JP2002239880A - ボトル形状ワークの外表面研磨方法および装置 - Google Patents

ボトル形状ワークの外表面研磨方法および装置

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JP2002239880A
JP2002239880A JP2001034067A JP2001034067A JP2002239880A JP 2002239880 A JP2002239880 A JP 2002239880A JP 2001034067 A JP2001034067 A JP 2001034067A JP 2001034067 A JP2001034067 A JP 2001034067A JP 2002239880 A JP2002239880 A JP 2002239880A
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JP
Japan
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bottle
shaped work
work
polishing
shaped
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JP2001034067A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Shibata
利之 柴田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非真円形状のボトル形状ワークの外表面を欠
陥を生じることなく自動的に平滑化することができるよ
うにする。 【解決手段】 外表面に樹脂含浸繊維を積層された非真
円形状のボトル形状ワーク1を周方向に回転するワーク
回転機構2と、研磨工具12,13をボトル形状ワーク
1の外表面に弾接する研磨工具弾接機構16,17とを
備えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボトル形状ワー
クの外表面研磨方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型の圧力容器としてアルミニウ
ム製のボトルの外表面にカーボンファイバーやガラス繊
維などの繊維を巻付けてエポキシ樹脂などの樹脂を含浸
させたものが使用されている。
【0003】このように外表面に樹脂含浸繊維を積層さ
れたボトルは、成形直後に繊維の巻模様や含浸樹脂の脱
泡痕などの凹凸が生じているため、最終仕上げの段階で
外表面を平滑に研磨する必要がある。
【0004】一般に、ボトル形状ワークの外表面を研磨
する場合、ボトル形状ワークをその軸心を中心として回
転しつつ、研削ベルトや砥石を所定の位置まで押込むよ
うにするが、外表面に樹脂含浸繊維を積層されたボトル
形状ワークは外表面が真円形状に仕上がらないため、上
記手段をそのまま適用すると、過度に研削されることに
より表面に繊維部が露出するなどの品質的な欠陥を生じ
るおそれがある。
【0005】そのため、従来は、作業員が研削ベルトや
砥石などを取付けた電動工具を用いて手作業で1本ずつ
加工していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手作業による研削では効率が悪いため生産性が上が
らないという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、非真円形状のボトル形状ワークの外表面を欠陥
を生じることなく自動的に平滑化することができるボト
ル形状ワークの外表面研磨方法および装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、外表面に樹脂含浸
繊維を積層された非真円形状のボトル形状ワークを周方
向に回転すると共に、研磨工具をボトル形状ワークの外
表面に沿って弾接することにより、非真円形状のボトル
形状ワークの外表面を平滑に研磨することを特徴として
いる。
【0009】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、非真円形状のボトル形状ワークの外表面を
欠陥を生じることなく自動的に平滑化することができ
る。
【0010】請求項2に記載された発明では、外表面に
樹脂含浸繊維を積層された非真円形状のボトル形状ワー
クを周方向に回転するワーク回転機構と、研磨工具をボ
トル形状ワークの外表面に弾接する研磨工具弾接機構と
を備えたことを特徴としている。
【0011】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図示例と共に説明する。
【0013】図1は、この発明の実施の形態を示すもの
である。
【0014】アルミニウム製のボトルの外表面にカーボ
ンファイバーやガラス繊維などの繊維を巻付けてエポキ
シ樹脂などの樹脂を含浸させたボトル形状ワーク1を成
形する。この外表面に樹脂含浸繊維を積層されたボトル
形状ワーク1は、成形直後には繊維の巻模様や含浸樹脂
の脱泡痕などの凹凸が生じている。また、このボトル形
状ワーク1は外表面が非真円形状となっている。また、
ボトル形状ワーク1の両端面はほぼ曲面状になってい
る。ボトル形状ワーク1の一方の端面には口金部が形成
されている。
【0015】そして、上記非真円形状のボトル形状ワー
ク1を周方向に回転するワーク回転機構2を設ける。
【0016】このワーク回転機構2は、装置ベースフレ
ーム3と、横向きにしたボトル形状ワーク1の下側とな
る側面(胴体部分)の左右2箇所のほぼ中間位置を支持
する一対のワーク支持ローラ4と、このワーク支持ロー
ラ4を装置ベースフレーム3に支持圧調整自在に支持す
るエアシリンダなどのワーク支持圧調整装置5と、ボト
ル形状ワーク1の側面端部を把持するワークチャック6
と、このワークチャック6を回転駆動するワーク回転用
電動機7などの駆動装置とを備えている。
【0017】そして、ボトル形状ワーク1の側面研磨ユ
ニット10と、端面研磨ユニット11とを設ける。
【0018】側面研磨ユニット10と端面研磨ユニット
11とには、それぞれ、ボトル形状ワーク1の外表面に
沿って研磨工具12,13を移動する研磨工具移動機構
14,15と、ボトル形状ワーク1の外表面に沿って移
動する研磨工具12,13をボトル形状ワーク1の外表
面に弾接する研磨工具弾接機構16,17とを設ける。
【0019】ボトル形状ワーク1の側面研磨ユニット1
0の場合、研磨工具12は、横向きにしたボトル形状ワ
ーク1の上側面を研削する研削ベルト20と、この研削
ベルト20を回転駆動する研削ベルト回転用電動機21
などの駆動装置とを備えている。
【0020】研磨工具移動機構14は、装置ベースフレ
ーム3から立設された支持プレート22と、この支持プ
レート22に設けられてボトル形状ワーク1の軸線方向
へ延びるスライドレール23とを備えている。そして、
スライドレール23に取付けられたスライドフレーム2
4に研磨工具12が取付けられている。
【0021】研磨工具弾接機構16は、研削ベルト20
とスライドフレーム24との間に押圧調整可能に介装さ
れたエアシリンダなどの押圧調整装置25を備えてい
る。
【0022】ボトル形状ワーク1の端面研磨ユニット1
1の場合、研磨工具13は、ボトル形状ワーク1の端面
とほぼ等しい曲率の研磨面を有する砥石30と、この砥
石30を回転駆動する砥石回転用電動機31などの駆動
装置とを備えている。
【0023】研磨工具移動機構15は、装置ベースフレ
ーム3のワークチャック6とは反対側に設けられたボト
ル形状ワーク1の軸線方向へ延びるスライドレール32
と、このスライドレール32に移動可能に取付けられた
支持プレート33と、この支持プレート33に形成され
たボトル形状ワーク1の端面の曲率とほぼ対応する円弧
状のガイドレール34とを備えている。そして、ガイド
レール34に取付けられたガイドフレーム35に研磨工
具13が取付けられている。
【0024】研磨工具弾接機構17は、研磨工具13と
ガイドフレーム35との間に押圧調整可能に介装された
エアシリンダなどの押圧調整装置36を備えている。
【0025】なお、ワーク支持圧調整装置5、押圧調整
装置25、押圧調整装置36は、ボトル形状ワーク1の
固有の非真円形状に対応させるため、個々に減圧弁を設
けるようにすることが好ましい。
【0026】そして、外表面に樹脂含浸繊維を積層され
た非真円形状のボトル形状ワーク1を周方向に回転する
と共に、研磨工具12,13をボトル形状ワーク1の外
表面に沿って弾接しつつ移動することにより、非真円形
状のボトル形状ワーク1の外表面を平滑に研磨すること
ができる。
【0027】より具体的には、横向きにしたボトル形状
ワーク1を一対のワーク支持ローラ4の上に乗せ、ボト
ル形状ワーク1の側面端部をワークチャック6で把持固
定する。そして、ワーク回転用電動機7により、ワーク
チャック6を介してボトル形状ワーク1を回転する。ボ
トル形状ワーク1は、真円度が低いので、低圧(0.5
kgf/平方cm程度)のエアシリンダなどのワーク支
持圧調整装置5に取付けられたワーク支持ローラ4にて
支持をされながら周方向へ回転する。
【0028】そして、先ず、ボトル形状ワーク1の側面
(胴体部分)は、低圧(0.5kgf/平方cm程度)
のエアシリンダなどの押圧調整装置25に支持された研
削ベルト20をボトル形状ワーク1の外表面に弾接しつ
つスライドレール23を用いて移動することにより研磨
して、繊維の巻模様や含浸樹脂の脱泡痕などの凹凸を平
滑にする。この際、研削ベルト20は、研削ベルト回転
用電動機21で駆動するようにし、仕上度に応じ粗さの
異なるものに交換して研磨するようにする。
【0029】次に、ボトル形状ワーク1の端面(底面お
よび上面)は、低圧(0.5kgf/平方cm程度)の
エアシリンダなどの押圧調整装置36に支持された砥石
30をボトル形状ワーク1の外表面に弾接しつつガイド
レール34、スライドレール32を用いて移動すること
により研磨して、繊維の巻模様や含浸樹脂の脱泡痕など
の凹凸を平滑にする。この際、砥石30は、砥石回転用
電動機31で駆動するようにする。また、砥石30に、
ボトル形状ワーク1の端面とほぼ等しい曲率の研磨面を
有するものを使用することにより、効率良くボトル形状
ワーク1の端面を研磨することができる。
【0030】このように、この実施の形態によれば、非
真円形状のボトル形状ワーク1の外表面を繊維部の露出
などの欠陥を生じることなく自動的に平滑化することが
できる。
【0031】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あってもこの発明に含まれる。
【0032】例えば、ワーク支持圧調整装置5、押圧調
整装置25、押圧調整装置36は、エアシリンダに替え
てスプリングと押力調整ボルトとを利用したものとして
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、外表面に樹脂含浸繊維を積層された非真円
形状のボトル形状ワークを周方向に回転すると共に、研
磨工具をボトル形状ワークの外表面に沿って弾接するこ
とにより、非真円形状のボトル形状ワークの外表面を欠
陥を生じることなく自動的に平滑化することができる。
【0034】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の作用効果を得ることができる、という実用上有益な効
果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル形状ワーク 2 ワーク回転機構 12 研磨工具 13 研磨工具 16 研磨工具弾接機構 17 研磨工具弾接機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外表面に樹脂含浸繊維を積層された非真円
    形状のボトル形状ワークを周方向に回転すると共に、研
    磨工具をボトル形状ワークの外表面に沿って弾接するこ
    とにより、非真円形状のボトル形状ワークの外表面を平
    滑に研磨することを特徴とするボトル形状ワークの外表
    面研磨方法。
  2. 【請求項2】外表面に樹脂含浸繊維を積層された非真円
    形状のボトル形状ワークを周方向に回転するワーク回転
    機構と、研磨工具をボトル形状ワークの外表面に弾接す
    る研磨工具弾接機構とを備えたことを特徴とするボトル
    形状ワークの外表面研磨装置。
JP2001034067A 2001-02-09 2001-02-09 ボトル形状ワークの外表面研磨方法および装置 Pending JP2002239880A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109352452A (zh) * 2018-10-22 2019-02-19 来安县祥瑞机电科技有限责任公司 一种车用lng卧式绝热气瓶的瓶体打磨工位
CN110039387A (zh) * 2019-04-29 2019-07-23 新兴能源装备股份有限公司 一种瓶肩机械研磨装置及方法

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