JP2002239717A - 光ビーム加熱方法および装置 - Google Patents

光ビーム加熱方法および装置

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JP2002239717A JP2001043741A JP2001043741A JP2002239717A JP 2002239717 A JP2002239717 A JP 2002239717A JP 2001043741 A JP2001043741 A JP 2001043741A JP 2001043741 A JP2001043741 A JP 2001043741A JP 2002239717 A JP2002239717 A JP 2002239717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のホットエアー付光ビーム加熱装置で
は、常時、ホットエアーが被加熱部に吹き付けられるた
め、冷却効果が現れ、はんだ付け実施時間を費やし、は
んだ付け外観品質に問題があった。 【解決手段】 光ビーム照射の予熱時間に相当する時間
のみホットエアー吹き付け手段23にてホットエアーを
被加熱部5に吹き付けることにより、ホットエアーによ
る冷却効果を抑制できるので、それによって、はんだ付
け実施時間を短縮し、かつ、はんだ付け外観品質を向上
させ、容易にはんだ付けが実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ、ランプ等
からの光を集光することによって局部加熱を可能にした
光ビーム加熱方法および装置であって、糸はんだを使用
したはんだ付け等に適した光ビーム加熱方法および装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ、ランプ光を集光して被加
熱物を加熱する光ビーム加熱装置は、非接触加熱として
はんだ付け用の加熱、あるいは様々な物質の加熱溶融な
どに広く採用されている。
【0003】以下に図面を参照しながら従来の光ビーム
加熱装置について説明する。図3は、第1の従来例であ
る光ビーム加熱装置の構成図を示す。図3において、光
ビーム照射手段21は、被照射部5を加熱する光ビーム
照射光3を発生させる光ビーム発生装置10と、その光
ビームを通す光ファイバー1と、その光ファイバー1の
終端部から照射する光ビームを集光するレンズ2とを備
えている。
【0004】はんだ送給手段22は、糸はんだ8を巻き
取る糸はんだ巻き取り部8aと、糸はんだ8を送給する
送給装置9とを備え、送給装置9は、糸はんだ8を送給
する駆動部7と、糸はんだ8を被照射部5まで導くガイ
ド6とを有している。
【0005】この光ビーム照射手段21によって被照射
部5を加熱した後、はんだ送給手段22によって糸はん
だ8を被照射部5まで送給し、はんだ付けを行う。光フ
ァイバー1の終端部から照射された光は、レンズ2で集
光され光ビーム照射光3として被照射物4上の被照射部
5に照射される。光ビーム照射光3の照射出力は、光フ
ァイバー1で伝達される光出力を変更することによって
変更可能である。
【0006】図4は、図3に示す光ビーム加熱装置のタ
イミング図である。図4において、光ビーム加熱装置の
加熱工程は、被照射部5を予熱する予熱工程と、予熱さ
れた被照射部5に糸はんだ8を送給する本照射工程と、
本照射後の被照射部5の余冷等をおこなう後熱工程から
なる。
【0007】まず、予熱出力P1で予熱時間t1の間照
射すると、被照射部温度Tは周囲温度Taから上昇し、
予熱到達温度T1に達する。予熱出力P1と予熱時間t
1は被照射部5の予熱到達温度T1が適正温度範囲ΔT
になるように設定される。
【0008】糸はんだ8の供給量が所望の値になるよう
に本照射時間t2と正送給F2とは予め決定され、駆動
部7によって被照射部5に糸はんだ8は送給される。本
照射到達温度T2も適正温度範囲ΔTになるように本照
射出力P2は設定される。
【0009】その後、糸はんだ8の正送給は停止され、
駆動部7は逆送給F3にて逆送給して糸はんだ8を被照
射部5から離脱させて糸はんだ8の供給を停止する。後
熱照射到達温度T3も適正温度範囲ΔTにあるように後
熱照射出力P3と後熱時間t3は設定される。
【0010】このように被照射部温度Tは、予熱照射時
間t1、本照射時間t2、後熱照射時間t3の各時間
と、予熱照射出力P1、本照射出力P2、後熱照射出力
P3の各照射出力、ならびに糸はんだ8の正送給F2等
の複数の施工条件設定値にて制御され、はんだ付けを実
施する。
【0011】しかしながら、被加熱物4の熱容量が大き
い場合にはタクトタイムが長くなる。そこで、タクトタ
イムの短縮を図る場合に、被照射部5の予熱到達温度T
1を適正温度範囲ΔTに早く到達させるため、光ビーム
加熱装置の他にホットエアー装置を併用し、ホットエア
ー装置を補助熱源として、はんだ付けが行われていた。
【0012】以下に、ホットエアー装置を併用した、第
2の従来例の光ビーム加熱装置について説明する。
【0013】図5は、第2の従来例である光ビーム加熱
装置の構成図を示す。図5において、光ビーム照射手段
21とはんだ送給手段22とは、前述した図3に示す光
ビーム加熱装置のそれらと同じ構成であり、その構成に
加えて、ホットエアーを吹き付けるノズル11を備えた
ホットエアー吹き付け手段23を有する。ホットエアー
吹き付け手段23は、図5のように光ビーム照射手段2
1が被照射部5を照射する位置のときに、ノズル11の
エアー吹き付け方向が被照射部5を向くように、光ビー
ム照射手段21のレンズ2の枠部分にホルダ(図示せ
ず)により取り付けられ固定されている。
【0014】このホットエアー吹き付け手段23によっ
て被照射部5を予熱しつつ、光ビーム照射手段21によ
って被照射部5を加熱し、それから、はんだ送給手段2
2によって被照射部5にはんだを送給し、はんだ付けを
行う。
【0015】従来、ホットエアー吹き付け手段23を併
用してはんだ付けを実施する場合、ホットエアー吹き付
け手段23がエアーを高温度にするのに時間を要したの
で、高温度のホットエアーを吹き付けることができるよ
うになるまで時間を要した。そのため、はんだ付け実施
前にホットエアー吹き付け手段23の電源を入れ、設定
温度のホットエアーが吹き出すまで待機させる。設定温
度に達したら、被加熱物4上に移動し、被照射部5に、
光ビーム加熱装置10による照射とホットエアー吹き付
け手段23による吹き付けとを実施する。
【0016】この場合に、光ビーム照射手段21単体の
みでの被照射部の適正温度到達時間と、光ビーム照射手
段21とホットエアー吹き付け手段23を併用したとき
の適正温度到達時間とを比べると、後者の方の予熱時間
t1が短い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホット
エアーの設定温度は、光ビーム加熱装置の予備熱源であ
ること、また、はんだ付け周囲の部品の熱影響を極力緩
和させる必要があることから、通常被照射部5の温度に
おいて、はんだ溶融温度より低い温度(100℃から150
℃)にて使用する。そのため、図6のタイミング図のよ
うに、ホットエアー位置P0が、予熱時間t1、本照射
時間t2および後熱時間t3の間、はんだ付け位置P0
2にあるため、本照射時間t2のある時点にて、本照射
到達温度T2が適正温度範囲ΔTより低くなり、ホット
エアーによる冷却効果が現れ、被照射部温度Tが低下ま
たは、上昇し難くなる。そのため、本照射時間t2が長
くなり、はんだ付け外観品質が劣るという問題があっ
た。
【0018】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
で、ホットエアーによる冷却効果を抑制して、加熱時間
の短縮と、加工後の外観品質の向上とを実現できる光ビ
ーム加熱方法および装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の光ビーム加熱方法は、光ビ
ーム照射とホットエアー吹き付けを併用する光ビーム加
熱方法であって、光ビーム照射の予熱時間に相当する時
間のみホットエアー吹き付けにて予備加熱を実施するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項1記載の光ビーム加熱方法によれ
ば、光ビーム照射の予熱時間に相当する時間のみホット
エアー吹き付けにて予備加熱を実施することにより、光
ビーム照射の予熱時間の短縮が図れるとともに、予熱時
間の後に続く光ビームの本照射時にはホットエアー吹き
付けを行わないため、従来のようなホットエアーによる
冷却効果をなくし、加熱時間の短縮が図れ、また、外観
品質への影響を避け品質向上を実現できる。
【0021】請求項2に記載の光ビーム加熱装置は、被
照射部を加熱する光ビーム照射手段と、光ビーム照射手
段の予熱時間にあたる一定時間のみホットエアーを被照
射部に吹き付けるホットエアー手段とを備えたことを特
徴とする。
【0022】請求項2記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、ホットエアー手段により光ビーム照射手段の予熱時
間にあたる一定時間のみホットエアーを被照射部に吹き
付けることにより、光ビーム照射手段の予熱時間の短縮
が図れるほか、予熱時間の後に続く光ビームの本照射時
にはホットエアー吹き付けを行わないため、従来のよう
なホットエアーによる冷却効果をなくし、加熱時間の短
縮が図れるとともに、被照射部の外観品質への影響を避
け外観品質の向上を実現できる。
【0023】請求項3記載の光ビーム加熱装置は、請求
項2記載の発明において、ホットエアー手段は、ホット
エアーの吹き付け方向を可変する機能を備えたことを特
徴とする。
【0024】請求項3記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、請求項2記載の発明と同様の効果を発揮するほか、
ホットエアーの吹き付け方向を必要なときに、必要な時
間だけ被照射部に向けることができる。したがって、光
ビーム照射手段の予熱時間にあたる一定時間のみホット
エアーを被照射部に吹き付け、予熱時間の後に続く光ビ
ームの本照射時にはホットエアーを被照射部からそら
し、被照射部への吹き付けを行わないようにできる。
【0025】請求項4記載の光ビーム加熱装置は、請求
項3記載の発明において、ホットエアー手段は、ホット
エアーを被照射部に吹き付ける時間を設定する吹き付け
時間設定手段を有し、吹き付け時間設定手段で設定した
時間以外はホットエアー手段の吹き付け方向を被照射部
以外の方向に変更するようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項4記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、請求項3記載の発明と同様な効果を発揮するほか、
光ビーム照射手段の予熱時間のタイミングに合わせて、
被照射部へのホットエアーの吹き付け時間を設定するこ
とが可能となる。このように、必要な時に、必要な時間
だけ、被照射部へ吹き付けることが可能となる。
【0027】請求項5記載の光ビーム加熱装置は、請求
項3記載の光ビーム加熱装置において、ホットエアー手
段は、被照射部方向および被照射部方向以外のホットエ
アーの吹き付け方向を任意に設定可能な吹き付け方向設
定手段を設けている。
【0028】請求項5記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、例えば、流れ作業で多数の被照射部を順次照射加熱
する場合において、ホットエアーの吹き付け方向を先行
の被照射部の次に後続の被照射部を設定することによ
り、先行する被照射部のホットエアーによる予熱を終了
した直後に、後続の被照射部の予熱を素早く開始するこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態であ
る光ビーム加熱装置の構成図である。図1において、1
2はエアホース、13は第1および第2のホットエアー
駆動モータ14,15からなるホットエアー駆動部であ
る。16はホットエアー吹き付け手段23の本体19を
支持するためのホルダである。17はホットエアーの温
度、エアー流量、エアー圧力およびホットエアー駆動モ
ータ14,15を制御するホットエアー制御装置であ
る。18は光ビーム発生装置10とホットエアー吹き付
け手段23を連動させるためのシーケンサである。な
お、光ビーム照射手段21およびはんだ送給手段22
は、図5と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0030】本実施の形態では、ホットエアー吹き付け
手段23に、ホットエアー駆動部13を設け、ノズル1
1からのエアーの吹き付け方向を自在に変更できるよう
に構成している。ホットエアー制御装置17にて、第1
のホットエアー駆動モータ14を制御することによりノ
ズル11が前後方向に動き、第2のホットエアー駆動モ
ータ15を制御することにより本体19が駆動モータ1
5の軸心を中心に回動してノズル11の向きを変える。
【0031】図2は、図1に示す光ビーム加熱装置のタ
イミング図である。ホットエアー吹き付け手段23は、
当初、その吹き付け方向を被照射部5から外れた方向に
向けており、シーケンサ18からホットエアー制御装置
17へ予熱に適切な温度のエアーを吹き出させるよう指
令が伝達される。
【0032】エアーが予熱に適切な温度HT1に達した
後、シーケンサ18から光ビーム発生装置10に指令が
出され、光ビーム発生装置10より照射出力Pの任意の
光が発せられる。
【0033】この照射出力Pの任意の光を光ファイバー
1で経由し、これをレンズ2にて集光させ、光ビーム照
射光3として、被加熱物4上の被照射部5を照射加熱す
ると同時に、シーケンサ18からホットエアー制御装置
17へホットエアー吹き付け方向を被照射部5に向ける
よう指令が伝達される。
【0034】そして図2のタイミング図に示した条件に
おいて、予熱時間t1の間、ホットエアーにより被照射物
4上の被照射部5を予熱するために、ノズル11が退避
位置P0A1からはんだ付け位置P0A2に移動し、予熱を実施
する。
【0035】予熱時間t1の予熱が完了後、ホットエアー
制御装置17の制御により、ホットエアー吹き付け方向
を変更する。すなわち、図2に示すように、被照射物4
上の被照射部5にホットエアーの影響がなくなる位置
(退避位置P0A3)まで、ノズル11を退避させる。その
後は図2に示したタイミングにてはんだ付けを実施す
る。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、ホッ
トエアー吹き付け方向を変更できることにより、必要な
時に、必要な時間だけ、被照射部5にホットエアーを吹
き付けることができ、はんだ付け時において、ホットエ
アーの影響を受けたくない時に、ホットエアーを任意の
位置に退避できる。すなわち、ホットエアー吹き付け手
段23(ホットエアー手段)により光ビーム照射手段2
1の予熱時間t1にあたる時間のみホットエアーを被照
射部5に吹き付けることにより、予熱時間t1の短縮が
図れるほか、予熱時間t1の後に続く光ビームの本照射
時間t2以降にホットエアー吹き付けを被照射部5へ行
わないため、従来のようなホットエアーによる影響(冷
却効果)をなくし、はんだ付け性に悪影響を及ぼさなく
なる。その結果、良好なはんだ付けが可能となり、外観
不良もなくなる。また、従来のようなホットエアーによ
る影響(冷却効果)をなくすことで、本照射時間t2を
短縮でき、その結果、短時間のはんだ付けが可能とな
る。
【0037】なお、予熱完了後にホットエアー制御装置
17によりホットエアー位置を、P0A2からP0A3
へ変更するタイミングは、光ビーム発生装置10と連動
させ、その照射出力をP1からP2へ変更するタイミン
グと合わせるようにする。あるいは、ホットエアー制御
装置17に、例えばホットエアー位置をP0A2として
いる時間を設定できる手段(吹き付け時間設定手段)を
設け、あらかじめその時間をホットエアー制御装置17
に設定しておくことで、ホットエアー位置がP0A1か
らP0A2になってから設定時間経過すると自動的に、
ホットエアー位置をP0A3へ変更するようにしてもよ
い。このように吹き付け時間設定手段により、光ビーム
照射の予熱時間等のタイミングに合わせて、ホットエア
ー吹き付け時間を任意に設定することが可能となる。
【0038】また、ホットエアー制御装置17に、ノズ
ル11のホットエアーの吹き付け方向を設定するための
吹き付け方向設定手段を設け、ホットエアー位置がP0
A1、P0A2、P0A3のそれぞれの場合の吹き付け
方向を任意に設定できるように構成してもよい。例え
ば、流れ作業で多数の被照射部を順次照射加熱する場合
において、先行する被照射部(現在のはんだ付け箇所)
のホットエアーによる予熱を終了した直後に、後続の被
照射部(次のはんだ付け箇所)の予熱を素早く開始する
ことができる。または、ホットエアーの退避に伴う、周
辺の障害物への干渉を防ぐことが可能となる。
【0039】なお、従来、本照射時にホットエアーによ
る冷却効果を抑えるために、ホットエアー吹き付け手段
23の電源を切る方法があるが、本実施の形態によれ
ば、本照射時にホットエアー位置を被照射部5を避けて
例えば退避位置P0A3とすることにより再度ホットエ
アー吹き付け手段23の電源を入れ、エアーの温度をH
T1まで上昇させる必要がなくなり、これにより、ホッ
トエアー吹き付け手段23の電源を切ったり、次の処理
のために再度ホットエアー吹き付け手段23の電源を入
れてエアーの温度をHT1まで上昇させる必要がなく、
ホットエアーの温度を上下するためにかかっていた時間
をなくすことができる。
【0040】また、本実施の形態では、被照射部へのホ
ットエアーの吹き付けを予熱時間t1のみ行うとした
が、本照射時間t2や後熱時間t3にホットエアーを被
照射部に吹き付けることもある。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の光ビーム加熱方法によれ
ば、光ビーム照射の予熱時間に相当する時間のみホット
エアー吹き付けにて予備加熱を実施することにより、光
ビーム照射の予熱時間の短縮が図れるとともに、予熱時
間の後に続く光ビームの本照射時にはホットエアー吹き
付けを行わないため、従来のようなホットエアーによる
冷却効果をなくし、加熱時間の短縮が図れ、また、外観
品質への影響を避け品質向上を実現できる。
【0042】請求項2記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、ホットエアー手段により光ビーム照射手段の予熱時
間にあたる一定時間のみホットエアーを被照射部に吹き
付けることにより、光ビーム照射手段の予熱時間の短縮
が図れるほか、予熱時間の後に続く光ビームの本照射時
にはホットエアー吹き付けを行わないため、従来のよう
なホットエアーによる冷却効果をなくし、加熱時間の短
縮が図れるとともに、被照射部の外観品質への影響を避
け外観品質の向上を実現できる。
【0043】請求項3記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、請求項2記載の発明と同様の効果を発揮するほか、
ホットエアーの吹き付け方向を必要なときに、必要な時
間だけ被照射部に向けることができる。したがって、光
ビーム照射手段の予熱時間にあたる一定時間のみホット
エアーを被照射部に吹き付け、予熱時間の後に続く光ビ
ームの本照射時にはホットエアーを被照射部からそら
し、被照射部への吹き付けを行わないようにできる。
【0044】請求項4記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、請求項3記載の発明と同様な効果を発揮するほか、
光ビーム照射手段の予熱時間のタイミングに合わせて、
被照射部へのホットエアーの吹き付け時間を設定するこ
とが可能となる。このように、必要な時に、必要な時間
だけ、被照射部へ吹き付けることが可能となる。
【0045】請求項5記載の光ビーム加熱装置によれ
ば、請求項3記載の発明と同様な効果を発揮するほか、
例えば、流れ作業で多数の被照射部を順次照射加熱する
場合において、ホットエアーの吹き付け方向を先行の被
照射部の次に後続の被照射部を設定することにより、先
行する被照射部のホットエアーによる予熱を終了した直
後に、後続の被照射部の予熱を素早く開始することがで
きる。または、ホットエアーの退避に伴う、周辺の障害
物への干渉を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す光ビーム加熱装置の
構成図。
【図2】本発明の実施の形態を示す光ビーム加熱装置の
タイミング図。
【図3】第1の従来例を示す光ビーム加熱装置の構成
図。
【図4】第1の従来例を示す光ビーム加熱装置のタイミ
ング図。
【図5】第2の従来例を示す光ビーム加熱装置の構成
図。
【図6】第2の従来例を示す光ビーム加熱装置のタイミ
ング図。
【符号の説明】
1 光ファイバー 2 レンズ 3 照射光 4 被加熱物 5 被照射部 6 ガイド 7 駆動部 8a 糸はんだ巻き取り部 8 糸はんだ 9 送給装置 10 光ビーム発生装置 11 ノズル 12 エアーホース 13 ホットエアー駆動部 14 第1のホットエアー駆動モータ 15 第2のホットエアー駆動モータ 16 ホルダ 17 ホットエアー制御装置 18 シーケンサ 19 本体 21 光ビーム照射手段 22 はんだ送給手段 23 ホットエアー吹き付け手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビーム照射とホットエアー吹き付けを
    併用する光ビーム加熱方法であって、前記光ビーム照射
    の予熱時間に相当する時間のみ前記ホットエアー吹き付
    けにて予備加熱を実施する光ビーム加熱方法。
  2. 【請求項2】 被照射部を加熱する光ビーム照射手段
    と、前記光ビーム照射手段の予熱時間にあたる一定時間
    のみホットエアーを被照射部に吹き付けるホットエアー
    手段とを備えた光ビーム加熱装置。
  3. 【請求項3】 ホットエアー手段は、ホットエアーの吹
    き付け方向を可変する機能を備えた請求項2記載の光ビ
    ーム加熱装置。
  4. 【請求項4】 ホットエアー手段は、ホットエアーを被
    照射部に吹き付ける時間を設定する吹き付け時間設定手
    段を有し、前記吹き付け時間設定手段で設定した時間以
    外は前記ホットエアー手段の吹き付け方向を前記被照射
    部以外の方向に変更するようにした請求項3記載の光ビ
    ーム加熱装置。
  5. 【請求項5】 ホットエアー手段は、被照射部方向およ
    び前記被照射部方向以外のホットエアーの吹き付け方向
    を任意に設定可能な吹き付け方向設定手段を設けた請求
    項3記載の光ビーム加熱装置。
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