JP2002238218A - 摺動接点スイッチ機構及びモータ - Google Patents
摺動接点スイッチ機構及びモータInfo
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- JP2002238218A JP2002238218A JP2001033956A JP2001033956A JP2002238218A JP 2002238218 A JP2002238218 A JP 2002238218A JP 2001033956 A JP2001033956 A JP 2001033956A JP 2001033956 A JP2001033956 A JP 2001033956A JP 2002238218 A JP2002238218 A JP 2002238218A
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】固定接点部材の接触部がズレ難く、検出精度の
悪化を防止することができる摺動接点スイッチ機構及
び、その機構を備えたモータを提供する。 【解決手段】モータは、回転力を発生するモータ本体
と、モータ本体の回転力を伝達するウォームホイールを
収容するギヤハウジング及びギヤカバー13と、所定の
パターンを有しウォームホイールと一体回転可能に設け
られる可動接点と、ギヤカバー13に支持部21a〜2
3aが支持され、該支持部21a〜23aから延びたレ
バー部21b〜23bの先端に形成された接触部21c
〜23cが可動接点と摺接可能に当接された第1〜第3
固定接点部材21〜23とを備える。支持部21a〜2
3aは接触部21c〜23cより可動接点の進行方向側
に配置される。そして、接触部21c〜23c及び支持
部21a〜23aの位置は、該接触部21c〜23cの
角度位置におけるウォームホイールの接線方向と平行な
一直線上に設定される。
悪化を防止することができる摺動接点スイッチ機構及
び、その機構を備えたモータを提供する。 【解決手段】モータは、回転力を発生するモータ本体
と、モータ本体の回転力を伝達するウォームホイールを
収容するギヤハウジング及びギヤカバー13と、所定の
パターンを有しウォームホイールと一体回転可能に設け
られる可動接点と、ギヤカバー13に支持部21a〜2
3aが支持され、該支持部21a〜23aから延びたレ
バー部21b〜23bの先端に形成された接触部21c
〜23cが可動接点と摺接可能に当接された第1〜第3
固定接点部材21〜23とを備える。支持部21a〜2
3aは接触部21c〜23cより可動接点の進行方向側
に配置される。そして、接触部21c〜23c及び支持
部21a〜23aの位置は、該接触部21c〜23cの
角度位置におけるウォームホイールの接線方向と平行な
一直線上に設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転位置検出器等
の摺動接点スイッチ機構、及びその機構を備えたモータ
に関する。
の摺動接点スイッチ機構、及びその機構を備えたモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用ワイパ装置に用いられるモ
ータとしては、回転位置検出器としての摺動接点スイッ
チ機構を備えたものがある。このようなモータとして
は、モータ本体と、モータ本体の回転力を伝達するウォ
ームホイールを収容するギヤケースと、ウォームホイー
ルと一体回転する所定のパターンを有する可動接点(導
体)と、ギヤケースに固定される固定接点部材(導体)
とを備えたものがある。固定接点部材は、ギヤケースに
支持される支持部と、支持部から可動接点側に斜めに延
びるレバー部と、レバー部の先端に形成され可動接点と
摺接可能に当接される接触部とを備えている。この固定
接点部材は、モータを制御する回転位置信号の数に応じ
て所定間隔を有して複数並設される。そして、固定接点
部材は、外部コネクタが接続される外部コネクタ接続部
に接続されている。
ータとしては、回転位置検出器としての摺動接点スイッ
チ機構を備えたものがある。このようなモータとして
は、モータ本体と、モータ本体の回転力を伝達するウォ
ームホイールを収容するギヤケースと、ウォームホイー
ルと一体回転する所定のパターンを有する可動接点(導
体)と、ギヤケースに固定される固定接点部材(導体)
とを備えたものがある。固定接点部材は、ギヤケースに
支持される支持部と、支持部から可動接点側に斜めに延
びるレバー部と、レバー部の先端に形成され可動接点と
摺接可能に当接される接触部とを備えている。この固定
接点部材は、モータを制御する回転位置信号の数に応じ
て所定間隔を有して複数並設される。そして、固定接点
部材は、外部コネクタが接続される外部コネクタ接続部
に接続されている。
【0003】このように構成されたモータでは、モータ
本体が駆動され、ウォームホイールと共に可動接点が回
転すると、固定接点が所定のパターンを有する可動接点
と接触/非接触することから外部コネクタを介して制御
装置にて回転位置信号が検出可能となる。
本体が駆動され、ウォームホイールと共に可動接点が回
転すると、固定接点が所定のパターンを有する可動接点
と接触/非接触することから外部コネクタを介して制御
装置にて回転位置信号が検出可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なモータでは、モータ本体等の他の部材がある方向に外
部コネクタ接続部を配置することは外部コネクタの接続
作業性を考慮すると好ましくない。又、モータが搭載さ
れる例えば車両の配置スペースに応じるために外部コネ
クタが接続される方向が略決定される。これらのことか
ら、外部コネクタ接続部を配置する方向に設計上の制約
がある。
なモータでは、モータ本体等の他の部材がある方向に外
部コネクタ接続部を配置することは外部コネクタの接続
作業性を考慮すると好ましくない。又、モータが搭載さ
れる例えば車両の配置スペースに応じるために外部コネ
クタが接続される方向が略決定される。これらのことか
ら、外部コネクタ接続部を配置する方向に設計上の制約
がある。
【0005】これにより、上記のようなモータでは、固
定接点部材の接触部を支持部より可動接点の進行方向側
に配置できずに、支持部が接触部より可動接点の進行方
向側に配置されてしまうことがある。すると、支持部が
接触部の位置における前記回転体の接線方向にない場合
で、接触部が可動接点に摺接するとき、特に接触部が可
動接点に非接触から接触するときの微小な段差により、
固定接点部材(レバー部)は捩じれの力を受けてしま
う。よって、この捩じれ力が支持部を軸にレバー部を半
径とした回転モーメントとして作用し接触部の位置がズ
レてしまう。このことは、固定接点部材による可動接点
の検出精度の低下や、接触部の接触不良や、隣り合う固
定接点部材同士の短絡の原因となる。
定接点部材の接触部を支持部より可動接点の進行方向側
に配置できずに、支持部が接触部より可動接点の進行方
向側に配置されてしまうことがある。すると、支持部が
接触部の位置における前記回転体の接線方向にない場合
で、接触部が可動接点に摺接するとき、特に接触部が可
動接点に非接触から接触するときの微小な段差により、
固定接点部材(レバー部)は捩じれの力を受けてしま
う。よって、この捩じれ力が支持部を軸にレバー部を半
径とした回転モーメントとして作用し接触部の位置がズ
レてしまう。このことは、固定接点部材による可動接点
の検出精度の低下や、接触部の接触不良や、隣り合う固
定接点部材同士の短絡の原因となる。
【0006】本発明の目的は、固定接点部材の接触部が
ズレ難く、検出精度の悪化を防止することができる摺動
接点スイッチ機構及び、その機構を備えたモータを提供
することにある。
ズレ難く、検出精度の悪化を防止することができる摺動
接点スイッチ機構及び、その機構を備えたモータを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケースと、前記ケースに回転可能に支持された回転
体と、所定のパターンを有し前記回転体と共に回転する
可動接点と、前記ケースに支持部が支持され、該支持部
から延びたレバー部の先端に形成された接触部が前記可
動接点と摺接可能に当接された固定接点部材とを備え、
前記支持部が前記接触部より前記可動接点の進行方向側
に配置された摺動接点スイッチ機構において、前記接触
部及び前記支持部の位置を、該接触部の角度位置におけ
る前記回転体の接線方向と平行な一直線上に設定した。
は、ケースと、前記ケースに回転可能に支持された回転
体と、所定のパターンを有し前記回転体と共に回転する
可動接点と、前記ケースに支持部が支持され、該支持部
から延びたレバー部の先端に形成された接触部が前記可
動接点と摺接可能に当接された固定接点部材とを備え、
前記支持部が前記接触部より前記可動接点の進行方向側
に配置された摺動接点スイッチ機構において、前記接触
部及び前記支持部の位置を、該接触部の角度位置におけ
る前記回転体の接線方向と平行な一直線上に設定した。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の摺動接点スイッチ機構において、前記固定接点部材に
は、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部が一
体で形成された。
の摺動接点スイッチ機構において、前記固定接点部材に
は、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部が一
体で形成された。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の摺動接点スイッチ機構において、前記固定接点
部材は、所定間隔を有して複数並設された。請求項4に
記載の発明は、回転力を発生するモータ本体と、前記モ
ータ本体の回転力を伝達する伝達回転体を収容するギヤ
ケースと、所定のパターンを有し前記伝達回転体と共に
回転する可動接点と、前記ギヤケースに支持部が支持さ
れ、該支持部から延びたレバー部の先端に形成された接
触部が前記可動接点と摺接可能に当接された固定接点部
材とを備え、前記支持部が前記接触部より前記可動接点
の進行方向側に配置されたモータにおいて、前記接触部
及び前記支持部の位置を、該接触部の角度位置における
前記伝達回転体の接線方向と平行な一直線上に設定し
た。
に記載の摺動接点スイッチ機構において、前記固定接点
部材は、所定間隔を有して複数並設された。請求項4に
記載の発明は、回転力を発生するモータ本体と、前記モ
ータ本体の回転力を伝達する伝達回転体を収容するギヤ
ケースと、所定のパターンを有し前記伝達回転体と共に
回転する可動接点と、前記ギヤケースに支持部が支持さ
れ、該支持部から延びたレバー部の先端に形成された接
触部が前記可動接点と摺接可能に当接された固定接点部
材とを備え、前記支持部が前記接触部より前記可動接点
の進行方向側に配置されたモータにおいて、前記接触部
及び前記支持部の位置を、該接触部の角度位置における
前記伝達回転体の接線方向と平行な一直線上に設定し
た。
【0010】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
支持部が接触部より可動接点の進行方向側に配置されて
も、接触部及び支持部の位置が、該接触部の角度位置に
おける回転体の接線方向と平行な一直線上に設定される
ため、接触部の摺動抵抗が、支持部を軸にレバー部を半
径とした回転モーメントとして作用せず、固定接点部材
が捩じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材の
接触部がズレ難く、検出精度の悪化を防止することがで
きる。
支持部が接触部より可動接点の進行方向側に配置されて
も、接触部及び支持部の位置が、該接触部の角度位置に
おける回転体の接線方向と平行な一直線上に設定される
ため、接触部の摺動抵抗が、支持部を軸にレバー部を半
径とした回転モーメントとして作用せず、固定接点部材
が捩じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材の
接触部がズレ難く、検出精度の悪化を防止することがで
きる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、前記固定
接点部材には、外部コネクタに接続される外部コネクタ
接続部が一体で形成されるため、固定接点部材と外部コ
ネクタ接続部が別構成のものに比べてその部品点数が少
なくなる。又、その接続作業が不要となり、組付け工数
が少なくなる。
接点部材には、外部コネクタに接続される外部コネクタ
接続部が一体で形成されるため、固定接点部材と外部コ
ネクタ接続部が別構成のものに比べてその部品点数が少
なくなる。又、その接続作業が不要となり、組付け工数
が少なくなる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、前記固定
接点部材は、所定間隔を有して複数並設されるが、接触
部の摺接時に固定接点部材が捩じれの力を受け難いた
め、隣り合う固定接点部材が互いに接触し難くなる。
接点部材は、所定間隔を有して複数並設されるが、接触
部の摺接時に固定接点部材が捩じれの力を受け難いた
め、隣り合う固定接点部材が互いに接触し難くなる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、支持部が
接触部より可動接点の進行方向側に配置されても、接触
部及び支持部の位置が、該接触部の角度位置における伝
達回転体の接線方向と平行な一直線上に設定されるた
め、接触部の摺動抵抗が、支持部を軸にレバー部を半径
とした回転モーメントとして作用せず、固定接点部材が
捩じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材の接
触部がズレ難く、検出精度の悪化を防止することができ
る。
接触部より可動接点の進行方向側に配置されても、接触
部及び支持部の位置が、該接触部の角度位置における伝
達回転体の接線方向と平行な一直線上に設定されるた
め、接触部の摺動抵抗が、支持部を軸にレバー部を半径
とした回転モーメントとして作用せず、固定接点部材が
捩じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材の接
触部がズレ難く、検出精度の悪化を防止することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用ワイパ装置
のワイパ用モータに具体化した一実施形態を図1〜図7
に従って説明する。
のワイパ用モータに具体化した一実施形態を図1〜図7
に従って説明する。
【0015】図6に示すように、モータ1は、モータ本
体2と減速部3とを備えている。モータ本体2は、一端
開放の略有底円筒形状のヨークハウジング(以下、単に
ヨークという)4と、該ヨーク4の内周面に固定される
複数のマグネット5と、同ヨーク4内に収容されるロー
タ(回転子)6とを備えている。ロータ6は回転軸7を
有し、ヨーク4の開口部から突出する回転軸7の先端側
には、ウォーム8が形成されている。
体2と減速部3とを備えている。モータ本体2は、一端
開放の略有底円筒形状のヨークハウジング(以下、単に
ヨークという)4と、該ヨーク4の内周面に固定される
複数のマグネット5と、同ヨーク4内に収容されるロー
タ(回転子)6とを備えている。ロータ6は回転軸7を
有し、ヨーク4の開口部から突出する回転軸7の先端側
には、ウォーム8が形成されている。
【0016】減速部3は、ギヤハウジング11と、回転
体及び伝達回転体としてのウォームホイール12と、ギ
ヤカバー13とを備えている。尚、本実施の形態では、
ギヤハウジング11とギヤカバー13がケース及びギヤ
ケースを構成している。ギヤハウジング11には、前記
ウォーム8を収容する略筒形状のウォーム収容凹部と、
ウォーム収容凹部の軸線方向中央部と連通するホイール
収容凹部が形成され、該ホイール収容凹部内には前記ウ
ォーム8に噛合されたウォームホイール12が収容され
ている。ギヤカバー13のホイール収容凹部内には、ウ
ォームホイール12の一端側に対向して(ホイール収容
凹部の開口部側に)略円盤形状の一体回転体14(図5
参照)が回転自在に設けられており、その一体回転体1
4は、ウォームホイール12の前記一端側に突出形成さ
れた突起に係合してウォームホイール12に連動して回
転する。そして、一体回転体14の一平面14a(図4
参照)上には、所定のパターンを有し回転位置検出器の
一部を構成する可動接点(導体)15(図5中、破線で
示す)が固着されている。尚、ウォームホイール12の
図示しない出力軸は、一体回転体14の反対側でギヤハ
ウジング11の外部に突出している。そして、ウォーム
ホイールの出力軸は図示しないリンク機構等を介してワ
イパアーム(ワイパブレード)に連結されている。
体及び伝達回転体としてのウォームホイール12と、ギ
ヤカバー13とを備えている。尚、本実施の形態では、
ギヤハウジング11とギヤカバー13がケース及びギヤ
ケースを構成している。ギヤハウジング11には、前記
ウォーム8を収容する略筒形状のウォーム収容凹部と、
ウォーム収容凹部の軸線方向中央部と連通するホイール
収容凹部が形成され、該ホイール収容凹部内には前記ウ
ォーム8に噛合されたウォームホイール12が収容され
ている。ギヤカバー13のホイール収容凹部内には、ウ
ォームホイール12の一端側に対向して(ホイール収容
凹部の開口部側に)略円盤形状の一体回転体14(図5
参照)が回転自在に設けられており、その一体回転体1
4は、ウォームホイール12の前記一端側に突出形成さ
れた突起に係合してウォームホイール12に連動して回
転する。そして、一体回転体14の一平面14a(図4
参照)上には、所定のパターンを有し回転位置検出器の
一部を構成する可動接点(導体)15(図5中、破線で
示す)が固着されている。尚、ウォームホイール12の
図示しない出力軸は、一体回転体14の反対側でギヤハ
ウジング11の外部に突出している。そして、ウォーム
ホイールの出力軸は図示しないリンク機構等を介してワ
イパアーム(ワイパブレード)に連結されている。
【0017】ギヤカバー13は、樹脂材料よりなり、略
板形状に形成され、ギヤハウジング11のホイール収容
凹部の開口部を閉塞するようにギヤハウジング11に装
着される。
板形状に形成され、ギヤハウジング11のホイール収容
凹部の開口部を閉塞するようにギヤハウジング11に装
着される。
【0018】ギヤカバー13には、回転位置検出器の一
部を構成する第1〜第3固定接点部材21〜23が固定
されている。詳述すると、ギヤカバー13には、図1、
図2及び図6に示すように、コネクタ部13aが一体形
成されている。コネクタ部13aは、ギヤカバー13に
おいてウォーム8の先端部近傍に配置され、モータ本体
2の反対方向に延び、その先端が開口して形成されてい
る。そして、ギヤカバー13には、図2に示すように、
ウォームホイール12側(図1参照)からコネクタ部1
3aの内部に連通する通し孔13bが形成されている。
通し孔13bのコネクタ部13a側の開口部には、その
開口部を大きくするように凹部13cが形成されてい
る。又、ギヤカバー13のウォームホイール12側の前
記通し孔13b近傍には、該通し孔13bが形成されて
いる方向に直交して突出する突出部13dが形成されて
いる。この通し孔13b及び突出部13dは、それぞれ
3つずつ平行に並設されている。
部を構成する第1〜第3固定接点部材21〜23が固定
されている。詳述すると、ギヤカバー13には、図1、
図2及び図6に示すように、コネクタ部13aが一体形
成されている。コネクタ部13aは、ギヤカバー13に
おいてウォーム8の先端部近傍に配置され、モータ本体
2の反対方向に延び、その先端が開口して形成されてい
る。そして、ギヤカバー13には、図2に示すように、
ウォームホイール12側(図1参照)からコネクタ部1
3aの内部に連通する通し孔13bが形成されている。
通し孔13bのコネクタ部13a側の開口部には、その
開口部を大きくするように凹部13cが形成されてい
る。又、ギヤカバー13のウォームホイール12側の前
記通し孔13b近傍には、該通し孔13bが形成されて
いる方向に直交して突出する突出部13dが形成されて
いる。この通し孔13b及び突出部13dは、それぞれ
3つずつ平行に並設されている。
【0019】第1〜第3固定接点部材21〜23は、図
1〜図3に示すように、板状導電板よりなり、支持部2
1a〜23aと、レバー部21b〜23bと、接触部2
1c〜23cと、延設部21d〜23dと、外部コネク
タ接続部21e〜23eとからなる。支持部21a〜2
3aは平坦に形成され、その中央に支持孔21f〜23
fが形成されている。レバー部21b〜23bは、弾性
を有するように支持部21a〜23aから一体回転体1
4に向けて斜めに延びて形成されている。接触部21c
〜23cは、レバー部21b〜23bの先端に半球状に
張り出されて形成されている。延設部21d〜23d
は、支持部21a〜23aからレバー部21b〜23b
の反対側に延びて形成されている。延設部21d〜23
dの中間部には、切り起こされた返し爪21g〜23g
が形成されている。外部コネクタ接続部21e〜23e
は、延設部21d〜23dから板幅を狭くして更に延び
て形成されている。
1〜図3に示すように、板状導電板よりなり、支持部2
1a〜23aと、レバー部21b〜23bと、接触部2
1c〜23cと、延設部21d〜23dと、外部コネク
タ接続部21e〜23eとからなる。支持部21a〜2
3aは平坦に形成され、その中央に支持孔21f〜23
fが形成されている。レバー部21b〜23bは、弾性
を有するように支持部21a〜23aから一体回転体1
4に向けて斜めに延びて形成されている。接触部21c
〜23cは、レバー部21b〜23bの先端に半球状に
張り出されて形成されている。延設部21d〜23d
は、支持部21a〜23aからレバー部21b〜23b
の反対側に延びて形成されている。延設部21d〜23
dの中間部には、切り起こされた返し爪21g〜23g
が形成されている。外部コネクタ接続部21e〜23e
は、延設部21d〜23dから板幅を狭くして更に延び
て形成されている。
【0020】そして、第1〜第3固定接点部材21〜2
3は、延設部21d〜23dが前記通し孔13b内に配
置され、支持孔21f〜23fに突出部13dが嵌合さ
れ、更に返し爪21g〜23gが凹部13cと係合する
ことでギヤカバー13に固定されている。尚、このと
き、図2に示すように、レバー部21b〜23bは、ウ
ォームホイール12側に斜めに延び、外部コネクタ接続
部21e〜23eは、コネクタ部13a内に突出する。
そして、ギヤカバー13がギヤハウジング11に装着さ
れた状態で、第1〜第3固定接点部材21〜23の接触
部21c〜23cは、図4に示すように、一体回転体1
4の一平面14a又は可動接点15に押圧接触される。
尚、本実施の形態では、ギヤケース(ギヤハウジング1
1、ギヤカバー13)、ウォームホイール12、一体回
転体14、可動接点15、第1〜第3固定接点部材21
〜23が摺動接点スイッチ機構を構成している。
3は、延設部21d〜23dが前記通し孔13b内に配
置され、支持孔21f〜23fに突出部13dが嵌合さ
れ、更に返し爪21g〜23gが凹部13cと係合する
ことでギヤカバー13に固定されている。尚、このと
き、図2に示すように、レバー部21b〜23bは、ウ
ォームホイール12側に斜めに延び、外部コネクタ接続
部21e〜23eは、コネクタ部13a内に突出する。
そして、ギヤカバー13がギヤハウジング11に装着さ
れた状態で、第1〜第3固定接点部材21〜23の接触
部21c〜23cは、図4に示すように、一体回転体1
4の一平面14a又は可動接点15に押圧接触される。
尚、本実施の形態では、ギヤケース(ギヤハウジング1
1、ギヤカバー13)、ウォームホイール12、一体回
転体14、可動接点15、第1〜第3固定接点部材21
〜23が摺動接点スイッチ機構を構成している。
【0021】ここで、接触部21c〜23c及び支持部
21a〜23a(支持孔21f〜23f)の位置は、該
接触部21c〜23cの角度位置におけるウォームホイ
ール12(一体回転体14)の接線方向と平行な一直線
上に設定されている。詳述すると、図1に示すように、
各接触部21c〜23cは、ウォームホイール12(一
体回転体14)の所定角度位置において径方向に並んで
配置されている。言い換えると、各接触部21c〜23
cは、ウォームホイール12(一体回転体14)の回転
中心Pを通る線分L上に並設されている。そして、各支
持部21a〜23a(支持孔21f〜23f)は、接触
部21c〜23cから前記線分Lの直交方向に配置され
ている。
21a〜23a(支持孔21f〜23f)の位置は、該
接触部21c〜23cの角度位置におけるウォームホイ
ール12(一体回転体14)の接線方向と平行な一直線
上に設定されている。詳述すると、図1に示すように、
各接触部21c〜23cは、ウォームホイール12(一
体回転体14)の所定角度位置において径方向に並んで
配置されている。言い換えると、各接触部21c〜23
cは、ウォームホイール12(一体回転体14)の回転
中心Pを通る線分L上に並設されている。そして、各支
持部21a〜23a(支持孔21f〜23f)は、接触
部21c〜23cから前記線分Lの直交方向に配置され
ている。
【0022】尚、前記コネクタ部13a内には、モータ
本体2内に設けられた低速用及び高速用ブラシB1,B
2及びグランド用ブラシB3(図7参照)にそれぞれ接
続された図示しない給電ターミナルが前記外部コネクタ
接続部21e〜23eと同様に突出して保持されてい
る。
本体2内に設けられた低速用及び高速用ブラシB1,B
2及びグランド用ブラシB3(図7参照)にそれぞれ接
続された図示しない給電ターミナルが前記外部コネクタ
接続部21e〜23eと同様に突出して保持されてい
る。
【0023】そして、上記モータ1のコネクタ部13a
(外部コネクタ接続部21e〜23e、給電ターミナ
ル)には、制御装置である切換スイッチ31(図7参
照)に接続された外部コネクタ(そのターミナル)が装
着される。
(外部コネクタ接続部21e〜23e、給電ターミナ
ル)には、制御装置である切換スイッチ31(図7参
照)に接続された外部コネクタ(そのターミナル)が装
着される。
【0024】次に、上記モータ1の電気的な配線を図7
に従って説明する。第1固定接点部材21の外部コネク
タ接続部21eは、グランドに接続されている。又、グ
ランド用ブラシB3は、サーキットブレーカSを介して
グランドに接続されている。第3固定接点部材23の外
部コネクタ接続部23eは、電源E(車両のバッテリ)
に接続されている。
に従って説明する。第1固定接点部材21の外部コネク
タ接続部21eは、グランドに接続されている。又、グ
ランド用ブラシB3は、サーキットブレーカSを介して
グランドに接続されている。第3固定接点部材23の外
部コネクタ接続部23eは、電源E(車両のバッテリ)
に接続されている。
【0025】そして、第2及び第3固定接点部材22,
23の外部コネクタ接続部22e,23e、低速用及び
高速用ブラシB1,B2は、切換スイッチ31に接続さ
れている。
23の外部コネクタ接続部22e,23e、低速用及び
高速用ブラシB1,B2は、切換スイッチ31に接続さ
れている。
【0026】切換スイッチ31は、モータ1を停止させ
るための停止位置P1と、モータ1を低速で作動させる
ための低速位置P2と、モータ1を高速で作動させるた
めの高速位置P3とを有する。そして、切換スイッチ3
1は、停止位置P1においては、低速用ブラシB1と、
外部コネクタ接続部22e(第2固定接点部材22)を
接続する。又、切換スイッチ31は、低速位置P2にお
いては、低速用ブラシB1を電源Eに接続するとともに
外部コネクタ接続部23e(第3固定接点部材23)に
接続する。又、切換スイッチ31は、高速位置P3にお
いては、高速用ブラシB2を電源Eに接続するとともに
外部コネクタ接続部23e(第3固定接点部材23)に
接続する。
るための停止位置P1と、モータ1を低速で作動させる
ための低速位置P2と、モータ1を高速で作動させるた
めの高速位置P3とを有する。そして、切換スイッチ3
1は、停止位置P1においては、低速用ブラシB1と、
外部コネクタ接続部22e(第2固定接点部材22)を
接続する。又、切換スイッチ31は、低速位置P2にお
いては、低速用ブラシB1を電源Eに接続するとともに
外部コネクタ接続部23e(第3固定接点部材23)に
接続する。又、切換スイッチ31は、高速位置P3にお
いては、高速用ブラシB2を電源Eに接続するとともに
外部コネクタ接続部23e(第3固定接点部材23)に
接続する。
【0027】このように構成されたモータ1では、切換
スイッチ31が低速位置P2に切換えられると、低速用
ブラシB1が電源Eに接続されるため、モータ1は低速
で作動する。尚、本実施の形態のモータ1は、ウォーム
ホイール12及び一体回転体14が、図5において、反
時計回り方向(矢印X方向)に回転するようになってい
る。よって、リンク機構等を介してワイパアーム(ワイ
パブレード)が低速で払拭動作される。
スイッチ31が低速位置P2に切換えられると、低速用
ブラシB1が電源Eに接続されるため、モータ1は低速
で作動する。尚、本実施の形態のモータ1は、ウォーム
ホイール12及び一体回転体14が、図5において、反
時計回り方向(矢印X方向)に回転するようになってい
る。よって、リンク機構等を介してワイパアーム(ワイ
パブレード)が低速で払拭動作される。
【0028】又、切換スイッチ31が高速位置P3に切
換えられると、高速用ブラシB2が電源Eに接続される
ため、モータ1は高速で作動する。よって、リンク機構
等を介してワイパアーム(ワイパブレード)が高速で払
拭動作される。
換えられると、高速用ブラシB2が電源Eに接続される
ため、モータ1は高速で作動する。よって、リンク機構
等を介してワイパアーム(ワイパブレード)が高速で払
拭動作される。
【0029】そして、切換スイッチ31が低速位置P2
又は高速位置P3から停止位置P1に切換えられると、
低速用ブラシB1と第2固定接点部材22の接触部22
cとが接続される。このとき、可動接点15(ウォーム
ホイール12)が、図5に示すような所定角度位置にあ
ると、低速用ブラシB1に接続された接触部22cは、
第1固定接点部材21(接触部21c)を介してグラン
ド用ブラシB3及びグランドに接続されるため、モータ
1は停止する。又、このとき、可動接点15(ウォーム
ホイール12)が、図5に示すような所定角度位置にな
く、可動接点15が接触部22c,23cを接続する位
置にあると、低速用ブラシB1は電源Eに接続される。
よって、モータ1は低速で作動する。そして、可動接点
15(ウォームホイール12)が、図5に示すような所
定角度位置まで回転すると、低速用ブラシB1に接続さ
れた接触部22cは、第1固定接点部材21(接触部2
1c)を介してグランド用ブラシB3及びグランドに接
続されるため、モータ1は停止する。尚、可動接点15
(ウォームホイール12)が、図5に示すような所定角
度位置にあるとき、ワイパアーム(ワイパブレード)
は、フロントウインドの下端に沿った停止位置となるよ
うに設定されている。よって、切換スイッチ31を低速
位置P2又は高速位置P3から停止位置P1に切換える
と、ワイパアーム(ワイパブレード)は、フロントウイ
ンドの下端に沿った停止位置まで移動してから自動的に
停止する。
又は高速位置P3から停止位置P1に切換えられると、
低速用ブラシB1と第2固定接点部材22の接触部22
cとが接続される。このとき、可動接点15(ウォーム
ホイール12)が、図5に示すような所定角度位置にあ
ると、低速用ブラシB1に接続された接触部22cは、
第1固定接点部材21(接触部21c)を介してグラン
ド用ブラシB3及びグランドに接続されるため、モータ
1は停止する。又、このとき、可動接点15(ウォーム
ホイール12)が、図5に示すような所定角度位置にな
く、可動接点15が接触部22c,23cを接続する位
置にあると、低速用ブラシB1は電源Eに接続される。
よって、モータ1は低速で作動する。そして、可動接点
15(ウォームホイール12)が、図5に示すような所
定角度位置まで回転すると、低速用ブラシB1に接続さ
れた接触部22cは、第1固定接点部材21(接触部2
1c)を介してグランド用ブラシB3及びグランドに接
続されるため、モータ1は停止する。尚、可動接点15
(ウォームホイール12)が、図5に示すような所定角
度位置にあるとき、ワイパアーム(ワイパブレード)
は、フロントウインドの下端に沿った停止位置となるよ
うに設定されている。よって、切換スイッチ31を低速
位置P2又は高速位置P3から停止位置P1に切換える
と、ワイパアーム(ワイパブレード)は、フロントウイ
ンドの下端に沿った停止位置まで移動してから自動的に
停止する。
【0030】次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果
を以下に記載する。 (1)支持部21a〜23a(支持孔21f〜23f)
が接触部21c〜23cより可動接点15の進行方向
(矢印X方向)側に配置されても、接触部21c〜23
c及び支持部21a〜23aの位置が、該接触部21c
〜23cの角度位置におけるウォームホイール12(一
体回転体14)の接線方向と平行な一直線上に設定され
るため、接触部21c〜23cの摺接時に第1〜第3固
定接点部材21〜23(レバー部21b〜23b)が捩
じれの力を受け難くなる。よって、第1〜第3固定接点
部材21〜23が変形し難くなる。その結果、第1〜第
3固定接点部材21〜23(レバー部21b〜23b)
の曲げ強度を小さくすることができ、その板厚や板幅を
小さくすることができる。これにより、接触圧力を小さ
くでき、摺動抵抗も小さくすることができる。また、捩
じれ力による接触位置のズレをも防止でき、検出精度の
悪化を防止することができる。
を以下に記載する。 (1)支持部21a〜23a(支持孔21f〜23f)
が接触部21c〜23cより可動接点15の進行方向
(矢印X方向)側に配置されても、接触部21c〜23
c及び支持部21a〜23aの位置が、該接触部21c
〜23cの角度位置におけるウォームホイール12(一
体回転体14)の接線方向と平行な一直線上に設定され
るため、接触部21c〜23cの摺接時に第1〜第3固
定接点部材21〜23(レバー部21b〜23b)が捩
じれの力を受け難くなる。よって、第1〜第3固定接点
部材21〜23が変形し難くなる。その結果、第1〜第
3固定接点部材21〜23(レバー部21b〜23b)
の曲げ強度を小さくすることができ、その板厚や板幅を
小さくすることができる。これにより、接触圧力を小さ
くでき、摺動抵抗も小さくすることができる。また、捩
じれ力による接触位置のズレをも防止でき、検出精度の
悪化を防止することができる。
【0031】(2)第1〜第3固定接点部材21〜23
には、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部2
1e〜23eが一体で形成されるため、第1〜第3固定
接点部材21〜23と外部コネクタ接続部21e〜23
eが別構成のものに比べてその部品点数が少なくなる。
よって、その接続作業が不要となり、組付け工数が少な
くなる。
には、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部2
1e〜23eが一体で形成されるため、第1〜第3固定
接点部材21〜23と外部コネクタ接続部21e〜23
eが別構成のものに比べてその部品点数が少なくなる。
よって、その接続作業が不要となり、組付け工数が少な
くなる。
【0032】(3)第1〜第3固定接点部材21〜23
は、所定間隔を有して3つ(平行に)並設される。よっ
て、第1〜第3固定接点部材21〜23を同一形状とし
ながら、外部コネクタ接続部21e〜23eをコネクタ
部13a内で同一方向に(平行に)突出させることがで
きる。しかも、接触部21c〜23cの摺接時に第1〜
第3固定接点部材21〜23が捩じれの力を受け難いた
め、隣り合う第1〜第3固定接点部材21〜23が互い
に接触し難くなる。
は、所定間隔を有して3つ(平行に)並設される。よっ
て、第1〜第3固定接点部材21〜23を同一形状とし
ながら、外部コネクタ接続部21e〜23eをコネクタ
部13a内で同一方向に(平行に)突出させることがで
きる。しかも、接触部21c〜23cの摺接時に第1〜
第3固定接点部材21〜23が捩じれの力を受け難いた
め、隣り合う第1〜第3固定接点部材21〜23が互い
に接触し難くなる。
【0033】上記実施の形態は以下のように変更しても
よい。 ・上記実施の形態では、第1〜第3固定接点部材21〜
23を、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部
21e〜23eが一体で形成されたものとしたが、外部
コネクタ接続部21e〜23eが形成されていない第1
〜第3固定接点部材に変更してもよい。即ち、外部コネ
クタ接続部21e〜23eの方向による制約以外の何ら
かの設計上の制約(理由)により、支持部21a〜23
a(支持孔21f〜23f)が接触部21c〜23cよ
り可動接点15の進行方向(矢印X方向)側に配置され
るモータに具体化してもよい。この場合でも、接触部及
び支持部の位置を、該接触部の角度位置における一体回
転体(可動接点)の接線方向と平行な一直線上に設定す
れば、接触部の摺接時に固定接点部材(レバー部)が捩
じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材が変形
し難くなるとともに、接触部の接触位置がズレ難くな
る。
よい。 ・上記実施の形態では、第1〜第3固定接点部材21〜
23を、外部コネクタに接続される外部コネクタ接続部
21e〜23eが一体で形成されたものとしたが、外部
コネクタ接続部21e〜23eが形成されていない第1
〜第3固定接点部材に変更してもよい。即ち、外部コネ
クタ接続部21e〜23eの方向による制約以外の何ら
かの設計上の制約(理由)により、支持部21a〜23
a(支持孔21f〜23f)が接触部21c〜23cよ
り可動接点15の進行方向(矢印X方向)側に配置され
るモータに具体化してもよい。この場合でも、接触部及
び支持部の位置を、該接触部の角度位置における一体回
転体(可動接点)の接線方向と平行な一直線上に設定す
れば、接触部の摺接時に固定接点部材(レバー部)が捩
じれの力を受け難くなる。よって、固定接点部材が変形
し難くなるとともに、接触部の接触位置がズレ難くな
る。
【0034】・上記実施の形態では、第1〜第3固定接
点部材21〜23は、所定間隔を有して3つ(平行に)
並設されるとしたが、固定接点部材の個数をいくつのも
のとしてもよい。このようにしても、上記実施の形態の
効果と同様の効果を得ることができる。
点部材21〜23は、所定間隔を有して3つ(平行に)
並設されるとしたが、固定接点部材の個数をいくつのも
のとしてもよい。このようにしても、上記実施の形態の
効果と同様の効果を得ることができる。
【0035】・上記実施の形態では、第1〜第3固定接
点部材21〜23は、所定間隔を有して3つ(平行に)
並設されるとしたが、多数(例えば4つ)ある固定接点
部材の内の特定のいくつか(例えば2つ)のみが、支持
部が接触部より可動接点の進行方向側に配置されたもの
としてもよい。この場合、特定の固定接点部材の接触部
及び支持部の位置を、該接触部の角度位置における一体
回転体(可動接点)の接線方向と平行な一直線上に設定
する。このようにしても、上記実施の形態の効果と同様
の効果を得ることができる。
点部材21〜23は、所定間隔を有して3つ(平行に)
並設されるとしたが、多数(例えば4つ)ある固定接点
部材の内の特定のいくつか(例えば2つ)のみが、支持
部が接触部より可動接点の進行方向側に配置されたもの
としてもよい。この場合、特定の固定接点部材の接触部
及び支持部の位置を、該接触部の角度位置における一体
回転体(可動接点)の接線方向と平行な一直線上に設定
する。このようにしても、上記実施の形態の効果と同様
の効果を得ることができる。
【0036】・上記実施の形態では、コネクタ部13a
を、ギヤカバー13からモータ本体2の反対方向に延び
るものとしたが、コネクタ部が他の方向に延びるように
形成されたものとしてもよい。例えば、コネクタ部(即
ち、固定接点部材)がギヤカバーにおいてウォーム8と
直交する方向に延びるように形成されたものとしてもよ
い。この場合でも、固定接点部材の支持部が接触部より
可動接点の進行方向側に配置されるのであれば、固定接
点部材の接触部及び支持部の位置を、該接触部の角度位
置における一体回転体(可動接点)の接線方向と平行な
一直線上に設定する。このようにしても、上記実施の形
態の効果と同様の効果を得ることができる。
を、ギヤカバー13からモータ本体2の反対方向に延び
るものとしたが、コネクタ部が他の方向に延びるように
形成されたものとしてもよい。例えば、コネクタ部(即
ち、固定接点部材)がギヤカバーにおいてウォーム8と
直交する方向に延びるように形成されたものとしてもよ
い。この場合でも、固定接点部材の支持部が接触部より
可動接点の進行方向側に配置されるのであれば、固定接
点部材の接触部及び支持部の位置を、該接触部の角度位
置における一体回転体(可動接点)の接線方向と平行な
一直線上に設定する。このようにしても、上記実施の形
態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0037】・上記実施の形態では、モータに具体化し
たが、モータ本体2の回転力を伝達するウォームホイー
ル以外の回転体に可動接点が設けられ、そのケースに固
定接点部材が設けられたもの(摺動接点スイッチ機構)
に具体化してもよい。この場合でも、固定接点部材が変
形し難くなるとともに、接触部の接触位置がズレ難くな
る。
たが、モータ本体2の回転力を伝達するウォームホイー
ル以外の回転体に可動接点が設けられ、そのケースに固
定接点部材が設けられたもの(摺動接点スイッチ機構)
に具体化してもよい。この場合でも、固定接点部材が変
形し難くなるとともに、接触部の接触位置がズレ難くな
る。
【0038】・上記実施の形態では、車両用ワイパ装置
のワイパ用モータに具体化したが、他の装置に用いられ
る他のモータに具体化してもよい。この場合でも、固定
接点部材が変形し難くなるとともに、接触部の接触位置
がズレ難くなる。
のワイパ用モータに具体化したが、他の装置に用いられ
る他のモータに具体化してもよい。この場合でも、固定
接点部材が変形し難くなるとともに、接触部の接触位置
がズレ難くなる。
【0039】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて、以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項4に記載のモータは、伝達回転体にワイパ
アームが連結され、前記可動接点と前記固定接点部材と
の接触/非接触により、前記ワイパアームをフロントウ
インドウの下端に沿った停止位置で停止させることを特
徴とするワイパ用モータ。このようにすると、請求項4
に記載の効果に加えて、ワイパアームをフロントウイン
ドウの下端に沿った停止位置で停止させることができ
る。
ついて、以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項4に記載のモータは、伝達回転体にワイパ
アームが連結され、前記可動接点と前記固定接点部材と
の接触/非接触により、前記ワイパアームをフロントウ
インドウの下端に沿った停止位置で停止させることを特
徴とするワイパ用モータ。このようにすると、請求項4
に記載の効果に加えて、ワイパアームをフロントウイン
ドウの下端に沿った停止位置で停止させることができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
固定接点部材の接触部がズレ難く、検出精度の悪化を防
止することができる摺動接点スイッチ機構及び、その機
構を備えたモータを提供することができる。
固定接点部材の接触部がズレ難く、検出精度の悪化を防
止することができる摺動接点スイッチ機構及び、その機
構を備えたモータを提供することができる。
【図1】本実施の形態のギヤカバーを示す底面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本実施の形態の第1〜第3固定接点部材を示す
平面図。
平面図。
【図4】本実施の形態の可動接点と第1〜第3固定接点
部材の模式図。
部材の模式図。
【図5】本実施の形態の一体回転体及びギヤカバーを示
す底面図。
す底面図。
【図6】本実施の形態のモータを示す平面図。
【図7】本実施の形態の電気的な構成を示す回路図。
2…モータ本体、11…ケース及びギヤケースの一部を
構成するギヤハウジング、12…ウォームホイール(回
転体及び伝達回転体)、13…ケース及びギヤケースの
一部を構成するギヤカバー、15…可動接点、21〜2
3…第1〜第3固定接点部材、21a〜23a…支持
部、21b〜23b…レバー部、21c〜23c…接触
部、21e〜23e…外部コネクタ接続部。
構成するギヤハウジング、12…ウォームホイール(回
転体及び伝達回転体)、13…ケース及びギヤケースの
一部を構成するギヤカバー、15…可動接点、21〜2
3…第1〜第3固定接点部材、21a〜23a…支持
部、21b〜23b…レバー部、21c〜23c…接触
部、21e〜23e…外部コネクタ接続部。
Claims (4)
- 【請求項1】 ケース(11,13)と、 前記ケース(11,13)に回転可能に支持された回転
体(12)と、 所定のパターンを有し前記回転体(12)と共に回転す
る可動接点(15)と、 前記ケース(11,13)に支持部(21a〜23a)
が支持され、該支持部(21a〜23a)から延びたレ
バー部(21b〜23b)の先端に形成された接触部
(21c〜23c)が前記可動接点(15)と摺接可能
に当接された固定接点部材(21〜23)とを備え、前
記支持部(21a〜23a)が前記接触部(21c〜2
3c)より前記可動接点(15)の進行方向(X)側に
配置された摺動接点スイッチ機構において、 前記接触部(21c〜23c)及び前記支持部(21a
〜23a)の位置を、該接触部(21c〜23c)の角
度位置における前記回転体(12)の接線方向と平行な
一直線上に設定したことを特徴とする摺動接点スイッチ
機構。 - 【請求項2】 請求項1に記載の摺動接点スイッチ機構
において、 前記固定接点部材(21〜23)には、外部コネクタに
接続される外部コネクタ接続部(21e〜23e)が一
体で形成されたことを特徴とする摺動接点スイッチ機
構。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の摺動接点スイッ
チ機構において、 前記固定接点部材(21〜23)は、所定間隔を有して
複数並設されたことを特徴とする摺動接点スイッチ機
構。 - 【請求項4】 回転力を発生するモータ本体(2)と、 前記モータ本体(2)の回転力を伝達する伝達回転体
(12)を収容するギヤケース(11,13)と、 所定のパターンを有し前記伝達回転体(12)と共に回
転する可動接点(15)と、 前記ギヤケース(11,13)に支持部(21a〜23
a)が支持され、該支持部(21a〜23a)から延び
たレバー部(21b〜23b)の先端に形成された接触
部(21c〜23c)が前記可動接点(15)と摺接可
能に当接された固定接点部材(21〜23)とを備え、
前記支持部(21a〜23a)が前記接触部(21c〜
23c)より前記可動接点(15)の進行方向(X)側
に配置されたモータにおいて、 前記接触部(21c〜23c)及び前記支持部(21a
〜23a)の位置を、該接触部(21c〜23c)の角
度位置における前記伝達回転体(12)の接線方向と平
行な一直線上に設定したことを特徴とするモータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033956A JP2002238218A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 摺動接点スイッチ機構及びモータ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001033956A Pending JP2002238218A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 摺動接点スイッチ機構及びモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002238218A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015149866A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | アイシン精機株式会社 | アクチュエータ装置 |
JP2016208700A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | アイシン精機株式会社 | アクチュエータ装置 |
JP2017189110A (ja) * | 2017-07-06 | 2017-10-12 | 株式会社ミツバ | モータ装置 |
US10374492B2 (en) | 2013-03-22 | 2019-08-06 | Mitsuba Corporation | Motor apparatus having improved connector unit |
-
2001
- 2001-02-09 JP JP2001033956A patent/JP2002238218A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10374492B2 (en) | 2013-03-22 | 2019-08-06 | Mitsuba Corporation | Motor apparatus having improved connector unit |
JP2015149866A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | アイシン精機株式会社 | アクチュエータ装置 |
JP2016208700A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | アイシン精機株式会社 | アクチュエータ装置 |
JP2017189110A (ja) * | 2017-07-06 | 2017-10-12 | 株式会社ミツバ | モータ装置 |
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