JP2002238992A - 芳香放散具 - Google Patents
芳香放散具Info
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- JP2002238992A JP2002238992A JP2001038548A JP2001038548A JP2002238992A JP 2002238992 A JP2002238992 A JP 2002238992A JP 2001038548 A JP2001038548 A JP 2001038548A JP 2001038548 A JP2001038548 A JP 2001038548A JP 2002238992 A JP2002238992 A JP 2002238992A
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- roll
- paper
- container
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- Pending
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 天然木の香りを放散させることができるコス
トの安い芳香放散具を提供することである。 【解決手段】 通気孔６を有するロール支持軸１の内周
に研削材７を内張りし、ロール支持軸１の内部に天然木
から成る木材チップ８を収容する。ロール支持軸１に支
持されたペーパロールからのトイレットペーパの引き出
しによりロール支持軸１を回転し、研削材７との接触に
より木材チップ８を研削して、木材チップ８から天然木
の香りを発生させ、周囲にその香りを漂わせる。
トの安い芳香放散具を提供することである。 【解決手段】 通気孔６を有するロール支持軸１の内周
に研削材７を内張りし、ロール支持軸１の内部に天然木
から成る木材チップ８を収容する。ロール支持軸１に支
持されたペーパロールからのトイレットペーパの引き出
しによりロール支持軸１を回転し、研削材７との接触に
より木材チップ８を研削して、木材チップ８から天然木
の香りを発生させ、周囲にその香りを漂わせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、居間やトイレ、
自動車内等の室内に天然木の香りを漂わせる芳香放散具
に関するものである。
自動車内等の室内に天然木の香りを漂わせる芳香放散具
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】居間やトイレ等の室内に芳香剤を置き、
その芳香剤から発散される芳香によって室内に清涼感を
与えることは従来から普通に行われている。
その芳香剤から発散される芳香によって室内に清涼感を
与えることは従来から普通に行われている。
【０００３】上記芳香剤には、液状のもの、固体から成
るものがあり、その多くは、アルコール等の揮発性物質
を主成分とし、これに動物性香料や植物性香料あるいは
合成香料を適当量調合した構成とされている。このよう
な芳香剤は時間の経過と共に香りが弱くなり、香料の持
続性に問題があると共に、コストも高いという不都合が
ある。
るものがあり、その多くは、アルコール等の揮発性物質
を主成分とし、これに動物性香料や植物性香料あるいは
合成香料を適当量調合した構成とされている。このよう
な芳香剤は時間の経過と共に香りが弱くなり、香料の持
続性に問題があると共に、コストも高いという不都合が
ある。
【０００４】本件の発明者は、杉や檜等の天然木は、切
断あるいは切削することにより木が持つ天然の香りを漂
わせることに着目し、その天然木を芳香性材料として使
用することができるようになれば、コストの安い芳香剤
が得られるのではないかと考えた。
断あるいは切削することにより木が持つ天然の香りを漂
わせることに着目し、その天然木を芳香性材料として使
用することができるようになれば、コストの安い芳香剤
が得られるのではないかと考えた。
【０００５】そこで、天然木から数ｍｍ程度の木材チッ
プを形成して芳香発散の確認を行ったのであるが、木材
チップの製作時のみ芳香が発散するものの、短時間で芳
香の発散は無くなり、持続性を得ることができなかっ
た。
プを形成して芳香発散の確認を行ったのであるが、木材
チップの製作時のみ芳香が発散するものの、短時間で芳
香の発散は無くなり、持続性を得ることができなかっ
た。
【０００６】本件の発明者はさらに実験を重ねたとこ
ろ、木材チップを研削することにより、天然の香りが発
散することに気付き、本発明を完成するに至ったのであ
る。
ろ、木材チップを研削することにより、天然の香りが発
散することに気付き、本発明を完成するに至ったのであ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、天
然木の香りを発散させることができるコストの安い芳香
放散具を提供することである。
然木の香りを発散させることができるコストの安い芳香
放散具を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、通気性を有する容器内に天
然木から成る木材チップと、前記容器の振動時にその木
材チップを接触によって研削する研削材とを収容した構
成を採用したのである。
めに、この発明においては、通気性を有する容器内に天
然木から成る木材チップと、前記容器の振動時にその木
材チップを接触によって研削する研削材とを収容した構
成を採用したのである。
【０００９】上記のように構成すれば、容器に振動を与
えると、研削材との接触により木材チップが研削される
ため、木材チップから天然木の自然の香りが発生し、そ
の香りを周囲に放散させることができる。
えると、研削材との接触により木材チップが研削される
ため、木材チップから天然木の自然の香りが発生し、そ
の香りを周囲に放散させることができる。
【００１０】ここで、芳香材は、天然木から成るチップ
であり、そのチップは製材時に発生する廃材を利用する
ことができるため、コストの安い芳香放散具を得ること
ができる。
であり、そのチップは製材時に発生する廃材を利用する
ことができるため、コストの安い芳香放散具を得ること
ができる。
【００１１】天然木として赤杉や檜を採用することがで
きる。また、研削材として、サンドペーパや基布上に砥
粒を固着した研削布を採用することができる。このよう
な研削材は、容器の内周に内張りしてもよく、あるいは
木材チップを数ｍｍ乃至数ｃｍ角の立方体形状としてそ
の外周の一面に貼付けるようにしてもよい。さらには、
研削材を所定の大きさに切断し、その切断片を木材チッ
プと共に容器内に入れるようにしてもよい。なお、砥粒
そのものを研削材として使用し、その砥粒をプラスチッ
クから成る容器の内面に接着剤を介して固着してもよ
い。
きる。また、研削材として、サンドペーパや基布上に砥
粒を固着した研削布を採用することができる。このよう
な研削材は、容器の内周に内張りしてもよく、あるいは
木材チップを数ｍｍ乃至数ｃｍ角の立方体形状としてそ
の外周の一面に貼付けるようにしてもよい。さらには、
研削材を所定の大きさに切断し、その切断片を木材チッ
プと共に容器内に入れるようにしてもよい。なお、砥粒
そのものを研削材として使用し、その砥粒をプラスチッ
クから成る容器の内面に接着剤を介して固着してもよ
い。
【００１２】この発明に係る芳香放散具において、トイ
レットペーパーのペーパーロールを着脱自在に支持する
ペーパホルダのロール支持軸を木材チップが収容される
容器とすることにより、ペーパロールからトイレットペ
ーパを引き出すことにより、そのペーパロールとの接触
によってロール支持軸が回転するため、トイレットペー
パが引き出されるごとに芳香を発散させることができ
る。
レットペーパーのペーパーロールを着脱自在に支持する
ペーパホルダのロール支持軸を木材チップが収容される
容器とすることにより、ペーパロールからトイレットペ
ーパを引き出すことにより、そのペーパロールとの接触
によってロール支持軸が回転するため、トイレットペー
パが引き出されるごとに芳香を発散させることができ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１は、トイレットペーパのペ
ーパロールを着脱自在に支持するペーパホルダの芳香放
散用容器としてのロール支持軸１を示す。
面に基づいて説明する。図１は、トイレットペーパのペ
ーパロールを着脱自在に支持するペーパホルダの芳香放
散用容器としてのロール支持軸１を示す。
【００１４】ロール支持軸１は、図２に示すペーパホル
ダ２の対向する側板３によって両端部が着脱自在に支持
される。また、ロール支持軸１はトイレットペーパのペ
ーパロールＲを支持する状態でそのペーパロールＲから
トイレットペーパを引き出すことにより、ペーパロール
Ｒとの接触によって回転するようになっている。
ダ２の対向する側板３によって両端部が着脱自在に支持
される。また、ロール支持軸１はトイレットペーパのペ
ーパロールＲを支持する状態でそのペーパロールＲから
トイレットペーパを引き出すことにより、ペーパロール
Ｒとの接触によって回転するようになっている。
【００１５】図３および図４に示すように、ロール支持
軸１は軸方向に伸縮可能な蛇腹部４ａを端部に有する合
成樹脂製の筒状のロール本体４と、そのロール本体４の
開口端部にねじ係合された着脱自在の栓体５とから成
り、ロール本体４には通気孔６が形成されて通気性を有
している。
軸１は軸方向に伸縮可能な蛇腹部４ａを端部に有する合
成樹脂製の筒状のロール本体４と、そのロール本体４の
開口端部にねじ係合された着脱自在の栓体５とから成
り、ロール本体４には通気孔６が形成されて通気性を有
している。
【００１６】ロール本体４の内周には研削材７が内張り
されている。研削材７として、サウンドペーパや基布上
に砥粒を固着した研削布を挙げることができる。また、
砥粒そのものを研削材として使用してもよい。
されている。研削材７として、サウンドペーパや基布上
に砥粒を固着した研削布を挙げることができる。また、
砥粒そのものを研削材として使用してもよい。
【００１７】また、ロール本体４の内部には木材チップ
８が収容されている。木材チップ８は、赤杉や檜等の天
然木から成り、図５に示す例では、一辺が数ｍｍの立方
体としているが、直方体としてもよく、あるいは棒状と
してもよい。
８が収容されている。木材チップ８は、赤杉や檜等の天
然木から成り、図５に示す例では、一辺が数ｍｍの立方
体としているが、直方体としてもよく、あるいは棒状と
してもよい。
【００１８】いま、ペーパホルダ２にロール支持軸１が
回転自在に支持され、そのロール支持軸１にペーパロー
ルが支持される状態でペーパロールからトイレットペー
パを引き出すと、ペーパロールが回転し、そのペーパロ
ールとの接触によってロール支持軸１が回転する。
回転自在に支持され、そのロール支持軸１にペーパロー
ルが支持される状態でペーパロールからトイレットペー
パを引き出すと、ペーパロールが回転し、そのペーパロ
ールとの接触によってロール支持軸１が回転する。
【００１９】ロール支持軸１が回転すると、内部に収容
されている木材チップ８がロール支持軸１の内部で移動
し、その移動時、ロール支持軸１に内張りされた研削材
７との接触によって研削される。
されている木材チップ８がロール支持軸１の内部で移動
し、その移動時、ロール支持軸１に内張りされた研削材
７との接触によって研削される。
【００２０】上記木材チップ８の研削により、天然木の
自然の香りが発生し、その香りは通気孔６から周囲に放
散される。このため、トイレ内に天然木の自然の香りが
漂い、トイレ内に清涼感を与えることができる。
自然の香りが発生し、その香りは通気孔６から周囲に放
散される。このため、トイレ内に天然木の自然の香りが
漂い、トイレ内に清涼感を与えることができる。
【００２１】ここで、ロール支持軸１は、ペーパロール
からトイレットペーパが引き出される毎に回転するた
め、その回転の都度芳香を発散させることができると共
に、木材チップ８は研削材７による研削によって消滅す
るまで芳香を発散するため、持続性の良好な芳香放散具
を提供することができる。
からトイレットペーパが引き出される毎に回転するた
め、その回転の都度芳香を発散させることができると共
に、木材チップ８は研削材７による研削によって消滅す
るまで芳香を発散するため、持続性の良好な芳香放散具
を提供することができる。
【００２２】図６は、この発明に係る芳香放散具の他の
例を示す。この例では、通気性を有する柔軟な袋１０に
吊り下げ紐１１を取付け、その袋１０内に図５に示す木
材チップ８と、図７に示すように、外周の一面に研削材
１２を貼付した木材チップ８ａとを収納している。
例を示す。この例では、通気性を有する柔軟な袋１０に
吊り下げ紐１１を取付け、その袋１０内に図５に示す木
材チップ８と、図７に示すように、外周の一面に研削材
１２を貼付した木材チップ８ａとを収納している。
【００２３】上記の構成から成る芳香放散具を自動車内
に吊り下げておくと、自動車の走行による振動によって
袋１０が振動し、その振動により、木材チップ８、８ａ
が擦れ、木材チップ８は研削材１２との接触により研削
されて自然木の香りが発生し、通気性を有する袋１０の
外周囲に放散して自動車内に芳香を漂わせることができ
る。
に吊り下げておくと、自動車の走行による振動によって
袋１０が振動し、その振動により、木材チップ８、８ａ
が擦れ、木材チップ８は研削材１２との接触により研削
されて自然木の香りが発生し、通気性を有する袋１０の
外周囲に放散して自動車内に芳香を漂わせることができ
る。
【００２４】実施の形態では、ロール支持軸１の内周に
研削材７を取付け、あるいは木材チップ８ａに研削材７
を貼付けるようにしたが、研削材７をロール支持軸１あ
るいは袋１０内に収納された木材チップ８に混入させる
ようにしてもよい。
研削材７を取付け、あるいは木材チップ８ａに研削材７
を貼付けるようにしたが、研削材７をロール支持軸１あ
るいは袋１０内に収納された木材チップ８に混入させる
ようにしてもよい。
【００２５】また、容器としてロール支持軸１や袋１０
を示したが、容器はこれに限定されるものではない。
を示したが、容器はこれに限定されるものではない。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、通
気性を有する容器内に天然木から成る木材チップと研削
材とを収容したので、容器を振動させることにより天然
木の自然の香りを周囲に漂わせることができる。
気性を有する容器内に天然木から成る木材チップと研削
材とを収容したので、容器を振動させることにより天然
木の自然の香りを周囲に漂わせることができる。
【００２７】また、木材チップはそのものが香料であ
り、その木材チップは廃材から形成することができるた
め、コストの安い芳香放散具を提供することができると
共に、木材チップは消滅するまで芳香を発散するため持
続性のよい芳香放散具を得ることができる。
り、その木材チップは廃材から形成することができるた
め、コストの安い芳香放散具を提供することができると
共に、木材チップは消滅するまで芳香を発散するため持
続性のよい芳香放散具を得ることができる。
【００２８】さらに、容器をペーパホルダのロール支持
軸とすることにより、そのロール支持軸に支持されたペ
ーパロールからトイレットペーパが引き出される毎に芳
香を発散させることができる。
軸とすることにより、そのロール支持軸に支持されたペ
ーパロールからトイレットペーパが引き出される毎に芳
香を発散させることができる。
【図１】この発明に係る芳香放散具の実施形態を示す斜
視図
視図
【図２】ペーパホルダの斜視図
【図３】図１に示す芳香放散具の縦断正面図
【図４】図３のIV−IV線に沿った断面図
【図５】木材チップの斜視図
【図６】この発明に係る芳香放散具の他の例を示す斜視
図
図
【図７】研削材を有する木材チップの斜視図
１ ロール支持軸（容器） ６ 通気孔 ７ 研削材 ８、８ａ 木材チップ １０ 袋（容器） １２ 研削材
Claims (3)
- 【請求項１】 通気性を有する容器内に天然木から成る
木材チップと、前記容器の振動時にその木材チップを接
触によって研削する研削材とを収容した芳香放散具。 - 【請求項２】 前記研削材を容器の内周に内張りした請
求項１に記載の芳香放散具。 - 【請求項３】 前記容器が、トイレットペーパーのペー
パーロールを着脱自在に支持するペーパーホルダのロー
ル支持軸から成る請求項１又は２に記載の芳香放散具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001038548A JP2002238992A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001038548A JP2002238992A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002238992A true JP2002238992A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18901501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001038548A Pending JP2002238992A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002238992A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004230077A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Kao Corp | 芳香装置 |
| JP2006149951A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Fuji Toy:Kk | トイレットペーパーロール用の薬液ホルダー |
| WO2010077281A1 (en) * | 2008-12-09 | 2010-07-08 | Patrick David O | Toilet paper roll scented foam insert |
| KR20200015087A (ko) * | 2018-08-02 | 2020-02-12 | 김동현 | 휴지심 형상 방향제 |
-
2001
- 2001-02-15 JP JP2001038548A patent/JP2002238992A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004230077A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Kao Corp | 芳香装置 |
| JP2006149951A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Fuji Toy:Kk | トイレットペーパーロール用の薬液ホルダー |
| WO2010077281A1 (en) * | 2008-12-09 | 2010-07-08 | Patrick David O | Toilet paper roll scented foam insert |
| KR20200015087A (ko) * | 2018-08-02 | 2020-02-12 | 김동현 | 휴지심 형상 방향제 |
| KR102188571B1 (ko) | 2018-08-02 | 2020-12-09 | 김동현 | 휴지심 형상 방향제 |
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