JP2002239144A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002239144A
JP2002239144A JP2001037145A JP2001037145A JP2002239144A JP 2002239144 A JP2002239144 A JP 2002239144A JP 2001037145 A JP2001037145 A JP 2001037145A JP 2001037145 A JP2001037145 A JP 2001037145A JP 2002239144 A JP2002239144 A JP 2002239144A
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Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有効タイミングを遊技者が自らの判断で決定す
るのではなく、遊技機が有効タイミングを報知し、それ
に従って遊技者が変動時間短縮操作装置を操作すること
で、遊技者が有効タイミングを外さないようにできる遊
技機を提供すること。 【解決手段】数種類の図柄を変動表示するとともに変動
している図柄を停止させ、停止した時の図柄が予め定め
られていた図柄と一致した場合には所定の遊技状態とな
ることを表示する図柄表示装置32と、この図柄表示装
置32によって表示される図柄32a,32b,32c
の変動時にその変動時間を短縮させる変動時間短縮操作
装置である図柄停止ボタン40とを備えたぱちんこ遊技
機Iにおいて、遊技実行中、図柄停止ボタン40の操作
が遊技に有効に機能することを報知する報知手段である
保留球表示LED44を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳し
くは、図柄を可変表示する図柄表示装置を有し、この表
示手段で所定図柄が特定の出目で揃った結果、特別遊技
状態に移行するとともに可変時、図柄の変動時間を短縮
可能な変動時間短縮操作装置を有する遊技機に関する。
【従来の技術】図柄表示装置を有し、その表示部で所定
図柄が特定の出目で揃った結果、特別遊技状態に移行す
る遊技機として、例えば遊技用媒体に弾球を使用する弾
球遊技機を挙げられる。
【0002】弾球遊技機(例えば、ぱちんこ遊技機)の
中には、前記図柄表示装置の図柄が変動する時間を短縮
可能な変動時間短縮操作装置を設けたものがある。
【0003】変動時間短縮操作装置は、遊技機への電源
投入後、弾球が始動口を通過し、これをトリガーとして
図柄表示装置の図柄が変動している最中に当該変動時間
短縮操作装置を操作することにより、遊技者が図柄を積
極的に停止させるためのものである。変動時間短縮操作
装置を具備する理由として遊技者の側とホールの側の両
方から考えられる。
【0004】まず、遊技者側からすれば保留球のカウン
トは所定数(通常4個)までしか記憶されないため、保
留球記憶数が前記所定数になった場合、遊技者は弾球を
打ち出しても無駄球となり易い。よって遊技者は弾球の
打ち出し操作を停止する止打ち操作を行うようになる。
しかし遊技者にとっては遊技機に図柄の停止を任せるよ
りも自ら図柄を積極的に停止して図柄停止までの時間を
短縮することができれば、保留球のカウントが前記所定
数に達してもすぐにこれを消化できるようになる。この
結果、保留球記憶数が一杯となってもその状態が長くは
続かないので、それだけ無効入賞を減らし持ち玉の減少
率を抑制できる。よって、それだけ大当たりを引き当て
るチャンスが多くなる。また遊技者の中には早く停止図
柄を知りたい人もいる。
【0005】よって、変動時間短縮操作装置を備えた遊
技機で遊技する遊技者は変動時間短縮操作装置を操作す
ることで積極的に図柄を停止させ、これにより図柄変動
時間の短縮を図りつつ、もって大当り等の特別遊技状態
になるまでの時間短縮を図ることが可能となる。
【0006】またホール側にとっては止打ち操作が行わ
れると稼働率が低下する。
【0007】このため、ホール側としては遊技者に積極
的な遊技への参加を促して変動時間短縮操作装置を操作
した場合の興趣を遊技者が得られることを期待する意味
で、および稼働率を高めるために変動時間短縮操作装置
を有する遊技機を導入する場合がある。
【0008】次に変動時間短縮操作装置による操作が遊
技機に有効に機能して図柄を停止させるに有効なタイミ
ング(以下特に断らない限り「有効タイミング」とい
う。)について述べる。
【0009】有効タイミングは、図柄の変動開始直後ま
たは変動開始から一定時間経過後に変動時間短縮操作装
置を遊技者が操作した場合において、この操作が遊技機
に有効に機能する旨の許可をぱちんこ遊技機の作動制御
を行う主たる基板である主制御基板が出した時をいう。
【発明が解決しようとする課題】ところがこれまでの技
術では、遊技者が有効タイミングがいつであるかを経験
的に判断して操作していた。このため、遊技に慣れてい
ないものにとっては、変動時間短縮操作装置を使った本
当の面白さがわからない状態でいつの間にか遊技が終了
してしまうという事態に陥ってしまうことがあった。
【0010】また有効タイミングを推測して変動時間短
縮操作装置を操作しなければならないが、その時期がい
つであるかはあくまで推測であって確定したものではな
い。このため遊技者は、有効タイミングを外さないため
に何度も同じ操作を繰り返す必要があった。
【0011】本発明遊技機は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたものであり、その解決しようとす
る課題は、有効タイミングを遊技者が自らの判断で決定
するのではなく、遊技機が有効タイミングを報知し、そ
れに従って遊技者が変動時間短縮操作装置を操作するこ
とで有効タイミングを外さないようにできる遊技機を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明遊技機は前述の技
術的課題を解決するために以下のように構成されてい
る。
【0013】すなわち、本発明遊技機は、図柄を変動表
示するとともに変動している図柄を停止させ、停止した
時の図柄が予め定められていた図柄と一致した場合には
所定の遊技状態となることを表示する図柄表示装置と、
この図柄表示装置によって表示される前記図柄の変動時
間を短縮させる変動時間短縮操作装置とを備えた遊技機
において、遊技実行中、前記変動時間短縮操作装置の操
作が有効に機能するタイミングをはかれる状態に遊技機
があることを報知する報知手段を有することを特徴とす
る。
【0014】本発明遊技機では、遊技実行中、変動時間
短縮操作装置の操作が有効に機能するタイミングをはか
れる状態に遊技機があることを報知手段によって遊技者
に報知するので、遊技者が自らの判断で変動時間短縮操
作装置の操作が有効に機能するタイミングの決定はしな
い。
【0015】したがって、当該報知があってから遊技者
が変動時間短縮操作装置を操作すれば、遊技者は、従来
の遊技機において遊技者が行っていたように、有効なタ
イミングを外さないようにするために何度も変動時間短
縮操作装置を操作する必要がない。このため、遊技に不
慣れなものでも、変動時間短縮操作装置を備えた遊技機
の興趣を堪能できる。
【0016】本発明遊技機は、前述した必須の構成要素
からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合
であっても成立する。その具体的構成要素とは、前記報
知手段は、所定条件が揃った場合に機能するというもの
である。
【0017】前記所定条件は図柄変動の開始の契機から
一定時間が経過した場合、図柄変動の実行予定回数が所
定数になった場合および両場合が確定した場合を例示で
きる。
【0018】前記所定条件の有無を検出する所定条件検
出手段を有することが好ましい。
【0019】この場合、所定条件が揃ったことが所定条
件検出手段によって判明すると前記変動時間短縮操作装
置の操作が有効に機能することを報知手段によって報知
する。
【0020】変動時間短縮操作装置としては例えば押下
ボタンや、操作用レバーを適用できる。
【0021】前記報知手段は遊技機に備えられている鳴
動装置であってもよい。
【0022】また前記報知手段は前記押下ボタンまたは
操作用レバーに設けた点灯装置であってもよい。
【0023】前記報知手段は前記遊技機の電飾であって
もよい。
【0024】前記報知手段は前記図柄表示装置を液晶表
示装置で適用するとともにこの液晶表示における所定領
域を報知領域として設けることも考えられる。
【0025】前記報知手段として図柄変動の実行予定回
数を示唆する保留玉ランプで兼用してもよい。
【0026】前記遊技機は弾球遊技機であることが好ま
しい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づいて更に詳細に説明する。
【0028】本実施形態では、遊技用媒体の排出量に応
じて景品と交換可能な遊技機として遊技用媒体に遊技球
(弾球)を使うぱちんこ遊技機(弾球遊技機)を符合I
を用いて例示する。
【0029】先ずぱちんこ遊技機の全体像を図1から図
3を用いて説明する。
【0030】図1は、ぱちんこ遊技機Iをその正面側か
ら見た斜視図であり、図2はその正面図であり、図3は
遊技盤1の正面図である。但し、図2では図柄停止ボタ
ン40の位置を図1に対して異ならしている。
【0031】この実施形態で示すぱちんこ遊技機Iは、
プリペイドカードシステムに対応しており、隣接してプ
リペイドカードユニットIIが備えられている。
【0032】プリペイドカードユニットIIは、その内
部にカードリーダ29を備えており、遊技者は遊技の実
行前に購入しておいたプリペイドカード35をこのカー
ドリーダ29の読取口33に挿入し、パチンコ遊技の実
行準備に入る。
【0033】また、遊技盤1の表面には、発射装置であ
る操作用ハンドル28を操作することによって発射され
た遊技球を遊技盤1に誘導するための誘導レール2がほ
ぼ円状に植立され、誘導レール2で画成されたほぼ円形
な領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ
中央部には、数字,記号,模様などの識別情報(以下、
「図柄」という。)を可変表示する可変表示装置30が
配置されている(図3参照)。
【0034】可変表示装置30は、遊技盤1の表面に取
り付けられた取付基板31上に設けられる。そして、可
変表示装置30は、その左側,中央および右側において
それぞれ符合32a,32bおよび32cで示す数種類
の図柄を可変表示するとともに変動している図柄を停止
させ、停止した時の図柄が予め定められていた図柄と一
致した場合には所定の遊技状態となることを液晶表示装
置を用いて表示する図柄表示装置32を有する。
【0035】なお、図柄を可変表示することを図柄変動
という。よって、図柄表示装置32のことを可変表示部
ということも可能である。
【0036】また、可変表示装置30の上方には、入賞
口34と、飾りLED35a・35bとが配設されてい
る。
【0037】可変表示装置30の下方には、スタートチ
ャッカー4が設置されている。スタートチャッカー4
は、ここを遊技球が通過すると図柄変動開始の契機、す
なわちトリガーとなるので、スタートチャッカー4に遊
技球が通過した場合を入賞したというと共に、スタート
チャッカーは始動入賞口ともいう。なお、入賞した遊技
球を以下特に断らない限り「入賞玉」という。入賞の有
無は、スタートチャッカー4を遊技球が通過すると、遊
技球は入賞玉検出器である入賞検出センサ5によって検
出される。
【0038】スタートチャッカー4を通過した遊技球の
数は、所定最大数(通常は4個)までは、ぱちんこ遊技
機Iの保留玉記憶メモリ(図示せず)に記憶される。
【0039】当該メモリに記憶された数値は、遊技盤面
上に前記所定最大数と対応する分の数だけ設けられた保
留玉ランプである保留球表示LED44の点灯数として
図柄変動の実行予定回数、すなわち図柄変動が残り何回
実行されるかが遊技者にわかるようになっている。
【0040】また、遊技領域3は、その下方部に可変入
賞球装置6を有する。
【0041】可変入賞球装置6は、遊技盤1に取り付け
られる取付基板7を有し、この取付基板7のほぼ中央部
には、大当たりした時にのみ一定期間開放する通称アタ
ッカーと呼称される長方形状の入賞領域8が配設されて
いる。
【0042】入賞領域8は、遊技盤1の裏面に設置した
ソレノイド10によって開閉制御される一枚の開閉部材
9を具備する。開閉部材9が開くと遊技盤1の表面を誘
導レール2によって遊技領域3内に案内された遊技球が
遊技盤1内を落下した際に、入賞領域8に導かれ易くな
るので入賞玉の数が増大する。
【0043】なお、入賞領域8の内部後面壁には、入賞
玉検出器12によって検出された入賞玉数を表示する個
数表示LED37と、特定玉検出器11による特定玉の
検出に伴って遊技の継続権が成立した旨を表示するV表
示LED14とが設置されている。また、開閉部材9の
左右側方には、各々、入賞口15a・15bおよびアタ
ッカーランプ16a・16bが設置されている。しかし
て、上記のように構成される可変入賞球装置6は、以下
のように作動する。すなわち、遊技球がスタートチャッ
カー4に入賞して入賞検出センサ5がONすると、可変
表示装置30の図柄表示装置32に表示される各種図柄
が変動を開始する。そして、変動開始後一定時間が経過
すると、左・中・右の順で図柄32a,32bおよび3
2cが変動を中止して図柄が確定し、当該確定された図
柄の組合せが所定の表示態様となることで特定遊技状態
(大当たり遊技状態ともいう)となる。
【0044】この特定遊技状態においては、可変入賞球
装置6の開閉部材9が所定期間開放するように設定され
ている。そして、その間に遊技盤1の表面を落下する遊
技球のうち開閉部材9に流れてくる遊技球を開閉部材9
で受け止めて入賞領域8に導くようになっている。なお
ここでいう所定期間とは、例えば、所定時間(29〜3
0秒くらい)が経過するまで、あるいは所定数(9〜1
0玉)の入賞玉が発生するまでの期間をいう。
【0045】そして、入賞領域8内に設けられた特定領
域に入賞すると、開閉部材9が再度開放し、特定領域に
入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して所定ラウンド数
開放する。また、遊技領域3内には、可変表示装置30
の上方部,中央部および下方部それぞれにおける左右側
方に各種飾りランプが設けられている。
【0046】すなわち、前記上方部の左側および右側の
それぞれの側には、風車ランプ17aおよび17bをそ
れぞれ内蔵した風車18aおよび18bが設けられ、中
央部における左側および右側には、肩ランプ19aおよ
び19bをそれぞれ内蔵した入賞口20aおよび20b
が設けられ、下部における左側および右側のそれぞれの
側には、袖ランプ21aおよび21bを内蔵した入賞口
22aおよび22bが設置されている。
【0047】さらに、遊技領域3の左右側端部には、サ
イドランプ23a・23bおよび飾りLED24a・2
4bが設置されている。
【0048】なお、本実施形態のぱちんこ遊技機Iに
は、上記した構成以外に、バック玉防止部材25,アウ
ト口26およびレール飾りランプ27等が設置されてい
る。
【0049】さらに、図示はしないがぱちんこ遊技機I
の前面上部には、遊技効果ランプや店員を呼ぶナンバー
ランプが配設されると共に遊技の進行に応じて効果音を
発生するスピーカも設置されている。なお、ぱちんこ遊
技機Iに具備されている前記各種ランプやLED等の発
光装置を総称して電飾という。
【0050】しかしてぱちんこ遊技機Iの玉受け皿であ
る上皿13の周縁近傍に設けられた貸出ボタン36を押
すことで、ぱちんこ遊技機Iの内部に設置された図示し
ない賞球制御基板によって制御されて所定量の遊技球が
遊技者に貸し出され、遊技者は前記プリペイドカードが
有する度数に応じて遊技を実行できる。
【0051】なお、賞球制御基板は、貸玉の制御以外
に、入賞した場合の賞球数の制御も行う。
【0052】また、上皿のうち前記貸出ボタン36の近
傍にはプリペイドカードを返却させる場合の返却ボタン
38が設置されている。
【0053】さらに貸出ボタン36や返却ボタン38の
右側には遊技球の発射装置である操作用ハンドル28が
設置されている。加えて貸出ボタン36や返却ボタン3
8の左側には、図柄停止ボタン40が配置してある。
【0054】図柄停止ボタン40は、図柄表示装置32
によって表示される前記図柄32a,32bおよび32
cが変動している時にこれを押下することでその変動時
間を短縮させる変動時間短縮操作装置として機能する。
変動時間短縮操作装置としては図柄停止ボタン40のよ
うな押下ボタンに限定されるものでなく、変動時間の短
縮操作を行う操作用レバーであってもよい。
【0055】そしてぱちんこ遊技機Iは、所定条件が揃
った場合に図柄停止ボタン40の操作をしたならば図柄
停止ボタン40による操作が有効に機能するタイミング
(有効タイミング)をはかれる状態にぱちんこ遊技機I
があることを報知する報知手段を有する。
【0056】所定条件とは、予め機種ごとに定められて
いた一定時間が図柄変動開始の契機(既述のごとくスタ
ートチャッカー4へ遊技球が入賞すること。)から経過
した場合および保留玉ランプである前記保留球表示LE
D44が所定個数(例えばフル点灯する4つ)以上点灯
した場合ならびにこれら両条件が成立した場合を例示で
きる。なお、周知のとおり保留球表示LED44の点灯
がフル点灯した場合、それ以上の入賞は無効である。
【0057】報知手段としては、種々考えられるが、例
えば保留玉ランプである保留球表示LED44の色や輝
度を変化させたり、点滅のさせ方を変更したりすること
によって報知することを例示できる。すなわちこの場
合、保留玉ランプを報知手段として兼用するがこれに限
るものでないことは勿論である。
【0058】例えば報知手段のその他の例として、図柄
停止ボタン40や適宜の操作用レバーの把手部分を透明
プラスチック等の透明材料で形成するとともにその内部
に電球やLED等の適宜の発光装置を装着して前記所定
の条件が成立した時にこれを点灯させたり点滅させたり
することで報知するようにしてもよい。
【0059】さらに別の報知手段としては、遊技機に備
えられているスピーカ42等の鳴動装置を作動させて有
効音が鳴るようにすることも考えられる。
【0060】加えて前記報知手段としてはぱちんこ遊技
機に本来装着されている各種電飾を点灯させたり点滅さ
せたりすることで報知するようにしてもよい。さらに前
記報知手段として、液晶表示装置からなる前記図柄表示
装置32の所定領域を報知領域として設け、当該報知領
域を前記所定条件が成立した時にこれを点灯させたり点
滅させたり、特定のオブジェクトキャラクタを出現させ
たり、さらにはこのオブジェクトキャラクタによる特定
演出の実行によって報知させるようにしてもよい。
【0061】次に図4のブロック図を参照して、ぱちん
こ遊技機の主たる制御基板である主制御基板50に対す
る図柄停止ボタン40,報知手段である保留球表示LE
D44,図柄制御基板60および図柄変動開始のトリガ
ーとなる特定の入賞口(図柄の作動口)であるスタート
チャッカー4との間においてなされる各種制御について
述べる。
【0062】スタートチャッカー4を遊技球が通過する
と、その都度、主制御基板50にはスタートチャッカー
4を遊技球が通過したという電気信号が入力される。そ
して前記所定条件が成立すると、主制御基板50から報
知手段である保留球表示LED44に電気信号が入力さ
れ、図柄停止ボタン40を押すことができる条件が成立
した旨が、すなわち有効タイミングを図れる状態にぱち
んこ遊技機Iが現在あることが保留球表示LED44の
色や輝度の変化,点滅によって遊技者に報知される。
【0063】この報知により遊技者は図柄停止ボタン4
0を押下する。するとその押下によって電気信号が主制
御基板50に入力され、その電気信号をトリガーとして
主制御基板50のリードオンリーメモリ(ROM)に予
め組み込まれていた図柄変動時間短縮制御実行プログラ
ムによる変動時間短縮制御がなされ、図柄制御基板60
には主制御基板50から変動時間短縮制御用の電気信号
が入力されて図柄の変動時間が短縮される。
【0064】次に図5のフローチャートを用いて図柄停
止ボタン40を有効利用した場合の図柄変動時間短縮制
御実行プログラムを説明する。
【0065】このプログラムは、ステップ101から始
まる複数のステップからなる。前記各ステップにおける
処理は、すべて主制御基板50に配設された電子制御ユ
ニットであるCPU(図示せず)による。なお、記号S
を用い、例えばステップ101であればS101と示
す。
【0066】S101では、スタートチャッカー4に遊
技球が入賞する。
【0067】S102では図柄が変動する。
【0068】S103ではスタートチャッカー4への遊
技球の入賞後一定時間(例えば5sec)が経過したか
否かを判定する。この判定を行うにあたりS103の判
断記号の中では「図柄停止可能時間経過か?」という表
現を用いて示す。なお、ここで注意すべきことは、遊技
状態(例えば確率変動の有無)に拘わらず、スタートチ
ャッカー4への遊技球の入賞(又は図柄の変動開始)後
一定時間が経過したか否かを判定する。また、一定時間
とは、機種ごとに異なる予め定められた時間をいう。
【0069】S103で肯定判定すればS104に進
み、否定判定すればS102に戻る。S104では保留
記憶個数が所定数以上か否か、換言すれば保留玉ランプ
である保留球表示LED44が所定数以上点灯している
か否かを判定する。所定数としては例えば保留球表示L
ED44がフル点灯する保留記憶個数が4個の場合を好
適に例示できるがこれに限られるものではない。2個で
も3個でも保留球表示LED44の設定数範囲であれば
よい。
【0070】S104で肯定判定すればS105に進
み、否定判定した場合は保留記憶数が所定数以上になる
までS102に戻る。
【0071】S103およびS104ではこれらのステ
ップにおいて肯定判定された場合が前記所定条件が成立
した場合であり、当該所定条件の成立があったことを検
出する処理がS103およびS104であるので、これ
らのステップを所定条件検出手段という。またこれらの
ステップの属性は図柄変動時間短縮制御実行プログラム
にあり、本プログラムは既述のように主制御基板50の
リードオンリーメモリ(ROM)に予め組み込まれてい
るので、主制御基板50のことを所定条件検出手段とい
うことができる。
【0072】S105では保留球表示LED44の色や
輝度を変化させたり、点滅のさせ方を変更したりするこ
とで、図柄停止ボタン40による操作を行った場合にこ
れが有効に機能することを遊技者に報知する。フローチ
ャートではこれを停止ボタン有効ランプ点灯と表記す
る。
【0073】S106では、図柄停止ボタン40を押下
したか否かを判定する。S106で肯定判定した場合は
S107に進み、否定判定した場合はS106aに進
む。
【0074】S106aでは停止ボタン有効ランプ点灯
後所定時間が経過したか否かを判定し、肯定判定した場
合はS107に進み、否定判定した場合はS105に進
む。
【0075】S107では図柄停止処理を行う。S10
6経由でS107に至った場合は、図柄停止ボタン40
を押下しなかった場合、すなわちS106a経由でS1
07に至った場合よりもS106aでの所定時間が経過
する前に図柄停止ボタン40が押下されるのでそれだけ
早くに図柄が停止する。
【0076】S108では予め定められた時間内に変動
中の図柄が確定する。また図柄の確定とは、大当たりの
有無に拘わらず図柄32a,32b,32cがすべて停
止した時の出目をいう。
【0077】なお、このフローチャートでは所定条件と
して、予め機種ごとに定められた一定時間が、図柄変動
開始の契機となるスタートチャッカー4への遊技球の入
賞から経過した場合と、保留玉ランプである前記保留球
表示LED44が所定個数(例えばフル点灯する4つ)
以上点灯した場合の両方が成立した場合について述べた
が両条件を満足する必要はなく、どちらか一方が成立し
た場合を所定条件としてもよい。
【0078】次にこのような構成のぱちんこ遊技機Iの
作用効果について述べる。
【0079】ぱちんこ遊技機Iでは、遊技実行中、変動
時間短縮操作装置である図柄停止ボタン40の操作が有
効タイミングをはかれる状態にぱちんこ遊技機Iがある
ことを報知手段である保留球表示LED44の色や輝度
を変化させたり、点滅のさせ方を変更したりすることで
報知する。換言すれば、図柄停止ボタン40による操作
を行った場合にこれがぱちんこ遊技機Iに有効に機能す
る状態にぱちんこ遊技機Iが現在あることを保留球表示
LED44で報知する。
【0080】このため、遊技者は自らの判断で図柄停止
ボタン40の操作が有効に機能するか否かの決定をする
必要がない。したがって、遊技者は当該報知があってか
ら図柄停止ボタン40を操作すれば有効タイミングを確
実にはかることができる。よって遊技者は、従来のぱち
んこ遊技機において行っていたように、有効タイミング
を外さないようにするために何度も図柄停止ボタンを押
下するという操作を繰り返す必要がない。
【0081】このため、遊技に不慣れなものでも、変動
時間短縮操作装置である図柄停止ボタン40を備えた遊
技機の興趣を堪能できる。
【0082】また、ぱちんこ遊技機Iにあっては、報知
手段である保留球表示LED44は所定条件が揃った場
合に機能するとともに、この所定条件を検出する所定条
件検出手段(図5のS103,S104参照)を有する
ので、この所定条件検出手段によって所定条件が揃った
ことが判明すると図柄停止ボタン40の操作がぱちんこ
遊技機Iに有効に機能することを報知手段である保留球
表示LED44によって遊技者に報知されるようにな
る。
【0083】さらに、保留球は所定数の4個までしか記
憶されない。このため、保留球記憶数が前記所定数の4
個になった状態で遊技者が遊技球を打ち出してもその球
は無駄球となり易い。しかし、遊技者自らが図柄停止ボ
タン40の操作を行うことによって図柄を積極的に停止
し、その時に要する図柄停止までの時間を、遊技機自体
で図柄停止するのに要する時間よりも短縮させることが
できるので、保留球記憶数が前記所定数に達してもすぐ
にこれを消化できるようになる。この結果、保留球記憶
数が一杯となる状態が長くは続かないのでそれだけ無効
入賞を減らし持ち玉の減少率を抑制できる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明遊技機によ
れば、有効タイミングを遊技者が自らの判断で決定する
のではなく、遊技機が有効タイミングを報知し、その後
に遊技者が変動時間短縮操作装置を操作するようにでき
るので、遊技者は有効タイミングを外さないようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遊技機をぱちんこ遊技機に適用し正面側
から見た斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】主制御基板に対する図柄停止ボタン,保留球表
示LED,図柄制御基板およびスートチャッカーとの間
のブロック図である。
【図5】図柄変動時間短縮制御実行プログラムを説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
I ぱちんこ遊技機(弾球遊技機) II プリペイドカードユニット 1 遊技盤 2 誘導レール 3 遊技領域 4 スタートチャッカー 5 入賞検出センサ 6 可変入賞球装置 7 取付基板 8 入賞領域 9 開閉部材 10 ソレノイド 11 特定玉検出器 12 入賞玉検出器 13 上皿 14 表示LED 15a 入賞口 15b 入賞口 16a アタッカーランプ 16b アタッカーランプ 17a 風車ランプ 17b 風車ランプ 18a 風車 18b 風車 19a 肩ランプ 19b 肩ランプ 20a 入賞口 20b 入賞口 21a 袖ランプ 21b 袖ランプ 22a 入賞口 22b 入賞口 23a サイドランプ 24a 飾りLED 25 バック玉防止部材 26 アウト口 27 ランプ 28 操作用ハンドル 29 カードリーダ 30 可変表示装置 31 取付基板 32 デジタル(図柄表示装置) 32a 図柄 32b 図柄 32c 図柄 33 読取口 34 入賞口 35 プリペイドカード 35a 飾りLED 35b 飾りLED 36 貸出ボタン 37 個数表示LED 38 返却ボタン 40 図柄停止ボタン(変動時間短縮操作装置) 44 保留球表示LED(報知手段) 50 主制御基板(所定条件検出手段) 60 図柄制御基板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図柄を変動表示するとともに変動している
    図柄を停止させ、停止した時の図柄が予め定められてい
    た図柄と一致した場合には所定の遊技状態となることを
    表示する図柄表示装置と、 この図柄表示装置によって表示される前記図柄の変動時
    間を短縮させる変動時間短縮操作装置とを備えた遊技機
    において、 遊技実行中、前記変動時間短縮操作装置の操作が有効に
    機能するタイミングをはかれる状態に遊技機があること
    を報知する報知手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記報知手段は所定条件が揃った場合に機
    能することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記所定条件は図柄変動開始の契機から一
    定時間が経過した場合、図柄変動の実行予定回数が所定
    数になった場合および両場合が確定した場合のいずれか
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記所定条件の有無を検出する所定条件検
    出手段を有することを特徴とする請求項2または3に記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記変動時間短縮操作装置は押下ボタンで
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】前記変動時間短縮操作装置は操作用レバー
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の遊技機。
  7. 【請求項7】前記報知手段は遊技機に備えられている鳴
    動装置であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記報知手段は前記押下ボタンまたは操作
    用レバーに設けた点灯装置であることを特徴とする請求
    項5または6に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記報知手段は前記遊技機の電飾であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技
    機。
  10. 【請求項10】前記報知手段は前記図柄表示装置を液晶
    表示装置で適用するとともにこの液晶表示における所定
    領域を報知領域として設けたものであることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記報知手段は、図柄変動の実行予定回
    数を示唆する保留玉ランプで兼用したものであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記遊技機は弾球遊技機であることを特
    徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034205A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機

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