JP2002239425A - 気液混合流の噴射装置 - Google Patents

気液混合流の噴射装置

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JP2002239425A JP2001045829A JP2001045829A JP2002239425A JP 2002239425 A JP2002239425 A JP 2002239425A JP 2001045829 A JP2001045829 A JP 2001045829A JP 2001045829 A JP2001045829 A JP 2001045829A JP 2002239425 A JP2002239425 A JP 2002239425A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも液体と気体を混合して気液混合流を
形成しながら噴射するように構成した噴射装置におい
て、噴射口から噴射される気液混合流による吹付け作用
の均一性を図り、吹付けムラが少なく効率的な吹付けが
可能な使い勝手のよい気液混合流の噴射装置を提供す
る。 【解決手段】気液混合流の流通路を仕切り31,32に
より流れに沿った複数の流通路33〜35に分割して、
それぞれの流通路33〜35に対応する気液混合流の噴
射口36〜38を設け、それらの噴射口36〜38から
噴射される気液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ等
しくなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、ビルの壁
面、壜、食器等の洗浄用ノズルなど、各種の噴射ノズル
として広く適用可能な気液混合流の噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の噴射装置においては、円
形あるいは偏平状からなる1個の噴射口から気液混合流
を噴射するものが広く知られている。しかしながら、噴
射口が円形である場合には、噴射された気液混合流の中
心部と周辺部では吹付け作用の強さが異なるため、吹付
け作用の強い中心部が通るところと通らないところでは
吹付けムラが生じてしまうという技術的な問題があっ
た。これに対して偏平状の噴射口の場合には、幅広の効
率的な吹付けが可能ではあるが、この場合にも中央部と
周辺部の吹付け作用が均一になるように噴射流を均等に
形成することは容易ではなかった。とりわけ、噴射状態
を変化し得るように構成した場合に、どのような噴射状
態においても常に中央部と周辺部の吹付け作用が均一に
なるように設定することは技術的に困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術的状況に鑑みて発明したもので、噴射口か
ら噴射される気液混合流による吹付け作用の均一性を図
り、吹付けムラが少なく効率的な吹付けが可能な使い勝
手のよい気液混合流の噴射装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、少なくとも液体と気体を混合
して気液混合流を形成しながら噴射口から噴射するよう
に構成した噴射装置において、気液混合流の流通路を偏
平状に形成するとともに、該流通路を仕切りにより流れ
に沿った複数の流通路に分割して、それぞれの流通路に
対応する気液混合流の噴射口を設け、それらの噴射口か
ら噴射される気液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ
等しくなるように構成するという技術手段を採用した。
本発明においては、気液混合流の流通路を偏平状に形成
し、その流通路内を流通する際に形成される偏平状の気
液混合流を仕切りにより複数の流れに分割して、それぞ
れ対応する噴射口から噴射するように構成したので、複
数の噴射口に対して気液混合流を設定通りに的確に分配
することが可能である。すなわち、液体噴射流を中央に
集中させずに幅方向に分散させ、その分散状態を維持す
るように仕切りを設けたので、より的確に分配すること
ができる。したがって、液体噴射口の設置数や噴射状
態、その設置位置と前記各仕切りとの位置関係などを勘
案することにより、それぞれの噴射口から噴射される気
液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ等しくなるよう
に容易に設定できることから、均一性が良好で吹付け範
囲の広い気液混合流を簡便に得ることが可能である。
【0005】なお、分割した前記各流通路に対応させて
液体噴射口を設けてもよい(請求項2)。すなわち、分
割したそれぞれの流通路に対して1個あるいは複数個の
液体噴射口を対応させて設置するようにしてもよい。ま
た、前記各流通路を、それぞれ対応する噴射口へ向け
て、それらの各流通路が並ぶ方向と同じ方向に徐々に薄
い幅広の偏平形状になるように形成したり(請求項
3)、それらの各流通路が並ぶ方向と直交する方向に徐
々に薄い幅広の偏平形状になるように形成することが可
能である(請求項4)。前記仕切りの上流側端部は、前
記液体噴射口から適宜な距離離れた位置に配置できる
(請求項5)。また、前記気液混合流の流通路に気体を
供給する気体流通路の断面積をその供給口へ向けて徐々
に縮小するように形成して気体の噴射速度を上げること
により、前記液体噴射口から噴射される液体の減速を抑
えることができる(請求項6)。また、前記仕切りによ
り仕切られた前記各流通路の途中に断面積を絞った最小
絞り部を設け、その下流側の断面積を最小絞り部より同
じか又は徐々に拡大するように形成することにより、気
液混合流の各流通路内での減速を抑えたり、加速するこ
とも可能である(請求項7)。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る噴射装置は、車両、
ビルの壁面、壜、食器などの洗浄用ノズルや塗装用ノズ
ルなど、各種の噴射ノズルとして広く適用することがで
きる。前記流通路に噴射される液体としては、水道水な
どの普通水や、必要に応じて界面活性剤などの添加剤を
加えて洗浄力や殺菌力等を向上させた洗浄液など、適宜
の液体の使用が可能である。また、その液体の供給圧
は、水道水程度の圧力でもよいが、高圧ポンプ等からの
高圧の吐出圧を用いてもよい。気体に関しては、混合流
の流通路へ噴射される液体噴射流のエジェクタ作用によ
って大気を吸引するように構成してもよいし、圧縮エア
などの加圧気体や、高温気体あるいは蒸気などの高温高
圧気体を使用することも可能である。さらに、前記液体
及び気体のほかに、炭酸水素ナトリウムや研掃材などの
適宜の粉粒体をそれらの液体や気体に混入させて供給し
たり、別個の注入口から流通路に供給するように構成す
ることも可能である。
【0007】なお、前記流通路に液体を噴射する液体噴
射口に関しては、1個の液体噴射口を設けて、前記仕切
りの設置の仕方により、各噴射口から外部へ噴射される
気液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ等しくなるよ
うに設定してもよい。すなわち、例えば仕切りによって
分割された各流通路の上流側の開口幅を中央部より側方
部を広くとることにより均等の流入量を確保することが
できる。また、前述のように、各流通路に対して1個あ
るいは複数個の液体噴射口を対応させて設置するように
してもよいことはいうまでもない。その場合に、液体噴
射口を上下方向に複数段並列に並べて配設することも可
能である。例えば、上下方向に2個ずつ並べた状態の液
体噴射口をそれぞれの流通路に対応させるようにしても
よい。また、各流通路に対応する液体噴射口の設置数に
変化を持たせたり、各液体噴射口からの噴射量に変化を
もたせたりすることも可能である。例えば、中央部の流
通路に2個の液体噴射口を対応させ、その両側の流通路
に3個ずつの液体噴射口を対応させることも可能であ
る。さらに、液体噴射口の形状としては、円形や流通路
入口形状と同じような矩形などの適宜の形状が可能であ
る。また、液体噴射口の向きは、噴射流が流通路の入口
近傍で壁面に接しないように設けられている。
【0008】前記気液混合流を仕切る仕切りの設置数は
一つでも複数でもよい。すなわち、気液混合流の流通空
間を仕切りにより2分割以上に分割して、複数の流通路
を形成するものであればよい。また、仕切りの上流側端
部の設置位置に関しては、気液混合流の流通路を仕切る
ものであればよい。例えば、液体噴射口から適宜の距離
離れた位置に仕切りの上流側端部を設けて、流通路を非
分割部と分割部とから構成したり、前記液体噴射口に接
するように仕切りの上流側端部を液体噴射口と同じ位置
に配設したり、それより前方に配設して、液体噴射口が
仕切りの上流側端部より後方に開口するように設定する
ことも可能である。なお、仕切りによって仕切られるそ
れぞれの流通路の断面積は必ずしも一致している必要性
はなく、流通路により断面積が異なるように仕切り、対
応するそれぞれの気液混合流の噴射口の設置数を変えた
り、口径を変えたりして構成することも可能である。要
するに、それぞれの噴射口から外部へ噴射される気液混
合流の断面積当りの質量流量がほぼ等しければよく、仕
切りの設置の仕方や、噴射口の具体的形状や設置数に関
しては任意の設定が可能である。さらに、噴射範囲を幅
広くする場合には、気液混合流の流通路をより幅広にし
たり広角の末広がり状にして、仕切り数を増やすことも
可能である。また、仕切りは先端までなくともよく、噴
射口の手前の途中までとしてもよい。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例に関し
て説明する。図1は本発明に係る第1実施例の概略を示
した分解組立図である。また、図2は同実施例の縦断面
図であり、図3はその部分拡大図である。図4は同実施
例の水平方向の断面図であり、図5はその部分拡大図で
ある。図6は同実施例の噴射口を示した拡大図である。
図示のように、本実施例の噴射装置1は、長尺のノズル
部2を有しており、下部本体3と上部本体4とを、それ
らの間の上流側に形成される設置空間に液体供給部5を
設置しながら組立てることにより形成される。液体供給
部5は、複数の部材から組立て形成するように構成して
おり、中央部には偏平貯留部6を形成している。その偏
平貯留部6から本実施例では図5に示したように3本の
流路7〜9を介して先端部に3個の液体噴射口10〜1
2を形成している。また、偏平貯留部6の上部には液体
供給路13が接続され、接続部14を介して図示しない
加圧液体供給源から加圧液体が供給されるように構成し
ている。液体供給部5の上流側にはテーパ部15を形成
して、気体の流れを阻害しないように構成している。さ
らに、液体供給部5の側方には係合凸部16,17が形
成してあり、場合に応じて下部本体3及び上部本体4の
双方又は一方に形成した係合凹部18,19に係合する
ことにより、両者の位置決めを行うように構成してい
る。
【0010】本実施例の前記下部本体3及び上部本体4
は、図3に示したように、液体供給路13の挿入部を除
いてほぼ対称的に形成されており、液体供給部5の設置
空間を形成する凹部20,21の前後に斜面22,23
及び斜面24,25を形成するとともに、その上流側の
斜面22,23に連なるように加圧気体用の接続部26
を形成し、図示しない加圧気体供給源から加圧気体を供
給するように構成している。また、下流側の斜面24,
25の内側には、液体供給部5の下流側に形成したテー
パ部27を配設し、それらの斜面24,25とテーパ部
27との間に断面積が供給口へ向けて徐々に縮小する気
体流通路28,29を形成している。しかして、本実施
例の場合では、前記液体噴射口10〜12から噴射され
る液体噴射流の上下に気体流通路28,29からの加圧
気体が噴射され、それぞれの液体噴射流の周囲を気体噴
射流によって囲むように噴射されることになる。
【0011】次に、本発明の特徴部分に関して説明す
る。図示のように、前記液体噴射口10〜12及び気体
流通路28,29の下流側には、断面積を最小に絞った
最小絞り部30が設けてあり、この最小絞り部30の上
流側の空間において、液体噴射口10〜12から噴射さ
れる液体と気体流通路28,29から噴射される気体と
の混合が促進されて気液混合流の形成が始るように構成
している。この最小絞り部30の上流側の空間は、混合
作用を促進するとともに液滴状の液体の減速を抑制する
ように下流側へ向けて断面積を徐々に縮小すべく、上下
面をテーパ状の傾斜面に形成している。また、同空間
は、図4及び図5に示したように、液体噴射口10〜1
2の配列方向に沿った幅広の偏平状に形成され、本実施
例では、その中間から下流側へ向けて仕切り31,32
を設けて気液混合流の流れを複数の流通路33〜35に
分割している。すなわち、幅広の偏平状の前記空間にて
偏平状の気液混合流を形成し、その偏平状の気液混合流
を仕切り31,32により分割して、流通路33〜35
を介してそれぞれの噴射口36〜38へ導くように構成
している。これにより、気液混合流を流通路33〜35
に設定通りに的確かつ安定的に分配することが可能とな
り、噴射口36〜38からの噴射流によって形成される
全体としての偏平状の気液混合流についての中央部と周
辺部との間の吹付け作用のムラを的確に解消できる点で
特徴を有する。仕切り31,32の位置決めに際して
は、液体噴射口10〜12からの液体の噴射状態や、気
体流通路28,29からの気体の噴射状態、気液混合流
の混合状態等を勘案しながら、噴射口36〜38から噴
射される気液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ等し
くなるように、仕切り31,32の上流側端部の位置、
すなわち液体噴射口10〜12と仕切り31,32の前
端部との位置関係や、仕切り31,32相互間の間隔等
を設定する。なお、仕切り31,32によって分割され
た流通路33〜35を流下する気液混合流は、その間に
おいても更に混合が促進され、混合状態のより良好な気
液混合流として噴射口36〜38から外部へ噴射される
ことになる。また、各流通路33〜35の断面積に関し
ては、本実施例では、最小絞り部30から下流側へ向け
て断面積が徐々に拡大するように構成しているが、断面
積を一定に設定することも可能である。なお、最小絞り
部30から下流側へ向けて断面積を徐々に拡大した場合
には気液混合流の加速が可能であり、ラバールノズルの
ように気液混合流の流速を音速近くあるいはそれ以上に
加速することも可能である。
【0012】図4に示したように、本実施例における仕
切り31,32は、隣接する噴射口36〜38相互間の
間隙を小さくするため、厚さを下流側へ向けて徐々に薄
く形成している。これらの仕切り31,32は、下部本
体3及び上部本体4の双方又はいずれか一方に削り出し
により形成したり、鋳造等により一体成形したり、ある
いは後から付設するように構成することができる。ま
た、本実施例では、3個の液体噴射口10〜12に対応
させて、仕切り31,32により3つの流通路33〜3
5を形成したが、場合に応じてそれらの設置数を変更す
ることが可能なことはいうまでもない。また、図6に示
したように、噴射口36〜38に関しては、流通路33
〜35の下流側端部をそのまま開口して偏平状の噴射口
とするという形態を採用したが、それぞれの流通路33
〜35の下流側端部の中央部に円形や矩形等の適宜形状
の1個の噴射口を形成したり、それらの流通路33〜3
5の下流側端部に沿って複数の噴射口を列設するように
してもよい。さらに、前記仕切り31,32の終端部に
関しても、前述のように噴射口の手前の途中までとして
もよい。なお、図中、39は下部本体3及び上部本体4
を一体的に締付けるためのボルト締付孔を示したもので
ある。
【0013】図7は本発明に係る第2実施例を示した縦
断面図、図8は同実施例の水平方向の断面図、図9は噴
射口を示した拡大図である。本実施例の噴射装置40
は、前記第1実施例の変形例であり、図9に示したよう
に、噴射口41〜43を並列的な配列に変更した点で特
徴を有する。このために、本実施例の仕切り44,45
は、図8に示したように、下流側へ向けて厚さを徐々に
大きく形成して、これらの仕切り44,45によって形
成される流通路46〜48が噴射口41〜43に連なる
ように、それらの流通路46〜48の各通路幅を噴射口
41〜43へ向けて徐々に縮小するようにしている。ま
た、図7に示したように、流通路46〜48は、噴射口
41〜43に連なるように、下流側へ向けて通路高さを
徐々に高くなるように形成し、それに合わせて前記仕切
り44,45の高さも下流側へ向けて徐々に高くしてい
る。したがって、本噴射装置40におけるノズル部49
の高さ寸法は、前記第1実施例の場合より大きく設定さ
れている。しかして、本実施例の場合には、ノズル部4
9を偏平状の噴射口41〜43の方向にに沿って移動す
るようにしてもよいが、ノズル部49を噴射口41〜4
3に直交する方向、すなわちそれらの噴射口41〜43
が並んでいる方向に沿って移動するようにすれば、噴射
口41〜43からの偏平状の気液混合流は並列的に噴射
されることから、1回の噴射行程により、噴射口の設置
数だけ、すなわち本実施例では各噴射口41〜43から
の気液混合流による計3回の吹付けを一度に実行するこ
とが可能である。
【0014】図10は本発明に係る第3実施例の要部を
示した縦断面図、図11は同実施例の水平方向の断面
図、図12は噴射口を示した拡大図である。本実施例の
噴射装置50は、前記第1実施例に対して、気体の供給
の仕方を大気を吸引する方式に変更した点で特徴を有す
る。すなわち、本実施例の噴射装置50においては、下
部本体51及び上部本体52はほぼ対称的に形成してあ
り、液体供給部53の設置空間を形成する凹部54,5
5の上流側に大気に開放された吸引口56,57を形成
し、下流側に斜面58,59を形成している。下流側の
斜面58,59の内側には、液体供給部53の下流側に
形成したテーパ部60を配設し、それらの斜面58,5
9とテーパ部60との間に断面積が供給口へ向けて徐々
に縮小するように気体流通路61,62を形成してい
る。しかして、本実施例の場合には、加圧液体供給管6
3を介して液体供給部53に供給された液体は、液体噴
射口64〜66から噴射され、その液体噴射流によるエ
ジェクタ作用により吸引口56,57から大気が吸引さ
れ、気体流通路61,62を介して噴射される。断面積
を最小に絞った最小絞り部67の上流側の空間では、そ
れらの液体と空気とが混合されて偏平状の気液混合流が
形成され、仕切り68,69により分割された流通路7
0〜72を介して噴射口73〜75に流下する。気液混
合流は、流通路70〜72内を流下する間にも更に混合
が促進され、噴射口73〜75から外部へ混合状態の良
好な偏平状の気液混合流として噴射される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、気液混合流の流通路を
偏平状に形成し、その流通路にて形成される偏平状の気
液混合流を仕切りによって複数に分割して各流通路に分
配するように構成したので、それらの流通路に対応して
設置したそれぞれの噴射口に対して気液混合流を的確か
つ安定的に分配することができる。したがって、液体噴
射口の設置数や噴射状態、その設置位置と前記各仕切り
との位置関係などに関する簡単な設定によって、気液混
合流を容易にそれぞれの噴射口に対してほぼ均等に分配
できるので、均一性が良好で吹付け範囲の広い気液混合
流が簡便に得られる。また、延いては噴射作業における
作業効率を向上することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施例の概略を示した分解
組立図である。
【図2】 同実施例の縦断面図である。
【図3】 図2の部分拡大図である。
【図4】 同実施例の水平方向の断面図である。
【図5】 図4の部分拡大図である。
【図6】 同実施例の噴射口を示した拡大図である。
【図7】 本発明に係る第2実施例の縦断面図である。
【図8】 同実施例の水平方向の断面図である。
【図9】 同実施例の噴射口を示した拡大図である。
【図10】 本発明に係る第3実施例の要部を示した縦
断面図である。
【図11】 同実施例の要部を示した水平方向の断面図
である。
【図12】 同実施例の噴射口を示した拡大図である。
【符号の説明】
1…噴射装置、2…ノズル部、3…下部本体、4…上部
本体、5…液体供給部、6…偏平貯留部、7〜9…流
路、10〜12…液体噴射口、13…液体供給路、14
…接続部、15…テーパ部、16,17…係合凸部、1
8,19…係合凹部、20,21…凹部、22〜25…
斜面、26…接続部、27…テーパ部、28,29…気
体流通路、30…最小絞り部、31,32…仕切り、3
3〜35…流通路、36〜38…噴射口、39…ボルト
締付孔、40…噴射装置、41〜43…噴射口、44,
45…仕切り、46〜48…流通路、49…ノズル部、
50…噴射装置、51…下部本体、52…上部本体、5
3…液体供給部、54,55…凹部、56,57…吸引
口、58,59…斜面、60…テーパ部、61,62…
気体流通路、63…加圧液体供給管、64〜66…液体
噴射口、67…最小絞り部、68,69…仕切り、70
〜72…流通路、73〜75…噴射口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも液体と気体を混合して気液混
    合流を形成しながら噴射口から噴射するように構成した
    噴射装置において、気液混合流の流通路を偏平状に形成
    するとともに、該流通路を仕切りにより流れに沿った複
    数の流通路に分割して、それぞれの流通路に対応する気
    液混合流の噴射口を設け、それらの噴射口から噴射され
    る気液混合流の断面積当りの質量流量がほぼ等しくなる
    ように構成したことを特徴とする気液混合流の噴射装
    置。
  2. 【請求項2】 分割した前記各流通路に対応するように
    液体噴射口を設けた請求項1に記載の気液混合流の噴射
    装置。
  3. 【請求項3】 分割した前記各流通路を、それぞれ対応
    する噴射口へ向けて、それらの各流通路が並ぶ方向と同
    じ方向に徐々に薄い幅広の偏平形状になるように形成し
    た請求項1又は2に記載の気液混合流の噴射装置。
  4. 【請求項4】 分割した前記各流通路を、それぞれ対応
    する噴射口へ向けて、それらの各流通路が並ぶ方向と直
    交する方向に徐々に薄い幅広の偏平形状になるように形
    成した請求項1又は2に記載の気液混合流の噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記仕切りの上流側端部を前記液体噴射
    口から適宜な距離離れた位置に配置した請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の気液混合流の噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記気液混合流の流通路に気体を供給す
    る気体流通路の断面積をその供給口へ向けて徐々に縮小
    するように形成した請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の気液混合流の噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記仕切りにより仕切られた前記各流通
    路の途中に断面積を絞った最小絞り部を設け、その下流
    側の断面積を最小絞り部と同じか又は徐々に拡大するよ
    うに形成した請求項1〜6のいずれか一項に記載の気液
    混合流の噴射装置。
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