JP2002240412A - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法Info
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- JP2002240412A JP2002240412A JP2001044764A JP2001044764A JP2002240412A JP 2002240412 A JP2002240412 A JP 2002240412A JP 2001044764 A JP2001044764 A JP 2001044764A JP 2001044764 A JP2001044764 A JP 2001044764A JP 2002240412 A JP2002240412 A JP 2002240412A
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Abstract
く、幅広い印刷用紙に転写性が良好で、転写後の被転写
媒体上の画像部/非画像部の質感が被転写媒体と近似し
た印刷外校用途などのプルーフとして好適に使用できる
品質のインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 ブリストー法によるインク吸収性試験で
のインク転移量が0.5〜10ml/m2の被転写媒体
に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着色剤を含有し
てなるインクをインクジェット記録方法で吐出して画像
形成するインクジェット記録方法に於いて、インクジェ
ット記録時に被転写媒体を加熱していることを特徴とす
るインクジェット記録方法。
Description
方法に関する。更に詳しくは、印刷の校正用途に用いら
れる印刷物に近似した、高品位な出力を安定に提供でき
るインクジェット記録方法に関するものである。
あり、小型記録機器から大型機器まで対応が可能であ
り、またカラー化が容易であることから、パーソナルユ
ースから産業用用途まで幅広く用いられている。
オンデマンド型に大別され、前者は産業用プリンターに
後者は主にパーソナルからOAユースで用いられてき
た。近年では、オンデマンド型の小液滴化、高速印字性
能が向上しており、オンデマンド型が産業用にも用いら
れてきている。
提案されているが、一部の産業用用途を除くと水系イン
クが広く用いられている。
は、近年の画質向上伴い、フォトグラフ用途、カラープ
ルーフ用途などへの適用が検討されている。またカラー
マッチング等関連技術の精度向上もあり、厳密な色再現
域を要求するプルーフ用途に於いても外校として使用さ
れてきており、益々印刷に近似した高濃度・高彩度の出
力品質が要求されてきている。
転写方式、レーザー昇華熱転写方式、レーザーアブレー
ション転写方式、銀塩方式等各種方式が検討商品化され
ているが、何れもシステム価格が非常に高価で、市場を
席巻するまでには至っていない。
ト製品とを比較すると、印刷用紙を使用出来る。網点出
力ができる。出力速度が速い等の点に差があるのが現状
である。
置が簡便でありシステム価格は大幅に削減でき、またラ
ンニングコストも非常に安価にできる利点が有り、品質
の向上に伴い大きく伸びる可能性を秘めている。
おり、特に印刷用紙に近似したインクジェット用紙に関
しては、各製紙メーカーなどから次々に開発されてお
り、マット紙、コート紙等は印刷本紙に程近い品質が得
られている状況になってきている。
新聞紙をターゲットとしたインクジェット記録用紙は提
案されていない。
ート、軽量マット紙、新聞紙などチラシや雑誌に使用さ
れる印刷用紙への対応が期待される分野であるが、イン
クジェット記録は液体を記録用紙に吐出するため、薄紙
に出力するとコックリング、溢れ等の問題で本質的に十
分な品質が得られないという課題を持っている。
従来から中間転写媒体を用いる方法が提案されている特
開昭62−92849号公報、特開平1−226336
号公報には、インクを中間転写媒体に付着させ、インク
の水分を加熱により蒸発させ、濃縮した後に中間転写媒
体を被記録媒体に圧接、転写する事により紙への浸透を
抑える方法が開示されている。これによると画像の滲
み、紙への裏抜けなどの改善は可能である。しかしイン
クを中間転写に吐出してから被記録媒体に転写するまで
の過程でインク滴同士が集合し球形となるためにドット
径が大きくなり解像度低下したり、正確な位置に画像が
保持されないという問題があった。また隣接して異なる
色のインクを吐出した場合色混じりが発生するだけでな
く、先に吐出したインクの存在により、次のインクが弾
かれスパッタが発生し画像の鮮明性が低下するという問
題があった。
478号公報には、多孔性でインク吸収し、且つ排出可
能な中間転写層を有する中間転写媒体に吐出後、被記録
媒体に転写する方法が開示されている。これによると解
像度低下や色混じり、スパッタなどの改善は可能であ
る。しかし細孔にインクを保持させるために色材の被転
写媒体への転移が十分に行われず高彩度の画像が得られ
ない。また繰り返し記録に於いては、前の画像のクリー
ニングが十分になされずゴーストが発生する等の問題が
あった。
を用いて滲みや裏抜けを改善する方法には、本質的な課
題がある。水系インクの組成の大部分は溶剤と色材であ
り、溶剤を蒸発/濃縮する事で体積収縮がおこり、被転
写媒体への転写性が劣化してくる。このため転写性の確
保ために十分に滲みや裏抜けを改善できない。
ルジョンを導入する記録方法が特開平7−179024
号公報、特開平5−1254号公報などに開示されてい
る。エマルジョンの添加は、吐出性を損ねない範囲であ
れば、好ましい方法である。これらによれば上記の体積
収縮も抑えられ転写ドラムからの転移性、転写画像の耐
久性などを改善する効果は確認されるが、実質的な転写
性を得るためには、色材と同量以上の樹脂分を加えるこ
とが必要となり、水系インクの特徴である吐出安定性、
経時での液停滞性が劣化してしまい、本来の目的を達成
できない。
設けインクジェット記録し、転写層を転写する方法が、
特開平10−16382号公報、特開平11−4289
6号公報、特開2000−1044号公報などに開示さ
れている。
への転写性は改善され、好ましい方法である。しかしな
がら、これらの方法では、転写層の溶剤の吸収が不十分
であり、中間転写媒体上での解像度低下、色混じり等の
問題がある。またマット紙や上質紙といった表面粗さの
大きい印刷用紙への転写性が不十分であったり、転写後
の画像が転写層の透明性が低く色が濁ったり、被転写媒
体上での画像部/非画像部の光沢などの質感が、被転写
媒体と著しく異なってしまうなどの問題があり、印刷外
校用途などのプルーフとしての画質としては不十分であ
った。
像度で、色滲み、コックリング等問題なく、幅広い印刷
用紙に転写性が良好で、転写後の被転写媒体上の画像部
/非画像部の質感が被転写媒体と近似した印刷外校用途
などのプルーフとして好適に使用できる品質のインクジ
ェット記録方法を提供することにある。
下の構成によって達成された。
発明は、ブリストー法によるインク吸収性試験における
インク転移量が0.01〜10ml/m2の被転写媒体
に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着色剤を含有し
てなるインクをインクジェット記録方法で吐出して画像
形成するインクジェット記録方法に於いて、インクジェ
ット記録時に被転写媒体を加熱するインクジェット記録
方法を開示している。この発明によれば、従来用いるこ
との出来なかったアート紙、コート紙のような表面を親
油化処理されている被記録媒体に対しても、解像度低下
/色混じりを生じる事無く記録が出来る。ブリストー法
とは、液体吸収性試験(詳細はJ.TAPPI紙パルプ
試験方法No.51参照)において、ヘッドボックスに
80μlのインクを添加して求めた吸収時間80mse
c.の時の液体転移量を言う。
写層を有してなる中間転写媒体に、少なくとも水、水溶
性有機溶剤及び着色剤を含有してなるインクをインクジ
ェット記録方法で吐出して画像形成し、該画像を転写層
と共に被転写媒体に再転写するインクジェット記録方法
に於いて、インクジェット記録時に該中間転写媒体を加
熱していることを特徴とするインクジェット記録方法を
開示している。この発明によれば、更に印刷で使用され
る上質紙の様な水系溶剤の吸収の著しく高い被転写媒
体、並びに従来のインクジェット記録ではコックリン
グ、滲み、裏抜けなどの影響で良好な画像が得られなか
った軽量紙に対して、解像度低下/色混じりを生じる事
無く記録が出来る。
写層を有してなる中間転写媒体に、少なくとも水、水溶
性有機溶剤及び着色剤を含有してなるインクをインクジ
ェット記録方法で吐出して画像形成し、該画像を転写層
と共に被転写媒体に再転写するインクジェット記録方法
に於いて、転写層内及び/又は転写層上に実質的に不揮
発成分のみが残留し、被転写媒体に再転写されることを
特徴とするインクジェット記録方法を開示している。こ
れによれば、上記のような被転写媒体上に良好に転写で
きるばかりか、転写後の画像保存性が著しく向上する。
写層を有してなる中間転写媒体に、少なくとも水、水溶
性有機溶剤及び着色剤を含有してなるインクをインクジ
ェット記録方法で吐出して画像形成し、該画像を転写層
と共に被転写媒体に再転写するインクジェット記録方法
に於いて、インクジェット記録時に中間転写媒体を加熱
していることを特徴とするインクジェット記録方法であ
って、該インクジェット記録が複数色のインクを用いた
カラーインクジェット記録方法であり、かつ単位時間当
たりの印字密度に併せて、出力条件及び/又は乾燥条件
を切り替え記録することを特徴とするインクジェット記
録方法を開示している。これによればユーザー要望に応
じ、画質/解像度を選択でき、選択した全てのモードで
同等の転写性・品質および転写後の画像保存性を確保で
き、実用上非常に重要である。
写層を有してなる中間転写媒体に、少なくとも水、水溶
性有機溶剤及び着色剤を含有してなるインクをインクジ
ェット記録方法で吐出して画像形成し、該画像を転写層
と共に被転写媒体に再転写するインクジェット記録方法
に於いて、インクジェット記録時に中間転写媒体を加熱
していることを特徴とするインクジェット記録方法であ
って、該インクジェット記録が複数色のインクを用いた
カラーインクジェット記録方法であり、かつ中間転写媒
体上でのドット径が、2.540cm/出力解像度(d
pi)×√2が±20%(dpiは2.540cm当た
りのドット数を表す)となる様に出力条件及び/又は乾
燥条件を設定することを特徴とするインクジェット記録
方法を開示している。これによれば、被転写媒体上での
バンディング、文字品質を良好にする事が可能であり、
画像保存性と品質/画質の両立に不可欠である。
の中間転写媒体の表面温度が60〜150℃である方法
を開示している。これによれば発色濃度、色調など画質
が良好であるばかりでなく、良好な書き込み速度、転写
性を維持でき、また何よりも被転写媒体に近似した非画
像部の白地を確保するために有効である。
量が30〜65質量%である方法を開示している。これ
によれば印字時のヘッドの目詰まりを防止でき、装置の
吐出安定のために効果がある。
樹脂粒子を含有している方法を開示している。本発明で
は、樹脂粒子はあくまで接着補助剤であり、極少量で転
写層とインクの接着を強められるばかりか、被転写媒体
とインクの接着も強まり特に、ベタ画像部などの画像耐
久性の改善に効果がある。このため、吐出安定性を劣化
しない範囲で使用できることが特徴である。
る方法を開示している。これによれば、発色濃度の変動
が小さいばかりか、転写後の画像保存性、色調の印刷物
近似性などの改善に効果がある。
されている方法を開示している。これによれば、転写層
とインクの接着を強められるばかりか、被転写媒体とイ
ンクの接着も強まり特に、ベタ画像部などの画像耐久性
の改善に効果がある。
層の付量が0.05〜50g/m2である方法を開示し
ている。これによれば、被転写媒体への転写性が良好な
ばかりか、被転写媒体上の非画像部の光沢/画像部の透
明感などの質感が、本来の被転写媒体及び印刷画像の質
感を損ねない。また、十分な画像耐久性を備えられる効
果があり、耐水性も向上する。
と転写層の間に離型層を有する方法を開示している。こ
れによれば、被転写媒体への転写性が更に向上する効果
がある。
1〜100μmの熱変形層を有する方法を開示してい
る。これによれば、被転写媒体への転写性が更に向上
し、特にマット紙や上質紙などのラフ紙に対する転写性
が大きく向上するばかりか、転写画像の耐久性が向上す
る効果がある。
紙を用いる方法を開示している。これによれば、ユーザ
ーの要望の印刷物に限りなく近似した白地を得られるば
かりか、非画像部の光沢などの質感が、本来の被転写媒
体及び印刷画像の質感を損ねない。
と転写層の間に溶剤吸収層を有する方法を開示してい
る。これによれば、より少ない熱量でも中間転写媒体上
の解像度低下や色混じり等の問題が改善され、記録速度
を向上できる。また、同一条件で記録した場合には、転
写後の画像保存性が改善する効果がある。
る方法を開示している。これによれば、上記の溶剤吸収
層に速やかに溶剤が吸収され上記の効果が、更に改善さ
れる効果がある。
脂粒子を含有する方法を開示している。これによれば、
上記の溶剤吸収層に速やかに溶剤吸収される上、被転写
媒体への再転写時の熱により、樹脂粒子は融着し、転写
層とインクの接着を強められるばかりか、被転写媒体と
転写層の接着も強まり特に、非画像部などの画像耐久性
の改善に効果がある。
が、少なくとも2色のインクを1×10-7〜0.3秒に
重ねて付与すると共に、1つのインクの印字密度が5.
5〜20.0nl/mm2以上である方法を開示してい
る。これによれば、高速で高濃度の記録を行うことが可
能であり、大サイズの印刷外校用途などのプルーフ出力
を行う場合に効果があることを発見し本発明に至ったも
のである。
公知のものを特に制限無く使用でき、水溶性染料、水分
散性染料、水分散性顔料、溶剤溶解性染料、溶剤分散性
染料、溶剤分散性顔料など何れも使用可能である。これ
らは単独あるいは複数種類を併用しても良い。これらの
中で特に好ましい着色剤は、分散性染料又は分散性顔料
の分散粒子である。以下に代表的着色剤を挙げるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
1、4、8、11、12、24、26、27、28、3
3、39、44、50、58、85、86、100、1
10、120、132、142、144;C.I.ダイ
レクトレッド1、2、4、9、11、13、17、2
0、23、24、28、31、33、37、39、4
4、47、48、51、62、63、75、79、8
0、81、83、89、90、94、95、99、22
0、224、227、243;C.I.ダイレクトブル
ー1、2、6、8、15、22、25、71、76、7
8、80、86、87、90、98、106、108、
120、123、163、165、192、193、1
94、195、196、199、200、201、20
2、203、207、236、237;C.I.ダイレ
クトブラック2、3、7、17、19、22、32、3
8、51、56、62、71、74、75、77、10
5、108、112、117、154 <酸性染料>C.I.アシッドイエロー2、3、7、1
7、19、23、25、29、38、42、49、5
9、61、72、99;C.I.アシッドオレンジ5
6、64;C.I.アシッドレッド 1、8、14、1
8、26、32、37、42、52、57、72、7
4、80、87、115、119、131、133、1
34、143、154、186、249、254、25
6;C.I.アシッドバイオレット11、34、75;
C.I.アシッドブルー1、7、9、29、87、12
6、138、171、175、183、234、23
6、249;C.I.アシッドグリーン9、12、1
9、27、41;C.I.アシッドブラック1、2、
7、24、26、48、52、58、60、94、10
7、109、110、119、131、155 <反応性染料>C.I.リアクティブイエロー1、2、
3、13、14、15、17、37、42、76、9
5、168、175;C.I.リアクティブレッド2、
6、11、21、22、23、24、33、45、11
1、112、114、180、218、226、22
8、235;C.I.リアクティブブルー7、14、1
5、18、19、21、25、38、49、72、7
7、176、203、220、230、235;C.
I.リアクティブオレンジ5、12、13、35、9
5;C.I.リアクティブブラウン7、11、33、3
7、46;C.I.リアクティブグリーン8、19;
C.I.リアクティブバイオレット2、4、6、8、2
1、22、25;C.I.リアクティブブラック5、
8、31、39 <塩基性染料>C.I.ベーシックイエロー11、1
4、21、32;C.I.ベーシックレッド1、2、
9、12、13;C.I.ベーシックバイオレット3、
7、14;C.I.ベーシックブルー3、9、24、2
5 本発明のインクに用いることの出来る染料としては、こ
の他にキレート染料及びいわゆる銀色素漂白法感光材料
(例えばチバガイギー製チバクローム)に用いられるア
ゾ染料を挙げることが出来る。
1,077,484号の記載を参考にすることが出来
る。
は、例えば英国特許1,039,458号、同1,00
4,957号、同1,077,628号、米国特許2,
612,448号の記載を参考にすることが出来る。
量は、インク全質量に対して、1〜15質量%であるの
が好ましい。
ては、例えば C.I.Disperse Yellow 3、4、
5、7、9、13、24、30、33、34、42、4
4、49、50、51、54、56、58、60、6
3、64、66、68、71、74、76、79、8
2、83、85、86、88、90、91、93、9
8、99、100、104、114、116、118、
119、122、124、126、135、140、1
41、149、160、162、163、164、16
5、179、180、182、183、186、19
2、198、199、202、204、210、21
1、215、216、218、224;C.I.Dis
perseOrange1、3、5、7、11、13、
17、20、21、25、29、30、31、32、3
3、37、38、42、43、44、45、47、4
8、49、50、53、54、55、56、57、5
8、59、61、66、71、73、76、78、8
0、89、90、91、93、96、97、119、1
27、130、139、142;C.I.Disper
se Red 1、4、5、7、11、12、13、1
5、17、27、43、44、50、52、53、5
4、55、56、58、59、60、65、72、7
3、74、75、76、78、81、82、86、8
8、90、91、92、93、96、103、105、
106、107、108、110、111、113、1
17、118、121、122、126、127、12
8、131、132、134、135、137、14
3、145、146、151、152、153、15
4、157、159、164、167、169、17
7、179、181、183、184、185、18
8、189、190、191、192、200、20
1、202、203、205、206、207、21
0、221、224、225、227、229、23
9、240、257、258、277、278、27
9、281、288、298、302、303、31
0、311、312、320、324、328;C.
I.DisperseViolet1、4、8、23、
26、27、28、31、33、35、 36、38、
40、43、46、48、50、51、52、56、5
7、59、61、63、69、77;C.I.Disp
erse Green 9;C.I.Disperse
Brown 1、2、4、9、13、19;C.I.
Disperse Blue 3、7、9、14、1
6、19、20、26、27、35、43、44、5
4、55、56、58、60、62、64、71、7
2、73、75、79、81、82、83、87、9
1、93、94、95、96、102、106、10
8、112、113、115、118、120、12
2、125、128、130、139、141、14
2、143、146、148、149、153、15
4、158、165、167、171、173、17
4、176、181、183、185、186、18
7、189、197、198、200、201、20
5、207、211、214、224、225、25
7、259、267、268、270、284、28
5、287、288、291、293、295、29
7、301、315、330、333;C.I.Dis
perseBlack1、3、10、24; 等が挙げられる。
えば カーボンブラック顔料(C.I.Pigment Bl
ack 7);C.I.Pigment Yellow
12、13、14、16、17、73、74、75、
83、108、109、110、180、182;C.
I.Pigment Red 5、7、12、112、
123、168、184、202;C.I.Pigme
nt Blue 1、2、3、15:3、16、22、
60;C.I.Vat Blue 4、60; 等が挙げられる。
間色が必要とされる場合には以下の顔料を単独或いは併
用して用いることが好ましく、例えば C.I.Pigment Red 209、224、1
77、194;C.I.Pigment Orange
43;C.I.Vat Violet 3;C.I.
Pigment Violet 19、23、37;
C.I.Pigment Green 36、7;C.
I.Pigment Blue 15:6; 等が用いられる。
は、分散剤及びその他所望する諸目的に応じて必要な添
加物と共に混合して分散機により分散して用いる。
ンドミル、ラインミル、高圧ホモジナイザー等が使用で
きる。
発明に用いられる界面活性剤としては陽イオン性、陰イ
オン性、両性、非イオン性のいずれも用いることができ
る。陽イオン性界面活性剤としては、脂肪族アミン塩、
脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化
ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム
塩、などが挙げられる。陰イオン性界面活性剤として
は、脂肪酸石鹸、N−アシル−N−メチルグリシン塩、
N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシル
グルタミン酸塩、アシル化ペプチド、アルキルスルフォ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エ
ステル塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、N−アシルメチルタウリン、硫酸化油、高級
アルコール硫酸エステル塩、第2級高級アルコール硫酸
エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第2級高級アル
コールエトキシサルフェート、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸塩、モノグリサルフェート、
脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、アルキルエ
ーテルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩等
が挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボキシベ
タイン型、スルホベタイン型、アミノカルボン酸塩、イ
ミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。非イオン活性
剤としては、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチ
レンラノリン誘導体ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸
モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールア
ミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエ
チレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサイド、ア
セチレングリコール、アセチレンアルコール等が挙げら
れる。
メディア中への浸透を加速するために界面活性剤を使用
することができる。用いることができる界面活性剤とし
ては、インクに対して保存安定性等の悪影響を及ぼさな
いものであれば限られるものではなく、上記の分散剤と
して使用する界面活性剤と同様のものが用いられる。
を用いることもでき、電気伝導度調節剤としては、例え
ば塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、
硝酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩や、トリ
エタノールアミンなどの水溶性アミンがある。
プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定
性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、
さらに粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防錆剤、防腐剤等を
添加することもできる。
な液媒体成分とする。水溶性有機溶媒としては、炭素数
1〜4のアルキルアルコール類(例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−
ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール等)、アミド類(例えばジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ケトンあるいは
ケトアルコール類(例えばアセトン、ジアセトンアルコ
ール等)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン等)、ポリアルキレングリコール類(例えばポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)、アルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキ
レングリコール類(例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2,6ヘキサントリオール、チオジグリ
コール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール
等)、グリセリン、多価アルコールの低級アルキルエー
テル類(エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールメチル(またはエチル)エーテル、トリエ
チレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル
等)等が挙げられる。
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテルは好ましいもの
である。
は、一般にはインク全質量に対して質量%で10〜70
%、好ましくは30〜65%、特に40〜60%が好ま
しい。
及び被転写媒体上での画像強度を高める目的で、熱可塑
性樹脂粒子を添加することが好ましい。また着色剤の分
散粒子を樹脂コートする事が特に好ましい。着色剤との
組み合わせとしては、熱可塑性樹脂粒子は、溶解染料
系、分散染料系、分散顔料系に何れも好適に使用でき、
樹脂コートは、分散染料系、分散顔料系に特に好適に使
用できる。熱可塑性樹脂粒子としては、常温での液物性
安定のために融点が30℃以上が好ましく、より好まし
くは40℃以上である。熱可塑性樹脂としては、後述す
る転写層に用いるものを挙げることができる。樹脂コー
トに用いられる粒子のコート剤としては、融点が40℃
以上の従来公知の熱可塑性樹脂が特に制限無く使用で
き、より好ましくは、融点50℃以上であり、熱可塑性
樹脂としては、例えばアクリル酸エステル系、メタクリ
ル酸エステル系、スチレン系、スチレン−アクリル共重
合体、スチレンブタジエン共重合体、アクリロニトリル
ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、酢酸ビニル、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体オレフィン系及びアミノ基、アミド基、カル
ボキシル基、水酸基等の親水性官能基を有するモノマー
等の単独重合または共重合樹脂エマルジョン、マイクロ
エマルジョン、内部3次元架橋した有機微粒子、パラフ
ィンワックス、ポリエチレンワックス、カルナバワック
ス等の天然・合成ワックスエマルジョン、ラテックス、
コロイド溶液、懸濁液等を挙げることができる。
る。本発明の中間転写媒体は、支持体上に少なくとも熱
変形層と転写層を有し、転写層上に画像形成後、最終画
像担持体上に画像を転写可能であることが特徴である。
追従させるためには、本発明の中間転写媒体に画像形成
後、最終画像担持体と対面密着させ加熱又は加圧下で画
像転写を行う工程を設ける工程が必要である。
用いられる支持体としては、従来公知の支持体を特に制
限なく使用することができる。厚みは30〜200μm
が好ましく、更に好ましくは50〜125μmである。
合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレン、もしくは、そ
れらを紙とはり合せた複合材料)等の各種紙類、塩化ビ
ニル系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリアリ
レートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエー
テルケトンフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリエー
テルサルホンフィルム、ポリエーテルイミドスフィル
ム、ポリイミドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、延伸ナイ
ロンフィルム、ポリアセテートフィルム等の単層あるい
はそれらを2層以上積層した各種プラスチックフィルム
ないしシート、各種の金属で形成されたフィルムないし
シート、各種のセラミックス類で形成されたフィルムな
いしシート、更には、アルミニウム、ステンレス、クロ
ム、ニッケル等の金属板、樹脂コーティングした紙に金
属の薄膜をラミネートまたは蒸着したものが挙げられ
る。
止等の各種加工を施すこともできる。帯電防止剤として
は、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非
イオン系界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子
の他、「11290の化学商品」化学工業日報社、87
5〜876頁等に記載の化合物などを広く用いることが
できる。
できる。接着性向上のための接着処理としては、火焔放
射処理、硫酸処理、コロナ放電処理、プラズマ処理など
が挙げられる。また接着層を予め支持体に塗布した支持
体を使用することも好ましい。
処理、及び接着層の導入である。コロナ放電処理を施す
際の支持体膜面出力としては20〜80W/m2が好ま
しく、特に好ましくは30〜70W/m2である。
なく使用できる。接着層を設ける方法としては、水系樹
脂塗布・溶剤系樹脂塗布・水系ラテックス塗布・ホット
メルト塗布などが挙げられる。
の溶解度パラメーターの中間の物性のものを選択する。
2)支持体と上層に反応性を有する基を含有する物を選
択する。3)粘着性/滑り性の異なる物質を選択する
等、適宜設定することが可能である。
ことが、コスト・安定性等の面から有利であり、この様
な点から例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン/酢酸ビ
ニル樹脂などのラテックスを塗接する方法が好ましい
が、特にこれに限定されない。
から発売されており、これらを好適に使用出来る。一例
を挙げると、W−900E、W−900J、W−400
J、T−100E、T−600E、S410E、S11
0G、T600G、H100C、H500、H160L
(以上三菱ポリエステル社製)、P60、Q80、Q8
1、Q82、Q83、Q27、P51、P52、P52
5、P025、S90、S91、S92、S94、S9
5、T90、T91、T94、T95、T98、T9
9、U94、U98、U99、X94(以上東レ社
製)、UL9、U51L74、U51LY(以上帝人社
製)、535、705、505、339、330、53
4(以上デュポン社製)等が挙げられる。
表面粗さRaが30nm〜5μm、より好ましくは35
nm〜3μmである事が、特に好ましくは40nm〜1
μmである事がアンカー効果による熱変形層と下層もし
くは支持体との接着性向上の観点から好ましい。更に上
記Raにすることは熱変形層の流動性を高め、最終画像
担持体の凹凸追従性を向上した際の画像欠陥の観点から
好ましい。
表面粗さ計(RST/PLUS WYCO社製)により
規定されるものである。
向上の目的で積極的にマット剤を増量添加したもの、サ
ンドブラスト加工したもの、エンボス加工したものを好
ましく使用できる。
は、均一な微粒子の存在により目的の表面粗さを安定に
得られるという観点から非常に好ましい。
画像担持体に画像を熱転写するため、転写層上に画像を
形成した時点での表裏の判別が容易であることは取り扱
い上重要である。この点から、白色支持体の中でも、C
IE色空間における明度指数L*、知覚色度指数a*,b
*で定義したとき、支持体のL*で表したとき60以上が
好ましく、更に好ましいのは80以上である。また、a
*、b*については、a *:−10〜+10、b*:−10
〜+10が好ましく、a*:−5〜+5、b*:−5〜+
5である白色支持体である事は更に好ましい態様であ
る。
は、グレタグSPM−100及び色測定用標準ブラック
バッキングを用い測定することができる。支持体の厚み
は、1〜100μm、好ましくは5〜50μm、特に1
0〜30μmが好ましい。
て説明する。本発明の中間転写媒体は各種の最終画像担
持体の凹凸に追従することを大きな特徴としている。こ
のため熱変形層には、加熱又は加圧下での高い流動性が
必要となる。
は熱軟化性又は弾性を有する(以下クッション性と標記
する場合もある)層であり、加熱により十分に軟化変形
しうるもの、または低弾性率を有する材料あるいはゴム
弾性を有する材料が使用される。本発明においては、ク
ッション性を表す指針として、弾性率や針入度を利用す
ることができる。例えば、25℃における弾性率が1〜
250kg/mm2程度の、あるいは、JIS K 2
530−1976に規定される針入度が15〜500
(g)、更に好ましくは30〜300(g)程度の層
が、印刷分野におけるカラープルーフ画像の形成に対し
て好適なクッション性を示すことが確認されているが、
要求される程度は目的とする画像の用途に応じて変わる
ため、適宜選択することができる。熱変形層に使用され
る素材としては、常温では流動性はなく弾性を示し、軟
化温度を越えるような高温領域では、顕著な流動性を示
すものが好ましい。
あることが好ましく、より好ましくは80℃以下であ
る。TMA軟化点とは、TMA(Thermomech
anical Analysis)により測定する。T
MA軟化点は、測定対象物を一定の昇温速度で、一定の
荷重を掛けながら昇温し、測定対象物の位相を観測する
ことにより求める。本発明においては、測定対象物の位
相が変化し始める温度を以てTMA軟化点と定義する。
TMAによる軟化点の測定は、Thermoflex
(理学電気社製)などの装置を用いて行うことができ
る。例えば、Thermoflexを用い、測定温度範
囲25〜200℃とし、昇温速度を5℃/minとした
際、10gの荷重を1mmφの石英ガラスピン(針)に
かけた時に位相が変化し始める温度を以てTMA軟化点
とする。
種類のみで規定できるものではないが、素材自身の特性
が好ましいものとしては、ポリオレフィン樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体(SBR)、スチレン−エチレン−ブテン−
スチレン共重合体(SEBS)、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂(I
R)、スチレン−イソプレン共重合体(SIS)、アク
リル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボルネ
ン等が挙げられる。これらの中でも、比較的低分子量の
ものが本発明の要件を満たし易いが、素材との関連で必
ずしも限定できない。熱変形層は溶剤塗布により設ける
ことができるが、ラテックスやエマルジョンのような水
系の分散物の状態で塗布形成することも可能である。こ
の他、水溶性樹脂も使用できる。これらの樹脂は、必要
によって単独または混合して用いることができる。
加えることにより熱変形層に好ましい特性が付与でき
る。このような添加剤としては、ワックス等の低融点物
質、可塑剤、熱溶剤、タッキファイヤーなどが挙げられ
る。ワックス類としては、具体的には、カルナウバ蝋、
木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;蜜
蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィン
ワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレン
ワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油蝋;
並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱物蝋
等のワックス類を挙げることができ、更にこれらのワッ
クス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、マル
ガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、マ
ルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイコサノ
ール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、パルミ
チン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリン酸ミ
リシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、プロピ
オン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、アミドワックス等のアミド類;並びにステアリルア
ミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高級アミ
ン類などが挙げられる。これらの中で常温固体のものが
好ましく、中でも融点が40〜130℃であるものが特
に好ましく、更に好ましくは70〜110℃のものであ
る。
は、具体的にはフタル酸エステル、アジピン酸エステ
ル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、燐酸エステ
ル、塩素化パラフィン等が挙げられる。又、例えば「プ
ラスチック及びゴム用添加剤実用便覧」、化学工業社
(昭和45年発行)などに記載の各種添加剤を添加する
ことができる。
熱変形層素材との組合せで好ましい物性を発現させるの
に必要な量を選択すればよく、特に限定されないが一般
的に、熱変形層素材量の10質量%以下、更に5質量%
以下が好ましい。熱変形層の形成方法としては、前記素
材を溶媒に溶解又はラテックス状に分散したものを、ブ
レードコーター、ロールコーター、バーコーター、カー
テンコーター、グラビアコーター等により塗布する方法
があり、ホットメルトによる押出しラミネーション法な
ども適用できる。また、特殊な熱変形層として熱軟化性
あるいは熱可塑性の樹脂を発泡させたボイド構造の樹脂
層を用いることも可能である。熱変形層の好ましい膜厚
は5μm以上であり、更に好ましくは10μm以上であ
る。熱変形層の膜厚が5μm未満になると、最終支持体
への再転写の際、抜けや欠けが発生する場合がある。従
って熱変形層の付量は0.05〜50g/m2、好まし
くは0.1〜25g/m2である。
について説明する。本発明の転写層は少なくとも熱及び
/又は圧力を加えることにより、被転写媒体に対する接
着性を有し、且つ上記の工程を経た後、剥離などの手段
により、被転写媒体に層状に転写移行できる熱可塑性と
製膜性とが求められる。
される各種添加剤から成る。転写層は、TMA測定によ
る軟化点が70℃以下が好ましく、より好ましくは60
℃以下である。特に転写層には、従来公知の熱可塑性樹
脂が好適に使用できる。転写層バインダーの具体例とし
ては、ポリ酢酸ビニルエマルジョン系接着剤、クロロプ
レン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤、天然
ゴム、クロロプレンゴム系、ブチルゴム系、ポリアクリ
ル酸エステル系、ニトリルゴム系、ポリサルファイド
系、シリコンゴム系、石油系樹脂などの粘着材、再生ゴ
ム、塩化ビニル系樹脂、SBR、ポリブタジエン樹脂、
ポリイソプレン、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニ
ルエーテル、アイオノマー樹脂、SIS、SEBS、ア
クリル樹脂、エチレン共重合体、エチレン−塩化ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
酢酸ビニル樹脂(EVA)、塩ビグラフトEVA樹脂、
EVAグラフト塩ビ樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、各種変
性オレフィン、ポリビニルアセタール、スチレン−ブタ
ジエン、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、
PVA、PEC、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル酸、
ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミド系樹脂等
が挙げられる。上記バインダーを単独で使用しても良
く、また2種以上混合して使用しても良い。
い。マット剤の素材としては、後述のバックコート層に
使用されるものが同様に好適に使用できる。
ましく、上記のように多孔質構造を得る目的で、マット
剤を添加する事が好ましい。本発明で言うマット剤と
は、後述するBC層に記載の有機/無機の微粒子や、後
述の熱可塑性樹脂粒子を言う。
る溶剤吸収層に対する溶剤の浸透性を高められるだけで
なく、被転写媒体上の画像の光沢量が調整可能になる。
用いる化合物は、転写層膜厚に応じ粒径/添加量等を調
整すればよく、紙の白地の光沢に対し、転写層を転写し
た白地部分の光沢が±10以内となるように調整するこ
とが好ましい。またその際に、紙の白地の色調を損ねな
いように、転写層の設計を行うことが特に好ましく、転
写層を転写した白地部分と紙の白地部分との色差を5以
内にする事が重要である。
合には、被転写媒体上での画像強度を高められ、好まし
い。但し、このような熱可塑性樹脂粒子は加熱により粒
子でなくなるため、BCで用いるような架橋粒子との併
用による光沢、色調の調整は別途必要である。
形成する前は被膜化せず、微粒子としての形状を残した
まま転写層を形成し、多数の熱可塑性樹脂粒子により生
じる空隙を転写層内に確保させる。この結果、本発明の
転写媒体の転写層は高いインク吸収性及び通水性を保つ
ことになり、該転写層にインクジェット記録方法によっ
て高品位画像を形成することが可能となる。
塑性樹脂粒子が含有されている転写層に画像を形成した
後、転写層側を紙に重ね合わせて加熱及び加圧すると、
転写層中の熱可塑性樹脂粒子が溶融し、紙と接着するこ
とにより転写層が紙上に転写され、更に熱可塑性樹脂粒
子が被膜化される結果、インク中の色材を紙上に強固に
固着させることが可能となる。更に、紙に転写層を転写
させる際には、転写層内の熱可塑性樹脂粒子が繊維間に
入り込み、繊維の周囲を取り囲む状態となる。この為、
転写後に紙を伸縮させても下地の繊維の色が見えること
のない美しい転写画像となる。
し得る本発明の中間転写媒体を構成する材料について説
明する。先ず、本発明の中間転写媒体の転写層を形成す
る際に用いる熱可塑性樹脂粒子としては、熱可塑性樹脂
からなる微粒子であれば、いずれも使用することができ
る。この様な熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ(メ
タ)アクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセ
タール、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリエーテル、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、セルロース系樹脂、ポリアクリロニトリル、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、チオコール、ポリスルフ
ォン、ポリウレタン、その他これらの樹脂の共重合物等
が挙げられる。中でも、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ナイロン及びポリウ
レタン等からなる微粒子がより好ましく用いられる。
又、これらの材料から2種以上混合して形成した微粒子
を、又は、2種以上の微粒子を混合して使用してもよ
い。
は、転写層のインク吸収性及び画像の鮮明性の点から、
0.01〜100μmの範囲のものが好ましく、より好
ましくは0.05〜50μm、更に好ましくは0.1〜
20μmの範囲のものである。また、このような粒子を
バッキング層の微粒子と併用することも好ましい。
材料としては、本発明の中間転写媒体の転写層に汎用の
インクジェットプリンタを用いて形成した画像を、家庭
等で手軽に紙上に転写して転写画像を形成できる様に、
家庭用のアイロン等で充分に溶融し得る熱可塑性樹脂を
用いるのが好ましい。この点を考慮すると、本発明にお
いて用いる熱可塑性樹脂粒子材料としては、融点が70
〜200℃の範囲のもの、より好ましくは80〜180
℃、更に好ましくは100〜160℃程度の範囲のもの
を使用する。即ち、70℃よりも融点が低い熱可塑性樹
脂粒子材料を用いると、物流時又は保管時の条件によっ
ては、転写層中の熱可塑性樹脂粒子が連続被膜化を起こ
してしまい、インク吸収性に劣ってしまい転写層として
の機能が損なわれる恐れがある。又、本発明において
は、転写画像を形成する前においては、中間転写媒体の
転写層中に熱可塑性樹脂粒子が微粒子としての形状を残
したまま存在していることが必要である為、本発明の中
間転写媒体を製造する際には、基材上に熱可塑性樹脂粒
子を塗布した後、塗膜の乾燥温度を熱可塑性樹脂粒子の
融点以下で行う必要がある。この為、製造効率の点か
ら、乾燥を容易にする為にも融点が70℃以上の熱可塑
性樹脂粒子材料を使用するのが好ましい。一方、融点が
200℃よりも高い熱可塑性樹脂粒子材料を用いた場合
は、紙上等に転写する際に高いエネルギーが必要とな
り、紙上に転写画像を形成することが困難となる。
考慮した場合には、本発明で使用する熱可塑性樹脂粒子
材料としては、熱溶融粘度の低いものを用いるのが好ま
しい。即ち、熱溶融粘度の高い熱可塑性樹脂粒子である
と、転写層と紙との密着性が悪くなる為、被膜化した転
写層が剥がれ易くなってしまうが、熱溶融粘度の低い材
料を用いれば、転写時に転写層中の熱可塑性樹脂粒子が
紙の繊維間に入り込み易くなり、紙を伸縮させても下地
の繊維の色が見えることのない良好な転写画像が得られ
る。更に、転写画像形成後の紙の風合いをできるだけ損
ねない為には、熱可塑性樹脂粒子材料として、加熱及び
加圧して被膜化した後に形成される被膜が柔軟性が高い
ものとなる様な、樹脂を用いるのが好ましい。
変形層と転写層の間に離型層を設けることができる。離
型層を設けることは、転写層のマット剤或いは重ねて保
存された場合のバックコート層のマット剤等による押さ
れによる感材の劣化防止や、最終画像担持体上に画像を
転写する際の剥離を容易にし、凹凸の異なる各種の紙に
対応するために好ましい態様である。
は、ポリオレフィン、シリコーン樹脂、ポリエステル、
ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマール、ポリパ
ラベン酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネー
ト、エチルセルロース、ニトロセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、ウレタン樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン、アク
リロニトリルスチレン等のスチレン類及びこれら樹脂を
架橋したもの、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテル
イミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、アラミ
ド等のTgが65℃以上の熱硬化性樹脂及びそれら樹脂
の硬化物が挙げられる。硬化剤としてはイソシアナー
ト、メラミン等の一般的硬化剤を使用することができ
る。上記物性に合わせて離型層のバインダーを選ぶとポ
リカーボネート、アセタール、エチルセルロースが保存
性の点で好ましく、更に転写層にアクリル系樹脂を用い
るとレーザー熱転写後の画像を再転写する際に剥離性良
好となり特に好ましい。中間層に使用されるバインダー
の物性と膜厚は、該バインダーのTgが140℃以上、
または引っ張り強度5.0kg/cm2以上の時、膜厚
は0.2〜10μmが好ましく、素材のTgが80〜1
40℃、又は引っ張り強度3.5〜5.0kg/cm2
の時、膜厚は0.2〜15μmが好ましい。また、転写
層に含まれるマット剤の平均粒径や粒径分布、添加量、
形状、素材を調整することで、冷却時に転写層との接着
性が極めて低くなる層を離型層として利用することがで
きる。具体的には、ワックス類、バインダー等の熱溶融
性化合物や熱可塑性樹脂を主成分とする層とすることが
できる。熱溶融性化合物としては、特開昭63−193
886号に記載の物質等がある。特にマイクロクリスタ
リンワックス、パラフィンワックス、カルナバワックス
などが好ましく用いられる。熱可塑性樹脂としては、エ
チレン−酢酸ビニル系樹脂等のエチレン系共重合体、セ
ルロース系樹脂等が好ましく用いられる。
脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸エステル、アミド
類、高級アミン等を必要に応じて加えることができる。
離型層の別の構成は、加熱時に溶融又は軟化することに
よって、それ自体が凝集破壊することで剥離性をもつ層
である。このような離型層には過冷却物質を含有させる
ことが好ましい。過冷却物質としては、ポリ−ε−カプ
ロラクトン、ポリオキシエチレン、ベンゾトリアゾー
ル、トリベンジルアミン、バニリン等が挙げられる。更
に、別の構成の剥離性層では、転写層との接着性を低下
させるような化合物を含有させる。このような化合物と
しては、シリコーンオイルなどのシリコン系樹脂;テフ
ロン(登録商標)、弗素含有アクリル樹脂等のフッ素系
樹脂;ポリシロキサン樹脂;ポリビニルブチラール、ポ
リビニルアセタール、ポリビニルホルマール等のアセタ
ール系樹脂;ポリエチレンワックス、アミドワックス等
の固形ワックス類;フッ素系、燐酸エステル系の界面活
性剤等を挙げることができる。離型層の形成方法として
は、前記素材を溶媒に溶解またはラテックス状に分散し
たものをブレードコーター、ロールコーター、バーコー
ター、カーテンコーター、グラビアコーター等の塗布
法、ホットメルトによる押出しラミネーション法などが
適用できる。または、仮ベース上に、前記素材を溶媒に
溶解またはラテックス状に分散したものを上記の方法で
塗布したものと、クッション層とを貼り合わせた後に仮
ベースを剥離して形成する方法がある。離型層の膜厚は
0.3〜6.0μmが好ましい。膜厚が大きすぎるとク
ッション層の性能が現れ難くなるため、離型層の種類に
より調整することが必要である。
体の裏面(転写層を設けた表面とは反対側の面)に、搬
送性、耐熱性、帯電防止等の機能を付与するために、バ
ックコート層を設けることが好ましい実施態様である。
また、バックコート層を設けることで画像欠陥、画像の
品質安定性にも効果がある。
中に溶解した、あるいはバインダー樹脂と粒径2〜30
μmのマット剤を溶媒中に溶解または分散したバックコ
ート層塗布液を支持体裏面に塗布することにより形成で
きる。
しては、ゼラチン、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース、芳香
族ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹
脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウ
レタン変性シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、テフロン樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニル
アセテート、ポリカーボネート、有機硼素化合物、芳香
族エステル類、フッ化ポリウレタン、ポリエーテルスル
ホンなど汎用ポリマーを使用することができる。バック
コート層のバインダーとして架橋可能な水溶性バインダ
ーを用い架橋させることは、マット剤の粉落ち防止やバ
ックコートの耐傷性の向上に効果がある。また、保存時
のブロッキングにも効果が大きい。この架橋手段は、用
いる架橋剤の特性に応じて、熱、活性光線、圧力の何れ
か一つまたは組合せなどを特に限定なく採用することが
できる。場合によっては、支持体への接着性を付与する
ため、支持体のバックコート層を設ける側に任意の接着
層を設けてもよい。
ッチ試験機での耐傷強度が10g以上(10g〜500
g)あることが好ましく、更に好ましくは20g以上
(20g〜500g)である。
る。すなわち、支持体上にバックコート層を設け、23
℃、50%の環境に一日放置後測定する。測定機器は、
スクラッチ強度試験機 HEIDON−18(HEID
ON社製)を用い、測定針は0.1mmRのサファイヤ
針を用いて測定した。測定は一定荷重で10cmの引掻
き試験を3回行い、支持体まで傷が入った箇所が存在し
ない限度荷重を本発明のスクラッチ強度とする。
ット剤を含有させることが好ましい。バックコート層に
好ましく添加されるマット剤としては、有機又は無機の
微粒子が使用できる。有機系マット剤としては、ポリメ
チルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、その他のラジカル重合系ポ
リマーの微粒子、ポリエステル、ポリカーボネートなど
縮合ポリマーの微粒子、弗素系樹脂、シリコン樹脂の微
粒子などが挙げられる。粒子の強度、耐溶剤性などを増
すために、架橋した有機微粒子が更に好ましい。バック
コート層は0.5〜5g/m2程度の付量で設けられる
ことが好ましい。
ート層のバインダーのみの膜厚よりも1〜20μm大き
いものが好ましい。マット剤の中でも、2μm以上の粒
径の粒子が5mg/m2以上が必要で、好ましくは6〜
600mg/m2である。これによって特に異物故障が
改善される。また、粒径分布の標準偏差を数平均粒径で
割った値σ/rn(=粒径分布の変動係数)が0.3以
下となるような、粒径分布の狭いものを用いることで、
異常に大きい粒径を有する粒子により発生する欠陥を改
善できる上、より少ない添加量で所望の性能が得られ
る。この変動係数は0.15以下であることが更に好ま
しい。
換算直径であり、球換算直径の相加平均値は、レプリカ
法により透過電子顕微鏡写真を撮影して、その投影面積
とシャドーの情報を画像処理計算することによって容易
に得られる。なおかかる球換算直径を求めるうえで、粒
子は無作為に1000個以上を抽出することが必要であ
る。
〜5μmであることが好ましく、更に好ましくは50n
m〜4μm、特に好ましくは80nm〜3μmである。
バックコート層表面粗さRaは支持体の場合と同じく、
表面粗さ計(RST/PLUS WYCO社製)により
規定される。
搬送ロールとの摩擦帯電による異物の付着を防止するた
め、帯電防止剤を添加することが好ましい。帯電防止剤
としては、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性
剤、非イオン系界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性
微粒子の他、「11290の化学商品」化学工業日報
社、875〜876頁等に記載の化合物などが広く用い
られる。バックコート層に添加される帯電防止剤として
は、上記の物質の中でも、カーボンブラック、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化錫などの金属酸化物、有機半導体
などの導電性微粒子が好ましく用いられる。特に、導電
性微粒子を用いることは、帯電防止剤のバックコート層
からの解離がなく、環境によらず安定した帯電防止効果
が得られるために好ましい。
型性を付与するために、各種活性剤、シリコンオイル、
フッ素系樹脂等の離型剤などを添加することも可能であ
る。バックコート層への離型剤の添加は、熱変形層及び
転写層のTMA(Thermomechanical
Analysis)により測定した軟化点が70℃以下
である場合に特に好ましい。
との間に存在していれば良いが、好ましくは、転写層に
接して存在することが好ましい。このような態様の場
合、画像形成後被転写媒体に画像を再転写する際に、溶
剤吸収層−転写層の間で剥離を生じて転写層のみ転写し
ても良いし、また溶剤吸収層/転写層を一体化した形
で、被転写媒体に転写しても良い。このような場合は、
溶剤吸収層/転写層の一体形状で転写層として本発明に
於いては扱うものとする。
樹脂を含み、必要に応じフィラー、添加剤を含んでな
る。具体的には、澱粉及びその誘導体、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン
等の天然又は半合成高分子類、ポリビニルアルコール及
びその誘導体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエチレ
ンイミン系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル酸系樹脂、アクリル酸エステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポ
リエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、スチレン・
ブタジエン共重合体、メタクリル酸メチル・ブタジエン
共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のビニル系
共重合体樹脂の水溶液又は水分散体、或いは上記の樹脂
類にアニオン性又はカチオン性残基を導入した変性重合
体等の公知の材料を適宜用いることができる。フィラー
としては、水酸化アルミニウム、アルミナ、非晶質シリ
カ、酸化マグネシウム、コロイダルシリカ、コロイダル
アルミナ、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、炭
酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪酸カル
シウム、珪酸マグネシウム、ホワイトカーボン等の無機
顔料類、スチレン系、アクリル系、尿素樹脂系、メラミ
ン樹脂系、ベンゾグアナミン系の有機顔料類が使用でき
る。
印刷体を挙げることが出来る。たとえば、各種紙/合成
紙などを特に制限なく使用できる。紙には、塗工紙、非
塗工紙があり、塗工紙としては、1m2あたりの塗工量
が片面20g/m2前後のアート紙、1m2あたりの塗工
量が片面10g/m2前後のコート紙、1m2あたりの塗
工量が片面5g/m2前後の軽量コート紙、微塗工紙、
マット調仕上げのマットコート紙、ダル調仕上げのダル
コート紙、新聞用紙などを挙げることが出来る。
用の印刷用紙A、化学パルプ70%以上使用の印刷用紙
B、化学パルプ40%以上70%未満使用の印刷用紙
C、化学パルプ40%未満使用の印刷用紙D、機械パル
プを含有しカレンダー処理を行ったグラビア用紙などを
挙げることが出来る。
便覧編集委員会編、テックタイムス発行、『印刷工学便
覧』日本印刷学会編、などに詳細に記載されている。
ク吸収性試験におけるインク転移量が10ml/m2以
下の被転写媒体を用いた場合には、中間転写媒体を用い
ずとも鮮明な画像を形成できることを特徴としている。
ば、特に制限なく使用できるが、更に好ましくは、転移
量8ml/m2以下、特に好ましくは5ml/m2以下で
ある。一般にこのような特性を有しているのは、合成
紙、塗工紙であり、このようなものの使用は好ましい態
様である。
ッドの吐出するインク液滴の体積の平均値に解像度;単
位面積(1mm2)あたりに印字し得る各単色のドット
数を乗じた値である。
着させる順序は特に限定されないが、例えば、ブラック
→シアン→マゼンタ→イエローの如く、明度の低いイン
クより順に付着させた方が混色部の画像濃度が高くなる
傾向があり好ましい。尚、本発明で云う時間間隔とはブ
ラックを除く3色のインクドットが同一箇所に重ねて印
字された際の最初のドットが印字されてから最後のドッ
トが印字されるまでの時間間隔である。例えば、シアン
→マゼンタ→イエローの順で印字が行われる場合には、
シアンインクドットが印字されてからイエローインクド
ットが印字されるまでの間隔である。この時間間隔は、
ヘッドの駆動周波数、ドットピッチ(単位長さ当たりの
印字可能ドット数)及び各色のヘッド間の距離によって
決められるが、通常は上記の例で云えば、シアンヘッド
とイエローヘッドとの間の距離を、ヘッドの配列方向に
対するヘッドと記録媒体との相対速度で割った値として
求められる。
るが、本発明はこの実施例における形態に限定されるわ
けではない。
る。
でインク組成物を調製し、十分に攪拌後、0.8μmフ
ィルター(DISMIC−25CS:Toyo Ros
hi Kaisha LTD)で濾過して用いた。
した。
ェットプリンター(マッハジェットMJ−810C;セ
イコーエプソン社製)、及び本発明例を用い画像出力を
行なった。
評価を行なった。 Y ; 1.04 M ; 1.53 C ; 1.48 K ; 1.83 測色は、測色機(グレタグマクベス社製;spectr
olino,keywizard)を用い、以下の条件
で行なった。 光源 ; D50、 視野 ; 2°視野 濃度 ; ANSI T 白色基準 ; abs フィルター ; No−filter 実施例1では、インクジェットプリンター(マッハジェ
ットMJ−810C;セイコーエプソン社製)を用い表
1のように変化して画像出力を行なった。
した。 (単色濃度)各色単色0−100%のベタ画像を出力
し、十分乾燥後の濃度を測色した。 ○・・・目標濃度以上の濃度が得られる △・・・目標濃度±0.05 ×・・・目標濃度が得られない (色混じり)Mの目標濃度ベタ上に黒文字を配した画像
パターンを出力し、十分乾燥後の黒文字にじみを目視で
観察した。 ○・・・全くなし △・・・にじみは確認されるが、6ポイント文字確認 ×・・・にじみがひどく、6ポイント文字確認できない (画質)photo shopから女性の上半身画像を
出力し、髪の毛再現性について、目視で評価した。 ○・・・コピー用紙の出力物より鮮明で再現性に優れる △・・・コピー用紙の出力物と同等 ×・・・コピー用紙の出力物より不鮮明で再現性劣る 結果を表2に示す。
5℃に加熱した本発明の出力環境である条件2では、単
色濃度、色混じり、画質のいずれにおいても、被転写媒
体の温度を20℃にした、比較の出力環境である条件1
より優れており、実用に充分耐えることが判る。
のインク、出力条件を使用して実証する。
写層用塗布液を200rpmで塗布し100℃のオーブ
ン中で2分間乾燥した。得られた転写層の厚みは2μm
だった。
同様に画像形成した。画像形成後の出力物の転写面を転
写したい被転写媒体と合わせてEV−Laminato
r(コニカ社製)の標準転写条件で転写/剥離した。結
果を表3に示す。
ることが判る。 実施例3 本発明の実質的に不揮発成分を除去した方法の性能を実
証する。
を準備し、表4のように組み合わせて中間転写媒体を準
備した。
及び以下のものを準備し、表4のように組み合わせて検
討した。
を購入使用した。 (フォトシルキー紙) コニカ社製(コニカインクジェットペーパーQP−Pr
o フォトシルキー薄手) (溶剤吸収層1)アルミナゾル(アルミナゾル−10
0:日産化学工業社製,固形分10%,結晶型が無定型
のカチオン性アルミナ水和物の水分散コロイド溶液)の
90部に、ドデシルベンゼンスルホン酸を5ml添加
し、超音波分散を20分掛けた。この分散液に、カルボ
ン酸変性ポリビニルアルコール(KL−318:クラレ
社製)の10%水溶液10部を混合し、これらのコンプ
レックスが形成されて溶液が形成されてゲル化したとこ
ろで、熱可塑性樹脂粒子として多孔性ナイロン樹脂微粒
子(オルガソール3501EDX NAT 粒径10μ
mエルフ・アト・ケミ(株)製)を30部、水100部
を加え、65℃で激しく数10分攪拌し、コンプレック
スの分散溶液を塗工液として得た。乾燥は70℃10分
とし、乾燥膜厚20μmとなるように塗布乾燥した。
様に、乾燥膜厚2μmとなるように塗布乾燥した。 化合物 添加量 アクリル樹脂ラテックス 25部 (カネボウNSC社製、ヨドゾールA5801、樹脂分55%) マット材の25質量%水分散液(MX−40S・2:綜研化学社製) 50部 酢酸ジルコニウム 3部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 (転写層3)以下の組成物を実施例2と同様に、乾燥膜
厚2μmとなるように塗布乾燥した。 化合物 添加量 アクリル樹脂ラテックス 25部 (カネボウNSC社製、ヨドゾールA5801、樹脂分55%) マット材の25質量%水分散液(MX−40S・2:綜研化学社製) 50部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 (転写層4)以下の組成物を実施例2と同様に、乾燥膜
厚2μmとなるように塗布乾燥した。 化合物 添加量 アクリル樹脂ラテックス 25部 (カネボウNSC社製、ヨドゾールA5801、樹脂分55%) ナイロン微粒子 12.5部 (オルガゾール3501、日本リルサン社製) 酢酸ジルコニウム 3部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 (顔料インク2) 色材 表1記載のもの クレオソート油スルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物 (花王社製 デモールC) 2.5質量% アクリルエマルジョン (Tg=55℃、MFT=40−60度、固形分30%) 5質量% 2−(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ソーダ 0.01質量% グリセリン 10質量% エチレングリコール 13質量% 空中落下菌採取水 全質量が100gになるように残分調整 上記の中間転写媒体の転写層上に実施例1と同様に画像
形成した。画像形成後の出力物の転写面を特菱アートと
合わせてEV−Laminator(コニカ社製)の標
準転写条件で転写/剥離した。評価は、以下の基準で行
った。
m2のベタ印字を行い、被転写媒体に転写を行った最終
画像の単位面積中に残留する溶剤量をGC/MSで定量
し、残留率を換算した。GC/MSの測定前加熱条件
は、150℃、30minで行った。 ◎・・・5%未満 ○・・・10%未満 △・・・20%未満 ×・・・20%以上 (画像保存性)IT:8.7/3の標準チャートを出力
終了後、10分後から測色し、その画像を23℃50%
の環境下に1日放置後、測色しその色差を計算しその最
大値で判断した。 ◎・・・ΔE 2以内 ○・・・ΔE 4以内 △・・・ΔE 7未満 ×・・・ΔE 7以上 (転写性)各色目標濃度のベタを作製し、最終転写媒体
に転写後の印字部分にセロテープ(ニチバン)とポスト
イット(カバーアップテープ652:住友スリーエム社
製)をそれぞれ貼り付け、剥がした状態を目視で以下の
基準に基づき転写評価をおこなった。 ◎・・・剥がれ無し ○・・・セロテープ(登録商標)で一部転写部が剥がれ
る △・・・ポストイットでも一部転写部が剥がれる ×・・・ポストイットで転写部剥がれ 結果を表4に示す。
ることが判る。 実施例4 本発明の単位時間毎の印字密度による出力条件/乾燥条
件の差を実証する。
ンターの1例を示す。図1は、装置の断面図である。本
装置は、インクジェット記録ヘッド1とプラテンを兼ね
たドラム2を有する。ドラム2は、内部に加熱手段3を
有しており、熱を表面に有効に伝達できる。
ドラムの様なバキュウム溝を有する)には、中間転写媒
体保持手段4から中間転写媒体5を巻きだし搬送ローラ
ー6を介し、ドラム2に巻きつけられる。
インクジェット記録ヘッドに具備された中間転写媒体感
知センサー(図示せず)が感知するまで、高速で中間転
写媒体を搬送する。その後、インクジェット記録の際
は、図示の方向に間欠で搬送され、インクジェット記録
の副走査をなす、主走査は図2で示されるインクジェッ
ト記録ヘッドが高速にドラムヘッドと平行に移動しなが
ら記録を行う。インクジェット記録ヘッドは、図2に示
されるように、複数のヘッドを有している。図では、K
CMYの4色ヘッドを1例として挙げている。本発明で
は、高速駆動可能なピエゾ方式を採用し、主走査300
00Hzの720dpi出力と90dpi128ノズル
の8段記録で、720×720dpiを実現している。
などにより、吐出する1dotあたりの液滴量を変化す
ることができ、ノズル径、印加パルス、印加電圧などに
より吐出する液滴の飛翔速度を変化させることが可能で
ある。このようなヘッドを用いてインクジェット画像記
録を行う。
なされるため、従来の課題である解像度低下、色混じ
り、にじみを生ずる前に乾燥される。こうして得られた
中間転写媒体上の画像を被転写媒体7と圧力ローラー8
とドラム2との間の圧力によりニップすることで、一体
化する。圧力ローラーは、従来公知の方法で、ドラムに
対して圧着されていることが好ましく、圧力0.2〜1
0kg/cm、ドラムと同様加熱されていることが好ま
しい。
と中間転写媒体を中間転写媒体の基材を剥離すること
で、被転写媒体上に鮮明なインクジェット記録物を得る
ことが出来る。
色混じりは実施例1の評価方法で、転写層中残留溶媒と
転写性は、実施例3の評価方法で実施し、結果も合わせ
て表5に示す。材料は、実施例2の中間転写媒体1及び
実施例1の顔料インク1、被転写媒体として実施例1の
特菱アートを使用した。
ることが判る。特に実験No.55及び56は、副走査
解像度(dpi)を1440から720に下げても優れ
た効果を示した。
化させ出力評価した。結果を合わせて表6に示す。画像
保存性及び転写性は実施例3と同様に行い、非画像部の
色相は以下の方法で評価した。
被画像部と特菱アートの色差を計算し、判断した。 ○・・・ΔE 1以内 △・・・ΔE 2未満 ×・・・ΔE 2以上 材料は、実施例2の中間転写媒体及び顔料インク、被転
写媒体として実施例1の特菱アートを使用した。
特に実験No.62は、優れていた。
い、実施例2の中間転写媒体を準備し、1440dp
i、30000Hz6nl/mm2の出力プリンターで
出力評価した。条件/結果を表7に示す。被転写媒体と
して実施例1の特菱アートを使用した。画像保存性は、
実施例3の条件で評価し、初期吐出性と経時吐出性は、
以下の方法で評価した。
ンターを23℃20%の環境下に放置し、1日放置後、
インクジェットプリンターの通常起動動作により、立ち
上げ直後問題なく吐出できるか確認した。 ○・・・問題なく吐出できる △・・・クリーニング3回以内で回復 ×・・・吐出できない (経時吐出性)図1のインクジェットプリンターを23
℃20%の環境下で起動後、A2画像を連続出力5時間
でヘッドのつまりを生じる事無く吐出、継続できるか確
認した。 ○・・・問題なく吐出できる △・・・詰まることは数回あるがクリーニングで回復 ×・・・吐出できない (染料インク2) 化合物 添加量 色材 表1記載と同量で使用 プロキセルGXL(D) (ゼネカ社製:20%水溶液) 0.2質量% エチレングリコール 24質量% ジエチレングリコール 21質量% イオン交換水 全質量が100gになるように残分調整 (染料インク3) 化合物 添加量 色材 表1記載と同量で使用 プロキセルGXL(D) (ゼネカ社製:20%水溶液) 0.2質量% エチレングリコール 24質量% ジエチレングリコール 46質量% イオン交換水 全質量が100gになるように残分調整
72参照)が実証できた。 実施例7 本発明の転写層膜厚の最適点を実証する。
上に乾燥膜厚がそれぞれ0.1μm、2μm及び11μ
mとなるように作製した。
出力条件、プリンター温度条件で、上記特菱アート(1
27.9g/m2)に転写した。条件及び結果を表8に
示す。転写性の評価方法は実施例3と同様にした。光
沢、透明性及び画像耐久性の評価方法は、以下の方法で
実施した。
非画像部の光沢差を確認。光沢は60−60度での測定
値。測定方法がJIS準拠。 ○・・・画像部/非画像部ともに紙との光沢差10未満 △・・・画像部/非画像部の一方が紙との光沢差10以
上 ×・・・画像部/非画像部ともに紙との光沢差10以上 (透明性)転写層を50μmPET(三菱化学ポリエス
テル社製:T−100 #50)に転写し、サクラ透過
濃度計のオレンジフィルターで測定し、50μmPET
と転写層転写部の濃度差を計算した。 ○・・・0.05以内 △・・・0.1未満 ×・・・0.1以上 (画像耐久性)各色ベタ画像形成後の転写層を50μm
PET(三菱化学ポリエステル社製:T−100 #5
0)に転写し、スクラッチ強度試験機HEIDON−1
8(HEIDON社製)を用い、測定針は0.1mmR
のサファイヤ針を用いて測定した。測定は一定荷重で1
0cmの引掻き試験を3回行い、支持体まで傷が入った
箇所が存在しない限度荷重を本発明のスクラッチ強度と
し、以下の基準で判断した。 ○・・・20g以上 △・・・10g以上 ×・・・10g未満
実験No.82から、転写層膜厚2μmが優れていた。
する。
組み合わせで中間転写媒体を作製した。
出力条件、プリンター温度条件で、各被転写媒体に転写
し下記の方法で剥離性を評価した。結果も併せて表9に
示す。
し、転写したシートを安定に剥離できるか確認した。 ○・・・剥離が軽く容易に剥離可能 ×・・・剥離が重く剥離斑を生じる (基材2)50μmPETフィルム(三菱化学ポリエス
テル社製 T−100 #50) (熱変形層1)ポリエチレンラテックス(S3127、
東邦化学社製)をワイヤーバー塗工法で乾燥膜厚20g
/m2に塗布し、100℃で2分間乾燥した。
100℃で2分間乾燥した。
00℃で1分間乾燥した。
m2) 3:NPI上質(日本製紙社製:127.9g/m2) 4:OKコート(王子製紙社製:64g/m2) 5:新聞原紙(40g/m2)
は優れた効果(実験No.92、94)を示した。
る。
した。結果も合わせて表10に示す。画像保存性の評価
方法は実施例3と同様に行い、ドット径、バンディング
及び文字品質は、以下の評価方法で実施した。
ルで測定、換算しn=10平均の直径を求めた。
0×10cmで出力し、目視で評価した。 ○・・・バンディングなし △・・・僅かに確認できる ×・・・明らかに確認できる (文字品質)各種日本語(ひらがな、漢字)のチャート
を出力し、目視で再現性を評価した。 ○・・・4ポイント文字が判別可能 △・・・6ポイント文字が判別可能 ×・・・6ポイント文字が判別不能 材料は、実施例2の中間転写媒体1及び実施例1の顔料
インク1、被転写媒体として実施例1の特菱アートを使
用した。
示すことが判る。
ックリング等問題なく、幅広い印刷用紙に転写性が良好
で、転写後の被転写媒体上の画像部/非画像部の質感が
被転写媒体と近似した印刷外校用途などのプルーフとし
て好適に使用できる品質のインクジェット記録方法を提
供することができた。
面図である。
ある。
Claims (18)
- 【請求項1】 ブリストー法によるインク吸収性試験で
のインク転移量が0.01〜10ml/m2の被転写媒
体に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着色剤を含有
してなるインクをインクジェット記録方法で吐出して画
像形成するインクジェット記録方法に於いて、インクジ
ェット記録時に被転写媒体を加熱していることを特徴と
するインクジェット記録方法。 - 【請求項2】 基材上に少なくとも転写層を有してなる
中間転写媒体に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着
色剤を含有してなるインクをインクジェット記録方法で
吐出して画像形成し、該画像を転写層と共に被転写媒体
に再転写するインクジェット記録方法に於いて、インク
ジェット記録時に該中間転写媒体を加熱していることを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項3】 基材上に少なくとも転写層を有してなる
中間転写媒体に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着
色剤を含有してなるインクをインクジェット記録方法で
吐出して画像形成し、該画像を転写層と共に被転写媒体
に再転写するインクジェット記録方法に於いて、該転写
層内及び該転写層上の少なくともいずれかに、実質的に
不揮発成分のみが残留し、該被転写媒体に再転写される
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項4】 基材上に少なくとも転写層を有してなる
中間転写媒体に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着
色剤を含有してなるインクをインクジェット記録方法で
吐出して画像形成し、該画像を転写層と共に被転写媒体
に再転写するインクジェット記録方法に於いて、インク
ジェット記録時に中間転写媒体を加熱していることを特
徴とするインクジェット記録方法であって、該インクジ
ェット記録が複数色のインクを用いたカラーインクジェ
ット記録方法であり、かつ単位時間当たりの印字密度に
併せて、出力条件及び乾燥条件の少なくともいずれかを
切り替え記録することを特徴とするインクジェット記録
方法。 - 【請求項5】 基材上に少なくとも転写層を有してなる
中間転写媒体に、少なくとも水、水溶性有機溶剤及び着
色剤を含有してなるインクをインクジェット記録方法で
吐出して画像形成し、該画像を転写層と共に被転写媒体
に再転写するインクジェット記録方法に於いて、インク
ジェット記録時に中間転写媒体を加熱していることを特
徴とするインクジェット記録方法であって、該インクジ
ェット記録が複数色のインクを用いたカラーインクジェ
ット記録方法であり、かつ中間転写媒体上でのドット径
が、2.540cm/出力解像度(dpi)×√2が±
20%となる様に出力条件及び乾燥条件の少なくともい
ずれかを設定することを特徴とするインクジェット記録
方法。但し、dpiは2.540cm当たりのドット数
を表す。 - 【請求項6】 インクジェット記録時の中間転写媒体の
表面温度が60〜150℃であることを特徴とする請求
項1〜5のいずれか1項記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項7】 水溶性有機溶剤の含有量が30〜65質
量%であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項8】 インクが熱可塑性樹脂粒子を含有するこ
とを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のイン
クジェット記録方法。 - 【請求項9】 着色剤が分散粒子であることを特徴とす
る請求項1〜8のいずれか1項記載のインクジェット記
録方法。 - 【請求項10】 着色剤が樹脂コートされていることを
特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項11】 中間転写媒体の転写層の付量が0.0
5〜50g/m2であることを特徴とする請求項2〜1
0のいずれか1項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項12】 中間転写媒体が基材と転写層の間に離
型層を有することを特徴とする請求項2〜11のいずれ
か1項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項13】 中間転写媒体が厚さ1〜100μmの
熱変形層を有することを特徴とする請求項2〜12のい
ずれか1項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項14】 被転写媒体が印刷用紙であることを特
徴とする請求項2〜13のいずれか1項記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項15】 中間転写媒体が基材と転写層の間に溶
剤吸収層を有することを特徴とする請求項2〜14のい
ずれか1項記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項16】 転写層が多孔質であることを特徴とす
る請求項2〜15のいずれか1項記載のインクジェット
記録方法。 - 【請求項17】 転写層が熱可塑性樹脂粒子を含有する
ことを特徴とする請求項2〜16のいずれか1項記載の
インクジェット記録方法。 - 【請求項18】 インクジェット記録が、少なくとも2
色のインクを1×10-7〜0.3秒で重ねて付与すると
共に、1つのインクの印字密度が5.5〜20.0nl
/mm2であることを特徴とする請求項1〜17のいず
れか1項記載のインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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