JP2002238141A - 配索部材及び積層配索部材 - Google Patents

配索部材及び積層配索部材

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JP2002238141A JP2001035755A JP2001035755A JP2002238141A JP 2002238141 A JP2002238141 A JP 2002238141A JP 2001035755 A JP2001035755 A JP 2001035755A JP 2001035755 A JP2001035755 A JP 2001035755A JP 2002238141 A JP2002238141 A JP 2002238141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈曲可能であり、また、狭いスペースの中で
大電流・複数回路の接続が可能な配索部材及び積層配索
部材を提供する。 【解決手段】 積層配索部材41は、屈曲性を有するフ
レキシブルフラットケーブル12と、該フレキシブルフ
ラットケーブル12の端末に設けられるコネクタ13と
を備えた配索部材11を、フレキシブルフラットケーブ
ル12の厚み方向に複数積層してなる。フレキシブルフ
ラットケーブル12は、電力供給用の広幅導体14を有
する。また、コネクタ13は、フレキシブルフラットケ
ーブル12の端末に対して電気的に接続され且つ接続相
手となる相手側コネクタの端子に接続される接続端子1
7と、前記端末が挿入される端末収容部24、前記相手
側コネクタが接続されるコネクタ接続部25、及び接続
端子17の中間23に対する固定部26を形成したコネ
クタハウジング18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば固定部材と
その固定部材に対して相対的に移動する移動部材との間
に配索される配索部材及び積層配索部材に関する。
【0002 】
【従来の技術】屈曲可能な配索部材としては図7に示さ
れるようなものが知られている。その図7に示された配
索部材1は、大きな電流を流すことができるものであっ
て、本体部2と本体部2の長手方向両端に設けられたか
しめ板3、3とを備えて構成されている。本体部2は、
帯状をなすように細線状の銅線を編んだ網状の銅網を多
数積層して構成されており、かしめ板3、3は、それぞ
れ図示しない複数のかしめ軸を本体部2の積層方向にか
しめて本体部2をその両端において束ねることができる
ようになっている。尚、かしめ板3、3は、他との接続
部分としても機能する。
【0003 】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の配
索部材1にあっては、本体部2の構成及び構造からも分
かるように、屈曲可能、且つ電流容量が得られ大きな電
流を流すことができるようになっている。しかしなが
ら、このような配索部材1を複数並べて複数回路、他と
接続させる場合には、本体部2の幅方向に十分なスペー
スを確保する必要があるという問題点があった。
【0004 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、屈曲可能であるのは勿論のこと、狭いスペー
スの中で大電流・複数回路の接続が可能な配索部材及び
積層配索部材を提供することを課題とする。
【0005 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の配索部材は、屈曲性を
有するフレキシブルフラットケーブルと、該フレキシブ
ルフラットケーブルの端末に設けられるコネクタとを備
えた配索部材であって、前記フレキシブルフラットケー
ブルは、該フレキシブルフラットケーブルの幅方向に広
い電力供給用の広幅導体を少なくとも一つ有し、前記コ
ネクタは、一端が前記フレキシブルフラットケーブルの
前記端末に対して電気的に接続され他端が接続相手とな
る相手側コネクタの端子に接続される接続端子と、前記
端末が挿入される端末収容部、前記相手側コネクタが接
続されるコネクタ接続部、及び前記接続端子の中間に対
する固定部を少なくとも形成したコネクタハウジングと
を有することを特徴としている。
【0006 】請求項2記載の本発明の配索部材は、請
求項1に記載の配索部材において、前記フレキシブルフ
ラットケーブルの前記端末を、該フレキシブルフラット
ケーブルの長手方向に遊びを持たせて微摺動可能に前記
接続端子の前記一端に接続したことを特徴としている。
【0007 】上記課題を解決するためなされた請求項
3記載の本発明の積層配索部材は、請求項1又は請求項
2に記載の配索部材を、該配索部材を構成するフレキシ
ブルフラットケーブルの厚み方向に複数積層してなるこ
とを特徴としている。
【0008 】上記課題を解決するためなされた請求項
4記載の本発明の積層配索部材は、屈曲性を有するフレ
キシブルフラットケーブルを複数、該フレキシブルフラ
ットケーブルの厚み方向に積層して形成される積層フレ
キシブルフラットケーブルと、該積層フレキシブルフラ
ットケーブルの端末に設けられる一体型コネクタとを備
えた積層配索部材であって、前記積層フレキシブルフラ
ットケーブルのうちの少なくとも一の前記フレキシブル
フラットケーブルは、該フレキシブルフラットケーブル
の幅方向に広い電力供給用の広幅導体を少なくとも一つ
有し、前記一体型コネクタは、一端が前記フレキシブル
フラットケーブルの端末に対して電気的に接続され他端
が接続相手となる相手側コネクタの端子に接続される複
数の接続端子と、前記フレキシブルフラットケーブルの
前記端末が各々挿入される複数の端末収容部、前記相手
側コネクタが各々接続される複数のコネクタ接続部、及
び前記接続端子の中間に対する複数の固定部を少なくと
も形成した一体型コネクタハウジングとを有することを
特徴としている。
【0009 】請求項5記載の本発明の積層配索部材
は、請求項4に記載の積層配索部材において、前記フレ
キシブルフラットケーブルの前記端末を、該フレキシブ
ルフラットケーブルの長手方向に遊びを持たせて微摺動
可能に前記接続端子の前記一端に接続したことを特徴と
している。
【0010 】請求項1に記載された本発明によれば、
フレキシブルフラットケーブルの幅の範囲内に、広幅導
体のみ又は広幅導体を含む複数の回路が設けられる。ま
た、その広幅導体には大電流が流される。そして、コネ
クタを介して他との接続がなされる。配索部材は屈曲さ
せることも可能である。
【0011 】請求項2に記載された本発明によれば、
フレキシブルフラットケーブルの端末が、接続端子の一
端に対して、遊びの範囲内でフレキシブルフラットケー
ブルの長手方向に微摺動可能になる。遊びは、フレキシ
ブルフラットケーブルを積層させて積層配索部材を形成
する場合に有効である。すなわち、屈曲半径のぶれ等で
フレキシブルフラットケーブル同士に仮にズレが生じた
場合でも、遊びの範囲内でフレキシブルフラットケーブ
ルが微摺動し、そのズレを吸収する。
【0012 】請求項3に記載された本発明によれば、
請求項1又は請求項2に記載の配索部材を、その配索部
材を構成するフレキシブルフラットケーブルの厚み方向
に複数積層することから、フレキシブルフラットケーブ
ルの幅を広げなくても狭いスペースの中により多くの回
路が設けられる。
【0013 】請求項4に記載された本発明によれば、
積層フレキシブルフラットケーブルのうちの少なくとも
一のフレキシブルフラットケーブルの幅の範囲内に、広
幅導体のみ又は広幅導体を含む複数の回路が設けられ
る。また、フレキシブルフラットケーブルをその厚み方
向に複数積層することから、フレキシブルフラットケー
ブルの幅を広げなくても狭いスペースの中により多くの
回路が設けられる。そして、広幅導体には大電流が流さ
れる。また、一体型コネクタを介して他との接続がなさ
れる。積層配索部材は屈曲させることも可能である。
【0014 】請求項5に記載された本発明によれば、
フレキシブルフラットケーブルの端末が、接続端子の一
端に対して、遊びの範囲内でフレキシブルフラットケー
ブルの長手方向に微摺動可能になる。屈曲半径のぶれ等
でフレキシブルフラットケーブル同士に仮にズレが生じ
た場合でも、遊びの範囲内でフレキシブルフラットケー
ブルが微摺動し、そのズレを吸収する。
【0015 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の配索部材の一実施
の形態を示す外観斜視図である。また、図2は図1の要
部の分解斜視図、図3は図1の要部の断面図である。
【0016 】図1において、引用符号11は例えばワ
ンボックスタイプの自動車におけるスライドドアの給電
に用いられる配索部材を示している。その配索部材11
は、屈曲性を有する適宜長さのフレキシブルフラットケ
ーブル12と、フレキシブルフラットケーブル12の両
端末に設けられるコネクタ13、13とを備えて構成さ
れている。
【0017 】先ず、図2又は図3を参照しながら上記
各構成部材について詳細に説明すると、上記フレキシブ
ルフラットケーブル12は、銅製の広幅導体14と、そ
の広幅導体14の厚み方向の表裏面にそれぞれ密着する
絶縁性のあるラミネートフィルム層15、15とを備え
て構成されている。また、フレキシブルフラットケーブ
ル12の両端末において、広幅導体14がそれぞれ所定
の長さで露出するように形成されている。
【0018 】その広幅導体14は、断面形状が長方形
であって幅方向となる長辺が短辺に対して十分に長く
(幅方向に広い)且つ電気容量を必要とするだけ確保す
ることができるように形成されている。
【0019 】また、ラミネートフィルム層15、15
は、例えば広幅導体14側となる内側が塩化ビニルフィ
ルム、外側がポリエチレンテレフタレートフィルムによ
って形成されている。そして、ラミネートフィルム層1
5、15の上記幅方向の両端部には、それぞれ被係止部
16、16が形成されている。その被係止部16、16
は、フレキシブルフラットケーブル12の両端末側にそ
れぞれ形成されており、本形態においては凹状に切り欠
いたように形成されている。
【0020 】尚、被係止部16、16の幅(フレキシ
ブルフラットケーブル12の長手方向の幅。長手方向:
図2中の厚み方向及び幅方向に直交する方向に相当)
を、後述する係止部30、30の幅よりも若干広く形成
(上記長手方向に遊びを持たせる)することが好ましい
ものとする。フレキシブルフラットケーブル12を積層
させ摺動屈曲させた場合に効果を奏することになる。す
なわち、積層させたフレキシブルフラットケーブル12
の屈曲半径のぶれ等でフレキシブルフラットケーブル1
2同士に仮にズレが生じた場合でも、上記遊びの範囲内
でフレキシブルフラットケーブル12が微摺動し、その
ズレを吸収することができるようになる。ズレの吸収の
際には、後述する弾性接触片21がフレキシブルフラッ
トケーブル12に対しての微摺動接点になる。
【0021 】フレキシブルフラットケーブル12の製
造方法としては、特に図示しないが次のようになってい
る。すなわち、先ず、導体コイルから広幅導体14を送
り出し、次いで、上記表裏面側に配置した二組のロール
から二枚の塩化ビニルフィルムと同じく二枚のポリエチ
レンテレフタレートフィルムをそれぞれ供給し、最後
に、これらを熱ラミネートロールで挟み込んで加熱接着
することにより、フレキシブルフラットケーブル12を
製造するようになっている。
【0022 】ここで本形態のフレキシブルフラットケ
ーブル12のサイズ(一例である)を説明すると、その
フレキシブルフラットケーブル12は、厚さ約0.3m
m×幅10.0mmとなっている。また、この時の広幅
導体14のサイズ(一例である)は、厚さ0.15mm
×幅8.0mmとなっている。
【0023 】上記コネクタ13は、導電性を有する金
属板をプレス加工することにより形成された接続端子1
7と、絶縁性を有する合成樹脂製のコネクタハウジング
18と、フレキシブルフラットケーブル12を接続する
際に用いられる絶縁性を有する合成樹脂製の接続補助部
材19とを備えて構成されている。
【0024 】その接続端子17の一端20には、弾性
を有する略逆ヘ字状の弾性接触片21が連成されてい
る。また、接続端子17の他端22は、タブ状に形成さ
れており、接続端子17の中間23がコネクタハウジン
グ18に固定(一体成形又は圧入により固定)されるよ
うになっている。そして、このような接続端子17の弾
性接触片21には、広幅導体14の上記露出部分が接触
するようになっており、接続端子17の他端22には、
コネクタ13の接続相手となる図示しない相手側コネク
タの端子(不図示)が接続されるようになっている。
尚、上記図示しない相手側コネクタとしては、車両本体
側のワイヤハーネスに設けられたコネクタや、スライド
ドアに配索されたワイヤハーネスのコネクタが挙げられ
る。
【0025 】コネクタハウジング18は略矩形状の箱
体であって、端末収容部24とコネクタ接続部25と固
定部26とが形成されている。その端末収容部24に
は、接続補助部材19と共にフレキシブルフラットケー
ブル12の端末が挿入されるようになっている。また、
その端末収容部24の内部には、接続端子17の一端2
0が突出するようにもなっている。端末収容部24は、
コネクタハウジング18の一端を介して形成されてお
り、挿入口27を有している。尚、特に図示しないが、
接続補助部材19に対するロック手段が形成されてい
る。
【0026 】コネクタ接続部25には、上記図示しな
い相手側コネクタを構成するハウジング(不図示)が挿
入されるようになっている。また、そのコネクタ接続部
25の内部には、接続端子17の他端22が突出するよ
うにもなっている。コネクタ接続部25は、コネクタハ
ウジング18の他端を介して形成されており、コネクタ
挿入口28を有している。尚、特に図示しないが、上記
図示しない相手側コネクタに対するロック手段が形成さ
れている。
【0027 】固定部26は、接続端子17の中間23
を固定する部分であって、端末収容部24とコネクタ接
続部25との間に形成された隔壁としても機能するよう
になっている。また、接続補助部材19や上記図示しな
い相手側コネクタの挿入規制をすることができるように
もなっている。
【0028 】接続補助部材19は、端末収容部24を
摺動する面が平坦に形成された板状の部材であって、そ
の平坦な面の反対側の面には、フレキシブルフラットケ
ーブル12の端末の外観形状に合わせた凹状の収容凹部
29が形成されている。収容凹部29には、フレキシブ
ルフラットケーブル12の被係止部16、16を係止す
る凸状の係止部30、30が形成されている。
【0029 】次に、上記構成において、配索部材11
の組み付けについて説明すると、その配索部材11は、
予め端末加工がなされたフレキシブルフラットケーブル
12の両端末をそれぞれ接続補助部材19の収容凹部2
9に収容するとともに、そのフレキシブルフラットケー
ブル12の端末を収容した接続補助部材19をコネクタ
13の端末収容部24に収容させることにより組み付け
られる。
【0030 】尚、組み付けの際に、フレキシブルフラ
ットケーブル12の端末に露出した広幅導体14と、端
末収容部24内に位置する弾性接触片21とが接触し、
電気的な接続がなされるようになる。
【0031 】以上、配索部材11は、コネクタ13を
介して上記図示しない相手側コネクタとそれぞれ接続さ
れ、上記車体本体から上記スライドドアへ給電を行う送
電体として機能する(大電流が流れる)。また、上記ス
ライドドアの開閉操作に伴いフレキシブルフラットケー
ブル12の屈曲位置が移動する(フレキシブルフラット
ケーブル12の屈曲状態に関しては図1参照)。
【0032 】続いて、図4を参照しながら積層配索部
材41について説明する。その積層配索部材41は、上
記配索部材11を、フレキシブルフラットケーブル12
の厚み方向に複数積層してなるもので、フレキシブルフ
ラットケーブル12の幅を広げなくても狭いスペースの
中により多くの回路を設けることができるようになって
いる。もう少し詳しく説明すると、フレキシブルフラッ
トケーブル12同士、及びコネクタ13同士が上記方向
に積層されて構成されている。
【0033 】尚、コネクタハウジング18に例えばフ
ック等の引っ掛ける部分を形成すれば、コネクタ13同
士が一体化されるようになる。また、フレキシブルフラ
ットケーブル12同士は摺動しあいながら屈曲する。一
方、フレキシブルフラットケーブル12を複数積層(例
えば二層〜五層程度)することにより、積層フレキシブ
ルフラットケーブル42が形成される。また、コネクタ
13を複数積層することにより、分離可能な積層コネク
タ43が形成される。
【0034 】続いてさらに、図5を参照しながら上記
とは別の積層配索部材51について説明する(上記と基
本的に同じ構成部材については同一の符号を付してその
説明を省略するものとする)。
【0035 】積層配索部材51は、フレキシブルフラ
ットケーブル12を複数積層して形成した積層フレキシ
ブルフラットケーブル52(フレキシブルフラットケー
ブル12同士が摺動しあいながら屈曲することができる
ものとする。積層数は例えば二層〜五層程度であるもの
とする)と、その積層フレキシブルフラットケーブル5
2の端末に設けられる一体型コネクタ53とを備えて構
成されている。
【0036 】一体型コネクタ53は、複数の接続端子
17と、絶縁性を有する合成樹脂製の一体型コネクタハ
ウジング54と、複数の接続補助部材19とを有してお
り、その一体型コネクタハウジング54には、上記端末
収容部24(図3参照)と同じ複数の端末収容部(不図
示)と、上記コネクタ接続部25(図3参照)と同じ複
数のコネクタ接続部55と、上記固定部26(図3参
照)と同じ複数の固定部(不図示)とが形成されてい
る。
【0037 】以上のような積層配索部材51も上記積
層配索部材41(図4参照)と同様に、フレキシブルフ
ラットケーブル12の幅を広げなくても狭いスペースの
中により多くの回路を設けることができるようになって
いる。
【0038 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわ
ち、フレキシブルフラットケーブル12に限らず図6に
示されるようなフレキシブルフラットケーブル61を用
いて、又はこれらの組み合わせを用いてもよいものとす
る(フレキシブルフラットケーブル61に対応するコネ
クタに関しては不図示。接続端子を回路数に応じてコネ
クタハウジングに配置したりすればよい)。
【0039 】上記フレキシブルフラットケーブル61
は、例えば上記フレキシブルフラットケーブル12(図
2参照)と同じ幅サイズで形成されており、給電用の広
幅導体62と信号用の既知の平角導体63とラミネート
フィルム層15、15とを備えて構成されている(広幅
導体62と平角導体63の数は任意とする)。
【0040 】尚、以上はスライドドアの給電用として
説明したが、これに限られるものではなくドアの開閉部
分等にも用いることができるものとする。また、固定部
材とその固定部材に対して相対的に移動する移動部材と
の間の給電用としても用いることができるものとする。
【0041 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、フレキシブルフラットケーブルの
幅の範囲内に、大電流が流れる広幅導体のみ、又はその
広幅導体を含む複数の回路を設けることができ、また、
コネクタを介して他との接続をすることができ、さらに
は、屈曲させることができるという配索部材を提供する
ことができる。
【0042 】請求項2に記載された本発明によれば、
フレキシブルフラットケーブルを積層させて積層配索部
材を形成する場合に効果を奏することができる。すなわ
ち、屈曲半径のぶれ等でフレキシブルフラットケーブル
同士に仮にズレが生じた場合でも、遊びの範囲内でフレ
キシブルフラットケーブルが微摺動し、そのズレを吸収
することができる。
【0043 】請求項3に記載された本発明によれば、
フレキシブルフラットケーブルの幅を広げなくても狭い
スペースの中により多くの回路を設けることができると
いう積層配索部材を提供することができる。
【0044 】請求項4に記載された本発明によれば、
積層フレキシブルフラットケーブルのうちの少なくとも
一のフレキシブルフラットケーブルの幅の範囲内に、大
電流が流れる広幅導体のみ、又はその広幅導体を含む複
数の回路を設けることができる。また、フレキシブルフ
ラットケーブルをその厚み方向に複数積層することか
ら、フレキシブルフラットケーブルの幅を広げなくても
狭いスペースの中により多くの回路を設けることができ
る。さらに、一体型コネクタを介して他との接続をする
ことができる。さらにまた、屈曲させることができる、
という積層配索部材を提供することができる。
【0045 】請求項5に記載された本発明によれば、
屈曲半径のぶれ等でフレキシブルフラットケーブル同士
に仮にズレが生じた場合でも、遊びの範囲内でフレキシ
ブルフラットケーブルが微摺動し、そのズレを吸収する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配索部材の一実施の形態を示す外
観斜視図である。
【図2】図1の要部の分解斜視図である。
【図3】図1の要部の断面図である。
【図4】本発明による積層配索部材の一実施の形態を示
す断面図である。
【図5】本発明による積層配索部材の他の一実施の形態
を示す斜視図である。
【図6】フレキシブルフラットケーブルの他の例を説明
するための斜視図である。
【図7】従来例の配索部材の屈曲時の外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 配索部材 12 フレキシブルフラットケーブル 13 コネクタ 14 広幅導体 15 ラミネートフィルム層 16 被係止部材 17 接続端子 18 コネクタハウジング 19 接続補助部材 21 弾性接触片 24 端末収容部 25 コネクタ接続部 26 固定部 29 収容凹部 30 係止部 41 積層配索部材 42 積層フレキシブルフラットケーブル 43 積層コネクタ 51 積層配索部材 52 積層フレキシブルフラットケーブル 53 一体型コネクタ 54 一体型コネクタハウジング 55 コネクタ接続部 61 フレキシブルフラットケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H02G 1/14 5G375 3/38 15/16 15/16 3/28 F Fターム(参考) 5E087 EE02 EE06 FF02 GG14 GG25 QQ04 RR04 5G309 AA03 AA09 5G311 CA04 CB01 CC05 CD03 CF02 5G355 AA08 BA01 BA11 5G363 AA08 BA02 BA05 BB01 DC03 5G375 AA11 CA02 CA18 CC07 DA36 DB22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲性を有するフレキシブルフラットケ
    ーブルと、該フレキシブルフラットケーブルの端末に設
    けられるコネクタとを備えた配索部材であって、 前記フレキシブルフラットケーブルは、該フレキシブル
    フラットケーブルの幅方向に広い電力供給用の広幅導体
    を少なくとも一つ有し、 前記コネクタは、一端が前記フレキシブルフラットケー
    ブルの前記端末に対して電気的に接続され他端が接続相
    手となる相手側コネクタの端子に接続される接続端子
    と、前記端末が挿入される端末収容部、前記相手側コネ
    クタが接続されるコネクタ接続部、及び前記接続端子の
    中間に対する固定部を少なくとも形成したコネクタハウ
    ジングとを有することを特徴とする配索部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配索部材において、 前記フレキシブルフラットケーブルの前記端末を、該フ
    レキシブルフラットケーブルの長手方向に遊びを持たせ
    て微摺動可能に前記接続端子の前記一端に接続したこと
    を特徴とする配索部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の配索部材
    を、該配索部材を構成するフレキシブルフラットケーブ
    ルの厚み方向に複数積層してなることを特徴とする積層
    配索部材。
  4. 【請求項4】 屈曲性を有するフレキシブルフラットケ
    ーブルを複数、該フレキシブルフラットケーブルの厚み
    方向に積層して形成される積層フレキシブルフラットケ
    ーブルと、該積層フレキシブルフラットケーブルの端末
    に設けられる一体型コネクタとを備えた積層配索部材で
    あって、 前記積層フレキシブルフラットケーブルのうちの少なく
    とも一の前記フレキシブルフラットケーブルは、該フレ
    キシブルフラットケーブルの幅方向に広い電力供給用の
    広幅導体を少なくとも一つ有し、 前記一体型コネクタは、一端が前記フレキシブルフラッ
    トケーブルの端末に対して電気的に接続され他端が接続
    相手となる相手側コネクタの端子に接続される複数の接
    続端子と、前記フレキシブルフラットケーブルの前記端
    末が各々挿入される複数の端末収容部、前記相手側コネ
    クタが各々接続される複数のコネクタ接続部、及び前記
    接続端子の中間に対する複数の固定部を少なくとも形成
    した一体型コネクタハウジングとを有することを特徴と
    する積層配索部材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の積層配索部材におい
    て、 前記フレキシブルフラットケーブルの前記端末を、該フ
    レキシブルフラットケーブルの長手方向に遊びを持たせ
    て微摺動可能に前記接続端子の前記一端に接続したこと
    を特徴とする積層配索部材。
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