JP2002239023A - 消防ホ−ス用自動水圧調整装置 - Google Patents
消防ホ−ス用自動水圧調整装置Info
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- JP2002239023A JP2002239023A JP2001094326A JP2001094326A JP2002239023A JP 2002239023 A JP2002239023 A JP 2002239023A JP 2001094326 A JP2001094326 A JP 2001094326A JP 2001094326 A JP2001094326 A JP 2001094326A JP 2002239023 A JP2002239023 A JP 2002239023A
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Abstract
(57)【要約】
[課題] 消防機器を介して給水ホ−スより給水された
水を消防ホ−スに供給中、消防ホ−スが加圧を受けて生
じた逆流水を確実且つ容易に有底逃水管の方向へ迂回流
入させ外部へ放水可能にできると共に軽量で設置場所を
取らない消防ホ−ス用自動水圧調整装置を提供する。 [解決手段] 第1の消防ホ−ス1と第2の消防ホ−ス
2の継手間に螺合した送水管3を設け、該送水管3の側
方に有底逃水管4を並設し、該有底逃水管4の前部側面
と送水管3の側面間をチャッキバルブ圧力調整用送水管
9により連通開口し、送水管3の後側開口部を二股接続
部14の先端口の一方と接続し、先端口の他方は平視外
方に向かって円弧状に湾曲させた誘導管22に形成して
有底逃水管4の後側開口部と接続することにより連通開
口し、下端部に逆止弁16を取付けた回転軸15を、前
記誘導管22と反対側つまり送水管3の後側開口部近傍
と送水管3の外側面間の二股接続部14内に設け、先端
部は二股接続部14を貫通して大径歯車18を固着した
ことを特徴とする。
水を消防ホ−スに供給中、消防ホ−スが加圧を受けて生
じた逆流水を確実且つ容易に有底逃水管の方向へ迂回流
入させ外部へ放水可能にできると共に軽量で設置場所を
取らない消防ホ−ス用自動水圧調整装置を提供する。 [解決手段] 第1の消防ホ−ス1と第2の消防ホ−ス
2の継手間に螺合した送水管3を設け、該送水管3の側
方に有底逃水管4を並設し、該有底逃水管4の前部側面
と送水管3の側面間をチャッキバルブ圧力調整用送水管
9により連通開口し、送水管3の後側開口部を二股接続
部14の先端口の一方と接続し、先端口の他方は平視外
方に向かって円弧状に湾曲させた誘導管22に形成して
有底逃水管4の後側開口部と接続することにより連通開
口し、下端部に逆止弁16を取付けた回転軸15を、前
記誘導管22と反対側つまり送水管3の後側開口部近傍
と送水管3の外側面間の二股接続部14内に設け、先端
部は二股接続部14を貫通して大径歯車18を固着した
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防ホ−ス用自動水
圧調整装置、更に詳しくは消防ホ−スを使用して給水中
に消防ホ−スが加圧され給水が停止されたときの逆流過
剰水の放水と復元とを容易に行うことができる消防ホ−
ス用自動水圧調整装置に関する。
圧調整装置、更に詳しくは消防ホ−スを使用して給水中
に消防ホ−スが加圧され給水が停止されたときの逆流過
剰水の放水と復元とを容易に行うことができる消防ホ−
ス用自動水圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消防ホ−スを使用した消火活動に
は、ア−ル状の傾斜面を設けた台盤上の内側に窪み部を
設けたブロックを左右に並設し、その窪み部内に消防ホ
−スを嵌め込み、直接消防ホ−スに支障を来さないよう
にしたカ−ブリッジが提案されている(例えば特開平7
−185032号公報参照)。また、消防ホ−スを使用
して給水中、消防ホ−スの加圧による逆流水によって逆
止弁で送水管後側開口部を閉止すると同時に逆流水を有
底逃水管の方向へ迂回流入させて放水口より放水させ、
消火活動には支障を来すことがない消防ホ−ス用自動水
圧調整装置が提案されている(例えば特願2000−1
05760号参照)。
は、ア−ル状の傾斜面を設けた台盤上の内側に窪み部を
設けたブロックを左右に並設し、その窪み部内に消防ホ
−スを嵌め込み、直接消防ホ−スに支障を来さないよう
にしたカ−ブリッジが提案されている(例えば特開平7
−185032号公報参照)。また、消防ホ−スを使用
して給水中、消防ホ−スの加圧による逆流水によって逆
止弁で送水管後側開口部を閉止すると同時に逆流水を有
底逃水管の方向へ迂回流入させて放水口より放水させ、
消火活動には支障を来すことがない消防ホ−ス用自動水
圧調整装置が提案されている(例えば特願2000−1
05760号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のうち前者
の消防ホ−ス用カ−ブリッジはカ−ブリッジの窪み部に
消防ホ−スを嵌め込んで放水の円滑化を図っているが、
火災発生場所付近を通過する車両は狼狽するため、カ−
ブリッジ上を通過せず、消防ホ−ス上を直接圧縮させな
がら通過するので、消火作業に支障を来すだけでなく消
防ホ−ス自体を破裂させるという危険性を有し、また消
火機器に支障を与える虞が生じ、更に消防ホ−スの嵌め
込み作業に時間を要し、火災範囲を拡大させるという問
題点があった。後者は、逆止弁が有底逃水管近傍に設け
られているため、逆流水の流れの円滑さを妨害するとい
う問題点がある。
の消防ホ−ス用カ−ブリッジはカ−ブリッジの窪み部に
消防ホ−スを嵌め込んで放水の円滑化を図っているが、
火災発生場所付近を通過する車両は狼狽するため、カ−
ブリッジ上を通過せず、消防ホ−ス上を直接圧縮させな
がら通過するので、消火作業に支障を来すだけでなく消
防ホ−ス自体を破裂させるという危険性を有し、また消
火機器に支障を与える虞が生じ、更に消防ホ−スの嵌め
込み作業に時間を要し、火災範囲を拡大させるという問
題点があった。後者は、逆止弁が有底逃水管近傍に設け
られているため、逆流水の流れの円滑さを妨害するとい
う問題点がある。
【0004】そこで、本発明は従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、消防機器を
介して給水ホ−スより給水された水を消防ホ−スに供給
中、消防ホ−スが加圧を受けて生じた逆流水を確実且つ
容易に有底逃水管の方向へ迂回流入させ外部へ放水可能
にすることができると共に軽量で設置場所を取らない消
防ホ−ス用自動水圧調整装置を提供することを目的とす
る。
ような問題点に鑑みてなされたものであり、消防機器を
介して給水ホ−スより給水された水を消防ホ−スに供給
中、消防ホ−スが加圧を受けて生じた逆流水を確実且つ
容易に有底逃水管の方向へ迂回流入させ外部へ放水可能
にすることができると共に軽量で設置場所を取らない消
防ホ−ス用自動水圧調整装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、第1の消防ホ
−スと第2の消防ホ−スの継手間に螺合した送水管を設
け、該送水管の側方に設けた有底逃水管の後側開口部を
送水管の側面開口部に連通して二股接続部を構成し、該
二股接続部内に設けた回転軸の下方部に逆止弁を、上端
部に大径歯車を固着し、前記有底逃水管の後側側面には
放水口を開口し、内部にはチャッキバルブと発条とを備
え、該有底逃水管の前部側面と送水管の側面間をチャッ
キバルブ圧力調整用送水管により連通開口し、有底逃水
管上面には放水管を連通させて、回転軸の下端に取付け
た高圧メ−トルコックを内装し上端部は放水管を貫通さ
せて小径歯車を固着し、前記大径歯車と前記小径歯車と
にチェ−ンを懸廻し、前記大径歯車にスプリングの張力
を付加させた消防ホ−ス用自動水圧調整装置において、
前記二股接続部の先端口の一方は送水管後側開口部と接
続し、先端口の他方は有底逃水管の後側開口部に接続さ
せて連通開口させ、平視外方に向かって円弧状に湾曲さ
せた誘導管に形成したことを特徴とする。本発明のうち
請求項2記載の発明は、下端部に逆止弁を取付けた回転
軸を、上記誘導管と反対側つまり送水管の後側開口部近
傍と送水管外側面間の二股接続部内に設け、先端部は二
股接続部を貫通して大径歯車を固着したことを特徴とす
る。本発明のうち請求項3記載の発明は、有底逃水管の
後側開口部の内面を傾斜面に形成し、該傾斜面と当接す
るチャッキバルブの後端縁も傾斜面となし、前記両傾斜
面にストライド処理を施して強化させたことを特徴とす
る。本発明のうち請求項4記載の発明は、小径歯車の回
転軸の外筒に調整具を当接させ、該調整具の調整により
大径歯車と小径歯車とに懸廻したチェ−ンの弛みを緊張
させることを特徴とする。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、第1の消防ホ
−スと第2の消防ホ−スの継手間に螺合した送水管を設
け、該送水管の側方に設けた有底逃水管の後側開口部を
送水管の側面開口部に連通して二股接続部を構成し、該
二股接続部内に設けた回転軸の下方部に逆止弁を、上端
部に大径歯車を固着し、前記有底逃水管の後側側面には
放水口を開口し、内部にはチャッキバルブと発条とを備
え、該有底逃水管の前部側面と送水管の側面間をチャッ
キバルブ圧力調整用送水管により連通開口し、有底逃水
管上面には放水管を連通させて、回転軸の下端に取付け
た高圧メ−トルコックを内装し上端部は放水管を貫通さ
せて小径歯車を固着し、前記大径歯車と前記小径歯車と
にチェ−ンを懸廻し、前記大径歯車にスプリングの張力
を付加させた消防ホ−ス用自動水圧調整装置において、
前記二股接続部の先端口の一方は送水管後側開口部と接
続し、先端口の他方は有底逃水管の後側開口部に接続さ
せて連通開口させ、平視外方に向かって円弧状に湾曲さ
せた誘導管に形成したことを特徴とする。本発明のうち
請求項2記載の発明は、下端部に逆止弁を取付けた回転
軸を、上記誘導管と反対側つまり送水管の後側開口部近
傍と送水管外側面間の二股接続部内に設け、先端部は二
股接続部を貫通して大径歯車を固着したことを特徴とす
る。本発明のうち請求項3記載の発明は、有底逃水管の
後側開口部の内面を傾斜面に形成し、該傾斜面と当接す
るチャッキバルブの後端縁も傾斜面となし、前記両傾斜
面にストライド処理を施して強化させたことを特徴とす
る。本発明のうち請求項4記載の発明は、小径歯車の回
転軸の外筒に調整具を当接させ、該調整具の調整により
大径歯車と小径歯車とに懸廻したチェ−ンの弛みを緊張
させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
送水管の後側開口部を開放している状態を示す一部切欠
横断平面図、図2は送水管の後側開口部を逆止弁で閉じ
ている状態を示す一部切欠横断平面図、図3は平面図、
図4は正面図、図5は背面図である。前開口部は第1の
消防ホ−ス1の継手と螺合している送水管3の後側開口
部近傍と、後端口は第2の消防ホ−ス2の継手と螺合し
ている二股接続部14の先端口の一方とを一体的に接続
し、先端口の他方は、平視外方に向かって円弧状に湾曲
させた誘導管22に形成し、有底逃水管4の後側開口部
に接続させて連通開口させ、この有底逃水管4を送水管
3の給水方向に並設する。有底逃水管4の内部には発条
6で支承されたチャッキバルブ5を備え、外周後方には
放水口7を形成し、有底逃水管4の前端部は上方に折り
曲げて密閉され袋状に形成した折曲げ部8を形成し、こ
の折曲げ部8と送水管3間にチャッキバルブ調整用送水
管9を設けて連通開口し、折曲げ部8の上方内側面より
送水管3の上方に跨がって放水管10を突設し、該放水
管10に回転軸12の下端部にボ−ルバルブ11を取付
け内装し、先端部は放水管10の上面を貫通して小径歯
車13を取付ける。有底逃水管4の後側開口部の内面を
傾斜面に形成し、この内面に当接するチャッキバルブ5
の後端縁も傾斜面となし、両傾斜面にストライド処理2
3を施している。送水管3の後側開口部端は誘導管22
の内方側面と略同一線上に設けられ、誘導管22と反対
側つまり送水管3の後側開口部近傍と送水管3の外側面
間の二股接続部14内に送水管3の後側開口部を開閉自
在にする逆止弁16を取付けた回転軸15が設けられて
いる。回転軸15の先端部は二股接続部14の上面を貫
通してその先端部に大径歯車18を設け、この大径歯車
18と小径歯車13間にチェ−ン19を懸廻し、これら
大径歯車18と小径歯車13との回転及び一端は大径歯
車18に、他端は小径歯車13の回転軸12の外筒24
に当接させた調整具25、例えば螺子の取付け台26に
取付けたスプリング20との張力によって逆止弁16の
開閉運動が迅速に行われるように構成する。21は取外
すことにより内部の状態を点検することができる開閉蓋
である。また、本装置は機枠27に載置しカバ−17に
て覆うと、放出水が飛散せず好適である。
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
送水管の後側開口部を開放している状態を示す一部切欠
横断平面図、図2は送水管の後側開口部を逆止弁で閉じ
ている状態を示す一部切欠横断平面図、図3は平面図、
図4は正面図、図5は背面図である。前開口部は第1の
消防ホ−ス1の継手と螺合している送水管3の後側開口
部近傍と、後端口は第2の消防ホ−ス2の継手と螺合し
ている二股接続部14の先端口の一方とを一体的に接続
し、先端口の他方は、平視外方に向かって円弧状に湾曲
させた誘導管22に形成し、有底逃水管4の後側開口部
に接続させて連通開口させ、この有底逃水管4を送水管
3の給水方向に並設する。有底逃水管4の内部には発条
6で支承されたチャッキバルブ5を備え、外周後方には
放水口7を形成し、有底逃水管4の前端部は上方に折り
曲げて密閉され袋状に形成した折曲げ部8を形成し、こ
の折曲げ部8と送水管3間にチャッキバルブ調整用送水
管9を設けて連通開口し、折曲げ部8の上方内側面より
送水管3の上方に跨がって放水管10を突設し、該放水
管10に回転軸12の下端部にボ−ルバルブ11を取付
け内装し、先端部は放水管10の上面を貫通して小径歯
車13を取付ける。有底逃水管4の後側開口部の内面を
傾斜面に形成し、この内面に当接するチャッキバルブ5
の後端縁も傾斜面となし、両傾斜面にストライド処理2
3を施している。送水管3の後側開口部端は誘導管22
の内方側面と略同一線上に設けられ、誘導管22と反対
側つまり送水管3の後側開口部近傍と送水管3の外側面
間の二股接続部14内に送水管3の後側開口部を開閉自
在にする逆止弁16を取付けた回転軸15が設けられて
いる。回転軸15の先端部は二股接続部14の上面を貫
通してその先端部に大径歯車18を設け、この大径歯車
18と小径歯車13間にチェ−ン19を懸廻し、これら
大径歯車18と小径歯車13との回転及び一端は大径歯
車18に、他端は小径歯車13の回転軸12の外筒24
に当接させた調整具25、例えば螺子の取付け台26に
取付けたスプリング20との張力によって逆止弁16の
開閉運動が迅速に行われるように構成する。21は取外
すことにより内部の状態を点検することができる開閉蓋
である。また、本装置は機枠27に載置しカバ−17に
て覆うと、放出水が飛散せず好適である。
【0007】次にこのような実施の形態の実際の作動に
ついて説明する。火災現場において路面に延設された第
2の消防ホ−ス2の上を車両が通過すると、第2の消防
ホ−ス2は加圧され逆流現象が起こって供給水は逆流
し、その水圧により、図1で示されるように送水管3の
後側開口部を開放していた逆止弁16は図2で示される
ように送水管3の後側開口部を閉じる。次に、逆流水は
誘導管22を介して有底逃水管4の方向へ流れ込みチャ
ッキバルブ5を押し下げると、有底逃水管4の左右の放
水口7より水は飛散して減圧される。更に余剰水は、チ
ャッキバルブ5と有底逃水管4の隙間を通過して折曲げ
管8を通過し、放水管10の方向へ流れる。逆止弁16
の回転と共に回転軸15、大径歯車18、小径歯車13
は同期回転し、同時にボ−ルバルブ11も回転して開放
されているので、余剰水は放水管10より放水される。
一方、送水管3内の供給中の余剰水もチャッキバルブ調
整用送水管9内を通過して上昇後、放水管7より放水さ
れ、逆流水と供給水との水圧のバランスがとれて円滑に
消火活動ができる。外部の障害が解消されると同時に、
供給水は送水管3内より第2の消防ホ−ス2方向へとス
ム−ズに流れ、その水圧により逆止弁16は元の位置に
回転して復元されると同時に大径歯車18、小径歯車1
3、チャッキバルブ5、ボ−ルバルブ11も元の位置に
復元される。また、チェ−ン19に弛みが生じた場合
は、調整具25例えば螺子を締着すれば外筒24は元の
位置に移動しチェ−ン19の緊張を維持することが出来
る。ここで、本発明装置の材質は問うものではないが、
防錆性、強度を有する例えばステンレススティ−ル若し
くは合成樹脂性のものが好ましい。なお、本発明につい
ては、有底逃水管4の後側開口部の内面を傾斜面に形成
し、この内面に当接するチャッキバルブ5の後端縁も傾
斜面となし、両傾斜面にストライド処理23を施してい
ることを説明したが、ストライド処理23は何れか一方
の傾斜面でもよい。
ついて説明する。火災現場において路面に延設された第
2の消防ホ−ス2の上を車両が通過すると、第2の消防
ホ−ス2は加圧され逆流現象が起こって供給水は逆流
し、その水圧により、図1で示されるように送水管3の
後側開口部を開放していた逆止弁16は図2で示される
ように送水管3の後側開口部を閉じる。次に、逆流水は
誘導管22を介して有底逃水管4の方向へ流れ込みチャ
ッキバルブ5を押し下げると、有底逃水管4の左右の放
水口7より水は飛散して減圧される。更に余剰水は、チ
ャッキバルブ5と有底逃水管4の隙間を通過して折曲げ
管8を通過し、放水管10の方向へ流れる。逆止弁16
の回転と共に回転軸15、大径歯車18、小径歯車13
は同期回転し、同時にボ−ルバルブ11も回転して開放
されているので、余剰水は放水管10より放水される。
一方、送水管3内の供給中の余剰水もチャッキバルブ調
整用送水管9内を通過して上昇後、放水管7より放水さ
れ、逆流水と供給水との水圧のバランスがとれて円滑に
消火活動ができる。外部の障害が解消されると同時に、
供給水は送水管3内より第2の消防ホ−ス2方向へとス
ム−ズに流れ、その水圧により逆止弁16は元の位置に
回転して復元されると同時に大径歯車18、小径歯車1
3、チャッキバルブ5、ボ−ルバルブ11も元の位置に
復元される。また、チェ−ン19に弛みが生じた場合
は、調整具25例えば螺子を締着すれば外筒24は元の
位置に移動しチェ−ン19の緊張を維持することが出来
る。ここで、本発明装置の材質は問うものではないが、
防錆性、強度を有する例えばステンレススティ−ル若し
くは合成樹脂性のものが好ましい。なお、本発明につい
ては、有底逃水管4の後側開口部の内面を傾斜面に形成
し、この内面に当接するチャッキバルブ5の後端縁も傾
斜面となし、両傾斜面にストライド処理23を施してい
ることを説明したが、ストライド処理23は何れか一方
の傾斜面でもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明の消防ホ−ス用自動水圧調整装置
は、逆止弁を取付けている回転軸を、供給水及び逆流水
の水路上に設けず誘導管位置と反対側つまり送水管の後
側開口部近傍と送水管外側面の二又接続部内に設けたの
で逆流水の流れを妨害することなく、逆流水の流れに逆
らわないように逆止弁の先端が送水管の後側開口部を閉
じたとき誘導管方向に向くように形成しているので逆止
弁はスム−ズに開閉運動を行い、誘導管を平視外方に向
かって円弧状に湾曲させて形成したので誘導管の径は大
きくなり、誘導管と有底逃水管の後側開口部の接続部に
角をなくしたので逆流水の流れの円滑さを増大させると
いう効果がある。調整具の締着により、大径歯車と小径
歯車とを懸廻しているチェ−ンにたとえ弛みが生じて
も、容易に緊張維持させることができる。有底逃水管の
後側開口部の内面を傾斜面に形成し、該傾斜面と当接す
るチャッキバルブの後端縁も傾斜面となし、前記両傾斜
面にストライド処理を施したので、摩損を防止すること
ができる。本発明消防ホ−ス用自動水圧調整装置は、逆
止弁を取付けている回転軸の位置、湾曲させた誘導管の
形状及び調整具を設けたことにより、軽量で小型化を図
ることができ、携帯至便且つ保管場所を広く占有しない
という著大な効果を有する。
は、逆止弁を取付けている回転軸を、供給水及び逆流水
の水路上に設けず誘導管位置と反対側つまり送水管の後
側開口部近傍と送水管外側面の二又接続部内に設けたの
で逆流水の流れを妨害することなく、逆流水の流れに逆
らわないように逆止弁の先端が送水管の後側開口部を閉
じたとき誘導管方向に向くように形成しているので逆止
弁はスム−ズに開閉運動を行い、誘導管を平視外方に向
かって円弧状に湾曲させて形成したので誘導管の径は大
きくなり、誘導管と有底逃水管の後側開口部の接続部に
角をなくしたので逆流水の流れの円滑さを増大させると
いう効果がある。調整具の締着により、大径歯車と小径
歯車とを懸廻しているチェ−ンにたとえ弛みが生じて
も、容易に緊張維持させることができる。有底逃水管の
後側開口部の内面を傾斜面に形成し、該傾斜面と当接す
るチャッキバルブの後端縁も傾斜面となし、前記両傾斜
面にストライド処理を施したので、摩損を防止すること
ができる。本発明消防ホ−ス用自動水圧調整装置は、逆
止弁を取付けている回転軸の位置、湾曲させた誘導管の
形状及び調整具を設けたことにより、軽量で小型化を図
ることができ、携帯至便且つ保管場所を広く占有しない
という著大な効果を有する。
【図1】送水管の後側開口部を開放している状態を示す
一部切欠横断平面図である。
一部切欠横断平面図である。
【図2】送水管の後側開口部を逆止弁で閉じている状態
を示す一部切欠横断平面図である。
を示す一部切欠横断平面図である。
【図3】平面図である。
【図4】正面図である。
【図5】背面図である。
1 第1の消防ホ−ス 2 第2の消防ホ−ス 3 送水管 4 有底逃水管 5 チャッキバルブ 6 発条 7 放水口 9 チャッキバルブ圧力調整用送水管 10 放水管 12、15 回転軸 13 小径歯車 14 二股接続部 16 逆止弁 18 大径歯車 19 チェ−ン 20 スプリング 22 誘導管 23 ストライド処理 24 外筒 25 調整具
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の消防ホ−スと第2の消防ホ−スの
継手間に螺合した送水管を設け、該送水管の側方に設け
た有底逃水管の後側開口部を送水管の側面開口部に連通
して二股接続部を構成し、該二股接続部内に設けた回転
軸の下方部に逆止弁を、上端部に大径歯車を固着し、前
記有底逃水管の後側側面には放水口を開口し、内部には
チャッキバルブと発条とを備え、該有底逃水管の前部側
面と送水管の側面間をチャッキバルブ圧力調整用送水管
により連通開口し、有底逃水管上面には放水管を連通さ
せて、回転軸の下端に取付けた高圧メ−トルコックを内
装し上端部は放水管を貫通させて小径歯車を固着し、前
記大径歯車と前記小径歯車とにチェ−ンを懸廻し、前記
大径歯車にスプリングの張力を付加させた消防ホ−ス用
自動水圧調整装置において、 前記二股接続部の先端口の一方は送水管の後側開口部と
接続し、先端口の他方は有底逃水管の後側開口部に接続
させて連通開口させ、平視外方に向かって円弧状に湾曲
させた誘導管に形成したことを特徴とする消防ホ−ス用
自動水圧調整装置。 - 【請求項2】 下端部に逆止弁を取付けた回転軸を、上
記誘導管と反対側つまり送水管の後側開口部近傍と送水
管外側面間の二股接続部内に設け、先端部は二股接続部
を貫通して大径歯車を固着したことを特徴とする請求項
1記載の消防ホ−ス用自動水圧調整装置。 - 【請求項3】 上記有底逃水管の後側開口部の内面を傾
斜面に形成し、該傾斜面と当接するチャッキバルブの後
端縁も傾斜面となし、前記両傾斜面にストライド処理を
施して強化させたことを特徴とする請求項1記載の消防
ホ−ス用自動水圧調整装置。 - 【請求項4】 上記小径歯車の回転軸の外筒に調整具を
当接させ、該調整具の調整により大径歯車と小径歯車と
に懸廻したチェ−ンの弛みを緊張させることを特徴とす
る請求項1記載の消防ホ−ス用自動水圧調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094326A JP2002239023A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 消防ホ−ス用自動水圧調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094326A JP2002239023A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 消防ホ−ス用自動水圧調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002239023A true JP2002239023A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18948540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001094326A Pending JP2002239023A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 消防ホ−ス用自動水圧調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002239023A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200458779Y1 (ko) | 2011-12-30 | 2012-03-09 | 주식회사 파이어스 | 소방 방수장치 |
JP2014122759A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Chiba Sachiko | 液体冷却装置 |
-
2001
- 2001-02-20 JP JP2001094326A patent/JP2002239023A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200458779Y1 (ko) | 2011-12-30 | 2012-03-09 | 주식회사 파이어스 | 소방 방수장치 |
JP2014122759A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Chiba Sachiko | 液体冷却装置 |
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