JP2004313179A - ペット用排泄物処理材 - Google Patents
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Abstract
【課題】飼い主およびペットの健康を害することなくペットの排泄物を適切に処理することができで、さらに環境汚染を引き起こすことを防止する。
【解決手段】 古紙またはバージンパルプの廃棄物からなるペーパースラッジ、あるいは住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取した廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体1の表面を排泄物吸収材2で被覆する。核粒体1に対して、造粒促進剤としてメチルセルロース、ベントナイト、活性炭等の炭化物を添加する。排泄物吸収材2は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有し、さらに消臭剤、抗菌剤、および色素を含有してもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 古紙またはバージンパルプの廃棄物からなるペーパースラッジ、あるいは住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取した廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体1の表面を排泄物吸収材2で被覆する。核粒体1に対して、造粒促進剤としてメチルセルロース、ベントナイト、活性炭等の炭化物を添加する。排泄物吸収材2は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有し、さらに消臭剤、抗菌剤、および色素を含有してもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一般的に猫砂と称されるペット用排泄物処理材に関する。
近年、都市部では集合住宅が一般的となっており、犬、猫等のペットは室内で飼育せざるを得ない。また、犬、猫等だけではなく、ハムスター、フェレット、ウサギ等の小動物もペットとして飼育されるようになってきた。
そして、ペットを室内で飼育する場合には、その排泄物を清潔に処理するとともに、悪臭の発生を抑えることが重要な課題となっている。すなわち、排泄物の処理が適切に行われない場合には、飼い主が不快な思いをするだけではなく、近隣にも迷惑がかかることになり、さらには、ペットの健康にも悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、従来、室内で飼育されているペットの排泄物を処理するための処理材が種々開発されている。
このようなペット用排泄物処理材は、一般的に猫砂と称されており、繊維性素材を造粒した核粒体の表面を被覆材により被覆して形成されたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このようなペット用排泄物処理材は、一般的に猫砂と称されており、繊維性素材を造粒した核粒体の表面を被覆材により被覆して形成されたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ここで、繊維性素材としては、麻、綿花、羊毛、パルプ等の天然性繊維や、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル等からなる合成繊維が使用される。そして、これらの核粒体の表面をベントナイト粉末、ポリビニルアルコール粉末等の被覆材で被覆することにより、排泄物の水分により濡れた部分を相互に接着させて塊状化させ、排泄物の処理を容易に行うことができるように工夫されている。
また、核粒体の吸水性を向上させるために、繊維性素材にアクリル酸・ビニルアルコール共重合体やアクリル酸ソーダ重合体等からなる高吸水・保水性樹脂を含有させる技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
上述したように、従来のペット用排泄物処理材では、核粒体の表面をベントナイト粉末、ポリビニルアルコール粉末等の被覆材で被覆しているが、ペット用排泄物処理材を使用する際に、被覆材であるベントナイト粉末、ポリビニルアルコール粉末等が粉状となって飛び散り、室内が汚れるばかりではなく、ペットの身体に付着してペット自身が汚れるおそれがあった。
また、高吸水・保水性樹脂は自然界における分解速度が遅く、高吸水・保水性樹脂を含んだペット用排泄物処理材を家庭ゴミとして廃棄した場合には、環境を汚染するおそれがあった。また、このようなペット用排泄物処理材を水洗トイレに流してしまった場合には、高吸水・保水性樹脂が膨潤し、配管等を詰まらせるおそれがあった。さらに、高吸水・保水性樹脂が微粉となって飛び散り、これを飼い主やペットが吸い込んだ場合には、体内において吸水・膨張して好ましくなく、特に肺内で膨張すると健康を損ねるおそれがあった。
また、従来のペット用排泄物処理材は、排泄物から発生する悪臭を処理するための措置が十分ではなく、室内に悪臭が充満し飼い主に不快な思いをさせるだけではなく、近隣住民に迷惑をかけるおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、飼い主およびペットの健康を害することなくペットの排泄物を適切に処理することができで、さらに環境汚染を引き起こすことがないペット用排泄物処理材を提供することを目的とする。
本発明のペット用排泄物処理材は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明のペット用排泄物処理材は、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体は、造粒促進剤としてメチルセルロースを添加してなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明のペット用排泄物処理材は、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体は、造粒促進剤としてメチルセルロースを添加してなることを特徴とするものである。
また、本発明のペット用排泄物処理材は、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体に、造粒促進剤としてメチルセルロースおよびベントナイトを添加してなることを特徴とするものである。
なお、造粒促進剤として使用するメチルセルロースには、カルボキシメチルセルロースを含むものとする。
前記核粒体に、造粒促進剤としてメチルセルロースおよびベントナイトを添加してなることを特徴とするものである。
なお、造粒促進剤として使用するメチルセルロースには、カルボキシメチルセルロースを含むものとする。
このように、本発明のペット用排泄物処理材では、造粒促進剤としてメチルセルロースを含んでいるため、吸水性に優れており、また粉塵が発生することがない。さらに、高吸水・保水性樹脂を含んでいないため、環境を汚染することがなく、また健康を害することもない。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記核粒体の主成分であるペーパースラッジは、古紙またはバージンパルプの廃棄物であることが好ましく、前記核粒体の主成分である廃棄石膏ボード紙は、住宅解体時に発生する石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取することが好ましい。
このように、ペーパースラッジとして、古紙またはバージンパルプの廃棄物を使用することにより、従来焼却処分等がなされていた製紙工場の廃棄物を有効利用することができる。また、住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から廃棄石膏ボード紙を採取することにより、従来焼却処分等がなされていたこれらの廃棄物を有効利用することができる。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記核粒体は、木炭、活性炭、腐植酸および石炭のうち少なくとも一種以上の炭化物を含むことが好ましい。
このように、核粒体に炭化物を含ませることにより、ペットの排泄物に含まれるアンモニア等の異臭発生物質を吸着し、悪臭の発生を効果的に抑制することができる。
このように、核粒体に炭化物を含ませることにより、ペットの排泄物に含まれるアンモニア等の異臭発生物質を吸着し、悪臭の発生を効果的に抑制することができる。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記核粒体における主成分であるペーパースッジまたは廃棄石膏ボード紙と前記炭化物の割合は、50:50〜95:5であることが好ましい。
このように、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙に対して所定の割合で炭化物を含有させることにより、さらに効果的に悪臭の発生を抑制することができる。
このように、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙に対して所定の割合で炭化物を含有させることにより、さらに効果的に悪臭の発生を抑制することができる。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記核粒体は、前記造粒促進剤を5〜20重量%含有してなることが好ましい。
このように、核粒体に対して造粒促進剤を所定の割合で含有させることにより、さらに効果的に造粒が促進されるとともに、粉塵の発生を防止することができる。
このように、核粒体に対して造粒促進剤を所定の割合で含有させることにより、さらに効果的に造粒が促進されるとともに、粉塵の発生を防止することができる。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記排泄物吸収材は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有してなることが好ましい。
このように、排泄物吸収材に対して木粉または紙粉を含有させることにより、全体の重量が軽くなり、運搬等に便利となる。また、木粉は製材工程における廃棄物であるおが屑の粉砕物であり、紙粉は製紙工程における廃棄物であるため、これらの廃棄物を有効利用することができる。また、排泄物吸収材に対して塩化マグネシウムを含有させることにより、排泄物吸収材のPHを適切に調整して、核粒体を均一に被覆することができる。また、排泄物吸収材に対してメチルセルロースを含有させることにより、排泄物吸収材の粘性を適切に調整して、核粒体を均一に被覆することができる。
また、前記ペット用排泄物処理材において、前記排泄物吸収材は、消臭剤、抗菌剤、および色素を含有してなることが好ましい。
このように、消臭剤を含有させることにより、さらに効果的に悪臭の発生を防止することができる。また、抗菌剤を含有させることにより、ペットの飼育環境を清潔なものとすることができる。また、色素を含有させることにより、飼育者およびペットの嗜好に合わせた品質の高いペット用排泄物処理材とすることができる。
このように、消臭剤を含有させることにより、さらに効果的に悪臭の発生を防止することができる。また、抗菌剤を含有させることにより、ペットの飼育環境を清潔なものとすることができる。また、色素を含有させることにより、飼育者およびペットの嗜好に合わせた品質の高いペット用排泄物処理材とすることができる。
本発明のペット用排泄物処理材は、吸水性に優れており、粉塵の発生もなく、さらに高吸水・保水性樹脂を含んでいないため、飼い主およびペットの健康を害することなくペットの排泄物を適切に処理することができで、さらに環境汚染を引き起こすことがない。
また、活性炭等の炭化物を含有させることにより、ペットの排泄物に含まれるアンモニア等の異臭発生物質を吸着し、悪臭の発生を効果的に抑制することができる。
また、活性炭等の炭化物を含有させることにより、ペットの排泄物に含まれるアンモニア等の異臭発生物質を吸着し、悪臭の発生を効果的に抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明のペット用排泄物処理材の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の断面図である。
本発明のペット用排泄物処理材は、図1に示すように、直径約3mm程度の核粒体1の表面を約1〜3mm程度の厚さの排泄物吸収材2で被覆し、全体の直径が約4〜6mm程度となるようにして形成されている。
本発明のペット用排泄物処理材は、図1に示すように、直径約3mm程度の核粒体1の表面を約1〜3mm程度の厚さの排泄物吸収材2で被覆し、全体の直径が約4〜6mm程度となるようにして形成されている。
なお、図1に示す例では、断面が略円形で、全体として球体となっているが、本発明のペット用排泄物処理材は、直径が約4〜6mm程度であれば長粒状等どのような形状であってもよい。
<核粒体>
核粒体1は、古紙またはバージンパルプの廃棄物からなるペーパースラッジ、あるいは住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取した廃棄石膏ボード紙を主成分としている。
核粒体1は、古紙またはバージンパルプの廃棄物からなるペーパースラッジ、あるいは住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取した廃棄石膏ボード紙を主成分としている。
ペーパースラッジは、50〜70重量%程度の水分を含んでいる。また、ペーパースラッジは、造粒性を向上させるため、特に繊維の短いものが好ましい。
また、廃棄石膏ボード紙は、20重量%程度の水分を含んでいる。また、廃棄石膏ボード紙は、吸水性の向上、重量の軽減のため、石膏の混合割合が少ないものが好ましい。
また、廃棄石膏ボード紙は、20重量%程度の水分を含んでいる。また、廃棄石膏ボード紙は、吸水性の向上、重量の軽減のため、石膏の混合割合が少ないものが好ましい。
核粒体1には、造粒促進剤としてメチルセルロース(またはカルボキシメチルセルロース)、およびこれにベントナイトを加えたものが添加されている。この造粒促進剤は、核粒体1に対して1〜20重量%含有させることが好ましい。
また、核粒体1には、消臭効果を高めるために、木炭、活性炭、腐植酸および石炭のうち少なくとも一種以上の炭化物を含ませることが好ましい。また、核粒体1における主成分であるペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙と炭化物の割合は、消臭効果を一層高めるために、50:50〜95:5であることが好ましい。また、核粒体1に対して炭化物を均一に分散させるために、炭化物の粒径は5mm程度以下であることが好ましい。
さらに、核粒体1には、木粉、紙粉等の他の材料を含有させてもよい。
さらに、核粒体1には、木粉、紙粉等の他の材料を含有させてもよい。
<排泄物吸収材>
排泄物吸収材2は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有している。さらに、これらの成分に加えてベントナイトを含有させてもよい。
排泄物吸収材2は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有している。さらに、これらの成分に加えてベントナイトを含有させてもよい。
木粉および紙粉は、全体の重量を軽くするための成分であり、核粒体1の主成分がペーパースラッジである場合には、排泄物吸収材2に対して20〜30重量%含有させることが好ましく、核粒体1の主成分が廃棄石膏ボード紙である場合には、排泄物吸収材2に対して30〜70重量%含有させることが好ましい。
塩化マグネシウムは、排泄物吸収材2のPHを適切に調整し、排泄物吸収材2の接着性を向上させるための成分であり、特にベントナイトを含有させた場合に有効な成分となる。この塩化マグネシウムは、排泄物吸収材2に対して0.5〜4重量%含有させることが好ましい。
メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースは、排泄物吸収材2の粘性を適切に調整して核粒体を均一に被覆するための成分で、排泄物吸収材2に対して1〜3重量%含有させることにより排泄物吸収材2が粉状となって飛散することを防止する。なお、排泄物吸収材2に対してメチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースを5重量%以上含有させると、粘性が高くなりすぎて好ましくない。
さらに、排泄物吸収材2には、消臭剤、抗菌剤、および色素を含有させることが好ましい。消臭剤を含有させることにより、さらに効果的に悪臭の発生を防止することができ、抗菌剤を含有させることにより、ペットの飼育環境を清潔なものとすることができ、色素を含有させることにより、飼育者およびペットの嗜好に合わせた品質の高いペット用排泄物処理材とすることができる。
消臭剤は、上述した炭化物、香水等を用いることができる。また、抗菌剤は、化学薬品、銀、銅、ヒノキ抽出液等どのようなものを用いてもよいが、人体およびペットに対して毒性を有しないものを用いる必要がある。色素は、天然色素、化学薬品等どのようなものを用いてもよいが、人体およびペットに対して毒性を有しないものを用いる必要がある。
<製造工程>
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の製造工程を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の製造工程を示す工程図である。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の製造工程を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の製造工程を示す工程図である。
本発明の実施形態に係るペット用排泄物処理材の製造工程は、図2に示すように、核粒体材料の計量工程(S1−1〜S1−5)、核粒体材料の混合工程(S2)、核粒体の造粒工程(S3)、コーティング材料(排泄物吸収材)の計量工程(S4)、核粒体のコーティング工程(S5)、乾燥工程(S6)、およびふるい分け工程(S7)からなる。
核粒体材料の計量工程では、添加物として木粉・紙粉を計量し(S1−1)、ペーパースラッジまたは廃棄石膏ボード紙と炭化物を50:50〜95:5となるように計量し(S1−2、S1−3)、メチルセルロース(またはカルボキシメチルセルロース)、およびベントナイトを1〜20重量%となるように計量し(S1−4)、必要に応じて水分調整を行うための水を計量する(S−5)。なお、添加物である木粉・紙粉は必ずしも必要ではない。
続いて、ミキサーを用いて核粒体材料を混合し(S2)、造粒機を用いて直径約3mm程度の核粒体を造粒する(S3)。
続いて、ミキサーを用いて核粒体材料を混合し(S2)、造粒機を用いて直径約3mm程度の核粒体を造粒する(S3)。
一方、コーティング材料(排泄物吸収材)として、木粉、紙粉、ベントナイト、メチルセルロース、および塩化マグネシウムを計量する(S4)。ここで、木粉、紙粉は、核粒体の主成分がペーパースラッジである場合には全体の20〜30重量%、核粒体の主成分が廃棄石膏ボード紙である場合には全体の30〜60重量%、メチルセルロース(またはカルボキシメチルセルロース)は全体の1〜3重量%、塩化マグネシウムは全体の0.5〜4重量%となるようにし、ベントナイトは必要に応じて適宜添加する。
続いて、ミキサーを用いて、核粒体の表面にコーティング材料を被覆し(S5)、ドライヤーあるいは流動層乾燥機を用いて、水分が10〜3重量%となるよう乾燥させる(S6)。
最後に、篩を用いて、製品の粒径が約2〜8mm程度となるようにふるい分けし(S7)、製品が完成する。
最後に、篩を用いて、製品の粒径が約2〜8mm程度となるようにふるい分けし(S7)、製品が完成する。
次に、核粒体および排泄物吸収材の重量等に関する具体的な実施例を説明する。
なお、以下の実施例および後に示す比較例において、被覆材とは排泄物吸収材のことをいう。
なお、以下の実施例および後に示す比較例において、被覆材とは排泄物吸収材のことをいう。
<核粒体の主成分としてペーパースラッジを使用した場合>
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、活性炭を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、活性炭を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材A−1]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−1を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−1を得た。
[被覆材B−1]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−1を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−1を得た。
[被覆材C−1]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−1を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−1を得た。
[被覆材D−1]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−1を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−1を得た。
[実施例1−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例1−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例1−1の製品を得た。
[実施例2−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例2−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例2−1の製品を得た。
[実施例3−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例3−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例3−1の製品を得た。
[実施例4−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例4−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例4−1の製品を得た。
<比較例a−1(活性炭なし)>
上記実施例との比較を行うため、比較例a−1(活性炭なし)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、木粉を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
上記実施例との比較を行うため、比較例a−1(活性炭なし)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、木粉を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材A−1]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−1を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−1を得た。
[被覆材B−1]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−1を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−1を得た。
[被覆材C−1]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−1を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−1を得た。
[被覆材D−1]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−1を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−1を得た。
[比較例1−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例1−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例1−1の製品を得た。
[比較例2−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例2−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例2−1の製品を得た。
[比較例3−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例3−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例3−1の製品を得た。
[比較例4−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例4−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例4−1の製品を得た。
<比較例b−1(活性炭入り)>
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例b−1(活性炭入り)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、活性炭を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例b−1(活性炭入り)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1600g、活性炭を300g、メチルセルロースを100g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を600g(600cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材E−1]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材E−1を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材E−1を得た。
[被覆材F−1]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材F−1を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材F−1を得た。
[比較例5−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材E−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例5−1を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材E−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例5−1を得た。
[比較例6−1]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例6−1の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;600gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例6−1の製品を得た。
<比較例c−1(従来製品)>
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例c−1(従来製品)を用意した。
[比較例7−1]
紙の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例c−1(従来製品)を用意した。
[比較例7−1]
紙の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
[比較例8−1]
木の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
木の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
[比較例9−1]
ベントナイトのみからなる猫砂
ベントナイトのみからなる猫砂
<比較結果>
上記実施例1−1〜実施例4−1の製品と、上記比較例1−1〜比較例9−1の製品とを用いて、見掛け比重、固まり重量、固まり強さ、アンモニア残留度、粉塵発生の各比較試験を行った。
上記実施例1−1〜実施例4−1の製品と、上記比較例1−1〜比較例9−1の製品とを用いて、見掛け比重、固まり重量、固まり強さ、アンモニア残留度、粉塵発生の各比較試験を行った。
見掛け比重の比較試験では、1000mlのメスシリンダに製品1000mlを投入して重量を計測し、見掛け比重を測定した。
固まり重量の比較試験では、食塩水20g(2%濃度)を製品に滴下し、30秒経過後に、得られた固まり品の固まり重量を測定した。
固まり重量の比較試験では、食塩水20g(2%濃度)を製品に滴下し、30秒経過後に、得られた固まり品の固まり重量を測定した。
固まり強さの比較試験では、固まり品を指で触り、固まり強さを測定した。
アンモニア残留度の試験では、300mlの三角フラスコに製品50gを投入してアンモニア液(濃度10%)を0.1cc滴下し、10分経過後に、アンモニア検知管を用いてアンモニア残留度を測定した。
アンモニア残留度の試験では、300mlの三角フラスコに製品50gを投入してアンモニア液(濃度10%)を0.1cc滴下し、10分経過後に、アンモニア検知管を用いてアンモニア残留度を測定した。
粉塵発生の比較試験では、製品200gを0.5メッシュの篩でふるい分けした際の粉塵の発生を目視で測定した。
比較結果を、下記表1に示す。
比較結果を、下記表1に示す。
上記表1から明らかなように、実施例1−1〜実施例4−1の製品は、見掛け比重、固まり重量がほぼ同様(比較例7−1は見掛け比重および固まり重量が若干小さく、比較例8−1は見掛け比重が若干小さい)となっているが、若干の例外を除いて、固まり強さ、アンモニア残留度、粉塵の発生において比較例1−1〜比較例8−1の製品よりも優れている。
また、実施例1−1〜実施例4−1の製品は、見掛け比重、固まり重量が異なるものの、アンモニア残留度、粉塵の発生において比較例9−1の製品よりも優れている。
具体的には、メチルセルロース、塩化マグネシウムを含有させると、固まり強さが強くなる傾向が見られる。また、活性炭を含有させないとアンモニア濃度が高くなり、メチルセルロースを含有させないと粉塵が出て固まり強さが弱くなるとともに固まり強さが弱くなる傾向が見られる。
具体的には、メチルセルロース、塩化マグネシウムを含有させると、固まり強さが強くなる傾向が見られる。また、活性炭を含有させないとアンモニア濃度が高くなり、メチルセルロースを含有させないと粉塵が出て固まり強さが弱くなるとともに固まり強さが弱くなる傾向が見られる。
したがって、実施例1−1〜実施例4−1の製品は、総合的に見て、比較例1−1〜比較例9−1の製品よりも格段に優れていると言える。
<核粒体の主成分として廃棄石膏ボード紙を使用した場合>
[核粒体]
廃棄石膏ボード紙(粒径5mm以下)を1000g、活性炭を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を1000g(1000cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[核粒体]
廃棄石膏ボード紙(粒径5mm以下)を1000g、活性炭を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を1000g(1000cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材A−2]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−2を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材A−2を得た。
[被覆材B−2]
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−2を得た。
紙粉(W−100)を700g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材B−2を得た。
[実施例1−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例1−2の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材A−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例1−2の製品を得た。
[実施例2−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例2−2の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材B−1;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、実施例2−2の製品を得た。
<比較例a−2(活性炭なし)>
上記実施例との比較を行うため、比較例a−2(活性炭なし)の製品を製造した。
[核粒体]
廃棄石膏ボード紙(粒度5mm以下)を1000g、木粉を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を1000g(1000cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
上記実施例との比較を行うため、比較例a−2(活性炭なし)の製品を製造した。
[核粒体]
廃棄石膏ボード紙(粒度5mm以下)を1000g、木粉を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を1000g(1000cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材C−2]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−2を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材C−2を得た。
[被覆材D−2]
紙粉(W−100)を500g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−2を得た。
紙粉(W−100)を500g、ベントナイトを300g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材D−2を得た。
[比較例1−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例1−2の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材C−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例1−2の製品を得た。
[比較例2−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例2−2の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材D−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例2−2の製品を得た。
<比較例b−2(廃棄石膏ボード紙なし)>
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例b−2(廃棄石膏ボード紙なし)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1000g、活性炭を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を200g(200cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例b−2(廃棄石膏ボード紙なし)の製品を製造した。
[核粒体]
ペーパースラッジ(水分50%含有)を1000g、活性炭を100g、メチルセルロースを20g計量し、小型ミキサーを用いて混合した後、水を200g(200cc)加えて湿品とし、小型前押造粒機を用いて直径約3mmのペレットに造粒し、核粒体を得た。
[被覆材E−2]
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材E−2を得た。
木粉(100メッシュ)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材E−2を得た。
[被覆材F−2]
紙粉(W−100)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材F−2を得た。
紙粉(W−100)を500g、ベントナイトを500g、メチルセルロースを10g、塩化マグネシウムを5g計量し、小型ミキサーを用いて混合し、被覆材F−2を得た。
[比較例3−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材E−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例3−2を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材E−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例3−2を得た。
[比較例4−2]
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材F−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例4−2の製品を得た。
上記核粒体500gをミキサーに投入し、被覆材F−2;300gを核粒体の表面にコーティングし、小型流動乾燥機を用いて乾燥し、比較例4−2の製品を得た。
<比較例c−2(従来製品)>
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例c−2(従来製品)を用意した。
[比較例5−2]
紙の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
同様に、上記実施例との比較を行うため、比較例c−2(従来製品)を用意した。
[比較例5−2]
紙の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
[比較例6−2]
木の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
木の猫砂
高吸水・保水性樹脂を含有し、ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
[比較例7−2]
紙の猫砂
ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
紙の猫砂
ノリ材(ベントナイト等)でコーティングしたもの。
<比較結果>
上記実施例1−2および実施例2−2の製品と、上記比較例1−2〜比較例7−2の製品とを用いて、見掛け比重、固まり重量、固まり強さ、アンモニア残留度、水中崩壊性、水中流動性の各比較試験を行った。
上記実施例1−2および実施例2−2の製品と、上記比較例1−2〜比較例7−2の製品とを用いて、見掛け比重、固まり重量、固まり強さ、アンモニア残留度、水中崩壊性、水中流動性の各比較試験を行った。
見掛け比重の比較試験では、1000mlのメスシリンダに製品1000mlを投入して重量を計測し、見掛け比重を測定した。
固まり重量の比較試験では、食塩水20g(2%濃度)を製品に滴下し、30秒経過後に、得られた固まり品の固まり重量を測定した。
固まり重量の比較試験では、食塩水20g(2%濃度)を製品に滴下し、30秒経過後に、得られた固まり品の固まり重量を測定した。
固まり強さの比較試験では、固まり品を指で触り、固まり強さを測定した。
アンモニア残留度の試験では、300mlの三角フラスコに製品50gを投入してアンモニア液(濃度10%)を0.1cc滴下し、10分経過後に、アンモニア検知管を用いてアンモニア残留度を測定した。
アンモニア残留度の試験では、300mlの三角フラスコに製品50gを投入してアンモニア液(濃度10%)を0.1cc滴下し、10分経過後に、アンモニア検知管を用いてアンモニア残留度を測定した。
水中崩壊性の比較試験では、80φ×19mmHのシャーレに水を10mmHの位置まで入れ、製品20粒を投入して、1時間経過後に粒の崩壊状態を目視するとともに指で粒を押して崩壊の状態を測定した。
水中流動性の比較試験では、80φ×19mmHのシャーレに水を10mmHの位置まで入れ、製品20粒を投入して、1時間経過後に粒の流動状態を目視して測定した。
比較結果を、下記表2に示す。
水中流動性の比較試験では、80φ×19mmHのシャーレに水を10mmHの位置まで入れ、製品20粒を投入して、1時間経過後に粒の流動状態を目視して測定した。
比較結果を、下記表2に示す。
上記表2から明らかなように、活性炭を含有した製品は明らかに消臭力があることが分かる。
また、実施例1−2および実施例2−2の製品は、核粒体に廃棄石膏ボード紙を含有させているため、核粒体にペーパースラッジを含有させた製品よりも水中崩壊性が良好である。
また、実施例1−2および実施例2−2の製品は、核粒体に廃棄石膏ボード紙を含有させているため、核粒体にペーパースラッジを含有させた製品よりも水中崩壊性が良好である。
また、実施例1−2および実施例2−2の製品は、コーティング材に高吸水・保水性樹脂を含まないため、ゲル化せず、水中でさらさらしてべとつかない。これに対して、比較例5−2〜比較例7−2の製品は、コーティング材に高吸水・保水性樹脂を含んでいるため、ゲル化して、水中でべとついてしまうとともに、粘りが強く崩れ難い。
また、実施例1−2および実施例2−2の製品は、比較例5−2〜比較例7−2の製品と比較してアンモニア消臭力が高い。
また、比較例7−2は、核粒体に高吸水・保水性樹脂を含んでいないため、全く固まらない。さらに、水中で崩壊しないが、水中でべとつくことはない。
また、比較例7−2は、核粒体に高吸水・保水性樹脂を含んでいないため、全く固まらない。さらに、水中で崩壊しないが、水中でべとつくことはない。
したがって、実施例1−2および実施例2−2の製品は、総合的に見て、比較例1−2〜比較例7−2の製品よりも格段に優れていると言える。
1 核粒体
2 排泄物吸収材
2 排泄物吸収材
Claims (11)
- ペーパースラッジを主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体は、造粒促進剤としてメチルセルロースを添加してなることを特徴とするペット用排泄物処理材。 - ペーパースラッジを主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体に、造粒促進剤としてメチルセルロースおよびベントナイトを添加してなることを特徴とするペット用排泄物処理材。 - 前記核粒体の主成分であるペーパースラッジは、古紙またはバージンパルプの廃棄物であることを特徴とする請求項1または2記載のペット用排泄物処理材。
- 廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体は、造粒促進剤としてメチルセルロースを添加してなることを特徴とするペット用排泄物処理材。 - 廃棄石膏ボード紙を主成分とする核粒体の表面を排泄物吸収材で被覆したペット用排泄物処理材であって、
前記核粒体に、造粒促進剤としてメチルセルロースおよびベントナイトを添加してなることを特徴とするペット用排泄物処理材。 - 前記核粒体の主成分である廃棄石膏ボード紙は、住宅解体時に発生する廃棄石膏ボードまたは石膏ボードの廃棄物から採取することを特徴とする請求項4または5記載のペット用排泄物処理材。
- 前記核粒体は、木炭、活性炭、腐植酸および石炭のうち少なくとも一種以上の炭化物を含むことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載のペット用排泄物処理材。
- 前記核粒体における主成分と前記炭化物の割合は、50:50〜95:5であることを特徴とする請求項7記載のペット用排泄物処理材。
- 前記核粒体は、前記造粒促進剤を1〜20重量%含有してなることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載のペット用排泄物処理材。
- 前記排泄物吸収材は、木粉および紙粉の少なくとも一方、塩化マグネシウム、およびメチルセルロースを含有してなることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載のペット用排泄物処理材。
- 前記排泄物吸収材は、消臭剤、抗菌剤、および色素を含有してなることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項記載のペット用排泄物処理材。
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