JP2002238991A - 芳香放散具 - Google Patents
芳香放散具Info
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- JP2002238991A JP2002238991A JP2001038415A JP2001038415A JP2002238991A JP 2002238991 A JP2002238991 A JP 2002238991A JP 2001038415 A JP2001038415 A JP 2001038415A JP 2001038415 A JP2001038415 A JP 2001038415A JP 2002238991 A JP2002238991 A JP 2002238991A
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- Japan
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- fragrance
- incense
- natural wood
- grinding
- incense body
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- Pending
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストの安い持続性の長い芳香放散具を提供
することである。 【解決手段】 天然木から成る香体1の外周一部に沿っ
て摺動可能な摺動体10に研削体13を設ける。摺動体
10を香体1の外周に沿って移動させ、その移動時に研
削体13により香体1を研削して香体1の研削面から天
然木の香りを発散させる。
することである。 【解決手段】 天然木から成る香体1の外周一部に沿っ
て摺動可能な摺動体10に研削体13を設ける。摺動体
10を香体1の外周に沿って移動させ、その移動時に研
削体13により香体1を研削して香体1の研削面から天
然木の香りを発散させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、居間やトイレ等
の室内に天然木の香りを漂わせる芳香放散具に関するも
のである。
の室内に天然木の香りを漂わせる芳香放散具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】居間やトイレ等の室内に芳香剤を置き、
その芳香剤から発散される芳香によって室内に清涼感を
与えることは従来から普通に行われている。
その芳香剤から発散される芳香によって室内に清涼感を
与えることは従来から普通に行われている。
【0003】上記芳香剤には、液状のもの、固体から成
るものがあり、その多くは、アルコール等の揮発性物質
を主成分とし、これに動物性香料や植物性香料あるいは
合成香料を適当量調合した構成とされている。このよう
な芳香剤は時間の経過と共に香りが弱くなくなり、香料
の持続性に問題があると共に、コストも高いという不都
合がある。
るものがあり、その多くは、アルコール等の揮発性物質
を主成分とし、これに動物性香料や植物性香料あるいは
合成香料を適当量調合した構成とされている。このよう
な芳香剤は時間の経過と共に香りが弱くなくなり、香料
の持続性に問題があると共に、コストも高いという不都
合がある。
【0004】本件の発明者は、杉や檜等の天然木は、切
断あるいは切削することにより木が持つ天然の香りを漂
わせることに着目し、その天然木を芳香性材料として使
用することができるようになれば、コストの安い芳香剤
が得られるのではないかと考えた。
断あるいは切削することにより木が持つ天然の香りを漂
わせることに着目し、その天然木を芳香性材料として使
用することができるようになれば、コストの安い芳香剤
が得られるのではないかと考えた。
【0005】そこで、天然木を切断し、置き物としても
使用できるように適宜の形状に加工し、その加工品を室
内に放置して芳香発散の確認を行なったのであるが、短
時間で芳香の発散は無くなり、持続性を得ることができ
なかった。
使用できるように適宜の形状に加工し、その加工品を室
内に放置して芳香発散の確認を行なったのであるが、短
時間で芳香の発散は無くなり、持続性を得ることができ
なかった。
【0006】本件の発明者はさらに実験を重ねたとこ
ろ、天然木から成る加工品を研削することにより、その
研削時に天然木がもつ自然の香りが発散されることに気
付き、本発明を完成するに至ったのである。
ろ、天然木から成る加工品を研削することにより、その
研削時に天然木がもつ自然の香りが発散されることに気
付き、本発明を完成するに至ったのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、天
然木の香りを発散させることができるコストの安い芳香
放散具を提供することである。
然木の香りを発散させることができるコストの安い芳香
放散具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、天然木から成る香体と、そ
の香体の外周一部に沿って移動可能な摺動体とから成
り、前記摺動体の香体外周に対する対向面に接触移動に
よって香体を研削する研削体を設けた構成を採用したの
である。
めに、この発明においては、天然木から成る香体と、そ
の香体の外周一部に沿って移動可能な摺動体とから成
り、前記摺動体の香体外周に対する対向面に接触移動に
よって香体を研削する研削体を設けた構成を採用したの
である。
【0009】ここで、香体の形状は任意であり、板状、
柱状等の形状を採用することができる。また、天然木と
して杉や檜を採用することができる。
柱状等の形状を採用することができる。また、天然木と
して杉や檜を採用することができる。
【0010】上記の構成から成る芳香放散具において、
香体の外周に沿って摺動体を摺動させると、研削体が香
体を研削するため、香体から天然木の自然の香りが発生
し、その香りを周囲に放散させることができる。
香体の外周に沿って摺動体を摺動させると、研削体が香
体を研削するため、香体から天然木の自然の香りが発生
し、その香りを周囲に放散させることができる。
【0011】ここで、香体として、製材時に発生する廃
材を利用することができるため、コストの安い芳香放散
具を得ることができると共に、香体は研削体により研削
されて消滅するまで天然木の香りを放つため、持続性の
長い芳香放散具を提供することができる。
材を利用することができるため、コストの安い芳香放散
具を得ることができると共に、香体は研削体により研削
されて消滅するまで天然木の香りを放つため、持続性の
長い芳香放散具を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図示のように、この発明に係る
芳香放散具は杉や檜等の天然木から成る香体1と、摺動
体10の組合わせから成る。
面に基づいて説明する。図示のように、この発明に係る
芳香放散具は杉や檜等の天然木から成る香体1と、摺動
体10の組合わせから成る。
【0013】香体1の形状は任意であり、図示例では扇
形を呈する板状とされ、その要部にはベース2がねじ3
の締付けにより固定されて家具やテーブル等の平坦面に
載置可能とされ、置き物としても使用できるようになっ
ている。
形を呈する板状とされ、その要部にはベース2がねじ3
の締付けにより固定されて家具やテーブル等の平坦面に
載置可能とされ、置き物としても使用できるようになっ
ている。
【0014】香体1の円弧状の外周面4は、断面形状を
波形とされている。また、香体1には両側面に貫通する
指挿入孔5が形成されている。
波形とされている。また、香体1には両側面に貫通する
指挿入孔5が形成されている。
【0015】摺動体10は円柱状をなし、その外周一部
には香体1の円弧状外周部が嵌合可能な嵌合溝11が形
成されている。また、摺動体10の外周には上記嵌合溝
11から180°ずれた位置に複数の支持溝12が軸方
向に間隔をおいて形成され、その支持溝12でメモ類や
葉書等のカード類が支持できるようにしている。
には香体1の円弧状外周部が嵌合可能な嵌合溝11が形
成されている。また、摺動体10の外周には上記嵌合溝
11から180°ずれた位置に複数の支持溝12が軸方
向に間隔をおいて形成され、その支持溝12でメモ類や
葉書等のカード類が支持できるようにしている。
【0016】摺動体10は香体1の円弧状外周部が嵌合
溝11に嵌合する取付けとすることによって、その円弧
状外周部に沿って移動可能とされている。嵌合溝11の
内周には、香体1の円弧状外周面4と対向する対向面に
研削体13が取付けられ、その研削体13の円弧状外周
面4に対する対向面は、上記円弧状外周面4の断面形状
に対応する波形とされている。
溝11に嵌合する取付けとすることによって、その円弧
状外周部に沿って移動可能とされている。嵌合溝11の
内周には、香体1の円弧状外周面4と対向する対向面に
研削体13が取付けられ、その研削体13の円弧状外周
面4に対する対向面は、上記円弧状外周面4の断面形状
に対応する波形とされている。
【0017】ここで、研削体13は、砥粒を結合材でか
ためたものであってもよく、砥粒そのものであってもよ
い。また、サンドペーパであってもよい。
ためたものであってもよく、砥粒そのものであってもよ
い。また、サンドペーパであってもよい。
【0018】いま、香体1に形成された指挿入孔5に指
を挿入して香体1を把持し、その香体1の円弧状外周面
4に沿って摺動体10を往復動させると、香体1の円弧
状外周面4は摺動体10に設けられた研削体13により
研削される。その研削によって香体1から天然木の香り
が発散し、周囲にその香りを漂わせることができる。
を挿入して香体1を把持し、その香体1の円弧状外周面
4に沿って摺動体10を往復動させると、香体1の円弧
状外周面4は摺動体10に設けられた研削体13により
研削される。その研削によって香体1から天然木の香り
が発散し、周囲にその香りを漂わせることができる。
【0019】このように、天然木から成る香体1は研削
の都度、芳香を放散すると共に、形が無くなるまで芳香
を発散するため、持続性はきわめて長く、しかも廃材に
よって香体1を形成することができるため、廃材の有効
利用を図り、コストの安い芳香放散具を提供することが
できる。
の都度、芳香を放散すると共に、形が無くなるまで芳香
を発散するため、持続性はきわめて長く、しかも廃材に
よって香体1を形成することができるため、廃材の有効
利用を図り、コストの安い芳香放散具を提供することが
できる。
【0020】図示例のように、香体1の円弧状外周面4
を断面波形とすることにより、研削体13により研削さ
れる研削面の表面積が大きくなり、芳香放散量の増大化
を図ることができる。
を断面波形とすることにより、研削体13により研削さ
れる研削面の表面積が大きくなり、芳香放散量の増大化
を図ることができる。
【0021】また、香体1を扇形とし、その香体1の円
弧状外周部が嵌合される嵌合溝11を有する摺動体10
の外周に複数の支持溝12を形成することにより、芳香
放散具を装飾用の置き物として、あるいはカード立てと
して用いることができる。
弧状外周部が嵌合される嵌合溝11を有する摺動体10
の外周に複数の支持溝12を形成することにより、芳香
放散具を装飾用の置き物として、あるいはカード立てと
して用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、天
然木から成る香体の外周に沿って摺動体を移動させるこ
とにより、摺動体に設けられた研削体により香体が研削
されて、香体から天然木の自然の香りが発散するため、
周囲に自然の香りを漂わせることができる。
然木から成る香体の外周に沿って摺動体を移動させるこ
とにより、摺動体に設けられた研削体により香体が研削
されて、香体から天然木の自然の香りが発散するため、
周囲に自然の香りを漂わせることができる。
【0023】また、香体は天然木から成り、廃材を利用
することができるため、コストの安い芳香放散具を得る
ことができると共に、香体は研削により消滅するまで芳
香を発散するため、持続性の長い芳香放散具を得ること
ができる。
することができるため、コストの安い芳香放散具を得る
ことができると共に、香体は研削により消滅するまで芳
香を発散するため、持続性の長い芳香放散具を得ること
ができる。
【図1】この発明に係る芳香放散具の実施形態を示す斜
視図
視図
【図2】図1の正面図
【図3】図2の一部切欠側面図
1 香体 10 摺動体 13 研削体
Claims (1)
- 【請求項1】 天然木から成る香体と、その香体の外周
一部に沿って移動可能な摺動体とから成り、前記摺動体
の香体外周に対する対向面に接触移動によって香体を研
削する研削体を設けた芳香放散具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038415A JP2002238991A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038415A JP2002238991A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002238991A true JP2002238991A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18901391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001038415A Pending JP2002238991A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 芳香放散具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002238991A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055254A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気掃除機 |
JP2013179997A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Sugi Kojo:Kk | 引出し付き家具 |
-
2001
- 2001-02-15 JP JP2001038415A patent/JP2002238991A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055254A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気掃除機 |
JP2013179997A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Sugi Kojo:Kk | 引出し付き家具 |
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