JP2002238387A - ペット用屎尿処理剤 - Google Patents

ペット用屎尿処理剤

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JP2002238387A
JP2002238387A JP2001040985A JP2001040985A JP2002238387A JP 2002238387 A JP2002238387 A JP 2002238387A JP 2001040985 A JP2001040985 A JP 2001040985A JP 2001040985 A JP2001040985 A JP 2001040985A JP 2002238387 A JP2002238387 A JP 2002238387A
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starch
cotton linter
bentonite
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Masahiro Hayase
将洋 早瀬
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HAYASE YASUZO SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペット用屎尿処理剤の使用前後における取り
扱いを容易にし、最終処理を安全にする。 【解決手段】 ペット用屎尿処理剤の主材に、主として
キュプラアンモニウムレーヨンの製造工程から排出され
るコットンリンター残渣を用いる。副材には澱粉類とベ
ントナイトを用いる。混合割合は、主材100重量部に
対し、澱粉類1〜20重量部とベントナイト1〜20重
量部とし、かつ副材の総和を25重量部以下とする。主
材には、木粉や紙粉を混合しても良い。副材には、ゼオ
ライトを添加することもできる。澱粉類には、澱粉とア
ルファー化澱粉とを用いる。得られたペット用屎尿処理
剤はすべて天然素材からなり、軽量で取り扱い易く、吸
水性に富み、かつ用済み後の処理も安全で環境にやさし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イヌ、ネコ、ハム
スター等のペット用屎尿処理剤、特に天然のセルロース
系材料を主材とするペット用屎尿処理剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】紙、木粉等のセルロース系材料を主材と
するペット用屎尿処理剤は、生物分解性でかつ可燃性で
もあることから、用済み後の最終処分が容易で、かつ環
境にやさしいものとして知られている。しかしながら、
これらはかさ張るか重く、取り扱いが容易ではなかっ
た。また一般に吸水性がそれほど大きくなく、必要な吸
水に多量の処理剤を要した。さらに屎尿中の水分を吸収
した後の重量も大きく、一時保管に大容積の収容容器を
必要とした。これらの点を改善するものとして、軽量で
吸水性にすぐれ、かつ廃棄処理が容易なパルプ、例えば
ハルリンターを用いた屎尿処理剤が提案されている(特
開平8−140514号公報所載)。
【0003】特開平8−140514号公報所載の発明
は、綿実由来のハルリンターを主材としている。ハルリ
ンターは、綿実から綿実油をとる製油工業において副産
物としてでるもので、これをさらに精製するとリンター
パルプの原料となるとされている。実質的には、コット
ンリンターと思われる。同発明では、このハルリンター
にヒドロキシメチルエチルセルロースのごときセルロー
スエーテルと、塩析性を有する界面活性剤を加えたもの
であるが、屎尿の吸収性を向上させるために、不燃にな
らない程度のベントナイトや吸水性ポリマーを加えるこ
とができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リンタ
ーパルプとセルロースエーテルと界面活性剤の組み合わ
せから主としてなる同発明のごときペット用屎尿処理剤
では、糊剤としてのセルロースエーテルは高価であり、
有機高分子系の界面活性剤は燃焼による廃棄時に環境汚
染のおそれが考えられる。
【0005】本発明は、前記のごとき問題を解決したも
ので、使用前後の取り扱いが容易で、最終処理が安全
で、すべてが天然物質からなるペット用屎尿処理剤を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明のペット用屎尿処理剤は、コットンリンターを含む主
材100重量部に対し、副材として澱粉類1〜20重量
部とベントナイト1〜20重量部とを含み、かつ副材の
総和が25重量部以下であることを特徴としている。
【0007】主材は、さらに木粉及び紙粉からなる群か
ら選ばれた少なくともひとつを含むことができる。
【0008】また主材100重量部に対し、副材として
さらにゼオライト10重量部以下を添加することができ
る。
【0009】澱粉類は、澱粉100重量部とアルファー
化澱粉5〜20重量部とからなることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】一般的に綿花は、すぐれた吸水
性、吸湿性、吸臭性を有し、これらの特性を利用して、
さまざまな分野で広く利用されている。コットンリンタ
ーは、綿実から綿花としての長繊維をとった後、種子の
表面に残っている細い短繊維を精製し、植物油分を除去
したものである。換言すれば、コットンリンターは、綿
花を構成する未成熟の組織の一部であり、重合度が低く
軽量である。コットンリンターのなかでも、さらに重合
度の低い部分は、キュプラアンモニウムレーヨンの製造
工程にのらず、脱油後、最初の段階でふるい落とされ、
水に流され、脱水された含水率約70パーセントのコッ
トンリンター残渣である。本発明では、主材として通常
のコットンリンターでも使用できるが、好ましくはこの
コットンリンター残渣を用いる。特にことわりのない場
合、本発明のコットンリンターなる用語には、通常のコ
ットンリンターとコットンリンター残渣のいずれか一方
または双方が含まれる。なおコットンリンターは、基本
的には綿花同様に吸水性、吸湿性、吸臭性であり、屎尿
の悪臭、水分を閉じ込める。また、軽量で使用前後にお
ける取り扱い性にすぐれている。さらに、生物分解性で
かつ可燃性があり、用済み後の廃棄物としての最終処理
が容易で、環境汚染のおそれがなく安全である。
【0011】本発明では、コットンリンターに加えて、
主材としてさらに木粉や紙粉を適宜混入することができ
る。木粉を配合したものは、前記の効果に加えて、木粉
由来の芳香性により、悪臭のマスキング効果がある。ま
た紙粉は、コットンリンターの賦形効果があり、造粒成
形等が容易となる。配合する紙粉としては、紙を細かく
裁断したものでもよいが、再生紙の製造時に発生するス
ラッジを脱水粉砕したものでもよい。木粉も紙粉も、コ
ットンリンターとは同質のセルロースであるから、混
合、同化、均一化はきわめて容易で、コットンリンター
の屎尿吸収効果を損なうことはない。スラッジの場合、
一般的に酸化チタン等の無機成分を多量に含むので、あ
まり多量に添加するのは望ましくない。コットンリンタ
ー100重量部に対する木粉及び/または紙粉の混合割
合は、使用する木粉、紙粉の材質によっても異なるので
特定できないが、一般的には10〜100重量部の範囲
内が望ましい。この混合量が10重量部を下回ると木粉
の場合芳香効果が期待できず、100重量部を上回ると
重くなったり、相対的にコットンリンターの割合が落ち
るため、吸水力が低下する。
【0012】本発明では、糊剤としてセルロースエーテ
ルに代えて天然の澱粉類を使用する。澱粉類の混合割合
は、主材100重量部に対して、外割で1〜20重量部
の範囲内が望ましい。澱粉類の混合量が1重量部を下回
ると粘着力が不足する。20重量部を上回ると吸水しす
ぎて、コットンリンター自身の吸水、吸臭効果を相対的
に損ないかねないし、排便後の固まりが大きくなりすぎ
る。また全体としてコスト高になる。
【0013】この澱粉類には、澱粉単独、または澱粉と
アルファー化澱粉の組み合わせからなるものが好適であ
る。澱粉のみの場合は、それ自体は糊化していないた
め、そのままでは吸水時に十分な結着力が得られない
が、エクストルーダー等の加熱手段を用いて造粒する場
合は、澱粉の一部がアルファー化される。逆にアルファ
ー化澱粉のみでは、製造時の造粒性が損なわれる。した
がって、澱粉100重量部に対し、外割でアルファー化
澱粉約5〜20重量部を混合したものが好適である。ア
ルファー化澱粉の混合量が5重量部を下回ると前述のよ
うに吸水時に十分な結着力が得られず、20重量部を上
回ると造粒し難くなる。
【0014】本発明の副材の他のひとつとして用いるベ
ントナイトは、モンモリロナイトを主成分とした含水層
状珪酸塩で、非常に微細な結晶からなる粘土鉱物であ
る。主に火山灰の堆積物が変質作用してできたもので、
水に浸すと膨潤作用を起こす。副材が澱粉類のみでは、
吸水結着時の固まりに硬さが乏しく、運搬時等に崩壊し
がちである。一方、ベントナイトのみでは製造時の造粒
性が乏しい。このため、本発明ではベントナイトを屎尿
吸収膨潤剤として澱粉類と共用する。副材における澱粉
類とベントナイトの混合割合は、100対5〜100対
200の範囲内が望ましい。ベントナイトがこの比率よ
り多すぎると、重くなり運搬し難い。少なすぎると吸水
時に十分な結着硬度が得られない。
【0015】一方、主材に対するベントナイトの混合割
合は、主材100重量部に対して、外割で1〜20の範
囲内が望ましい。1重量部を下回ると粘着力が不足す
る。20重量部を上回ると重くなり、使用前後の運搬、
取り扱い性が悪くなる。またベントナイト自身に吸水効
果が大きすぎて、コットンリンターの吸水、吸臭効果を
相対的に損なうことになる。さらにベントナイトの市価
を考えると、コスト高になる。
【0016】また本発明では、前記副材として、さらに
ゼオライトを添加することができる。ゼオライトは、テ
クト珪酸塩に属し、珪酸の4面体が4つの頂点で互いに
相燐る4面体と結合し、3次元網構造を形成している。
その空隙部分には、アルカリ金属、アルカリ土金属、水
分子が入っており、水は沸石水といわれて双極子を有
し、正の極と負の極に分かれ、その各々で他のイオンと
結合している。加熱によって脱水されてあとの空隙に
は、水、ガスが吸着される。一般にその構造からアンモ
ニアの脱臭にすぐれているとされている。したがって、
副材としてゼオライトを混入すると、主材のコットンリ
ンターの吸臭効果に加えて、さらなる脱臭効果が期待で
きる。ゼオライトは必ずしも使用しなくてもよいが、脱
臭、消臭を確実にするためには使用するのが望ましい。
その混合量は、主材の100重量部に対して約10重量
部以下が実用的である。10重量部をこえると重くなっ
て、取り扱い性が悪くなる。
【0017】その他、本発明では、副材として一般にペ
ット用屎尿処理剤に広く用いられている天然素材、例え
ばフラボノイド効果を有する茶殻、コーヒー豆殻、コー
ヒー粕等を、適宜添加してもよい。
【0018】本発明において、副材全体の主材に対する
混合割合は、主材100重量部に対して外割で約25重
量部以下の範囲内が望ましい。25重量部をこえると、
軽くて吸水、吸臭性であるコットンリンターの特徴が薄
れる。
【0019】本発明のペット用屎尿処理剤の製造には、
例えばキュプラアンモニウムレーヨンの製造工程におい
て、特に重合度が低いために、脱油後、製造の最初の段
階でふるいおとされ、水により流され、脱水された含水
率約65〜75パーセントのコットンリンター残渣を使
用する。この含水率約65〜75%のコットンリンター
残渣をふるい分けして、約2〜5mmメッシュのものを
得る。整粒されたコットンリンターを含水率40〜50
%になるまで乾燥する。乾燥したコットンリンターに澱
粉及び/またはアルファー化澱粉を逐次添加しながら、
ふるいを振動、回転させて造粒する。コットンリンター
表面のかすかな水分により、澱粉及び/またはアルファ
ー化澱粉は、コットンリンターの表面に付着する。コッ
トンリンター100重量部に対する澱粉の付着量は約1
5重量部、アルファー化澱粉の付着量は約1重量部が目
安である。付着しなかった余分の澱粉及びアルファー化
澱粉は脱落する。さらにベントナイトを添加しながら、
ふるいを振動、回転させて造粒する。ベントナイトの付
着量は、コットンリンター100重量部に対し、約1重
量部である。付着できなかったベントナイトは脱落す
る。澱粉、アルファー化澱粉、ベントナイトが付着し、
造粒されたコットンリンターを、さらに含水率約10パ
ーセント以下になるまで乾燥すると、本発明のペット用
屎尿処理剤が得られる。
【0020】主材のコットンリンターに対する木粉及び
/または紙粉の添加は、ふるい分け前の段階で行う。ま
た、副材のゼオライトを使用する場合は、ベントナイト
の添加前にあらかじめ混合しておけばよい。また、造粒
にはエクストルーダーを用いることもできる。
【0021】以下の各実施例において、コットンリンタ
ーとあるのは、キュプラアンモニウムレーヨンの製造工
程において、特に重合度が低いために、脱油後、製造の
最初の段階でふるいおとされ、水により流され、脱水さ
れた含水率約70パーセントのコットンリンター残渣で
ある。
【0022】
【実施例1】含水率70%のコットンリンターを2段式
のふるいの上部に投入した。上部のふるいは5mmメッ
シュ、下部のふるいは2mmメッシュとした。ふるいを
振動、回転させて造粒しながら篩分した。上段に残った
もの、下段を通過したものを除き、下段に残ったコット
ンリンターを主材として用いた。このコットンリンター
をさらに含水率45%になるまで乾燥した。乾燥したコ
ットンリンターに澱粉及びアルファー化澱粉を逐次添加
しながら、ふるいを振動、回転させた。コツトンリンタ
ー表面のかすかな水分により、澱粉及びアルファー化澱
粉は、コットンリンターの表面に付着した。コットンリ
ンター100重量部に対する澱粉の付着量は約15重量
部、アルファー化澱粉の付着量は約1重量部であった。
付着しなかった余分の澱粉及びアルファー化澱粉は脱落
した。ついで、ベントナイトを添加しながら、ふるいを
振動、回転させた。ベントナイトの付着量は、コットン
リンター100重量部に対し、1重量部であった。付着
できなかったベントナイトは脱落した。澱粉、アルファ
ー化澱粉、ベントナイトが付着し、造粒されたコットン
リンターをさらに、含水率10パーセント以下になるま
で乾燥してペット用屎尿処理剤を得た。
【0023】
【比較例1】澱粉及びアルファ化澱粉とベントナイトを
用いず、コットンリンターのみを使用した以外は、実施
例1と同様の方法でペット用屎尿処理剤を得た。ただ
し、コットンリンターは造粒されていない。
【0024】
【比較例2】ベントナイトを用いず、コットンリンター
と澱粉及びアルファー化澱粉を使用した以外は、実施例
1と同様の方法により、ペット用屎尿処理剤を得た。コ
ットンリンターは澱粉及びアルファー化澱粉で造粒され
た。
【0025】
【比較例3】澱粉及びアルファー化澱粉を用いず、コッ
トンリンターとベントナイトを使用した以外は、実施例
1と同様の方法でペット用屎尿処理剤を得た。コットン
リンターはベントナイトで造粒された。
【0026】
【試験例】実施例1及び比較例1、比較例2、比較例3
で得たペット用屎尿処理剤につき、人工尿吸水時間、吸
水後の固まり重量、固まり具合、防臭力を評価した。人
工尿吸水試験では、収縮度を目視により計時した。吸水
後の固まり重量は秤で計量した。固まり具合は振動によ
る壊れやすさを目視で観測した。防臭力は臭気を嗅いで
定性的に判別した。結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、実施例1は、す
べての評価項目で良好な結果を示している。比較例1
は、コットンリンターのみからなり、副材を一切使用し
ていないため、製造時の造粒性に加えて、アンモニア水
吸水後の凝固性が悪い。比較例2は、コットンリンター
と澱粉類のみからなり、製造時の造粒性はよいが、ベン
トナイトを使用していないため、アンモニア水吸水後の
結着硬度が劣る。比較例3は、逆にコットンリンターと
ベントナイトのみからなり、澱粉類を用いてないため、
凝固性やアンモニア水吸水後の結着強度はすぐれている
が、製造時の造粒性が悪い。この結果、比較例の組み合
わせでは実用に供し得ない。
【0029】
【実施例2】粉末化し乾燥させたコットンリンター10
0重量部に対し、澱粉10重量部、ベントナイト20重
量部を混入して均等に混ざり合うまで攪拌した。得られ
た混合物をエクストルーダに投入して造粒した。投入前
に混合された澱粉は、エクストルーダー内での吸水、吸
熱によりアルファー化し、バインダーとしての役割を果
たした。これによりコットンリンター、澱粉、ベントナ
イトの混合物は造粒された。造粒されたコットンリンタ
ーに、再度アルファー化澱粉を投入しふるいにかけた。
表面上のかすかな水分によりアルファー化澱粉が付着し
た。付着できなかったアルファー化澱粉は脱落した。次
いでさらに含水率が10%以下まで乾燥し、ペット用屎
尿処理剤を得た。
【0030】
【実施例3】含水率70%のコットンリンター100重
量部に、木粉30重量部を配合した以外は、実施例1と
同様な方法によった。得られたペット用屎尿処理剤は、
屎尿処理効果に加えて、木粉の使用により芳香性に富ん
でいた。
【0031】
【実施例4】粉末化し乾燥させたコットンリンター10
0重量部に木粉100重量郎を投入した以外は、実施例
2のエクストルーダー法によった。得られたペット用屎
尿処理剤は、屎尿処理効果に加えて、木粉の使用により
芳香性に富んでいた。
【0032】
【実施例5】主材としてコットンリンターと紙粉を用い
た以外は、実施例1と同じ方法によった。得られたペッ
ト用屎尿処理剤は、屎尿吸着効果に加えて、紙粉により
コットンリンターの浮遊感が抑制され、取り扱いやすか
った。
【0033】
【実施例6】主材として、コットンリンターと木粉と紙
粉とを100対50対10の割合で混合して用いた以外
は、実施例1と同じ方法によった。得られたペット用屎
尿処理剤は、屎尿吸着効果に加えて、芳香性に富み、取
り扱いやすかった。
【0034】
【実施例7】ベントナイトにゼオライトを重量比で10
0対60の割合で配合した以外は、実施例1と同じ方法
によった。得られたペット用屎尿処理剤は、屎尿吸着効
果に加えて、すぐれた消臭効果を示した。
【0035】
【発明の効果】本発明のペット用屎尿処理剤は、すべて
が天然素材からなり、以下の利点を有し、本来産業廃棄
物であるコットンリンターを環境にやさしい有価物とし
て再利用できる。 (1)主材であるコットンリンターが軽いため、使用前
後の運搬、取り扱いが容易である。 (2)コットンリンター及び澱粉類は、ともに生物分解
性で可燃性であり、燃焼時有害化学物質を発生するおそ
れがない。また、ベントナイトは生分解性でなく不燃性
無機物ではあるが、環境を汚染するおそれはない。 (3)その他、ペット用屎尿処理剤としても、表1に示
すようにすぐれた性質を備えている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コットンリンターを含む主材100重量
    部に対し、副材として澱粉類1〜20重量部とベントナ
    イト1〜20重量部とを含み、かつ副材の総和が25重
    量部以下であることを特徴とするペット用屎尿処理剤。
  2. 【請求項2】 主材が、さらに木粉及び紙粉からなる群
    から選ばれた少なくともひとつを含むことを特徴とする
    請求項1記載のペット用屎尿処理剤。
  3. 【請求項3】 主材100重量部に対し、副材としてさ
    らにゼオライト10重量部以下を含むことを特徴とする
    請求項1記載のペット用屎尿処理剤。
  4. 【請求項4】 澱粉類が、澱粉100重量部とアルファ
    ー化澱粉5〜20重量部とからなることを特徴とする請
    求項1記載のペット用屎尿処理剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288227A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Engel:Kk 綿実滓を使った動物飼育材料
JP2012170379A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Pepaaretsuto Kk 排泄物処理材

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