JP2002243071A - 可撓性2重パイプ - Google Patents
可撓性2重パイプInfo
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- JP2002243071A JP2002243071A JP2001041675A JP2001041675A JP2002243071A JP 2002243071 A JP2002243071 A JP 2002243071A JP 2001041675 A JP2001041675 A JP 2001041675A JP 2001041675 A JP2001041675 A JP 2001041675A JP 2002243071 A JP2002243071 A JP 2002243071A
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- JP
- Japan
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- pipe
- aluminum foil
- tube
- coil spring
- air
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調用ダクトに使用する可撓管を、可撓性を
維持しながら断熱性を高める。 【解決手段】 アルミ箔チューブ2aの外周にコイルバ
ネ2bを巻き、植毛層2cを形成した従来のパイプを外
管2とし、アルミ箔チューブ3aの外周にコイルバネ3
bを巻いたやや小径の内管3を外管2内に挿入し、内管
3内部を空調用空気の通路にする。外部の熱が外管2で
遮断されるのに加えて、隙間4内の空気層の断熱性と内
管3外周面の熱反射性によって断熱効果を高める。
維持しながら断熱性を高める。 【解決手段】 アルミ箔チューブ2aの外周にコイルバ
ネ2bを巻き、植毛層2cを形成した従来のパイプを外
管2とし、アルミ箔チューブ3aの外周にコイルバネ3
bを巻いたやや小径の内管3を外管2内に挿入し、内管
3内部を空調用空気の通路にする。外部の熱が外管2で
遮断されるのに加えて、隙間4内の空気層の断熱性と内
管3外周面の熱反射性によって断熱効果を高める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性と断熱性が
ある送気用のパイプに関する。
ある送気用のパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】空調用空気を送るダクトを真っ直ぐに配
管できない場合に、アルミ箔チューブにコイルバネを巻
いて植毛層を形成した、可撓性と断熱性をもたせたパイ
プを使用することは、従来知られている。
管できない場合に、アルミ箔チューブにコイルバネを巻
いて植毛層を形成した、可撓性と断熱性をもたせたパイ
プを使用することは、従来知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のパイプ
は、植毛層によって断熱性を生じさせているが、パイプ
に厚い断熱層を被覆したものに比べて断熱性が劣る。ま
た真っ直ぐに配管できないような場所は、障害物があっ
たり、狭くて、配管作業や被覆作業がしにくい場所が多
い。本発明は、前記の従来の可撓性の植毛パイプを改善
し、可撓性を殆ど損なうことなく断熱性を向上させるこ
とを課題とする。
は、植毛層によって断熱性を生じさせているが、パイプ
に厚い断熱層を被覆したものに比べて断熱性が劣る。ま
た真っ直ぐに配管できないような場所は、障害物があっ
たり、狭くて、配管作業や被覆作業がしにくい場所が多
い。本発明は、前記の従来の可撓性の植毛パイプを改善
し、可撓性を殆ど損なうことなく断熱性を向上させるこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの第1の手段は、請求項1に記載したとおり、アルミ
箔チューブにコイルバネを巻いて植毛した外管の内側
に、アルミ箔チューブにコイルバネを巻いた内管を、僅
かの隙間を介在させて挿入し、2重壁にしたことを特徴
とする。
めの第1の手段は、請求項1に記載したとおり、アルミ
箔チューブにコイルバネを巻いて植毛した外管の内側
に、アルミ箔チューブにコイルバネを巻いた内管を、僅
かの隙間を介在させて挿入し、2重壁にしたことを特徴
とする。
【0005】また第2の手段は、請求項1に記載したと
おり、アルミ箔チューブに植毛した外管の内側に、アル
ミ箔チューブにコイルバネを巻いた内管を、僅かの隙間
を介在させて挿入し、2重壁にしたことを特徴とする。
おり、アルミ箔チューブに植毛した外管の内側に、アル
ミ箔チューブにコイルバネを巻いた内管を、僅かの隙間
を介在させて挿入し、2重壁にしたことを特徴とする。
【0006】前記第1、第2の手段によれば、内外管の
間に隙間があるため十分な可撓性を有し、且つこの隙間
によって断熱性が向上する。
間に隙間があるため十分な可撓性を有し、且つこの隙間
によって断熱性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の可撓性
2重パイプ1の横断面図であり、2は外管、3は外管2
よりやや小径の内管である。外管2は、アルミ箔チュー
ブ2aの外周に、ピアノ線からなるコイルバネ2bが巻
き付けられ、更に接着剤が塗布されて短い繊維が植えら
れ、植毛層2cを形成している。内管3は、アルミ箔チ
ューブ3aの外周に、ピアノ線からなるコイルバネ3b
を巻き付けて形成され、外管2の内側に挿入され内部が
空調用空気の通路になる。コイルバネ2b、3bは、自
然状態で図1の状態から僅かに縮むことができる。
施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の可撓性
2重パイプ1の横断面図であり、2は外管、3は外管2
よりやや小径の内管である。外管2は、アルミ箔チュー
ブ2aの外周に、ピアノ線からなるコイルバネ2bが巻
き付けられ、更に接着剤が塗布されて短い繊維が植えら
れ、植毛層2cを形成している。内管3は、アルミ箔チ
ューブ3aの外周に、ピアノ線からなるコイルバネ3b
を巻き付けて形成され、外管2の内側に挿入され内部が
空調用空気の通路になる。コイルバネ2b、3bは、自
然状態で図1の状態から僅かに縮むことができる。
【0008】アルミ箔の厚さは0.01mm程度であ
り、外管2と内管3の外径は、アルミ箔チューブ2a,
3aが伸びた状態で、例えば外管が265mm、内管3
が250mmであり、隙間4は平均7.5mmである。
り、外管2と内管3の外径は、アルミ箔チューブ2a,
3aが伸びた状態で、例えば外管が265mm、内管3
が250mmであり、隙間4は平均7.5mmである。
【0009】図2はパイプを自力又は外力で縮ませたた
状態を示し、コイルバネ2b、3bの縮みで、アルミ箔
チューブ2a,3aは断面波形に変形し、内外管を一体
化した端部以外の部分では、外管2の内側下部に、重力
で内管3の外側下部が部分的に接触した状態になる。ま
た、このパイプ1を湾曲させて配管すると、曲率半径の
大きい側ではアルミ箔の波が低くなり、曲率半径の小さ
い側では波が高くなる変形をする。
状態を示し、コイルバネ2b、3bの縮みで、アルミ箔
チューブ2a,3aは断面波形に変形し、内外管を一体
化した端部以外の部分では、外管2の内側下部に、重力
で内管3の外側下部が部分的に接触した状態になる。ま
た、このパイプ1を湾曲させて配管すると、曲率半径の
大きい側ではアルミ箔の波が低くなり、曲率半径の小さ
い側では波が高くなる変形をする。
【0010】内管3内に冷房用空気を送るとき、外気の
熱の進入は、外管2で植毛層2cの断熱作用によって阻
止されると共に、隙間4内の薄い空気層の断熱作用と、
内管3のアルミ箔チューブ3aの外周面の熱反射によっ
て阻止される。一方、内外管の波形部分の接触で熱漏れ
はあるが、この接触は部分的であるため熱漏れ量は僅か
であり、外管2のみの一重のものに比べて断熱作用は3
0〜50%程度増大する。
熱の進入は、外管2で植毛層2cの断熱作用によって阻
止されると共に、隙間4内の薄い空気層の断熱作用と、
内管3のアルミ箔チューブ3aの外周面の熱反射によっ
て阻止される。一方、内外管の波形部分の接触で熱漏れ
はあるが、この接触は部分的であるため熱漏れ量は僅か
であり、外管2のみの一重のものに比べて断熱作用は3
0〜50%程度増大する。
【0011】図3に示す第2の実施の形態である可撓性
2重パイプ10において、外管11は、アルミ箔チュー
ブ11aの外周に、接着剤が塗布されて短い繊維が植え
られて植毛層11bが形成されている。内管3は、図1
に示すものと同じで、アルミ箔チューブ3aの外周に、
ピアノ線からなるコイルバネ2bを巻き付けて形成さ
れ、外管2の内側に挿入され内部が空調用空気の通路に
なり、隙間12が断熱空間となる。この2重パイプ10
においても可撓性と断熱性は保たれる。
2重パイプ10において、外管11は、アルミ箔チュー
ブ11aの外周に、接着剤が塗布されて短い繊維が植え
られて植毛層11bが形成されている。内管3は、図1
に示すものと同じで、アルミ箔チューブ3aの外周に、
ピアノ線からなるコイルバネ2bを巻き付けて形成さ
れ、外管2の内側に挿入され内部が空調用空気の通路に
なり、隙間12が断熱空間となる。この2重パイプ10
においても可撓性と断熱性は保たれる。
【0012】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、パイプの可撓
性を維持して断熱性を高めたから、敷設工事が簡単にで
き、使用中熱損失が少なく省エネルギ効果があり、この
ため湾曲又は屈曲して設置する空調用ダクトとして最適
である。
性を維持して断熱性を高めたから、敷設工事が簡単にで
き、使用中熱損失が少なく省エネルギ効果があり、この
ため湾曲又は屈曲して設置する空調用ダクトとして最適
である。
【図1】 本発明の第1の実施の形態の伸張状態を示す
断面図
断面図
【図2】 同じく収縮状態を示す断面図
【図3】 本発明の第2の実施の形態の伸張状態を示す
断面図
断面図
1、10 可撓性2重パイプ 2、11 外管 3 内管 2a,3a アルミ箔チューブ 2b,3b コイルバネ 2c、11b 植毛層 4、12 隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 アルミ箔チューブの外周にコイルバネを
巻いて植毛した外管の内側に、アルミ箔チューブにコイ
ルバネを巻いた内管を、僅かの隙間を介在させて挿入
し、2重壁にしたことを特徴とする可撓性2重パイプ。 - 【請求項2】 アルミ箔チューブの外周に植毛した外管
の内側に、アルミ箔チューブにコイルバネを巻いた内管
を、僅かの隙間を介在させて挿入し、2重壁にしたこと
を特徴とする可撓性2重パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041675A JP2002243071A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 可撓性2重パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041675A JP2002243071A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 可撓性2重パイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002243071A true JP2002243071A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18904077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001041675A Pending JP2002243071A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 可撓性2重パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002243071A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205503A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Kuraray Plast Co Ltd | 断熱二重管 |
EP2079100A1 (en) * | 2003-10-22 | 2009-07-15 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing decive |
JP2009229001A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 加湿空気搬送ダクトおよび加湿装置並びに空気調和機 |
CN101806382A (zh) * | 2010-04-12 | 2010-08-18 | 山西省交通科学研究院 | 一种金属保温输送软管 |
JP2010266200A (ja) * | 2010-09-02 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | 加湿空気搬送ダクトおよび空気調和機 |
CN103162026A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-06-19 | 南车资阳机车有限公司 | 一种机车空调的软式隔热风筒 |
CN104197124A (zh) * | 2014-09-19 | 2014-12-10 | 武汉凌达压缩机有限公司 | 一种空调器及其吸排气管 |
CN104864575A (zh) * | 2015-06-03 | 2015-08-26 | 宁波宏都电器有限公司 | 一种顶置空调器的进出风通道组件 |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001041675A patent/JP2002243071A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9581913B2 (en) | 2003-10-22 | 2017-02-28 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing device |
EP2079100A1 (en) * | 2003-10-22 | 2009-07-15 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing decive |
US7643129B2 (en) | 2003-10-22 | 2010-01-05 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing device |
US7948608B2 (en) | 2003-10-22 | 2011-05-24 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing device |
US7973906B2 (en) | 2003-10-22 | 2011-07-05 | Nikon Corporation | Exposure apparatus, exposure method, method for manufacturing device |
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JP4585011B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2010-11-24 | 三菱電機株式会社 | 加湿空気搬送ダクトおよび加湿装置並びに空気調和機 |
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