JP2002243177A - 温水調整弁装置 - Google Patents

温水調整弁装置

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JP2002243177A
JP2002243177A JP2001035718A JP2001035718A JP2002243177A JP 2002243177 A JP2002243177 A JP 2002243177A JP 2001035718 A JP2001035718 A JP 2001035718A JP 2001035718 A JP2001035718 A JP 2001035718A JP 2002243177 A JP2002243177 A JP 2002243177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床の上に敷いて簡易に床暖房を行う温水循環
式簡易床暖房パネルの床暖房能力を調整する温水調整弁
装置に於いて、温水調整弁装置の操作つまみを操作する
ことにより、床暖房能力を最大から停止まで無段階に調
整できる温水調整弁装置を提供する。 【解決手段】 温水調整弁装置内の温水往き部26と温
水戻り部27を連通するバイパス部28に、弁受部37
に弁部38を組み込んだ調整弁39を設け、操作つまみ
25を「あつめ」いっぱいに操作すると弁部38の弁部
バイパス孔55が温水往き部26を全開にすると共に、
弁部38のバイパス用孔56と弁受部37の弁受部バイ
パス孔45が全く一致しないので往きの温水と戻りの温
水が混合されず、その状態から操作つまみ25を「ぬる
め」に徐々に操作すると、弁部バイパス孔55が温水往
き部26を徐々に閉じると共に、バイパス用孔56と弁
受部37の弁受部バイパス孔45が徐々に一致して往き
の温水と戻りの温水が混合するので、温水循環式簡易床
暖房パネルの床暖房能力を最大から停止まで無段階に調
整できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、温水循環式簡易
型床暖房パネル等への温水循環路に用いられ、温水の流
量及び温水の往きと戻りのバイパス量を調整する温水調
整弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の温水調整弁装置とし
て、例えば図5、図7のように、まず灯油やガスなどを
燃料として燃焼し、その燃焼ガスと温水とを熱交換部1
01で熱交換して加熱し、加熱した温水を循環ポンプ1
02により循環させる熱源機103と、前記循環ポンプ
102より送り出される温水が通る往管104と、該往
管104を通ってきた温水が放熱部105で放熱し、送
風ファン106により吹き出される空気を温風にして暖
房を行う温水式温風暖房機107と、該温水式温風暖房
機107内の放熱部105を通過して放熱した温水が熱
源機103へ戻るために通る復管108とで温水循環路
109が構成されている。
【0003】そして前記温水式温風暖房機107内に
は、室内の床の上に置いて床暖房を行う温水循環式簡易
型床暖房パネル110を接続するために、温水の往きと
戻りがそれぞれ分岐され、熱源機103からきた温水を
温水循環式簡易型床暖房パネル110へ分岐する温水往
き分岐部111には、往き用開閉弁112が設けられ、
温水循環式簡易型床暖房パネル110から戻ってきた温
水を、温水式温風暖房機107から熱源機103へ戻る
温水と合流させる温水戻り合流部113には、戻り用開
閉弁114 が設けられ、前記往き用開閉弁112及び戻
り用開閉弁114は、操作レバー115を操作すること
により手動で開閉できるものである。
【0004】そして前記温水式温風暖房機107と温水
循環式簡易型床暖房パネル110との間には、可とう性
のゴム管や合成樹脂管などからなり、温水往き分岐部1
11に接続された温水往き管116とパネル側往き管1
17とを連通すると共に、温水戻り合流部113に接続
された温水戻り管118とパネル側戻り管119とを連
通する温水調整弁装置120が設けられているものであ
る。
【0005】前記温水調整弁装置120は、底板121
と、カバー122と、弁装置本体123と、調整つまみ
124とからなり、前記弁装置本体123内には温水循
環式簡易型床暖房パネル110への往きの温水が通過す
る温水往き部125と、温水循環式簡易型床暖房パネル
110からの戻りの温水が通過する温水戻り部126と
が温水路として弁装置本体123内を貫通する状態で平
行に形成されている。
【0006】又前記温水往き部125と温水戻り部12
6とに対して、直交する状態で直交する方向から、前記
温水往き部125と温水戻り部126とを連通する穴状
のバイパス部127が形成され、該バイパス部127は
温水往き部125を貫通する小径部128と、温水戻り
部126を貫通する大径部129と、バイパス部127
の開口部分に形成され、内径が前記大径部129より大
きい係止部130とからなるものである。
【0007】又前記弁装置本体123の温水往き部12
5と温水戻り部126の各端部には、温水往き管11
6、パネル側往き管117、温水戻り管118、パネル
側戻り管119とを差し込んで接続するための略円筒状
の管接続口131、132、133、134が設けら
れ、又前記大径部129には、図6のように略円筒状の
弁受部135の中空部分に略円柱状の弁部136が組み
込まれて構成される調整弁137が差し込まれている。
【0008】前記弁受部135の先部138は、外径が
大径部129内径より小さく、かつ先端部分がU字形の
半円筒状に形成されており、中部139は外径が先部1
38外径より小さく、端部140は端部分に外径が大径
部129内径と略等しい内接部141と、外径が係止部
130内径と略等しく端部140の端に設けた鍔状の係
止片部142と、該係止片部142と内接部141との
間に外径が大径部129内径より若干大きい弾性のOリ
ング143を係止するためのOリング用溝144とから
形成されており、更に前記中部139及び端部140の
中空部分の内径は先部138内径より小さく設けられて
いるものである。
【0009】又前記弁部136の先端部145は、外径
が弁受部135の先部138内径と略等しく、かつ内径
が小径部128より大きく、その先端部分がU字形の半
円筒状に形成されており、中央部146は外径が弁受部
135の中部139と端部140との中空部分の内径と
略等しく、更に外径が前記中空部分の内径より若干大き
い弾性のOリング147を係止するためのOリング溝14
8が形成され、更にその端部分には外径が中央部146
より小さく、弁部136を回動させるための調整つまみ
124を取り付けるつまみ取付部149が設けられてい
る。
【0010】次にこの従来の温水調整弁装置の動作につ
いて説明する。まず、調整つまみ124をカバー122
に表示されている「ぬるめ」の方向にいっぱいに回す
と、図8(ア)のように弁受部135の先部138のU字
形半円筒状部分内に、弁部136の先端部145のU字
形半円筒状部分がちょうど重なるような位置関係になっ
て、弁受部135と弁部136とによる開放部分が最大
となって調整弁137は全開となる。
【0011】それにより温水往き管116から流れてき
た温水は、温水調整弁装置120内の温水往き部125
を通過してパネル側往き管117へ流れると共に、温水
往き部125からバイパス部127を通過して温水戻り
管118へと流れ、又温水循環式簡易型床暖房パネル1
10で放熱してパネル側戻り管119へ流れてきた温水
は、温水調整弁装置120内の温水戻り部126を通過
して温水戻り管118へ流れると共に、温水戻り部12
6からバイパス部127を通過してパネル側往き管11
7へと流れ、温水循環式簡易型床暖房パネル110によ
る床暖房能力は最小になるものである。
【0012】そしてその状態から調整つまみ124をカ
バー122に表示されている「あつめ」の方向に徐々に
回していくと、図7のaa断面の図8(ア)から(イ)(ウ)
(エ)のように、弁受部135と弁部136とによる開放
部分が徐々に小さくなって調整弁137は全閉状態に近
づいていく。
【0013】そして調整つまみ124をカバー122に
表示されている「あつめ」の方向にいっぱいに回すと、
図8(オ)のように弁受部135の先部138のU字形半
円筒状部分と、弁部136の先端部145のU字形半円
筒状部分とがちょうど正反対となるような位置関係にな
って、弁受部135と弁部136とによる開放部分が閉
鎖された状態となって調整弁137は全閉となり、その
結果、温水往き管116から流れてきた温水は、温水調
整弁装置120内の温水往き部125を通過して全部パ
ネル側往き管117へ流れると共に、温水循環式簡易型
床暖房パネル110で放熱してパネル側戻り管119へ
流れてきた温水は、温水調整弁装置120内の温水戻り
部126を通過して全部温水戻り管118へ流れ、温水
循環式簡易型床暖房パネル110による床暖房能力は最
大になるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの従来の温
水調整弁装置では、温水循環式簡易型床暖房パネルによ
る床暖房の開始及び停止は、あくまで温水式温風暖房機
の操作レバーを操作して往き用開閉弁及び戻り用開閉弁
を開閉して行うものであるため、温水調整弁装置の温水
往き部及び温水戻り部は常に開放されている構造とな
り、したがって温水調整弁装置の調整つまみを操作して
温水循環式簡易型床暖房パネルによる床暖房の開始及び
停止を行うことができなかった。
【0015】又温水循環式簡易型床暖房パネルによる床
暖房能力を調整したい時は、温水調整弁装置の調整つま
みを回動させて行うが、調整つまみをカバーに表示され
ている「ぬるめ」の方向から「あつめ」の方向に回して
床暖房能力を大きくしようとしても、弁受部と弁部とに
よる開放部分が全開から徐々に小さくなって、調整弁が
全閉状態に近づいていく割には、温水往き部からバイパ
ス部を通過して温水戻り管へと流れる温水と、温水戻り
部からバイパス部を通過してパネル側往き管へと流れる
温水が減少せず、図8(エ)のように、弁受部と弁部とに
よる開放部分がわずかになり、調整弁が全閉状態に近づ
いた状態になって急激にバイパス部を通過する温水の量
が減少して床暖房能力が最大に近いところまで上がるも
のであった。
【0016】又逆に、調整つまみをカバーに表示されて
いる「あつめ」の方向から「ぬるめ」の方向に回して床
暖房能力を小さくしようとしても、弁受部と弁部とによ
る開放部分が図8(オ)の全閉から図8(エ)のように、弁
受部と弁部とによる開放部分がわずかな状態まではバイ
パス部を通過する温水の量が少なく、調整つまみの回動
により床暖房能力を小さくできるが、弁受部と弁部とに
よる開放部分が図8(エ)から図8(ウ)へと変化しようと
する途中で、急激にバイパス部を通過する温水の量が増
加して床暖房能力が最小に近いところまで下がるもので
あった。
【0017】本発明はこのような問題に鑑み、温水循環
式簡易型床暖房パネルによる床暖房の開始及び停止を、
温水調整弁装置を操作することで行うことができ、しか
も温水調整弁装置を操作することにより、温水循環式簡
易型床暖房パネルによる床暖房能力を最大から停止まで
無段階に調整することができる温水調整弁装置を提供す
ることを解決すべき課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明はこの点に着目し
上記欠点を解決するため、特にその構成を、請求項1で
は、熱源機により加熱された往きの温水が通過する温水
往き部と、該温水往き部と略平行に設けられ、温水循環
式簡易床暖房パネルから熱源機に向かう戻りの温水が通
過する温水戻り部と、前記温水往き部と温水戻り部に対
して直交して設けられ、温水往き部と温水戻り部とを連
通するバイパス部と、該バイパス部に組み込まれる調整
弁とを有し、該調整弁を操作することにより温水循環式
簡易床暖房パネルの床暖房能力を調整する温水調整弁装
置において、前記調整弁は略円筒状の弁受部の中に略円
柱状の弁部を組み込むことにより形成され、前記弁受部
にはバイパス部内で温水戻り部と同一軸線上に温水戻り
部と連通する弁受部バイパス孔が形成され、前記弁部に
はバイパス部内で温水往き部と同一軸線上に温水往き部
を全開から全閉に可変するための弁部バイパス孔を形成
すると共に、前記弁受部バイパス孔を全開から全閉に可
変するためのバイパス用孔を設けたものである。
【0019】又本発明の請求項2に係る温水調整弁装置
では、特にその構成を、請求項1に於いて、前記弁部は
前方が中空に形成され、弁部バイパス孔とバイパス用孔
は弁部の中空部分に形成すると共に、バイパス用孔は孔
位置が弁部バイパス孔と略90度ずれて形成したもので
ある。
【0020】又本発明の請求項3に係る温水調整弁装置
では、特にその構成を、請求項1又は請求項2に於い
て、前記弁受部の弁受部バイパス孔又は弁部のバイパス
用孔の一方を弁受部又は弁部の外周面を反対側まで貫通
して形成し、他方を外周面からその中空部分まで貫通し
て形成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】前記構成による請求項1記載の温
水調整弁装置によれば、熱源機からの往きの温水が通過
する温水往き部と、温水往き部と略平行に設けられ、温
水循環式簡易床暖房パネルからの戻りの温水が通過する
温水戻り部と、前記温水往き部と温水戻り部に対して直
交して連通するバイパス部と、該バイパス部に組み込ま
れ、操作することにより温水循環式簡易床暖房パネルの
床暖房能力を調整する調整弁とを有し、該調整弁は略円
筒状の弁受部の中に前方が中空の略円柱状の弁部が組み
込まれ、前記弁受部にはバイパス部内で温水戻り部と連
通する弁受部バイパス孔が形成され、前記弁部にはバイ
パス部内で温水往き部を全開から全閉に可変するための
弁部バイパス孔と、前記弁受部バイパス孔を全開から全
閉に可変するためのバイパス用孔とを設けたものであ
る。
【0022】これにより、調整弁を操作することにより
熱源機から温水循環式簡易床暖房パネルへ流れる往きの
温水量や温水循環式簡易床暖房パネルから熱源機へ流れ
る戻りの温水量を最大からゼロまで無段階に調整できる
ので、温水循環式簡易床暖房パネルの床暖房能力を最大
からゼロまで調整できるものである。
【0023】前記構成による請求項2記載の温水調整弁
装置によれば、請求項1の温水調整弁装置において、弁
部の前方を中空に形成し、前記弁部バイパス孔とバイパ
ス用孔は弁部の中空部分に形成すると共に、バイパス用
孔は孔位置が弁部バイパス孔と略90度ずれて形成した
ものである。
【0024】これにより、弁部バイパス孔が温水往き部
を少しでも開放すると、往きの温水の一部が弁部の中空
部分を通って弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが一致
している開放部分から温水戻り部へ流れる、又は戻りの
温水の一部が弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが一致
している開放部分から弁部の中空部分を通って温水往き
部へ流れるというように、往きと戻りの温水を混合させ
ることができ、それにより温水の流量や往きの温水温度
を可変させて温水循環式簡易床暖房パネルの床暖房能力
を最大からゼロまでより無段階に調整できるものであ
る。
【0025】更にバイパス用孔と弁部バイパス孔との孔
位置を略90度ずれて形成したので、弁部バイパス孔が
温水往き部を全開にする時、弁受部バイパス孔とバイパ
ス用孔とが一致している開放部分はなく弁受部バイパス
孔は全閉で、弁部バイパス孔が温水往き部を全閉にする
時、弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが完全に一致
し、したがって温水往き部を全開から全閉に徐々にすれ
ば、それに伴って弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが
一致している開放部分が全閉から全開に徐々に可変され
るので、往きの温水の流量と往きの温水温度とを両方可
変させて水循環式簡易床暖房パネルの床暖房能力を最大
からゼロまでより無段階に調整できるものである。
【0026】前記構成による請求項3記載の温水調整弁
装置によれば、請求項1又は請求項2の温水調整弁装置
において、弁受部の弁受部バイパス孔又は弁部のバイパ
ス用孔の一方を弁受部又は弁部の外周面を反対側まで貫
通して形成し、他方を外周面からその中空部分まで貫通
して形成したものである。
【0027】これにより弁部と弁受部とを組み込む向き
を指定しなくとも、必ず弁受部バイパス孔とバイパス用
孔とが一致する部分が温水調整弁装置内の温水戻り部の
上流側又は下流側に形成され、それにより往きと戻りの
温水を混合させることができるので、弁受部に弁部を組
み込む方向が180度逆さまになっても、調整弁を18
0度回動させれば必ず弁受部バイパス孔とバイパス用孔
の孔位置が全く一致しない状態から完全に一致する状態
まで変化するので、弁受部に弁部を組み込む方向を注意
せずに組み込むことができ、温水調整弁装置の組み立て
を容易にすることができるものである。
【0028】
【実施例】次に、この発明に係る温水調整弁装置を図面
に示された一実施例で説明する。1は熱源機で、灯油や
ガスなどを燃料として燃焼し、その燃焼ガスと温水とを
熱交換部2で熱交換して加熱し、加熱した温水を循環ポ
ンプ3により循環させるものである。
【0029】4は往きヘッダで、熱源機1から往管5を
通って流れてきた温水を複数の温水循環回路に分流する
もので、本実施例では2回路に分流するものである。
【0030】6は戻りヘッダで、複数の温水循環回路か
ら戻ってきた温水を合流させて、その合流した温水を復
管7を介して熱源機1に戻すもので、本実施例では2回
路を合流するものである。
【0031】8は温水式温風暖房機で、往きヘッダ4か
ら温風暖房用往管9を通ってきた温水が機内の放熱部1
0で放熱し、送風ファン11により吹き出される空気を
温風にして暖房を行い、放熱部10を通過した温水は温
風暖房用復管12を通って戻りヘッダ6へ流れ、更に熱
源機1へと戻り、これにより温風暖房用温水回路13を
形成するものである。
【0032】14は温水循環式簡易型床暖房パネルで、
室内の畳や床の上に置いて床暖房を行うもので、床暖房
用往管15を通ってきた温水がパネル内のパイプ16を
通過して放熱することにより床暖房を行うものであり、
パイプ16を通過した温水は床暖房用復管17へと流れ
ていくものである。
【0033】18は温水調整弁装置で、往きヘッダ4と
温水循環式簡易型床暖房パネル14との間に設けられ、
往きヘッダ4から温水調整弁装置用往管19を通ってき
た温水を床暖房用往管15に通し、床暖房用復管17を
通ってきた温水を温水調整弁装置用復管20へと流すも
ので、手動により床暖房のオンオフ及び床暖房能力を床
暖房停止から床暖房最大まで無段階に調整するものであ
り、これにより床暖房用温水回路21を形成するもので
ある。
【0034】次に、前記温水調整弁装置18の構造につ
いて説明する。前記温水調整弁装置18は、底板22
と、カバー23と、弁装置本体24と、調整つまみ25
とからなり、前記弁装置本体24内には温水循環式簡易
型床暖房パネル14への往きの温水が通過する温水往き
部26と、温水循環式簡易型床暖房パネル14からの戻
りの温水が通過する温水戻り部27とが温水路として弁
装置本体24内を貫通する状態で平行に形成されてい
る。
【0035】又前記温水往き部26と温水戻り部27と
に対して、直交する状態で直交する方向から、前記温水
往き部26と温水戻り部27とを連通する穴状のバイパ
ス部28が形成され、該バイパス部28は温水往き部2
6を貫通する小径部29と、温水戻り部27を貫通する
大径部30と、バイパス部28の開口部分に形成され、
内径が前記大径部30より大きく、大径部30との境の
部分にテーパ面31が形成されている係止部32とから
なるものである。
【0036】又前記弁装置本体24の温水往き部26と
温水戻り部27の各端部には、床暖房用往管15、床暖
房用復管17、温水調整弁装置用往管19、温水調整弁
装置用復管20とを差し込んで接続するための略円筒状
の管接続口33、34、35、36が設けられ、又前記
大径部30には、略円筒状の弁受部37の中空部分に略
円柱状の弁部38が組み込まれて構成される調整弁39
が差し込まれている。
【0037】前記弁受部37は先部40と中部41と端
部42からなり、前記先部40は、鍔状で外径が大径部
30の内径と略等しく、中空部分の端部分には内径が弁
部38の外径と略等しい弾性のOリング43が組み込ま
れるようにテーパ部44が形成されており、前記中部4
1は外径が大径部30の内径より小さく、円周部分には
弁部38として弁装置本体24に組み込んだ時、温水戻
り部27と同じ位置にくるように円周面を反対側まで貫
通する弁受部バイパス孔45が形成されている。
【0038】又、前記端部42は鍔状で外径が大径部3
0内径と略等しい内接部46と、前記端部42の端に位
置し鍔状で外径が弁装置本体24の高さと等しい円弧部
47と、調整弁39をバイパス部28に差し込んだ時弁
受部バイパス孔45が温水戻り部27と一致するように
前記円弧部47の対向する二端を直線状に形成して大径
部の係止部32と係合する位置決め部48とからなる係
止片部49と、前記内接部46と係止片部49との間に
外径が大径部30内径より若干大きいOリング50が組
み込まれるように外径が中部41外径より大きく内接部
46外径より小さいOリング用溝51とからなるもので
ある。
【0039】又前記弁受部37の中空部分は、先部40
と中部41はその中空部分の内径が弁部38外径と略等
しく、中部41から端部42の中空部分の内径は先部4
0と中部41の中空部分の内径より小さく形成されてい
るものである。
【0040】又前記弁部38は前部52と後部53とか
らなり、前記前部52は中空状で長手方向に長穴54が
形成されていると共に、該長穴54の先端付近の円周部
分には円周面を反対側まで貫通する弁部バイパス孔55
が形成されており、又長穴54の後端付近の円周部分に
は、外周面から長穴54まで貫通し弁部バイパス孔55
に対して90度ずれた位置にバイパス用孔56が形成さ
れているものである。
【0041】又、前記後部51は略円筒状で、外径が前
部50より小さくて弁受部37の端部42の中空部分の
内径と略等しく、端の部分は断面D字状になるようにD
カット加工されて係止面57が形成されており、又前部
50と係止面57との間に、端部42の中空部分内周と
密着するためのOリング58が複数取り付けられるよう
に、Oリング取付溝59が複数形成されているものであ
る。
【0042】又前記弁部38の後部53には、その後部
53の端部42に軸の回動範囲を規制する略中空円板状
の規制ワッシャ60を組付けた後、前記調整つまみ25
を差込み、該調整つまみ25に設けたねじ切りされた固
定孔61に、六角穴付き止めねじ62を係止面57に当
たるまでねじ込んで、調整つまみ25を固定するもので
ある。
【0043】そして弁装置本体24のバイパス部28に
弁部38を差し込み、その弁装置本体24を底板22に
組み込み、次に弁部38の後部53に規制ワッシャ60
を組付けた後調整つまみ25を固定し、その上からカバ
ー23を被せて、カバー23両側面に形成したねじ用孔
63から止めねじ64を差し込み、該止めねじ64が底
板22両側面のねじ孔65を貫通し、弁装置本体24の
両側面に形成したねじ切り穴66に螺合して温水調整弁
装置18が組み立てられるものである。
【0044】次にこの温水調整弁装置の動作について説
明する。まず、調整つまみ25をカバー23に表示され
ている「あつめ」の方向にいっぱいに回すと、温水調整
弁装置18の温水往き部26は、図3のbb断面の図4
(a)のように温水往き部26に対して弁部38の弁部バ
イパス孔55が水平状態となり、温水調整弁装置用往管
19から流れてきた温水は、ほとんど抵抗がない状態で
弁部バイパス孔53を通過して床暖房用往管15へと流
れていく。
【0045】又その時、温水調整弁装置18の温水戻り
部27は、図3のcc断面の図4(d)のように温水戻り
部27と水平状態に位置が固定されている弁受部37の
弁受部バイパス孔45に対して、弁部38のバイパス用
孔56は垂直状態となり、それによりバイパス部28は
不通となり、床暖房用復管17から流れてきた温水は、
大径部30の内周と弁受部37の中部41外周との空間
を通過して温水調整弁装置用復管20へと流れていく。
【0046】したがって調整つまみ25を「あつめ」の
方向にいっぱいに回した状態では、温水循環式簡易型床
暖房パネル14への往きの温水は、温水調整弁装置18
内のバイパス部28から戻りの温水に合流することな
く、全て温水循環式簡易型床暖房パネル14へ往くの
で、温水循環式簡易型床暖房パネル14への往きの温水
は最大流量となり、更に温水調整弁装置18内で往きの
温水に戻りの温水が全く混合しないので、往きの温水温
度は戻りの温水の混合による温度低下がなく、それによ
りこの時が温水循環式簡易型床暖房パネル14の最大床
暖房能力の状態となるものである。
【0047】この調整つまみ25を「あつめ」にいっぱ
いに回して最大床暖房能力とした状態から、調整つまみ
25を「ぬるめ」の方向に徐々に回していくと、温水往
き部26の流路の垂直面の断面積に対して弁部バイパス
孔55の垂直面の断面積が徐々に小さくなり、調整つま
み25を「あつめ」と「ぬるめ」の中間ぐらいまで回し
た時、温水調整弁装置18の温水往き部26は、図3の
bb断面の図4(b)のように温水往き部26に対して弁
部38の弁部バイパス孔55が約45度の状態となり、
温水往き部26の流路の垂直面の断面積に対して弁部バ
イパス孔55の垂直面の断面積が約半分になるので、温
水循環式簡易型床暖房パネル14への往きの温水流量は
減少するものである。
【0048】又その時、温水調整弁装置18の温水戻り
部27は、図3のcc断面の図4(e)のように温水戻り
部27と水平状態に位置が固定されている弁受部37の
弁受部バイパス孔45に対して、弁部38のバイパス用
孔56の孔が一部一致する状態となり、床暖房用復管1
7から温水調整弁装置18内に流れてきた温水は、その
一部が前記弁受部バイパス孔45とバイパス用孔56が
一部一致している部分に流入して、長穴54を通って弁
部38の弁部バイパス孔55から床暖房用往管15へと
流れる往きの温水に混合するものである。
【0049】又逆に、温水調整弁装置用往管19から温
水調整弁装置18内に流れてきた往きの温水の一部が、
弁部38の弁部バイパス孔55から長穴54を通って前
記弁受部バイパス孔45とバイパス用孔56が一部一致
している部分から流出して、温水調整弁装置用復管20
へと流れる戻りの温水に混合するものである。
【0050】上記のように温水往き部26を流れる往き
の温水量がバイパス部28内の調整弁39により減少す
ると共に、調整弁39内を介して往きの温水の一部が戻
りの温水へと流れ、又調整弁39内を介して戻りの温水
の温水の一部が往きの温水へと流れるので、温水循環式
簡易型床暖房パネル14への往きの温水温度は低下する
ことにより、温水循環式簡易型床暖房パネル14の床暖
房能力は小さくなるものである。
【0051】そして更に調整つまみ25を「ぬるめ」の
方向にいっぱいに回すと、温水調整弁装置18の温水往
き部26は、図3のbb断面の図4(c)のように温水往
き部26に対して弁部38の弁部バイパス孔55が垂直
状態となって、温水往き部26が閉塞してしまうので、
調整弁装置用往管19から流れてきた温水は、温水調整
弁装置18を通過できず、温水循環式簡易型床暖房パネ
ル14への温水量はゼロとなって床暖房が停止されるも
のである。
【0052】又その時温水調整弁装置18の温水戻り部
27は、図3のcc断面の図4(f)のように温水戻り部
27と水平状態に位置が固定されている弁受部37の弁
受部バイパス孔45に対し、弁部38のバイパス用孔5
6の孔が完全に一致する状態となるものの温水往き部2
6が閉塞されているので、床暖房用復管17から温水t
が流れてくることはなく、又調整弁39内を通過して温
水調整弁装置用復管20へと流れる温水もなく、床暖房
が停止されている状態となっているものである。
【0053】尚、本実施例では、熱源機1から往く温水
を往きヘッダ4で複数の温水循環回路に分流し、戻りヘ
ッダ6で複数の温水循環回路から戻ってきた温水を合流
させて熱源機1に戻していたがこれに限定されず、従来
例のように熱源機1と温水式温風暖房機8とで温水循環
路を構成し、この温水式温風暖房機8内の温水往き分岐
部と温水戻り合流部に可とう性のゴム管や合成樹脂管な
どのパイプを介して温水調整弁装置18を接続し、更に
この温水調整弁装置18に可とう性のゴム管や合成樹脂
管などのパイプを介して温水循環式簡易型床暖房パネル
14を接続するようにしてもよい。
【0054】又、本実施例では、弁受部バイパス孔45
を弁受部37の中部41円周面を反対側まで貫通して形
成すると共に、バイパス用孔56を弁部バイパス孔55
に対して90度ずれた位置になるように、弁部38の長
穴54の後端付近の外周面から長穴54まで貫通して形
成したがこれに限定されず、少なくとも弁受部バイパス
孔45又はバイパス用孔56の一方を円周面を反対側ま
で貫通して形成し、他方を外周面からその中空部分まで
貫通して形成するようにしてもよい。
【0055】上記に於いて例えば弁受部バイパス孔45
及びバイパス用孔56の両方を円周面を反対側まで貫通
して形成すれば、調整つまみ25が「あつめ」と「ぬる
め」の間にある時、弁受部バイパス孔45とバイパス用
孔56が一部一致している部分が床暖房用復管17側及
び温水調整弁装置用復管20側の両方に形成されるの
で、弁部38内の長穴54内に床暖房用復管17からの
戻り温水が流れ込むと共に、長穴54内から温水調整弁
装置用復管20へ温水調整弁装置用往管19を通ってき
た往きの温水の一部が流れ込むことにより、床暖房用往
管15へと流れる往きの温水の温度が低くなり、温水循
環式簡易型床暖房パネル14の床暖房能力を調整する。
【0056】又弁受部バイパス孔45又はバイパス用孔
56の一方を、弁受部37又は弁部38の外周面からそ
のまま反対側まで貫通して形成し、他方を外周面からそ
の中空部分まで貫通して形成すれば、調整つまみ25が
「あつめ」と「ぬるめ」の間にある時、弁受部バイパス
孔45とバイパス用孔56が一部一致している部分が床
暖房用復管17側に形成されれば、温水調整弁装置用往
管19を通ってきた往きの温水の一部がら温水調整弁装
置用復管20へ流れ込むことよりも、床暖房用復管17
からの戻りの温水が温水調整弁装置用往管19へ流れ込
むことの方が作用して、床暖房用往管15へと流れる往
きの温水の温度が低くなり、又弁受部バイパス孔45と
バイパス用孔56が一部一致している部分が温水調整弁
装置用復管20側に形成されれば、床暖房用復管17か
らの戻りの温水が温水調整弁装置用往管19へ流れ込む
ことよりも、温水調整弁装置用往管19を通ってきた往
きの温水の一部が温水調整弁装置用復管20へ流れ込む
ことの方が作用して、床暖房用往管15へと流れる往き
の温水の温度が低くなるものである。
【0057】以上のように、温水調整弁装置18内の、
往きの温水が流れる温水往き部26と戻りの温水が流れ
る温水戻り部27とを穴状のバイパス部28で連通し、
このバイパス部28に、略円筒状でその円筒部分の略中
央に弁受部バイパス孔45を形成した弁受部37の中空
部分に、略円柱状で長手方向に長穴54が形成され、該
長穴54の先端に円周面を反対側まで貫通する弁部バイ
パス孔55を形成し更に長穴54の後端には、外周面か
ら長穴54まで貫通し弁部バイパス孔55に対して90
度ずれた位置にバイパス用孔56を形成した弁部38が
組み込まれて構成される調整弁39を差し込み、この弁
部38に固定された調整つまみ25を回動させることに
より、温水往き部26が弁部バイパス孔55により全開
から全閉まで無段階に調整され、それに対応して、弁受
部バイパス孔45とバイパス用孔56が全く一致してい
ない状態から全部一致している状態まで無段階に変化す
るので、温水往き部26が全開の時にバイパス部28が
全閉となり、その状態から温水往き部26を徐々に閉じ
ていくとバイパス部28が徐々に開いていき、温水往き
部26が全閉の時にバイパス部28が全開となり、温水
調整弁装置18に接続されている温水循環式簡易型床暖
房パネル14の床暖房を温水調整弁装置18の操作でオ
ンオフすることができ、更に往きの温水量を増減すると
共に、往きの温水量の増減に対応して往きと戻りの間で
バイバスされる温水量を増減するので、温水循環式簡易
型床暖房パネル14の床暖房能力をゼロから最大まで無
段階に調節することができるものである。
【0058】又、大径部の係止部32と係合する位置決
め部48を形成した係止片部49を、弁受部37の端部
42に設けたことにより、バイパス部28に調整弁39
を差し込む方向が180度逆さまになっても、常に弁受
部バイパス孔45が温水戻り部27と一致するので、調
整弁39を差し込む方向を注意せずに組み込むことがで
き、温水調整弁装置18の組み立てを容易にすることが
できるものである。
【0059】又、弁受部37の弁受部バイパス孔45又
は弁部38のバイパス用孔56の一方を円周面を反対側
まで貫通して形成し、他方を外周面からその中空部分ま
で貫通して形成させたことにより、弁受部37に弁部3
8を組み込む方向が180度逆さまになっても調整つま
み25を180度回動させれば必ず弁受部バイパス孔4
5とバイパス用孔56の孔位置が全く一致しない状態か
ら完全に一致する状態まで変化するので、弁受部37に
弁部38を組み込む方向を注意せずに組み込むことがで
き、温水調整弁装置18の組み立てを容易にすることが
できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上のように請求項1の温水調整弁装置
によれば、温水往き部と温水戻り部に対して直交して連
通するバイパス部に組み込まれた調整弁に、温水往き部
を全開から全閉にする弁部バイパス孔を設けると共に、
バイパス部を全開から全閉にする弁受部バイパス孔とバ
イパス用孔とを設けたので、調整弁を操作することによ
り熱源機から温水循環式簡易床暖房パネルへ流れる往き
の温水量や温水循環式簡易床暖房パネルから熱源機へ流
れる戻りの温水量を最大からゼロまで無段階に調整で
き、更に往きの温水と戻りの温水との混合も最大からゼ
ロまで無段階に調整できるので、温水循環式簡易床暖房
パネルの床暖房能力を最大からゼロまで調整できるもの
である。
【0061】又請求項2の温水調整弁装置によれば、調
整弁の弁部の前方を中空に形成してそこに弁部バイパス
孔とバイパス用孔とを孔位置を略90度ずらして形成し
たので、弁部バイパス孔が温水往き部を少しでも開放す
ると、往きの温水の一部が弁部の中空部分を通って弁受
部バイパス孔とバイパス用孔とが一致している開放部分
から温水戻り部へ流れる、又は戻りの温水の一部が弁受
部バイパス孔とバイパス用孔とが一致している開放部分
から弁部の中空部分を通って温水往き部へ流れるという
ように、往きと戻りの温水を混合させることができ、そ
れにより温水の流量や往きの温水温度を可変させて温水
循環式簡易床暖房パネルの床暖房能力を最大からゼロま
でより無段階に調整できるものである。
【0062】更に、弁部バイパス孔が温水往き部を全開
にする時、弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが一致し
ている開放部分はなく弁受部バイパス孔は全閉で、弁部
バイパス孔が温水往き部を全閉にする時、弁受部バイパ
ス孔とバイパス用孔とが完全に一致し、したがって温水
往き部を全開から全閉に徐々にすれば、それに伴って弁
受部バイパス孔とバイパス用孔とが一致している開放部
分が全閉から全開に徐々に可変されるので、往きの温水
の流量と往きの温水温度とを両方可変させて水循環式簡
易床暖房パネルの床暖房能力を最大からゼロまでより無
段階に調整できるものである。
【0063】又請求項3の温水調整弁装置によれば、弁
受部の弁受部バイパス孔又は弁部のバイパス用孔の一方
を弁受部又は弁部の外周面から反対側まで貫通して形成
し、他方を外周面からその中空部分まで貫通して形成し
たので、弁部と弁受部とを組み込む向きを指定しなくと
も、必ず弁受部バイパス孔とバイパス用孔とが一致する
部分が温水調整弁装置内の温水戻り部の上流側又は下流
側に形成され、それにより往きと戻りの温水を混合させ
ることができるので、弁受部に弁部を組み込む方向が1
80度逆さまになっても、調整弁を180度回動させれ
ば必ず弁受部バイパス孔とバイパス用孔の孔位置が全く
一致しない状態から完全に一致する状態まで変化するの
で、弁受部に弁部を組み込む方向を注意せずに組み込む
ことができ、温水調整弁装置の組み立てを容易にするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した温水調整弁装置を
使用した温水循環路の構成図。
【図2】同温水調整弁装置の分解斜視図。
【図3】同温水調整弁装置の断面図。
【図4】同温水調整弁装置の調整弁の動作を示す要部断
面図。
【図5】従来例の温水調整弁装置を使用した温水循環路
の構成図。
【図6】同調整弁の分解斜視図。
【図7】同断面図。
【図8】同温水調整弁装置の調整弁の動作を示す要部断
面図。
【符号の説明】
1 熱源機 14 温水循環式簡易床暖房パネル 26 温水往き部 27 温水戻り部 28 バイパス部 37 弁受部 38 弁部 39 調整弁 45 弁受部バイパス孔 55 弁部バイパス孔 56 バイパス用孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機により加熱された往きの温水が通
    過する温水往き部と、該温水往き部と略平行に設けら
    れ、温水循環式簡易床暖房パネルから熱源機に向かう戻
    りの温水が通過する温水戻り部と、前記温水往き部と温
    水戻り部に対して直交して設けられ、温水往き部と温水
    戻り部とを連通するバイパス部と、該バイパス部に組み
    込まれる調整弁とを有し、該調整弁を操作することによ
    り温水循環式簡易床暖房パネルの床暖房能力を調整する
    温水調整弁装置において、前記調整弁は略円筒状の弁受
    部の中に略円柱状の弁部を組み込むことにより形成さ
    れ、前記弁受部にはバイパス部内で温水戻り部と同一軸
    線上に温水戻り部と連通する弁受部バイパス孔が形成さ
    れ、前記弁部にはバイパス部内で温水往き部と同一軸線
    上に温水往き部を全開から全閉に可変するための弁部バ
    イパス孔を形成すると共に、前記弁受部バイパス孔を全
    開から全閉に可変するためのバイパス用孔を設けたこと
    を特徴とする温水調整弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弁部は前方が中空に形成され、弁部
    バイパス孔とバイパス用孔は弁部の中空部分に形成する
    と共に、バイパス用孔は孔位置が弁部バイパス孔と略9
    0度ずれて形成したことを特徴とする請求項1記載の温
    水調整弁装置。
  3. 【請求項3】 前記弁受部の弁受部バイパス孔又は弁部
    のバイパス用孔の一方を弁受部又は弁部の外周面を反対
    側まで貫通して形成し、他方を外周面からその中空部分
    まで貫通して形成したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の温水調整弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014025683A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Osaka Gas Co Ltd 温水マット及びその接続構造部
DE102019005163A1 (de) * 2019-07-25 2021-01-28 Voss Automotive Gmbh Massenstromsteuerungseinheit, Schaltventilelement für eine solche sowie Kühlmittelsystem mit zumindest einer solchen Massenstromsteuerungseinheit

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DE102019005163A1 (de) * 2019-07-25 2021-01-28 Voss Automotive Gmbh Massenstromsteuerungseinheit, Schaltventilelement für eine solche sowie Kühlmittelsystem mit zumindest einer solchen Massenstromsteuerungseinheit

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