の角度である
かについては測定できず、別途回転方向を測定する必要
があった。この場合、回転センサは、用途によっては回
転角ではなく回転トルクの測定が求められることもあ
る。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、左右いずれの回転位置であるかを識別可能で、18
0度を超える回転角であっても測定でき、回転角及び/
又は回転トルクの測定が可能な回転センサを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、絶縁磁性材層と第1の導体とを有す
るロータ、励磁コイルと、絶縁磁性材から成形され、前
記励磁コイルを保持するコアとを有する固定体及び前記
励磁コイルと接続され、特定周波数の発振信号を発振す
る発振手段を備えた回転センサにおいて、前記ロータ
は、駆動部が設けられ、前記固定体は、当該固定体に回
転自在に支持され、前記ロータの回転に伴って前記駆動
部によって回転され、第2の導体を有するギア部材と、
前記発振手段と接続されたコイルを有するコイル部材と
を備え、前記ロータの回転に基づく前記第2の導体と前
記コイル部材との間のコイルインダクタンスの変化を検
出する変位センサが設けられている構成としたのであ
る。
【0006】また、本発明においては上記目的を達成す
るため、絶縁磁性材層と第1の導体とを有するロータ、
前記ロータの相対回転角を検出する相対回転角コイル及
び前記ロータの回転角を検出する回転角コイルと、絶縁
磁性材から成形され、前記相対回転角コイルと回転角コ
イルとを保持するコアとを有する固定体及び前記相対回
転角コイル及び回転角コイルと接続され、特定周波数の
発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサにおい
て、前記ロータは、駆動部が設けられ、前記固定体は、
当該固定体に回転自在に支持され、前記ロータの回転に
伴って前記駆動部によって回転され、第2の導体を有す
るギア部材と、前記発振手段と接続されたコイルを有す
るコイル部材とを備え、前記ロータの回転に基づく前記
第2の導体と前記コイル部材との間のコイルインダクタ
ンスの変化を検出する変位センサが設けられている構成
としたのである。
【0007】更に、本発明においては上記目的を達成す
るため、周方向に沿って所定間隔で配列される複数の第
1の導体を有する第1のロータ、絶縁磁性材層と第2の
導体とを有し、前記第1のロータと一体に回転すると共
に、前記第1のロータに対して所定の角度内を相対回転
する第2のロータ、励磁コイルと、絶縁磁性材から成形
され、前記励磁コイルを保持するコアとを有する固定体
及び前記励磁コイルと接続され、特定周波数の発振信号
を発振する発振手段を備えた回転センサにおいて、前記
第2のロータは、駆動部が設けられ、前記固定体は、当
該固定体に回転自在に支持され、前記第2のロータの回
転に伴って前記駆動部によって回転され、第3の導体を
有するギア部材と、前記発振手段と接続されたコイルを
有するコイル部材とを備え、前記第1及び第2のロータ
の回転に基づく前記第3の導体と前記コイル部材との間
のコイルインダクタンスの変化を検出する変位センサが
設けられている構成としたのである。
【0008】好ましくは、前記励磁コイルとして、前記
第1及び第2のロータの相対回転に伴う相対回転角を検
出する相対回転角コイルあるいは前記第1及び第2のロ
ータの前記固定体に対する回転角を検出する回転角コイ
ルの少なくとも一方を備える構成とする。また好ましく
は、前記相対回転角コイルからの出力信号を処理する第
1の信号処理手段と前記相対回転角の測定手段あるいは
前記回転角コイル及び変位センサからの出力信号を処理
する第2の信号処理手段と回転角の測定手段とを備える
構成とする。
【0009】また、本発明においては上記目的を達成す
るため、周方向に沿って所定間隔で配列される複数の第
1の導体を有する第1のロータ、絶縁磁性材層と第2の
導体とを有し、前記第1のロータと一体に回転すると共
に、前記第1のロータに対して所定の角度内を相対回転
する第2のロータ、前記第1及び第2のロータの相対回
転に伴う相対回転角を検出する相対回転角コイル及び前
記第1及び第2のロータの回転角を検出する回転角コイ
ルと、絶縁磁性材から成形され、前記相対回転角コイル
と回転角コイルとを保持するコアとを有する固定体及び
前記相対回転角コイル及び回転角コイルと接続され、特
定周波数の発振信号を発振する発振手段を備えた回転セ
ンサにおいて、前記第2のロータは、駆動部が設けら
れ、前記固定体は、当該固定体に回転自在に支持され、
前記第2のロータの回転に伴って前記駆動部によって回
転され、第3の導体を有するギア部材と、前記発振手段
と接続されたコイルを有するコイル部材とを備え、前記
第1及び第2のロータの回転に基づく前記第3の導体と
前記コイル部材との間のコイルインダクタンスの変化を
検出する変位センサが設けられている構成としたのであ
る。
【0010】好ましくは、前記相対回転角コイルからの
出力信号を処理する第1の信号処理手段と前記相対回転
角の測定手段並びに前記回転角コイル及び変位センサか
らの出力信号を処理する第2の信号処理手段と回転角の
測定手段とを備える構成とする。また好ましくは、導体
片と、前記発振手段と接続され、前記導体片と協働する
コイルとを有し、一方が前記固定体に、他方が前記第2
のロータに、それぞれ設けられ、前記第2のロータの回
転に基づくコイルインダクタンスの変化を検出するピッ
チセンサが設けられている構成とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転センサに係る
一実施形態を図1乃至図13に基づいて詳細に説明す
る。回転センサ1は、図1乃至図4並びに図6に示すよ
うに、第1ロータ2、第2ロータ3、固定ケース4、変
位センサ6、発振手段を構成する発振回路11、第1信
号処理手段を構成する信号処理増幅回路15、相対回転
角の測定手段を構成する相対回転角度測定部22、第2
信号処理手段を構成する信号処理増幅回路16〜18及
び回転角の測定手段を構成する回転角度測定部23を備
えている。回転センサ1は、回転軸、例えば、主動シャ
フトと従動シャフトがトーションバーを介して連結され
た自動車のステアリングシャフトにおける回転角と回転
トルクを検出する。
【0012】ここで、第1ロータ2と第2ロータ3は、
図1に示す回転軸Artに対して一体に回転すると共に、
前記主動シャフトが前記従動シャフトに対して相対回転
するのに対応して所定角度内を相対回転する。両ロータ
2,3は、例えば、前記主動シャフトが前記従動シャフ
トに対して±8度の範囲内で相対回転するとき、同じく
±8度の範囲内で相対回転する。
【0013】また、図2,3は、図1に示す回転センサ
1をC1−C1線及びC2−C2線に沿って切断した断面図
であるが、主要な部材の位置関係を明確にするため、見
えない部材も描かれている。第1ロータ2は、成型性に
優れた電気絶縁性の合成樹脂から筒状に成形され、上部
に半径方向内方へ張り出すフランジを有する本体2a
と、図1及び図2に示すように、本体2aの外周に設け
られた複数、本実施形態では6枚の銅片2bとを有して
いる。複数の銅片2bは、第1の導体で、本体2aの周
方向に沿って中心角30度の間隔で回転軸Art方向に延
出している。但し、銅片2bは、導体であれば、例え
ば、アルミニウム,銀等の素材を使用することができ、
高周波磁界を遮蔽するうえで、第1ロータ2と固定ケー
ス4との半径方向のギャップに基づく磁気抵抗を考慮す
ると、0.1〜0.5mm程度の厚さが望ましい。更に、銅
片2bは、理論上、中心角を小さくして配置間隔を小さ
くする程、前記導体としての数が多くなり、誘導される
トータル渦電流の変化量(導体の数に比例する)が大き
くなって、相対回転角の検出感度が高くなるが、測定で
きる相対回転角範囲が小さくなる。
【0014】第2ロータ3は、成型性に優れた電気絶縁
性の合成樹脂から成形され、図1及び図4に示すよう
に、本体2aよりも小径に成形された筒状の本体3a、
フランジ3d、第1支持部3e及び第2支持部3hを有
している。本体3aは、第1絶縁磁性材層3bの外周に
銅板3cが複数の銅片2bと対応するピッチで設けられ
ている。銅板3cは、後述する銅板3gと共に第2の導
体となる。フランジ3dは、本体3aから水平方向へ延
出し、半径方向中間に第1支持部3eが、外縁に第2支
持部3hが、それぞれ筒状に形成されている。第1支持
部3eは、第2絶縁磁性材層3fを支持する部分で、第
2絶縁磁性材層3fの外周には、中心角180度の範囲
で銅板3gが周方向に設けられている。第2支持部3h
は、後述するピッチセンサ7の銅板7aを支持してい
る。第2支持部3hは、図2,3,4に示すように、外
周下部に半径方向外方へ突出する駆動突起3jが設けら
れている。
【0015】ここで、第1絶縁磁性材層3b及び第2絶
縁磁性材層3fの素材は、ナイロン,ポリプロピレン
(PP),ポリフェニレンスルフィド(PPS),AB
S樹脂等の電気絶縁性を有する熱可塑性合成樹脂に、N
i−ZnやMn−Zn系等のフェライトからなる軟磁性
材粉を10〜70体積%混合したものを使用する。固定
ケース4は、交流磁界の遮蔽性を有するアルミニウム,
銅,鉄等の金属によって形成される固定体で、図1及び
図4に示すように、円筒状に成形される本体4aの上部
に、半径方向内側へ延出する上フランジ4bが一体に形
成され、第1支持部4d及び第2支持部4eを有してい
る。上フランジ4bは、上面の内周側に周方向に周壁4
cが形成され、後述する上カバー9aとの間に回路基板
5が配置されている。また、上フランジ4bは、下面の
半径の異なる同心円上の位置に第1支持部4d及び第2
支持部4eが形成されている。第1支持部4dは、図1
及び図4に示すように、第2ロータ3の第1支持部3e
よりも僅かに半径が小さく、内周には回転トルク検出用
の励磁コイルである相対回転角コイル4fを保持したコ
ア4gが設けられている。一方、第2支持部4eは、図
示のように、第2ロータ3の第2支持部3hよりも半径
が小さく、内周には回転トルク検出用の励磁コイルであ
る回転角コイル4hを保持したコア4jが設けられてい
る。回転角コイル4h及びコア4jは、内周面に中心角
180度の範囲で銅板4kが周方向に設けられている。
コア4g,4jは、第1絶縁磁性材層3b及び第2絶縁
磁性材層3fと同じ素材が使用されている。
【0016】ここで、相対回転角コイル4f及び回転角
コイル4hは、後述する変位センサ6の信号コイル62
b及びピッチセンサ7のコイル7cと共に、固定ケース
4から外部へ延出させた電線(図示せず)によって発振
回路11及び分周回路12と接続され、発振回路11及
び分周回路12から交流電流が流されている。本実施形
態では、各コイルが同じ発振回路11及び分周回路12
と接続され、同じ信号周波数を使用しているが、異なる
信号周波数を使用することも可能である。即ち、各コイ
ルは、それぞれ信号周波数の異なる発振回路11及び分
周回路12と接続してもよい。これにより、回転センサ
1においては、コア4gと第1絶縁磁性材層3b並びに
コア4jと第2絶縁磁性材層3fとの間に磁気回路Cm
(図4参照)が形成される。
【0017】また、回路基板5は、図1,4には示して
いないが、以下に詳述する発振回路11、相対回転角コ
イル4fからの出力信号を処理する第1信号処理手段、
相対回転角の測定手段、回転角コイル4h及び変位セン
サ6からの出力信号を処理する第2信号処理手段、回転
角の測定手段及びコントローラが配置されると共に、こ
れらに関する電気回路が形成されている。
【0018】一方、固定ケース4は、図1及び図4に示
すように、上部と下部にそれぞれ上カバー9aと下カバ
ー9bを有するカバー9が取り付けられる。変位センサ
6は、第1及び第2ロータ2,3の回転に基づく後述す
る銅板61bとコイル部材62の信号コイル62bとの
間のコイルインダクタンスの変化を検出するセンサで、
図2乃至図4に示すように、間欠ギア61とコイル部材
62とを備えている。
【0019】間欠ギア61は、図2乃至図4に示すよう
に、上面に円盤状のコア61aが設けられている。コア
61aは、コイル部材62側の上面に銅板62aと対向
する半円形の銅板61bが取り付けられている。間欠ギ
ア61は、外周部に中心角45度間隔で歯を軸に対して
放射状に突出させて設けたギア部61cが形成されてい
る。間欠ギア61は、ギア部61cが第2ロータ3に設
けられた駆動突起3jと間欠的に噛み合い、両ロータ
2,3が1回転する毎に中心角45度ずつ回転する。
【0020】コイル部材62は、半円形の銅板62aと
信号コイル62bを有し、信号コイル62bは第1絶縁
磁性材層3bと同じ素材からなるコア62cに保持され
ている。一方、銅板62aは、信号コイル62bの下側
を覆っている。信号コイル62bは、図示していない
が、図6に示す発振手段および第2信号処理手段と接続
され、前記発振手段から流れる一定周波数の交流電流に
よりコイル部材62とコア61aとによって構成される
磁気回路に交流磁界が形成される。
【0021】また、ピッチセンサ7は、第1及び第2ロ
ータ2,3が基準位置から左方向180内あるいは右方
向180内のどちらの回転位置にあるかを検出する。ピ
ッチセンサ7は、一方が固定ケース4に、他方が第2ロ
ータ3に、それぞれ設けられている。即ち、ピッチセン
サ7は、図1乃至図3に示すように、第2ロータ3の第
2支持部3h内側に周方向へ半円の範囲に設けられる銅
板7aと、固定ケース4に設けられるコア7b、コイル
7c及び銅板7dとを有している。銅板7dは、図5に
示すようにスリット7eが形成されている。ここで、ピ
ッチセンサ7は、実用上所定の精度を確保するうえで、
コイル7cの直径をD、スリット7eの幅をWsとした
とき、幅Wsの対直径比(=Ws/D)を以下の範囲に設
定する。 1/50≦Ws/D≦1/3
【0022】好ましくは、対直径比(=Ws/D)は1
/10以上とする。次に、図6乃至図12を用いて回転
センサ1による相対回転角度及び回転角度測定を説明す
る。図6は、回転センサ1に係る回転角度測定装置(以
下、単に「測定装置」という)10の一例を示すブロッ
ク図である。
【0023】図6において、測定装置10は、発振信号
を発振する発振回路11と、発振信号を分周して特定周
波数のパルス信号を出力する分周回路12と、上述した
複数の銅片2b、第1絶縁磁性材層3b、銅板3c、相
対回転角コイル4f及びコア4gを有するトルクセンサ
13と、上述した第2絶縁磁性材層3f、銅板3g、回
転角コイル4h、コア4j及び銅箔4kを有する回転角
センサ14と、変位センサ6と、ピッチセンサ7と、ト
ルクセンサ13からの信号を処理する信号処理増幅回路
15と、回転角センサ14、変位センサ6及びピッチセ
ンサ7からの信号をそれぞれ処理する信号処理増幅回路
16〜18と、信号処理増幅回路15〜17からの信号
をそれぞれアナログ/デジタル変換するA/Dコンバー
タ19〜21と、A/Dコンバータ19からのデジタル
信号に基づいて相対回転角度を測定する相対回転角度測
定部22と、信号処理増幅回路18及びA/Dコンバー
タ20,21からのデジタル信号に基づいて回転角度を
測定する回転角度測定部23とを有している。
【0024】以上のように構成される回転センサ1は、
例えば、主動シャフトと従動シャフトがトーションバー
を介して連結された自動車のステアリングシャフトにお
ける回転角、回転数及び回転トルクを検出するときに、
以下のようにして使用される。即ち、回転センサ1は、
ステアリングシャフトの回転に伴って第1ロータ2が第
2ロータ3と共に回転すると、間欠ギア61が第2ロー
タ3の駆動突起3jによって1回転毎に1ピッチ回転さ
せられる。
【0025】このとき、測定装置10において、発振回
路11は、分周回路12を介して特定周波数のパルス信
号を各センサ6,7,13,14に出力している。相対
回転角コイル4fには、交流電流が流され、第2ロータ
の第1絶縁磁性材層3bと協働して磁気回路を形成して
いる。トルクセンサ13は、ロータに発生する渦電流の
大きさに応じて変化するコイルのインダクタンスを検出
する。第1信号処理手段は、相対回転角コイル4fに接
続された分周回路12から入力するパルス信号の位相シ
フト量を検出する。
【0026】信号処理増幅回路15は、相対回転角コイ
ル4fのインダクタンスの変化量を検出し、それを対応
する電圧値の信号に処理し、前記信号をA/Dコンバー
タ19を介して相対回転角度測定部22に出力する。相
対回転角度測定部22は、例えば図6に示すように、変
換された信号の電圧値0.5V〜4.5Vに基づき、2
つのロータの相対回転角度を−8°〜+8°の範囲で測
定する。
【0027】回転角コイル4hには、交流電流が流さ
れ、第2ロータ3の第2絶縁磁性材層3fと協働して磁
気回路を形成している。回転角センサ14は、信号処理
増幅回路16と共に、ロータに発生する渦電流の大きさ
に応じて、回転角コイル4hに接続された分周回路12
から入力するパルス信号の位相シフト量を検出する。つ
まり、回転角センサ14は、回転角コイル4h両端のパ
ルス信号の位相ずれ量を検出しており、回転時に第2絶
縁磁性材層3fの銅板3gとコア4jの銅板4kとの円
周方向の重なり代が変化し、これに伴う回転角コイル4
hとコア4j間の磁束の変化により、図7(a)に示す
ように左右180°内の回転角(S1)を検出してい
る。
【0028】ここで、図7において、(b)はピッチセ
ンサ7の出力(S2)、(c)は(a)と(b)の出力
を組み合わせて得られるロータ2,3の回転角度に関す
る情報であるファイン出力で、下部に記載したように、
角度が0〜360°の範囲で繰り返されていることに注
意されたい。また、(d)は変位センサ6の出力(S
3)、(e)は回転角度測定部23の出力、をそれぞれ
示している。
【0029】処理増幅回路16は、検出された位相シフ
ト量を対応する電圧値の信号に処理し、前記信号をA/
Dコンバータ20を介して回転角度測定部23に出力す
る。また、回転センサ1においては、間欠ギア61は、
第2ロータ3が1回転する毎に駆動突起3jがギア部6
1cと噛み合って中心角45度ずつ間欠的に回転する。
これに伴い、第2ロータ3が1回転する毎に、銅板61
bが中心角45度ずつ回転し、半円形の銅板62a,6
1bの重なる部分が、図8(a)〜図8(e)に示すよ
うに、中心角45度ずつ変化する。ここにおいて、図8
(a)〜図8(e)は、第2ロータ3の回転を基準とし
て、図8(a)が左方向へ2回転(N=−2)、図8
(b)が左方向へ1回転(N=−1)、図8(c)が左
右方向へ回転していない場合(N=0)、図8(d)が
右方向へ1回転(N=+1)、図8(e)が右方向へ2
回転(N=+2)、をそれぞれ示している。
【0030】更に、信号コイル62bは、図示していな
いが、図6に示す発振手段および第2信号処理手段と接
続され、前記発振手段から流れる一定周波数の交流電流
によりコイル部材62とコア61aとによって構成され
る磁気回路に交流磁界が形成される。これにより、回転
センサ1は、固定コア62と間欠ギア61とに対向して
設けられた半円形の銅板62aと銅板61bとが交流磁
界を横切ることによって、渦電流が生ずる。
【0031】このとき、発生する渦電流の量は、銅板6
2aと銅板61bとの重なる面積が少ない程大きくな
る。この渦電流量の変動により、回転センサ1において
は、信号コイル62bのインピーダンスが変動する。従
って、回転センサ1は、間欠ギア61のギア部61cと
第2ロータ3の駆動突起3jとが噛み合って回転すると
きは、コイル62bのインピーダンスは大きく変動し、
ギア部61cと駆動突起3jが噛み合わず、間欠ギア6
1が回転しないときは、コイル62bのインピーダンス
は変化しない。
【0032】このように、回転センサ1においては、コ
イル62bのインピーダンスが第2ロータ3が1回転す
る毎に間欠的に変動する。これにより、上記第2信号処
理手段の出力レベルは、コイル62bのインピーダンス
の間欠変動量によって変動する。図9は、そのときの出
力信号レベル(V)を左右方向の回転角度に対して示し
たものである。
【0033】信号処理増幅回路17は、銅板61bの位
置変化によって検出される信号コイル62bのコイルイ
ンダクタンスの変化量を対応する電圧値の信号に処理し
て変換し、前記信号をA/Dコンバータ21を介して回
転角度測定部23に出力する。ピッチセンサ7は、銅板
7aとスリット7eとの相対位置関係(重なっているか
いないかの関係)によるコイル7cとコア7b間の磁束
の変化により、図7(b)に示すような“1”又は
“0”のデジタル信号を180°毎に出力する。
【0034】信号処理増幅回路18は、検出された相対
位置関係の変化量を対応する電圧値のデジタル信号に処
理し、前記信号を回転角度測定部23に出力する。回転
角度測定部23は、変位センサ6、ピッチセンサ7及び
回転角センサ14から入力する信号の組み合わせによっ
て、例えば主動シャフトと従動シャフトがトーションバ
ーを介して連結された自動車のステアリングシャフトに
おける回転角度を測定する。すなわち、本実施形態の回
転角度測定部23では、上述した回転角センサ14とピ
ッチセンサ7の出力の関係によって、−180°〜0°
と0°〜180°のいずれの範囲内の変化であるかを認
識でき、さらにその時の変位センサ6の出力との関係に
よって実際の回転角度が測定される。図7(c)は、ピ
ッチセンサ7及び回転角センサ14から得られる信号の
関係を用いて、回転角度0〜360°の波形を繰り返し
表わしたファイン出力で、この図に基づいて前記ステア
リングシャフトの1回転毎の回転角度を高分解能の下に
測定することができる。図7(e)は、変位センサ6、
ピッチセンサ7及び回転角センサ14からの信号の関係
を、有限の回転角度−900°〜900°の範囲内で表
した波形であり、これによって回転角度を測定する。
【0035】このとき、回転角センサ14の出力(S
1)は、図7(a)に示したように、回転数が0回から
1回に跨り(図7(b)参照)、回転角度が図7(e)
に示す0°〜180°の場合と180°〜360°の場
合とを比較すると、180°を対称の軸として左右対称
で、出力値が同一となる。これは他の角度範囲であって
も同様である。このため、図7(a)に示す回転角セン
サ14の出力のみでは、1回転毎の回転角度(0〜36
0°)及び回転数を測定することができない。
【0036】そこで、本実施形態の回転センサ1では、
回路基板5に配置した前記コントローラが、回転角セン
サ14の出力(S1)の他に、ピッチセンサ7からの出
力(S2)を以下のように利用してロータ2,3の回転
数を判定する。即ち、前記コントローラは、例えば0°
〜360°の範囲において、図11に示すように、回転
角センサ14の出力(S1)を読み出し(ステップS10
0)、変数S1として記憶する(ステップS102)。
【0037】次に、前記コントローラは、ピッチセンサ
7の出力(S2)を読み出し(ステップS104)、変数
S2として記憶する(ステップS106)。次いで、コン
トローラは、読み出した出力値S2がS2=1か否かを判
定する(ステップS108)。この判定結果が肯定(Ye
s)ならば、図7(c)から決まるファイン出力Sfine
はSfine=S1(ステップS110)、否定(No)な
らば、同じくファイン出力SfineはSfine=360−S
1となる(ステップS112)。従って、コントローラ
は、この判定結果を変数Sfineに記憶し、ファイン出力
Sfineとして出力する(ステップS114)。
【0038】一方、変位センサ6の出力(S3)は、図
7(d)に示すように、出力が一定の平坦な区間(間欠
ギア61が第2ロータ3の駆動突起3jと噛み合わずに
回転しない区間)と、隣接する出力値へ変化する斜めの
区間(間欠ギア61が第2ロータ3の駆動突起3jと噛
み合って回転する区間)とがある。このとき、変位セン
サ6の出力(S3)が変化する斜めの区間は、図7
(b)に示すように、回転数が変化する区間で、この区
間内には回転数=N(回転数の小さい側)と回転数=N
+1(回転数の大きい側)の双方の場合が存在し、回転
数の判断が難しい区間である。また、変位センサ6の出
力(S3)が一定の平坦な区間であっても、各出力信号
のレベルはある誤差範囲を有している。例えば、図7
(d)に示す例では誤差範囲は±0.06Vである。
【0039】このため、本発明の回転センサ1において
は、前記コントローラが、回転角センサ14の出力(S
1)とピッチセンサ7の出力(S2)とを利用し、変位セ
ンサ6の出力(S3)に基づいて以下のようにして回転
数を正確に判定する。先ず、コントローラは、図12に
示すように、変位センサ6の出力(S3)を読み出し(ス
テップS116)、変数S3として記憶する(ステップS
118)。
【0040】次に、コントローラは、図7(c)に基づ
いてファイン出力Sfineをチェックする。このチェック
は、ファイン出力Sfineの値が、45°よりも小さいか
否か(Sfine≦45°)、315°よりも大きいか否か
(Sfine≧315°)を判定するチェックである(ステ
ップS120)。このとき、45°〜315°の角度範
囲は、図7(d)において回転数が変化しない区間より
やや大きめに設定した図7(c)における角度である。
【0041】この結果、ファイン出力Sfineの値が45
°から315°の範囲にあり(45°<Sfine<315
°)、判定結果が否定(No)の場合、図7(c)に示
すように、ロータ2,3の回転角度は図7(d)に示す
変位センサ6の出力(S3)が一定の平坦な区間に存在
する。従って、コントローラは、予め設定した表1に基
づいて回転数Nを決定する(ステップS122)。
【0042】ここで、表1において、出力(S3)の値
が各回転数Nの境界で連続せずに不連続な値としたの
は、図7(d)の回転数が変化する区間を除外するため
である。
【0043】
【表1】
【0044】一方、図7(c)におけるファイン出力S
fineの値が45°以下か、315°以上の範囲にあり
(Sfine≦45°,Sfine≧315°)、判定結果が肯
定(Yes)の場合、ロータ2,3の回転角度は図7
(d)に示す変位センサ6の出力(S3)が変化する斜
めの区間にある。このため、コントローラは、ピッチセ
ンサ7の出力(S2)を利用し、その出力(S2)が1か
否かを判定する(ステップS128)。ここで、変位セ
ンサ6の出力(S3)が変化する斜めの区間が、例え
ば、図7(e)に示す角度で見たときに−540°に相
当する斜めの区間の場合について説明する。
【0045】この判定結果が否定(No)の場合、出力
がS2=0の場合であるから、ロータ2,3の回転角度
は、図7(e)の−540°の角度を挟んで左側の、図
7(b)に示す回転数が−2側の小さい側に存在する。
従って、コントローラは、予め設定した表2に基づいて
回転数Nを決定する(ステップS126)。
【0046】
【表2】
【0047】ステップS128における判定結果が肯定
(Yes)の場合、出力がS2=1の場合であるから、
ロータ2,3の回転角度は、図7(e)の−540°の
角度を挟んで右側の、図7(b)に示す回転数が−1側
の大きい側に存在する。従って、コントローラは、予め
設定した表3に基づいて回転数Nを決定する(ステップ
S128)。
【0048】
【表3】
【0049】従って、コントローラは、決定した回転数
を記憶しておく(ステップS130)。回転センサ1の
コントローラにおいては、以下同様の作業が繰り返され
てロータ2,3の回転数が記憶される。ここで、表1は
変位センサ6の出力(S3)の最大値と最小値を中間値
±0.1V、表2は同じく中間値+0.2,中間値−0.1、表
3は同じく中間値+0.1,中間値−0.2、にそれぞれ設定
した。
【0050】このように、本実施形態の回転センサ1
は、トルクセンサ13で検出されるパルス信号の位相シ
フト量から主動シャフトと従動シャフトに作用する回転
トルクを求めることができる。また、回転センサ1は、
変位センサ6、ピッチセンサ7及び回転角センサ14の
出力の関係から、これらシャフトにおける回転角度を正
確に測定することができる。
【0051】ところで、実際に回転センサ1に各センサ
を取り付ける際に、ピッチセンサ7の信号の切り替え位
置と、回転角センサ14の出力(角度信号)が例えば0
°、180°、360°、……になる位置とをできるだ
け一致させるが、現実には取り付け精度の差によって若
干誤差が生じてしまう。すなわち、回転角センサ14と
ピッチセンサ7の出力波形を示す図10のように、例え
ば、ピッチセンサ7の“0”から“1”の切り替え位置
と、回転角センサの180°の位置間に、εというずれ
がある場合、180°までは、正確に実際の回転角度を
出力できるが、180°から180°+εまでは、18
0°−(S−180°)となる。ここで、Sは、角度信
号に基づいて求める回転角度Sである。
【0052】つまり、実際の角度信号は180°を超え
ているのに180°より小さい角度信号が逆に出力さ
れ、180°+εを過ぎると、実際の角度信号が出力さ
れて回転角度が180°近辺で検出できない角度が存在
し、測定範囲の連続性が損なわれるという問題点があっ
た。このとき、前記ずれεが小さいほど取り付け精度は
上がる。しかし、ピッチセンサ7の取り付けを高精度に
すると、回転センサ1の製作コストが高くなってしま
う。
【0053】そこで、本実施形態の信号処理増幅回路1
6では、回転角センサ14からの信号を取り込むと、前
記信号に基づいて求める回転角度Sが、例えば179.
5°≦S≦180.5°の範囲かどうか判断し、前記範
囲内ならば求める回転角度を180°として、対応する
電圧値の信号を出力し、また前記範囲外ならばピッチセ
ンサ7からの信号を取り込み前記信号が“1”かどうか
判断し、“1”ならば(360−S)の回転角度に対応
する電圧値の信号を出力し、“1”でなければ回転角度
Sに対応する電圧値の信号を出力するようにする。な
お、上記信号処理は、回転角センサが出力する三角波形
からなる角度信号の上限点及び下限点として示される回
転角度である−720°、−540°、−360°、−
180°、0°、180°、360°、540°、72
0°付近において同様に行う。
【0054】これにより、本実施形態の回転センサ1で
は、前記三角波形の上限点及び下限点の回転角度近辺で
のピッチセンサ7の信号の切り替え位置と、回転角セン
サ14の信号の位置が一致し、取り付け精度が向上し、
連続性のある回転角度検出が可能となる。以上のよう
に、本実施形態の回転センサ1は、第1及び第2ロータ
2,3の回転によるコイルのインピーダンスの変動を検
出するために、位相シフト量を検出する場合に基づいて
説明した。しかし、本発明の回転センサは、信号周波数
や信号振幅の変動を検出することで回転によるコイルの
インピーダンスの変動を検出してもよい。
【0055】また、本発明の回転センサは、少なくとも
ギア部材とコイル部材とを備えた変位センサ6が固定ケ
ース4に設けられ、第2ロータ3に駆動突起3jが設け
られていればよい。このため、本発明の回転センサは、
第1ロータ2はなくてもよい。なお、本発明の回転セン
サは、前記実施形態の回転センサ1に限定されるもので
はなく、種々の変形実施形態が可能である。例えば、前
記実施形態の回転センサ1においては、ロータ2,3の
相対回転角に基づいて回転トルクを検出すると共に、ロ
ータ2,3の固定ケース4に対する回転角及び回転数を
高精度に求めたが、実用上の検出精度に問題がなけれ
ば、図13の回転センサの回転角度測定装置10の一例
を示す回路図に示すように、ピッチセンサ7を省略して
もよい。
【0056】この場合には、それほど高くない検出精度
において、予め回転角度(回転数)に対応する変位セン
サ6の出力信号を設定しておき、この関係によって簡易
的に回転数を検出することが可能となる。また、回転セ
ンサ1は、所望に応じて一方を所略し、回転トルクある
いは回転角のいずれか一方を検出する構成としてもよ
い。
【0057】また、上記実用上の検出精度を問題にしな
いのであれば、回転角センサを省いて、変位センサと少
なくとも1つピッチセンサの出力の組み合わせによって
も回転角度(回転数)を検出することが可能である。一
方、回転センサ1は、所望に応じて一方を所略し、回転
トルクあるいは回転角のいずれか一方を検出する構成と
してもよい。
【0058】更に、本発明の回転センサは、上記実施形
態で説明した自動車のステアリングシャフトの他、例え
ば、ロボットアームのように、互いに回転する回転軸間
の相対回転角度,回転角度,回転トルクを求めるもので
あれば、どのようなものにも使用できる。
【0059】
【発明の効果】請求項1乃至8の発明によれば、左右い
ずれの回転位置であるかを識別可能で、180度を超え
る回転角であっても測定でき、回転角及び/又は回転ト
ルクの測定が可能な回転センサを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転センサの断面正面図である。
【図2】図1の回転センサをC1−C1線に沿って切断し
た矢視図である。
【図3】図1の回転センサをC2−C2線に沿って切断し
た矢視図である。
【図4】図1の回転センサの左半断面図である。
【図5】ピッチセンサと銅箔との配置を、他の構成部材
を省略して示す断面正面図である。
【図6】回転センサにおける回転角度測定装置の構成の
一例を示すブロック図である。
【図7】図6に示した各センサと回転角度測定部での出
力波形を示す波形図である。
【図8】間欠ギアが回転した際における固定コアと間欠
ギアの双方の銅板の重なり状態の変化を回転数毎に示し
た摸式図である。
【図9】間欠ギアと組み合わせたコイルの出力波形図で
ある。
【図10】回転角センサとピッチセンサの出力の関係を
説明するための部分波形図である。
【図11】回転数の判定について説明する第1のフロー
トチャートである。
【図12】回転数の判定について説明する第2のフロー
トチャートである。
【図13】回転センサにおける回転角度測定装置の構成
の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 回転センサ 2 第1ロータ 3 第2ロータ 4 固定ケース 5 回路基板 6 変位センサ 7 ピッチセンサ 10 測定装置 11 発振回路 12 分周回路 13 トルクセンサ 14 回転角センサ 15〜18 信号処理増幅回路 19〜21 A/Dコンバータ 22 相対回転角度測定部 23 回転角度測定部 61 間欠ギア 62 コイル部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01L 3/10 G01L 3/10 F (72)発明者 金 東治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 田中 賢吾 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 正博 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 松崎 和彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼見 毅 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA35 CA10 CA40 DA05 DD04 EA03 GA08 GA33 GA36 KA01 2F077 AA30 AA37 AA49 CC02 CC09 FF03 FF31 FF39 VV02 3D030 DC27 3D033 CA16 CA17 CA28 CA29 DB05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁磁性材層と第1の導体とを有するロ
    ータ、 励磁コイルと、絶縁磁性材から成形され、前記励磁コイ
    ルを保持するコアとを有する固定体及び前記励磁コイル
    と接続され、特定周波数の発振信号を発振する発振手段
    を備えた回転センサにおいて、 前記ロータは、駆動部が設けられ、 前記固定体は、当該固定体に回転自在に支持され、前記
    ロータの回転に伴って前記駆動部によって回転され、第
    2の導体を有するギア部材と、前記発振手段と接続され
    たコイルを有するコイル部材とを備え、前記ロータの回
    転に基づく前記第2の導体と前記コイル部材との間のコ
    イルインダクタンスの変化を検出する変位センサが設け
    られていることを特徴とする回転センサ。
  2. 【請求項2】 絶縁磁性材層と第1の導体とを有するロ
    ータ、 前記ロータの相対回転角を検出する相対回転角コイル及
    び前記ロータの回転角を検出する回転角コイルと、絶縁
    磁性材から成形され、前記相対回転角コイルと回転角コ
    イルとを保持するコアとを有する固定体及び前記相対回
    転角コイル及び回転角コイルと接続され、特定周波数の
    発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサにおい
    て、 前記ロータは、駆動部が設けられ、 前記固定体は、当該固定体に回転自在に支持され、前記
    ロータの回転に伴って前記駆動部によって回転され、第
    2の導体を有するギア部材と、前記発振手段と接続され
    たコイルを有するコイル部材とを備え、前記ロータの回
    転に基づく前記第2の導体と前記コイル部材との間のコ
    イルインダクタンスの変化を検出する変位センサが設け
    られていることを特徴とする回転センサ。
  3. 【請求項3】 周方向に沿って所定間隔で配列される複
    数の第1の導体を有する第1のロータ、 絶縁磁性材層と第2の導体とを有し、前記第1のロータ
    と一体に回転すると共に、前記第1のロータに対して所
    定の角度内を相対回転する第2のロータ、 励磁コイルと、絶縁磁性材から成形され、前記励磁コイ
    ルを保持するコアとを有する固定体及び前記励磁コイル
    と接続され、特定周波数の発振信号を発振する発振手段
    を備えた回転センサにおいて、 前記第2のロータは、駆動部が設けられ、 前記固定体は、当該固定体に回転自在に支持され、前記
    第2のロータの回転に伴って前記駆動部によって回転さ
    れ、第3の導体を有するギア部材と、前記発振手段と接
    続されたコイルを有するコイル部材とを備え、前記第1
    及び第2のロータの回転に基づく前記第3の導体と前記
    コイル部材との間のコイルインダクタンスの変化を検出
    する変位センサが設けられていることを特徴とする回転
    センサ。
  4. 【請求項4】 前記励磁コイルとして、前記第1及び第
    2のロータの相対回転に伴う相対回転角を検出する相対
    回転角コイルあるいは前記第1及び第2のロータの前記
    固定体に対する回転角を検出する回転角コイルの少なく
    とも一方を備える、請求項1の回転センサ。
  5. 【請求項5】 前記相対回転角コイルからの出力信号を
    処理する第1の信号処理手段と前記相対回転角の測定手
    段あるいは前記回転角コイル及び変位センサからの出力
    信号を処理する第2の信号処理手段と回転角の測定手段
    とを備える、請求項2の回転センサ。
  6. 【請求項6】 周方向に沿って所定間隔で配列される複
    数の第1の導体を有する第1のロータ、 絶縁磁性材層と第2の導体とを有し、前記第1のロータ
    と一体に回転すると共に、前記第1のロータに対して所
    定の角度内を相対回転する第2のロータ、 前記第1及び第2のロータの相対回転に伴う相対回転角
    を検出する相対回転角コイル及び前記第1及び第2のロ
    ータの回転角を検出する回転角コイルと、絶縁磁性材か
    ら成形され、前記相対回転角コイルと回転角コイルとを
    保持するコアとを有する固定体及び前記相対回転角コイ
    ル及び回転角コイルと接続され、特定周波数の発振信号
    を発振する発振手段を備えた回転センサにおいて、 前記第2のロータは、駆動部が設けられ、 前記固定体は、当該固定体に回転自在に支持され、前記
    第2のロータの回転に伴って前記駆動部によって回転さ
    れ、第3の導体を有するギア部材と、前記発振手段と接
    続されたコイルを有するコイル部材とを備え、前記第1
    及び第2のロータの回転に基づく前記第3の導体と前記
    コイル部材との間のコイルインダクタンスの変化を検出
    する変位センサが設けられていることを特徴とする回転
    センサ。
  7. 【請求項7】 前記相対回転角コイルからの出力信号を
    処理する第1の信号処理手段と前記相対回転角の測定手
    段並びに前記回転角コイル及び変位センサからの出力信
    号を処理する第2の信号処理手段と回転角の測定手段と
    を備える、請求項4の回転センサ。
  8. 【請求項8】 導体片と、前記発振手段と接続され、前
    記導体片と協働するコイルとを有し、一方が前記固定体
    に、他方が前記第2のロータに、それぞれ設けられ、前
    記第2のロータの回転に基づくコイルインダクタンスの
    変化を検出するピッチセンサが設けられている、請求項
    1乃至5いずれかの回転センサ。
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